JP2562988B2 - コンクリートブロック積み工法とこの工法に用いる型枠 - Google Patents

コンクリートブロック積み工法とこの工法に用いる型枠

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリートブロック積み工法とこの工法
に用いる型枠に係り、より詳細には、コンクリートブロ
ック積み施工の安全性を確保できると共に、熟練性が要
らず、施工期間を短縮でき、その作業性を向上させ得る
ようにしたコンクリートブロック積み工法とこの工法に
用いる型枠に関する。
〔従来の技術〕
従来、コンクリートブロック積み施工は、工場もしく
は現場で、事前に製作されたコンクリートブロックを、
人力または機械力を用いて積み上げるようにした工法を
採っている。
ところで、コンクリートブロック積みは、各ブロック
間に位置ズレ等が生じてはならないことにより、その施
工には、熟練した専門家(ブロック工、型枠工、鉄筋工
等の専門家)の手でもって行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の施工法の場合、次のような問題があ
る。すなわち、 コンクリートブロック自体の重量が、数トンに及ぶ
ものもあり、危険な作業となる。
コンクリートブロックが大型の場合、レッカー車等
を用いて施工するが、現場によっては、該レッカー車の
接近ができないこともあり、作業に支障を来すことがあ
る。
コンクリートブロックの重量が大きいため、施工速
度が遅く、大掛かりな施工機械を必要とする。
ブロック積み作業には、専門家が必要となるが、、
該作業が重労働となるため、人手の確保が難しい。
位置修正業が難しい。
ブロック表面への模様の付与や、着色等が難しい。
等の問題を有している。
本発明は、上述した点に対処して創案したものであっ
て、その目的とする処は、コンクリートブロック積み施
工期間の短縮化を図れ、その作業性を向上させ得ると共
に、ブロック表面(外観)に変化を付けやすくしたるよ
うにしたコンクリートブロック積み工法とこの工法に用
いる合成樹脂製等の型枠を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記課題を解決するための手段としての本発
明のコンクリートブロック積み工法は、コンクリートブ
ロック積み現場の所定箇所に、表面をコンクリートブロ
ック状に形成し、上部に生コンクリートを注入充填用開
口部を有し、下部にブロック積み重ね用凸部を有し、該
凸部表面に生コンクリート流下もしくは溢出兼用鉄筋立
設用孔を有し、側面上部にブロック横繋ぎ用鉄筋架設用
の切り込みを有し、かつ側外面にブロック横方向嵌合用
凹凸部を有し、側内面にコンクリート一体化用凹凸部を
有し、該ブロック横方向嵌合用凹凸部とコンクリート一
体化用凹凸部との凹凸が交互に位置する中空有底の合成
樹脂製等からなる型枠を一段毎または複数段積み上げ、
かつ左右方向に配列した後、前記凸部表面に設けられた
生コンクリート流下もしくは溢出兼用鉄筋立設用孔を介
して鉄筋を立設し、また前記前記左右の型枠間に切り込
みを介して鉄筋を横架し、更に該型枠内に生コンクリー
トを注入充填し、該型枠を注入充填したコンクリートと
一体として残置することによりブロック積みを得る構成
としている。
また本発明の請求項2のコンクリートブロック積み工
法に用いる型枠は、表面をコンクリートブロック状に形
成した中空有底の合成樹脂等からなる型枠の上部に生コ
ンクリート注入充填用開口部を設け、下部にブロック積
み重ね用凸部を設け、該凸部表面に生コンクリート流下
もしくは溢出兼用鉄筋立設用孔を穿設し、側面上部にブ
ロック横繋ぎ用鉄筋架設用の切り込みを設け、かつ側外
面にブロック横方向嵌合用凹凸部を有し、側内部にコン
クリート一体化用凹凸部を有し、該ブロック横方向嵌合
用凹凸部とコンクリート一体用凹凸部との凹凸が交互に
位置する上記型枠内に生コンクリートを注入充填し、コ
