JP2558875B2 - スクロール圧縮機の給油装置 - Google Patents

スクロール圧縮機の給油装置

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JP2558875B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/023Lubricant distribution through a hollow driving shaft

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は空気調和機、冷蔵庫等の冷凍機用のスクロ
ール式圧縮機に関するものである。
従来の技術 従来知られたスクロール圧縮機の縦断面図を第2図に
示す。この図において、固定スクロール101と、これに
組み合わされた旋回スクロール102と、偏心軸受103を介
して前記旋回スクロール102に連結されたクランクシャ
フト104のクランク部105と、第1の軸受106及び第2の
軸受107によって支持されるクランクシャフト104のシャ
フト部108と、前記クランクシャフト104に連結したモー
タ109と、これらの構成部分を密閉空間内に収納する密
閉容器110とを備えたスクロール圧縮機において、その
給油経路は一般にクランクシャフト4内に偏心した軸線
方向の給油路113が、その一端を密閉容器110の底部の潤
滑油111中に挿入したオイルポンプ115に連絡し、他端が
クランクシャフト104のクランク部105の上端に形成した
空間112に開口するように設けられらており、この給油
通路113から分岐して、クランクシャフトを支持する軸
受、107へ潤滑油へ供給する半径方向給油路114が設けら
れている。
この様な構成では、潤滑油111は軸線方向の給油路113
によって密閉容器110の底部からクランクシャフト内を
上昇し、その一部は半径方向給油路114から第2の軸受
に給油し、残りは空間112まで上昇し、そこから偏心軸
受103へ供給され、さらに上部メカ部に供給される経路
となる。したがって、半径方向給油経路114の穴径が大
きすぎると第2の軸受側にのみ、潤滑油が供給され、偏
心軸受103への給油量が不足し、偏心軸受の焼きつけが
起きたり、その逆に半径方向給油経路114の穴径が小さ
すぎると、第2の軸受107への給油量が不足し、第2の
軸受の焼きつきが起きたりするなど、給油量の調整が非
常にむずかしいという課題があった。
この様な課題を解決するために、公開実用新案公報昭
62−110594や公開特許公報昭58−214692では第3図に示
すようにクランクシャフト104内にクランク部105に貫通
する第1の軸線方向の給油路113を軸心に平行に穿設す
るとともに、その対向方向に第2の軸線方向の給油路11
6をこれも軸心に平行に穿設し、第2の給油経路116より
第2の軸受への半径方向給油経路114aを設けることによ
り、第2の軸受に安定した潤滑油の供給を図る手段が示
されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この構造では、オイルの供給は遠心力
を利用したオイルポンプを使用しているため、オイルの
揚程は穿孔された、軸線方向の給油経路113および116の
軸中心からの半径の自乗と回転数の自乗に比例すること
になる。従って、圧縮機構部が上部に配されたスクロー
ル圧縮機においては大きな揚程を必要とするが、クラン
クシャフトの径(特にモータ部、第2の軸受部)が小さ
い揚合は充分な揚程をとれないことになる。このため、
特に回転数が低い運転においては給油量が不十分とな
り、軸受の損傷につながる可能性があった。このことは
別の観点からすれば、この圧縮機をインバータ等により
回転数を変化させて運転する場合、必然的に最低限の運
転回転数が高くなり、消費電力の小さい運転が出来ない
ことになる。さらに、出来る限り揚程をとるために軸線
方向の給油経路をクランクシャフトのその表面近くに複
数穿孔する事は、クランクシャフト強度低下にもつなが
ることになる等の課題を有していた。
本発明は、上記従来の問題点を解消するもので、摺動
部へのオイルの供給を確実にすることを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明では、旋回スクロー
ル、固定スクロールを上部に、モータを下部に配したス
クロール圧縮機において、前記クランクシャフト下部に
遠心式オイルポンプを配するとともに、前記クランクシ
ャフト内に、一端が密閉容器の底部の潤滑油側に開口
し、他端が前記クランクシャフトの前記クランク部側に
開口するように、軸中心に遂してV字状に傾斜した偏心
軸受へ給油する第1軸方向の給油路と、前記クランクシ
ャフトのシャフト部を支持する軸受に潤滑油を供給する
半径方向給油路へ連結した第2軸方向給油路とを設けた
ものである。
作用 本発明は上記構成により、偏心軸受とクランクシャフ
トを支持する軸受のそれぞれに独立の給油通路を持つた
め、給油量の分配率により潤滑油量の不足を起こすこと
がない。さらに、傾斜した給油経路を持つため、上方に
行くほど遠心力が増し、揚程が大きくとれ、上部の摺動
部に十分な給油量が得られるとともに低回転数での運転
が可能となる。クランクシャフトの上部の径が大きく設
定することにより、細いクランクシャフトにおいても大
きな揚程が取れる給油通路を構成できる。また、V字形
状の給油通路にすることにより、ガンドリル等により容
易に給油通路の穴あけができる。
実施例 以下、本発明の一実施例のスクロール圧縮機の給油装
置について図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例のスクロール圧縮機の縦断
面図である。第1図において、固定スクロール1とこれ
に組み合わされた旋回スクロール2と、偏心軸受3を介
して前記旋回スクロール2に連結されたクランクシャフ
ト4のクランク部5と、第1の軸受6及び第2の軸受7
によって支持されるクランクシャフト4のシャフト部8
と、前記クランクシャフト4に連結したモータ9と、こ
れらの構成部品を密閉空間内に収納する密閉容器10とを
備え、その底部には潤滑油11が貯溜されている。クラン
クシャフト4の端部には遠心式のオイルポンプ17がとり
つけられ、潤滑油11中に挿入されている。前記クランク
シャフト4内に一端が密閉容器10の底部の潤滑油11側開
口し、他端が前記クランクシャフト4の前記クランク部
8側に開口するように、軸中心に対してV字状に傾斜し
た偏心軸受3へ給油する第1軸方向の給油路15と、前記
クランクシャフト4のシャフト部8の支持する軸受7に
潤滑油を供給する半径方向給油路14へ連結した第2軸方
向給油路16とを設けている。クランクシャフト4の径は
オイルポンプ17部が最も細くモータ9部、第2の軸受7
部、第1の軸受6部と上方に行くに従って大きくなって
いる。
上記構成において、モータ9に通電されるとクランク
シャフト4が回転され、その回転力により、潤滑油11な
オイルポンプ17により遠心力が与えられ、第1及び第2
軸方向の給油路15、16にはいる。第1及び第2軸方向の
給油路15、16にはいった潤滑油は給油路15、16がクラン
クシャフト4の軸中心から離れているため軸中心からの
距離の自乗と回転数の自乗の積に比例する揚程が与えら
れ、さらに上方に持ち上げられる。ここで、給油路がV
字状に軸中心に対して傾斜し、上方に行くほど軸中心か
ら離れる形になっているため、遠心力は上部の潤滑油ほ
ど大きくなり、上部の摺動部に十分な給油量が得られ
る。さらに大きな遠心力の得られにくい低回転数での運
転が可能となる。また第1軸方向の給油路15は偏心軸受
3につながっており、第2軸方向の給油路16は半径方向
給油路14を経由して、クランクシャフトを支持する第2
の軸受7につながっており、これらは独立して遠心力が
与えられ、独立の給油通路を持つこととなり、給油量の
分配率による潤滑油量の不足を起こすことがない。
クランクシャフトの上部の径は下部の径より大きく設
定されており、従来例のようにクランクシャフトの軸中
心に平行にあけた場合に比較して、上部においてより外
側に給油量を構成できるため、大きな揚程が得られると
共に、クランクシャフトの表面に給油路を接近させる必
要がなく、シャフトの強度を落とすこともない。また、
V字状の軸方向の給油路15、16は通常ガンドリルで穴あ
けされる。穴あけ加工はクランクシャフト上部よりあけ
られる。この時、クランクシャフトの軸中心とガンドリ
ルの中心をV字の半分の角度に傾斜させるようにジグ設
定しておけば、クランクシャフトをジグ上に偏心方向と
その180度逆方向にセットするだけで容易に正確な穴あ
けが可能となる。
発明の効果 以上のように本発明は、旋回スクロール、固定スクロ
ールを上部に、モータを下部に配したスクロール圧縮機
において、前記クランクシャフト下部に遠心式オイルポ
ンプを配するとともに、前記クランクシャフトを上部が
太く、下部が細い形態とし、その内部に、一端が密閉容
器の底部の潤滑油側に開口し、他端が前記クランクシャ
フトの前記クランク部側に開口するように、軸中心に対
してV字状に傾斜した偏心軸受へ給油する第1軸方向の
給油路と、前記クランクシャフトのシャフト部を支持す
る軸受に潤滑油を供給する半径方向給油路へ連結した第
2軸方向給油量とを設けたもので、偏心軸受とクランク
シャフトを支持する軸受のそれぞれの独立の給油通路を
持つため、給油量の分配率による潤滑油量の不足を起こ
すことがなく、さらに、傾斜した給油経路を持つため、
上方に行くほど遠心力が増し、揚程が大きくとれ、上部
の摺動部に十分な給油量が得られるとともに低回転数で
運転が可能となるなど信頼性の向上がはかられ、スクロ
ール圧縮機の長寿命化がはかられるなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例におけるスクロール圧縮機
の縦断面図、第2図は、従来のスクロール圧縮機の縦断
面図、第3図は従来のスクロール圧縮機のクランクシャ
フトである。 1……固定スクロール、2……旋回スクロール、3……
偏心軸受、4……クランクシャフト、5……クランク
部、6……第1の軸受、7……第2の軸受、8……シャ
フト部、9……モータ、10……密閉容器、11……潤滑
油、14……半径方向給油路、15……第1軸方向の給油
路、16……第2軸方向の給油路、17……オイルポンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定スクロールと、これに組み合わされた
    旋回スクロールと、偏心軸受を介して前記旋回スクロー
    ルに連結されたクランクシャフトのクランク部と、軸受
    によって支持される前記クランクシャフトのシャフト部
    と、前記クランクシャフトに連結したモータと、これら
    の構成部品を収納し、その底部に潤滑油を貯留した密閉
    容器とを備え、前記旋回スクロール、固定スクロールを
    上部に、モータを下部に配したスクロール圧縮機におい
    て、前記クランクシャフト下部に遠心式オイルポンプを
    配するとともに、前記クランクシャフトを上部が太く、
    下部が細い形態とし、その内部に、一端が密閉容器の底
    部の潤滑油側に開口し、他端が前記クランクシャフトの
    前記クランク部側に開口するように、軸中心に対してV
    字状に傾斜した偏心軸受へ給油する第1軸方向の給油路
    と、前記クランクシャフトのシャフト部を支持する軸受
    に潤滑油を供給する半径方向給油路へ連結した第2軸方
    向給油路とを設けたスクロール圧縮機の給油装置。
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JPS62110594U (ja) * 1985-12-27 1987-07-14

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