JP2565294Y2 - 避難ロープ装置 - Google Patents

避難ロープ装置

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JP2565294Y2
JP2565294Y2 JP1988018375U JP1837588U JP2565294Y2 JP 2565294 Y2 JP2565294 Y2 JP 2565294Y2 JP 1988018375 U JP1988018375 U JP 1988018375U JP 1837588 U JP1837588 U JP 1837588U JP 2565294 Y2 JP2565294 Y2 JP 2565294Y2
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JP
Japan
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rope
evacuation
hook
rope device
hung
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Application number
JP1988018375U
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English (en)
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JPH01122761U (ja
Inventor
昭二 納口
Original Assignee
株式会社 川口技研
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  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、主に、一般住宅、マンション等の階上か
ら、火災や地震等の非常時に階下へ緊急避難するのに用
いる避難ロープ装置に関するものであって、簡単な構造
で、だれでも安全に降下することができるようにしたも
のである。
【従来の技術】
従来、1本のロープを掛合具に摺動可能に掛合し、ロ
ープの一方側に身体の保持具を固定して成る避難ロープ
装置として実公昭7−7951号が考案されている。
【考案が解決しようとする問題点】
上記の従来例においては、掛合具(該明細書中では鉄
框)に5個の滑車を設けて減速しているため、装置が大
型化してしまうという問題点を有している。また、メン
テナンスを怠ると、非常時に滑車が回転せず降下できな
いという問題点もある。
【問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本考案は、ロープを
掛合具に摺動可能に掛合して両方にロープを垂下し、ロ
ープの一方側に身体の保持具が固定される避難ロープ装
置において、前記掛合具には、ロープが挿通される挿通
孔を設けて、挿通孔の下部に掛合部を設け、掛合部は、
上面がほぼ平らで両端にロープが摺接する接触部を有す
るものである。
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 ループしているロープ(1)の中間を掛合具(2)に
摺動可能に掛合し、下降側のロープ(1a)には、尻当て
(3a)と背当て(3b)から成る身体の保持具(3)を結
着してある。保持具(3)は、ロープ(1)の一方側の
みでなく、特公昭53−40039号発明のように、ロープ
(1)の両方の上下に固定しておけば、連続して交互に
降下することができる。 なお、本実施例では、保持具(3)は両端を下降側の
ロープ(1a)に固定してあるが、着脱自在にしてもよい
し、一端だけを固定し、他端は着脱できるようにしても
よい。また、ロープ(1)は、本実施例のようにループ
させなくてもよい。 掛合具(2)は、上部にカラビナ(5)に引っ掛けら
れる掛孔(2c)及び下部にロープ(1)が挿通される挿
通孔(2b)を穿設してあり、挿通孔(2b)の下部はロー
プ(1)が摺動自在に掛合する掛合部(2a)になってい
る。掛合部(2a)は、ロープ(1)が挿通される方向に
やや幅広く形成されており、両端にロープ(1)が摺接
する小さな円弧状の接触部(2a−1)(2a−1)が設け
られている。 そして、保持具(3)の上には、摺動把手(4)が、
その貫通孔(4a)に下降側ロープ(1a)及び上昇側ロー
プ(1b)を挿通することによって、装着されている。な
お、この貫通孔(4a)の中央には、隔壁を設けて、下降
側のロープ(1a)と上昇側のロープ(1b)が別々に挿通
されるようにしてもよい。 この摺動把手(4)は、全体が弾性を有する硬質合成
樹脂で製せられ、第6図に示すように断面は中央に括れ
部(4b)を有するひょうたん形をしている。なお、摺動
把手(4)の両端には鍔状部を突設けしてもよい。ま
た、摺動把手(4)は、下降側ロープ(1a)には紐やリ
ベット等で取り付けておいてもよい。 そして、上記のように構成された避難ロープ装置は、
通常においては、収納ケース(7)の中に収納されてカ
ラビナ(5)によって室内の柱等に固着される固定具
(6)に掛止されている。 なお、本考案は緊急避難用の他、アスレチックや沢下
り等のレジャーに用いることもできる。
【作用】
本考案を使用するには、収納ケース(7)の蓋(7a)
を開けて避難ロープを取り出し窓の外へ吊下させ、保持
具(3)の尻当て(3a)に腰掛け、肩当て(3b)を背中
に当てて、摺動把手(4)を両手で握り、握り方の強弱
により速度を調整しながら降下すればよい。人間が建物
から離れると、人間の体重によって、身体の保持具
(3)を取り付けた下降側ロープ(1a)が下降し、上昇
側ロープ(1b)が上昇する。 この時、第5図[B]の無荷重の状態から、第5図
[A]に示すようにロープ(1)は変形するが、掛合部
(2a)の接触部(2a−1)(2a−1)の2点で接触し、
撚ってあるロープ(1)が接触部(2a−1)(2a−1)
に食い込み大きな抵抗を生じる。この食い込み方は、降
下する人間の体重の軽重に比例し、体重が多い場合は大
きな抵抗を生じ、体重が少ない場合は小さな抵抗しか生
じない。
【考案の効果】
以上のように本考案は、簡単な構造の掛合具によって
ロープの下降速度が減速されるので、装置を大型化する
ことなくコンパクトな構造で、強い握力を必要とせず、
容易に降下することができるという効果が得られると共
に、故障することがなくメンテナンスの必要もなく万一
の非常時に安全に避難することができる極めて優れた考
案である。 また、掛合具は、降下する人間の体重の軽重に比例し
てロープとの抵抗を生じるので、体重が多い人でもそれ
ほど強い握力を必要としないと共に、体重が少ない人で
も途中で停止してしまうことがなく、誰でも安全に避難
することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
使用状態を示す斜視図、第2図は拡大斜視図、第3図は
掛合具の正面図、第4図は同じく縦断面図、第5図は掛
合具にロープが掛合している状態を示す縦断面図であっ
て、[A]は荷重がかかった状態、[B]は無荷重の状
態、第6図は摺動把手の横断面図、第7図は取付状態を
示す斜視図である。 符号(1)はロープ、(2)は掛合具、(2a)は掛合
部、(2a−1)は接触部、(3)は保持具である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロープを掛合具に摺動可能に掛合して両方
    にロープを垂下し、ロープの一方側に身体の保持具が固
    定される避難ロープ装置において、前記掛合具には、ロ
    ープが挿通される挿通孔を設けて、挿通孔の下部に掛合
    部を設け、掛合部は、上面がほぼ平らで両端にロープが
    摺接する接触部を有することを特徴とする避難ロープ装
    置。
JP1988018375U 1988-02-15 1988-02-15 避難ロープ装置 Expired - Lifetime JP2565294Y2 (ja)

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JP1988018375U JP2565294Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 避難ロープ装置

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JPH01122761U JPH01122761U (ja) 1989-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4886399A (ja) * 1972-02-17 1973-11-14
JPS50138898U (ja) * 1974-04-30 1975-11-15
JPS58142047U (ja) * 1982-03-19 1983-09-24 菊池 毅 携帯用ホテル火災避難用具

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JPH01122761U (ja) 1989-08-21

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