ンクリートブロックを得られる構成としている。
なお、本明細書において、『生コンクリート』には、
通常の生コンクリートの地に、コンクリートミルクをも
含む。
〔作用〕
本発明のコンクリートブロック積み工法は、コンクリ
ートブロックを、コンクリート体よりなるブロック本体
と、該ブロック本体の表面部とに分離した構成とし、該
表面部を合成樹脂製等の型枠として、工場等で予め製作
し、これをブロック積み現場の所定箇所に積む、ブロッ
ク積み状態を得るようにしていることより、その作業が
軽量作業となり、その積み上げ、位置修正を容易に行え
る。
そして、この型枠に生コンクリートを注入充填し、両
者を一体として残置することで、従来のコンクリートブ
ロック積みと同様の形態が得られ、また、ブロック本体
の表面部は、合成樹脂製等の型枠であるため、その表面
の加工、着色等を必要に応じて行える。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本発明を具体化した実施
例について説明する。ここに、第1〜5図は、本発明の
一実施例を示し、第1図は合成樹脂製型枠の正面図、第
2図は側面図、第3図は平面図、第4図はブロック積み
施工状態を示す正面図、第5図は施工状態を示す側面図
である。本実施例のコンクリートブロック積み工法は、
概略すると、合成樹脂製型枠積み上げ工程、生コン
クリート充填工程、仕上げ工程、の三工程よりなる。
−合成樹脂製型枠積み上げ工程− 本工程は、型枠(本実施例では合成樹脂製のものを用
いた)1を、通常のコンクリートブロックと同様にして
積み上げ施工する工程である。すなわち、設計仕様の形
態のコンクリートブロック形状の合成樹脂製型枠1、1
・・を、所定列、所定段積み上げるようにしている。
ここで、合成樹脂製型枠1は、第1〜3図に示すよう
に、表面がコンクリートブロック形状と同一に形成され
た中空有底の平面矩形状の型枠であって、表表面(換言
すれば、正面側表面)2には、コンクリートブロックと
同様に模様等が形成され、上部には開口部3が形成さ
れ、また下部には凸部4が形成されている。開口部3
は、積み重ねる他の合成樹脂製型枠1の凸部4と係合さ
せ、また生コンクリートを注入充填させるための充填口
である。凸部4は、積み重ねる他の合成樹脂製型枠1の
開口部3と係合させるための係合部で、合成樹脂製型枠
1の周壁面5に対して小さく、かつ下向きに突出した形
状とされている。凸部4の表面、換言すれば、合成樹脂
製型枠1の下面6には、1個もしくは複数個の生コンク
リート流下用孔7が穿設されている。ここで、流下用孔
7は、コンクリートブロック自体の形状、形態によって
相違するが、通常、30cm間隔程度に穿設、その大きさ
は、3〜10cm径程度とする。しかし、他の大きさ等を選
択してもよい。また、合成樹脂製型枠1の側面上部に
は、V字型切り込み8が設けられている。V字型切り込
み8は、合成樹脂製型枠1、1・・を横方向に繋ぐため
の鉄筋9を設置するための切り込みである。ここで、切
り込み8は、V字型に限られるものでなく、U字型等他
の形状としてもよい。また、合成樹脂製型枠1の側外面
11と側内面12には、第6図(a)〜(b)に示すよう
に、ブロック横方向嵌合用凹凸13と、コンクリート一体
化用凹凸部14が設けてあり、このブロック横方向嵌合用
凹凸部13とコンクリート一体化凹凸部14との凹凸は交互
に配置してある。これによって、型枠自体の強度を補強
すると共に、左右の枠体との係合・接続状態が良好に行
え、かつ型枠1の内部に充填するコンクリートと型枠1
との一体性が良好になる。このブロック横方向嵌合用凹
凸部13とコンクリート一体化用凹凸部14は、縦方向また
は横方向に設けている。そして、このこの構成の場合、
コンクリート充填・打設時の変形にも対応できる。
なお、合成樹脂製型枠1は、通常、工場で予め製作さ
れ、その材料としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエステル樹脂(不飽和ポリエステル樹
脂)、塩化ビニル樹脂等の熱硬化性樹脂または熱可塑性
樹脂が用いられ、この中でも、FRP等の耐候性、強度を
備えたものがより好ましい。ところで、合成樹脂製型枠
1は、矩形状に限られることなく、円形、三角形状、そ
の他多角形状体等であってもよく、通常、トラック等の
輸送機関で輸送できる種々の大きさの範囲ものである。
そして、具体的には、まず、合成樹脂製型枠1、1・
・・を、通常のブロックと同じように基礎等の上に、そ
の表表面が外側に表出するように一列に並べると共に、
V字型切り込み8、8・・・に鉄筋9を挿入配置し、ま
た縦方向に生コンクリート流下用孔7を介して鉄筋10を
立設配置し、その上に別の合成樹脂製型枠1、1・・・
を順次、積み上げ連続壁を得る。ここで、鉄筋9、10
は、一本の棒体のものでなく、複数本の棒体を継ぐよう
に配設するようにしてもよい。
−生コンクリート充填工程− 本工程は、合成樹脂製型枠積み上げ工程でコンクリー
トブロック積みをした合成樹脂製型枠1、1・・内に生
コンクリートを注入充填する工程である。すなわち、コ
ンクリートミキサー車等によって得た生コンクリート
を、合成樹脂製型枠1、1・・内に充填する工程であ
る。ここで、生コンクリートの強度は、通常のコンクリ
ートブロックにおけるものと同等の強度のものを用いて
いる。連続壁を形成した最上部に位置する合成樹脂製型
枠1、1・・の開口部3、3・・より、生コンクリート
を注入充填すると、該生コンクリートは、上部に位置す
る合成樹脂製型枠1、1・・の生コンクリート流下用孔
7を介して下側に位置する合成樹脂製型枠1、1・・内
に充填され、最後に最上部に位置する合成樹脂製型枠
1、1・・が充填され、コンクリートブロックによる連
続壁が得られる。
−仕上げ工程− 本工程は、生コンクリート充填工程で、合成樹脂製型
枠1、1・・内に充填したコンクリートを養生させ、合
成樹脂製型枠1、1・・と一体化させる工程である。す
なわち、コンクリートを養生させることにより、縦方向
は合成樹脂製型枠1、1・・における生コンクリート流
下用孔7を介して上下の合成樹脂製型枠1、1・・はコ
ンクリート鉄筋10、型枠1の側内面に形成されているコ
ンクリート一体化用凹凸部14によって固化・一体化さ
れ、また左右方向はV字型切り込み8、8・・と鉄筋9
を介してコンクリートが固化・一体化して、従来のコン
クリートブロック積み連続壁と同様のブロック壁が得ら
れる。そして、本実施例のコンクリートブロック積み工
法を用いて連続壁を施工した結果を、従来工法との比較
において説明する。
ここで、比較方法としては、各単位ブロック体の形状
として、高さ600mm、横300mm、幅650の矩形状のものを
用い、これを横方向に9個並べ、縦方向に3段積み上げ
るブロック積み作業(第4、5図参照)として、両者の
施工時間、外観、強度の比較を行った。なお、本実施例
のブロック体である合成樹脂製型枠1、1・・は、下部
に、50mm×260mm×560mmの大きさの凸部を有するものと
した。また、この比較試験は、同一作業員(同一人数)
により、作業日を変えて行った。
そして、その結果、本実施例工法の場合、施工時間が
5時間であったのに対し、従来工法の場合は、10時間以
上要した。これは本実施例工法が、軽量の合成樹脂製型
枠を用いていることより、その作業性に差を生じたもの
と考えられる。また、外観に関しては、本実施例工法の
場合、表面が合成樹脂製型枠によって綺麗に加工、ある
いは着色形成されているに対し、従来工法の場合は、コ
ンクリートが表出する形態であることより美観において
大きな差が認められた。更に、強度に関しては、本実施
例工法の場合、各ブロック体を形成する合成樹脂製型枠
の接続部が、鉄筋と、コンクリートによって一体化され
ていることにより、連続壁自体が一体のものとなり、大
きな強度が認めれたの対して、従来工法の場合は、各ブ
ロック体の接続部において、鉄筋と接続用コンクリート
によって接続されているものの、上記各ブロック体と、
該接続用コンクリートとの一体化が充分でないことよ
り、若干強度に劣ることを確認した。また、従来工法の
場合は、レッカー車等の重機を用いる必要があった。
以上の結果より、本実施例のコンクリートブロック積
み工法とこの工法に用いる合成樹脂製型枠は、本来のコ
ンクリートブロックを、コンクリート体よりなるブロッ
ク本体と、該ブロック本体の表面部とに分離した構成と
し、該表面部を合成樹脂製型枠として、工場等で予め製
作し、これをブロック積み現場の所定箇所に積む、ブロ
ック積み状態を得るようにしていることにより、その作
業が軽量作業となり、安全性を確保できると共に、その
積み上げ、位置修正を短期間で容易に行えるように作用
することが確認できた。また、熟練した専門化でなくて
も容易に施工でいることも確認できた。
また、合成樹脂製型枠に生コンクリートを注入充填
し、両者を一体として残置することで、従来のコンクリ
ートブロック積みと同様の形態が得られ、また、ブロッ
ク本体の表面部は、合成樹脂製型枠であるため、その表
面の加工、着色等を必要に応じて行えることが確認でき
た。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるもので
なく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形実施でき
るものを含む。因みに、合成樹脂製型枠の形状として
は、矩形状に限ることなく、あらゆる形状のコンクリー
トブロックの形態に応じた形状・形態とすることができ
る。また、合成樹脂製型枠は、予め、表面加工、着色等
を施すようにした構成としてもよい。
また、前述した実施例においては、合成樹脂製型枠を
複数段(図面では三段)積み重ねた後、該合成樹脂製型
枠の上部より生コンクリートを充填する方法で説明した
が、合成樹脂製型枠を一段配置した後、該型枠内に生コ
ンクリート充填し、その上に合成樹脂製型枠を積んで、
下側の合成樹脂製型枠内に充填されている生コンクリー
トを生コンクリート溢出孔(前述した実施例では生コン
クリート流下孔として説明)より溢出させ、続いて、上
側に積んだ合成樹脂製型枠内に生コンクリートを充填
し、この工程を繰り返して行うことで複数段のコンクリ
ートブロック積みを行うようにした構成としてもよい。
なお、本発明の構成は、コンクリートブロックの他に
種々のコンクリート二次製品に応用することも可能であ
る。また、本発明においては、型枠を合成樹脂製型枠と
して説明したが、コンクリート製型枠、金属製型枠等の
型枠として形成してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明のコンクリー
トブロック積み工法によれば、表面をコンクリートブロ
ック状に形成し、上部に生コンクリート注入充填用開口
部を有し、下部にブロック積み重ね用凸部を有し、該凸
部表面に生コンクリート流下もしくは溢出兼用鉄筋立設
用孔を有し、かつ側面上部にブロック横繋ぎ用鉄筋架設
用の切り込みを有する中空有底の型枠を用い、これを一
段毎または複数段積み上げ、かつ左右方向に配列した
後、生コンクリート流下もしくは溢出兼用鉄筋立設用
孔、切り込みを介して上下方向、左右方向に鉄筋を横架
し、更に該型枠内に生コンクリートを注入充填している
ので、積み重ねた型枠が、生コンクリート流下もしくは
溢出兼用鉄筋立設用孔に立設した鉄筋によって安定性が
良好になると共に、この鉄筋を通じて、前記注入した生
コンクリートが、下方向の型枠内に誘導でき、同時に切
り込みに配した鉄筋によって、左右方向の型枠が固定さ
れると共に、生コンクリートを左右方向にも誘導できる
ことから、該型枠内に空気溜まりの存在しないブロック
壁体を施工できるという効果を有する。また、側内外面
にブロック横方向嵌合用凹凸部と、コンクリート一体化
用凹凸部を有し、該凹凸部が交互に配置してある型枠を
用いるので、型枠自体の強度を補強すると共に、左右の
枠体との係合・接続状態が良好に行え、かつ型枠1の内
部に充填するコンクリートと型枠1との一体性を良好に
できるという効果を有する。
また本発明の請求項2のコンクリートブロック積み工
法に用いる型枠によれば、表面をコンクリートブロック
状に形成した中空有底の型枠の上部に生コンクリート注
入充填用開口部を設け、下部にブロック積み重ね用凸部
を設け、該凸部表面に生コンクリート流下もしくは溢出
兼用鉄筋立設用孔を穿設し、かつ側面上部にブロック横
繋ぎ用鉄筋架設用の切り込みを設けているので、生コン
クリート流下もしくは溢出兼用鉄筋立設用孔に立設した
鉄筋、切り込みに配した鉄筋によって、生コンクリート
を下方向、左右方向に、スムーズに誘導でき、安定した
ブロック壁体を施工できるという効果を有する。側内外
面にブロック横方向嵌合用凹凸部と、コンクリート一体
化用凹凸部を有し、該凹凸部が交互に配置してあるの
で、型枠自体の強度を補強すると共に、左右の枠体との
係合・接続状態が良好に行え、かつ型枠1の内部に充填
するコンクリートと型枠1との一体性を良好にできると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は、本発明の一実施例を示し、第1図は合成
樹脂等からなる型枠の正面図、第2図は側面図、第3図
は平面図、第4図はブロック積み施工状態を示す正面
図、第5図は施工状態を示す側面図、第6図(a)〜
(b)は、型枠の他の実施例の平面図である。 1……合成樹脂製型枠、2……表表面、3……開口部、
4……凸部、5……合成樹脂製型枠の周壁面、6……合
成樹脂製型枠の下面、7……生コンクリート流下用孔、
8……V字型切り込み、9、10……鉄筋

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートブロック積み現場の所定箇所
    に、表面をコンクリートブロック状に形成し、上部に生
    コンクリートを注入充填用開口部を有し、下部にブロッ
    ク積み重ね用凸部を有し、該凸部表面に生コンクリート
    流下もしくは溢出兼用鉄筋立設用孔を有し、側面上部に
    ブロック横繋ぎ用鉄筋架設用の切り込みを有し、かつ側
    外面にブロック横方向嵌合用凹凸部を有し、側内面にコ
    ンクリート一体化用凹凸部を有し、該ブロック横方向嵌
    合用凹凸部とコンクリート一体化用凹凸部との凹凸が交
    互に位置する中空有底の型枠を一段毎または複数段積み
    上げ、かつ左右方向に配列した後、前記凸部表面に設け
    られた生コンクリート流下もしくは溢出兼用鉄筋立設用
    孔を介して鉄筋を立設し、また前記前記左右の型枠間に
    切り込みを介して鉄筋を横架し、更に該型枠内に生コン
    クリートを注入充填し、該型枠を注入充填したコンクリ
    ートと一体として残置することによりブロック積みを得
    ることを特徴とするコンクリートブロック積み工法。
  2. 【請求項2】表面をコンクリートブロック状に形成した
    中空有底の合成樹脂製等からなる型枠の上部に生コンク
    リート注入充填用開口部を設け、下部にブロック積み重
    ね用凸部を設け、該凸部表面に生コンクリート流下もし
    くは溢出兼用鉄筋立設用孔を穿設し、側面上部にブロッ
    ク横繋ぎ用鉄筋架設用の切り込みを設け、かつ側外面に
    ブロック横方向嵌合用凹凸部を有し、側内部にコンクリ
    ート一体化用凹凸部を有し、該ブロック横方向嵌合用凹
    凸部とコンクリート一体化用凹凸部との凹凸が交互に位
    置する上記型枠内に生コンクリートを注入充填し、コン
    クリートブロックを得られるようにしたコンクリートブ
    ロック用型枠。
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