JP2560987B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2560987B2
JP2560987B2 JP19562193A JP19562193A JP2560987B2 JP 2560987 B2 JP2560987 B2 JP 2560987B2 JP 19562193 A JP19562193 A JP 19562193A JP 19562193 A JP19562193 A JP 19562193A JP 2560987 B2 JP2560987 B2 JP 2560987B2
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直哉 林
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像のデータ量の圧縮
を行う画像処理装置に関し、特に高速処理に向いた差分
パルス符号モジュレーション回路を備えた画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像はデータ量が非常に多いため、画像
データを圧縮して伝送あるいは蓄積記録し、受信あるい
は再生側では圧縮されたデータを伸長するという処理が
行なわれる。このような圧縮/伸長は符号化/復号化と
も呼ばれ、例えばカラー静止画符号化国際標準方式
(「JPEG方式」ともいう)が知られている。
【0003】図3は、この方式の圧縮方法を実現する画
像処理装置の従来の構成を示すブロック図である。以下
図3を参照して、従来の画像処理装置を説明する。
【0004】また以下では説明をわかり易くするため、
画像は1画素当たり8ビットで表わされており、各信号
は2進表示で最下位ビット(LSB)が右側にくるように
割り付けられているものとする。
【0005】また、符号xの絶対値を|x|で表し、x
のビット反転を ̄xで表す。例えば、xが2進数表示で
x=00001001の時、 ̄x=11110110となる。
【0006】xyはxとyの論理積を、x+yはxとy
の論理和を、x^yはxとyの排他的論理和を表すもの
とする。
【0007】入力画像は、水平方向8画素×垂直方向8
画素のブロックに分割され、27=128がゼロレベルにな
るようにレベルシフトされた後、各ブロック毎に端子11
0からDCT22に入力される。
【0008】DCT22では、2次元離散コサイン変換
(Discrete Cosine Transform)により、DCT係数と
呼ばれる水平方向8成分×垂直方向8成分の周波数成分
に変換される。このときDCT係数の各成分は11ビット
とされる。
【0009】DCT係数は、量子化器23で低周波成分は
細かく、高周波成分は粗く量子化され、高周波成分はほ
とんど0となる。この結果、入力画像の情報が多少失わ
れることになるが、人間の視覚は高周波成分に敏感でな
く、その影響は余り目立たない。
【0010】量子化されたDCT係数は、低周波数成分
から1成分ずつ順に出力される。
【0011】図6に示すように、DCT係数は、ジグザ
グスキャンによって、1次元に並び直される。即ち、図
6は、DCT係数を直流成分が左上角になるように水平
方向周波数と垂直方向周波数を軸に並べ、各成分を出力
する順番を記入したもので、0を付した直流成分(以下
「DC係数」ともいう)から1、2、…、63を付した成
分(以下「AC係数」又は「交流成分」ともいう)を順
に出力することを示している。
【0012】量子化器23から出力された各成分は、成分
カウンタ32で計数され、最初のDC成分と2〜64番目の
AC成分に区別される。
【0013】DC成分の処理とAC成分の符号変換処理
について以下詳説する。
【0014】量子化されたDC係数は、エントロピー符
号化され符号データに変換されるが、エントロピー符号
化ではハフマン符号化が用いられ、DC差分がグループ
化され、カテゴリ(category(SSSS);JPEG Draft Inter
national Standard(ISO/IECDIS 10918-1参照、なお、カ
テゴリは「グループ番号(SSSS)」ともいう)と、カテゴ
リ内でのDC差分の位置を示す付加ビットに分けられ
る。
【0015】即ち、図6において、DC係数は、レジス
タ26に格納された予測値とともにDPCM(差分パルス
符号モジュレーション)21に入力されカテゴリと付加ビ
ットに分解される。
【0016】予測値としては、画像の最初のブロック等
では0を、それ以外のブロックでは一つ前に符号化した
ブロックのDC係数を用いる。
【0017】このようにDC係数は一つ前に符号化した
ブロックとの差分が符号化されるが、これは、DC係数
が8×8画素のブロックの平均値に相当し、一般に隣の
ブロックとの間で平均値が大きく変化することは余りな
く、このため直前のブロックのDC係数との差分は0近
傍に集中し、該差分の符号化によって高能率符号化が行
なえるためである。
【0018】ここでカテゴリとは、DC係数から予測値
を減算して得られる差分(即ち、予測誤差)をその絶対
値の大きさで分類した指標で、[log2(予測誤差)
の整数部]+1で求める。
【0019】また付加ビットはカテゴリ内での予測誤差
の位置を示す符号である。予測誤差をdとしてカテゴリ
及び付加ビットの関係を表すと次のようになる。
【0020】(a) d=0の場合:dのカテゴリは0、付
加ビットはなし (b) 2T-1≦d≦2T(Tは正整数)の場合:dのカテゴ
リはT、付加ビットはdの下位Tビット (c) −2T≦d≦−2T-1(Tは正整数)の場合: dのカテゴリはT、付加ビットは  ̄(|d|)の下位
Tビット…(1)
【0021】カテゴリがTとなる予測誤差は2T個ある
ので、Tビットからなり、(1)式で求める付加ビットは
カテゴリ内の予測誤差の位置を示すことができる。した
がってカテゴリと付加ビットの組は予測誤差と1対1に
対応する。付加ビットのビット長はカテゴリの値とな
る。
【0022】例としてカテゴリが4以下となる予測誤差
が−15〜+15の範囲において、カテゴリと付加ビットの
値を示すと表1のようになる。
【0023】
【表1】
【0024】図3のDPCM21は、DC成分を予測誤差
をカテゴリと付加ビットに分解する処理を行うものであ
る。なお、DPCM21の回路構成については後述する。
【0025】カテゴリは、さらにDCハフマンテーブル
25を用いてハフマン符号に変換される。ハフマン符号
は、出現頻度の高いシンボルに短い符号語を割り当てる
よく知られた可変長符号で、符号語からシンボルを忠実
に復元できる。
【0026】カテゴリを変換したハフマン符号と付加ビ
ットをシフトレジスタ31に書き込みシフトして、符号化
データを出力する。
【0027】シフトレジスタ31のシフト量は、ハフマン
符号の符号長と付加ビット長にあたるカテゴリを加えた
値とする。こうしてDC成分の圧縮データは端子111か
ら出力される。
【0028】また通常、符号変換したDC係数はレジス
タ26に格納され、次のブロックの予測値として用いられ
る。
【0029】次に図2を参照して、DC係数の処理を行
う従来のDPCM21の回路構成について説明する。図2
に示すように、DPCM21は、端子101から入力された
DC係数と端子102から入力された一つ前のブロックの
DC係数(「予測値」ともいう)との差分(これを「予
測誤差」という)を算出する減算器を構成する加算器4
と、インバータ10、及び差分をカテゴリと付加ビットに
分解する符号変換20から成る。
【0030】符号変換20は、さらにインバータ16、17、
インクリメンタ5、セレクタ6、7、レベル検出3、及
びシフタ8から成る。
【0031】次にDPCM21の回路動作を説明する。
【0032】端子101には11ビットのDC係数、端子102
には11ビットの予測値が与えられ、予測値はインバータ
10でビット反転される。
【0033】DC係数と予測値のビット反転出力とは、
それぞれ1ビットずつ符号拡張された後、12ビットの
加算器4においてキャリー端子105に与えられた1とと
もに加算され、即ちDC係数と予測値の2の補数とが加
算され、DC係数から予測値を減算した12ビットの予測
誤差として出力される。
【0034】これをインバータ16でビット反転した後、
12ビットのインクリメンタ5で1を加算し、予測誤差を
符号反転した値(即ち、予測誤差の2の補数)がインク
リメンタ5から出力される。
【0035】そして予測誤差及びその符号反転出力はセ
レクタ6に入力され、セレクタ6は予測誤差の符号ビッ
トが0のとき予測誤差を選択し、1のときその符号反転
出力を選択する。
【0036】したがって、予測誤差が0又は正の場合に
は予測誤差が出力され、負の場合には予測誤差を符号反
転した値が出力されるので、セレクタ6からは予測誤差
の絶対値が出力される。
【0037】この絶対値は、符号ビットが不要なため11
ビットで済み、レベル検出3でカテゴリに変換されて端
子103から出力される。このレベル検出3の回路構成に
ついては後述する。
【0038】セレクタ7には、予測誤差と予測誤差の符
号反転出力をインバータ17でビット反転した値が入力さ
れ、予測誤差の符号ビットが0のとき予測誤差を選択
し、1のとき予測誤差の符号反転出力のビット反転を選
択する。
【0039】したがって、予測誤差が、0又は正の場合
には予測誤差がそのまま出力され、負の場合には予測誤
差の絶対値のビット反転が出力される。
【0040】したがって(1)式よりセレクタ7の出力
の、最下位ビット(LSB)からカテゴリ値に等しいビッ
ト数には付加ビットが入っている。
【0041】セレクタ7の出力は、符号ビットが不要な
ため11ビットで済む。セレクタ7の出力は、シフタ8で
(11−カテゴリ)ビット分上位にシフトされ、最上位
ビット(MSB)からカテゴリ数分のビットに付加ビット
をシフト移動して端子104に出力することができる。
【0042】図4を参照して、図2のレベル検出3の回
路の一例を説明する。レベル検出3は11ビットの絶対値
をカテゴリに変換する回路で、制御回路24と12段のセレ
クタ50〜61から成る。
【0043】端子126に加える11ビットの絶対値を、2
進表示でy109876543210としてレ
ベル検出の動作を説明する。
【0044】制御回路24の出力信号zk (k=0〜11)
には次の信号を出力する。
【0045】 z11=y10 zk =yk-1 ̄yk ̄yk+1… ̄y10 (k=1〜10) z0 = ̄y0 ̄y1… ̄y10
【0046】これにより上位ビットから各ビットを調べ
て、最初に1が現れる位置を示す制御信号を生成でき
る。例えば、端子126に与えられた絶対値が210の場合、
2進数で00011010010と表されるので、制御信号zk
(k=0〜11)は000100000000と、z8が1となる以外
はすべて0となる(z8=y7 ̄y8 ̄y9 ̄y10=1111=
1)。
【0047】各セレクタ50〜61は、対応する制御信号が
1のとき図4で右側に位置する入力を選択し、0のとき
は左側に位置する入力を選択する動作をするものとす
る。
【0048】これらの制御信号を各セレクタに与える
と、この場合はセレクタ58のみが右側の入力すなわち数
値8を選択し、残りのセレクタは左側の入力を選択する
動作をするので、端子127には(1)式から求められる絶対
値210のカテゴリ8が得られる。他の絶対値について
も、同様の動作をすることは明らかであり、この回路で
絶対値をカテゴリに変換することができる。
【0049】以上説明したように図2に示す従来例のD
PCM回路21は、DC成分と予測値から予測誤差を求
め、これををカテゴリと付加ビットに分解して出力す
る。
【0050】次に図3を参照して、AC成分の処理を説
明する。
【0051】AC成分の処理はDC係数の処理が完了し
た後に開始する。AC成分は量子化により、高周波成分
に0が多くなり、これを前述したジグザグスキャンの順
に出力するので、高周波成分は特に0の係数が続くこと
が多い。
【0052】そこでAC係数0を効率よく圧縮するた
め、連続する0の係数は、その長さがランレングス(以
下「0ラン数」という)としてカウントされ、0でない
AC係数(以下「非零成分」ともいう)が現れた場合の
み、それまでの0ラン数とその非零成分の圧縮データを
出力するという処理を行なう。
【0053】画像の処理をはじめる前に、図3の成分カ
ウンタ32、ゼロランカウンタ27は0にリセットする。量
子化器23からジグザグスキャン順に出力されたAC係数
は以下のように処理される。
【0054】(d) AC係数が0の場合 ゼロランカウンタ27の値に1を加えて、次のAC係数が
入力されるのを待つ。
【0055】(e) AC係数が0でない場合(非零成分の
場合) 非零成分を符号変換28でDC係数と同様にカテゴリと付
加ビットに分解し、このカテゴリ(SSSS)とゼロランカウ
ンタ27から出力される0ラン数(NNNN)とを組み合わせて
ACハフマンテーブル29によりハフマン符号化して出力
する。
【0056】このように0ラン数と非零成分のカテゴリ
の組を変換したハフマン符号、及び非零成分の付加ビッ
トを順に最上位ビット(MSB)からシフトレジスタ31に
書き込み、1つの非零成分ごとにハフマン符号と付加ビ
ットが端子111から出力される。
【0057】この場合のシフト量は、ハフマン符号の符
号長と付加ビット長にあたるカテゴリとを加えた値とす
る。これにより端子111からAC係数の圧縮データが全
て出力される。そしてゼロランカウンタ27をリセット
し、次のAC係数が入力されるのを待つ。
【0058】(f) ブロック内の最後の成分の場合 成分カウンタ32がブロック内の最後のAC係数(64番目
の成分)を示しており、そのAC係数が0の場合には、
エンドオブブロック(「EOB」という)という特別な
シンボルをACハフマンテーブルに出力し、それをハフ
マン符号に変換して出力する。
【0059】そしてこのハフマン符号に変換されたEO
Bをシフトレジスタ31に書き込み、ハフマン符号の符号
長だけシフトして端子111から出力する。
【0060】もしブロック内の最後のAC係数が非零成
分であれば、EOBを付けず、前記(e)項の処理を行な
う。そしてゼロランカウンタ27及び成分カウンタ32をリ
セットして1ブロックの処理を終える。
【0061】従来の画像処理装置は、このようにして画
像をブロック毎に順に処理することにより画像情報全体
の圧縮を行なっている。
【0062】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3及び図
2に示した従来の画像処理装置は、画像を1/10〜1/
20程度に圧縮することができる。
【0063】しかし、例えばビデオ信号のように、1秒
間に25〜60枚程度送られてくる画像をリアルタイム(実
時間)に圧縮処理する場合には、相当に高速な演算処理
が必要とされ、従来例の画像処理装置では、図2に示し
たDPCM回路が高速処理を妨げるため、リアルタイム
圧縮処理を実現することが困難となっている。
【0064】すなわち、図3のAC成分を処理するゼロ
ランカウンタ27及び成分カウンタ23はブロック内(8×
8画素)の成分数である64まで数えればよいので、6ビ
ット程度のカウンタで済む。
【0065】これに対し、DC成分を符号化するDPC
M21は、図2に示すように12ビット加算器4と、12ビッ
トインクリメンタ5を直列に接続している。従って、こ
れらのキャリー伝搬時間、特に加算器4に直列に接続さ
れたインクリメンタにおけるキャリーの伝搬遅延時間が
原因してDC成分の符号化処理はAC成分よりも処理時
間が長くなる。
【0066】図8(A)には、前述した従来のDPCM
21を用いた画像処理装置の1ブロック(8×8画素)の
符号化処理のタイミング図が示されている。同図に示す
とおり、DC成分の処理時間がAC成分の処理時間より
長くなっており、このため装置全体の処理速度を十分に
上げられず高速処理が困難であるという問題があった。
【0067】従って、本発明は前記従来の問題点を解消
し、DC成分を符号化処理するDPCM回路の素子数の
増大を抑えつつ、しかも処理時間を短縮し、装置全体の
高速処理を可能とする画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0068】また、本発明は画像データを圧縮符号化す
る画像処理装置において、DC成分とAC成分の符号変
換回路の構成を簡略化し且つ装置全体の高速処理を実現
する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0069】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、第1の視点において、画像を所定画素数
のブロック単位に分割し符号化出力する画像処理装置で
あって、現在のブロックのDC係数と該DC係数の予測
値との差分をカテゴリと付加ビット(但し、前記差分が
0の時カテゴリは0、付加ビットなし)に変換出力する
DPCM回路を含み、前記カテゴリに基づき符号化テー
ブルを参照して得られる符号語と、前記付加ビットを出
力する符号化手段を備えた画像処理装置において、前記
DPCM回路が、第1の入力端子と、第2の入力端子
と、前記第2の入力端子に接続された第1のビット反転
手段と、一方の入力が前記第1の入力端子に、他方の入
力が前記第1のビット反転手段の出力に接続され、これ
らの入力信号の論理積( i 、i=0〜n−1、nは入
力ビット数)をとる論理積手段と、一方の入力が前記第
1の入力端子に、他方の入力が前記第1のビット反転手
段の出力に接続され、これらの入力信号の排他的論理和
i 、i=0〜n−1)をとる第1の排他的論理和手
段と、一方の入力が前記論理積手段に、他方の入力が前
記第1の排他的論理和手段に接続され、キャリー入力が
“1”とされて、Ci=Gi+Pii-1(i=0〜n−
1、ただしC-1はキャリー入力)の演算をおこない、C
i(i=−1〜n−2)を出力する第1のキャリールッ
クアヘッド回路と、一方の入力が前記論理積手段に接続
され、他方の入力が前記第1の排他的論理和手段に接続
され、キャリー入力が“0”とされて、C′i=Gi+P
iC′i-1(i=0〜n−1、ただしC′-1はキャリー入
力)の演算をおこない、C′i(i=−1〜n−2)を
出力する第2のキャリールックアヘッド回路と、一方の
入力が前記第1の排他的論理和手段に接続され、他方の
入力が前記第1のキャリールックアヘッド回路に接続さ
れた第2の排他的論理和手段と、一方の入力が前記第1
の排他的論理和手段に接続され、他方の入力が前記第2
のキャリールックアヘッド回路に接続された第3の排他
的論理和手段と、入力が前記第3の排他的論理和手段に
接続された第2のビット反転手段と、前記第2の排他的
論理和手段の出力の極性により、前記第2の排他的論理
和手段の出力と前記第2のビット反転手段の出力のどち
らか一方をレベル検出手段に出力する第1のセレクタ
と、前記第2の排他的論理和手段の出力の極性により、
前記第2の排他的論理和手段の出力と前記第3の排他的
論理和手段の出力のどちらか一方をシフト手段に出力す
る第2のセレクタを備え、前記第1の入力端子には現在
のブロックのDC係数が入力され、前記第2の入力端子
には前記DC係数の予測値が入力され、前記レベル検出
手段を介してカテゴリが出力され、前記シフト手段を介
して前記付加ビットが出力されることを特徴とする画像
処理装置を提供する。
【0070】また、本発明は、前記第1の視点における
画像処理装置のDPCM回路をAC係数を符号変換する
ように構成した画像処理装置を提供するもので、前記D
PCM回路は、第1の入力端子に値が0でないAC係数
が入力され、第2の入力端子に0が入力され、0でない
AC係数がカテゴリと付加ビットに分解される。
【0071】さらに、本発明は、第2の視点において、
画像を所定画素数のブロック単位に分割し該ブロックを
直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段が出力
する変換係数を周波数に応じて所定の量子化ステップで
量子化する量子化手段と、前記量子化手段の出力である
量子化係数を入力しこれをエントロピー符号化して出力
する符号化手段とを備えた画像処理装置において、前記
符号化手段が、前記量子化係数をカテゴリと付加ビット
に変換する符号変換手段として前記本発明の第1の視点
のDPCM回路を一つ含み、DC係数とAC係数(但
し、0を除く)のカテゴリと付加ビットへの変換を前記
DPCM回路で行なう構成としたことを特徴とする画像
処理装置を提供する。
【0072】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例について以
下に詳説する。
【0073】
【実施例1】図1に、本発明の実施例に係る画像処理装
置に用いるDPCM回路の構成を示す。なお、本実施例
は、図3に示した従来の画像処理装置において、DPC
M21を図1のもので置き換えて構成されており、従来例
と同じ構成の回路ブロックの説明は省略する。
【0074】図1のDPCM回路は、図2に示した従来
のDPCM回路と同様に、端子101に入力されたDC係
数と端子102に入力された予測値との差分、即ち予測誤
差を算出し、該予測誤差をカテゴリと付加ビットに分解
する回路である。
【0075】図1に示すとおり、本実施例のDPCM回
路は、CLA1、CLA2、セレクタ6、7、レベル検
出3、シフタ8、ANDゲート11、排他的論理和ゲート
