JP2562926Y2 - 折りたたみ式うちわ - Google Patents

折りたたみ式うちわ

Info

Publication number
JP2562926Y2
JP2562926Y2 JP1990129546U JP12954690U JP2562926Y2 JP 2562926 Y2 JP2562926 Y2 JP 2562926Y2 JP 1990129546 U JP1990129546 U JP 1990129546U JP 12954690 U JP12954690 U JP 12954690U JP 2562926 Y2 JP2562926 Y2 JP 2562926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
fan
point
chain line
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990129546U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0486411U (ja
Inventor
義人 中嶌
Original Assignee
義人 中嶌
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 義人 中嶌 filed Critical 義人 中嶌
Priority to JP1990129546U priority Critical patent/JP2562926Y2/ja
Publication of JPH0486411U publication Critical patent/JPH0486411U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562926Y2 publication Critical patent/JP2562926Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は厚紙(ボール紙)又は、プラスチック等の、
薄板状のものにて成る、任意形状をした、うちわ本体の
下部に緩やかな傾斜を保持した、三角状厚みの握りやす
いうちわの柄の部分を形成した、うちわに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来うちわとは、竹で柄と骨組みを一体とし、その骨
組みに和紙等の紙を、貼ったものであった。それらは素
材や製造工程が、複雑なため高価なものとなり、装飾品
等になっているのが現状である。
然し、うちわそのものの用途が、宣伝用品として大半
を占める現在、安価に大量に生産できる事が、要求され
るようになった。そのため材質の竹がプラスチックに変
わったものや、うちわ本体に別素材で出来た柄を、取付
けたものが市場に出ている。
従来のうちわ本来の扇ぐと言う、目的をはなれて宣伝
用品としての、より安価なものとして、従来のうちわの
柄も骨組みも無く、ただ厚紙を円形に打ち抜いたものが
開発された。(実公昭54-2219号公報に記載されたよう
な構造である)即ち、うちわ本体を厚紙で円形に形成
し、一部に小穴を開け、指を入れて握るようにしたもの
である。(以下これ等のように、厚紙のみで出来たもの
を紙うちわと言う) (考案が解決しようとする課題) 前記公報の紙うちわは、安価ではあるが、使用に当た
っては、柄に該当する握り部分が無いため、小穴に指を
入れて握るのであるが、本体が厚紙であり、穴の周囲は
厚紙を重ねて補強してあるが、それでも厚さは1mm程度
で、握りにくく不安定である。そのため指に力が入り、
厚紙の切り口が指に当たり、痛みを感じ、使用時には困
難を伴った。
安価に提供出来る紙うちわに於いて、握りやすく使用
しやすい、握り部ができないかが課題であった。これら
の欠点を解決せんとするのが本考案の折りたたみ式うち
わである。
(課題を解決するための手段) この考案は、紙うちわに於いて緩やかな傾斜の厚みを
持った握り部を設け、使用しやすいように次のような構
成とした。
第1図に示すように、厚紙又はプラスチック等の薄板
状のもので、任意形状をしたうちわ本体(1)と、握り
部(A)(B)を一体に形成する。うちわ本体(1)の
外縁下部の接点(8)(9)より、各々内側へ直線的に
鎖線を引き、互いに交合する点を交合点(10)とする、
接点(8)(9)より交合点(10)の間の鎖線が、折り
鎖線(2)(2a)となる。交合点(10)を起点に、折り
鎖線(2)(2a)を基底とした、垂線(F)(G)を引
く、垂線(F)(G)は握り部の厚みとなる為、その長
さは10mm〜15mm位が握りやすい厚さとなる(実験の結果
出た数字)垂線(F)(G)の一端は、交合点(10)で
あり、他端を各々頂点(11)(12)とする。接点(8)
(9)より頂点(11)(12)へ直線的に鎖線を引く、こ
の鎖線が折り鎖線(3)(3a)となる。
交合点(10)を中心とし、接点(8)(9)まで円を
