JP2559616B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

Info

Publication number
JP2559616B2
JP2559616B2 JP63065632A JP6563288A JP2559616B2 JP 2559616 B2 JP2559616 B2 JP 2559616B2 JP 63065632 A JP63065632 A JP 63065632A JP 6563288 A JP6563288 A JP 6563288A JP 2559616 B2 JP2559616 B2 JP 2559616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
recorded
recording
signal
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63065632A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01241068A (ja
Inventor
豊 前田
清隆 金子
泉 三宅
義男 中根
浩 島谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63065632A priority Critical patent/JP2559616B2/ja
Priority to US07/326,685 priority patent/US5050014A/en
Publication of JPH01241068A publication Critical patent/JPH01241068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559616B2 publication Critical patent/JP2559616B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59605Circuits
    • G11B5/59611Detection or processing of peak/envelop signals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S358/00Facsimile and static presentation processing
    • Y10S358/906Hand-held camera with recorder in a single unit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 この発明は回転する磁気記録媒体の記録装置に関し,
たとえば被写体をCCDなどの固体撮像ディバイスで撮影
しその映像信号を磁気ディスクに記録する電子スチル・
カメラ等の磁気記録装置に関する。この明細書において
磁気記録装置とは記録と再生が可能な記録再生装置,再
生機能をもつ磁気記録装置を含む。
従来技術とその問題点 回転する磁気記録媒体への磁気ヘッドによる記録は,
磁気ヘッドの中心を記録を行なおうとするトラックの絶
対トラック位置に位置決めして行なわれる。これがいわ
ゆる絶対トラック番地方式である。絶対トラック位置へ
の磁気ヘッドの移送は所定位置(基準位置)を基準とし
て行なわれる。この基準位置は磁気記録媒体上に設けら
れた位置ではなく,磁気記録装置側で機構的に定められ
た位置である。
磁気記録媒体は環境変化,とくに温度,湿度等の変化
によって伸縮する。したがって,上記基準位置に対応す
る磁気記録媒体上の位置も環境の変化によって変わり,
したがって磁気記録媒体上の記録位置も変わることにな
る。また,記録位置は磁気記録装置の機構上の誤差によ
ってもずれることがある。さらに,磁気記録装置間にお
ける,その機構間におけるばらつきもある。このため
に,同一磁気記録媒体上において先に記録したあるトラ
ックの記録位置と今回記録する他のトラックにおける記
録位置との間の間隔が,正規のトラック間の間隔からず
れてしまうことが起こりうる。いかなる場合にも,先の
記録済トラックとできるだけ正規のトラック間の間隔を
保った位置に記録できることが望ましい。
上記のような絶対トラック位置のずれは記録済の前後
のトラックの間のトラックに記録する場合に記録信号の
重なりが生じたり,所定のトラックを消去する場合に隣
接するトラックの一部を消去してしまうという不具合の
原因となる。
発明の概要 発明の目的 この発明は,磁気記録媒体の外部環境の変化による伸
縮,機構的誤差,装置のばらつき等を常に考慮して絶対
トラック位置を修正できるとともに,記録信号のオーバ
ーラップ,隣接トラックの記録信号の一部の誤消去等の
弊害の発生を防止できる磁気記録装置を提供することを
目的とする。
発明の構成,作用および効果 この発明による像記録装置は,回転する磁気記録媒体
の径方向に磁気ヘッドを移送するヘッド移送装置,磁気
ヘッドから得られる読取信号のエンベロープを検出する
エンベロープ検波回路,エンベロープのピーク位置を検
出するピーク位置検出手段,記録すべきトラックに隣接
するトラックが記録済トラックのときに,上記記録済ト
ラックに記録されている信号のエンベロープのピーク位
置と,上記記録済トラックの絶対トラック位置とのずれ
量を検出する位置ずれ検出手段,記録すべき上記トラッ
クに信号を記録するときに,記録すべき上記トラックに
おける磁気ヘッドの停止位置を上記ずれ量を用いて補正
する位置決め制御手段,上記位置決め制御手段により補
正された上記停止位置に磁気ヘッドが位置決めされたと
きに,位置決めされた磁気ヘッドが,上記記録済トラッ
クにおいて信号が記録されている位置に重なるかどうか
を判定する判定手段,および上記判定手段により,位置
決めされた磁気ヘッドが上記記録済トラックにおいて信
号が記録されている位置に重なると判定されたことに応
答してそのことに関する情報を報知する報知手段を備え
ていることを特徴とする。
この発明によると記録すべきトラックに隣接するトラ
