JP2564925Y2 - トリミング指示シート - Google Patents

トリミング指示シート

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JP2564925Y2
JP2564925Y2 JP1993041453U JP4145393U JP2564925Y2 JP 2564925 Y2 JP2564925 Y2 JP 2564925Y2 JP 1993041453 U JP1993041453 U JP 1993041453U JP 4145393 U JP4145393 U JP 4145393U JP 2564925 Y2 JP2564925 Y2 JP 2564925Y2
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trimming
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政明 大久保
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株式会社フジカラーサービス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一般ユーザーが写真
プリントを注文する際に、手軽に簡単にトリミング指示
することを可能にするトリミング指示シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般ユーザーがトリミングを
指定した写真の引き伸ばしグプリントを注文する場合、
写真原板の絵柄の一部を指示して注文する。その指示の
方法は、例えば、サービス版プリントに直接油性ペン等
でマーキングするとか、プリント上にトレシングペーパ
ーを貼って、該トレシングペーパー上にトリミング位置
をマーキングしたり、写真原板を入れてある袋(以下
「ネガシート」という)の上からトリミングする位置を
マーキングしている。更に、前記トレシングペーパー上
とかネガシート上にトリミング位置をマーキングする
際、トリミング範囲だけでなく、写真原板の絵柄の一部
をスケッチしてトリミング指示の精度を高めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記の通り、写真のト
リミングプリントを指示する方法には種々の方法があ
る。プロやアドアマクラスのカメラマンや写真の専門家
達は、トリミングプリントを注文する場合、目的に応じ
て、適切な方法でトリミング指示をするので、写真焼付
け業者との間で微妙な精度のくい違いが稀にあるもの
の、概ね大きな問題はない。
【0004】しかし、一般ユーザーは、写真原板のトリ
ミング範囲と引き伸ばしプリントのアスペクト比(「縦
横比」という)を考慮しない場合が多いので、トラブル
の発生が多い。例えば、写真焼付け業者がユーザーのト
リミング指示した範囲を四切の印画紙に引き伸ばす場
合、印画紙のアスペクト比とトリミング指示の画面アス
ペクト比が合わないと、四切の印画紙全部を使わず一辺
に余白が生じることがある。このような場合は、一般ユ
ーザーは、自分のトリミング指示したイメージと引き伸
ばしプリントのイメージが合わないことがある。更に複
雑なことには、写真プリントのアスペクト比はサービス
サイズ、ポストカードサイズ、キャビネ、八切、六切、
四切・・・・・等、殆どが異なるので、一般ユーザーに
とってはトリミング指示と引き伸ばしプリントのイメー
ジが判りにくくなっている。そのため、トリミング指示
をする際、画面の左右を指示して上下は成行きとし、又
は、上下を指示して左右を成行きとして、写真焼付け業
者に任せていることが多い。
【0005】近年、トリミング指示を簡単に正確に出来
る道具がいろいろと開発されている。図3は従来のトリ
ミング指示シートの一例である。トリミング指示シート
10は全体が矩形で透明な軟質薄手の材料からなり、一辺
に剥離紙付きの弱粘着性の糊11を設けてある。糊以外の
面は方眼が縦横に印刷されており、更に、左下隅を基点
に放射状に斜線が印刷されている。該斜線上はアスペク
ト比が一定であることを利用してプリントサイズのアス
ペクト比に対応させている。トリミング指示シート10を
使用するには、弱粘着性の糊11に付いている剥離紙(図
示せず)を取り除いて、プリントのトリミングしたい画
枠の左下の基点12に合せて貼り付ける。次に該基点と斜
線上の点13を矩形の対頂点として、トリミング枠を決定
する。前記のトリミング指示シートはあらゆるプリスサ
イズに適応出来、便利で優れた道具であるが、一般ユー
ザーにとっては、やはり複雑で面倒な方法である。
【0006】図4は特願平4−304781で同一出願
人によって発明されたトリミング指示シール20である。
トリミング枠21、剥離紙付きの弱粘着性の糊22とからな
るトリミング指示シールであって、全体が不透明な可撓
性の材料からなっている。トリミング指示シール20を使
用するには、剥離紙を取り除いて限定されたトリミング
枠に合せて、写真原板に直接貼り付けて使用するもの
で、写真焼付け業者にとっては単一化されたトリミング
倍率のため自動化が可能となり、トリミングプリントを
安価にユーザーに提供出来るという優れた効果がある。
しかし、一般ユーザーにとっては簡単にトリミング指示
が出来て便利であるが、35mmサイズのフィルムの場
合、画面全体が見えないのでトリミング位置を決めるの
に不便であることが判った。以上の問題点を解決して、
一般ユーザーが手軽に、簡単にトリミング指示が出来る
トリミング指示シートを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案
は、接着剤が塗布された可撓性透明シートと、前記可撓
性透明シートに印刷され、引き伸ばし希望サイズの印画
紙のアスペクト比を表示するトリンミング位置マーク
と、で構成され、前記トリンミング位置マークが表示す
るアスペクト比が前記可撓性透明シート毎に異なること
を特徴としている。 請求項2に記載の考案は、前記トリ
ンミング位置マークの近傍に、引き伸ばしたときの倍率
を示す数字が印刷されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の考案では、ユーザーが、写真
プリントの引き伸ばし範囲を指定する場合、希望するサ