描き、折り鎖線(2)(2a)との間にできた扇形は、う
ちわ本体(1)の握り部(C)となる。
頂点(11)(12)を中心とし、各々接点(8)(9)
より外側へ、弧点(13)(14)まで円を描き、各々頂点
(11)(12)を、弧点(13)(14)と直結して、出来た
各々の扇形は握り部(A)(B)となる。握り部(A)
(B)(C)は、相似形の扇形となる。
握り部(B)の外円中程と、外側直線(頂点(12)か
ら弧点(14))の中程に、握り部固定用の差し込み突片
(4)(5)を設ける。
折りたたんだ時、差し込み突片(4)(5)が嵌通出
来るよう、うちわ本体(1)の握り部(C)の真上に接
す部分と、握り部(A)の折り鎖線(3)の、中程に切
り込み(7)(6)を設ける。。
差し込み突片の形状は、嵌通できるものであれば、舌
状のものでも凸状のものでもよい。切り込み(6)
(7)の長さは、差し込み突片(4)(5)の幅の長さ
とする。
(作用) 上記のような構成であり、握り部(A)(B)(C)
は、相似形の扇形であるから、折りたたんだ時握り部
は、三重構造と補強された、緩やかな傾斜の三角状厚み
(D)(E)を保持したものとなる。然し使用に際しそ
の厚みが、倒れたり崩れたりしないように、差し込み突
片(4)(5)にて、うちわ本体(1)に嵌通し、完全
に固定するようにした。
握り部(A)(B)(C)を相似形にしたのは握り部
の補強は勿論のことながら、重ねた時握り部(A)
(B)の、互いの辺が牽制しあい倒れにくくなる。その
上に差し込み突片(4)(5)で嵌通固定しているの
で、無理に押し潰さないかぎり、使用時に倒れたり、崩
れたりするものでない。
(実施例) 図面はこの考案の実施例を示すものである。
実施例1 第1図は、実施例Iを示す平面図である。うちわ本体
(1)と、握り部(A)(B)を一体に構成する、握り
部(B)の部分に、差し込み突片(4)(5)を設け、
折りたたみ完成時に、差し込み突片(4)(5)と、係
合する位置に切り込み(6)(7)を設ける。尚、図面
では差し込み突片(4)(5)が、握り部(B)に設け
てあるが、握り部(A)に設けてもよい、この場合切り
込み(6)(7)の位置は、差し込み突片(4)(5)
と、係合する位置に代わる。
差し込み突片は握り部を固定するものであるから、そ
の数は図面に示すように2ヶ所とは限定しな。うちわ本
体の大きさ又は材質に依っても変わる、差し込み突片の
数だけ、それに係合する切り込みの数もかわる。
実施例2 第3図は、実施例2を示す平面図である。うちわ本体
(1)と握り部(A)(B)で構成する。差し込み突片
並びに切り込みは設けない。この場合握り部(A)
(B)を固定する方法として、次の通常行われている手
段を採る [I] うちわ本体(1)に握り部(A)(B)を折り
重ね、扇形の弧周部分を接着剤にて固定する。
[II] 接着剤にて固定す部分を、ホッチキス等器具に
て、数ヶ所固定する。
(考案の効果) 本考案の握り部は厚紙であっても、三重構造で補強さ
れ、尚、握り部の緩やかな傾斜の厚みは、使用時軽く握
っても頂点の厚みが指に掛かり、落ちることなく、使用
しやすく、従来の紙うちわの課題を解決したものであ
る。
記述した如く、構成は至って簡単であり、製造に当た
ってもトムソン打ち抜き加工1工程で出来るので、大量
に安価に提供でき、野外のスポーツ観戦等には、宣伝効
果も兼ねて本考案のうちわは、その効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1の平面図 第2図は、実施例1の握り部拡大左側面図 第3図ずは、実施例2の平面図 第4図ずは、実施例1.2.の折りたたみ完成斜視図 (1)……うちわ本体 (2)(3)(2a)(3a)……折り鎖線 (4)(5)……差し込み突片 (6)(7)……切り込み (8)(9)……接点 (10)……交合点 (11)(12)……頂点 (13)(14)……弧点 (A)(B)(C)……握り部 (D)(E)……三角状厚み (F)(G)……垂線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙(ボール紙)又は、プラスチック等の
    薄板状材質で成る、任意形状のうちわ本体(1)の、外
    縁下部の接点(8)(9)より、各々内側へ直線的に、
    鎖線を引き互いに交合する点を交合点(10)とする。こ
    の鎖線が折り鎖線(2)(2a)となる。交合点(10)を
    起点に、折り鎖線(2)(2a)を基底とした、垂線
    (F)(G)を引く。垂線(F)(G)は握り部の厚み
    となる。垂線(F)(G)の一端は交合点(10)であ
    り、他端を各々頂点(11)(12)とする。接点(8)
    (9)より頂点(11)(12)へ直線的に鎖線を引く、こ
    の鎖線が折り鎖線(3)(3a)となる。 頂点(11)(12)を中心とし、各々接点(8)(9)よ
    り外側へ、弧点(13)(14)まで円を描き、各々頂点
    (11)(12)を弧点(13)(14)と直結して出来た、各
    々の扇形は握り部(A)(B)となる。尚、交合点(1
    0)を中心に接点(8)(9)まで円を描き、折り鎖線
    (2).(2a)との間に出来た扇形は、うちわ本体
    (1)の握り部(C)である。 握り部(B)の外周中程と、外側直線(頂点(12)から
    弧点(14))の中程に握り部固定用の、差し込み突片
    (4)(5)をもうける。 折りたたんだ時、差し込み突片(4)(5)が嵌通でき
    るよう、うちわ本体(1)の握り部(C)の扇形、真上
    に接する部分と、握り部(A)の折り鎖線(3)の中程
    に、切り込み(7)(6)を設ける。折りたたんだ時、
    折り鎖線(2)(2a)と折り鎖線(3)(3a)と垂線
    (F)(G)の三辺から成る三角形は、緩やかな傾斜を
    持つ三角状厚み(D)(E)となる。 緩やかな傾斜をもつ三角状厚み(D)(E)を、握り部
    として形成し、その握り部を固定する事を特徴とする折
    りたたみ式うちわ。
JP1990129546U 1990-11-30 1990-11-30 折りたたみ式うちわ Expired - Fee Related JP2562926Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990129546U JP2562926Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 折りたたみ式うちわ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990129546U JP2562926Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 折りたたみ式うちわ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0486411U JPH0486411U (ja) 1992-07-28
JP2562926Y2 true JP2562926Y2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=31876944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990129546U Expired - Fee Related JP2562926Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 折りたたみ式うちわ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562926Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5800679B2 (ja) * 2011-10-28 2015-10-28 浅岡紙器株式会社 組立式団扇

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826565Y2 (ja) * 1979-07-12 1983-06-08 株式会社 尚山堂 団扇
JPH0161118U (ja) * 1987-10-13 1989-04-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0486411U (ja) 1992-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2562926Y2 (ja) 折りたたみ式うちわ
JP3089399U (ja) 合成樹脂ケース及び合成樹脂ケースの製造装置
JP3087072U (ja) 合成樹脂ケース及び合成樹脂ケースの製造装置
JPS5837350Y2 (ja) 折曲型簡便スプ−ン
JP2003252324A (ja) 合成樹脂ケース及び合成樹脂ケースの製造方法
JP2555579Y2 (ja) シャツ用襟部の形崩れ防止具
JPS59106845U (ja) 使い捨てカツプ
JPS6319165Y2 (ja)
JPS6229178U (ja)
JPS6223740Y2 (ja)
JPS6337859Y2 (ja)
JPH0299792U (ja)
JP3976748B2 (ja) 箸および箸袋
JPS62137209U (ja)
JPH0246717Y2 (ja)
JPS63464Y2 (ja)
JPH0474617U (ja)
JPS62179965U (ja)
JPS62177645U (ja)
JPH0378779U (ja)
JPH0728481U (ja) 立食用食器
JPH031923U (ja)
JPS6196619U (ja)
JPH0551203U (ja) 二つ折り櫛
JPS62165245U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees