JP2559815Y2 - 昇降ドアの開閉機構 - Google Patents

昇降ドアの開閉機構

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JP2559815Y2
JP2559815Y2 JP4416593U JP4416593U JP2559815Y2 JP 2559815 Y2 JP2559815 Y2 JP 2559815Y2 JP 4416593 U JP4416593 U JP 4416593U JP 4416593 U JP4416593 U JP 4416593U JP 2559815 Y2 JP2559815 Y2 JP 2559815Y2
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JP
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door
lever
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closing mechanism
pressure gas
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康晴 丹羽
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Okuma Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は工作機械等に用いる安全
カバーの手動で上下に開け閉めするドアの開閉機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械等に用いる昇降ドアは流
体圧シリンダにより開け閉めするものが多いが、手動で
開け閉めする簡単な昇降ドアの要望も根強い。この手動
式昇降ドアの先行技術に特開平2−53548号があ
る。このものは図7に示すように、工作機械本体101
の前面に設置されたパレットテーブルマガジン102の
マガジンテーブル103上のワークを交換する際に、上
下に手動で開閉するコ字形の安全ガード104であっ
て、作業者が取っ手105を掴んで開閉する際の自重を
軽減するスプリングバランサを有し、上昇時の自重の大
部分がキャンセルされており、上昇端位置で安全ガード
の下降を阻止するストッパ106が設けられている。こ
のストッパ106は図8に示すように、安全ガードの内
側にシーソー状に枢着され、ばね107により常時下側
が突出勝手に付勢される可動ノッチ108が、上昇端で
駒109に係合して安全ガードの下降を阻止するもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた特
開平2−53548号の技術は、開閉するたびにストッ
パ106の解除を手動で行わねばならず、そのうえ、ス
プリングバランサで自重が軽減されているものの、作業
が長時間に及ぶと持ち上げ時の重量が予想以上に作業者
の疲労度を上昇させるという問題を有している。本考案
は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、簡単な構造で作
業者の負担を軽くすることのできる昇降ドアの開閉機構
を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における昇降ドアの開閉機構は、安全カバーの
上下に開け閉めするドアの開閉機構であって、前記ドア
の下側水平に長穴を有する案内板を設け、所定のレバー
比を有するL字形レバーのロングレバーの先端に前記長
穴に移動可能に係合するローラ部材を設け、前記L字形
レバーのショートレバーの先端に高圧ガス封入形スプリ
ングの一端を枢着し、前記高圧ガス封入形スプリングの
他端と前記L字形レバーの支点を前記安全カバーの固定
部にそれぞれ枢着してなり、ドア上昇位置で高圧ガス封
入形スプリングとショートレバーがほぼ直角となり、ド
ア下降位置で直線に近づくようにしたものである。
【0005】
【作用】L字形レバーのレバー比と旋回角によるてこの
原理を利用して昇降ドアの自重力と高圧ガス封入形スプ
リングの定格反力(ばね力)をつり合わせ、昇降ドアの
上昇端位置でばね力の方が強く、下降端位置で自重力が
強くなって閉状態と開状態を確保し、開閉動作中は自重
力とばね力のつり合いで軽快な手動開閉を確保する。
【0006】
【実施例】以下実施例について図面にもとづいて説明す
る。図4に示すように工作機械本体1の左側面に隣接し
て自動パレット交換装置2が設置されている。この自動
パレット交換装置2は上面に二面のパレット3A,3B
が交互に載置される二面並置形で、周囲3面は安全カバ
ー4により覆われている。安全カバー4は四隅に中空の
支柱5,6を有し、側面は側板7により覆われ、前後の
2面は下半分が前板8及び図示しない後板により覆われ
ており、上半分が昇降ドア9A,9Bにより開け閉めで
きる窓となっている。
【0007】昇降ドア9A,9Bは上端に取っ手11を
それぞれ有し、支柱5内にL形支え12により垂直に固
着されるガイドバー13に軸受部14を介して移動可能
に支持されている。支柱5,6間には横桟15,16が
水平かつ平行に固着されており、昇降ドア9A,9Bの
下側に長穴17aを有する案内板17が水平に固着され
ている。そして横桟16の本機寄り位置に図3に示すよ
うにL字形レバー19のロングレバー19bとショート
レバー19aの交点が支点軸18により枢支されてお
り、両レバー間に補強用のステー19cが斜めに設けら
れている。
【0008】更に横桟15の反本機側位置に後述の高圧
ガス封入形スプリング21のシリンダ端が支軸22によ
り枢支され、高圧ガス封入形スプリング21のピストン
ロッド端とL字形レバー19のショートレバー19a端
に連結軸23により枢着されており、ロングレバー19
b端に案内板17の長穴17aに係合されるローラ24
が回転可能に設けられている。高圧ガス封入形スプリン
グ21は、TOKICO製GS型ガススプリング等市販
のものを使用することができる。このものは密閉された
シリンダに油と圧縮ガス(窒素ガス)が充填されてお
り、一端から突き出たピストンロッドの出入りによって
荷重を変化させる構造で、金属ばね,ゴムばね等に比べ
て小形でありながら大きな初期荷重で小さなばね定数が
得られるものである。
【0009】図5(a)はドアが上昇端にある閉状態
を、(b)は下降端にある開状態を示す図で、昇降ドア
9A,9Bの自重力(b)と高圧ガス封入形スプリング
21のばね力(a)とのつり合い関係は、a×La>b
×Lbのときドアが閉状態を保つ。但し、La=ショー
トレバーの長さ、Lb=ロングレバーの長さ。図6はド
アストロークとドアに作用する力及びその方向を示すグ
ラフ図の一例で、この場合ドア開状態において開き勝手
に約1.7kgfの力が作用しており、ドア閉状態にお
いて閉じ勝手に約0.6kgfの力が作用している。そ
してドアを閉じるときは昇降ドア9A又は9Bを100
mm程度の持ち上げると後は自動で閉じ、開けるときは
起動時に軽いので慣性を利用して容易に開けることがで
きる。
【0010】また図1に示すように横桟15の高圧ガス
封入形スプリングの枢支点を複数個所設定すればつり合
い関係の微調整が可能である。更に図2に示すように昇
降ドア9A,9Bにはドッグ25が固着され、安全カバ
ー側の対応位置にリミットスイッチLS1が取付けられ
ており、ドア開状態のときのみパレット交換動作が可能
なインタロックが設けられている。
【0011】続いて本実施例の作用について説明する。
自動パレット交換装置2のパレット3A又は3Bのワー
ク交換を行うとき以外は昇降ドア9A,9Bは上昇端位
置(閉状態)にあり、ドッグ25がリミットスイッチL
S1の前面にあってインタロック信号が切れている。ワ
ークは機外において段取上に取付けられ、自動パレット
交換装置のパレット3A又は3B上に搬入セットされる
が、この際例えばパレット3Aのワーク交換の場合には
取っ手11により昇降ドア9Aを下降させる。このとき
ドッグ25がリミットスイッチLS1から離れてインタ
ロック信号が出力され、パレット搬送が禁止となる。
【0012】この昇降ドア9Aの下降で前面の窓があ
き、パレット3A上の加工済ワークが取外されたあと、
代わって未加工ワークが搬入されてパレット3A上にセ
ットされる。ワーク交換が終わると作業者が取っ手11
により昇降ドア9Aを僅かに持ち上げると後は自動で上
昇して閉状態となり、リミットスイッチLS1のインタ
ロック信号が切れ、パレット3Aの本機テーブル上への
移動が可能となる。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。L字形レバーのレバー比
と旋回角によるてこの原理を利用して昇降ドアの自重力
と、高圧ガス封入形スプリングのばね力とをつい合わせ
上昇端位置ではばね力の方が強く、下降端位置では自重
力の方が強くなるようにしたので、ドアロックの必要が
なくなって操作性が向上し、昇降ドアの開け閉めを円滑
かつ軽く行うことが可能となり、作業者の負担が軽減す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の昇降ドアの開閉機構の正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線視断面図である。
【図3】L字形レバーの支点軸部の拡大図である。
【図4】昇降ドアの取付状態を示す工作機械の斜視図で
ある。
【図5】(a)は昇降ドア閉状態を示し(b)は開状態
を示す図である。
【図6】ドアストロークとドアに作用する力の関係の一
例を示すグラフ図である。
【図7】従来の技術の安全ガードの斜視図である。
【図8】図7のロック機構の拡大図である。
【符号の説明】
4 安全カバー 9A,9B
昇降ドア 13 ガイドバー 17 案内板 17a 長穴 18 支点軸 19 L字形レバー 19a ショ
ートレバー 19b ロングレバー 21 高圧ガ
ス封入形スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安全カバーの上下に開け閉めするドアの
    開閉機構であって、前記ドアの下側水平に長穴を有する
    案内板を設け、所定のレバー比を有するL字形レバーの
    ロングレバーの先端に前記長穴に移動可能に係合するロ
    ーラ部材を設け、前記L字形レバーのショートレバーの
    先端に高圧ガス封入形スプリングの一端を枢着し、前記
    高圧ガス封入形スプリングの他端と前記L字形レバーの
    支点を前記安全カバーの固定部にそれぞれ枢着してな
    り、ドア上昇位置で高圧ガス封入形スプリングとショー
    トレバーがほぼ直角となり、ドア下降位置で直線に近づ
    くようにしたことを特徴とする昇降ドアの開閉機構。
JP4416593U 1993-07-19 1993-07-19 昇降ドアの開閉機構 Expired - Lifetime JP2559815Y2 (ja)

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JPH0711251U JPH0711251U (ja) 1995-02-21
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JP4671697B2 (ja) * 2005-01-12 2011-04-20 株式会社アマダ レーザ加工機用キャビン及びキャビン内のレーザ加工機への材料搬出入方法
JP6403978B2 (ja) * 2014-04-17 2018-10-10 オークマ株式会社 工作機械

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