JP2564295Y2 - 可撓性リングの供給装置 - Google Patents
可撓性リングの供給装置Info
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- JP2564295Y2 JP2564295Y2 JP6497492U JP6497492U JP2564295Y2 JP 2564295 Y2 JP2564295 Y2 JP 2564295Y2 JP 6497492 U JP6497492 U JP 6497492U JP 6497492 U JP6497492 U JP 6497492U JP 2564295 Y2 JP2564295 Y2 JP 2564295Y2
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- ring
- flexible
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴム若しくはゴムと樹
脂を混合して成るような可撓性リングを整列させて一つ
づつ供給可能にする装置に係り、例えば輪ゴム状のゴム
製ドライブベルトを一つづつ定位置に供給して、そのド
ライブベルトを部品とする組み立て装置若しくは組み立
てラインへの当該ドライブベルトの供給を自動化する技
術に適用して有効なものに関する。
脂を混合して成るような可撓性リングを整列させて一つ
づつ供給可能にする装置に係り、例えば輪ゴム状のゴム
製ドライブベルトを一つづつ定位置に供給して、そのド
ライブベルトを部品とする組み立て装置若しくは組み立
てラインへの当該ドライブベルトの供給を自動化する技
術に適用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】各種装置の組み立てには省力化の観点か
ら広く自動組立が採用されるに至っている。このとき、
自動組み立て装置若しくは自動組立ラインには各種部品
を供給しなければならないが、その供給をも自動化する
場合には、必要な部品を整列させて順次定位置に送り、
これを組み立て装置が確実に取出せるようにしなければ
ならない。従来このような供給装置としては、部品をば
ら積みしたホッパーに振動を与えて部品を送り出すもの
や、前後左右に傾けた循環型エレベータベルトでホッパ
ーから部品を取出して整列搬送するものなどがある。斯
る供給装置については、例えば昭和54年7月20日社
団法人日本機械学会発行の「機械工学便覧」第17−2
06頁乃至第17−208頁に記載されている。
ら広く自動組立が採用されるに至っている。このとき、
自動組み立て装置若しくは自動組立ラインには各種部品
を供給しなければならないが、その供給をも自動化する
場合には、必要な部品を整列させて順次定位置に送り、
これを組み立て装置が確実に取出せるようにしなければ
ならない。従来このような供給装置としては、部品をば
ら積みしたホッパーに振動を与えて部品を送り出すもの
や、前後左右に傾けた循環型エレベータベルトでホッパ
ーから部品を取出して整列搬送するものなどがある。斯
る供給装置については、例えば昭和54年7月20日社
団法人日本機械学会発行の「機械工学便覧」第17−2
06頁乃至第17−208頁に記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者はそのような
供給装置として、ゴム若しくはゴムと樹脂を混合して成
るような可撓性リングを対象とするものについて検討し
た。これによれば、可撓性リングはその材質故に柔軟で
且つ相互に付着するような粘着性があるため、ホッパー
に多数収容された可撓性リングを取出して向きをそろ
え、自重によって転動させながら整列させて定位置にも
っていくには、単なる振動やベルト搬送を利用したので
は実現し難いことを見出した。
供給装置として、ゴム若しくはゴムと樹脂を混合して成
るような可撓性リングを対象とするものについて検討し
た。これによれば、可撓性リングはその材質故に柔軟で
且つ相互に付着するような粘着性があるため、ホッパー
に多数収容された可撓性リングを取出して向きをそろ
え、自重によって転動させながら整列させて定位置にも
っていくには、単なる振動やベルト搬送を利用したので
は実現し難いことを見出した。
【0004】本考案の目的は、多数収容された可撓性リ
ングを取出して向きをそろえ、その自重によって転動さ
せながら可撓性リングを整列させて供給できる装置を提
供することにある。
ングを取出して向きをそろえ、その自重によって転動さ
せながら可撓性リングを整列させて供給できる装置を提
供することにある。
【0005】本考案の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の可撓性リングの供
給装置には、回転ドラム形式のホッパーを採用し、回転
ドラムの回転に従ってその筒内で撹拌変位される可撓性
リングを当該回転ドラムの回転と共に掬上げ載置した後
滑落させるテラス部を回転ドラムの筒内に単数若しくは
複数個設ける。前記テラス部から滑落された可撓性リン
グを回転ドラムの筒内で受け止めて、回転ドラムの開口
部から外に案内するために整列供給ガイドを備える。こ
の整列供給ガイドは、受け止めた可撓性リングをその自
重によって転動可能にするために、回転ドラムの筒内か
らその外に至る向きを以って下降傾斜された可撓性リン
グの転動路を有する。この転動路の上流側は、テラス部
から滑落された可撓性リングを所定の向きを以って受け
止めて転動可能に傾倒支持するために、回転ドラムの回
転方向に僅かな倒れが設定された壁部を備える。また、
転動路の下流側は、可撓性リングを一列に整列させて転
動を許容するトンネル部を構成する。更に、そのトンネ
ル部の入口手前の転動路には、可撓性リングの表面に重
なって転動されてくる別の可撓性リングを分離排除する
ための幅狭部分が形成される。
給装置には、回転ドラム形式のホッパーを採用し、回転
ドラムの回転に従ってその筒内で撹拌変位される可撓性
リングを当該回転ドラムの回転と共に掬上げ載置した後
滑落させるテラス部を回転ドラムの筒内に単数若しくは
複数個設ける。前記テラス部から滑落された可撓性リン
グを回転ドラムの筒内で受け止めて、回転ドラムの開口
部から外に案内するために整列供給ガイドを備える。こ
の整列供給ガイドは、受け止めた可撓性リングをその自
重によって転動可能にするために、回転ドラムの筒内か
らその外に至る向きを以って下降傾斜された可撓性リン
グの転動路を有する。この転動路の上流側は、テラス部
から滑落された可撓性リングを所定の向きを以って受け
止めて転動可能に傾倒支持するために、回転ドラムの回
転方向に僅かな倒れが設定された壁部を備える。また、
転動路の下流側は、可撓性リングを一列に整列させて転
動を許容するトンネル部を構成する。更に、そのトンネ
ル部の入口手前の転動路には、可撓性リングの表面に重
なって転動されてくる別の可撓性リングを分離排除する
ための幅狭部分が形成される。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、ホッパーを構成する回
転ドラムにばら積みに収容された可撓性リングは、ドラ
ムの回転に従ってテラス部で撹拌変位され、粘着性によ
って相互に付着されている可撓性リングを個々に分離若
しくは相互付着力を低減する。このとき、テラス部に掬
い上げられた可撓性リングは、回転ドラムの回転角の増
大に応じて傾斜するテラス部から滑落される。滑落され
た可撓性リングは、整列供給ガイドの壁部に側面部が支
えられて転動路に外周部が載置され、これによって可撓
性リングは、所定の向きを以って整列供給ガイドに受け
止められる。受け止められた可撓性リングはその自重に
よって転動路を転動降下する。このとき複数個の可撓性
リングは、表裏或は鉛直方向上下に重なって転動される
虞が有る。可撓性リングの表面に重なって転動されてく
る別の可撓性リングは、前記幅狭部分を介して転動路か
ら落下排除され、鉛直方向上方に重なって転動されてく
る別の可撓性リングはトンネル部の入口部分にて転動路
から落下排除される。これによって、可撓性リングは、
下流側のトンネル部に一列に導入される。一列状態でト
ンネル部に導入された可撓性リングは上流側可撓性リン
グの自重による分力を受けて競り上がろうとするが、そ
の競り上りはトンネル部の上面部が阻止して、整列状態
を維持させる。
転ドラムにばら積みに収容された可撓性リングは、ドラ
ムの回転に従ってテラス部で撹拌変位され、粘着性によ
って相互に付着されている可撓性リングを個々に分離若
しくは相互付着力を低減する。このとき、テラス部に掬
い上げられた可撓性リングは、回転ドラムの回転角の増
大に応じて傾斜するテラス部から滑落される。滑落され
た可撓性リングは、整列供給ガイドの壁部に側面部が支
えられて転動路に外周部が載置され、これによって可撓
性リングは、所定の向きを以って整列供給ガイドに受け
止められる。受け止められた可撓性リングはその自重に
よって転動路を転動降下する。このとき複数個の可撓性
リングは、表裏或は鉛直方向上下に重なって転動される
虞が有る。可撓性リングの表面に重なって転動されてく
る別の可撓性リングは、前記幅狭部分を介して転動路か
ら落下排除され、鉛直方向上方に重なって転動されてく
る別の可撓性リングはトンネル部の入口部分にて転動路
から落下排除される。これによって、可撓性リングは、
下流側のトンネル部に一列に導入される。一列状態でト
ンネル部に導入された可撓性リングは上流側可撓性リン
グの自重による分力を受けて競り上がろうとするが、そ
の競り上りはトンネル部の上面部が阻止して、整列状態
を維持させる。
【0008】回転ドラムの中で撹拌される可撓性リング
がドラムの開口から外にこぼれ落ちるの阻止するには、
前記回転ドラムの開口部分に、該回転ドラムの回転にし
たがって筒内で変位する可撓性リングに当接して該リン
グの変位方向を筒の奥部に修正する変位方向修正板を、
回転ドラムの回転中心に対して回転方向後方に傾斜させ
て複数個並設固定するとよい。
がドラムの開口から外にこぼれ落ちるの阻止するには、
前記回転ドラムの開口部分に、該回転ドラムの回転にし
たがって筒内で変位する可撓性リングに当接して該リン
グの変位方向を筒の奥部に修正する変位方向修正板を、
回転ドラムの回転中心に対して回転方向後方に傾斜させ
