JP2560937B2 - 人工膝関節 - Google Patents
人工膝関節Info
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- JP2560937B2 JP2560937B2 JP3306983A JP30698391A JP2560937B2 JP 2560937 B2 JP2560937 B2 JP 2560937B2 JP 3306983 A JP3306983 A JP 3306983A JP 30698391 A JP30698391 A JP 30698391A JP 2560937 B2 JP2560937 B2 JP 2560937B2
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- Japan
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- knee joint
- curved convex
- femoral
- artificial knee
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整形外科治療で用いられ
る人工膝関節に関し、詳細には大腿骨側部材と脛骨側部
材の間で脱臼を引き起こすことなく安定した屈曲作動及
び停止が可能な人工膝関節に関するものである。
る人工膝関節に関し、詳細には大腿骨側部材と脛骨側部
材の間で脱臼を引き起こすことなく安定した屈曲作動及
び停止が可能な人工膝関節に関するものである。
【0002】
【従来の技術】膝関節症、リュウマチ、骨腫瘍等の治療
においては膝関節部位を切除し、これに替えて人工膝関
節を装着することがある。例えば骨腫瘍は図6(右脚の
体側に沿った縦断面を後方側より見た図)に示す大腿骨
1の遠位側及び脛骨2の近位側は腫瘍を発生しやすい疾
患であり、1点鎖線C1 ,C2 で示す間の部分を全て切
除し他の部分への腫瘍の転移を防止する必要がある。こ
のとき前十字靭帯3a(紙面の背側),後十字靭帯3b
(紙面の手前側)、内側側副靭帯5a,外側側副靭帯5
bが全て切除されてしまうので、膝関節としての運動機
能及び固定機能は全て失われる。
においては膝関節部位を切除し、これに替えて人工膝関
節を装着することがある。例えば骨腫瘍は図6(右脚の
体側に沿った縦断面を後方側より見た図)に示す大腿骨
1の遠位側及び脛骨2の近位側は腫瘍を発生しやすい疾
患であり、1点鎖線C1 ,C2 で示す間の部分を全て切
除し他の部分への腫瘍の転移を防止する必要がある。こ
のとき前十字靭帯3a(紙面の背側),後十字靭帯3b
(紙面の手前側)、内側側副靭帯5a,外側側副靭帯5
bが全て切除されてしまうので、膝関節としての運動機
能及び固定機能は全て失われる。
【0003】従ってこの様な患者に対しては例えば図7
(体側方向から見た縦断面図),図8(図7のVIII−VI
II線方向断面図)に示す様な金属製,セラミックス製又
はこれらの組合せからなる蝶番型の人工膝関節が用いら
れる。すなわち大腿骨の切除跡には大腿骨側部材1Aが
接合されると共に、脛骨の切除跡には脛骨側部材2Aが
夫々接合され、該大腿骨側部材1Aと脛骨側部材2Aは
ピン軸9を介して揺動自在に軸支される。この揺動は脛
骨鉛直線に対する後部方向への揺動角θが−5〜+12
0度程度の範囲内での自由湾曲作動が要求される。直立
するときの伸展状態での角度は約−5度であり、特に直
立時の伸展状態では確実に停止されなければならない。
しかし図例に示す人工膝関節においてはこの停止のため
のストッパ機能がなく、そのため膝部外側に他の装具や
補助器具を併用する必要があった。
(体側方向から見た縦断面図),図8(図7のVIII−VI
II線方向断面図)に示す様な金属製,セラミックス製又
はこれらの組合せからなる蝶番型の人工膝関節が用いら
れる。すなわち大腿骨の切除跡には大腿骨側部材1Aが
接合されると共に、脛骨の切除跡には脛骨側部材2Aが
夫々接合され、該大腿骨側部材1Aと脛骨側部材2Aは
ピン軸9を介して揺動自在に軸支される。この揺動は脛
骨鉛直線に対する後部方向への揺動角θが−5〜+12
0度程度の範囲内での自由湾曲作動が要求される。直立
するときの伸展状態での角度は約−5度であり、特に直
立時の伸展状態では確実に停止されなければならない。
しかし図例に示す人工膝関節においてはこの停止のため
のストッパ機能がなく、そのため膝部外側に他の装具や
補助器具を併用する必要があった。
【0004】また人工膝関節に求められる他の重要な機