イズの印画紙のアスペクト比が表示されたトリンミング
指示シートを選び、接着剤が塗布された可撓性透明シー
トを写真プリントに貼付ける。このとき、可撓性透明シ
ートは透明であるため、写真プリントの絵柄を隠すこと
がなく、希望する引き伸ばし範囲を、アスペクト比を示
すトリンミング位置マークに合わせ易い。 また、このよ
うに、トリミング指示された写真プリントの引き伸ばし
範囲は、希望したサイズの印画紙のアスペクト比と一致
しているので、引き伸ばされたプリントの周辺に余白が
生じることがない。 請求項2に記載の考案では、アスペ
クト比を示すトリンミング位置マークに引き伸ばし範囲
を合わせたとき、印刷されている数字によって、引き伸
ばされる絵柄がどの程度の大きさになるか、素人でも予
測できる。
【0009】
【実施例】この考案のトリミング指示シートを図面に示
した実施例に基づいて詳細に説明する。図1はこの考案
のトリミング指示シートの一実施例である。1はトリミ
ング指示シート、2はトリミング枠の位置マーク、3は
引き伸し倍率の目安になる相対番号である。トリミング
指示シート1は引き伸しサイズによって、トリミング枠
のアスペクト比が変わる。例えば、ポストカード用のア
スペクト比は1.47、キャビネ用は1.38、八切用は1.31、
六切用は1.31、四切用は1.20のトリミング指示シートに
なる。
【0010】これを使用するには、まずトリミングされ
ていないサービス版の写真プリントを用意する。該サー
ビス版写真プリントの絵柄の中でトリミングしたい部分
に本考案のトリミング指示シート1を絵柄とトリミング
枠の位置マーク2を調整しながら重ね合わせる。トリミ
ング指示シート1の裏面には弱粘着性の糊(図示せず)
を設けてあるので、写真プリントに簡単に接着出来る
し、又簡単に剥すことも出来る。なお、該トリミング指
示シートを写真プリントに貼り付ける場合、弱粘着性の
糊を使用することが好ましいが、接着出来る手段ならホ
ットメルトタイプの糊でも、通常の粘着テープであって
もかまわない。又、接着剤の存在する範囲はトリミング
指示シートの裏側全面でも、点状でも、一辺のみでもか
まわない。トリミング枠の位置マーク2は少なくとも1
個以上印刷してあり、この実施例では5個の位置マーク
を印刷してある。
【0011】写真プリント4とトリミング指示シート1
を重ねた状態を図2に示す。図2で絵柄のどの範囲をト
リミングするかをトリミング枠の位置番号を例えば3で
指示すれば、トリミング枠5が指示出来る。この実施例
では、トリミング枠の位置マークは枠の四隅を鍵型の印
で表現しているが、トリミング枠全体を矩形の線で表現
しても良い。
【0012】
【考案の効果】この考案のトリミング指示シートを使用
すれば、素人の一般ユーザーでも、写真プリントに該ト
リミング指示シートをトリミングしたい絵柄の位置に合
わせて貼り付け、トリミング枠の位置番号を指示するだ
けで簡単にトリミング指示することが出来る。又、トリ
ミング指示シートは引伸しプリントのサイズ毎に決まっ
ているので、プリントのアスペクト比等の複雑な数値を
知らなくても簡単にトリミング指示することが出来き、
しかも、引伸ばされたプリントは印画紙の周囲に不均等
な余白が出ないバランスの良いトリミングプリントが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるトリミング指示シー
トの説明図である。
【図2】この考案の一実施例であるトリミング指示シー
ト使用している状態を示す説明図である。
【図3】従来のトリミング指示シートの実施例である。
【図4】従来のトリミング指示シートの他の実施例であ
る。(a)はトリミング指示シール、(b)は35mmフ
ィルム、(c)はトリミング指示シールを35mmフィル
ムに使用した実施例の説明図である。
【図5】この考案のトリミング指示シートの他の実施例
(a)と(b)である。
【符号の説明】
1 トリミング指示シート 2 トリミング枠の位置マーク 3 引き伸し倍率の目安になる相対番号 4 写真プリント 5 指定されたトリミング枠 10 従来のトリミング指示シート 11 弱粘着性の糊 12 画枠の左下の基点 13 斜線上の点 20 従来のトリミング指示シール 21 トリミング枠 22 弱粘着性の糊 23 35mmフィルム 31 トリミング枠 32 トリミング枠

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤が塗布された可撓性透明シート
    と、前記可撓性透明シートに印刷され、引き伸ばし希望
    サイズの印画紙のアスペクト比を表示するトリンミング
    位置マークと、で構成され、前記トリンミング位置マー
    クが表示するアスペクト比が前記可撓性透明シート毎に
    異なることを特徴とするトリミング指示シート。
  2. 【請求項2】 前記トリンミング位置マークの近傍に、
    引き伸ばしたときの倍率を示す数字が印刷されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトリミング指示シー
    ト。
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JPH078855U JPH078855U (ja) 1995-02-07
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JPS5573041A (en) * 1978-11-27 1980-06-02 Toshiba Corp Copying apparatus
JPS60138530A (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 Konishiroku Photo Ind Co Ltd レイアウトフリ−プリントの受付方法
JPH04369634A (ja) * 1991-06-18 1992-12-22 Konica Corp ポストカード用マスク

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JPH078855U (ja) 1995-02-07

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