JP2564488Y2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2564488Y2
JP2564488Y2 JP2355692U JP2355692U JP2564488Y2 JP 2564488 Y2 JP2564488 Y2 JP 2564488Y2 JP 2355692 U JP2355692 U JP 2355692U JP 2355692 U JP2355692 U JP 2355692U JP 2564488 Y2 JP2564488 Y2 JP 2564488Y2
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裕吉 柳瀬
文祐 政
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印字機で印字され、筐
体の前面上部側から送り出されたロール紙を筐体の前面
下部側から受入れて、巻取る印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種データの記録保存のために従来よ
り、図10に示すような印字装置1が用いられている。
【0003】この印字装置1の筐体2内の上部には、ロ
ール紙3の印字面3aに印字データに対応する文字等を
印字する印字機4が設けられている。
【0004】印字機4で印字されたロール紙3は印字機
4の送出し機構によって、筐体2の前面2aの上部窓5
から送出される。
【0005】筐体2の下部には、ロール紙の装填および
巻取ったロール紙の取り出しを前面側から行なえるよう
に、引出し自在に形成されたロール紙箱6が設けられて
いる。
【0006】ロール紙箱6は、上方が開口された長方体
に形成されており、その前板6aには、上部窓5から送
り出されたロール紙3を、筐体2内に受入れるための下
部窓7が設けられている。
【0007】ロール紙箱6の両側板6b、6cの後部に
は、図11に示すように、未印字のロール紙3を支持す
るためのU字溝8、9が形成されており、ロール紙3の
ロール軸10は、このU字溝8、9に両端を支持されて
いる。
【0008】また、両側板6b、6cの前部には、ロー
ル紙3を巻取るための巻取軸15を支持するU字溝1
2、13が形成されている。
【0009】一方の側板6cの外方へ突出する巻取軸1
5の一端側には、巻取軸15と同心の巻取円板16が固
定されている。
【0010】一方、筐体2の底面2bには、ロール紙箱
6の一方の側板6c寄りにモータ17が固定されてい
る。
【0011】モータ17は、ロール紙箱6が筐体2内に
完全に押込まれている状態で、巻取円板16の外周16
aの後部やや下側にモータ軸17aが外接する位置に予
め固定されている。
【0012】このモータ17は、印字機4が駆動してい
る間、常時駆動され、巻取円板16を反時計回り(図1
0において)に回転させ、印字機4から送り出されるロ
ール紙3を弛みのない状態で巻取軸15に巻取らせる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の印字機では、次のような問題があった。
【0014】(イ)印字されたロール紙の外部から視認
できる長さが、筐体2の前面2a全体の長さに対して短
かいため、一度に視認できるデータ量が少ないという不
便さがあった。
【0015】ロール紙の巻取容量を変えずにこの問題を
解決するためには、上部窓5を筐体前面の上端に設ける
とともに、下部窓7をロール紙箱6の前板6aの下端部
に設ける必要がある。
【0016】しかし、上部窓5の上限位置は、印字機4
の大きさと取付位置で決定され、特別なロール紙引回し
機構を設けない限り、筐体の上端へ移動することはでき
ない。
【0017】また、下部窓7を前板6aの下端に設けた
場合、ロール紙3に負荷される張力の方向が、巻取円板
16とモータ軸17aとを強く当接させる方向となるた
め、ロール紙3に対する張力が異常に高くなり、印字機
4の送出し機構に悪影響を与え、正確な印字ができなく
なってしまう。
【0018】(ロ)ロール紙箱6とモータ17の幅寸法
で印字装置全体の幅が制限され、装置を小型化すること
ができない。
【0019】このため、モータ17を、図11と反対向
きにしてロール紙箱内に取付けるとこが考えられるが、
モータ17によって巻取容量が大きく制限されてしま
う。本考案は、これらの課題を解決した印字装置を提供
することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記(イ)の課題を解決
するために、第1の考案の印字装置は、筐体と、前記筐
体内に配置され、ロール紙に印字をして前記筐体前面の