能として、大腿骨側部材1Aと脛骨側部材2Aが屈曲時
等に脱臼しないことが要求される。この点図7,8の例
に示す両部材1A,2Aはピン接合されており、脱臼に
ついての恐れはないが次の様な問題があった。すなわち
上記両部材1A,2Aがピン軸9によって軸支される構
造であるので、揺動運動時における遊び余裕がなく、外
力が分散されることなく全てピン軸9に集中して作用さ
れるために該ピン軸9が切損したりして、短期間の内に
人工膝関節全体を取り替えなければならないことが多い
という不具合があった。
能として、大腿骨側部材1Aと脛骨側部材2Aが屈曲時
等に脱臼しないことが要求される。この点図7,8の例
に示す両部材1A,2Aはピン接合されており、脱臼に
ついての恐れはないが次の様な問題があった。すなわち
上記両部材1A,2Aがピン軸9によって軸支される構
造であるので、揺動運動時における遊び余裕がなく、外
力が分散されることなく全てピン軸9に集中して作用さ
れるために該ピン軸9が切損したりして、短期間の内に
人工膝関節全体を取り替えなければならないことが多い
という不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
次の(イ),(ロ) の条件を満たし、且つ長期に亘って安定し
た揺動作動が可能な人工膝関節を完成することにある。 (イ) 伸展状態での揺動停止に際して、外部装具等の格別
の補助器具を必要とせず過伸展状態以上の過剰な揺動屈
曲を確実に規制する。 (ロ) 揺動屈曲作動時及びその作動端停止部位において大
腿骨側部材と脛骨側部材が脱臼して脱け出すのを確実に
防止できる。
次の(イ),(ロ) の条件を満たし、且つ長期に亘って安定し
た揺動作動が可能な人工膝関節を完成することにある。 (イ) 伸展状態での揺動停止に際して、外部装具等の格別
の補助器具を必要とせず過伸展状態以上の過剰な揺動屈
曲を確実に規制する。 (ロ) 揺動屈曲作動時及びその作動端停止部位において大
腿骨側部材と脛骨側部材が脱臼して脱け出すのを確実に
防止できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成した本発
明は、大腿骨の下端に取り付けられる略鞍形の部材から
なり、前後方向に湾曲した湾曲凸面をその左右下面に形
成した大腿骨側部材と、脛骨の上端に取り付けられる略
皿状部材からなり、湾曲凸面間の溝部と係合し得る中間
部の左右両側に、湾曲凸面を当接支持する一対の凹形支
承面を形成した脛骨側部材と、を有する人工膝関節にお
いて、凹形支承面は湾曲凸面と同一の曲率半径に形成さ
れ、凹形支承面における少なくとも前側端部には、大腿
骨側部材の脱臼を防止するよう立上げられた延出部が形
成され、中間部の前端及び溝部の前側下面には、互いに
面接触することにより大腿骨部材の過伸展を規制する係
止部が形成されていることを要旨とするものである。
明は、大腿骨の下端に取り付けられる略鞍形の部材から
なり、前後方向に湾曲した湾曲凸面をその左右下面に形
成した大腿骨側部材と、脛骨の上端に取り付けられる略
皿状部材からなり、湾曲凸面間の溝部と係合し得る中間
部の左右両側に、湾曲凸面を当接支持する一対の凹形支
承面を形成した脛骨側部材と、を有する人工膝関節にお
いて、凹形支承面は湾曲凸面と同一の曲率半径に形成さ
れ、凹形支承面における少なくとも前側端部には、大腿
骨側部材の脱臼を防止するよう立上げられた延出部が形
成され、中間部の前端及び溝部の前側下面には、互いに
面接触することにより大腿骨部材の過伸展を規制する係
止部が形成されていることを要旨とするものである。
【0007】
【作用及び実施例】図1は脛骨側部材20の実施例を示
し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面
図、(D)は(B)のD−D線断面図、(E)は(A)
のE−E線断面図である。
し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面
図、(D)は(B)のD−D線断面図、(E)は(A)
のE−E線断面図である。
【0008】脛骨側部材20の上面にはその左右両側に
支承面21a,21bが形成され、該支承面21a,2
1bは少なくとも前後方向[図1(A)においては紙面
の上下方向]に沿って凹形に形成される。なお、支承面
21a,21bの間に隆起して形成される中間部23は
大腿骨側部材10の左右方向への位置ずれを防止する。
一方支承面21a,21bに挟まれた中間部23の前方
側[(A)図の紙面下方向]には角錐台形状の突起22
が突設される。
