JP2565005B2 - 異種結晶の合成装置 - Google Patents
異種結晶の合成装置Info
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- JP2565005B2 JP2565005B2 JP3043843A JP4384391A JP2565005B2 JP 2565005 B2 JP2565005 B2 JP 2565005B2 JP 3043843 A JP3043843 A JP 3043843A JP 4384391 A JP4384391 A JP 4384391A JP 2565005 B2 JP2565005 B2 JP 2565005B2
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- stacking
- crystal structure
- crystal
- lattice
- atoms
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- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16C—COMPUTATIONAL CHEMISTRY; CHEMOINFORMATICS; COMPUTATIONAL MATERIALS SCIENCE
- G16C20/00—Chemoinformatics, i.e. ICT specially adapted for the handling of physicochemical or structural data of chemical particles, elements, compounds or mixtures
- G16C20/50—Molecular design, e.g. of drugs
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学,物理分野におい
て、無機材料設計を行うために用いる異種結晶の合成装
置に関する。
て、無機材料設計を行うために用いる異種結晶の合成装
置に関する。
【0002】超電導材料,半導体などの機能性無機材料
の設計においては、先ず原子レベルで結晶構造をモデリ
ングし、結晶構造データを抽出し、その対称性,周期
性,原子の配置等から、物理的な機能を知ることが重要
である。
の設計においては、先ず原子レベルで結晶構造をモデリ
ングし、結晶構造データを抽出し、その対称性,周期
性,原子の配置等から、物理的な機能を知ることが重要
である。
【0003】即ち、無機材料の結晶構造は特徴的な部分
構造を組み合わせた構造となっているものが多く、この
特徴的な部分構造を自由自在に組み合わせ、仮想的な結
晶構造を組み立て、しかる後、物理的な機能を調査する
様にしている。
構造を組み合わせた構造となっているものが多く、この
特徴的な部分構造を自由自在に組み合わせ、仮想的な結
晶構造を組み立て、しかる後、物理的な機能を調査する
様にしている。
【0004】
【従来の技術】従来、無機材料の結晶構造のモデリング
は、プラスチックモデルによる組立,及びその構造のト
レースといった作業形態で行われている。
は、プラスチックモデルによる組立,及びその構造のト
レースといった作業形態で行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このプラスチックモデ
ルによるモデリングでは、作業者が手作業で、結晶構造
を組み立てていくので、非常にマンパワーのかかる作業
であった。
ルによるモデリングでは、作業者が手作業で、結晶構造
を組み立てていくので、非常にマンパワーのかかる作業
であった。
【0006】又複雑な空間配置の結晶構造は、実現しに
くいという欠点があった。本発明は、極めて簡単に結晶
の合成を行うことができる結晶合成装置を提供すること
を目的とするものである。
くいという欠点があった。本発明は、極めて簡単に結晶
の合成を行うことができる結晶合成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、この
ような課題を、図1に示す様な装置によって解決するも
のである。
ような課題を、図1に示す様な装置によって解決するも
のである。
【0008】この、図1に示す装置においては、メモリ
1に複数種類の単位結晶構造データを格納しておき、合
成したい単位結晶データを読みだして表示装置に、図2
に示す様に表示する。
1に複数種類の単位結晶構造データを格納しておき、合
成したい単位結晶データを読みだして表示装置に、図2
に示す様に表示する。
【0009】そして、指示手段2によって、積層元と積
層先の結晶の積層面,積層格子It ,If 、積層原子P
t ,Pf を指定する。演算部においては、積層元の指定
された原子の座標を積層先の指定された原子の座標に変
換するための変換係数を求め、この変換係数によって、
積層元の原子の座標を変換して出力する。
層先の結晶の積層面,積層格子It ,If 、積層原子P
t ,Pf を指定する。演算部においては、積層元の指定
された原子の座標を積層先の指定された原子の座標に変
換するための変換係数を求め、この変換係数によって、
積層元の原子の座標を変換して出力する。
【0010】なお合成データを出力する時には、指定さ
れた積層面を平行に重あわせ、且つ積層格子It ,If
の方向を一致させる。
れた積層面を平行に重あわせ、且つ積層格子It ,If
の方向を一致させる。
【0011】
【作用】本発明においては、結晶を積層するに当たり、
以下の3つの制約を加えることにより、幾何学モデルの
組立を応用した結晶構造の積層を可能としている。積
層先,積層元の積層面は格子平面(6つ)のうちいずれ
かであり、互いに共有しあう。積層先の格子が、積層
元の格子の1つと重なる。積層元の原子が、積層先の
原子の1つと重なる。
以下の3つの制約を加えることにより、幾何学モデルの
組立を応用した結晶構造の積層を可能としている。積
層先,積層元の積層面は格子平面(6つ)のうちいずれ
かであり、互いに共有しあう。積層先の格子が、積層
元の格子の1つと重なる。積層元の原子が、積層先の
原子の1つと重なる。
【0012】このことは、単なる立方体を積層する場合
には、積層面を共有させるだけでよいが、結晶を合成す
る場合には、積層面における、格子の位置,方向、及び
積層する原子の位置を一致させて、原子同士を一体化す
る必要がある為で、この条件を満足させると、結晶は平
行に積層され、重なった面の格子及び原子の位置データ
については積層先の格子及び原子データに一本化される
ことを意味する。従って、積層状態を表示すると、完全
に一体化した状態で表示される。
には、積層面を共有させるだけでよいが、結晶を合成す
る場合には、積層面における、格子の位置,方向、及び
積層する原子の位置を一致させて、原子同士を一体化す
る必要がある為で、この条件を満足させると、結晶は平
行に積層され、重なった面の格子及び原子の位置データ
については積層先の格子及び原子データに一本化される
ことを意味する。従って、積層状態を表示すると、完全
に一体化した状態で表示される。
【0013】このことを実現するために、先ず、メモリ
1から2つの単位結晶構造データを読みだし、表示装置
3に表示する。この表示状態を図2に示す。次に指示装
置2により、積層元と積層先の結晶の積層面P1 ,
P2 、積層格子L1 ,L2 、積層原子A1 ,A2 を指示
する。
1から2つの単位結晶構造データを読みだし、表示装置
3に表示する。この表示状態を図2に示す。次に指示装
置2により、積層元と積層先の結晶の積層面P1 ,
P2 、積層格子L1 ,L2 、積層原子A1 ,A2 を指示
する。
【0014】演算部4においては、指示された、積層面
P1 ,P2 、積層格子L1 ,L2 、積層原子A1 ,A2
について、座標変換をおこない、積層元の積層面、積層
格子、積層原子の位置を、積層先の積層面、積層格子、
積層原子の位置に変換できる変換係数を求め、この変換
係数により積層元の結晶データに変換を行う。
P1 ,P2 、積層格子L1 ,L2 、積層原子A1 ,A2
について、座標変換をおこない、積層元の積層面、積層
格子、積層原子の位置を、積層先の積層面、積層格子、
積層原子の位置に変換できる変換係数を求め、この変換
係数により積層元の結晶データに変換を行う。
【0015】従って、表示装置1で表示する場合におい
ては2つの結晶構造が一体化した状態で表示される。
ては2つの結晶構造が一体化した状態で表示される。
【0016】
【実施例】以下本発明について、実施例に基づいて説明
する。図3は本発明の実施例を示す図、図4は座標変換
を説明する図、図5は本発明の動作フローチャート、図
6は格子座標系と物理座標系の関係を示す図、図7と図
8はは合成前の結晶構造の表示状態を示す図、図9は合
成後の結晶構造の表示状態を示す図である。
する。図3は本発明の実施例を示す図、図4は座標変換
を説明する図、図5は本発明の動作フローチャート、図
6は格子座標系と物理座標系の関係を示す図、図7と図
8はは合成前の結晶構造の表示状態を示す図、図9は合
成後の結晶構造の表示状態を示す図である。
【0017】図中1a,1bはメモリ、2aはマウス、
3は表示装置、4は制御部で、4aはメインプロセス、
4bはサブプロセス、4Cは共有メモリである。メモリ
1aには、積層先結晶構造データが、メモリ1bには積
層元結晶構造データがおのおの格納されている。結晶構
造データの内容は、図5に示す様に、格子定数と原子座
標(格子座標系)である。
3は表示装置、4は制御部で、4aはメインプロセス、
4bはサブプロセス、4Cは共有メモリである。メモリ
1aには、積層先結晶構造データが、メモリ1bには積
層元結晶構造データがおのおの格納されている。結晶構
造データの内容は、図5に示す様に、格子定数と原子座
標(格子座標系)である。
【0018】ここで、2つの単位結晶を合成することを
例にとって本発明を説明する。マウス2aにより、合成
の指示及び合成する結晶の指示が行われると、メインプ
ロセス4aはメモリ1aから積層先の結晶構造データを
読み出し、表示装置3のメインウインドウ3aに結晶構
造が表示する。
例にとって本発明を説明する。マウス2aにより、合成
の指示及び合成する結晶の指示が行われると、メインプ
ロセス4aはメモリ1aから積層先の結晶構造データを
読み出し、表示装置3のメインウインドウ3aに結晶構
造が表示する。
【0019】又サブプロセス4aはメモリ1bから積層
元の結晶構造データを読み出し、表示装置3のサブウイ
ンドウ3bに結晶構造を表示する。結晶の表示状態を図
7,図8に示す。図7は積層先の結晶構造を、図8は積
層元の結晶構造示す。図7に示す結晶構造はLa2CuO4 中
のNaCl型層構造を、図8はNd2CuO4 中のCaF2型層構造
を、図9がLaGdSrCuO4型の結晶構造を示す。
元の結晶構造データを読み出し、表示装置3のサブウイ
ンドウ3bに結晶構造を表示する。結晶の表示状態を図
7,図8に示す。図7は積層先の結晶構造を、図8は積
層元の結晶構造示す。図7に示す結晶構造はLa2CuO4 中
のNaCl型層構造を、図8はNd2CuO4 中のCaF2型層構造
を、図9がLaGdSrCuO4型の結晶構造を示す。
【0020】次いで、サブプロセス4bから、積層元の
結晶構造データが共有メモリ4cに格納される。メイン
プロセス4aは 共有メモリ4cから積層元の結晶構造
データを読みだし、座標変換をおこなって、図7の
(c)に示す様に合成して表示する。
結晶構造データが共有メモリ4cに格納される。メイン
プロセス4aは 共有メモリ4cから積層元の結晶構造
データを読みだし、座標変換をおこなって、図7の
(c)に示す様に合成して表示する。
【0021】図4と図5を用いて、座標変換のプロセス
について、詳細に説明する。2つの結晶を合成する場
合、重なる結晶面はお互いに平行な状態で一体化され、
積層先の格子が、積層元の格子の1つと重なる様にされ
る。この制約は、結晶の面同士が真っ直ぐ重なる様にす
るためのものである。
について、詳細に説明する。2つの結晶を合成する場
合、重なる結晶面はお互いに平行な状態で一体化され、
積層先の格子が、積層元の格子の1つと重なる様にされ
る。この制約は、結晶の面同士が真っ直ぐ重なる様にす
るためのものである。
【0022】又、積層元の原子が積層先の原子の1つと
重なる様にされる。これは、結晶面と格子が重なったと
しても、互いの原子が重ならないと、結晶を合成したこ
とにはならないためである。
重なる様にされる。これは、結晶面と格子が重なったと
しても、互いの原子が重ならないと、結晶を合成したこ
とにはならないためである。
【0023】以上3つの制約のもとに、合成を行うため
に、マウス2aを用いて結晶面と格子と原子を指定す
る。即ち図4に示す結晶の面Sf,Stを重ねて合成す
る時は、面Sf,Stを指示するとともに、格子Uf,
Ut及び原子At,Afを指示する。
に、マウス2aを用いて結晶面と格子と原子を指定す
る。即ち図4に示す結晶の面Sf,Stを重ねて合成す
る時は、面Sf,Stを指示するとともに、格子Uf,
Ut及び原子At,Afを指示する。
【0024】これにより、両者が重なる様に積層元の結
晶の座標をメインプロセスが変換を行う。この変換過程
を図5により、より詳細に説明する。
晶の座標をメインプロセスが変換を行う。この変換過程
を図5により、より詳細に説明する。
【0025】図5に示す様に、結晶構造データは、格子
定数(a,b,c,α,β,γ),原子座標( pi,
qi ,ri び格子定数(a, ,b, ,c, ,α, ,β, ,
γ, ),原子座標( sj, tj ,uj )によって構成されて
いる。
定数(a,b,c,α,β,γ),原子座標( pi,
qi ,ri び格子定数(a, ,b, ,c, ,α, ,β, ,
γ, ),原子座標( sj, tj ,uj )によって構成されて
いる。
【0026】この結晶構造データを基に、結晶を表示し
ている状態で、操作者が、マウスを用いて、重なり合う
積層面と格子と原子をヒットする。このヒットにより、
積層面の法線方向のベクトルKt,Kf 、重なり合う格子
軸の方向ベクトルIt,If 、重なる原子位置Pt,Pf が
格子座標系で出力される。
ている状態で、操作者が、マウスを用いて、重なり合う
積層面と格子と原子をヒットする。このヒットにより、
積層面の法線方向のベクトルKt,Kf 、重なり合う格子
軸の方向ベクトルIt,If 、重なる原子位置Pt,Pf が
格子座標系で出力される。
【0027】そして、これらの格子座標系のデータを図
6に示す様な物理座標系X,Y,Zを用いた積層面の法
線方向のベクトルVt,Vf 、重なり合う格子軸の方向ベ
クトルUt,Uf 、重なる原子位置Pt,Pf に変換する。
6に示す様な物理座標系X,Y,Zを用いた積層面の法
線方向のベクトルVt,Vf 、重なり合う格子軸の方向ベ
クトルUt,Uf 、重なる原子位置Pt,Pf に変換する。
【0028】格子座標系から物理座標系への変換には、
下記の式が用いられる。
下記の式が用いられる。
【0029】
【数1】 ここで、Ct は変換マトリックスであり、Xには格子座
標系で示された積層面の法線方向のベクトルKt,Kf や
重なり合う格子軸の方向ベクトルIt,If や重なる原子
位置Pt,Pf をおのおの代入し、物理座標系によるベク
トルX, をおのおの求める。
標系で示された積層面の法線方向のベクトルKt,Kf や
重なり合う格子軸の方向ベクトルIt,If や重なる原子
位置Pt,Pf をおのおの代入し、物理座標系によるベク
トルX, をおのおの求める。
【0030】この様に、格子座標系のデータを物理座標
系のデータに変換する理由は、格子定数は正規化されて
表されているので、これを実際のサイズに戻さないと、
合成が出来ないためである。
系のデータに変換する理由は、格子定数は正規化されて
表されているので、これを実際のサイズに戻さないと、
合成が出来ないためである。
【0031】又、積層元の結晶構造データの中の原子座
標についても、物理座標系に変換する。積層元の座標を
積層先の座標(格子座標系で示す)に変換するために
は、図に示す「積層の一般式」を用いて座標変換を行う
が、この一般式の中で、回転マトリックスM(Θx,Θy,
Θz,)と、平行移動ベクトルtを用いるため、この回転
マトリックスMと平行移動ベクトルtを事前に求めてお
く必要がある。
標についても、物理座標系に変換する。積層元の座標を
積層先の座標(格子座標系で示す)に変換するために
は、図に示す「積層の一般式」を用いて座標変換を行う
が、この一般式の中で、回転マトリックスM(Θx,Θy,
Θz,)と、平行移動ベクトルtを用いるため、この回転
マトリックスMと平行移動ベクトルtを事前に求めてお
く必要がある。
【0032】回転マトリックスMと平行移動ベクトルt
の値は、図に示す「条件式」によって求めることが出来
る。この「条件式」の各条件について、その意味を以下
説明する。
の値は、図に示す「条件式」によって求めることが出来
る。この「条件式」の各条件について、その意味を以下
説明する。
【0033】
【数2】 Vt=−Vf(=MVf) 積層面については重なった時その法線方向のベクトルが
逆方向になることを示している。
逆方向になることを示している。
【0034】
【数3】 Ut=Uf(=MUf) 格子軸ベクトルについては重なった時方向が等しくなる
ことを意味する。
ことを意味する。
【0035】
【数4】 Vt・Ut=0,Vf・Uf=0 積層面の法線方向ベクトルと格子軸の方向ベクトルは直
交することを意味する。
交することを意味する。
【0036】
【数5】 |Vt|=|Ut|=|,|Vf|=|Uf|=| 積層面の法線方向ベクトルと格子軸のベクトルは絶対値
が等しく、その値は1である。
が等しく、その値は1である。
【0037】
【数6】 t=Pt−Pf 平行移動ベクトルを求める式で、積層先と積層元におけ
る重なる原子位置の差を求めるものである。
る重なる原子位置の差を求めるものである。
【0038】これらの条件を元に、回転マトリックスM
と平行移動ベクトルtを求め、「積層の一般式」に代入
するものである。「積層の一般式」では、積層元の原子
の物理系の座標X, について、回転マトリックスと平行
移動ベクトルを用いて積層先の原子物理系の座標に変換
し、更に変換マトリックスの逆行列Ct -1を用いて格子
座標系に変換することが出来る。
と平行移動ベクトルtを求め、「積層の一般式」に代入
するものである。「積層の一般式」では、積層元の原子
の物理系の座標X, について、回転マトリックスと平行
移動ベクトルを用いて積層先の原子物理系の座標に変換
し、更に変換マトリックスの逆行列Ct -1を用いて格子
座標系に変換することが出来る。
【0039】この様にして求めた原子座標Yj の位置に
積層元の原子の位置を移動させると図7(C)に示す様
に2つの原子について合成した状態で表示することが可
能となる。
積層元の原子の位置を移動させると図7(C)に示す様
に2つの原子について合成した状態で表示することが可
能となる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、積層元の原子の座標を
積層先の原子の座標に変換する変換係数をもとめ、この
変換係数を基に原子の座標を変換する様にしているの
で、異なる種類の結晶についての合成を容易に実行する
ことができる。
積層先の原子の座標に変換する変換係数をもとめ、この
変換係数を基に原子の座標を変換する様にしているの
で、異なる種類の結晶についての合成を容易に実行する
ことができる。
【0041】又、プラスチックモデルでは組立られなか
った複雑な結晶構造についても簡単に組立ることが可能
となる。
った複雑な結晶構造についても簡単に組立ることが可能
となる。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】結晶構造が表示装置に表示された状態を示す図
である。
である。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】座標変換を説明するための図である。
【図5】本発明の動作フローチャートである。
【図6】格子座標系と物理座標系の関係を示す図であ
る。
る。
【図7】合成前の積層先の結晶構造の表示状態を示す図
である。
である。
【図8】合成前の積層元の結晶構造の表示状態を示す図
である。
である。
【図9】合成後の結晶構造の表示状態を示す図である。
1 メモリ 2 指示手段 3 表示装置 4 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数種類の単位結晶構造データを格納し
たメモリ(1)と、結晶の積層面,積層格子,積層原子
を指定する指示手段(2)と、結晶構造を表示する表示
装置(3)と、座標変換処理を行う演算部(4)とを具
備し、該表示装置に合成する複数種類の結晶の構造を該
メモリから読みだして表示し、該演算部において、表示
された結晶構造に対し、該指示手段によって指示された
積層元の積層原子の座標について、積層先の指示された
積層原子の座標に変換する変換係数を求め、該変換係数
をもとに積層元の全ての原子に付いて座標変換し、該座
標変換されたデータに基づいて合成した状態の結晶構造
を出力する時に、該指示手段によって指定された積層面
同士を平行に重ね合わせ、且つ積層格子の方向を一致さ
せて出力することを特徴とする異種結晶の合成装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043843A JP2565005B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 異種結晶の合成装置 |
US07/846,335 US5600570A (en) | 1991-03-08 | 1992-03-06 | Method and apparatus for modeling synthetic crystal structure |
GB9204959A GB2254458A (en) | 1991-03-08 | 1992-03-06 | Modelling synthetic crystal structure |
AU12114/92A AU639635B2 (en) | 1991-03-08 | 1992-03-06 | Method and apparatus for modeling synthetic crystal structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043843A JP2565005B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 異種結晶の合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04280375A JPH04280375A (ja) | 1992-10-06 |
JP2565005B2 true JP2565005B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=12675021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3043843A Expired - Fee Related JP2565005B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 異種結晶の合成装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5600570A (ja) |
JP (1) | JP2565005B2 (ja) |
AU (1) | AU639635B2 (ja) |
GB (1) | GB2254458A (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3337786B2 (ja) * | 1993-10-29 | 2002-10-21 | 富士通株式会社 | 空間群決定方法 |
JP3541519B2 (ja) * | 1995-09-29 | 2004-07-14 | 株式会社島津製作所 | 結晶モデル作成表示装置 |
US6622094B2 (en) * | 1996-02-15 | 2003-09-16 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Method for determining relative energies of two or more different molecules |
AU718798B2 (en) * | 1997-01-09 | 2000-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Thumbnail manipulation using fast and aspect ratio zooming, compressing and scaling |
US7200251B2 (en) * | 2001-09-28 | 2007-04-03 | The University Of North Carolina | Methods and systems for modeling objects and object image data using medial atoms |
US7096440B2 (en) * | 2003-07-22 | 2006-08-22 | Lsi Logic Corporation | Methods and systems for automatic verification of specification document to hardware design |
JP2006172406A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Advance Soft Kk | 界面構造データ作成方法及び界面構造データ作成支援システム |
JP6630640B2 (ja) * | 2016-07-12 | 2020-01-15 | 株式会社日立製作所 | 材料創成装置、および材料創成方法 |
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