ックが記録済トラックのときに,記録済トラックにおけ
る記録信号のエンベロープのピーク位置を検出し,この
ピーク位置のその記録済トラックにおける絶対トラック
位置に対するずれ量を測定している。記録(消去も含
む)に際しては,上記のずれ量を用いて磁気ヘッドが位
置決めされる位置を修正している。さらに,修正された
位置に位置決めされた磁気ヘッドが隣接する記録済トラ
ックの信号が記録されている位置に重なるときにはその
ことに関する情報を報知している。
磁気記録媒体に現実に記録されている信号の位置を用
いて記録すべき位置を修正しているので,磁気記録媒体
上の記録済のトラックと整合のとれた位置に記録できる
ようになり,磁気記録媒体の環境の変化による伸縮,機
構上の誤差,装置のばらつき等による記録位置誤差がほ
ぼ解消されている。とくに,記録すべきトラックに隣接
する記録済トラックの信号の位置に基づいて磁気ヘッド
の位置を修正しているので,記録位置誤差がほとんど無
くなる。
また位置決めされた磁気ヘッドが,隣接する記録済ト
ラックの信号が記録されている位置に重なると判定され
たときにはそのことに関する情報が報知(たとえば記録
不可の表示)される。この報知により信号がオーバーラ
ップして記録されるのをユーザを知ることができ,この
オーバーラップを防止するために記録を中止できる。記
録済トラックの信号を誤って消去することもなくなる。
以下にこの発明を再生機能をもつスチル・ビデオ・カ
メラに適用した実施例について詳述する。
実施例の説明 第1図はスチル・ビデオ・カメラのシステム構成を示
している。
このスチル・ビデオ・カメラは3台の制御装置すなわ
ちシステム制御装置10,撮影制御装置30および記録制御
装置70によって制御される。これらの制御装置10,30,70
はいずれもCPU(たとえばマイクロプロセッサ),その
プログラムおよび必要なデータを記憶するメモリ(RAM,
ROM等),ならびに必要なインターフェイス回路から構
成されている。システム制御装置10のCPUがメインCPUで
あり,スチル・ビデオ・カメラの全体的な動作を統括す
る。撮影制御装置30および記録制御装置70のCPUはサブC
PUであり,上記メインCPUからの指令に応じて動作す
る。撮影制御装置30はフォーカシング,絞り,シャッタ
速度,ズーム等の撮影に関する制御を行なう。記録制御
装置70は,ディスク・モータ3の駆動,磁気ヘッド2の
ロード/アンロード,磁気ヘッド2の移送等のビデオ・
フロッピィ1へのビデオ信号の記録に関する制御を行な
う。これらの制御装置10,30,70は複数本のシリアル伝送
ラインによって相互に結ばれており,所定のタイミング
で交信する。
再生器(再生アダプタ)90も接続可能であり,この再
生器90はビデオ・フロッピィ1から読出されたビデオ信
号を復調しかつたとえばNTSCフォーマットのカラー・ビ
デオ信号に変換して出力する。再生器90もまたCPUおよ
びメモリを含み,このCPUは上記メインCPUに対するサブ
CPUとして位置づけられる。
スチル・ビデオ・カメラには開閉自在なバケットが設
けられており,開放されたバケット内にビデオ・フロッ
ピィ1が挿入され,その後このバケットが閉じられたと
きにビデオ・フロッピィ1はディスク・モータ3のスピ
ンドルにチャッキングされる。
ビデオ・フロッピィ1には,第2図に示すように,複
数(たとえば50)本のトラック(たとえばトラック・ピ
ッチ100μm,トラック幅60μm,ガード・バンド40μm)
が同心円状に設けられており,撮影処理によって,1また
は2トラックに1フィールドまたは1フレーム分(1駒
分)のFM変調されたカラー・ビデオ信号(輝度信号,色
差信号等を含む)が磁気記録される。ビデオ・フロッピ
ィ1の磁気記録面上に同心円状に設けられた50本のトラ
ックには,外側のものから順にNo.1〜No.50までのトラ
ックNo.が付けられている。ホーム・ポジションHP(原
点位置または待機位置)はNo.1のトラックの外側にあ
り,エンド・ポジションEPはNo.50のトラックの内側に
ある。ホーム・ポジションHPとNo.1のトラックの中心ま
での距離もトラック・ピッチ(100μm)に等しい。
システム制御装置10には電源スイッチ16,各種モード
・スイッチ11〜14,シャッタ・レリーズ・ボタン15等の
スイッチ入力信号,ビデオ・フロッピィを収めるバケッ
トの開閉状態(および必要ならばビデオ・フロッピィの
有無)を検出するバケット・スイッチ7の検出信号,ビ
デオ・フロッピィ1の装着箇所付近の湿度を測定する結
露センサ8の検出信号等が入力する。設定されるモード
には,フレーム記録かフィールド記録かを表わすフレー
ム/フィールド・モード,ビデオ・フロッピィに記録し
ない空トラックを設けるスキップ・モード,空トラック
への記録を行なうエディット(編集)モード等がある。
これらの設定されたモード,記録しようとするトラック
No.,その他の情報は液晶表示器21に表示される。この表
示器21はシステム制御装置10とバス接続されている。ま
た結露検出,その他の異常状態が生じたときにはブザー
22が警鳴される。結露検出は表示器21に表示してもよ
い。
シャッタ・レリーズ・ボタン15は2段ストローク・タ
イプのもので,第1段階の押下でスイッチS1が,ボタン
15をさらに押下する第2段階によってスイッチS2がそれ
ぞれオンとなる。スイッチS1がオンになるとディスク・
モータ3が駆動される。この後,スイッチS2がオンとな
ると撮影と記録とが行なわれる。
撮影光学系は,ズーズ・レンズ系31,被写体像を結像
させるために撮影レンズ系32,絞り33,入射光の一部を測
光素子51に入射させるために偏向するビーム・スプリッ
タ34,赤外線遮断フィルタ35およびシャッタ36から構成
されている。測光素子51の照度検出信号は対数増幅器52
を経て撮影制御装置30に入力する。撮影制御装置30によ
って,測光素子51によって検出された入射光照度に基づ
いて絞り値およびシャッタ速度を算出する処理,決定さ
れた絞り値に基づく絞り33の制御,同じく決定されたシ
ャッタ速度に基づくシャッタ36の開閉制御が行なわれ
る。絞り33の開閉はドライバ47によって駆動される絞り
モータ48によって行なわれる。絞り33の開,閉の限界位