支承面21a,21bが形成され、該支承面21a,2
1bは少なくとも前後方向[図1(A)においては紙面
の上下方向]に沿って凹形に形成される。なお、支承面
21a,21bの間に隆起して形成される中間部23は
大腿骨側部材10の左右方向への位置ずれを防止する。
一方支承面21a,21bに挟まれた中間部23の前方
側[(A)図の紙面下方向]には角錐台形状の突起22
が突設される。
【0009】また図2は上記脛骨側部材20と対をなす
大腿骨側部材10の実施例を示し、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は左側面図、(D)は底面図を
示す。該大腿骨側部材10の下面でその左右両側
[(B)図の紙面左右]には湾曲凸面11a,11bが
形成され、これらの中間部には溝部としての中央凹部1
3が形成される共に、その上方にはピン挿設用の孔12
が穿設される(このピンは残存大腿骨の健全骨髄内へ挿
入して該大腿骨側部材の固定を行なうためのものであ
る)。上記湾曲凸面11a,11bは前記支承面21
a,21bに夫々当接支持され、該大腿骨側部材10と
脛骨側部材20が係合する様に組合せられる。さらに上
記中央凹部13の前方下面には(C)図に示す様にスト
ッパ面13Aが形成される。
大腿骨側部材10の実施例を示し、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は左側面図、(D)は底面図を
示す。該大腿骨側部材10の下面でその左右両側
[(B)図の紙面左右]には湾曲凸面11a,11bが
形成され、これらの中間部には溝部としての中央凹部1
3が形成される共に、その上方にはピン挿設用の孔12
が穿設される(このピンは残存大腿骨の健全骨髄内へ挿
入して該大腿骨側部材の固定を行なうためのものであ
る)。上記湾曲凸面11a,11bは前記支承面21
a,21bに夫々当接支持され、該大腿骨側部材10と
脛骨側部材20が係合する様に組合せられる。さらに上
記中央凹部13の前方下面には(C)図に示す様にスト
ッパ面13Aが形成される。
【0010】図3の(A),(B),(C)は上記脛骨
側部材20と大腿骨側部材10の係合状態を示し、
(A)図は揺動角θ1 が−5度の伸展状態を示し、脛骨
側部材20の突起22の上面と大腿骨側部材10のスト
ッパ面13Aが当接し、両部材が揺動角のマイナス方向
(前方側)へ過剰に伸展するのを防止し、大腿骨が伸展
状態を超えて前方へ屈曲しない様に確実に支持固定され
る。また、上記脛骨側部材20と大腿骨側部材10とが
係合しているので、大腿骨側が左右方向へ脱臼すること
を確実に防止できる。なお、上記突起22の上面及びス
トッパ面13Aは係止部としてみなすことができる。
側部材20と大腿骨側部材10の係合状態を示し、
(A)図は揺動角θ1 が−5度の伸展状態を示し、脛骨
側部材20の突起22の上面と大腿骨側部材10のスト
ッパ面13Aが当接し、両部材が揺動角のマイナス方向
(前方側)へ過剰に伸展するのを防止し、大腿骨が伸展
状態を超えて前方へ屈曲しない様に確実に支持固定され
る。また、上記脛骨側部材20と大腿骨側部材10とが
係合しているので、大腿骨側が左右方向へ脱臼すること
を確実に防止できる。なお、上記突起22の上面及びス
トッパ面13Aは係止部としてみなすことができる。
【0011】他方(B),(C)図は支承面21b上を
湾曲凸面11bが摺動して両部材が摺動する状態を示
し、(C)図における揺動角θ3 は約120度の限界点
を示す。このとき支承面21bは凹形になっており前方
部21b1 は大腿骨側部材10の湾曲凸面11bを確実
に受け止め該部材10の前方方向への脱け出しを防止
し、両部材10,20が脱臼状態となるのを防止してい
る。なお、上記前方部21b 1 は延出部としてみなすこ
とができる。
湾曲凸面11bが摺動して両部材が摺動する状態を示
し、(C)図における揺動角θ3 は約120度の限界点
を示す。このとき支承面21bは凹形になっており前方
部21b1 は大腿骨側部材10の湾曲凸面11bを確実
に受け止め該部材10の前方方向への脱け出しを防止
し、両部材10,20が脱臼状態となるのを防止してい
る。なお、上記前方部21b 1 は延出部としてみなすこ
とができる。
【0012】上記実施例において湾曲凸面11a,11
bにおける前後方向の曲率半径は、支承面21a,21
bの曲率半径と同一又はほぼ同等とすることが好まし
く、これによって両面はスムーズに摺動する。なお湾曲
凸面と支承面の曲率半径の相違は5mm以内とすることが
推奨される。また上記支承面21a,21bの形状は図
