JP2563084B2 - 管継手成形方法及び管継手成形機 - Google Patents

管継手成形方法及び管継手成形機

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JP2563084B2 JP9057394A JP9057394A JP2563084B2 JP 2563084 B2 JP2563084 B2 JP 2563084B2 JP 9057394 A JP9057394 A JP 9057394A JP 9057394 A JP9057394 A JP 9057394A JP 2563084 B2 JP2563084 B2 JP 2563084B2
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勝之 落
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/261Moulds having tubular mould cavities

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂製下水管の管継
手成形方法及び管継手成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管継手1は、図6に示すように
流入側接続筒11と、流出側接続筒12と、掃除口側接
続筒13とからなり、掃除口側接続筒13の管軸A2
流入側接続筒11と流出側接続筒12とを結ぶ管軸A1
と直交している。そこで、管継手1を排水路に組み入れ
るときは、流入側接続筒11に例えば宅地側の下水管2
を連結し、流出側接続筒12には例えば公共下水道側の
下水管3を連結し、掃除口側接続筒13には地上に連絡
する掃除筒4を連結する。ただし、管継手1内に下水中
のごみや泥が蓄積しないようにするために管軸A1 を流
出側に低くなるように、地面GLに対して若干の傾き
(1°10′)を持つように管継手1を傾けて埋設す
る。
【0003】しかし、図6に示す管継手1では、掃除口
接続筒13が傾いているので、掃除筒4も傾いて取り付
けられ、地面GLにおいて掃除筒4の上縁の一方の側が
地面から若干突出し、人が歩いているときにつまづいた
り、掃除筒4の突出部分に物が衝突して破損することが
あるという問題がある。
【0004】そこで、図7に示すように、管軸A1 をG
Lに対して傾けるために掃除口接続筒13aの管軸A2
を流入側接続筒11aと流出側接続筒12aとを結ぶ管
軸A1 の垂線Pに対して流入側に所定の角度θ(1°1
0′)だけ傾けた管継手1aが提供されている。この管
継手1aによると、管軸A1 がGLに対してθだけ傾い
ているので、掃除筒13aがGLに対して垂直になるか
ら掃除筒の上縁の一方の側が地面から突出することはな
い。
【0005】次に、図7に示す管継手1aの成形方法を
図8及び図9を参照して説明する。図8に示すように、
外型イ、ロ、ハと内型ニ、ホ、ヘ、ト、チ、リ、ヌを組
み合わせて射出成形型を構成している。同図に示す5
は、固定盤であり、6は可動盤である。可動盤6は、同
図に示すPに沿って下方に移動することができるように
設けてある。固定盤5には型へ、イ、ロ、ホ、ニ、リ、
ヌ、チ、トを取り付けてあり、可動盤6には型ハを取り
付けてある。
【0006】成形材料は、外型と内型間に形成されてい
るキャビティーに熱可塑性の合成樹脂の溶融物を注入す
る。冷却後は、まず、流入側接続筒11a及び流出側接
続筒12aの内型ホ、ニ、チ、リ、ヌを引き抜き、そし
て、図9に示すように、可動盤6を同図の下方向に移動
させ、これによって、この管継手1aの底面を成形する
ための外型ハを管継手1aから引き離す。次に、図9に
示す押し出しロッド7を同図に下方向(垂線Pに対して
平行する方向)に移動させて管継手1aを外型イ、ロと
内型ヘから押し出す。つまり、成形された管継手1a
は、外型イ、ロと内型ヘに対して密着しているので、こ
の押し出しロッド7によって外型イ、ロと内型ヘから離
脱させる必要がある。なお、図9に示す8は、この管継
手の名称等を示す表示であり、流出側接続筒12aの上
面に突設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すよ
うに、掃除口接続筒13aが垂線Pに対して流入側に角
度θだけ傾いているので、押し出しロッド7を垂線Pに
対して平行する下方向に移動させると、押し出しロッド
7の先端部が内型ヘの外周面に衝突することがある。つ
まり、掃除口接続筒13aの筒方向の長さHが比較的長
いと、押し出しロッド7の移動距離も比較的長くなり、
押し出しロッド7の先端部が内型ヘの外周面に衝突する
可能性も高くなる。そして、押し出しロッド7の先端部
が内型ヘの外周面に衝突すると、管継手1aを外型イ、
ロと内型ヘから押し出すことができないという問題があ
る。
【0008】本発明は、殊に図7に示す掃除口接続筒1
3aが垂線Pに対して流入側に角度θだけ傾いている管
継手1aにおいて、掃除口接続筒13aの筒方向の長さ
が比較的短いものは勿論、掃除口接続筒の筒方向の長さ
が比較的長いものも簡単に成形することができる管継手
成形方法及び管継手成形機を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の管継手成形
方法は、内側に空洞部を有する本体と、この本体に設け
てあり上方に開口する掃除口接続筒及び下水管を受け入
れる下水管接続筒と、を有する管継手を成形するための
管継手成形方法において、上記掃除口接続筒を成形する
ための外型及び内型を第1プレートに取り付けると共
に、上記本体及び上記下水管接続筒の外面のうち上記下
水管接続筒の中心軸線を基準にして上記掃除口接続筒と
反対側に位置する上記本体及び上記下水管接続筒の各外
面を成形するための外型と上記下水管接続筒の内面を成
形するための内型とを第2プレートに取り付ける段階
と、第1及び第2プレートに取り付けられている上記外
型及び上記内型を含む成形型のキャビティーに成形材料
を供給する段階と、第2プレートを第1プレートに対し
て相対的に離れる方向に移動させると共に、上記下水管
接続筒の内面を成形するための内型を上記下水管接続筒
から外す方向に移動させながら成形された管継手を第1
プレートに取付けられている上記外型及び上記内型から
取り外す段階と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】第2の発明の管継手成形機は、内側に空洞
部を有する本体と、この本体に設けてあり上方に開口す
る掃除口接続筒及び下水管を受け入れる下水管接続筒
と、を有する管継手を成形するための管継手成形機にお
いて、上記掃除口接続筒を成形するための外型及び内型
を取り付けてある第1プレートと、上記本体及び上記下
水管接続筒の外面のうち上記下水管接続筒の中心軸線を
基準にして上記掃除口接続筒と反対側に位置する上記本
体及び上記下水管接続筒の各外面を成形するための外型
と上記下水管接続筒の内面を成形するための内型とを取
り付けるための第2プレートと、第2プレートが第1プ
レートに対して相対的に離れる方向に移動するとき、上
記下水管接続筒の内面を成形するための内型を上記下水
管接続筒から外す方向に移動させる移動手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】第1の発明の管継手成形方法によると、まず、
外型及び内型を含む成形型のキャビティーに成形材料を
供給して管継手を成形する。そして、成形型から成形さ
れた管継手を取り外すために、第2プレートを第1プレ
ートに対して相対的に離れる方向に移動させる。この
際、本体及び下水管接続筒の外面のうち下水管接続筒の
中心軸線を基準にして掃除口接続筒と反対側に位置する
本体及び下水管接続筒の各外面を成形するための外型と
下水管接続筒の内面を成形するための内型とを第2プレ
ートに取り付けてあるので、当該外型と内型は、これら
の外型と内型が形成するキャビティーに管継手を係合さ
せた状態で第2プレートに伴って相対的に移動する。従
って、第2プレートを第1プレートに対して相対的に離
れる方向に移動させることによって、管継手の掃除口接
続筒を、第1プレートに取り付けてある掃除口接続筒を
成形するための外型及び内型のキャビティーから強制的
に取り外すことができる。
【0012】そして、例えば図7に示す掃除口接続筒1
3aが垂線Pに対して流入側に角度θだけ傾いている管
継手1aを成形する場合は、図2に示すように、第2プ
レートを第1プレートに対して相対的に離れる方向(同
図の下方向)に移動させると、管継手は同図の下方向に
移動すると共に、掃除口接続筒が傾斜していることによ
って左方向にも移動するが、この際、下水管接続筒の内
面を成形するための内型を下水管接続筒から外す方向に
移動させているので、内型と管継手との間に隙間が生
じ、この隙間によってその左方向の移動を許容すること
ができる。これによって、管継手を、第1プレートに取
り付けられている外型及び内型から取り外すことがで
き、しかる後に、管継手を第2プレートに取り付けられ
ている外型及び内型から取り外すことができる。
【0013】第2の発明の管継手成形機は、第1の発明
の管継手成形方法と同等の作用をする。
【0014】
【実施例】本発明に係る管継手成形方法及びこの成形方
法を使用する管継手成形機の一実施例を各図を参照して
説明する。この実施例の管継手成形機で成形する管継手
は、図4に示すものであり、図7に示す管継手1aと実
質的に同等のものであるので、同等部分を同一の図面符
号で示す。この図4に示す管継手1bは、内側に空洞部
9を有する本体10と、この本体10に設けてあり上方
に開口する掃除口接続筒13bと、下水管を受け入れる
流入側接続筒11b及び流出側接続筒12b(下水管接
続筒)と、を有している。これら流入側接続筒11b及
び流出側接続筒12bは、共通した管軸A1 を有し、掃
除口接続筒13bの外周面14と内周面15は互いに略
平行し、この内周面15の管軸(中心軸)A2 は、管軸
1 の垂線Pに対して流入側に角度θ(=1°10′)
だけ傾いている。ただし、この角度θは、1°10′に
限定されるものではなく、これよりも大きい角度であっ
ても、又は小さい角度であっても成形可能である。更
に、掃除口接続筒13bの上端面Sは、管軸A2 と直交
する。そして、流入側接続筒11b、流出側接続筒12
b及び掃除口接続筒13bの内部には、夫々に連結され
るべき下水管や掃除筒を係止するための段部29、3
0、31を形成してある。また、管継手1bの底部に
は、管継手1bを安定に設置するための座部17を設け
てある。ただし、この管継手1bには、従来の樹脂成形
品と同様に、必要な箇所に抜きこう配を設けてある。
【0015】管継手1bは、通常ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂を材料
として射出成形により製造される。図1は、成形された
管継手1b、この管継手1bを成形するための外型及び
内型18〜25、これら外型及び内型18〜24が取り
付けられている固定盤5(第1プレート)及び外型25
が取り付けられている可動盤6(第2プレート)を示す
断面図である。
【0016】型18、19、25は、管継手1bの外面
形状に対応する型面形状をした外型であり、型21は、
流入側接続筒11bの内面形状に対応する型面形状をし
た内型であり、型22は、流出側接続筒12bの内面形
状に対応する型面形状をした内型であり、型20は、掃
除口接続筒13bの内面形状に対応する型面形状をした
内型であり、型23、24は、掃除口接続筒13bと流
入側接続筒11b及び流出側接続筒12bとの境界の内
面形状に対応する型面形状をした内型である。ただし、
外型25は、本体10、流入側接続筒11b及び流出側
接続筒12bの外面のうち管軸A1 (中心軸線)を基準
にして掃除口接続筒13bと反対側に位置する本体1
0、流入側接続筒11b及び流出側接続筒12bの各外
面形状(底面形状)に対応した型面形状をしている。
【0017】そして、図1に示すように、外型25の上
面には、内型21、22を設けてあり、この内型21、
22は、外型25の上面に沿って管軸A1 の方向に摺動
自在に設けてある。図1は、内型21、22が、互いに
接近する位置に移動した状態を示しており、図2及び図
3は、内型21、22が、互いに離れる方向に移動して
いる途中の状態を示している。つまり、図3に示す可動
盤6が、矢印26の方向(固定盤5の盤面に対して垂直
な下方向)に移動すると、それに伴って、内型21と2
2が互いに離れる方向に移動する。このように、内型2
1と22を管軸A1 に沿って互いに離れる方向及び接近
する方向に移動させる手段(図示せず)が請求項2に記
載の移動手段である。
【0018】また、内型23、24は、図1に示すよう
に、内型21、22が互いに接近した状態では内型2
1、22の各上面から突出した状態となり、図3に示す
ように内型21、22が互いに離れる方向に移動するに
従って徐々に内型21、22内に埋没するように移動可
能に設けてある。そして、内型21、22が互いに接近
する方向に移動するに従って内型21、22内から徐々
に突出するように移動可能に設けてある。
【0019】次に、図4に示す管継手1bの成形手順を
説明する。まず、図1に示すように、内型及び外型18
〜25を固定盤5及び可動盤6に取り付けて、射出成形
型を構成する。そして、図示しないスプルーからランナ
ー、ゲートを介して外型と内型間に形成されているキャ
ビティーに熱可塑性合成樹脂の溶融物を注入する。
【0020】そして、成形品を冷却した後、図2に示す
ように、可動盤6を固定盤5から引き離す下方向(矢印
26の方向)に移動させる。この際、流入側接続筒11
b及び流出側接続筒12bの内型21、22が互いに離
れる左右の方向(矢印27、28の方向)に移動し、内
型23、24も内型21、22内に進入し始める。ただ
し、管継手1bの底部が内型21、22と外型25との
間に保持されて、内型21、22と係合しているので、
可動盤6が図2の下方に移動すると、管継手1bがこれ
ら内型21、22と外型25に伴って下方に移動する。
従って、掃除口接続筒13bが、固定盤5に取り付けら
れている外型18、19と内型20が形成するキャビテ
ィーから外れ始める。
【0021】そして更に、可動盤6を固定盤5から引き
離す方向(図2の矢印26の方向)に移動させると、図
3に示す状態を経て、管継手1bの掃除口接続筒13b
を固定盤5の外型18、19及び内型20のキャビティ
ーから取り外すことができる。この際、外型18、19
及び内型20から掃除口接続筒13bを抜き取るための
力の反作用によって管継手1bの底部もそれを形成する
外型25から外れ、その結果、管継手1bを各成形型か
ら簡単に取り外すことができる。
【0022】なお、図3において、掃除口接続筒13b
が垂線Pに対して流入側に角度θだけ傾いているので、
可動盤6を矢印26に沿って下方に移動させたとき、管
継手1bが同図の左方向に移動しようとするが、この
際、流出側接続筒12bから内型22が外れる方向に移
動していること、この内型22及び座部17の外面にこ
う配(例えば抜けこう配、テーパ等)を設けてあるこ
と、管継手1bの底面が外型25から外れていること、
により、管継手1bが同図の左方向へ移動することを許
容することができる。
【0023】そして、管継手1bが図3の左方向に移動
し易くするために、例えばまず、流入側接続筒11b及
び流出側接続筒12bの各段部29、30から内型2
1、22が完全に外れて、管継手1bが同図の左及び上
方向に移動可能な状態となった後に、可動盤6を矢印2
6に沿って下方移動させてもよい。
【0024】上記実施例によると、可動盤6に取り付け
てある内型21、22と外型25が形成するキャビティ
ーに、成形された管継手1bを係合させた状態で可動盤
6を固定盤5に対して離れる方向に移動させることによ
って、管継手1bの掃除口接続筒13bを、固定盤5に
取り付けてある掃除口接続筒13bを成形するための外
型18、19及び内型20のキャビティーから強制的に
取り外すことができる。従って、図8に示す従来の管継
手1aの成形方法のように、管継手1aを成形型から取
り外すために、押し出しロッド7により掃除口接続筒1
3aを対応する外型イ、ロ及び内型ヘのキャビティーか
ら押し出す必要がなく、管継手1aを従来よりも簡単に
成形することができる。
【0025】そして、図4に示す掃除口接続筒13aが
垂線Pに対して流入側に角度θだけ傾いている管継手1
aを成形する場合、従来では、押し出しロッド7が内型
ヘの外周面に衝突することがあり、その場合、成形され
た管継手1aを成形型イ、ロ、ヘのキャビティーから押
し出すことができないが、この実施例によると、押し出
しロッド7を使用していないことにより、このような管
継手1a(1b)でも対応する成形型イ、ロ、ヘ(1
8、18、20)から確実に取り外すことができる。こ
れによって、掃除口接続筒13bの傾斜角度θが従来よ
りも大きい管継手1bを成形することができるし、掃除
口接続筒13bの高さHが従来よりも高い管継手1bを
成形することができる。
【0026】このように、上記実施例の成形方法及び成
形機によると、掃除口接続筒13bが垂線Pに対して流
入側に角度θだけ傾いている管継手1bを成形する場合
でも、図3に示すように、可動盤6を固定盤5の盤面に
対して垂直方向に互いに離れる方向に移動させることに
よって成形品を成形型から取り出すことができる。つま
り、掃除口接続筒13bが垂線Pに対して流入側に角度
θだけ傾いていることにより、掃除口接続筒13bの流
入側の外面にアンダカットが生じるが、このようなアン
ダカットを有する管継手1bであっても簡単に成形する
ことができる。勿論、固定盤5の盤面の垂線に対して流
入側に角度θだけ傾斜する方向であって互いに離れる方
向に可動盤6を移動させることによって成形品を成形型
から取り出すようにしてもよい。
【0027】ただし、上記実施例は、図4及び図5に示
すように、本体10に流入側接続筒11b、流出側接続
筒12b及び掃除口接続筒13bを設けて成る管継手1
bを成形する成形方法及び成形機について説明したが、
例えば図10に示すように、本体10cに流入側接続筒
11c、流出側接続筒12c及び掃除口接続筒13cを
設けて成り、流入側接続筒11cと流出側接続筒12c
とが90°の角度をなす大曲エルボ型の管継手1cや、
図11に示すように、互いに成す角度が90°の2つの
流入側接続筒11d、32d流出側接続筒12d及び掃
除口接続筒13dを本体10dに設けて成る管継手1d
を上記実施例の成形方法及び成形機を適用して成形する
ことができる。
【0028】そして、上記実施例では、図4に示す掃除
口接続筒13bが垂線Pに対して流入側に角度θだけ傾
いている管継手1bを成形したが、図6に示すように、
掃除口接続筒13が管軸A1 に対して垂直な管継手1も
上記実施例の成形方法及び成形機を適用して成形するこ
とができる。
【0029】また、上記実施例では、図1に示すよう
に、掃除口接続筒13bを成形する為の外型18、19
及び内型20を固定盤5に取り付けてあり、それら以外
の外型及び内型21〜25を可動盤6に取り付けたが、
外型18、19及び内型20を可動盤6に取り付け、そ
れら以外の外型及び内型21〜25を固定盤5に取り付
けてもよい。要は、内型21、22と外型25を同じ側
のプレート(盤)に取り付ければよい。これによって、
掃除口接続筒13bを外型18、19及び内型20から
強制的に取り外すことができる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明の管継手成形方法によると、
第2プレートに取り付けてある内型と外型が形成するキ
ャビティーに、成形された管継手を係合させた状態で第
2プレートを第1プレートに対して相対的に離れる方向
に移動させることによって、管継手の掃除口接続筒を、
第1プレートに取り付けてある掃除口接続筒を成形する
ための外型及び内型のキャビティーから強制的に取り外
すことができる。従って、図8に示す従来の管継手成形
方法のように、管継手を成形型から取り外すために、押
し出しロッド7により掃除口接続筒を対応する外型及び
内型のキャビティーから押し出す必要がなく、管継手を
従来よりも簡単に成形することができるという効果があ
る。従って、第2の発明の管継手成形機では、押し出し
ロッド7、及びその駆動装置が不要であり、これによっ
て成形機の構造が従来よりも簡単となり、しかも安価に
することができるという効果がある。
【0031】そして、例えば図7に示す掃除口接続筒1
3aが垂線Pに対して流入側に角度θだけ傾いている管
継手1aを成形する場合、従来では、押し出しロッド7
が内型ヘの外周面に衝突することがあり、その場合、成
形された管継手を成形型イ、ロ、ヘのキャビティーから
押し出すことができないが、第1の発明の成形方法によ
ると、押し出しロッド7を使用していないことにより、
このような管継手でも対応する外型及び内型から確実に
取り外すことができるという効果がある。これによっ
て、掃除口接続筒13aの傾斜角度θが従来よりも大き
い管継手を成形することができるし、掃除口接続筒13
aの長さHが従来よりも長い管継手を成形することがで
きる。そして、第2の発明の管継手成形機も、上記のよ
うな第1の発明の管継手成形方法の効果と同様の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る管継手成形方法の成
形手順における樹脂が充填された状態を示す断面図であ
る。
【図2】同実施例に係る管継手成形方法の成形手順にお
ける可動盤が固定盤から離れる状態を示す断面図であ
る。
【図3】同実施例に係る管継手成形方法の成形手順にお
ける可動盤が固定盤から離れる状態を示す断面図であ
る。
【図4】同実施例に係る管継手成形機により成形された
管継手の縦断面図である。
【図5】同実施例に係る管継手成形機により成形された
管継手の平面図である。
【図6】従来の管継手の一例を示す縦断面図である。
【図7】従来の管継手の他の一例を示す縦断面図であ
る。
【図8】図7に示す管継手を成形する従来の管継手成形
方法の成形手順における樹脂が充填された状態を示す断
面図である。
【図9】図7に示す管継手を成形する従来の管継手成形
方法の成形手順における可動盤が固定盤から離れる状態
を示す断面図である。
【図10】同実施例の管継手成形方法及び管継手成形機
を適用して成形することができる管継手の他の例を示す
平面図である。
【図11】同実施例の管継手成形方法及び管継手成形機
を適用して成形することができる管継手の更に他の例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1b 管継手 5 固定盤 6 可動盤 10 本体 11b 流入側接続筒 12b 流出側接続筒 13b 掃除口接続筒 18、19 掃除口接続筒外型 20 掃除口接続筒内型 21 流入側接続筒内型 22 流出側接続筒内型 23、24 段部の内型 25 管継手の底面の外型

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に空洞部を有する本体と、この本体
    に設けてあり上方に開口する掃除口接続筒及び下水管を
    受け入れる下水管接続筒と、を有する管継手を成形する
    ための管継手成形方法において、上記掃除口接続筒を成
    形するための外型及び内型を第1プレートに取り付ける
    と共に、上記本体及び上記下水管接続筒の外面のうち上
    記下水管接続筒の中心軸線を基準にして上記掃除口接続
    筒と反対側に位置する上記本体及び上記下水管接続筒の
    各外面を成形するための外型と上記下水管接続筒の内面
    を成形するための内型とを第2プレートに取り付ける段
    階と、第1及び第2プレートに取り付けられている上記
    外型及び上記内型を含む成形型のキャビティーに成形材
    料を供給する段階と、第2プレートを第1プレートに対
    して相対的に離れる方向に移動させると共に、上記下水
    管接続筒の内面を成形するための内型を上記下水管接続
    筒から外す方向に移動させながら成形された管継手を第
    1プレートに取付けられている上記外型及び上記内型か
    ら取り外す段階と、を有することを特徴とする管継手成
    形方法。
  2. 【請求項2】 内側に空洞部を有する本体と、この本体
    に設けてあり上方に開口する掃除口接続筒及び下水管を
    受け入れる下水管接続筒と、を有する管継手を成形する
    ための管継手成形機において、上記掃除口接続筒を成形
    するための外型及び内型を取り付けてある第1プレート
    と、上記本体及び上記下水管接続筒の外面のうち上記下
    水管接続筒の中心軸線を基準にして上記掃除口接続筒と
    反対側に位置する上記本体及び上記下水管接続筒の各外
    面を成形するための外型と上記下水管接続筒の内面を成
    形するための内型とを取り付けるための第2プレート
    と、第2プレートが第1プレートに対して相対的に離れ
    る方向に移動するとき、上記下水管接続筒の内面を成形
    するための内型を上記下水管接続筒から外す方向に移動
    させる移動手段と、を具備することを特徴とする管継手
    成形機。
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