12〜14、インバータ10、15から構成される。
【0076】ここで、レベル検出3、シフタ8は、図2
に示す従来のDPCM回路と同じ動作をする回路であ
る。
【0077】図1から分かるように、本実施例において
は、従来のDPCM回路21(図2参照)から、加算器4
とインクリメンタ5を除去し、ANDゲート11、排他的
論理和ゲート12〜14、及びCLA1、CLA2から成る
回路構成を設けたものである。
【0078】CLA1、2はキャリールックアヘッド回
路(Carry Look Ahead;以下「CLA回路」ともいう)
であり、下位のビットの桁上げを調べてそれに対応する
上位ビットの桁上げ出力を並列的に行なう回路で、高速
演算処理を必要とする加算器で用いられる。
【0079】図5を参照して、CLA回路を用いた加算
器について簡単に説明する。
【0080】図5には、CLA回路を用いた加算器の構
成例が示されている。これは端子121、122から入力され
た信号を、端子123に与えた0又は1の値をとるキャリ
ー入力信号とともに加算する通常の加算器である。
【0081】ここでは予測誤差のビット幅にあわせて12
ビット加算器として説明する。端子121に与えた信号を
2進表示でA11109876543210
端子122に与えた信号を同様にB111098765
43210とする。ここでA11、B11は符号ビッ
トである。
【0082】ANDゲート40の出力をG=G11109
876543210、排他的論理和ゲート41
の出力をP=P11109876543210
とすると、それぞれは(2)、(3)式のようになる。
【0083】 Gi=Aii (i=0〜11) …(2) Pi=Ai^Bi (i=0〜11) …(3)
【0084】Gはキャリー生成項といい、各ビットから
キャリーが生成するかどうかを示す信号である。Pは入
力符号のMod 2の加算出力であり、またキャリー伝搬項
ともいい、下位ビットから上記ビットにキャリーが伝搬
するかどうかを示す信号である。
【0085】CLAは各ビットから発生するキャリーを
並列演算により高速に求める回路で、CLA出力をC=
11109876543210とすると、C
は各ビットからのキャリー信号となる。
【0086】Cが求められるとキャリー入力をCinとし
て、加算器出力S=S111098765432
10は(4)式で表される。
【0087】 0 =P 0 ^C in i =P i ^C i-1 (i=1〜11) …(4) なお、CLA42は上記C i (i=0〜10)及びC in
を出力する。これと排他的論理和ゲート41の出力する
i (i=0〜11)から(4)式に示される演算により排
他的論理和ゲート43は加算器出力Sを出力する。また
11 は加算器からのキャリー出力となる。
【0088】キャリールックアヘッド回路の構成は、目
的とする処理速度によりいくつか考えられるが、例えば
以下の論理式で表される。
【0089】 C0 =G0+P0in1 =G1+P10=G1+P10+P10in2 =G2+P21=G2+P21+P210+P210in3 =G3+P32 =G3+P32+P321+P3210+P3210in4 =G4+P435 =G5+P54=G5+P54+P5436 =G6+P65=G6+P65+P654+P65437 =G7+P76 =G7+P76+P765+P7654+P765438 =G8+P879 =G9+P98=G9+P98+P98710=G10+P109=G10+P109+P1098+P1098711=G11+P1110 =G11+P1110+P11109+P111098+P1110987 …(5)
【0090】したがってCLA42は、例えば上記(5)式
の論理式に従いANDゲート及びORゲートを並べて構
成できる。
【0091】次に図1を参照して、CLA回路を用いた
本実施例のDPCM回路の動作を説明する。
【0092】図1のCLA1、2は、図5に示すCLA
42と同じ回路で、CLA1の端子105にはキャリー入力
として“1”が、CLA2の端子106にはキャリー入力
として“0”が与えられる。
【0093】ANDゲート11は、図5のANDゲート40
に対応し、(2)式のキャリー生成項Gを出力する。
【0094】排他的論理和ゲート12は、図5の排他的論
理和ゲート41に対応し、(3)式のキャリー伝搬項Pを出
力する。
【0095】排他的論理和ゲート13は、図5の排他的論
理和ゲート43に対応し、(4)式においてキャリー入力C
inが“1”の場合の加算結果を出力する。
【0096】同様に排他的論理和ゲート14も図5の排他
的論理和ゲート43に対応し、(4)式においてキャリー入
力Cinが“0”の場合の加算結果を出力する。
【0097】したがって端子102に与えられた予測値
は、インバータ10でビット反転されているため、排他的
論理和ゲート13の出力U、排他的論理和ゲート14の出力
Vは次のようになる。
【0098】 U=DC成分+ ̄予測値+1=DC成分−予測値 =予測誤差 …(6)
【0099】 V=DC成分+ ̄予測値+0=DC成分−予測値−1 =−(予測値−DC成分)−1= ̄(予測値−DC成分) = ̄(−予測誤差) …(7)
【0100】上記(6)、(7)式の導出においては、前述し
たとおり、 ̄Xは、符号Xのビット反転を表わし、 ̄X
+1がXの2の補数(符号反転した値−X)を表わすこ
と、即ち、等式 ̄X+1=−Xを用いている。
【0101】したがって排他的論理和ゲート14の出力V
をインバータ15でビット反転した出力Wは次のようにな
る。
【0102】 W=−予測誤差 …(8)
【0103】図1に示すとおり、セレクタ6には出力U
とWが入力されている。セレクタ6は、出力Uの符号ビ
ットが“0”すなわち予測誤差が0又は正の場合には出
力Uを選択し、出力Uの符号ビットが“1”すなわち予
測誤差が負の場合に出力Wを選択する。
【0104】したがって、上記(6)、(8)式から、セレク
タ6は、予測誤差の絶対値を出力し、この絶対値がレベ
ル検出3に入力される。このため、図1の端子103に
は、図2に示す従来のDPCM回路と同様にカテゴリが
出力される。
【0105】セレクタ7には出力UとVが入力されてい
る。セレクタ7は、出力Uの符号ビットが“0”すなわ
ち予測誤差が0又は正の場合に出力Uを選択し、出力U
の符号ビットが“1”すなわち予測誤差が負の場合に出
力Vを選択する。前記(1)式を参照して、dを予測誤差
とすると、付加ビットは ̄(|d|)の下位のカテゴリ
Tビットにより与えられ、上記(6)、(7)式から、付加ビ
ットがセレクタ7を介してシフタ8に出力されることが
わかる。
【0106】したがって、図1の端子104には、図2に
示す従来のDPCM回路と同様に付加ビットが最上位ビ
ット(MSB)側にシフトされて出力される。
【0107】以上説明したように、図1に示す本実施例
のDPCM回路は、予測誤差をカテゴリと付加ビットに
分解することができる。
【0108】ここで、本実施例のDPCM回路を、図2
に示した従来のDPCM回路と比べると、本実施例のD
PCM回路には従来例で用いられていたインクリメンタ
5がない。
【0109】本実施例のDPCM回路には、従来例と異
なり、新たにCLA回路が2個設けられているが、この
うち1個は、従来の加算器にも通常含まれる回路である
といえる。
【0110】図1において、ANDゲート11、排他的論
理和ゲート12、13及びCLA1から成る回路ブロック9
は、図5に示すCLA加算器を構成する。そして、図2
の従来のDPCM回路においても、高速処理を達成する
ためには、その加算器4として、本実施例の回路ブロッ
ク9(CLA加算器)が用いられる。
【0111】したがって本実施例のDPCM回路は、イ
ンクリメンタを用いずに、しかも従来の加算器にCLA
2と排他的論理和ゲート14を追加した回路構成で済む。
ところで、CLA回路の回路規模とインクリメンタの回
路規模は大差ないため、本実施例のDPCM回路は、図
2に示す従来のDPCM回路の規模とほとんど変わらな
い。
【0112】そして図2の従来のDPCM回路では、セ
レクタ6の入力の一方は、加算器4の出力が得られた直
後に確定するのに対し、セレクタ6の入力の他方は、加
算器4の出力が得られた後に、更にインバータ15の遅延
時間及びインクリメンタ5の処理時間経過後に確定す
る。
【0113】これに対し、本実施例のDPCM回路で
は、CLA2とCLA1が並列に配設されているため、
CLA1とCLA2の出力はほぼ同時に出力される。し
たがってセレクタ6の入力は、破線9で囲んだ加算器の
出力が確定してから、インバータ15による遅延時間後に
確定する。また、このインバータ15の遅延時間は小さい
ので、ほとんど同時にセレクタ6の入力が両方が確定す
ることになる。
【0114】したがって、本実施例のDPCM回路と図
2の従来のDPCM回路において、セレクタ6の両方の
入力が確定するまでの時間を比較すると、従来のDPC
M回路では、本実施例に対しインクリメンタ5の処理時
間分長くなっていることがわかる。またセレクタ7の両
方の入力が確定する時間についても同じことがいえる。
【0115】ところで、インクリメンタの処理時間は最
下位ビット(LSB)から最上位ビット(MSB)へのキャリーの
伝搬遅延時間で決定され、従来のDPCM回路のように
12ビットのインクリメンタでは、その伝搬時間は相当大
きくなる。例えば1ビットの半加算器を12個直列に接続
するリップルキャリー型の12ビットインクリメンタで
は、伝搬時間は半加算器の処理時間の12倍になる。
【0116】本実施例では、この従来のDPCM回路に
あるインクリメンタ5がなくその伝搬時間による遅延が
解消され、符号反転処理が予測誤差の演算とほとんど同
時に行なわれるため、従来より処理時間が短くて済む。
【0117】したがって図1のDPCM回路を用いた図
3の画像処理装置は、従来例で問題となっていたDC成
分の処理時間が短くなり、それだけ高速処理が可能にな
る。
【0118】図8(B)には、本実施例における画像1
ブロックの処理のタイミングが示されている。図8
(B)から分かるように、本実施例においては、図8
(A)に示す従来の処理タイミングよりもDC成分の処
理時間が短くなるので装置全体の処理速度が上げられ
る。
【0119】以上、本実施例は、回路規模は従来例と同
程度に抑えながらも従来の符号化装置よりも一層高速な
画像圧縮を実現するもので、ビデオ信号のリアルタイム
圧縮等の高速処理への適用を容易化している。
【0120】
【実施例2】次に、図7を参照して、本発明の第2の実
施例を説明する。本発明の第2の実施例は前述した図3
の従来の画像処理装置において、AC成分の符号変換28
を前記第1の実施例で説明したDC係数の符号変換で兼
用するように構成したものである。