置を検出するためのスイッチ49も設けられている。シャ
ッタ36の先幕,後幕のラッチ解除,その巻上げは,ドラ
イバ53によって駆動されるシャッタ・モータ54を含むシ
ャッタ駆動装置によって実行される。モータ54の回転角
度はロータリィ・エンコーダ55で検出され,装置30にフ
ィードバックされる。
カラー・センサ61の色検出信号はホワイト・バランス
処理回路62において所定の処理が加えられたのち装置30
に入力する。このホワイト・バランス・データは信号処
理回路71の後述する可変利得増幅回路におけるR,G,B信
号の増幅利得制御のために用いられる。
被写体までの距離を測定するために,赤外光発光ダイ
オード63とその反射光を受光する受光素子64が設けら
れ,受光素子64の出力信号に基づいてフォーカシング処
理回路65で被写体までの距離を表わすデータが得られ
る。このデータを用いて装置30の制御の下にドライバ45
を介してオート・フォーカス・モータ46が駆動され,フ
ォーカシング制御が行なわれる。
さらに,ズームの程度を入力するためのテレ,ワイド
・スイッチ38,39からの信号に応答して制御装置30によ
ってドライバ41を介してズーム・モータ42が駆動され,
所定の倍率に設定される。モータ42の回転角はロータリ
ィ・エンコーダ43によって検出され,装置30にフィード
バックされる。
撮像光学系の焦点面には,たとえばCCDなどの2次元
撮像セル・アレイからなる3原色用の固体電子撮像ディ
バイス37が配置されている。シャッタ36が開かれたとき
に撮像ディバイス37に蓄積された画像データは,信号処
理回路71から与えられる垂直,水平同期信号に同期して
シリアルなスチル・ビデオ信号(R,G,B)として読出さ
れ,信号処理回路71に入力する。
信号処理回路71は発振回路を含み,この発振回路の出
力信号から垂直基準信号VDおよび基準クロック信号を作
成して出力する。垂直基準信号VDはシステム制御装置1
0,撮影制御装置30および記録制御装置70に与えられ,こ
れらの装置における動作タイミングの基準となる。基準
クロック信号はサーボ制御回路80に与えられる。後述す
るようにビデオ・フロッピィ1の回転の基準位相を表わ
す位相パルスPGが信号処理回路71,システム制御装置10,
記録制御装置70および再生器90に与えられている。記録
制御装置70から与えられるリセット信号によって,信号
処理回路71において垂直基準信号VDが位相パルスPGと一
定の位相関係を保つように調整される。信号処理回路71
はまた位相パルスPGと一定の位相関係をもつ垂直,水平
同期信号を発生する。
信号処理回路71はさらに,入力するスチル・ビデオ信
号(R,G,B)の前置増幅回路,可変利得増幅回路(ホワ
イト・バランス調整回路)およびプロセス・マトリクス
回路を備えている。プロセス・マトリクス回路において
輝度信号Yおよび2つの色差信号R−Y,B−Yが作成さ
れる。これらの色差信号R−Y,B−Yは次に線順次化回
路72で1Hごとに線順次化される。輝度信号Yおよび線順
次化された色差信号はプリエンファシス回路(図示略)
を経てFM変調回路73,74においてそれぞれ異なる周波数
帯域でFM変調され,合成回路75で合成される。
追加情報信号をフロッピィ・ディスク1のトラックに
記録することも可能である。追加情報信号とは音響信号
(ナレーション等の音声,音楽等を表わす)や表示信号
(たとえば文字情報を表わす)を意味する。この追加情
報信号はマイクその他の入力装置(図示略)から信号処
理回路71に入力され,所定のフォーマットに変換されて
輝度信号Yのラインに出力される。追加情報信号Sは輝
度信号Yに重畳される場合もあるし,この信号Sのみを
ビデオ・フロッピィ1の所定のトラックに記録する場合
には単独で出力される。
さらにビデオ・フロッピィ1にはデータ多重記録も可
能である。この多重記録されるデータはイニシャル・ビ
ット,フィールド/フレーム・データ,トラック番地
(No.)データ,年月日データおよびユーザ使用データ
から構成される。これらのデータはシステム制御装置10
から与えられ,信号処理回路71でDPSK(Differential P
hase Shift Keying)変調され,上述のFM変調ビデオ信
号とともに合成回路76で合成されて記録増幅回路77に入
力する。
ビデオ・フロッピィ1の所定トラックに撮像した被写
体のスチル・ビデオ信号等を書込むための磁気ヘッド2
(フレーム記録が可能となるように相互に隣接トラック
に位置する間隔で2個設けられている)は,その移送駆
動制御装置によってビデオ・フロッピィ1の径方向に移
動自在に支持されかつ同方向に移送制御される。この移
送駆動制御装置はステップ・モータ87およびそのドライ
バ86を含む。記録制御装置70は,磁気ヘッド2の移送方
向および移送量についての指示を移送駆動制御装置に与
える。磁気ヘッド2がホーム・ポジションHPに至ったこ
とを検出するホーム・ポジション・スイッチ6も設けら
れ,このスイッチ6の検出信号は記録制御装置70に与え
られる。このことからも分るように,ホーム・ポジショ
ンHPはスチル・ビデオ・カメラに設けられたホーム・ポ
ジション・スイッチ6の検出位置によって規定される位
置であり,ビデオ・フロッピィ1に設けられた何らかの
指標を検出してその位置をホーム・ポジションとするも
のではない。
停止しているビデオ・フロッピィ1に磁気ヘッド2が
長時間にわたって接触することに帰因してフロッピィに
痕跡が生じるのを防ぐためにヘッド・ロード装置が備え
られている。この装置はヘッド・ロード・ソレノイド85
とそのドライバ84とを含み,記録制御装置70の制御の下
に,記録時または再生時にのみ(ビデオ・フロッピィ1
が回転しているとき),または電源が投入されている間
のみ磁気ヘッド2がビデオ・フロッピィ1に接触するよ
うに,他のときにはフロッピィ1から離れるように,磁
気ヘッド2を変位(進退)させる。
磁気ヘッド2と回転するビデオ・フロッピィ1とのタ
ッチングを良好にするために,ビデオ・フロッピィ1を
挟んで磁気ヘッド2の反対側には規整板(図示略)が設
けられている。また,ビデオ・フロッピィ1のコアに
は,チャッキング用永久磁石の漏洩磁束を検出してビデ
オ・フロッピィ1が所定角度位置に至ったときに位相検
出信号を出力する位相検出器5が近接している。この位
相検出器5の出力検出信号は位相パルス発生回路(波形
整形回路)82で波形整形されて位相パルスPGとして出力
され,上述したように装置10,70,90,回路71および記録
ゲート回路78に入力する。位相パルスPGはビデオ・フロ
ッピィ1の一回転ごとに1個発生することになる。
ディスク・モータ3はそのドライバ81によって駆動さ
れる。ディスク・モータ3の回転数は周波数発生器4に
よって検出され,この周波数発生器4から出力される,
モータ3の回転数に比例した周波数の検出信号はサーボ
制御回路80に入力する。サーボ制御回路80は,信号処理
回路71から入力する基準クロック信号および検出器4か
ら入力する周波数検出信号に基づいて,モータ3を一定
回転数(たとえば3,600r.p.m.)で定速回転するように
制御する。サーボ制御回路80はまた,記録制御装置70か
らの指令に応じてモータ3の起動,停止を行なう。
記録増幅回路77で増幅されたスチル・ビデオ信号等は
記録ゲート回路78に入力する。そして記録制御装置70か
ら記録指令が与えられたときにこのゲート回路78は入力
する位相パルスPGのタイミングでそのゲートを次の位相
パルスが入力するまでの間,開く。これによりビデオ信
号等は磁気ヘッド2に与えられ,スチル・ビデオ信号等
のビデオ・フロッピィ1の所定トラックへの記録が行な
われる。この記録はビデオ・フロッピィ1が1回転する
間にのみ行なわれる。これはフィールド記録の場合であ
る。フレーム記録の場合にはゲート回路78はビデオ・フ
ロッピィ1の2回転の間そのゲートを開き,ビデオ・フ
ロッピィ1の第1回目の回転で一方のヘッド2によって
あるトラックに第1フィールド目のビデオ信号が,第2
回目の回転で他方のヘッド2によってそれぞれに隣接す
るトラックに第2フィールド目のビデオ信号がそれぞれ
記録される。
磁気ヘッド2によるビデオ・フロッピィ1からのビデ
オ信号等の再生も可能である。磁気ヘッド2から読取ら
れたFM変調ビデオ信号等は同じようにゲート回路78を経
て増幅回路77で増幅されてエンベロープ検波回路83およ
び再生器90に与えられる。この再生は再生モードのみな
らず,記録モードにおいてもトラック・サーチ処理およ
びエディット・モードにおける磁気ヘッドの位置決め処
理のために用いられる。
エンベロープ検波回路83は,磁気ヘッド2の読取信
号,すなわちビデオ・フロッピィ1のトラックに記録さ
れていたFM変調ビデオ信号のエンベロープ(包絡線)を
検出してこれに応じた電圧信号を出力する検波回路であ
り,A/D(アナログ/ディジタル)変換回路を含む。エン
デロープを表わす電圧信号はA/D変換回路でディジタル
量に変換され,たとえば256の量子化レベルを表わす8
ビット・ディジタル信号に変換されて記録制御装置70に
入力する。
エンベロープ検波信号は,ビデオ・フロッピィ1上の
トラックが未記録であるか記録済であるかを記録制御装
置70が判定するために用いられる(トラック・サーチ処
理)。磁気ヘッド2をトラックを横切るように移送した
ときに検波信号のレベルが所定のスレシホールド・レベ
ルに達していなければそのトラックは未記録であり,ス
レシホールド・レベルに達していた場合にはそのトラッ
クは記録済である。
エンベロープ検波信号はまた記録済トラックにおける
エンベロープのピーク位置検出処理においても用いられ
る。ピーク位置検出処理は,磁気ヘッド2をトラックを
横切る方向に移送して検波信号のレベルが最大値を示す
位置を検出するものである。このピーク位置検出処理
は,後に詳述するところから分るように,トラック,サ
ーチ処理において利用されるとともに,エディット・モ
ードにおける磁気ヘッドの位置決め処理でも用いられ
る。ピーク位置検出処理はまた,再生モードにおいて記
録済トラックのエンベロープ・ピーク位置に磁気ヘッド
2を位置決めするためにも利用される。
必要ならば記録チェック処理においてもまたエンベロ
ープ検波信号が用いられる。記録チェック処理とは,撮
影したスチル・ビデオ信号を磁気ヘッド2によって上述
のように所定のトラックに記録したのち,この記録が確
かに行なわれたかどうかをチェックするもので,エンベ
ロープ検波信号が所定のスレシホールド・レベル以上で
あれば記録が行なわれたと判断される。
ビデオ・フロッピィ1上の所定トラックへのスチル・
ビデオ信号等の記録は絶対トラック番地方式にしたがっ
て磁気ヘッド2をそのトラックに位置決めすることによ
り行なわれる。絶対トラック番地方式とは,第2図に示
されているように,各トラックの中心位置(これを絶対
トラック位置という)をホーム・ポジションHP(基準位
置)からの距離によって定めるやり方である。距離にさ
いしては磁気ヘッド2の中心が記録すべきトラックの絶
対トラック位置に一致するように磁気ヘッド2が位置決
めされる。
上述のようにホーム・ポジションHPはスチル・ビデオ
・カメラに設けられたホーム・ポジション・スイッチ6
の位置によって決定される。また,各トラックの絶対ト
ラック位置は,ステップ・モータ87を含む磁気ヘッド移
送駆動制御装置による磁気ヘッド2の移送量によって決
定される。したがって,ホーム・ポジションHPおよび各
トラックの絶対トラック位置は,スチル・ビデオ・カメ
ラにおける機械的誤差,スチル・ビデオ・カメラ間のば
らつきによって影響されやすい。また,ビデオ・フロッ
ピィ1は温度,湿度等の外部環境の変化によって伸縮す
るので,たとえスチル・ビデオ・カメラにおける磁気ヘ
ッド2の位置決めが正確であっても,この磁気ヘッド2
に相対するビデオ・フロッピィ1上の位置が外部環境に
よって変わることになる。
そこでこの発明では,異なるスチル・ビデオ・カメラ
または同じスチル・ビデオ・カメラによってビデオ・フ
ロッピィ上に過去に記録されたトラックがある場合に,
そのビデオ・フロッピィが装填されているスチル・ビデ
オ・カメラにおいて定められる記録済トラック(これを
以下基準トラックという)の絶対トラック位置と,その
記録済トラックからの読取信号のエンベロープのピーク
位置との差(すなわち「ずれ量」,第3図参照)を用い
て,他のトラックにおいて絶対トラック位置に位置決め
されるべき磁気ヘッドの位置決め位置を修正するもので
ある。基準トラックにおける上記ずれ量の検出処理は,
未記録トラックへの記録に先だつ任意の時点で行なえば
よいが,典型的には次のようなやり方がある。
(1)トラック・サーチにおいてずれ量検出を行ない,
検出したずれ量をメモリに記憶しておく。
一般にビデオ・フロッピィが装填されたときまたは交
換されたときにトラック・サーチが行なわれる。トラッ
ク・サーチは装填されたまたは交換された新たなビデオ
・フロッピィのすべてのトラックについて記録済である
か未記録であるかを判定し,この判定結果をトラック・
マップとしてメモリに保存する処理である。このトラッ
ク・マップを参照することにより,撮影したスチル・ビ
デオ信号を記録できる未記録トラックを判別できる。
任意の記録済トラックを基準トラックとすることがで
きるが,代表的には次のような記録済トラックがよい。
(1−1)トラック・サーチ処理において最初現われた
記録済トラック (1−2)トラック・サーチ処理において最後に現われ
た記録済トラック (2)記録処理ごとに記録すべきトラックに隣接する記
録済トラックのずれ量を検出する。
これは上述したエディット・モードにおいてとくに有
効である。エディット・モードは記録すべきトラックに
隣接するトラック,場合によっては両側のトラックが記
録済であることが多い。したがって,磁気ヘッドの位置
決めが適当でなければ隣接するトラックに記録されてい
る信号に一部が重なるように記録してしまうおそれがあ
る。そこで,原則として隣接する両側のトラックのピー
ク位置の中間位置に磁気ヘッドを位置決めする。
消去の場合にも磁気ヘッドの位置決めが適切でなけれ
ば隣接する記録済トラックの信号の一部を消去してしま
うおそれがあるので,上記(2)のやり方を用いるとよ
い。
第4図は上記(1)のやり方,すなわちトラック・マ
ップ作成時にずれ量を検出する処理を示している。基準
トラックとしては上記(1−1)の最初の記録済トラッ
クを用いている。この処理は,システム制御装置10によ
る指令の下に,記録制御装置70によって実行される。
上述のようにトラック・サーチ処理は,ビデオ・フロ
ッピィが装填されまたは交換されたときに行なわれる。
これはバケット・スイッチ7の検出信号により判定され
る。ビデオ・フロッピィがバケット内にあることを確認
することが好ましい。スチル・ビデオ・カメラの主電源
がオフのときにバケットが開閉され,ビデオ・フロッピ
ィが交換または装填されることがある。このような事態
に対処するために,バケットの開閉を検知し,電気的ま
たは機械的にそのことを記憶しておくことが好ましい。
そして主電源がオンとされたときにバケット開閉の記憶
があるかどうかを判定し,記憶がある場合にトラック・
サーチ処理を行なう。
まず,磁気ヘッド2がホーム・ポジションHPにあるか
どうかがチェックされ,磁気ヘッド2がホーム・ポジシ
ョンHPになければ,磁気ヘッド2はホーム・ポジション
HPに接続される(ステップ100)。また,記録制御装置7
0(およびシステム制御装置10)のメモリの以前にカメ
ラに装填されていたビデオ・フロッピィに関するトラッ
ク・マップがクリアされる(ステップ101)。このクリ
ア処理はバケットの開閉動作があったときに行なうよう
にしてもよい。続いて磁気ヘッド2はホーム・ポジショ
ンHPからNo.1のトラックに移送される(ステップ10
2)。磁気ヘッド2の移送距離はパルス・モータ87に与
えられるシフト・パルス数によって定まる。
移送されたトラックにおいてエンベロープ検波が行な
われる(ステップ103)。検出されたエンベロープが所
定のスレシホールド・レベルを越えていればそのトラッ
クは記録済トラックと判定される。そしてトラック・マ
ップにおいてそのトラックNo.に対応して記録済の旨が
記憶される(ステップ104,105)。
エンベロープが検出されないかまたは検出エンベロー
プが上記スレシホールド・レベル以下の場合には,その
トラックが未記録である旨がトラック・マップに記録さ
れ(ステップ114)(トラック・マップにおいてクリア
されているトラックについては未記録であると決めれば
この処理は必ずしも必要ではない)。トラックが未記録
である場合には,磁気ヘッド2は内周側に隣接するトラ
ックにエンベロープが検出されるまで移送される(ステ
ップ104,115,116)。すべてのトラックにおいてエンベ
ロープが検出されなければ(ステップ115でYES),トラ
ック・サーチ処理は終る。
このトラック・サーチ処理において記録済であると最
初に判定されたトラック(すなわち基準トラック)にお
いてピーク位置検出処理が行なわれ(ステップ106),
その基準トラックにおけるピーク位置と絶対トラック位
置との差,すなわちずれ量が測定され,かつこのずれ量
は装置70のメモリに記憶される(ステップ107)。
この後磁気ヘッド2が位置するトラックがトラックN
o.50かどうかが判定される(ステップ108)。トラックN
o.が50でなければ,磁気ヘッド2は内側に隣接する次の
トラックに移送され,同じようにエンベロープ検波が行
なわれる(ステップ109,110)。検出エンベロープが所
定のスレシホールド・レベルを越えていればそのトラッ
クは記録済トラックと判定され,トラック・マップの該
当トラックの記憶場所に記録済である旨を示すデータが
セットされる(ステップ111,112)。検出エンベロープ
がスレシホールド・レベル以下であれば,そのトラック
は未記録であると判定され,その旨がトラック・マップ
に記憶される(ステップ111でNo,113)。
既にステップ106でピーク位置が検出され,基準トラ
ックにおけるずれ量が検出された後におけるステップ
(108,109,110,111,112,113)においては,磁気ヘッド
2の移送は検出したずれ量を考慮して行なわれることが
好ましい。
以上の処理が残りのすべてのトラックについて行なわ
れ,磁気ヘッド2がNo.50のトラックにきて,そのトラ
ックについての処理が終れば(ステップ108でYES),ト
ラック・サーチ処理は終了する。
このようにして,新たなビデオ・フロッピィのトラッ
ク・マップが作成される。トラック・マップは記録制御
装置70のメモリに保存され,また必要ならばシステム制
御装置10に転送される。ビデオ・フロッピィ1の未記録
トラックに記録が行なわれたとき,記録済トラックが消
去されたときにこのトラック・マップは更新される。
トラック・マップ作成後の記録処理においては,検出
されたずれ量が記憶されていれば,このずれ量を考慮し
て,つまり未記録トラックの絶対トラック位置からずれ
量だけずれ方向にずらして磁気ヘッド2を位置決めし,
記録を行なう。ホーム・ポジションHPの位置をあらかじ
めずれ量だけずらしておいてもよい。セットされたずれ
量はバケット・スイッチ7によってバケットが開かれた
ことが検知されるまで,または記録制御装置70がリセッ
トされるまで保存される。バケットが開かれたとき,記
録制御装置70がリセットされたとき,ずれ量は消去され
る。
ビデオ・フロッピィ1のすべてのトラックが未記録ト
ラックの場合にはずれ量は検出されない。このときには
磁気ヘッド2は絶対トラック位置に位置決めされて記録
処理が行なわれる。
第4図に示す処理では,最外周側に記録されている信
号のピーク位置を検出してずれ量をセットしているが,
上記(1−2)で示したように最内周側に記録されてい
る信号のピーク位置を検出してずれ量をセットするよう
にしてもよい。このときはトラック・サーチ処理が終了
した後再び磁気ヘッド2を記録済のトラックのうちの最
内周トラックに移送してピーク位置を検出することによ
りずれ量を検出することになる。
次に上記(2)のやり方の例について説明する。
第5図は記録済トラックの位置と,記録済トラックに
おいて検出されたずれ量を考慮して正しく位置決めされ
た磁気ヘッド2の位置との関係を示している。斜線で示
す位置は記録済トラックにおける記録信号の位置を示し
ている。この実施例では磁気ヘッド2の幅はトラック幅
と同じ60μmである。
前述したようにスチル・ビデオ・カメラでは1つの磁
気ヘッドによって1トラックに1フィールド分のスチル
・ビデオ信号の記録を行なうフィールド記録と,2つの磁
気ヘッドによって隣接する2トラックに1フレーム2フ
ィールド分のスチル・ビデオ信号の記録を行なうフレー
ム記録が可能である。
フィールド記録の場合,記録しようとするトラックに
60μm以上の幅の未記録領域があれば記録可能である。
60μm未満であると隣接する記録用トラックの記録信号
とオーバーラップしてしまう。
フレーム記録の場合,2つの磁気ヘッド2の間隔はガー
ド・バンドの幅だけあいているので,(磁気ヘッドの
幅)×2+(磁気ヘッドの間隔)(すなわち60μm×2
+40μm=160μm)以上の幅の未記録領域があること
が必要であり,これ以下の幅の領域位置にフレーム記録
を行なうと隣接トラックに記録されている信号の一部と
重なってしまうことが起こる。
そこで,記録しようとするトラックに隣接する内周側
および外周側のトラックのピーク位置を検出する。フィ
ールド記録モードにおいてはNo.Nトラックが,フレーム
記録モードにおいてはNo.NトラックおよびNo.(N+
1)トラックがそれぞれ記録しようとするトラックであ
る。各トラックにおいて,検出したピーク位置とそのト
ラックの絶対トラック位置とのずれ量を検出する。第5
図に示す記録済トラックの記録信号はピーク位置を中心
に左右30μmずつの幅をもっているものと仮定する。
記録しようとするトラックに近づく方向のずれを正の
ずれとし,記録しようとするトラック側から遠ざかる方
向のずれを負のずれとする。隣接トラックの記録信号が
記録しようとするトラックに近づいていればいるほど正
のずれが大きくなり,記録しようとするトラックにおけ
る記録可能領域範囲は狭くなる。そしてフィールド記
録,フレーム記録のいずれの場合にも,隣接する両側の
トラックのずれ量の和Mが,記録しようとするトラック
の両側のガード・バンドの幅の和(+80μm)を越えた
ときに上述したような記録信号のオーバーラップが生じ
る。したがってM=+80μmが記録可能条件の限界であ
る。
上記の記録可能条件を満たしている場合には,記録し
ようとするトラックにおいて,磁気ヘッド2を内,外周
の隣接するトラックの検出ピーク位置間の中間位置に位
置決めする。これにより,両側に隣接するトラックに記
録された信号との間に等しいガード・バンドをあけて
(ガード・バンドの幅が0の場合もありうる)記録する
ことが可能となる。
記録しようとするトラックに隣接するトラックが未記
録の場合には,ずれ量を0とする。すなわち,絶対トラ
ック位置をピーク位置と擬制する。トラック・サーチ処
理においてずれ量が求められている場合には,このずれ
量を隣接する未記録トラックのずれ量としてもよい。
第6図は上述した考え方にしたがう磁気ヘッドの位置
決め処理の手順を示している。
この図を参照して,記録制御装置70のメモリに保存さ
れているトラック・マップより記録しようとするトラッ
クの外周側に隣接するトラックが記録済かどうかが調べ
られる(ステップ120)。記録済トラックであると磁気
ヘッド2は記録しようとするトラックの外周側に隣接す
るトラックへと移送され(ステップ121),このトラッ
クにおいてエンベロープ・レベルのピーク位置検出処理
が行なわれる(ステップ122)。検出したピーク位置と
そのトラックの絶対トラック位置との差,すなわち外周
側トラックのずれ量(正または負)が算出され,メモリ
またはレジスタにセットされる(ステップ123)。外周
側のトラックが未記録の場合にはずれ量として0がセッ
トされる(ステップ131)。
ステップ120〜123,131の処理と同じような処理が記録
しようとするトラックの内周側に隣接するトラックにつ
いても行なわれ,内周側の隣接トラックのずれ量(正,
負または0)がセットされる(ステップ124,125,126,12
7,132)。
外周側の隣接トラックのずれ量と内周側の隣接トラッ
クのずれ量とが加算され,ずれ量の和Mが求められる
(ステップ128)。ずれ量の和Mが上述したM=+80μ
mよりも小さければ(ステップ129でYES),記録しよう
とするトラックには隣接トラックと記録信号のオーバー