1の(D)の実線に示される様に前後方向全域にわたっ
て湾曲させたものに限られず、破線21eに示す様にそ
の後方側を直面状に形成したもの等であっても良く、さ
らに支承面21a(21b)と湾曲凸面11b(11
a)は図1,図2に示すモノセントリックのものに限定
されず、複数の中心点を有するポリセントリック形状の
曲面で形成したものであっても構わない(例えば図5の
例ではR25,R150,R20を組み合わせて使用し
ている)。
bにおける前後方向の曲率半径は、支承面21a,21
bの曲率半径と同一又はほぼ同等とすることが好まし
く、これによって両面はスムーズに摺動する。なお湾曲
凸面と支承面の曲率半径の相違は5mm以内とすることが
推奨される。また上記支承面21a,21bの形状は図
1の(D)の実線に示される様に前後方向全域にわたっ
て湾曲させたものに限られず、破線21eに示す様にそ
の後方側を直面状に形成したもの等であっても良く、さ
らに支承面21a(21b)と湾曲凸面11b(11
a)は図1,図2に示すモノセントリックのものに限定
されず、複数の中心点を有するポリセントリック形状の
曲面で形成したものであっても構わない(例えば図5の
例ではR25,R150,R20を組み合わせて使用し
ている)。
【0013】他方突起22の形状は図5に示す様な直方
体形であっても良く、或は図4に示す様に突起22の前
方側側面に当接する他のストッパ面13Bを中央凹部1
3の傾斜側面として形成し、過剰な伸展をより確実に防
止する形状であっても構わない。
体形であっても良く、或は図4に示す様に突起22の前
方側側面に当接する他のストッパ面13Bを中央凹部1
3の傾斜側面として形成し、過剰な伸展をより確実に防
止する形状であっても構わない。
【0014】上記大腿骨側部材10は孔12にピンを挿
設し、該ピンを介して残存大腿骨に接合され、また脛骨
側部材10の下部には図示しない台座部を介して細幅の
ステムを接続し、該ステムを残存脛骨の骨髄内へ挿入し
て台座部及び該部材10を接合することが望ましい。
設し、該ピンを介して残存大腿骨に接合され、また脛骨
側部材10の下部には図示しない台座部を介して細幅の
ステムを接続し、該ステムを残存脛骨の骨髄内へ挿入し
て台座部及び該部材10を接合することが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、伸展時にストッパ面と突起の面接触により大腿骨側
部材と脛骨側部材の前方側への伸展を確実に規制するこ
とができ、凹形支承面により屈曲時等での両部材の抜け
出しを防ぐことができるとともに凹形支承面の間に形成
される中間部により両部材の左右方向への位置ずれを防
止できる様になった。さらに両部材の係合には遊び余裕
ができるので、大きな外力や応力が部分的に集中して部
材の破損や緩みを生じることがなくなり、長期にわたる
使用ができる様になった。
で、伸展時にストッパ面と突起の面接触により大腿骨側
部材と脛骨側部材の前方側への伸展を確実に規制するこ
とができ、凹形支承面により屈曲時等での両部材の抜け
出しを防ぐことができるとともに凹形支承面の間に形成
される中間部により両部材の左右方向への位置ずれを防
止できる様になった。さらに両部材の係合には遊び余裕
ができるので、大きな外力や応力が部分的に集中して部
材の破損や緩みを生じることがなくなり、長期にわたる
使用ができる様になった。
【図1】 本発明の脛骨側部材の実施例を示し、(A)
は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図、(D)
は(B)のD−D線断面図、(E)は(A)のE−E線
断面図である。
は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図、(D)
は(B)のD−D線断面図、(E)は(A)のE−E線
断面図である。
【図2】 本発明の大腿骨側部材の実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図、
(D)は底面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図、
(D)は底面図である。
【図3】 (A),(B),(C)は本発明の使用状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】 (A),(B)は本発明における他の実施例
の使用状態を示す説明図である。
の使用状態を示す説明図である。
【図5】 (A),(B)は本発明における他の実施例
の使用状態を示す説明図である。