て複数個並設固定するとよい。
【0009】前記整列供給ガイドを可撓性リングのスト
ッカーとしても機能させるには、前記トンネル部の終端
に、可撓性リングに係合してその転動を抑止する係合部
を配置すると共に、転動が抑止された可撓性リングをト
ンネル部から取り出し可能に露出させる取出し口を形成
すればよい。
ッカーとしても機能させるには、前記トンネル部の終端
に、可撓性リングに係合してその転動を抑止する係合部
を配置すると共に、転動が抑止された可撓性リングをト
ンネル部から取り出し可能に露出させる取出し口を形成
すればよい。
【0010】多数の可撓性リングを収容した回転ドラム
を単位としてこれを交換可能にすることによって可撓性
リングの補給を能率化するには、前記回転ドラムを、夫
々回転可能に左右方向に配置されたローラの上に係合離
脱可能に配置すればよい。
を単位としてこれを交換可能にすることによって可撓性
リングの補給を能率化するには、前記回転ドラムを、夫
々回転可能に左右方向に配置されたローラの上に係合離
脱可能に配置すればよい。
【0011】
【実施例】図1には本考案の一実施例に係る可撓性リン
グの供給装置が示される。
グの供給装置が示される。
【0012】同図において1はゴム若しくはゴムと樹脂
を混合して成るような可撓性リングであり、例えば、流
体のシーリングに利用されるOリングやVリング、更に
は原動側から従動側に回転力を伝達するためのドライブ
ベルトなどとされる。特に制限されないが、本実施例に
示される可撓性リング1は、0.7mm×0.7mmの
寸法を有する断面四角形状であって、外径39mmのゴ
ム製ドライブベルトである。
を混合して成るような可撓性リングであり、例えば、流
体のシーリングに利用されるOリングやVリング、更に
は原動側から従動側に回転力を伝達するためのドライブ
ベルトなどとされる。特に制限されないが、本実施例に
示される可撓性リング1は、0.7mm×0.7mmの
寸法を有する断面四角形状であって、外径39mmのゴ
ム製ドライブベルトである。
【0013】図において2は、ベース3に回転可能に設
けた筒状の回転ドラムであり、前記可撓性リング1をば
ら積みで収容するホッパーとして機能される。回転ドラ
ム2は、ベース3の上に離隔配置された2本のシャフト
4,5のローラ6に載置されて回転可能に支持されてい
る。その支持状態は特に制限されないが、回転ドラム2
の外周面に設けた周回溝7に各シャフト4,5の後方側
のローラ6が嵌入されて回転ドラム2の軸方向移動を規
制している。回転ドラム2は、駆動モータ8の回転をプ
ーリー9,10とベルト11でシャフト4に伝達して回
転駆動される。本実施例に従えば、回転ドラム2は矢印
A方向に回転される。回転ドラム2は左右合計4個のロ
ーラ6の上に係合離脱可能に載置されているので、多数
の可撓性リング1を収容した回転ドラム2を単位として
これを交換可能にすることによって可撓性リング1の補
給を能率化することができる。
けた筒状の回転ドラムであり、前記可撓性リング1をば
ら積みで収容するホッパーとして機能される。回転ドラ
ム2は、ベース3の上に離隔配置された2本のシャフト
4,5のローラ6に載置されて回転可能に支持されてい
る。その支持状態は特に制限されないが、回転ドラム2
の外周面に設けた周回溝7に各シャフト4,5の後方側
のローラ6が嵌入されて回転ドラム2の軸方向移動を規
制している。回転ドラム2は、駆動モータ8の回転をプ
ーリー9,10とベルト11でシャフト4に伝達して回
転駆動される。本実施例に従えば、回転ドラム2は矢印
A方向に回転される。回転ドラム2は左右合計4個のロ
ーラ6の上に係合離脱可能に載置されているので、多数
の可撓性リング1を収容した回転ドラム2を単位として
これを交換可能にすることによって可撓性リング1の補
給を能率化することができる。
【0014】前記回転ドラム2は有底筒状を成し、その
開口縁にはリング状の鍔12が設けられ、当該鍔12と
概ね同一の幅を持つ長尺のテラス部13を回転ドラム2
の内周部に180°の間隔を以って放射状に固定する。
回転ドラム2に対するテラス部13の配置構造に関する
詳細は図2に示される。このテラス部13は、前記回転
ドラム2の回転に従ってその筒内で撹拌変位される可撓
性リング1を、当該回転ドラム2の回転と共に掬上げ載
置する。テラス部13に掬い上げられた可撓性リング1
は、回転ドラム2の回転角の増大に応じて傾斜する当該
テラス部13から回転ドラム2の中央部分に滑落され
る。
開口縁にはリング状の鍔12が設けられ、当該鍔12と
概ね同一の幅を持つ長尺のテラス部13を回転ドラム2
の内周部に180°の間隔を以って放射状に固定する。
回転ドラム2に対するテラス部13の配置構造に関する
詳細は図2に示される。このテラス部13は、前記回転
ドラム2の回転に従ってその筒内で撹拌変位される可撓
性リング1を、当該回転ドラム2の回転と共に掬上げ載
置する。テラス部13に掬い上げられた可撓性リング1
は、回転ドラム2の回転角の増大に応じて傾斜する当該
テラス部13から回転ドラム2の中央部分に滑落され
る。
【0015】回転ドラム2の中で撹拌変位される可撓性
リング1が回転ドラム2の開口から外にこぼれ落ちるの
阻止するため、図2に示されるように、前記回転ドラム
2の開口部分に、該回転ドラム2の回転にしたがって筒
内で変位する可撓性リング1に当接して該リング1の変
位方向を筒内奥方へ修正する変位方向修正板18を、回
転ドラム2の回転中心に対して回転方向後方に傾斜させ
て複数個並設固定してある。
リング1が回転ドラム2の開口から外にこぼれ落ちるの
阻止するため、図2に示されるように、前記回転ドラム
2の開口部分に、該回転ドラム2の回転にしたがって筒
内で変位する可撓性リング1に当接して該リング1の変
位方向を筒内奥方へ修正する変位方向修正板18を、回
転ドラム2の回転中心に対して回転方向後方に傾斜させ
て複数個並設固定してある。
【0016】図1において14は、前記テラス部13か
ら滑落された可撓性リング1を回転ドラム2の筒内で受
け止めて、回転ドラム2の開口部から外に案内する整列
供給ガイドである。この整列供給ガイド14は、回転ド
ラム2の筒内からその外に至る向きを以って角度φ1だ
け下向きに傾斜され、且つ、前記ベース3に対して回転
ドラム2の回転方向Aに角度φ2の倒れが設定されて、
ブラケット15にてベース3に固定配置されている。こ
の整列供給ガイド14は、前記角度φ1の傾斜と前記角
度φ2の倒れを持った可撓性リングの転動路16を有す
る。
ら滑落された可撓性リング1を回転ドラム2の筒内で受
け止めて、回転ドラム2の開口部から外に案内する整列
供給ガイドである。この整列供給ガイド14は、回転ド
ラム2の筒内からその外に至る向きを以って角度φ1だ
け下向きに傾斜され、且つ、前記ベース3に対して回転
ドラム2の回転方向Aに角度φ2の倒れが設定されて、
ブラケット15にてベース3に固定配置されている。こ
の整列供給ガイド14は、前記角度φ1の傾斜と前記角
度φ2の倒れを持った可撓性リングの転動路16を有す
る。
【0017】前記転動路16の上流側は、テラス部13
から滑落された可撓性リング1を転動可能に傾倒支持す
るために前記角度φ2の倒れが設定された壁部17を備
える。転動路16と壁部17との角度関係の詳細は図3
の縦断面図に示される。テラス部13に掬い上げられた
可撓性リング1は、回転ドラム2の回転角の増大に応じ
て傾斜するテラス部13から滑落される。滑落された可
撓性リング1は、整列供給ガイド14の壁部17に側面
部が支えられて転動路16に外周部が載置され、これに
よって可撓性リング1は、所定の向きを以って整列供給
ガイド14に受け止められる。受け止められた可撓性リ
ング1はその自重によって転動路16を転動下降する。
から滑落された可撓性リング1を転動可能に傾倒支持す
るために前記角度φ2の倒れが設定された壁部17を備
える。転動路16と壁部17との角度関係の詳細は図3
の縦断面図に示される。テラス部13に掬い上げられた
可撓性リング1は、回転ドラム2の回転角の増大に応じ
て傾斜するテラス部13から滑落される。滑落された可
撓性リング1は、整列供給ガイド14の壁部17に側面
部が支えられて転動路16に外周部が載置され、これに
よって可撓性リング1は、所定の向きを以って整列供給
ガイド14に受け止められる。受け止められた可撓性リ
ング1はその自重によって転動路16を転動下降する。
【0018】図4に示されるように、転動路16におい
て壁部17と対を成す上流側は、可撓性リング1の線径
よりも大きな幅寸法W1を有し、この部分よりも下流側
に位置して可撓性リング1の線径よりも小さな幅寸法W
2を有する幅狭部分19が構成される。幅寸法W1の第
1の部分はテラス部13から滑落された可撓性リング1
を専ら受け止める部分であり、受け止めを確実化するに
は比較的大きな幅寸法を設定した方が望ましいからであ
る。このとき、図4において1aで示される可撓性リン
グのように別の可撓性リングの表面に重なってしまうも
のが予想される。前記幅狭部分19は、そのように重な
った可撓性リング1aを、矢印Bで示されるように回転
ドラム2の内部に落下排除する。
て壁部17と対を成す上流側は、可撓性リング1の線径
よりも大きな幅寸法W1を有し、この部分よりも下流側
に位置して可撓性リング1の線径よりも小さな幅寸法W
2を有する幅狭部分19が構成される。幅寸法W1の第
1の部分はテラス部13から滑落された可撓性リング1
を専ら受け止める部分であり、受け止めを確実化するに
は比較的大きな幅寸法を設定した方が望ましいからであ
る。このとき、図4において1aで示される可撓性リン
グのように別の可撓性リングの表面に重なってしまうも
のが予想される。前記幅狭部分19は、そのように重な
った可撓性リング1aを、矢印Bで示されるように回転
ドラム2の内部に落下排除する。
【0019】前記転動路16の下流側は、可撓性リング
1を一列に整列させて転動を許容するトンネル部20を
構成する。図5にはトンネル部20の横断面が示され
る。転動路16の上流側で受け止められた可撓性リング
1はその自重によって転動路16を転動降下し、下流側
のトンネル部20に一列に導入される。トンネル部20
の直前においては、図4及び図5に示される1bの可撓
性リングのように別の可撓性リングの鉛直上方に重なっ
て転動されてくることも予想される。トンネル部20の
入口部分は、そのように重なった可撓性リング1bを回
転ドラム2の内部に落下排除する。転動路上流側の前記
幅狭部分19とトンネル部20の入り口部分とを介し
て、表裏方向に重なった余分な可撓性リング1aと鉛直
方向に重なった余分な可撓性リング1bを各別に排除す
ることにより、その処理に確実化を期することができ
る。幅狭部分19を設けていない場合には、トンネル部
20の入口部分で双方の排除処理を行わなければなら
ず、仮に、一つの可撓性リングの表面と鉛直上方に夫々
別の可撓性リングが重なった状態で、同時に双方の余分
な可撓性リングを排除しようとすると、可撓性リング相
互の粘着性故に正規の可撓性リングも落下或は不所望に
変位されて、後続の可撓性リングの整列状態を乱す虞が
ある。
1を一列に整列させて転動を許容するトンネル部20を
構成する。図5にはトンネル部20の横断面が示され
る。転動路16の上流側で受け止められた可撓性リング
1はその自重によって転動路16を転動降下し、下流側
のトンネル部20に一列に導入される。トンネル部20
の直前においては、図4及び図5に示される1bの可撓
性リングのように別の可撓性リングの鉛直上方に重なっ
て転動されてくることも予想される。トンネル部20の
入口部分は、そのように重なった可撓性リング1bを回
転ドラム2の内部に落下排除する。転動路上流側の前記
幅狭部分19とトンネル部20の入り口部分とを介し
て、表裏方向に重なった余分な可撓性リング1aと鉛直
方向に重なった余分な可撓性リング1bを各別に排除す
ることにより、その処理に確実化を期することができ
る。幅狭部分19を設けていない場合には、トンネル部
20の入口部分で双方の排除処理を行わなければなら
ず、仮に、一つの可撓性リングの表面と鉛直上方に夫々
別の可撓性リングが重なった状態で、同時に双方の余分
な可撓性リングを排除しようとすると、可撓性リング相
互の粘着性故に正規の可撓性リングも落下或は不所望に
変位されて、後続の可撓性リングの整列状態を乱す虞が
ある。
【0020】転動路上流側の幅狭部分19及びトンネル
部20の入り口部分を介して一列状態でトンネル部20
に導入された可撓性リング1は上流側可撓性リングの自
重による分力を受けて競り上がろうとするが、その競り
上りはトンネル部20の上面部が阻止して、整列状態を
維持させる。
部20の入り口部分を介して一列状態でトンネル部20
に導入された可撓性リング1は上流側可撓性リングの自
重による分力を受けて競り上がろうとするが、その競り
上りはトンネル部20の上面部が阻止して、整列状態を
維持させる。
【0021】前記トンネル部20の終端には、可撓性リ
ング1に係合してその転動を抑止する係合部21が配置
されると共に、転動が抑止された可撓性リング1をトン
ネル部20から取り出し可能に露出させる取出し口22
が形成される。これにより、前記整列供給ガイド14は
可撓性リング1のストッカーとしても機能される。
ング1に係合してその転動を抑止する係合部21が配置
されると共に、転動が抑止された可撓性リング1をトン
ネル部20から取り出し可能に露出させる取出し口22
が形成される。これにより、前記整列供給ガイド14は
可撓性リング1のストッカーとしても機能される。
【0022】上記実施例によれば以下の作用効果が有
る。
る。
【0023】本実施例の供給装置は、可撓性リング1を
部品として利用する自動組立装置の所定位置に前記取出
し口22を向けて配置される。回転ドラムへの可撓性リ
ングの補給は回転ドラム2の開口部から適宜のタイミン
グで行ってもよいが、ローラ6の上に係合離脱可能に載
置された回転ドラム2の支持構造故に、回転ドラム2そ
れ自体を交換することによって可撓性リング1を補給す
ることができ、これによって、可撓性リングの補給も自
動化に最適である。
部品として利用する自動組立装置の所定位置に前記取出
し口22を向けて配置される。回転ドラムへの可撓性リ
ングの補給は回転ドラム2の開口部から適宜のタイミン
グで行ってもよいが、ローラ6の上に係合離脱可能に載
置された回転ドラム2の支持構造故に、回転ドラム2そ
れ自体を交換することによって可撓性リング1を補給す
ることができ、これによって、可撓性リングの補給も自
動化に最適である。
【0024】ホッパーを構成する回転ドラム2にばら積
みに収容された可撓性リング1は、回転ドラム2の回転
に従ってテラス部13で撹拌変位され、粘着性によって
相互に付着されている可撓性リング1は個々に分離若し
くは相互付着力が低減される。このとき、回転ドラム2
の開口部分に設けられた変位方向修正板18は、回転ド
ラム2の回転方向に対して所定の後退角度を以って配置
されているので、そのスクリューのような作用により、
回転ドラム2の中で撹拌される可撓性リングに筒内奥方
への推力を与え、回転ドラム2の開口から可撓性リング
1が外にこぼれ落ちるの阻止する。
みに収容された可撓性リング1は、回転ドラム2の回転
に従ってテラス部13で撹拌変位され、粘着性によって
相互に付着されている可撓性リング1は個々に分離若し
くは相互付着力が低減される。このとき、回転ドラム2
の開口部分に設けられた変位方向修正板18は、回転ド
ラム2の回転方向に対して所定の後退角度を以って配置
されているので、そのスクリューのような作用により、
回転ドラム2の中で撹拌される可撓性リングに筒内奥方
への推力を与え、回転ドラム2の開口から可撓性リング
1が外にこぼれ落ちるの阻止する。
【0025】回転ドラム2の内部でテラス部13に掬い
上げられた可撓性リング1は、回転ドラム2の回転角の
増大に応じて傾斜する当該テラス部13から滑落され
る。滑落された可撓性リング1は、整列供給ガイド14
において角度φ2を以って倒れが設定された壁部17に
側面部が支えられて転動路16に外周部が載置され、こ
れにより、可撓性リング1を安定的に所定の向きを以っ
て整列供給ガイド14に受け止めることができる。転動
路16に受け止められた可撓性リングはその自重によっ
て転動路を転動降下する。このとき複数個の可撓性リン
グ1は、表裏或は鉛直方向上下に重なって転動される虞
が有るが、可撓性リングの表面に重なって転動されてく
る別の可撓性リングは、幅狭部分19を介して転動路1
6から落下排除され、鉛直方向上方に重なって転動され
てくる別の可撓性リングはトンネル部20の入口部分に
て転動路から落下排除される。これにより、可撓性リン
グを下流側のトンネル部20に順次安定的に一列状態で
導入させることができる。一列状態でトンネル部20に
導入された可撓性リング1は上流側可撓性リングの自重
による分力を受けて競り上がろうとするが、その競り上
りはトンネル部20の上面部が阻止して、整列状態を維
持させる。前記トンネル部20の終端に形成された前記
係合部21と取出し口22は、整列供給ガイド14を可
撓性リングのストッカーとしても機能させ、ストックさ
れた最前端の可撓性リングが図示しない組み立て装置に
て取出されると、その上流側の複数個の可撓性リングが
一連に可撓性リング1個分だけ転動降下して、次に取出
しを待つ。
上げられた可撓性リング1は、回転ドラム2の回転角の
増大に応じて傾斜する当該テラス部13から滑落され
る。滑落された可撓性リング1は、整列供給ガイド14
において角度φ2を以って倒れが設定された壁部17に
側面部が支えられて転動路16に外周部が載置され、こ
れにより、可撓性リング1を安定的に所定の向きを以っ
て整列供給ガイド14に受け止めることができる。転動
路16に受け止められた可撓性リングはその自重によっ
て転動路を転動降下する。このとき複数個の可撓性リン
グ1は、表裏或は鉛直方向上下に重なって転動される虞
が有るが、可撓性リングの表面に重なって転動されてく
る別の可撓性リングは、幅狭部分19を介して転動路1
6から落下排除され、鉛直方向上方に重なって転動され
てくる別の可撓性リングはトンネル部20の入口部分に
て転動路から落下排除される。これにより、可撓性リン
グを下流側のトンネル部20に順次安定的に一列状態で
導入させることができる。一列状態でトンネル部20に
導入された可撓性リング1は上流側可撓性リングの自重
による分力を受けて競り上がろうとするが、その競り上
りはトンネル部20の上面部が阻止して、整列状態を維
持させる。前記トンネル部20の終端に形成された前記
係合部21と取出し口22は、整列供給ガイド14を可
撓性リングのストッカーとしても機能させ、ストックさ
れた最前端の可撓性リングが図示しない組み立て装置に
て取出されると、その上流側の複数個の可撓性リングが
一連に可撓性リング1個分だけ転動降下して、次に取出
しを待つ。
【0026】以上本考案者によってなされた考案を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本考案はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
テラス部の数は2個に限定されず1個或は3個以上であ
ってもよい。その数は可撓性リングの大きさ、回転ドラ
ムの径、並びに回転ドラムの回転速度などに従って、効
率的に可撓性リングを掬上げ可能なように決定すること
ができる。また、可撓性リングの断面形状は、方形状に
限定されず、円形さらにはその他の形状であってもよ
い。また、回転ドラムの軸方向移動を規制する手段は上
記実施例の円周溝7を用いる構成に限定されず、シャフ
トに固定した左右のローラ6の端を鍔付きとし、当該鍔
で回転ドラムの左右側面部を挾むようにして軸方向移動
を規制してもよい。
例に基づいて具体的に説明したが、本考案はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
テラス部の数は2個に限定されず1個或は3個以上であ
ってもよい。その数は可撓性リングの大きさ、回転ドラ
ムの径、並びに回転ドラムの回転速度などに従って、効
率的に可撓性リングを掬上げ可能なように決定すること
ができる。また、可撓性リングの断面形状は、方形状に
限定されず、円形さらにはその他の形状であってもよ
い。また、回転ドラムの軸方向移動を規制する手段は上
記実施例の円周溝7を用いる構成に限定されず、シャフ
トに固定した左右のローラ6の端を鍔付きとし、当該鍔
で回転ドラムの左右側面部を挾むようにして軸方向移動
を規制してもよい。
【0027】
【考案の効果】本願において開示される考案によれば以
下の効果が有る。
下の効果が有る。
【0028】(1)ホッパーを構成する回転ドラムにば
ら積みに収容された可撓性リングは、回転ドラムの回転
に従ってテラス部で撹拌変位され、粘着性によって相互
に付着されている可撓性リングを個々に分離若しくは相
互付着力を低減することができる。 (2)回転ドラムの内部でテラス部に掬い上げられた可
撓性リングは、回転ドラムの回転角の増大に応じて傾斜
する当該テラス部から滑落される。滑落された可撓性リ
ングは、整列供給ガイドの壁部に側面部が支えられて転
動路に外周部が載置され、これにより、可撓性リングを
安定的に所定の向きを以って整列供給ガイドに受け止め
ることができる。 (3)転動路に受け止められた可撓性リングはその自重
によって転動路を転動降下する。このとき複数個の可撓
性リングは、表裏或は鉛直方向上下に重なって転動され
る虞が有るが、可撓性リングの表面に重なって転動され
てくる別の可撓性リングは、幅狭部分を介して転動路か
ら落下排除され、鉛直方向上方に重なって転動されてく
る別の可撓性リングはトンネル部の入口部分にて転動路
から落下排除される。これにより、可撓性リングを下流
側のトンネル部に順次安定的に一列状態で導入させるこ
とができる。 (4)一列状態でトンネル部に導入された可撓性リング
は上流側可撓性リングの自重による分力を受けて競り上
がろうとするが、その競り上りはトンネル部の上面部が
阻止して、整列状態を維持させることができる。 (5)上記効果により、それ自体柔軟で粘着性を有する
可撓性リングを取出して向きをそろえ、その自重によっ
て転動させながら可撓性リングを整列させて供給できる
という効果を得る。 (6)前記トンネル部の終端に、可撓性リングに係合し
てその転動を抑止する係合部を配置すると共に、転動が
抑止された可撓性リングをトンネル部から取り出し可能
に露出させる取出し口を形成することにより、整列供給
ガイドを可撓性リングのストッカーとしても機能させる
ことができる。 (7)ローラの上に係合離脱可能に載置された回転ドラ
ムの支持構造故に、回転ドラムそれ自体を交換すること
によって可撓性リングを補給することができ、これによ
って、可撓性リングの補給も自動化に最適となる。 (8)回転ドラムの開口部分に設けられた変位方向修正
板は、回転ドラムの回転方向に対して所定の後退角度を
以って配置されているので、そのスクリュー作用によ
り、回転ドラムの中で撹拌される可撓性リングに筒内奥
方への推力を与え、回転ドラムの開口から可撓性リング
が外にこぼれ落ちるの阻止する。
ら積みに収容された可撓性リングは、回転ドラムの回転
に従ってテラス部で撹拌変位され、粘着性によって相互
に付着されている可撓性リングを個々に分離若しくは相
互付着力を低減することができる。 (2)回転ドラムの内部でテラス部に掬い上げられた可
撓性リングは、回転ドラムの回転角の増大に応じて傾斜
する当該テラス部から滑落される。滑落された可撓性リ
ングは、整列供給ガイドの壁部に側面部が支えられて転
動路に外周部が載置され、これにより、可撓性リングを
安定的に所定の向きを以って整列供給ガイドに受け止め
ることができる。 (3)転動路に受け止められた可撓性リングはその自重
によって転動路を転動降下する。このとき複数個の可撓
性リングは、表裏或は鉛直方向上下に重なって転動され
る虞が有るが、可撓性リングの表面に重なって転動され
てくる別の可撓性リングは、幅狭部分を介して転動路か
ら落下排除され、鉛直方向上方に重なって転動されてく
る別の可撓性リングはトンネル部の入口部分にて転動路
から落下排除される。これにより、可撓性リングを下流
側のトンネル部に順次安定的に一列状態で導入させるこ
とができる。 (4)一列状態でトンネル部に導入された可撓性リング
は上流側可撓性リングの自重による分力を受けて競り上
がろうとするが、その競り上りはトンネル部の上面部が
阻止して、整列状態を維持させることができる。 (5)上記効果により、それ自体柔軟で粘着性を有する
可撓性リングを取出して向きをそろえ、その自重によっ
て転動させながら可撓性リングを整列させて供給できる
という効果を得る。 (6)前記トンネル部の終端に、可撓性リングに係合し
てその転動を抑止する係合部を配置すると共に、転動が
抑止された可撓性リングをトンネル部から取り出し可能
に露出させる取出し口を形成することにより、整列供給
ガイドを可撓性リングのストッカーとしても機能させる
ことができる。 (7)ローラの上に係合離脱可能に載置された回転ドラ
ムの支持構造故に、回転ドラムそれ自体を交換すること
によって可撓性リングを補給することができ、これによ
って、可撓性リングの補給も自動化に最適となる。 (8)回転ドラムの開口部分に設けられた変位方向修正
板は、回転ドラムの回転方向に対して所定の後退角度を
以って配置されているので、そのスクリュー作用によ
り、回転ドラムの中で撹拌される可撓性リングに筒内奥
方への推力を与え、回転ドラムの開口から可撓性リング
が外にこぼれ落ちるの阻止する。
【図1】本考案の一実施例装置を全体的に示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】専ら回転ドラムの内部を詳細に示すための斜視
図である。
図である。
【図3】回転ドラムの縦断面図である。
【図4】整列供給ガイドの上流側を示す斜視図である。
【図5】整列供給ガイドの下流側トンネル部を示す横断
面図である。
面図である。
1 可撓性リング 2 回転ドラム 3 ベース 6 ローラ 13 テラス部 14 整列供給ガイド 16 転動路 17 壁部 18 変位方向修正板 19 幅狭部 20 トンネル部 21 係合部 22 取出し口 φ1 転動路の傾斜角度 φ2 壁部の倒れ角度
Claims (4)
- 【請求項1】 ベースに回転可能に設けた筒状の回転ド
ラムと、 この回転ドラムを所定方向に回転駆動する駆動手段と、 前記回転ドラムの内周部に概ね求心方向に向けて延在固
定され、当該回転ドラムの回転に従ってその筒内で撹拌
変位される可撓性リングを、当該回転ドラムの回転と共
に掬上げ載置した後滑落させるテラス部と、 前記テラス部から滑落された可撓性リングを回転ドラム
の筒内で受け止めて、回転ドラムの開口部から外に案内
する整列供給ガイドとを備え、 前記整列供給ガイドは、回転ドラムの筒内からその外に
至る向きを以って下降傾斜された可撓性リングの転動路
を有し、 前記転動路の上流側は、テラス部から滑落された可撓性
リングを転動可能に傾倒支持するために前記ベースに対
して回転ドラムの回転方向に僅かな倒れが設定された壁
部を備え、前記転動路の下流側は、可撓性リングを一列
に整列させて転動を許容するトンネル部とされ、更に、
そのトンネル部の入口手前の転動路には、可撓性リング
の表面に重なって転動されてくる別の可撓性リングを分
離排除するための幅狭部分が形成されて成るものである
ことを特徴とする可撓性リングの供給装置。 - 【請求項2】 前記回転ドラムの開口部分に、該回転ド
ラムの回転にしたがって筒内で変位する可撓性リングに
当接して該リングの変位方向を筒内奥方へ修正する変位
方向修正板を、回転ドラムの回転中心に対して回転方向
後方に傾斜させて複数個並設固定して成るものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の可撓性リングの供給装
置。 - 【請求項3】 前記トンネル部の終端には、可撓性リン
グに係合してその転動を抑止する係合部が配置されると
共に、転動が抑止された可撓性リングをトンネル部から
取り出し可能に露出させる取出し口が形成されて成るも
のであることを特徴とする請求項1又は2記載の可撓性
リングの供給装置。 - 【請求項4】 前記回転ドラムは、夫々回転可能に左右
方向に配置されたローラの上に係合離脱可能に配置さ
れ、少なくとも一つのローラが前記駆動手段で回転可能
にされて成るものであることを特徴とする請求項1乃至
3の何れか1項記載の可撓性リングの供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6497492U JP2564295Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 可撓性リングの供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6497492U JP2564295Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 可撓性リングの供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625224U JPH0625224U (ja) | 1994-04-05 |
JP2564295Y2 true JP2564295Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13273533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6497492U Expired - Lifetime JP2564295Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 可撓性リングの供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564295Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW303342B (en) * | 1995-10-30 | 1997-04-21 | Yoshida Kogyo Kk | Parts feeder |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP6497492U patent/JP2564295Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0625224U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971104 |