ラップを起こさないで記録することができる程度に間隔
が設けられているので,記録可能である。そこで,隣接
するトラックのピーク位置またはずれ量を用いて,隣接
するトラックのピーク位置間の中間位置が算出され,磁
気ヘッド2はこの中間位置に移送されて位置決めされる
(ステップ130)。
ずれ量の和Mが上述したM=+80μmよりも大きい場
合には(ステップ129でNO),そのまま記録を行なうと
記録信号のオーバーラップが生じたり消去時には隣接ト
ラックの一部を消去してしまうことになるので,表示器
21に記録(消去)不可の表示が行なわれる(ステップ13
3)。磁気ヘッド2はとりあえず内周側および外周側に
隣接するトラックのピーク位置間の中間の位置に移送さ
れる(ステップ130)。記録するかどうかは操作者の意
志に委ねられる。もっとも,磁気ヘッド2を上記中間位
置に移送しないで,記録(消去)の機能を禁止するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はスチル・ビデオ・カメラのシステム構成を示す
ブロック図,第2図はビデオ・フロッピィのトラックの
配置を示す図,第3図はずれ量を説明するためのもので
あって記録済トラックからの読取信号のエンベロープの
一例を示す図である。 第4図はトラック・マップ作成時にずれ量を検出する処
理手段を示すフローチャート,第5図は記録済トラック
の位置とずれ量を考慮して正しく位置決めされた磁気ヘ
ッドの位置との関係を示す図,第6図は記録しようとす
るトラックの両側の記録済トラックのピーク位置を検出
して磁気ヘッドの位置決めをする処理手順を示すフロー
チャートである。 1……ビデオ・フロッピィ, 2……磁気ヘッド, 10……システム制御装置, 70……記録制御装置, 83……エンベロープ検波回路, 86……ドライバ, 87……ステップ・モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中根 義男 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (72)発明者 島谷 浩 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−106082(JP,A) 特開 昭61−294674(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する磁気記録媒体の径方向に磁気ヘッ
    ドを移送するヘッド移送装置, 磁気ヘッドから得られる読取信号のエンベロープを検出
    するエンベロープ検波回路, エンベロープのピーク位置を検出するピーク位置検出手
    段, 記録すべきトラックに隣接するトラックが記録済トラッ
    クのときに,上記記録済トラックに記録されている信号
    のエンベロープのピーク位置と,上記記録済トラックの
    絶対トラック位置とのずれ量を検出する位置ずれ検出手
    段, 記録すべき上記トラックに信号を記録するときに,記録
    すべき上記トラックにおける磁気ヘッドの停止位置を上
    記ずれ量を用いて補正する位置決め制御手段, 上記位置決め制御手段により補正された上記停止位置に
    磁気ヘッドが位置決めされたときに,位置決めされた磁
    気ヘッドが,上記記録済トラックにおいて信号が記録さ
    れている位置に重なるかどうかを判定する判定手段,お
    よび 上記判定手段により,位置決めされた磁気ヘッドが上記
    記録済トラックにおいて信号が記録されている位置に重
    なると判定されたことに応答してそのことに関する情報
    を報知する報知手段, を備えた磁気記録装置。
JP63065632A 1988-03-22 1988-03-22 磁気記録装置 Expired - Lifetime JP2559616B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63065632A JP2559616B2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 磁気記録装置
US07/326,685 US5050014A (en) 1988-03-22 1989-03-21 Magnetic recording apparatus for correcting the absolute track position

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63065632A JP2559616B2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 磁気記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01241068A JPH01241068A (ja) 1989-09-26
JP2559616B2 true JP2559616B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=13292589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63065632A Expired - Lifetime JP2559616B2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 磁気記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5050014A (ja)
JP (1) JP2559616B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102277A (ja) * 1990-08-17 1992-04-03 Canon Inc ヘッド位置制御装置
ES2129414T3 (es) * 1990-09-18 1999-06-16 Rodime Plc Sistema de control digital para unidades de disco.
EP0563230B1 (en) * 1990-12-19 2000-02-16 Mobile Storage Technology Inc. Miniature hard disk drive for portable computer
US5258695A (en) * 1990-12-19 1993-11-02 Integral Peripherals, Inc. Spin motor control system for a hard disk assembly
US5262907A (en) * 1991-07-31 1993-11-16 Seagate Technology, Inc. Hard disc drive with improved servo system
DE4211285C2 (de) * 1992-04-03 2001-05-10 Thomson Brandt Gmbh Verfahren und Anordnung zum Korrigieren der Winkellage eines Abtasters zum Informationsträger, insbesondere beim Anspringen von Abtastorten
US5623344A (en) * 1992-09-01 1997-04-22 Hitachi America, Ltd. Digital video recording device with trick play capability
US5583650A (en) * 1992-09-01 1996-12-10 Hitachi America, Ltd. Digital recording and playback device error correction methods and apparatus for use with trick play data
JP3233234B2 (ja) * 1992-09-07 2001-11-26 ソニー株式会社 ディスク記録装置
US5933567A (en) * 1993-01-13 1999-08-03 Hitachi America, Ltd. Method and apparatus for controlling the position of the heads of a digital video tape recorder during trick play operation and for recording digital data on a tape
US5778143A (en) * 1993-01-13 1998-07-07 Hitachi America, Ltd. Method and apparatus for the selection of data for use in VTR trick playback operation in a system using progressive picture refresh
US5887115A (en) * 1993-01-13 1999-03-23 Hitachi America, Ltd. Method and apparatus for implementing a video tape recorder for recording digital video signals having either a fixed or variable data transmission rate
US5673358A (en) * 1993-01-13 1997-09-30 Hitachi America, Ltd. Method for generating a reduced rate digital bitstream by selecting data as a function of the position within an image to which the data corresponds
US5726711A (en) * 1993-01-13 1998-03-10 Hitachi America, Ltd. Intra-coded video frame data processing methods and apparatus
US5614952A (en) * 1994-10-11 1997-03-25 Hitachi America, Ltd. Digital video decoder for decoding digital high definition and/or digital standard definition television signals
US5377051A (en) * 1993-01-13 1994-12-27 Hitachi America, Ltd. Digital video recorder compatible receiver with trick play image enhancement
US5444575A (en) * 1994-01-21 1995-08-22 Hitachi America, Ltd. Method for recording digital data using a set of heads including a pair of co-located heads to record data at a rate lower than the full recording rate possible using the set of heads
US5717816A (en) * 1993-01-13 1998-02-10 Hitachi America Ltd. Method and apparatus for the selection of data for use in VTR trick playback operation in a system using intra-coded video frames
US5576902A (en) * 1993-01-13 1996-11-19 Hitachi America, Ltd. Method and apparatus directed to processing trick play video data to compensate for intentionally omitted data
US5805762A (en) * 1993-01-13 1998-09-08 Hitachi America, Ltd. Video recording device compatible transmitter
US6148032A (en) * 1998-05-12 2000-11-14 Hitachi America, Ltd. Methods and apparatus for reducing the cost of video decoders
US6385248B1 (en) 1998-05-12 2002-05-07 Hitachi America Ltd. Methods and apparatus for processing luminance and chrominance image data
US6122321A (en) * 1998-05-12 2000-09-19 Hitachi America, Ltd. Methods and apparatus for reducing the complexity of inverse quantization operations
JP4189184B2 (ja) * 2002-08-28 2008-12-03 Hoya株式会社 電子スチルカメラ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52106082A (en) * 1976-03-03 1977-09-06 Hitachi Ltd Positioner of high accuracy
US4445153A (en) * 1980-03-07 1984-04-24 Ricoh Company, Ltd. Method of correcting track misalignment of floppy disc and apparatus therefor
JPS61294674A (ja) * 1985-06-20 1986-12-25 Victor Co Of Japan Ltd デイスクドライブ装置
US4825324A (en) * 1986-08-29 1989-04-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Still video camera with continuous picture-taking mode
US4800448A (en) * 1986-09-02 1989-01-24 Fuji Photo Film Co. Ltd. Image recording/reproducing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5050014A (en) 1991-09-17
JPH01241068A (ja) 1989-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2559616B2 (ja) 磁気記録装置
JPH1048735A (ja) 写真フィルム又は磁気テープ上に画像を記録するカメラ
US5091806A (en) Rotating magnetic recording medium recording/playback apparatus
US5101303A (en) Peak position detecting method and peak position deciding method in magnetic playback apparatus
JPH0758579B2 (ja) 磁気記録/再生装置におけるトラック・サーチ方法
US4967294A (en) Magnetic recording/reproducing device which discriminates recorded and unrecorded tracks
JPH01312775A (ja) スチル・ビデオ・カメラ
JPH0514794A (ja) 電子スチルカメラ
JPH01315065A (ja) スチル・ビデオ・カメラ
JPH0743877B2 (ja) 記録/再生装置
JP3034893B2 (ja) 情報記録装置
JPH0787545B2 (ja) スチル・ビデオ・カメラ
JP3470716B2 (ja) 電子カメラ
JP3463680B2 (ja) 電子カメラ
JPH01241067A (ja) 磁気再生装置におけるピーク位置決定方法
JPH0759047B2 (ja) スチル・ビデオ・カメラ・システムにおける動作方法
JP2528369B2 (ja) カメラ
JPH01312768A (ja) スチル・ビデオ・カメラ
JPH04369976A (ja) 記録装置
JPH0650907B2 (ja) 連写モ−ドをもつスチル・ビデオ・カメラ
JPH01277365A (ja) 記録/再生装置
JPS6361460A (ja) 電子スチルカメラ
JPH01312776A (ja) スチル・ビデオ・カメラ
JPH01241066A (ja) 磁気再生装置におけるビーク位置検出方法
JPH01312769A (ja) スチル・ビデオ・カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 12