JP2560063Y2 - 歯科用リテンション・ビーズ計量散布器 - Google Patents
歯科用リテンション・ビーズ計量散布器Info
- Publication number
- JP2560063Y2 JP2560063Y2 JP10804691U JP10804691U JP2560063Y2 JP 2560063 Y2 JP2560063 Y2 JP 2560063Y2 JP 10804691 U JP10804691 U JP 10804691U JP 10804691 U JP10804691 U JP 10804691U JP 2560063 Y2 JP2560063 Y2 JP 2560063Y2
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- JP
- Japan
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- beads
- hollow shaft
- measuring
- hole
- measuring rod
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は歯科用リテンション・ビ
ーズ(以下ビーズと略称する)を一定量づつ散布する歯
科用リテンション・ビーズ散布器に関するものである。
ーズ(以下ビーズと略称する)を一定量づつ散布する歯
科用リテンション・ビーズ散布器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種散布器としては、目薬容器の
ようなノズル付容器があり、使用時この容器を転倒して
ノズルよりビーズを流出散布していた。
ようなノズル付容器があり、使用時この容器を転倒して
ノズルよりビーズを流出散布していた。
【0003】
【考案が解決しようとするための課題】従来の容器で
は、使用の都度容器を転倒し、ノズル先端よりビーズを
流出散布していたが、流出初期から目的箇所への散布、
流量の調節が大変難しく、ややもすると目的部分に散布
できず、徒らにビーズの無駄使用量が増大するばかりで
なく、目的部分に過剰のビーズ散布が行われていた。本
考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。
は、使用の都度容器を転倒し、ノズル先端よりビーズを
流出散布していたが、流出初期から目的箇所への散布、
流量の調節が大変難しく、ややもすると目的部分に散布
できず、徒らにビーズの無駄使用量が増大するばかりで
なく、目的部分に過剰のビーズ散布が行われていた。本
考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】中空軸(1)の一端にキ
ャップ(5)を設け、その他端近辺にスプリング(3)
を装着した計量桿(6)が内蔵された隔壁を設ける。こ
の隔壁にはビーズ(11)の導入孔(8)と排出孔(1
0)を中空軸(1)の軸を中心にほぼ左右対称に設け
る。計量桿(6)には導入孔(8)と排出孔(10)の
何れか一方と通じ、両者一緒には通じない貫通孔を中空
軸(1)の軸よりスプリング(3)の側に計量枡(9)
として設ける。この隔壁内で計量桿(6)が中空軸
(1)に直角に貫入・摺動し、各孔の位置関係により、
定常状態では導入孔(8)と計量枡(9)及び計量桿
(6)の押込み状態では計量枡(9)と排出孔(1
0)、又は同じく計量枡(9)と排出孔(10)及び同
じく導入孔(8)と計量枡(9)の組合せで上下の孔が
合致する。更に中空軸(1)の他端は先細となり、ノズ
ル(4)となる。また中空軸(1)のキャップ(5)と
隔壁の空間部分は歯科用リテンション・ビーズのタンク
(7)となる。スプリング(3)の一端に押ボタン
(2)や、中空軸(1)に適当なホルダー(12)を設
けることは自由に選択できる。
ャップ(5)を設け、その他端近辺にスプリング(3)
を装着した計量桿(6)が内蔵された隔壁を設ける。こ
の隔壁にはビーズ(11)の導入孔(8)と排出孔(1
0)を中空軸(1)の軸を中心にほぼ左右対称に設け
る。計量桿(6)には導入孔(8)と排出孔(10)の
何れか一方と通じ、両者一緒には通じない貫通孔を中空
軸(1)の軸よりスプリング(3)の側に計量枡(9)
として設ける。この隔壁内で計量桿(6)が中空軸
(1)に直角に貫入・摺動し、各孔の位置関係により、
定常状態では導入孔(8)と計量枡(9)及び計量桿
(6)の押込み状態では計量枡(9)と排出孔(1
0)、又は同じく計量枡(9)と排出孔(10)及び同
じく導入孔(8)と計量枡(9)の組合せで上下の孔が
合致する。更に中空軸(1)の他端は先細となり、ノズ
ル(4)となる。また中空軸(1)のキャップ(5)と
隔壁の空間部分は歯科用リテンション・ビーズのタンク
(7)となる。スプリング(3)の一端に押ボタン
(2)や、中空軸(1)に適当なホルダー(12)を設
けることは自由に選択できる。
【0005】
【作用】本考案の散布器を使用するときは、あらかじめ
キャップをはずして、所望の粒子径のビーズをタンクに
入れ、キャップを締めた後、ノズル先端を下に向け、片
手で中空軸を握り、例えば図3の押ボタンを人差し指で
押せば、図3のA、B、Cの順に、ビーズは計量枡で計
量され、移動し、落下する。排出孔から直接ノズル先端
を通り、ビーズが落下するのではなく、ノズル側壁に数
回当たり分散落下する。押ボタンから指を離すとコイル
スプリングの力によりAの状態にもどり、貯蔵されてい
るビーズが計量枡に入る。これと逆位置に導入孔及び排
出孔が設けられている場合は、押ボタンを押せば計量桿
が移動し、導入孔と合致した所でビーズが計量され、押
ボタンから指を離すと計量桿は元の状態にもどり、ビー
ズが落下する。どちらの方法でもこの操作を数回繰返
し、所望の部分にビーズの散布を行う。
キャップをはずして、所望の粒子径のビーズをタンクに
入れ、キャップを締めた後、ノズル先端を下に向け、片
手で中空軸を握り、例えば図3の押ボタンを人差し指で
押せば、図3のA、B、Cの順に、ビーズは計量枡で計
量され、移動し、落下する。排出孔から直接ノズル先端
を通り、ビーズが落下するのではなく、ノズル側壁に数
回当たり分散落下する。押ボタンから指を離すとコイル
スプリングの力によりAの状態にもどり、貯蔵されてい
るビーズが計量枡に入る。これと逆位置に導入孔及び排
出孔が設けられている場合は、押ボタンを押せば計量桿
が移動し、導入孔と合致した所でビーズが計量され、押
ボタンから指を離すと計量桿は元の状態にもどり、ビー
ズが落下する。どちらの方法でもこの操作を数回繰返
し、所望の部分にビーズの散布を行う。
【0006】
【実施例】実施例1 図1のI、図2のI及び図3で説明する。 (ア)中空軸の一端にキャップを設ける。このキャップ
は中空軸の内側又は外側へ着脱自由に螺着あるいは嵌着
する。 (イ)中空軸の他の末端近辺にコイルスプリング及び押
ボタンを装着した計量桿を内蔵した隔壁を設ける。従っ
て中空軸のキャップと隔壁の間の空間部はタンクとな
る。 (ウ)この隔壁には導入孔をスプリング寄りに、排出孔
を逆位置に中空軸の軸を中心としてほぼ左右対称に、少
なくも計量枡の開口径以上離して設ける。 (エ)計量桿の断面は円形、半円形、角形いずれでも良
いが、円形の場合は回転防止のため、隔壁と計量桿の間
で凹凸を貫設する等の措置が必要である。 (オ)定常状態では導入孔と計量枡が通じ、ビーズが計
量枡に入り計量された状態にあり、計量桿を押込むと計
量枡も移動し排出孔と通じ、ビーズが落下するように計
量桿のほぼ中央部に、ビーズの平均粒子径に合った計量
枡を貫通孔として設ける。例えばビーズ径200μmの
場合は貫通孔の直径0.6mm、計量枡0.3mm3、
400μmの場合は1.0mmと0.8mm3が好まし
い。 (カ)計量桿は中空軸の軸に直角に、その一靖は押ボタ
ンを設けコイルスプリングを介し、他端は脱落防止の突
起を設け、隔壁内でスムースに摺動するよう設ける。 (キ)更に中空軸の他の末端は先細のノズルとする。
は中空軸の内側又は外側へ着脱自由に螺着あるいは嵌着
する。 (イ)中空軸の他の末端近辺にコイルスプリング及び押
ボタンを装着した計量桿を内蔵した隔壁を設ける。従っ
て中空軸のキャップと隔壁の間の空間部はタンクとな
る。 (ウ)この隔壁には導入孔をスプリング寄りに、排出孔
を逆位置に中空軸の軸を中心としてほぼ左右対称に、少
なくも計量枡の開口径以上離して設ける。 (エ)計量桿の断面は円形、半円形、角形いずれでも良
いが、円形の場合は回転防止のため、隔壁と計量桿の間
で凹凸を貫設する等の措置が必要である。 (オ)定常状態では導入孔と計量枡が通じ、ビーズが計
量枡に入り計量された状態にあり、計量桿を押込むと計
量枡も移動し排出孔と通じ、ビーズが落下するように計
量桿のほぼ中央部に、ビーズの平均粒子径に合った計量
枡を貫通孔として設ける。例えばビーズ径200μmの
場合は貫通孔の直径0.6mm、計量枡0.3mm3、
400μmの場合は1.0mmと0.8mm3が好まし
い。 (カ)計量桿は中空軸の軸に直角に、その一靖は押ボタ
ンを設けコイルスプリングを介し、他端は脱落防止の突
起を設け、隔壁内でスムースに摺動するよう設ける。 (キ)更に中空軸の他の末端は先細のノズルとする。
【0007】実施例2 図1のII及び図2のIIで説明する。 (ア)中空軸の一端にキャップを設ける。このキャップ
は中空軸の内側又は外側へ着脱自由に螺着あるいは嵌着
する。 (イ)中空軸の他の末端近辺にプレートスプリングを外
装した計量桿を内蔵した隔壁を設ける。従って中空軸の
キャップと隔壁の間の空間部はタンクとなる。 (ウ)この隔壁には導入孔をスプリング寄りに、排出孔
を逆位置に中空軸の軸を中心としてほぼ左右対称に、少
なくも計量枡の開口径以上離して設ける。 (エ)計量桿の断面は円形、半円形、角形いずれでも良
いが、円形の場合は回転防止のため、隔壁と計量桿の間
で凹凸を貫設する等の措置が必要である。 (オ)定常状態では導入孔と計量枡が通じ、ビーズが計
量枡に入り計量された状態にあり、計量桿を押込むと計
量枡も移動し排出孔と通じ、ビーズが落下するように計
量桿のほぼ中央部に、ビーズの平均粒子径に合った計量
枡を貫通孔として設ける。例えばビーズ径200μmの
場合は貫通孔の直径0.6mm、計量枡0.3mm3、
400μmの場合は1.0mmと0.8mm3が好まし
い。 (カ)計量桿は中空軸の軸に直角に、その一端は中空軸
と平行に設けたプレートスプリングと連結し、他端は脱
落防止の突起を設け、隔壁内でスムースに摺動するよう
設ける。プレートスプリングの他端は中空軸の適当な位
置に、挾着、捲着あるいは螺着等の方法で固定する。 (キ)更に中空軸の他の末端は先細のノズルとする。
は中空軸の内側又は外側へ着脱自由に螺着あるいは嵌着
する。 (イ)中空軸の他の末端近辺にプレートスプリングを外
装した計量桿を内蔵した隔壁を設ける。従って中空軸の
キャップと隔壁の間の空間部はタンクとなる。 (ウ)この隔壁には導入孔をスプリング寄りに、排出孔
を逆位置に中空軸の軸を中心としてほぼ左右対称に、少
なくも計量枡の開口径以上離して設ける。 (エ)計量桿の断面は円形、半円形、角形いずれでも良
いが、円形の場合は回転防止のため、隔壁と計量桿の間
で凹凸を貫設する等の措置が必要である。 (オ)定常状態では導入孔と計量枡が通じ、ビーズが計
量枡に入り計量された状態にあり、計量桿を押込むと計
量枡も移動し排出孔と通じ、ビーズが落下するように計
量桿のほぼ中央部に、ビーズの平均粒子径に合った計量
枡を貫通孔として設ける。例えばビーズ径200μmの
場合は貫通孔の直径0.6mm、計量枡0.3mm3、
400μmの場合は1.0mmと0.8mm3が好まし
い。 (カ)計量桿は中空軸の軸に直角に、その一端は中空軸
と平行に設けたプレートスプリングと連結し、他端は脱
落防止の突起を設け、隔壁内でスムースに摺動するよう
設ける。プレートスプリングの他端は中空軸の適当な位
置に、挾着、捲着あるいは螺着等の方法で固定する。 (キ)更に中空軸の他の末端は先細のノズルとする。
【0008】実施例3 実施例1及び2における導入孔及び排出孔を各々逆位置
に設けた以外は同様である。
に設けた以外は同様である。
【0009】
【考案の効果】片手で操作でき、極めてビーズの分散が
よいので均一な散布が可能となり技工操作上極めて有意
である。
よいので均一な散布が可能となり技工操作上極めて有意
である。
【図1】本考案の斜視図である。
【図2】本考案の一部(先端部分)の断面図である。
【図3】本考案操作時のビーズと計量桿の状況すなわち
ビーズの計量(A)、移動(B)、落下及び分散(C)
の状態を示す。
ビーズの計量(A)、移動(B)、落下及び分散(C)
の状態を示す。
1.中空軸 2.押ボタン 3.スプリング 4.ノズル 5.キャップ 6.計量桿 7.タンク 8.導入孔 9.計量枡 10.排出孔 11.歯科用リテンション・ビーズ(ビーズ) 12.ホルダー
Claims (1)
- 【請求項1】 中空軸の一端にキャップを、その他端近
辺にスプリングを外装する計量桿が内蔵された隔壁を設
け、更にその先端に先細りとしたノズルを有する歯科用
リテンション・ビーズ計量散布器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10804691U JP2560063Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 歯科用リテンション・ビーズ計量散布器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10804691U JP2560063Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 歯科用リテンション・ビーズ計量散布器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537209U JPH0537209U (ja) | 1993-05-21 |
JP2560063Y2 true JP2560063Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14474562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10804691U Expired - Fee Related JP2560063Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 歯科用リテンション・ビーズ計量散布器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560063Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP10804691U patent/JP2560063Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537209U (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |