JP2565536B2 - 廃棄物溶融炉の冷却部構造 - Google Patents

廃棄物溶融炉の冷却部構造

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JP2565536B2
JP2565536B2 JP63061362A JP6136288A JP2565536B2 JP 2565536 B2 JP2565536 B2 JP 2565536B2 JP 63061362 A JP63061362 A JP 63061362A JP 6136288 A JP6136288 A JP 6136288A JP 2565536 B2 JP2565536 B2 JP 2565536B2
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史朗 上林
貴志 永山
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幸 平松
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被処理物を充填状態で自重下降させる環状
供給路を、燃焼室にその全周にわたって接続すると共
に、前記燃焼室の底部中央に溶融処理物を高温排ガスと
共に排出するスラグ排出口を設け、前記スラグ排出口の
周りの耐火物を冷却する第1水冷ジャケット部と、前記
第1水冷ジャケット部の外周部で接続すると共に、前記
燃焼室の底部耐火物を支持する第2冷水ジャケット部を
設け、前記第1水冷ジャケット部を、下部から給水して
上部から排出する流路をその内部に形成するように前記
スラグ排出口に沿った縦長に形成し、前記第2水冷ジャ
ケット部を前記第1水冷ジャケット部よりは大径で厚み
を薄く形成してある廃棄物溶融炉の冷却部構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の上記冷却部構造は、第5図及び第6図に示すよ
うに、第2水冷ジャケット部(27)を第1水冷ジャケッ
ト部(26)の上部に接続し、給水口(33)を第1水冷ジ
ャケット部(26)の下部に配置すると共に、排水口(3
4)を第2水冷ジャケット部(27)の外周部に配置して
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、給水口(33)から入った冷却水が、第1水冷
ジャケット部(26)内の流路(R1)を通って第2水冷ジ
ャケット部(27)の排水口(34)から出るまでに加熱さ
れて気泡が発生し、その気泡が平面視した第6図のよう
に、第2水冷ジャケット部(27)の排水口(34)の両横
側部に形成される冷却水の流れにくい滞留部(27B)に
溜まりやすく、そのために、スラグ排出口(4)周りの
耐火物(25A)に対する冷却効率が悪くなると共に、燃
焼室底部の耐火物に対する支持強度が低下する危険性が
あった。
本発明の目的は、第1、第2水冷ジャケツト部に気泡
が溜まりにくくする点に存る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明における廃棄物溶融炉の冷却部構造の特徴構成
は、第2水冷ジャケット部の天井面を、第1水冷ジャケ
ット部側ほど高くなるように径方向に傾斜させて前記第
1水冷ジャケット部の下部に接続し、給水口を前記第2
水冷ジャケット部の外周部に配置すると共に、排水口を
前記第1水冷ジャケット部の上部に配置し、前記第1水
冷ジャケット部の天井面を前記排水口側ほど高くなるよ
うにその周方向に傾斜させてあることにあり、その作用
効果は、次の通りである。
〔作 用〕
つまり、給水口から入った冷却水は、第2水冷ジャケ
ット部を通って第1水冷ジャケット部の下部に入り、第
1水冷ジャケット部内の流路を通ってその上部までスラ
グ排出口の周りの耐火物から熱を奪いながら上昇し、最
後に第1水冷ジャケット部の上部に配置された排出口か
ら排出される。
そして、第1水冷ジャケット部よりは径の大きい第2
水冷ジャケット部内においては、第1水冷ジャケット部
内よりは水温が低いために気泡の発生率は少ないだけで
なく、たとえ気泡が発生しても、径方向に傾斜した天井
面に沿って上昇しながら第1水冷ジャケット部に流れ込
みやすく、また、縦長の第1水冷ジャケット部内におい
ては、気泡が発生した場合に流路を通って上昇し、周方
向に分散した気泡が天井面の傾斜に沿って排出口近くに
集合し、冷却水と共に排出口より気泡が排出されやす
い。
〔発明の効果〕
従って、冷却水中より発生した気泡は、第1、第2水
冷ジャケット部内には溜まらずに確実に外部に排出さ
れ、第1、第2水冷ジャケット部による冷却効率を良好
に維持しながら耐火物の寿命を長くでき、その上、第2
水冷ジャケット部による燃焼室底部の耐火物に対する支
持強度を長期にわたって維持できるようになった。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、横軸まわりで回転自在な輪体
(1)‥を、型鋼で枠組みした架台(2)に対して上下
に位相を異ならせて、かつ縦軸芯(P)まわりで適当間
隔おきに配置し、その下部輪体(1)‥群に、周部に立
上がり壁(3a)を備えかつ中心に溶融処理物を高温排ガ
スと共に排出するスラグ排出口(4)を形成した炉床
(3)を載架するとともに、その炉床(3)をモータ
(5)とギア機構(6)によって縦軸芯(P)まわりで
駆動回動自在にし、かつ上部輪体(1)‥群に、前記炉
床立上がり壁(3a)に対する水封部(7)を備えた筒体
(8)を載架すると共に、その筒体(8)をモータ
(9)とギア機構(10)によって縦軸芯(P)まわりで
駆動回動自在にし、そして、前記回転筒体(8)に対す
る水封部(11)を備えた筒体(12)と、それよりも小径
の筒体(13)に亘ってその上部に、被処理物の投入ホッ
パー(14)とそれに対する開閉蓋(15)を周方向適当間
隔おきに備えた天壁(16)を付設して、それらを前記縦
軸芯(P)と同芯状に前記架台(2)に垂下連設すると
共に、前記内側筒体(13)に対してそれの内部側に、下
向き燃焼バーナ(17)を備えた炉殻天壁(18)を、その
バーナ軸芯を前記縦軸芯(P)と同芯状にし、もって炉
床(3)と炉殻天壁(18)の夫々の立上がり周壁(3
a),(18a)と内外の筒体(8),(12),(13)によ
って被処理物を充填状態で自重下降させる環状供給炉
(A)を形成し、この環状供給炉(A)を通して前記回
転炉床(3)と炉殻天壁(18)による燃焼室(B)に、
その全周に亘って被処理物を順次供給させると共に、そ
れをバーナ(17)で焼却溶融させて、その溶融物をスラ
グ排出口(4)から回収装置(21)に流下供給し、かつ
燃焼ガスを前記回収装置(21)に至る流路(22)に分岐
連設した煙道(23)を通して大気放出させるようにし
て、廃棄物の溶融炉を構成してある。
前記炉床(3)の下部には、第2図乃至第4図に示す
ように、前記スラグ排出口(4)の周りの耐火物(25
A)を冷却する第1水冷ジャケット部(26)と、第1水
冷ジャケット部(26)の外周部で接続すると共に、燃焼
室(B)の底部耐火物(25B)を支持枠部材(28)と共
に支持する第2水冷ジャケット部(27)を設け、第1水
冷ジャケット部(26)を、下部から給水して上部から排
出する流路(R1)をその内部に形成するようにスラグ排
出口(4)に沿った縦長でスラグ排出口(4)の全周に
わたって形成し、第2水冷ジャケット部(27)を第1水
冷ジャケット部(26)よりは大径で厚みを薄く形成し
て、第1水冷ジャケット部(26)の全周にわたって形成
してある。
前記第1、第2水冷ジャケット部(26),(27)は、
区画壁(29)で周方向に6等分して仕切ってあり、第2
水冷ジャケット部(27)の天井面(31)及び底面(32)
を、第1水冷ジャケット部(26)側ほど高くなるように
径方向に傾斜させて第1水冷ジャケット部(26)の下部
に接続し、区画壁(29)で仕切られた第2水冷ジャケッ
ト部分(27A)夫々に、その外周部に給水口(33)を配
置すると共に、区画壁(29)で仕切られた第1水冷ジャ
ケット部分(26A)夫々に、その上部に排水口(34)を
配置し、第1水冷ジャケット部(26)の天井面(35)を
第1水冷ジャケット部分(26A)夫々において、排水口
(34)側ほど高くなるようにその周方向及び径方向に傾
斜させてある(第2図及び第4図)。
前記排出口(34)を上に向けた状態で上端に形成する
排水パイプ(36)を、流路(R1)に沿わせて第2水冷ジ
ャケット部(27)の外周より外方に向けて第1水冷ジャ
ケット部分(26A)及び第2水冷ジャケット部分(27A)
内を通して配管し、下端を炉床(3)に対する水封部
(30)に向けてある。
前記水封部(7)内の冷却水をオーバーフローで第2
水冷ジャケット部(27)の給水口(33)に供給する流路
(R2)を、接続パイプ(37)を介して形成し、前記排水
パイプ(36)内に、第1水冷ジャケット部(26)からの
排水を水封部(30)に排出する流路(R3)を形成し、そ
して、前記水封部(7)に対する冷却水の供給路(38)
を架台(2)に取付けると共に、その流路(38)に冷却
水の供給量制御用の弁(39)を設け、もって冷却水供給
量の制御により、前記耐火物(25A)に対する冷却容量
を調整できるようにしてある。
前記区画壁(29)には、夫々隣接する第2水冷ジャケ
ット部分(27A)に連通する切欠き孔(40)を形成し
て、夫々の第1、第2水冷ジャケット部分(26A),(2
7A)に、冷却水が均等に供給されるように構成してあ
る。
前記支持枠部材(28)と第2水冷ジャケット部(27)
とは連結してあり、それらの上部の炉床(3)には、耐
火レンガ層(C)と、その耐火レンガ層(C)と第2水
冷ジャケット部(27)との間の断熱レンガ(D)とが形
成されている。
〔別実施例〕
前記第1、第2水冷ジャケット部(26),(27)は、
区画壁(29)によって6等分以外の等分に仕切られてい
ても良い。
前記排水パイプ(36)は、第1、第2水冷ジャケット
部(26),(27)に内装する以外に、第1水冷ジャケツ
ト部(26)の上部からその外方に配置してあっても良
い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図は溶融炉の概略の全体縦断面図、第2図
は要部縦断面図、第3図は第1、第2水冷ジャケット部
の一部断面を示す平面図、第4図は第3図におけるIV−
IV線断面図、第5図は従来例の要部縦断面図、第6図は
従来例の要部横断面図である。 (4)……スラグ排出口、(25A),(25B)……耐火
物、(26)……第1水冷ジャケット部、(27)……第2
水冷ジャケット部、(31),(35)……天井面、(33)
……給水口、(34)……排水口、(A)……環状供給
路、(B)……燃焼室、(R1)……流路。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 淳 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 久保田鉄工株式会社内 (72)発明者 平松 幸 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 久保田鉄工株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を充填状態で自重下降させる環状
    供給路(A)を、燃焼室(B)にその全周にわたって接
    続すると共に、前記燃焼室(B)の底部中央に溶融処理
    物を高温排ガスと共に排出するスラグ排出口(4)を設
    け、前記スラグ排出口(4)の周りの耐火物(25A)を
    冷却する第1水冷ジャケット部(26)と、前記第1水冷
    ジャケット部(26)の外周部で接続すると共に、前記燃
    焼室(B)の底部耐火物(25B)を支持する第2水冷ジ
    ャケット部(27)を設け、前記第1水冷ジャケット部
    (26)を、下部から給水して上部から排出する流路
    (R1)をその内部に形成するように前記スラグ排出口
    (4)に沿った縦長に形成し、前記第2水冷ジャケット
    部(27)を前記第1水冷ジャケット部(26)よりは大径
    で厚みを薄く形成してある廃棄物溶融炉の冷却部構造で
    あって、前記第2水冷ジャケット部(27)の天井面(3
    1)を、前記第1水冷ジャケット部(26)側ほど高くな
    るように径方向に傾斜させて前記第1水冷ジャケット部
    (26)の下部に接続し、給水口(33)を前記第2水冷ジ
    ャケット部(27)の外周部に配置すると共に、排水口
    (34)を前記第1水冷ジャケット部(26)の上部に配置
    し、前記第1水冷ジャケット部(26)の天井面(35)を
    前記排水口(34)側ほど高くなるようにその周方向に傾
    斜させてある廃棄物溶融炉の冷却部構造。
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