【0121】図7のDPCM21には、第1の実施例のD
PCM回路を用いる。DPCM21の第1の入力には量子
化器23の出力が接続され、第2の入力にはセレクタ33の
出力が接続されている。セレクタ33の入力には、値0
と、レジスタ26の出力(予測値)が接続されている。
【0122】次にこの実施例の動作を説明する。なお本
実施例のDCT22、量子化器23の動作は、図3の従来例
と同じであるためその説明を省略し、DC成分とAC成
分の処理を以下に説明する。
【0123】量子化器23からDCT係数が前述したジグ
ザグスキャンの順に読み出され、成分カウンタ32がその
数を数える。そしてセレクタ33は、1番目のDC係数で
はレジスタ26の出力、即ち予測値を選択し、DPCM21
は、DC係数と予測値の差分(予測誤差)の符号変換を
行なう。
【0124】即ち、DPCM21は、前記第1の実施例と
同様に、DC係数とその予測値から予測誤差を算出し、
これをカテゴリと付加ビットに分解して出力する。カテ
ゴリはDCハフマンテーブル25でハフマン符号化され、
このハフマン符号と付加ビットは順にシフトレジスタ31
に書き込まれ、第1の実施例と同様に端子111から出力
される。また前述のとおり符号化したDC係数はレジス
タ26に格納され、次のブロックのDC成分の予測値とし
て用いられる。
【0125】成分カウンタの値が2番目から64番目のA
C成分は次のように処理される。
【0126】(g) AC係数が0の場合 ゼロランカウンタ27の値に1を加えて、次のAC係数が
入力されるのを待つ。
【0127】(h) AC係数が0でない場合(非零成分の
場合) セレクタ33は0を選択し、DPCM21に予測値として与
える。DPCM21ではAC係数とこの予測値である0の
予測誤差、即ちAC係数そのものをカテゴリと付加ビッ
トに分解する。
【0128】DCPM21から出力されたカテゴリは、ゼ
ロランカウンタ27から出力される0ラン数と組み合わ
せ、ACハフマンテーブル29を参照してハフマン符号が
出力される。このハフマン符号と付加ビットはシフトレ
ジスタ31に書き込まれ、第1の実施例と同様にシフトさ
れ端子111から出力される。
【0129】(i) ブロック内の最後の係数の場合 成分カウンタ32が64番目の成分を示しており、その係数
が0の場合には、第1の実施例と同様にエンドオブブロ
ック(EOB)という特別なシンボルをACハフマンテ
ーブル29に出力し、それをハフマン符号に変換して出力
する。
【0130】そしてこのハフマン符号に変換されたEO
Bをシフトレジスタ31に書き込み、第1の実施例と同様
に端子111から出力する。もし64番目の成分が非零成分
であれば、EOBを付けず、前記項目(h)の処理を行な
う。そしてゼロランカウンタ27及び成分カウンタ32をリ
セットして1ブロックの処理を終える。
【0131】このように各ブロックを順に処理すること
により、図7に示す本発明の第2の実施例は画像全体を
圧縮する。
【0132】本実施例は、DPCM21として本発明の第
1の実施例のDPCM回路を用いているので、従来例の
画像処理装置よりも高速処理が可能である。さらに本実
施例は、図3の従来例におけるAC係数の符号変換28を
もDPCM21内で処理するため、図3の符号変換28を不
要とし、画像処理装置の回路規模を縮小化するものであ
る。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置は、DCT係数のDC係数を処理するDPCM回路
として、従来用いられ処理遅延の要因となっていたイン
クリメンタを不要とする回路構成とすることにより、従
来のDPCM回路と同程度の回路規模に抑えながら、従
来例のインクリメンタのキャリー伝搬時間分、DC係数
の処理時間を短縮化し、画像データ圧縮の高速処理を達
成したものである。
【0134】さらに、本発明の第2の視点においては、
AC係数のカテゴリ、付加ビットへの分解も、DC係数
を符号変換するDPCM回路において処理するため、A
C成分専用の符号変換回路を不要とし、装置全体の回路
規模の縮小化を実現すると共に、符号変換処理を高速化
するという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置のDPCM回路の構成を
示すブロック図である。
【図2】従来のDPCM回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来の画像圧縮を行なう画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】レベル検出回路の一例を示す回路構成図であ
る。
【図5】CLA加算器の構成を示すブロック図である。
【図6】ジグザグスキャンの説明図である。
【図7】本発明第2実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】(A)従来の画像処理装置の1ブロックの処理
タイミングを説明するタイミング図である。 (B)本発明の画像処理装置の1ブロックの処理タイミ
ングを説明するタイミング図である。
【符号の説明】
1,2,42 CLA回路 3 レベル検出 4,9 加算器 5 インクリメンタ 6,7,33 セレクタ 8 シフタ 10,15,16,17 インバータ 11,40 ANDゲート 12,13,14,41,43 排他的論理和ゲート 20,28 符号変換 21 DPCM 22 DCT 23 量子化器 24 制御回路 25 DCハフマンテーブル 26 レジスタ 27 ゼロランカウンタ 29 ACハフマンテーブル 30 セレクタ 31 シフトレジスタ 32 成分カウンタ 50〜61 セレクタ 101〜126 端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を所定画素数のブロック単位に分割し
    符号化出力する画像処理装置であって、現在のブロック
    のDC係数と該DC係数の予測値との差分をカテゴリと
    付加ビット(但し、前記差分が0の時カテゴリは0、付
    加ビットなし)に変換出力するDPCM回路を含み、前
    記カテゴリに基づき符号化テーブルを参照して得られる
    符号語と、前記付加ビットを出力する符号化手段を備え
    た画像処理装置において、 前記DPCM回路が、 第1の入力端子と、第2の入力端子と、 前記第2の入力端子に接続された第1のビット反転手段
    と、 一方の入力が前記第1の入力端子に、他方の入力が前記
    第1のビット反転手段の出力に接続され、これらの入力
    信号の論理積 i (i=0〜n−1、但しnは入力ビッ
    ト数)を出力する論理積手段と、 一方の入力が前記第1の入力端子に、他方の入力が前記
    第1のビット反転手段の出力に接続され、これらの入力
    信号の排他的論理和 i (i=0〜n−1)を出力する
    第1の排他的論理和手段と、 一方の入力が前記論理積手段に、他方の入力が前記第1
    の排他的論理和手段に接続され、キャリー入力が“1”
    とされて、Ci=Gi+Pii-1(i=0〜n−1、ただ
    しC-1は前記キャリー入力)の演算をおこない、C
    i(i=−1〜n−2)を出力する第1のキャリールッ
    クアヘッド回路と、 一方の入力が前記論理積手段に接続され、他方の入力が
    前記第1の排他的論理和手段に接続され、キャリー入力
    が“0”とされて、C′i=Gi+PiC′i-1(i=0〜
    n−1、但しC′-1は前記キャリー入力)の演算をおこ
    ない、C′i(i=−1〜n−2)を出力する第2のキ
    ャリールックアヘッド回路と、 一方の入力が前記第1の排他的論理和手段に接続され、
    他方の入力が前記第1のキャリールックアヘッド回路に
    接続された第2の排他的論理和手段と、 一方の入力が前記第1の排他的論理和手段に接続され、
    他方の入力が前記第2のキャリールックアヘッド回路に
    接続された第3の排他的論理和手段と、 入力が前記第3の排他的論理和手段に接続された第2の
    ビット反転手段と、 前記第2の排他的論理和手段の出力の極性により、前記
    第2の排他的論理和手段の出力と前記第2のビット反転
    手段の出力のいずれか一方をレベル検出手段に出力する
    第1のセレクタと、 前記第2の排他的論理和手段の出力の極性により、前記
    第2の排他的論理和手段の出力と前記第3の排他的論理
    和手段の出力のいずれか一方をシフト手段に出力する第
    2のセレクタと、を備え、 前記第1の入力端子には現在のブロックのDC係数が入
    力され、 前記第2の入力端子には前記DC係数の予測値が入力さ
    れ、 前記レベル検出手段を介してカテゴリが出力され、前記
    シフト手段を介して前記付加ビットが出力されることを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記DPCM回路の前記第1の入力端子に
    値が0でないAC係数を入力し、前記第2の入力端子に
    0を入力し、前記値が0でないAC係数のカテゴリと付
    加ビットへの変換を前記DPCM回路で行なうことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】画像を所定画素数のブロック単位に分割し
    該ブロックを直交変換する直交変換手段と、前記直交変
    換手段が出力する変換係数を周波数に応じて所定の量子
    化ステップで量子化する量子化手段と、前記量子化手段
    の出力である量子化係数を入力しこれをエントロピー符
    号化して出力する符号化手段と、を備えた画像処理装置
    において、 前記符号化手段が、前記量子化係数をカテゴリと付加ビ
    ットに変換する符号変換手段として請求項1記載のDP
    CM回路を唯一つ含み、DC係数とAC係数(但し、0
    を除く)のカテゴリと付加ビットへの変換を前記DPC
    M回路で行なう構成としたことを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記符号化手段が前記DPCM回路とセレ
    クタを含み、前記DPCM回路の前記第1の入力端子に
    は前記量子化手段の出力が接続され、前記第2の入力端
    子には前記セレクタの出力が接続され、前記セレクタの
    入力には、0とDC係数の予測値とが接続され、前記セ
    レクタが、DC係数の符号化時には前記DC係数の予測
    値を選択出力し、AC係数の符号化時には0を選択出力
    する請求項3記載の画像処理装置。
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