の使用状態を示す説明図である。
【図6】 人体の膝関節を示す説明図(右脚の体側に沿
った縦断面を後方側より見た図)である。
った縦断面を後方側より見た図)である。
【図7】 従来の人工膝関節の例を示す体側方向から見
た縦断面説明図である。
た縦断面説明図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線断面図である。
10 大腿骨側部材 11a,11b 湾曲凸面 13A,13B ストッパ面 20 脛骨側部材 21a,21b 支承面 22 突起
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 喜昌 神戸市須磨区西落合6−1−56−104 (72)発明者 川井 隆夫 神戸市北区惣山町4−21−2 (56)参考文献 特開 平3−267055(JP,A) 特表 平3−502291(JP,A) 特公 昭62−36696(JP,B1) 特公 昭61−50625(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】 大腿骨の下端に取り付けられる略鞍形の
部材からなり、前後方向に湾曲した湾曲凸面をその左右
下面に形成した大腿骨側部材と、脛骨の上端に取り付け
られる略皿状部材からなり、前記湾曲凸面間の溝部と係
合し得る中間部の左右両側に、前記湾曲凸面を当接支持
する一対の凹形支承面を形成した脛骨側部材と、を有す
る人工膝関節において、 前記凹形支承面は前記湾曲凸面と同一の曲率半径に形成
され、 前記凹形支承面における少なくとも前側端部には、前記
大腿骨側部材の脱臼を防止するよう立上げられた延出部
が形成され、 前記中間部の前端及び前記溝部の前側下面には、互いに
面接触することにより前記大腿骨部材の過伸展を規制す
る係止部が形成されている ことを特徴とする人工膝関
節。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306983A JP2560937B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 人工膝関節 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306983A JP2560937B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 人工膝関節 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115497A JPH05115497A (ja) | 1993-05-14 |
JP2560937B2 true JP2560937B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=17963607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306983A Expired - Lifetime JP2560937B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 人工膝関節 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560937B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6150625A (ja) * | 1984-08-06 | 1986-03-12 | Toho Chem Ind Co Ltd | オリゴマ−型乳化分散剤 |
JPS6236696A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-17 | カシオ計算機株式会社 | 自動伴奏装置付電子楽器 |
JPH03267055A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-27 | Koshino Nariko | 人工膝関節の脛骨側コンポーネント |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP3306983A patent/JP2560937B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05115497A (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960730 |