上部から送り出す印字機と、前記筐体前面の下部に設け
られ、前記筐体前面の上部から送り出されるロール紙を
受入れるロール紙受入れ部と、前記ロール紙受入れ部か
ら受入れられたロール紙を巻取るための巻取軸と、前記
巻取軸の少なくとも一端側に、該巻取軸と同心状に固定
された巻取円板と、前記ロール紙受入れ部の後方に形成
され、前記巻取軸の両端を上方から受入れて回転自在に
支持する軸受部と、前記軸受部に支持された前記巻取軸
の巻取円板の後部外周に当接し、前記巻取円板を回転さ
せる巻取駆動部とを備えた印字装置において、前記ロー
ル紙受入れ部を、前記軸受部に支持された前記巻取軸の
高さより低い位置に設け、前記印字機から前記巻取軸間
のロール紙に負荷される張力が所定以上になったとき
に、該張力によって前記巻取軸を前記筐体前面方向へ移
動させるためのガイド部を、前記軸受部に設けている。
【0021】また、前記(ロ)の課題を解決するため
に、第2の考案の印字装置は、筐体と、前記筐体内に配
置され、ロール紙に印字をして前記筐体前面の上部から
送り出す印字機と、前記筐体の前面下部に引出し自在に
取付けられ、上面側が開口されたロール紙箱と、前記ロ
ール紙箱の前面部に形成され、前記上部窓から送出され
るロール紙を受入れるロール紙受入れ部と、前記ロール
紙受入れ部から受入れられたロール紙を巻取るための巻
取軸と、前記巻取軸の少なくとも一端側に、該巻取軸と
同心状に固定された巻取円板と、前記ロール紙箱の両側
板に形成され、前記巻取軸の両端を上方から受入れて回
転自在に支持する軸受部と、前記軸受部に支持された前
記巻取軸の巻取円板の後部外周に当接し、前記巻取円板
を回転させる巻取駆動部とを備えた印字装置において、
前記巻取駆動部は、前記軸受部後方の前記ロール紙箱内
に取付けられ、前記軸受部に支持される前記巻取軸と平
行な回転軸を有するモータと、前記軸受部と前記モータ
との間に配置され、前記モータの回転軸に外接し、前記
軸受部に前記巻取軸が支持されたとき、該巻取軸の巻取
円板に外接して、前記モータの回転を前記巻取軸に伝達
する中間ローラとによって構成されている。
【0022】
【作用】上記のように構成したため、第1の考案の印字
装置では、巻取軸より低い位置のロール紙受入れ部から
受入れられ、巻取軸に巻取られるロール紙に対して、所
定以上の張力が負荷されると、巻取軸が軸受部のガイド
部に沿って筐体前面方向へ移動するため、巻取円板と巻
取駆動機構とが離間し、ロール紙に対する巻取り張力が
なくなる。
【0023】また、第2の考案の印字装置では、ロール
紙箱内の巻取軸の後方に取付けられたモータの回転力
は、その回転軸の外周前部に外接し、巻取円板の外周後
部に外接する中間ローラを介して巻取軸へ伝達される。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説
明する。
【0025】図1は、一実施例の印字装置20の内部を
側面から見た図、図2は、図1のB−B線断面図、図3
は、印字装置20の正面図である。
【0026】この印字装置20は、図4に示すように、
重量選別機70の指示筐体71内に取付けられるもの
で、計量コンベア72上を通過した物品の時間当たりの
個数や重量の平均値等の統計結果をロール紙に印字す
る。
【0027】図1から図3において、印字装置20の筐
体21は、縦長の直方体状に形成され、その前面21a
の上部には、横長の上部窓22が設けられている。
【0028】また、筐体21の前面21a下部には、後
述するロール紙箱30を挿着するための大きな矩形穴2
3が設けられており、筐体21の底面21bには、この
矩形穴23の両側下端から後方に所定長さのコの字状の
ガイドレール24、25が設けられている。
【0029】筐体21の上部窓22の近傍の内壁面21
cには、印字機26が取付けられている。
【0030】印字機26は、その下部に取付けられたロ
ール紙ガイド板27に沿って下方から受入れたロール紙
3に、印字をして、上部窓22へ送出す。
【0031】なお、この印字機26は、印字機26の後
方の内壁面21cに、取付板28を介して固定された制
御基板29によって制御される。
【0032】ロール紙箱30は、上方が開口された略長
方体状に形成され、筐体21の矩形穴23より大形の前
板31の下端には、上部窓22とほぼ同一幅の下部窓3
2が箱内に挿通するように設けられている。
【0033】また、ロール紙箱30の底板33の左右両
端33a、33bは、ガイドレール24、25に係合す
るように側方へ延設されており、ロール紙箱30は、底
板33の両側とガイドレール24、25との係合によっ
て、筐体21の前方へ水平に引出すことができる。
【0034】ロール紙箱30の側板34、35は、その
前部34a、35aの高さが、後部34b、35bより
低く形成されていて、前部のほぼ中央上部には、後述す
る巻取軸40を支持するための軸受溝36、37が設け
られている。
【0035】軸受溝36、37の前部には、図5に示す
ように、下部窓32から巻取軸40の巻取外周に接する
線Lに対して鋭角な所定角度θをもって傾斜するガイド
部36a、37aが設けられている。
【0036】この角度θは、ロール紙に対する巻取張力
が、印字機26による印字が正常に行なえる限度以上に
なったとき、その張力によって巻取軸40を前方へ移動
させるのに必要な角度に予め決められている。
【0037】巻取軸40は、軸受溝36、37に両端を
回動自在に、かつ横ずれしないように支持され、ロール
紙3の先端を挿入するためのスリット41が中央に設け
られている。
【0038】また、一方の側板35の外側へ僅かに突出
する巻取軸40の一端40aには、大径で金属製の巻取
円板42が巻取軸40と同心に固定されている。
【0039】側板35のほぼ中央下部の内壁には、モー
タ45が、その回転軸45aを側板35から突出するよ
うに取付けられている。
【0040】モータ45の回転軸45aの上方には、略
逆V字状に形成されローラ支持板46が配置されてい
る。
【0041】ローラ支持板46の頂部46aには丸穴4
7が設けられ、モータ45の回転軸45aと巻取円板4
2との間に延びた長片部46bと、回転軸45aの後方
に延びた短片部46cの先端には、それぞれ長さ方向に
対して直交する長穴48、49が設けられており、側板
35に突設されたピン50、51、52が各穴47、4
8、49に挿通して、Eリング(図示せず)止めされて
いる。
【0042】このため、ローラ支持板46は、頂部46
aの丸穴47を支点として、長穴48、49の長さで決
まる所定角だけ回動できるように側板35に支持されて
いる。
【0043】ローラ支持板46の長片部46bの中間に
は、金属製で円板状に形成された中間ローラ55の中心
部が回転自在に支持されている。
【0044】中間ローラ55の外径は、中間ローラ55
がモータ45の回転軸45aに外接したときに、ローラ
支持板46の長片部46bと矩形部46cの長穴48、
49のほぼ中心にピン51、52が位置し、しかも、軸
受溝36、37に上方から受け入れられた巻取軸40の
巻取円板42が適切な接触圧で安定に外接するように予
め決められている。
【0045】したがって、中間ローラ55は、中間ロー
ラ55自身の自重による接触圧に巻取円板42の自重に
よる接触圧を加えた圧力で、モータ45の回転軸45a
に外接することになり、回転軸45aの回転は、安定か
つ確実に巻取円板42に伝達される。
【0046】側板34、35の後部の中央上端には、ロ
ール紙軸56の両端を支持するU字溝57、58が設け
られている。
【0047】未印字のロール紙3は、このロール紙軸5
6に中心を挿通されて支持されている。
【0048】ロール紙箱30の後板59には、モータ4
5のリード(図示せず)と接続された端子60、61
と、鉄板62が取付けられている。
【0049】端子60、61は、ロール紙箱30が、筐
体21内に完全に挿着されたとき、筐体21の背面側内
壁21dに取付けられた端子63、64と接触し、モー
タ45を駆動可能にする。
【0050】また、鉄板62は、筐体21の背面内壁に
取付けられた永久磁石65に吸着されて、ロール紙箱3
0の挿着状態を保持させる。なお、上部窓22の上方に
は、印字済みのロール紙の巻取りを行なわないときに、
送出されたロール紙を任意の場所で切断するためのカッ
タ67が取付けられている。
【0051】次に、この印字機20の動作について説明
する。
【0052】予め、図6に示すように、ロール紙箱30
を引出した状態で、未印字のロール紙3を印字機26へ
通して上部窓22から引き出し、ロール紙箱30の下部
窓32から箱内へ引き入れて、先端を巻取軸40のスリ
ット41に入れ、巻取軸40を巻取方向に数回回転させ
て、軸受溝36、37にセットした後、図1に示したよ
うに、ロール紙箱30を筐体21内に挿着する。
【0053】この挿着により、モータ45が駆動可能な
状態となり、永久磁石65と鉄板62とが吸着され、挿
着状態が保持される。
【0054】ここで印字機26が駆動されると、未印字
のロール紙3がロール紙ガイド27に沿って印字機26
内へ引出され、印字されたロール紙は上部窓22から送
出される。
【0055】印字機26が駆動されている間、モータ4
5にも通電がなされるため、モータ45の回転軸45a
の回転が中間ローラ55を介して巻取円板42に伝達さ
れる。
【0056】このため、上部窓22から下部窓32を通
