JP2559708Y2 - 偏平形非水電解液電池 - Google Patents
偏平形非水電解液電池Info
- Publication number
- JP2559708Y2 JP2559708Y2 JP1992004636U JP463692U JP2559708Y2 JP 2559708 Y2 JP2559708 Y2 JP 2559708Y2 JP 1992004636 U JP1992004636 U JP 1992004636U JP 463692 U JP463692 U JP 463692U JP 2559708 Y2 JP2559708 Y2 JP 2559708Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positive electrode
- aqueous electrolyte
- ring
- electrolyte battery
- electrode mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Primary Cells (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、正極リング内に正極合
剤を配置した偏平形非水電解液電池において、吸液性を
改善できるとともに、安価に製作できる正極リング構造
に関する。
剤を配置した偏平形非水電解液電池において、吸液性を
改善できるとともに、安価に製作できる正極リング構造
に関する。
【０００２】
【従来の技術】リチウムなどの軽金属を負極として用い
た偏平形非水電解液電池の放電反応は、軽金属イオンを
正極側に移行させる反応である。この反応では放電の進
行にともない負極は減少し正極は膨脹するが、正極の膨
脹方向が電池の径方向になると正極合剤に対する極間距
離が増大するため、放電末期に性能が低下しやすい。
た偏平形非水電解液電池の放電反応は、軽金属イオンを
正極側に移行させる反応である。この反応では放電の進
行にともない負極は減少し正極は膨脹するが、正極の膨
脹方向が電池の径方向になると正極合剤に対する極間距
離が増大するため、放電末期に性能が低下しやすい。
【０００３】そこで、従来では正極合剤の周囲をリング
で囲い、正極の膨脹方向を積層方向に規制することで極
間距離を一定に保っている。なお、単なるリングでは変
形し易く取扱いにくいので、例えば特開昭６１−１６５
９６４号公報等には底部に円形の切り抜きを形成した有
底リングを用い、これをあらかじめ正極缶内底面にスポ
ット溶着することで形状安定性を保持すると同時に集電
体としての機能も付加したものが開示され、このリング
の内面に正極合剤を配置した構造としている。しかし、
この構造であると正極合剤の周囲に壁部が形成され、注
液過程で正極合剤中に非水電解液が十分に吸液されず、
注液に時間がかかるため、例えば特開平２−７９３６６
号公報では前記有底リングの周囲壁部と底面とのコーナ
部に複数の吸液用小孔を形成したものが開示され、各小
孔を通じて正極合剤内に非水電解液を吸液させている。
で囲い、正極の膨脹方向を積層方向に規制することで極
間距離を一定に保っている。なお、単なるリングでは変
形し易く取扱いにくいので、例えば特開昭６１−１６５
９６４号公報等には底部に円形の切り抜きを形成した有
底リングを用い、これをあらかじめ正極缶内底面にスポ
ット溶着することで形状安定性を保持すると同時に集電
体としての機能も付加したものが開示され、このリング
の内面に正極合剤を配置した構造としている。しかし、
この構造であると正極合剤の周囲に壁部が形成され、注
液過程で正極合剤中に非水電解液が十分に吸液されず、
注液に時間がかかるため、例えば特開平２−７９３６６
号公報では前記有底リングの周囲壁部と底面とのコーナ
部に複数の吸液用小孔を形成したものが開示され、各小
孔を通じて正極合剤内に非水電解液を吸液させている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな小孔を形成した正極リングにあっては、実際のプレ
ス成形工程でブランクの打ち抜き，周囲壁部の立ち上げ
成形の他に複数の小孔を打ち抜き成形しなければならな
いので、加工工数が多く作業が煩雑となり、しかも小孔
であるため、打ち抜き用のピンが折れ易く型管理が面倒
で高価になる欠点があった。
うな小孔を形成した正極リングにあっては、実際のプレ
ス成形工程でブランクの打ち抜き，周囲壁部の立ち上げ
成形の他に複数の小孔を打ち抜き成形しなければならな
いので、加工工数が多く作業が煩雑となり、しかも小孔
であるため、打ち抜き用のピンが折れ易く型管理が面倒
で高価になる欠点があった。
【０００５】この考案は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、吸液用小孔の打ち抜き成形が不要で
あり、加工工数が少なく型管理も容易な正極リングを用
いた偏平形非水電解液電池を提供することにある。
って、その目的は、吸液用小孔の打ち抜き成形が不要で
あり、加工工数が少なく型管理も容易な正極リングを用
いた偏平形非水電解液電池を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案は、正極缶の内底面にスポット溶接された有底
正極リングの内側に正極合剤を配置し、該正極合剤の表
面にセパレータを設置し、非水電解液を注液した状態で
負極を積層した構造の偏平形非水電解液電池において、
前記有底正極リングは、底面部に打ち抜き成形された多
角形状の切り抜きの頂部が周囲壁部に到達すべく形成さ
れている構造とした。
に本考案は、正極缶の内底面にスポット溶接された有底
正極リングの内側に正極合剤を配置し、該正極合剤の表
面にセパレータを設置し、非水電解液を注液した状態で
負極を積層した構造の偏平形非水電解液電池において、
前記有底正極リングは、底面部に打ち抜き成形された多
角形状の切り抜きの頂部が周囲壁部に到達すべく形成さ
れている構造とした。
【０００７】
【作用】以上の構成によれば、円盤状のブランクの中央
に多角形状の切り抜きを打ち抜き成形し、該切り抜きの
頂部を周囲壁部に臨ませた状態で該壁部を立ち上げ成形
すれば、従来の小孔の機能と同様の機能をもった前記頂
部による吸液用の切欠きが周囲壁部と底面とのコーナ部
に形成される。
に多角形状の切り抜きを打ち抜き成形し、該切り抜きの
頂部を周囲壁部に臨ませた状態で該壁部を立ち上げ成形
すれば、従来の小孔の機能と同様の機能をもった前記頂
部による吸液用の切欠きが周囲壁部と底面とのコーナ部
に形成される。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図１（ａ），（ｂ）はこの考案に係る正極
リングを示すものであり、図２（ａ）〜（ｄ）は同リン
グを用いた偏平形非水電解液電池の製造手順を示してい
る。
に説明する。図１（ａ），（ｂ）はこの考案に係る正極
リングを示すものであり、図２（ａ）〜（ｄ）は同リン
グを用いた偏平形非水電解液電池の製造手順を示してい
る。
【０００９】図１において、正極リング１はステンレス
薄板からなるもので、同図（ａ）に示すように、あらか
じめ中央に正三角形状の切り抜き２を打ち抜き形成した
円盤形のブランク３を、前記切り抜き２の３つの頂部が
同図（ｂ）に示すように底面部４と周囲壁部５とのコー
ナ部に臨ませるべく壁部５を立ち上げ成形する。これに
より、壁部５の下部に前記切り抜き２と連続する小さな
三角形状をした３つの吸液用切欠き６が１２０°間隔で
開口形成される。
薄板からなるもので、同図（ａ）に示すように、あらか
じめ中央に正三角形状の切り抜き２を打ち抜き形成した
円盤形のブランク３を、前記切り抜き２の３つの頂部が
同図（ｂ）に示すように底面部４と周囲壁部５とのコー
ナ部に臨ませるべく壁部５を立ち上げ成形する。これに
より、壁部５の下部に前記切り抜き２と連続する小さな
三角形状をした３つの吸液用切欠き６が１２０°間隔で
開口形成される。
【００１０】この正極リング１の底面部４は有底偏平容
器状をした正極缶７の内底面に複数箇所スポット溶接Ｓ
によって固定され、後は従来と同様な製作工程によって
偏平形リチウム電池が完成する。
器状をした正極缶７の内底面に複数箇所スポット溶接Ｓ
によって固定され、後は従来と同様な製作工程によって
偏平形リチウム電池が完成する。
【００１１】すなわち、正極リング１の内側には、図２
（ａ）〜（ｄ）に示すように、別工程で円盤状に成形さ
れた正極合剤８のペレットが配置圧着され、次いでセパ
レータ９を正極合剤８の表面に設置した後、注液装置１
０を通じて非水電解液が定量注液される。注液された電
解液の一部はセパレータ９を通じて正極合剤８の表面か
ら内部に含浸する。その他はセパレータ９の周囲から正
極缶７の内側に流下し、内底部に溜まり、次いで前記各
切欠き６を通じて正極合剤８の内部に含浸され、これに
よって十分な量の電解液が正極合剤８中に含浸されるこ
とになるその後あらかじめ内面にリチウム負極１１を圧
着し、周囲に封口ガスケット１２を嵌着した負極端子板
１３を正極缶７に嵌め付け、エージング後周囲をカシメ
ることで偏平形リチウム電池が完成する。
（ａ）〜（ｄ）に示すように、別工程で円盤状に成形さ
れた正極合剤８のペレットが配置圧着され、次いでセパ
レータ９を正極合剤８の表面に設置した後、注液装置１
０を通じて非水電解液が定量注液される。注液された電
解液の一部はセパレータ９を通じて正極合剤８の表面か
ら内部に含浸する。その他はセパレータ９の周囲から正
極缶７の内側に流下し、内底部に溜まり、次いで前記各
切欠き６を通じて正極合剤８の内部に含浸され、これに
よって十分な量の電解液が正極合剤８中に含浸されるこ
とになるその後あらかじめ内面にリチウム負極１１を圧
着し、周囲に封口ガスケット１２を嵌着した負極端子板
１３を正極缶７に嵌め付け、エージング後周囲をカシメ
ることで偏平形リチウム電池が完成する。
【００１２】なお、この実施例では正極リング１の壁部
５に３箇所等間隔に吸液用切欠き６を形成したが、４箇
所の場合には四角形の切り抜きをあらかじめブランクに
形成しておき、５箇所ないしそれ以上の場合にはスポッ
ト溶接面積を確保する必要上から多角の星形等の形状を
選択できる。
５に３箇所等間隔に吸液用切欠き６を形成したが、４箇
所の場合には四角形の切り抜きをあらかじめブランクに
形成しておき、５箇所ないしそれ以上の場合にはスポッ
ト溶接面積を確保する必要上から多角の星形等の形状を
選択できる。
【００１３】
【考案の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、本考案の非水電解液電池によれば、有底正極リング
となる円盤状のブランクの中央に多角形状の切り抜きを
打ち抜き成形し、該切り抜きの頂部を周囲壁部に臨ませ
た状態で該壁部を立ち上げ成形することにより、従来の
吸液用小孔の機能と同様の機能をもった吸液用の切欠き
が壁部の下部に形成されるので、従来のようにブランク
に吸液用の小孔を打ち抜く場合に比べて正極リングのプ
レス成形が簡単で型管理も容易であり安価に製作でき
る。
に、本考案の非水電解液電池によれば、有底正極リング
となる円盤状のブランクの中央に多角形状の切り抜きを
打ち抜き成形し、該切り抜きの頂部を周囲壁部に臨ませ
た状態で該壁部を立ち上げ成形することにより、従来の
吸液用小孔の機能と同様の機能をもった吸液用の切欠き
が壁部の下部に形成されるので、従来のようにブランク
に吸液用の小孔を打ち抜く場合に比べて正極リングのプ
レス成形が簡単で型管理も容易であり安価に製作でき
る。
【図１】（ａ）は正極リングの成形前のブランクの状態
を示す斜視図、（ｂ）は完成状態の正極リングを正極缶
内底面に固定した状態を示す斜視図である。
を示す斜視図、（ｂ）は完成状態の正極リングを正極缶
内底面に固定した状態を示す斜視図である。
【図２】（ａ）〜（ｄ）は同正極リングを用いた偏平形
リチウム電池の製造工程を示す説明図である。
リチウム電池の製造工程を示す説明図である。
１ 正極リング ２ 切り抜き（多角形状の） ３ ブランク ４ 底面部（正極リング１の） ５ 周囲壁部（正極リング１の） ６ 吸液用切欠き ７ 正極缶 ８ 正極合剤 ９ セパレータ １０ 注液装置 １１ リチウム負極 １２ 封口ガスケット １３ 負極端子板
Claims (1)
- 【請求項１】 正極缶の内底面にスポット溶接された有
底正極リングの内側に正極合剤を配置し、該正極合剤の
表面にセパレータを設置し、非水電解液を注液した状態
で負極を積層した構造の偏平形非水電解液電池におい
て、 前記有底正極リングは、底面部に打ち抜き成形された多
角形状の切り抜きの頂部が周囲壁部に到達すべく形成さ
れていることを特徴とする偏平形非水電解液電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992004636U JP2559708Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 偏平形非水電解液電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992004636U JP2559708Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 偏平形非水電解液電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565060U JPH0565060U (ja) | 1993-08-27 |
| JP2559708Y2 true JP2559708Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11589494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992004636U Expired - Fee Related JP2559708Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 偏平形非水電解液電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559708Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP1992004636U patent/JP2559708Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0565060U (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |