JP2559026B2 - 付着性の改良されたポリエステル繊維製品の製造方法 - Google Patents

付着性の改良されたポリエステル繊維製品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はポリエステル繊維製品の処理方法、同処理用
組成物及び同処理されたポリエステル繊維製品に関し、
特にポリエステルフィラメント類のゴムに対する付着性
を改良する技術に関する。
(従来技術) ポリエステル物質のゴムの様な物質への付着性改良の
ため種々の調合物で処理することはこの分野でよく知ら
れている。例えば米国特許第4,210,700号はマルチフイ
ラメントポリエチレンテレフタレート糸を2分割繊維仕
上組成物で処理している。第1部は紡糸後に施こされま
た第2部は延伸後に仕上げとして施こされる。第2部は
ココナット油、ポリオキシエチレン水素化カストル油お
よび水酸化カリウムで中和されたりん酸塩化ポリオキシ
エチル化トリデシルアルコールの一定量を含む水中油乳
濁液である。
米国特許第4,054,634号はマルチフイラメントポリエ
チレンテレフタレート糸を1部は紡出後に施こし1部は
延伸後に施こす2分割仕上剤で処理している。第1部は
定義されたポリオキシエチル化−ポリオキシプロピル化
モノエーテルを含み第2部は定義されたエポキシエーテ
ルシランとpHを8-10にあげるに十分な量の水溶性アルカ
リ性触媒、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウムおよび有機アミン化合物とを混合したモノエー
テルを含んでいる。またエポキシエーテルシランをグリ
セロールのトリグリシジルエーテル及び定義されたジグ
リシジルエーテルと混合してポリエステル糸の繊維仕上
げに使われることが米国特許第4,348,517号に開示され
ている。
米国特許第3,793,425号はポリエステル物質のゴムへ
の付着性改良法を記載している。この方法は未延伸ポリ
エステル糸を炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸カリ
ウム又は水酸化アンモニウムの様なアルカリ性剤で緩衝
されたエポキシ樹脂を含む組成物で被覆する。ポリエス
テルのゴムへの付着性を改良するためアルカリ性触媒と
エポキシ樹脂の使用は更に米国特許第3,423,230号と第
3,464,878号に発表されている。
化学的安定性改良のため低級カルボキシル末端基をも
つポリエステル物質が使われる。しかしこのポリエステ
ル物質をゴムに接着した場合かなりの付着問題がおこ
る。この問題を軽減するため米国特許第3,940,544号は
定義されたポリアルキレングリコールおよびトリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートとポリエチレン
オキサイドおよび(又は)エチレンオキサイドの反応に
より製造された定義されたトリオールより成るポリエス
テル糸用仕上剤の使用を記載している。
米国特許第4,397,985号は標準又は低級カルボキシル
ポリエステル糸のゴム付着性を改良するためガンマーグ
リシドオキシプロピルトリメトキシシランおよび尿素と
2−エチルカプロン酸又はラウリン酸のコバルト、第1
錫、鉄、ニッケル、亜鉛、マンガン又はクロム塩より成
る群から選ばれた触媒の水混和性担体中の仕上剤又は仕
上組成物を用いて上記ポリエステル糸を処理する方法で
ある。
ヨーロッパ特許出願第0043410においてゴム付着性改
良のため標準又は低級カルボキシルポリエステル糸が処
理されている。この方法で糸は紡糸、延伸され延伸され
た糸は紫外線放射をうけ次いで水と定められたシランよ
り成成る仕上組成物で処理される。
(発明の目的) 本発明の主たる目的はポリエステルフィラメントのゴ
ムへの付着性を改良する技術を提供することにある。
(発明の要約) 本発明は、 (a)ポリエステルを紡糸してフィラメントをつくり、 (b)これを(i)複数の1,2−エポキシ基とエポキシ
ド基当り約500以下の当量重量をもつエポキシ化合物1
乃至50乾燥重量%と(ii)カリウムイオンをエポキシド
の当量当り少なくとも0.004当量放出しうる化合物とか
ら成り、かつ7.5乃至13.0のpHをもつ組成物と接触さ
せ、その後 (c)これを延伸することを特徴とするポリエステル繊
維製品の製造方法を提供する。
また本発明は上記における処理用組成物及び処理され
たポリエステル繊維製品をも提供する。
(発明の具体的説明) 上記したとおり本発明の第1はポリエステルフィラメ
ントの処理方法に関する。
本発明に使われるポリエステル(物質)は繊維形成性
の周知のポリエステルであり、はシリーズHO(CH2)nOH
(但しnは2乃至6とする)をもつグリコール1又は2
以上とナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフエニルジ
カルボン酸又は好ましくはテレフタル酸の様なジカルボ
ン酸1又は2以上との反応によってえられるどんな重合
線状エステルでもよい。もちろんポリエステルはモノエ
ステルの重合の様な別の方法によっても製造できる。ま
たポリエステルはその特性に実質的に悪影響を及ぼさな
い相溶性化合物又はポリマーと反応又は混合させること
ができる。例えば非−エステル結合を生ずる化合物をポ
リエステルの反応混合物に加えることができ、又は生成
ポリマー、顔料、増量剤、酸化防止剤等もポリエステル
と混合できる。ポリエステルはグラム当り少なくも0.60
dl、好ましくは0.65乃至1.00dl、最も好ましくは0.85乃
至0.95dlの固有粘度をもつポリエチレンテレフタレート
が好ましい。
特に好ましいポリエステル物質は高結晶性でありまた
高ストレスされた即ち高い応力下につくられたポリエチ
レンテレフタレートのマルチフィラメントである。この
糸は一定高度の付着活性化されるにしばしば90日又はそ
れ以上の長期老化(エージング)期間を要したのであ
る。
高結晶性で高ストレスされた糸の製造は例えば米国特
許第4,414,169号に記載されており、その内容を参考と
して本明細書に加えておく。マルチフイラメントポリエ
チレンテレフタレート糸の別製法は米国特許第4,195,05
2号に発表されており、この内容も参考としてここに加
えておく。下記の特性はいづれもこれら公知例に定義さ
れている。
本発明で特に好ましい型の高結晶性で高ストレスされ
た糸は次の特性によって明示される: (a)約45乃至約55%の結晶化度、 (b)少なくも約0.97の結晶配向指数、 (c)少なくも約0.37乃至約0.60の無定形配向指数、 (d)175℃空気中約8.5%以下のTMA収縮率、 (e)25℃においてデニール当り少なくも約100gの初期
モジュラス(例えばデニール当り約110乃至約150g)、 (f)25℃においてデニール当り少なくも約7.0gのテナ
シテイ(例えば25℃においてデニール当り約7.0乃至約1
0g、好ましくは少なくも約7.5g)、 (g)合計1000デニールのマルチフイラメント糸の場合
に標準化された長さ10インチの糸に対し毎分0.5インチ
(1.27cm)の一定ひずみ率で測定したとき150℃におい
てデニール当り0.6gと0.5gの応力サイクル間で約0.004
乃至約0.04、好ましくは約0.004乃至0.035、最も好まし
くは約0.004乃至約0.030インチ−ポンド(0.046-0.035c
m-kg)の仕事損失(ワークロス)、 部分結晶性Xは普通の密度測定によって決定される。
結晶配向指数fcは広角X線回折によって測定されるので
平均配向角θから計算される。回折型の写真は平均配向
角θをえるため(010)と(100)回折アークの平均角幅
について分析される。結晶配向指数fcは次いで次式: から計算される。
結晶性、結晶配向指数および無定形配向指数以外の本
明細書でいう生成物を特徴づけるパラメーターは実質的
に平行なフイラメントより成るマルチフイラメント糸の
試験によって決定される。全マルチフイラメント糸が試
験されるか又は多数フイラメントより成る糸が少数フイ
ラメントより成る代表マルチフイラメント束に分けられ
全束の対応する性質を示す様試験される。試験をうける
マルチフイラメント糸束中にあるフイラメント数は20で
ある。試験の際糸中のフイラメントは撚られない。
糸のテナシティ値と初期モジュラス値はインストロン
引張試験機(TM型)を使い3 1/2ゲージ長さと毎分60%
のひずみ率を用いASTM D2256によって測定された。
TMA収縮率は荷重0のもと加熱速度10℃/分において
操作したデュポン熱機械的分析機(941型)を使い0.5イ
ンチ一定に保たれたゲージ長さを用いて測定された。
ラバーケミストリーアンドテクノロジー(Rubber Che
m.and Technol.)47,No.5 1053-1065ページ(1974年12
月)におけるEdwerd J.Powersの“タイヤコードのヒス
テリシス性質測定技術”に記載のとおり確認された仕事
損失値を出す仕事損失試験は力学的に行なわれ使用中ポ
リエステル繊維が強化繊維の役をしているゴム自動車タ
イヤの出会う応力サイクルをシミュレートする。上記文
献内容は参考として本明細書に加えておく。サイクルの
方法はPattersonによって公表された結果(Rubber Che
m.Technol.42,812ページ、1969)に基づいて選ばれ最大
荷重はタイヤ空気圧によってコード上にかかると報告さ
れ、また無荷重はタイヤフートプリントをとおって行く
コードにおこると報告された。糸のおそい速度比較に対
しデニール当り0.6gの最大応力と0.05gの最小応力がタ
イヤにおける値の範囲内として選ばれた。試験温度150
℃が選ばれた。これはきびしい操作タイヤ温度であろう
が、タイヤコードの高温仕事損失状態を表わしている。
同じ糸の長さ(10インチ)を絶えず試験し仕事損失デー
タは全1000デニール糸のデータに標準化される。デニー
ルは単位長さ当りの物体の尺度であるから長さとデニー
ルの積は比較データの適当標準化フアクターである物質
の比マスである。
一般に使用した緩速試験法は最大と最小荷重を調節で
きまた仕事を測定できる。図表はその速度を試験するに
使う引張り試験のクロスヘッド速度と同調させて荷重
(即ち糸上の力又は応力)対時間を記録する。時間はし
たがって試験される糸の移動に変えることができる。引
張り試験機図表の力−移動曲線Fの面積を測定すること
によって変形を生ずる糸になされた仕事がえられる。仕
事損失をえるため無負荷(弛緩)曲線下の面積を負荷
(延伸)曲線下の面積から差引く。無負荷曲線が負荷、
無負荷曲線の交点から垂直に引いた線のまわりに180°
回転するならば代表的ヒステリシスループがえられる。
仕事損失はヒステリシスループ内の力−移動積分であ
る。引張り試験機図表方向が引張り試験機クロスヘッド
の負荷と無負荷方向と同時に逆であったならばこれらの
ループは直接生じたであろう。しかし実際にはこれは便
利ではなく、ヒステリシスループ内面積は計算で決定で
きる。
上記のとおり本発明に使われるポリエステル物質は化
学的に安定化される。代表的製造条件のもとでポリエチ
レンテレフタレートの様なポリエステルはグラム当り約
30乃至約40ミクロ当量程度のカルボキシル末端基をもっ
ている。ポリエステルの化学的安定化をえるためポリエ
ステルが生成される原料中にエチレンカーボネート、フ
エニルグリシジルエーテル、又は好ましくはエチレンオ
キサイドの様な化合物が加えられる。例えばエチレンオ
キサイドは米国特許第4,016,142号と4,442,058号の記述
による約500乃至約5,000psigの圧力に保たれたポリエス
テル溶融物に加えられる。上記特許内容は参考として本
明細書に加えておく。
安定化する化合物はポリエステル物質(予め仕上剤全
部を除去して)2gをリエージエンツ社から市販の0−ク
レゾール/クロロホルム混合物(70/30W/W)50ml中にと
かし0.05N水酸化カリウム液に対し滴定して測定したと
き延伸したポリエステル物質中のカルボキシル末端基数
をグラム当り約18ミクロ当量以下、好ましくは約15ミク
ロ当量以下、最も好ましくは約12ミクロ当量又はそれ以
下に下げるに十分な量で存在する。メトラーD140メモタ
イトレーターを用いて終点は電圧滴定測定できる。もち
ろん延伸したポリエステル中のカルボキシル末端基を測
定するに他の適当な方法も使用できる。
ある場合ポリエステル物質は安定化化合物の必要なし
に化学的安定化をおこしうる条件のもとで製造できまた
本発明はカルボキシル末端基の上記量が延伸物質におい
てえられる限りこの様な物質に応用できる。
低カルボキシル末端基量をもつ化学的に安定化された
ポリエステル物質が続いて炭酸ナトリウム触媒とアルカ
リ性剤と共にエポキシ化合物との反応により接着性を活
性化される場合、十分な付着力を生ずるためにはしばし
ば長期間が必要であることがわかった。老化期間(即ち
処理された物質の製造と適当な付着力をえるための接着
剤応用間の時間)は少なくも10日間でありそれより長く
てもよい。例えば上記のとおりグラム当り約8乃至約12
ミクロ当量のカルボキシル末端基と上記特性をもつ高ス
トレス高強度ポリエチレンテレフタレート糸の1種は付
着力が十分生ずるまでに3ケ月位の老化期間を要するこ
とがわかった。
化学的に安定化された付着性を活性化されたポリエス
テル物質の付着性を十分に生ぜしめるに要する老化時間
は重要な問題をおこす。詳述すれば市場要請の予想で在
庫に実質的な資本を充当する必要がある。また実質的な
老化と貯蔵の面積を要する。もちろん老化期間を早まっ
て終了すれば最終使用者は予想標準品に適合しない又は
付着性の変る製品を渡される。
老化期間に関連した問題は本発明によって大部分解決
される。特にエポキシ化合物と関連して使われる一定触
媒を選ぶことにより触媒として炭酸ナトリウムを使った
場合同じ付着性をえるに以前必要だったよりも短時間で
付着活性化化がえられるのである。
本発明に使われるエポキシ化合物は1以上、好ましく
は少なくも2のエポキシ基とエポキシド基当り約500以
下、好ましくは約200以下の当量重量(equivalent weig
hts)をもつ。例えばエポキシ化合物が2エポキシ基を
もつならばそれは約1000以下の分子量をもつ。エポキシ
化合物の例はグリセロールポリグリシジルエーテル、ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル、ビスフエノー
ルAジグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジ
ルエーテルの様なポリヒドロキシ化合物のグリシジルエ
ーテル、ポリカルボン酸のグリシジルエステル又はグリ
シジルエーテル/エステル化合物である。他のエポキシ
化合物の例は前記米国特許第3,793,425号にみられる、
この内容は参考として本明細書に加えられる。好ましい
エポキシ化合物はポリアルコールのグリシジルエーテル
であり、最も好ましいのはグリセロールポリグリシジル
エーテルである。
接着性活性化のためエポキシ化合物はアルカリ性剤で
緩衝されねばならない。アルカリ性剤はエポキシ化合物
を含む組成物のpHを約7.5乃至約13.0、好ましくは約8.5
乃至約12.5の範囲内にあげまた本発明によってえられる
利点に実質的に悪影響ないどんな物質又は物質混合物で
もよい。アルカリ性剤の例は炭酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸リチウム、重炭酸リ
チウム、水酸化リチウム、有機アルカリ性アミン、例え
ばエトキシル化脂肪族アミンおよびピペラジンである。
もちろん適当なアルカリ性剤混合物も同様に使用でき
る。クロライド、ブロマイドおよびアイオダイドイオン
およびそれらの混合物より成る群から選ばれたハロゲン
イオンは比較的安定なpHをえるためエポキシドの当量当
り約0.01乃至約1.0当量、約0.05乃至0.15当量のハライ
ド量で存在することが好ましい。
老化期間減少するためにカリウムイオン触媒がアルカ
リ性で緩衝されたエポキシ化合物と共にある必要があ
る。
触媒は一般に適当するカウンター陰イオンを用いてイ
オンを放出できる化合物として加えられる。陰イオンの
例はクロライド、プロマイド、アイオダイド、ハイドロ
オキサイド、カーボネート、バイカーボネートおよびボ
レートである。触媒はアルカリ性化合物および(又は)
ハロゲン化物塩としてあるのがよく、それは全体又は部
分的にアルカリ性剤および(又は)ハロゲンイオン源と
して働く。好ましい触媒はカリウムイオンを含み、炭酸
カリウム、重炭酸カリウム又は水酸化カリウムおよび特
に塩化カリウムと混合の形で加えるのがよい。
本発明の好ましい実施態様によればポリエステル物質
は実質的にそれが延伸される前にエポキシ化合物と処理
される。即ちエポキシ化合物は被覆化合物としてつけら
れる。ポリエステル物質は連続して標準仕上組成物とエ
ポキシ化合物、アルカリ性剤および触媒を含む別組成物
で処理できるが、ポリエステル物質は一般にエポキシ化
合物、アルカリ性剤、触媒および潤滑剤、乳化剤等の様
な普通の仕上成分を含む組成物で処理される。エポキシ
化合物は一般に組成物中約1乃至約50乾燥重量%、好ま
しくは約5乃至約40乾燥重量%の量で存在する。ここで
使う“乾燥重量”とは組成物中の成分量決定に水の存在
を排除している。
アルカリ性剤はpHを望ましい水準約7.5乃至約13.0、
好ましくは約8.5乃至約12.5の範囲に上げるに十分な量
で存在する。上に指摘したとおり比較的安定なpHを保つ
様クロライド、ブロマイドおよびアイオダイド、好まし
くはクロライドイオンの群のハロゲンイオンがあること
が好ましい。ハロゲンイオンとエポキシ基の相互作用に
よって安定化がおこりヒドロキシル基の放出となる。こ
の相互作用は平衡に達するので比較的一定したpHがえら
れる。
触媒はエポキシドの当量当り少なくも約0.004当量、
好ましくは約0.01乃至約0.40、最も好ましくは約0.03乃
至約0.10当量の量で存在する。触媒の結果は一定陽イオ
ンに基づくと信じられるので、またどんな陰イオンでも
使用できるので、触媒量は陽イオン量に基づいて決定さ
れる。例えば当量190のエポキシ化合物に対し触媒源と
して塩化カリウム0.1当量を使うならば塩化カリウムの
使用重量はエポキシド190g当り7.46gとなるであろう。
本発明の好ましい態様において触媒は緩衝剤としてエ
ポキシド化合物の約2乃至約60%、好ましくは約5乃至
約50重量%のアミンと混合される。特に便利なのは水溶
性であり実質的に糸処理温度をしのぐ様な約250以上の
分子量をもつ第3級アミンである。これらのアミンは典
型的に250℃大気圧で安定である。アミンの例はアミン
基当り約5乃至約30モルのエチレンオキサイドが加えら
れたエトキシル化脂肪族アミンであり、好ましいアミン
はポリオキシエチレン(20)牛脂アミンである。アミン
は触媒と作用して普通系を用いてえられるよりもまた同
量の触媒又はアミンいづれか単独使用でえられるよりも
大きい付着力が生ずる。
組成物が潤滑性仕上組成物として役立つ場合に天然油
(例えば綿実油、ココナット油等)、砿油又は合成油
(例えばシリコーン油、又はエトキシル化ポリシロキサ
ン又はエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドコポ
リマー)の様な普通の潤滑剤の約20乃至約50乾燥重量%
の様な潤滑用有効量がある。この仕上組成物は一般に固
形分(非水性成分)の約5乃至約25重量%、好ましくは
約12乃至16重量%より成る水中油乳濁液として使われ
る。もちろん他の普通成分、例えば乳化剤、殺菌剤、色
素、アンチフオーム、アンチスタテイツク剤、酸化防止
剤も組成物中に知られた量であってもよい。
組成物はポリエステル物質にキスロール、スプレー、
泡、アプリケーター等による様な知られた方法によって
つけられ、ポリエステル物質上糸重量基準で約0.1乃至
約0.8%、好ましくは約0.3乃至約0.5%の組成物量とな
る。組成物は約10乃至約40℃、好ましくは約20乃至約25
℃の温度範囲でポリエステル物質に施されるとよい。
組成物がつけられた後ポリエステル物質は延伸されて
望む程度の配向をえる。低複屈折(バイリフリンジエン
ス)法における約5.0:1.0乃至約6.5:1.0、好ましくは約
5.7:1.0乃至約6.3:1.0および高複屈折(即ち高ストレ
ス)法における約1.5:1.0乃至約2.8:1.0、好ましくは約
2.0:1.0乃至約2.6:1.0の合計延伸は1対の斜延伸ロール
の様な知られた装置を用いて1又は2以上の延伸段階で
典型的に行なわれる。
延伸温度は同様に望む結果をえる様選ばれる。例えば
高複屈折2段延伸法において第1延伸工程は上記米国特
許第4,414,169号に記載のとおりポリエステルのガラス
転移温度以下の温度(例えば室温)で行なうことができ
る。同様に第2延伸工程もポリエステルのガラス転移温
度以下の温度(例えば室温)で行なうことができる。
延伸後ポリエステル物質は約0乃至約4%の弛緩工程
および(又は)約190乃至約240℃における熱固定にゆだ
ねられた後集められる。本発明の触媒のない場合かく製
造された化学的に安定化され接着活性化されたポリエス
テル物質は必要な付着力を十分生ぜしめるためポリエス
テル物質の特定型により約10乃至約90日間老化される。
他方本発明により触媒としてナトリウムの当量を用いる
場合より老化期間は著しく短かい。特に同程度の付着力
をえるに老化期間の約10乃至約100%の減少がえられ
る。
化学的に安定化されたポリエステル物質の活性化後、
フエノール系−アルデヒド−ラテツクス接着剤等の接着
剤が物質につけられる。“フエノール系−アルデヒド−
ラテツクス接着剤”とはポリエステル繊維をゴムにつけ
るため織物とゴム工業において知られ使われているフエ
ノール系−アルデヒド−ラテツクス含有組成物を含むこ
とを意味する。フエノール性アルデヒド成分(例えばレ
ゾール)はアルデヒドと熱硬化して不溶性物質を生成す
るフエノールとのどんな縮合生成物でもよい。代表的フ
ェノール性アルデヒド−ラテツクス接着剤組成物はレゾ
ルシノール−ホルムアルデヒド樹脂とスチレン−ブタジ
エンビニルピリジンラテツクスの様なゴムラテツクスを
含む調合物である。(例えばRFL接着剤)この様な接着
剤の製法はこの分野ではよく知られており本明細書では
これ以上論述しない。もちろん他の適当接着剤も上記接
着剤の代りに又はこれと共に使用できる。
フエノール性アルデヒド−ラテツクス接着剤は一般に
ポリエステル物質重量を基準として約2乃至約20重量%
(固体保持)の量でつけられる。フエノール性アルデヒ
ド−ラテツクス接着剤はフイラメント又は糸がコードに
紡糸され又は布帛に織られた後につけられるとよい。接
着剤をつけた物質は乾燥と硬化処理されて被膜中の水分
を除去されかつフエノール性アルデヒド成分の縮合を完
成される。乾燥と硬化操作は約120乃至約260℃の温度の
循環熱空気中で好適に行なわれる。
接着剤を上につけられた化学的に安定化され接着性を
活性化されたポリエステル物質は空気入りタイヤ、コン
ベヤーベルト、ホース、伝導ベルト、レインコート等の
様な強化ゴム主体物質の製造に強化物質として使われ
る。
下記実施例は本発明を例証するものである。しかし実
施例中の特定記述によって本発明を限定するものではな
いのである。
化学的に安定化されたポリエステル物質の製造 固有粘度0.85乃至0.94dl/gをもつポリエチレンテレフ
タレート(PET)を溶かしこれにグラム当り約12ミクロ
当量のカルボキシル末端基量とするに十分な量のエチレ
ンオキサイドを加えた。この溶融物を280乃至320℃の温
度で750乃至1250m/分の紡糸速度で480孔紡糸口をとおし
て紡糸した。第1段ドローレシオは1.4:1.0乃至2.0:1.0
で70℃以下でなされまた第2段ドローレシオは全体のド
ローレシオが1.5:1.0乃至2.8:1.0となる様に選ばれやは
り70℃以下で行なわれた。PET糸は約220℃で熱固定され
稍弛緩する様巻かれた。こうして製造された糸は1000デ
ニールを示した。
上記の方法によって製造されたPET糸を2乃至第4力
率実験法にかけ、全体の結果を実質的にこの分野で知ら
れた方法で分析した。即ちPET糸は紡糸後第1段延伸前
に60又は64.5乾燥重量%の潤滑剤と乳化剤(エトキシル
化化合物)、35.4又は40乾燥重量%いづれかのグリセロ
ールポリグリシジルエーテルを含む固体10又は15重量%
および、pHを9〜10に上げるに十分な量の炭酸ナトリウ
ム又は炭酸カリウムを含む水中油乳濁剤である組成物で
処理される。ある場合エポキシド10当量当りクロライド
1.0当量の量で塩化ナトリウム又はカリウムを加え、こ
の場合水酸化カリウム又はナトリウムでpHを9-10に調節
する。糸上に組成物量が0.5乾燥重量%となる様組成物
をアプリケーターでつけた。かく処理した糸を6、17又
は32日老化しインチ当り12×12撚りをもつ2プライコー
ドに撚った。
次いでコードを下記成分をもつレゾルシノール−ホル
ムアルデヒド−ラテツクス(RFL)接着剤組成物で浸漬
付着量4%に処理した:RFLを塗布後、このコードをリビ
ターコンプトレエートを用いタイヤコード用の標準法で
架橋した。 成分 重量部 NaOH(50%) 2.6 レゾルシノール 16.6 ホルムアルデヒド(37%) 17.2 スチレン/ブタジエン−1,2/ ビニルピリジン15/70/15の 245 ターポリマーゴムラテツクス(41%) 水 331 接着剤組成物は水331部にレゾルシノール16.6部を加
えた後ホルムアルデヒド(37%)17.2部と50%NaOH2.6
部を加えた。えた混合物を1時間老化した後ターポリモ
ーゴムラテツクス245部を加えた。えた混合物を72時間
老化した。
RFLで被覆したコードを用いてタイヤコードに対する
標準条件で普通の硬化をさせた。
処理したコードを回転ドラム上に巻いて生地裏張りゴ
ム片上においた。コードを出来るだけかたくエンドカウ
ントとおいた。生地を3インチ角2枚に切り、この角片
を厚さ0.040インチゴム層を間に処理したコードと共に
並べた。試料を50psi、320゜Fにおいて20分間加硫し加硫
した試料を1インチ片3個に切断した。
1インチ片1個を250゜Fの環境室に15分間おいた後イ
ンストロン引張り試験機上250゜Fで生地片を引張りはな
した。
更にきびしい条件で付着性を試験するため更に1イン
チ片をオートクレーブ上におき12psi水蒸気を2時間あ
て冷却し大気条件において生地層を引張りはなした。
付着性をポンド/インチおよび肉眼等級で表I(250゜
Fはがし試験)および表II(2時間水蒸気はがし試験)
に示している。ポンド/インチは試料片を引はなすに要
した平均力であり、肉眼等級は1から5までに分け1.0
はコード表面における全破壊であり5.0はゴム化合物に
おける粘着力破壊である。
上表において試験1-4と8-12は比較試験であり残りの
試験は本発明の種々の形態を示している。したがって記
号+と−は次の定義により使用した: + − 乳濁液 15% 10% エポキシ 40% 35.4% ハロゲン Cl- なし 上表において試験17-20と24-28は比較試験であり、残
りの試験は本発明の種々の形態を示している。試号+と
−は次の定義により使用した: + − 乳濁液 15% 10% エポキシ 40% 35.4% ハロゲン Cl- なし 上記の表Iおよび表IIのデータからK触媒を使用した
場合とNa触媒を使用した場合のそれぞれの試料について
6日、17日および32日の試験期間の後の接着力の平均値
を統計的解析により求め、それらの値を統計的有意差と
共にそれぞれ下記の表IAおよび表IIAに示す。
表IA 接着力の平均値 Na 有意差 6日 40.38 36.13 97% 17日 38.75 36.63 83% 32日 43.38 43.25 7% 表IIA 接着力の平均値 Na 有意差 6日 32.88 24.13 99% 17日 40.63 32.75 93% 32日 48.00 36.38 98% 上記の表IAおよび表IIAの統計的解析結果はNa触媒を
使用した場合よりすぐれたK触媒を使用した場合の優秀
性を示している。
本発明を好ましい実施態様について記述したが、当業
者には明白である様に変更法や修正法も使用できるので
ある。これらの変更法や修正法は本発明の特許請求の範
囲内であると考えているものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−158679(JP,A) 米国特許3793425(US,A)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポリエステルを紡糸してフィラメン
    トをつくり、 (b)これを(i)複数の1,2−エポキシ基とエポキシ
    ド基当り約500以下の当量重量をもつエポキシ化合物1
    乃至50乾燥重量%と(ii)カリウムイオンをエポキシド
    の当量当り少なくとも0.004当量放出しうる化合物とか
    ら成り、かつ7.5乃至13.0のpHをもつ組成物と接触さ
    せ、その後 (c)これを延伸することを特徴とするポリエステル繊
    維製品の製造方法。
  2. 【請求項2】組成物が更に潤滑剤を含む特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】組成物が固形分5乃至25重量%を含む水中
    油乳濁液である特許請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】延伸したポリエステルフィラメントをエー
    ジングする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】ポリエステルフィラメントが乾燥重量で0.
    1乃至0.8%の組成物を付着している特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  6. 【請求項6】組成物を10乃至40℃の温度においてポリエ
    ステルフィラメントと接触させる特許請求の範囲第5項
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】ポリエステルフィラメントがグラム当り18
    ミクロ当量より少ないカルボキシル末端基をもつ特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】ポリエステルがポリエチレンテレフタレー
    トより成る特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】エポキシ化合物がグリセロールポリグリシ
    ジルエーテル、ソルビドールポリグリシジルエーテルお
    よびその混合物より成る群から選ばれたものである特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】触媒をアルカリ性化合物の形で組成物に
    加えそれが組成物のpH調節に使う緩衝剤の少なくも1部
    として役立つ特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】触媒をアルカリ性カリウム化合物として
    組成物に加える特許請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】触媒化合物が炭酸カリウム、重炭酸カリ
    ウムおよびそれらの混合物より成る群から選ばれたもの
    である特許請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 【請求項13】組成物が更にアミンを含む特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】アミンがアミノ基当り5乃至30モルのエ
    チレンオキサイドを付加されたエトキシル化脂肪族アミ
    ンである特許請求の範囲第13項に記載の方法。
  15. 【請求項15】組成物が8.5乃至12.5のpHをもつ特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】ポリエステルフィラメントがグラム当り
    15ミクロ当量より少ないカルボキシル末端基数をもつポ
    リエチレンテレフタレートのマルチフィラメントである
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】イオンである触媒を放出しうる化合物が
    塩化物、臭化物、沃化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩
    およびホウ酸塩からなる群からえらばれる特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】(a)複数のエポキシ基をもちエポキシ
    ド基当り500より小さい当量重量をもつエポキシ化合物
    1乃至50乾燥重量%と (b)カリウムイオンをエポキシドの当量当り少なくと
    も0.004当量放出しうる化合物とから成り、かつ7.5乃至
    13.0のpHをもつことを特徴とするポリエステルフィラメ
    ント処理用組成物。
  19. 【請求項19】グラム当り18ミクロ当量より少ないカル
    ボキシル末端基数をもつポリエステルフィラメントを、 (a)複数の1,2−エポキシ基をもちまたエポキシド基
    当り500より少ない分子量をもつエポキシ化合物1乃至5
    0乾燥重量%および (b)カリウムイオンをエポキシドの当量当り少なくも
    0.004当量放出しうる化合物、より成りかつ7.5乃至13.0
    のpHをもつ組成物で処理して得られるポリエステル繊維
    製品。
  20. 【請求項20】ポリエステルがポリエチレンテレフタレ
    ートである特許請求の範囲第19項に記載の接着性が活性
    化された化学的に安定化されたポリエステル繊維製品。
  21. 【請求項21】カルボキシル末端基数がグラム当り15ミ
    クロ当量よりも少ない特許請求の範囲第20項に記載のポ
    リエステル繊維製品。
  22. 【請求項22】カルボキシル末端基数がグラム当り12ミ
    クロ当量以下である特許請求の範囲第20項に記載のポリ
    エステル繊維製品。
  23. 【請求項23】カリウムイオンを放出しうる化合物が塩
    化物、臭化物、沃化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩お
    よびホウ酸塩からなる群からえらばれる特許請求の範囲
    第19項に記載のポリエステル繊維製品。
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