るロール紙は、印字面を表面に向け、弛みのない状態で
巻取軸40に巻取られる。
【0057】この巻取速度は、印字機26と巻取軸40
との間のロール紙を常に弛みのない状態にするために、
印字機26の送り出し速度より速く設定されているた
め、ロール紙には、所定以上の張力がかかる。
【0058】この張力によって、巻取軸40は、図7の
(a)に示すように、軸受溝36、37のガイド部36
a、37aに沿って前方へ移動する。この移動によって
巻取円板42と中間ローラ55とが離間すると、巻取張
力がなくなり、巻取軸40は、図7の(b)に示すよう
に、巻取方向と逆向きに回転しながら元の位置へ戻るた
め、ロール紙3に僅かな弛みが生じる。
【0059】このとき、印字が継続している場合には、
この弛み分を含んで、再びロール紙の巻取りがなされ、
印字が終了している場合には、この僅かな弛みを残して
巻取りも停止する。
【0060】したがって、巻取軸40と下部窓32内の
ロール紙には常に僅かな弛みが生じることになるが、そ
の弛み分は、印字機26と巻取軸40との間のロール紙
の長さに比べて極めて少なく、上部窓22と下部窓32
の間のロール紙に大きな弛みを生じさせることはない。
【0061】また、巻取りが継続するにつれて、巻取軸
40の巻取り径が増加すると、その重さによって巻取軸
40を下方へ下げる力が増すが、図7の(c)に示すよ
うに、巻取り径の増加とともに、ロール紙の張力方向と
ガイド部36a、37aとのなす角θが小さくなるた
め、巻取軸40の前方への移動は安定してなされる。
【0062】また、モータ45は、巻取軸40から十分
離れた位置にあって、中間ローラ55を介して巻取円板
42に回転力を伝達しているため、巻取り径に何ら制限
を与えることはなく、ロール紙一巻を完全に巻取ること
ができる。
【0063】
【他の実施例】なお、この実施例では、巻取軸40の巻
取円板42、中間ローラ55およびモータ45の回転軸
45aが、側板の外側に配置されていたが、これらを側
板の内壁に沿って配置するようにしてもよい。
【0064】また、前記実施例では、ローラ支持板46
を、逆V字状に形成し、その両端および頂部の3点を側
板に支持させて、中間ローラ55のガタツキを防ぐよう
にしていたが、中間ローラ55の支持方法は、この実施
例に限定されるものでなく、自重やバネ等による付勢力
によって常にモータの回転軸へ外接する支持方法であれ
ばよい。
【0065】なお、前記実施例では、ロール紙箱30の
前板31の下端に設けられた下部窓からロール紙を受入
れて巻取るようにしていたが、これは、本考案を限定す
るものでなく、図8に示すロール紙箱30′のように、
前板を省き、両側板34、35の間に回動自在な軸受体
75を取付けるように構成することもできる。
【0066】この軸受体75は、軸受円板76、77に
V字状の軸受溝78、79が設けられ、軸受円板76、
77から前方へそれぞれ延びたアーム板80、81の先
端同士が、連結軸82によって連結されている。
【0067】また、軸受円板76、77の外表面には、
突起76a、77aが設けられている。
【0068】一方、側板34、35の内壁には、軸受円
板76、77に係合して軸受体75を支持する略円形の
陥没部85、86が形成され、その陥没面85a、86
aには、軸受円板76、77の突起76a、77aに係
合して、軸受体75を所定角度で固定するためのストッ
パ穴87が複数ずつ設けられている。
【0069】また、軸受円板76、77の軸受溝78、
79の前方側のガイド部78a、79aの傾斜角θは、
図9の(a)に示すように、軸受溝78、79の中央と
連結軸82とを結ぶ線に対して鋭角で、この線に沿った
方向の張力によって巻取軸が移動できる角度に予め決め
られている。
【0070】このような、回動式の軸受体75を用いた
場合、図9の(b)のように、軸受体75を下げること
によって、筐体21の前面で視認できるロール紙長を長
くすることができる。また、ロール紙の先端を巻取軸4
0にセットする場合だけ軸受体75の先端を図9の
(a)のように、上方へ上げておけば、そのセット作業
がより容易になる。
【0071】なお、前記実施例では、巻取ったロール紙
および未印字のロール紙を収容するロール紙収容部が、
筐体に対して引出し自在に形成された印字装置について
説明したが、これは本考案を限定するものでなく、例え
ば筐体の側面側が開閉式で、ロール紙収納部を引出さな
くても、ロール紙の装填が可能な印字装置についても本
願を適用することができる。
【0072】
【考案の効果】以上、説明したように、第1の考案の印
字装置では、筐体の前面上部から印字機によって送出さ
れ、筐体の前面下端部から受け入れられたロール紙を、
この受け入れ部より高い軸受部に支持されている巻取軸
によって巻取るように構成するとともに、ロール紙に所
定以上の張力が負荷されたときに、巻取軸を前方へ移動
させるためのガイド部を軸受部に設けている。
【0073】このため、巻取張力が所定以上になると、
巻取軸はガイド部に沿って前方へ移動し、巻取円板と巻
取駆動部との当接が解除され、印字機への悪影響がなく
なる。
【0074】また、第2の考案の印字装置では、巻取駆
動部のモータを、巻取軸の後方に配置するとともに、モ
ータの回転軸と巻取円板との間に配置された中間ローラ
を介して、巻取軸へ回転力が伝達されるように構成した
ため、巻取容量に制限を加えることなく、装置全体の幅
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の内部を示す側面図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】一実施例の正面図である。
【図4】一実施例の装置を内蔵する重量選別機の正面図
である。
【図5】一実施例の要部の形状を説明するための図であ
る。
【図6】一実施例の用紙セットの手順を示す側面図であ
る。
【図7】一実施例の巻取動作を説明するための拡大側面
図である。
【図8】本考案の他の実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の実施例の要部を示す拡大側面図である。
【図10】従来装置の内部を示す側面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【符号の説明】
3 ロール紙 20 印字装置 21 筐体 22 上部窓 24、25 ガイドレール 26 印字機 30 ロール紙箱 32 下部窓 36、37 軸受溝 36a、37a ガイド部 40 巻取軸 42 巻取円板 45 モータ 46 ローラ支持板 55 中間ローラ 56 ロール紙軸

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、 前記筐体内に配置され、ロール紙に印字をして前記筐体
    前面の上部から送り出す印字機と、 前記筐体前面の下部に設けられ、前記筐体前面の上部か
    ら送り出されるロール紙を受入れるロール紙受入れ部
    と、 前記ロール紙受入れ部から受入れられたロール紙を巻取
    るための巻取軸と、 前記巻取軸の少なくとも一端側に、該巻取軸と同心状に
    固定された巻取円板と、 前記ロール紙受入れ部の後方に形成され、前記巻取軸の
    両端を上方から受入れて回転自在に支持する軸受部と、 前記軸受部に支持された前記巻取軸の巻取円板の後部外
    周に当接し、前記巻取円板を回転させる巻取駆動部とを
    備えた印字装置において、 前記ロール紙受入れ部を、前記軸受部に支持された前記
    巻取軸の高さより低い位置に設け、 前記印字機から前記巻取軸間のロール紙に負荷される張
    力が所定以上になったときに、該張力によって前記巻取
    軸を前記筐体前面方向へ移動させるためのガイド部を、
    前記軸受部に設けたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】筐体と、 前記筐体内に配置され、ロール紙に印字をして前記筐体
    前面の上部から送り出す印字機と、 前記筐体の前面下部に引出し自在に取付けられ、上面側
    が開口されたロール紙箱と、 前記ロール紙箱の前面部に形成され、前記上部窓から送
    出されるロール紙を受入れるロール紙受入れ部と、 前記ロール紙受入れ部から受入れられたロール紙を巻取
    るための巻取軸と、 前記巻取軸の少なくとも一端側に、該巻取軸と同心状に
    固定された巻取円板と、 前記ロール紙箱の両側板に形成され、前記巻取軸の両端
    を上方から受入れて回転自在に支持する軸受部と、 前記軸受部に支持された前記巻取軸の巻取円板の後部外
    周に当接し、前記巻取円板を回転させる巻取駆動部とを
    備えた印字装置において、 前記巻取駆動部は、 前記軸受部後方の前記ロール紙箱内に取付けられ、前記
    軸受部に支持される前記巻取軸と平行な回転軸を有する
    モータと、 前記軸受部と前記モータとの間に配置され、前記モータ
    の回転軸に外接し、前記軸受部に前記巻取軸が支持され
    たとき、該巻取軸の巻取円板に外接して、前記モータの
    回転を前記巻取軸に伝達する中間ローラとによって構成
    されていることを特徴とする印字装置。
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