JP2560222Y2 - 濃度計測モジュール - Google Patents
濃度計測モジュールInfo
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- JP2560222Y2 JP2560222Y2 JP6727091U JP6727091U JP2560222Y2 JP 2560222 Y2 JP2560222 Y2 JP 2560222Y2 JP 6727091 U JP6727091 U JP 6727091U JP 6727091 U JP6727091 U JP 6727091U JP 2560222 Y2 JP2560222 Y2 JP 2560222Y2
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、混合溶液中の被測定物
質の濃度を測定する方法に関する。本考案は、例えば、
食品、医薬品、化学品、農業、畜産業、水産業の工程管
理、医療用の各種計測、環境計測等に、また、エタノー
ル等の濃度を測定するバイオセンサ等に利用される。
質の濃度を測定する方法に関する。本考案は、例えば、
食品、医薬品、化学品、農業、畜産業、水産業の工程管
理、医療用の各種計測、環境計測等に、また、エタノー
ル等の濃度を測定するバイオセンサ等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来から、混合溶液中の被測定物質の濃
度を測定する方法としては、電気化学計測法(酵素反
応に伴う被検液の電流又は電圧の変化を測定する方
法)、熱計測法(酵素反応に伴う被検液の温度変化をサ
ーミスタにより測定する方法)等の酵素法、屈折率を
求める屈折法及び比重を測定する比重法、更には、着
色または蛍光を発する薬剤を用いて光の吸収量、蛍光の
強さを測定する方法等が知られている。
度を測定する方法としては、電気化学計測法(酵素反
応に伴う被検液の電流又は電圧の変化を測定する方
法)、熱計測法(酵素反応に伴う被検液の温度変化をサ
ーミスタにより測定する方法)等の酵素法、屈折率を
求める屈折法及び比重を測定する比重法、更には、着
色または蛍光を発する薬剤を用いて光の吸収量、蛍光の
強さを測定する方法等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の酵
素法では、酵素の安定性が必ずしも十分ではなく、その
特性の経時的変化、品質の劣化等を生じ易い為、信頼性
の高い測定結果が得られないことがある。また、該酵素
法のうち上記従来の電気化学計測法においては、電磁気
ノイズの影響を受け易く、且つ精密な計測装置が必要と
なるという欠点を有している。また、上記従来の屈折
法、比重法では、被検液である混合溶液中に被測定物質
以外の成分が共存する場合には適用できないことがあ
る。更に、上記薬剤を用いて測定する方法では、発色
剤、蛍光剤が使用できる場合に限定され、しかも、薬剤
を用いるため、測定操作が煩雑となる。
素法では、酵素の安定性が必ずしも十分ではなく、その
特性の経時的変化、品質の劣化等を生じ易い為、信頼性
の高い測定結果が得られないことがある。また、該酵素
法のうち上記従来の電気化学計測法においては、電磁気
ノイズの影響を受け易く、且つ精密な計測装置が必要と
なるという欠点を有している。また、上記従来の屈折
法、比重法では、被検液である混合溶液中に被測定物質
以外の成分が共存する場合には適用できないことがあ
る。更に、上記薬剤を用いて測定する方法では、発色
剤、蛍光剤が使用できる場合に限定され、しかも、薬剤
を用いるため、測定操作が煩雑となる。
【0004】本考案は、上記問題点を解決するものであ
り、被測定物質を溶解できる液体又はゲルを用いること
により、発色剤及び蛍光剤を用いず、セルの構成が簡素
で製作が容易且つ目的とする被測定物質の濃度を信頼性
よく、正確に、感度良くしかも電気ノイズ等の障害も無
い濃度計測モジュールを提供することを目的とする。
り、被測定物質を溶解できる液体又はゲルを用いること
により、発色剤及び蛍光剤を用いず、セルの構成が簡素
で製作が容易且つ目的とする被測定物質の濃度を信頼性
よく、正確に、感度良くしかも電気ノイズ等の障害も無
い濃度計測モジュールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、透光性中軸体
と、該透光性中軸体を被い被測定物質を透過する材料か
らなる被測定物質透過膜と、該透光性中軸体と該被測定
物質透過膜との間に介在させた、被測定物質を溶解でき
る液体又はゲルと、を備えることを特徴とする。上記
「透光性中軸体」としては、通常、透光性棒状体が用い
られ、この棒状体としては、種々の横断面形状を有した
ものとすることができ、丸棒、角棒等でもよいし、内側
に凹凸面のある複雑形状とすることもできる。、その材
質としては、通常、ガラス、樹脂等が用いられる。更
に、この中軸体としては、細線等をコイル状に巻いたも
のとすることもできる。この場合は、被測定物質との接
触面積が増えるので、更に一層感度良く測定できる。
と、該透光性中軸体を被い被測定物質を透過する材料か
らなる被測定物質透過膜と、該透光性中軸体と該被測定
物質透過膜との間に介在させた、被測定物質を溶解でき
る液体又はゲルと、を備えることを特徴とする。上記
「透光性中軸体」としては、通常、透光性棒状体が用い
られ、この棒状体としては、種々の横断面形状を有した
ものとすることができ、丸棒、角棒等でもよいし、内側
に凹凸面のある複雑形状とすることもできる。、その材
質としては、通常、ガラス、樹脂等が用いられる。更
に、この中軸体としては、細線等をコイル状に巻いたも
のとすることもできる。この場合は、被測定物質との接
触面積が増えるので、更に一層感度良く測定できる。
【0006】上記液体又はゲルは、被測定物質が拡散、
溶解して、且つ濃度分布を示すものであればよく、被測
定物質の種類、その溶解程度等に応じて種々選択され
る。また、被測定物質の溶解により、屈折率を大きく変
化させるものが好ましい。例えば、エチレングリコー
ス、オクタン、シリコンオイル等を用いることができ
る。尚、この、被測定物質(過酸化水素、グルコース
等)自体は、濃度分布を示さないので、使用できない。
上記被測定物質は、過酸化水素であり、上記被測定物質
透過膜の少なくとも外表面には、グルコースオキシダー
ゼを固定化させたものである。この場合は、バイオセン
サとして利用できる。
溶解して、且つ濃度分布を示すものであればよく、被測
定物質の種類、その溶解程度等に応じて種々選択され
る。また、被測定物質の溶解により、屈折率を大きく変
化させるものが好ましい。例えば、エチレングリコー
ス、オクタン、シリコンオイル等を用いることができ
る。尚、この、被測定物質(過酸化水素、グルコース
等)自体は、濃度分布を示さないので、使用できない。
上記被測定物質は、過酸化水素であり、上記被測定物質
透過膜の少なくとも外表面には、グルコースオキシダー
ゼを固定化させたものである。この場合は、バイオセン
サとして利用できる。
【0007】
【作用】以下、本考案の作用を図1で具体的に説明す
る。図1に示すように、例えば、透光性中軸体1より屈
折率の小さな液体3が中軸体1と透過膜2の間に介在す
る場合、モジュールMへの入射光線aは、bの方向へ進
む。被測定物質が透過膜2を通って、液体3に溶解し、
屈折率が大きくなると、cの方向に光が進み中軸体1か
ら漏れ出る。従って、受光器での受光量が減少する。受
光量変化量等と被測定物質の濃度は一定の関係を示すこ
ととなるので、この変化量等を検出することによりその
濃度を測定できる。
る。図1に示すように、例えば、透光性中軸体1より屈
折率の小さな液体3が中軸体1と透過膜2の間に介在す
る場合、モジュールMへの入射光線aは、bの方向へ進
む。被測定物質が透過膜2を通って、液体3に溶解し、
屈折率が大きくなると、cの方向に光が進み中軸体1か
ら漏れ出る。従って、受光器での受光量が減少する。受
光量変化量等と被測定物質の濃度は一定の関係を示すこ
ととなるので、この変化量等を検出することによりその
濃度を測定できる。
【0008】
【実施例】以下、実施例により本考案を具体的に説明す
る。 装置の概要 以下、本実施例に用いた測定装置を説明する。この装置
は、図1及び図2に示すように、透光性中軸体(ガラス
棒)1と透過膜(シリコンゴムチューブ)2のとの間に
液体又はゲル状の物質3を介在させてなるモジュールM
と外枠体4とからなる測定用セルC、と白色光源(波長
0.4〜1.6μm)5と光パワーメータ8を有する検
出手段Kとを具備する。
る。 装置の概要 以下、本実施例に用いた測定装置を説明する。この装置
は、図1及び図2に示すように、透光性中軸体(ガラス
棒)1と透過膜(シリコンゴムチューブ)2のとの間に
液体又はゲル状の物質3を介在させてなるモジュールM
と外枠体4とからなる測定用セルC、と白色光源(波長
0.4〜1.6μm)5と光パワーメータ8を有する検
出手段Kとを具備する。
【0009】測定用セルCの製作 先ず、過酸化水素(H2O2)透過性のシリコンゴムチ
ューブ(内径;0.5mmφ、外径;0.7mmφ、長
さ;100mm)の外周部へ、グルコースオキシダーゼ
を固定化する処理を以下の要領で実施する。シリコンゴ
ムチューブを10%γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン/アセトン溶液に4時間浸漬する。その後、アセト
ン、エタノール、リン酸緩衝液(pH=7)で充分に洗
浄し、2.5%グルタルアルデヒド水溶液に、2時間浸
漬する。更に、グルコースオキシダーゼ100mgをリ
ン酸緩衝液(pH=7)1mlに溶解させ、シリコンゴ
ムチューブ2を2時間浸漬する。次いで、純水で充分に
洗浄し、シリコンゴムチューブ2への酵素固定化(図示
せず)は完了する。
ューブ(内径;0.5mmφ、外径;0.7mmφ、長
さ;100mm)の外周部へ、グルコースオキシダーゼ
を固定化する処理を以下の要領で実施する。シリコンゴ
ムチューブを10%γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン/アセトン溶液に4時間浸漬する。その後、アセト
ン、エタノール、リン酸緩衝液(pH=7)で充分に洗
浄し、2.5%グルタルアルデヒド水溶液に、2時間浸
漬する。更に、グルコースオキシダーゼ100mgをリ
ン酸緩衝液(pH=7)1mlに溶解させ、シリコンゴ
ムチューブ2を2時間浸漬する。次いで、純水で充分に
洗浄し、シリコンゴムチューブ2への酵素固定化(図示
せず)は完了する。
【0010】次に上記シリコンゴムチューブ2内に、エ
チレングリコール(屈折率1.432)を注射器にて注
入し、これを長さ45mmに切る。そして、あらかじめ
用意しておいたガラス棒(外径;0.5mmφ、長さ5
0mm、屈折率;1.474)を、このシリコンゴムチ
ューブ2に挿入して、図1に示すようなモジュールMを
製作した。そして、上記モジュールMは、図2に示すよ
うに、上面開放の外枠体4の両側面を貫通させるように
配置し、測定用セルCを構成した。そして、このモジュ
ールMと外枠体4の間に試験液(グルコース水溶液)S
を滴下できるようになっている。
チレングリコール(屈折率1.432)を注射器にて注
入し、これを長さ45mmに切る。そして、あらかじめ
用意しておいたガラス棒(外径;0.5mmφ、長さ5
0mm、屈折率;1.474)を、このシリコンゴムチ
ューブ2に挿入して、図1に示すようなモジュールMを
製作した。そして、上記モジュールMは、図2に示すよ
うに、上面開放の外枠体4の両側面を貫通させるように
配置し、測定用セルCを構成した。そして、このモジュ
ールMと外枠体4の間に試験液(グルコース水溶液)S
を滴下できるようになっている。
【0011】測定装置の組付け 白色光源5に、光ファイバ6(コア径50μm)を取り
付け、この光ファイバ6の一端は、モジュールMのガラ
ス棒1の一端側に、相対するように配置される。そし
て、ガラス棒1の他端側には同様に相対するように、光
ファイバ(コア径150μm)9が配置され、順次、光
パワーセンサ7、光ファイバ10及び光パワーメータ8
が取り付けられている。これにより、白色光源5から放
射される光が、光ファイバ6、ガラス棒1、光ファイバ
9、光パワーセンサ7及び光ファイバ10を介して、光
パワーメータ8へ送り込まれ、光強度が測定される。
付け、この光ファイバ6の一端は、モジュールMのガラ
ス棒1の一端側に、相対するように配置される。そし
て、ガラス棒1の他端側には同様に相対するように、光
ファイバ(コア径150μm)9が配置され、順次、光
パワーセンサ7、光ファイバ10及び光パワーメータ8
が取り付けられている。これにより、白色光源5から放
射される光が、光ファイバ6、ガラス棒1、光ファイバ
9、光パワーセンサ7及び光ファイバ10を介して、光
パワーメータ8へ送り込まれ、光強度が測定される。
【0012】測定及びその結果 図2に示す構成のもとで、図4に示す各グルコース濃度
の試験液Sを滴下し、受光量の変化(dB)を測定し
た。この結果を図3及び図4に示す。但し、図4は試験
液滴下3分後に受光量変化量が飽和するので、この3分
後の受光量変化を各グルコース水溶液について読み取
り、グラフ化したものである。試験液を滴下(1ml)
すると、グルコースは酵素によって分解され過酸化水素
を生成する。この過酸化水素は、シリコンゴム膜2を透
過して、エチレングリコール3に溶解する。そのため、
エチレングリコールの屈折率は増加し、入射光の一部
は、ガラス棒1の外へ漏れ出し受光量が減少する。
の試験液Sを滴下し、受光量の変化(dB)を測定し
た。この結果を図3及び図4に示す。但し、図4は試験
液滴下3分後に受光量変化量が飽和するので、この3分
後の受光量変化を各グルコース水溶液について読み取
り、グラフ化したものである。試験液を滴下(1ml)
すると、グルコースは酵素によって分解され過酸化水素
を生成する。この過酸化水素は、シリコンゴム膜2を透
過して、エチレングリコール3に溶解する。そのため、
エチレングリコールの屈折率は増加し、入射光の一部
は、ガラス棒1の外へ漏れ出し受光量が減少する。
【0013】評価 図4によれば、グルコースの濃度変化に対する受光量の
変化は、極めて顕著に且つ直線的に表われている。従っ
て、極めて正確にグルコースの濃度を測定することがで
きる。即ち、未知の濃度の混合溶液の受光量を同条件下
にて測定した値(検量線)と比較すれば、容易に、正確
に且つ感度よく、未知のグルコース濃度を測定できるこ
ととなる。
変化は、極めて顕著に且つ直線的に表われている。従っ
て、極めて正確にグルコースの濃度を測定することがで
きる。即ち、未知の濃度の混合溶液の受光量を同条件下
にて測定した値(検量線)と比較すれば、容易に、正確
に且つ感度よく、未知のグルコース濃度を測定できるこ
ととなる。
【0014】尚、本考案においては、上記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本考案の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。また、
本実施例においては、射出光の受光量変化量を検出する
ことにより、濃度測定を行ったが、ある測定場所におけ
る受光径を検出しても正確な濃度測定をすることができ
る。これらもグルコース濃度と同様の関係を示すからで
ある。
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本考案の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。また、
本実施例においては、射出光の受光量変化量を検出する
ことにより、濃度測定を行ったが、ある測定場所におけ
る受光径を検出しても正確な濃度測定をすることができ
る。これらもグルコース濃度と同様の関係を示すからで
ある。
【0015】また、上記モジュールの大きさ、長さ、全
体形状等、目的、用途により種々のものを選択すること
ができる。例えば、その全体形状も曲がり部のない真っ
直ぐ形状でもよいし、曲がり部のある形状でもよいし、
その横断面形状も通常は真円であるが四角、六角、楕円
等とすることもでき、更にはハニカム状又は蓮根状のよ
うに複数の流路孔を有してもよい。
体形状等、目的、用途により種々のものを選択すること
ができる。例えば、その全体形状も曲がり部のない真っ
直ぐ形状でもよいし、曲がり部のある形状でもよいし、
その横断面形状も通常は真円であるが四角、六角、楕円
等とすることもでき、更にはハニカム状又は蓮根状のよ
うに複数の流路孔を有してもよい。
【0016】また、光ファイバーケーブルを活用すれ
ば、モジュール、光源部等を離隔することも容易になり
遠隔計測、遠隔制御等への適応性も高い。この場合、光
ファイバをその両方又はその一方に配置してもよく、更
に、この光ファイバを直接に管状体に取りつけた構成と
してもよいし、更には素子を直接取りつけた構成として
もよい。光ファイバの長さ、太さ、材質、形態、取付け
位置等も種々選択でき、例えば材質は樹脂に限らずガラ
スでもよい。更に、被測定物質は、液体のみならず、気
体を使用することもできる。更に、選択透過膜にせず、
温度センサとしても利用できる。また、酵素を固定化せ
ずに過酸化水素センサとしても使用できる。
ば、モジュール、光源部等を離隔することも容易になり
遠隔計測、遠隔制御等への適応性も高い。この場合、光
ファイバをその両方又はその一方に配置してもよく、更
に、この光ファイバを直接に管状体に取りつけた構成と
してもよいし、更には素子を直接取りつけた構成として
もよい。光ファイバの長さ、太さ、材質、形態、取付け
位置等も種々選択でき、例えば材質は樹脂に限らずガラ
スでもよい。更に、被測定物質は、液体のみならず、気
体を使用することもできる。更に、選択透過膜にせず、
温度センサとしても利用できる。また、酵素を固定化せ
ずに過酸化水素センサとしても使用できる。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、目的とする被測定物質
の濃度を信頼性よく、正確に、感度よく且つ簡便に測定
することができる。更に、本方法は光学的方式を用いて
いるので、電磁気ノイズに影響されず、安定した濃度測
