JP2565542Y2 - 接触子 - Google Patents
接触子Info
- Publication number
- JP2565542Y2 JP2565542Y2 JP5447792U JP5447792U JP2565542Y2 JP 2565542 Y2 JP2565542 Y2 JP 2565542Y2 JP 5447792 U JP5447792 U JP 5447792U JP 5447792 U JP5447792 U JP 5447792U JP 2565542 Y2 JP2565542 Y2 JP 2565542Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- contact
- portions
- interval
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、刃形開閉器の固定側に
用いる接触子に関する。
用いる接触子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の刃形開閉器を適用した補助開閉器
について図2以下の図を参照して説明する。まず、図2
において、1は正転,逆転する前後方向の回転軸、2は
回転軸1に固着された可動接触子、3は可動接触子2の
周囲に配設された4個の固定接触子であり、対角線上の
2個ずつの固定接触子3が対をなし、同図Aのオフの状
態から回転軸1とともに可動接触子2が正回転し、同図
Bの状態になると一方の対の固定接触子3が導通し、逆
回転すると他方の対の固定接触子3が導通し、回転軸1
に複数個の可動接触子2が固着され、その各可動接触子
2の周囲にそれぞれ4個ずつの固定接触子3が配設され
ている。
について図2以下の図を参照して説明する。まず、図2
において、1は正転,逆転する前後方向の回転軸、2は
回転軸1に固着された可動接触子、3は可動接触子2の
周囲に配設された4個の固定接触子であり、対角線上の
2個ずつの固定接触子3が対をなし、同図Aのオフの状
態から回転軸1とともに可動接触子2が正回転し、同図
Bの状態になると一方の対の固定接触子3が導通し、逆
回転すると他方の対の固定接触子3が導通し、回転軸1
に複数個の可動接触子2が固着され、その各可動接触子
2の周囲にそれぞれ4個ずつの固定接触子3が配設され
ている。
【0003】そして、固定接触子3は、図3に示す構造
になっている。同図において、4は平面状の底部、5は
底部4の両側から上方へ折曲された側部、6は両側部5
の上部を内方へ折曲して形成され互いに接触した接触
部、7は底部4に透設され底部4の端縁に連通した取付
孔、8は取付体に螺合した取付ねじであり、緩められた
取付ねじ8に横方向から取付孔7が挿入され、その後取
付ねじ8の緊締により固定接触子3が取付体に固着され
る。
になっている。同図において、4は平面状の底部、5は
底部4の両側から上方へ折曲された側部、6は両側部5
の上部を内方へ折曲して形成され互いに接触した接触
部、7は底部4に透設され底部4の端縁に連通した取付
孔、8は取付体に螺合した取付ねじであり、緩められた
取付ねじ8に横方向から取付孔7が挿入され、その後取
付ねじ8の緊締により固定接触子3が取付体に固着され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の前記固定接触子
3は、加工のばらつきにより両接触部6が図3Bに示す
ように全面にわたって接触し難く、図4Aに示すよう
に、両接触部6の下部のみが接触し、図5Aに示すよう
に可動接触子2の挿入時の接触面積が少なく、また、図
4Bに示すように両接触部6の上部のみが接触し、図5
Bに示すように、同様に可動接触子2との接触面積が少
ない。
3は、加工のばらつきにより両接触部6が図3Bに示す
ように全面にわたって接触し難く、図4Aに示すよう
に、両接触部6の下部のみが接触し、図5Aに示すよう
に可動接触子2の挿入時の接触面積が少なく、また、図
4Bに示すように両接触部6の上部のみが接触し、図5
Bに示すように、同様に可動接触子2との接触面積が少
ない。
【0005】さらに、両接触部6がほぼ全面にわたって
接触していても、図5Cに示すように、可動接触子2と
の充分な接触圧力が得難く、電気特性が良くない。
接触していても、図5Cに示すように、可動接触子2と
の充分な接触圧力が得難く、電気特性が良くない。
【0006】その上、図6Aに示すように、帯板9の両
端部に接触部6を形成した状態で、おす金型10を帯板
9の中央部に当てがい、めす金型11によりプレスした
時、同図Bに示す状態になり、おす金型10を外し難
く、加工が困難であるという問題点がある。
端部に接触部6を形成した状態で、おす金型10を帯板
9の中央部に当てがい、めす金型11によりプレスした
時、同図Bに示す状態になり、おす金型10を外し難
く、加工が困難であるという問題点がある。
【0007】本考案は、前記の点に留意し、接触面積を
増大し、充分な接触圧力を得、電気特性を向上し、か
つ、加工が容易な接触子を提供することを目的とする。
増大し、充分な接触圧力を得、電気特性を向上し、か
つ、加工が容易な接触子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案の接触子は、中央部に上方への膨出部を形成
した底部と、前記膨出部に透設され取付ねじが挿通され
る取付孔と、前記底部の両側から上方へ折曲された側部
と、該両側部の上部を内方へ折曲した接触部とを備え、
前記両接触部間に隙間を有し、かつ、上部の間隔を下部
の間隔より大にし、前記取付孔に挿通された取付ねじの
緊締により、前記膨出部が平面状になって前記両側部が
内方へ移動し、前記両接触部が全面にわたって接触する
ようにしたものである。
に、本考案の接触子は、中央部に上方への膨出部を形成
した底部と、前記膨出部に透設され取付ねじが挿通され
る取付孔と、前記底部の両側から上方へ折曲された側部
と、該両側部の上部を内方へ折曲した接触部とを備え、
前記両接触部間に隙間を有し、かつ、上部の間隔を下部
の間隔より大にし、前記取付孔に挿通された取付ねじの
緊締により、前記膨出部が平面状になって前記両側部が
内方へ移動し、前記両接触部が全面にわたって接触する
ようにしたものである。
【0009】
【作用】前記のように構成された本考案の接触子は、両
接触部間に隙間を有し、かつ、上部の間隔が下部の間隔
より大であるため、プレス加工後金型が抜き易く、加工
が容易であり、かつ、底部に膨出部が形成されているた
め、取付ねじの緊締時、膨出部が平面状になって両側部
が内方へ移動し、両接触部が全面にわたって接触すると
ともに充分な接触圧力が得られ、電気特性が向上する。
接触部間に隙間を有し、かつ、上部の間隔が下部の間隔
より大であるため、プレス加工後金型が抜き易く、加工
が容易であり、かつ、底部に膨出部が形成されているた
め、取付ねじの緊締時、膨出部が平面状になって両側部
が内方へ移動し、両接触部が全面にわたって接触すると
ともに充分な接触圧力が得られ、電気特性が向上する。
【0010】
【実施例】1実施例について図1を参照して説明する。
同図において図3と同一符号は同一もしくは相当するも
のを示し、図3と異なる点は、底部4の中央部に上方へ
の膨出部12が形成され、両接触部6間に隙間13が形
成され、かつ、上部の間隔が下部の間隔より大になって
おり、前記取付孔7に挿通された取付ねじ8の緊締によ
り、前記膨出部12が平面状になって前記両側部5が内
方へ移動し、前記両接触部6が全面にわたって接触する
点である。
同図において図3と同一符号は同一もしくは相当するも
のを示し、図3と異なる点は、底部4の中央部に上方へ
の膨出部12が形成され、両接触部6間に隙間13が形
成され、かつ、上部の間隔が下部の間隔より大になって
おり、前記取付孔7に挿通された取付ねじ8の緊締によ
り、前記膨出部12が平面状になって前記両側部5が内
方へ移動し、前記両接触部6が全面にわたって接触する
点である。
【0011】従ってプレス加工時、隙間13があるため
金型が抜き易く、また、取付ねじ8の緊締により膨出部
12が平面状になって両側部5が内方へ移動し、両接触
部6が全面にわたって充分な接触圧力で接触し、電気抵
抗が小さく、大容量の通電が可能になり、電気特性が向
上する。
金型が抜き易く、また、取付ねじ8の緊締により膨出部
12が平面状になって両側部5が内方へ移動し、両接触
部6が全面にわたって充分な接触圧力で接触し、電気抵
抗が小さく、大容量の通電が可能になり、電気特性が向
上する。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本考案の接
触子は、両接触部6間に隙間13があり、上部の間隔が
下部の間隔より大であるため、プレス加工後金型が抜き
易くなって加工が容易であり、かつ、底部4に膨出部1
2が形成されているため、取付ねじの緊締時、膨出部1
2が平面状になって両側部5が内方へ移動し、両接触部
6が全面にわたって接触するとともに充分な接触圧力が
得られ、電気特性を向上することができ、かつ、隙間1
3があるためプレス加工時の金型を抜き易く加工を容易
にすることができる。
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本考案の接
触子は、両接触部6間に隙間13があり、上部の間隔が
下部の間隔より大であるため、プレス加工後金型が抜き
易くなって加工が容易であり、かつ、底部4に膨出部1
2が形成されているため、取付ねじの緊締時、膨出部1
2が平面状になって両側部5が内方へ移動し、両接触部
6が全面にわたって接触するとともに充分な接触圧力が
得られ、電気特性を向上することができ、かつ、隙間1
3があるためプレス加工時の金型を抜き易く加工を容易
にすることができる。
【図1】A,B,C,Dは本考案の1実施例の正面図,
側面図,底面図,取付時の側面図である。
側面図,底面図,取付時の側面図である。
【図2】A,Bは刃形開閉器の正面図,概略図である。
【図3】A,B,C,Dは従来例の正面図,側面図,底
面図,取付時の側面図である。
面図,取付時の側面図である。
【図4】A,Bはそれぞれ図3Bの変形図である。
【図5】A,B,Cはそれぞれ可動接触子の挿入時の従
来例の側面図である。
来例の側面図である。
【図6】A,Bはプレス加工の説明図である。
4 底部 5 側部 6 接触部 7 取付孔 12 膨出部 13 隙間
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部に上方への膨出部を形成した底部
と、前記膨出部に透設され取付ねじが挿通される取付孔
と、前記底部の両側から上方へ折曲された側部と、該両
側部の上部を内方へ折曲した接触部とを備え、前記両接
触部間に隙間を有し、かつ、上部の間隔を下部の間隔よ
り大にし、前記取付孔に挿通された取付ねじの緊締によ
り、前記膨出部が平面状になって前記両側部が内方へ移
動し、前記両接触部が全面にわたって接触する接触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5447792U JP2565542Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 接触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5447792U JP2565542Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 接触子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611230U JPH0611230U (ja) | 1994-02-10 |
JP2565542Y2 true JP2565542Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12971753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5447792U Expired - Lifetime JP2565542Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 接触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565542Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP5447792U patent/JP2565542Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611230U (ja) | 1994-02-10 |