定もできる。また、発色剤、蛍光剤を必要とせず、セル
の構成が簡素で、製作が容易であり、更には、セル使い
捨て方式のバイオセンサとして好適である。
の濃度を信頼性よく、正確に、感度よく且つ簡便に測定
することができる。更に、本方法は光学的方式を用いて
いるので、電磁気ノイズに影響されず、安定した濃度測
定もできる。また、発色剤、蛍光剤を必要とせず、セル
の構成が簡素で、製作が容易であり、更には、セル使い
捨て方式のバイオセンサとして好適である。
【図1】実施例において屈折率分布と透光性中軸体を通
過する光ファイバーの屈折状態との関係を示す説明図で
ある。
過する光ファイバーの屈折状態との関係を示す説明図で
ある。
【図2】実施例の濃度計測モジュールの概略図である。
【図3】実施例において試験液滴下後の受光量変化を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】実施例において試験液滴下後のグルコース濃度
と受光量変化量との関係を示すグラフである。
と受光量変化量との関係を示すグラフである。
1;透光性中軸体(ガラス棒)、2;透過膜、3;液体
又はゲル状の物質、4;外枠体、5;白色光源、6、
9、10;光ファイバ、7;光パワーセンサ、8;光パ
ワーメータ、C;測定用セル、M;モジュール、S;試
験液、K;検出手段。
又はゲル状の物質、4;外枠体、5;白色光源、6、
9、10;光ファイバ、7;光パワーセンサ、8;光パ
ワーメータ、C;測定用セル、M;モジュール、S;試
験液、K;検出手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−281029(JP,A) 特開 昭63−282635(JP,A) 特開 平2−249480(JP,A) 特開 平2−276950(JP,A) 特開 平3−81651(JP,A) 特開 昭64−16951(JP,A) 特公 平2−23826(JP,B2) 特公 平7−14337(JP,B2) 特許2517388(JP,B2) 特許2517403(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】 透光性中軸体と、該透光性中軸体を被い
被測定物質を透過する材料からなる被測定物質透過膜
と、該透光性中軸体と該被測定物質透過膜との間に介在
させた、被測定物質を溶解できる液体又はゲルと、を備
えることを特徴とする濃度計測モジュール。 - 【請求項2】 上記被測定物質は過酸化水素であり、上
記被測定物質透過膜の少なくとも外表面には、グルコー
スオキシダーゼを固定化させた請求項1記載の濃度計測
モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6727091U JP2560222Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 濃度計測モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6727091U JP2560222Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 濃度計測モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514900U JPH0514900U (ja) | 1993-02-26 |
JP2560222Y2 true JP2560222Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13340106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6727091U Expired - Fee Related JP2560222Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 濃度計測モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560222Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP6727091U patent/JP2560222Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514900U (ja) | 1993-02-26 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |