JP2558503Y2 - 組合せ秤における供給用の振動フィーダ - Google Patents

組合せ秤における供給用の振動フィーダ

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JP2558503Y2
JP2558503Y2 JP400992U JP400992U JP2558503Y2 JP 2558503 Y2 JP2558503 Y2 JP 2558503Y2 JP 400992 U JP400992 U JP 400992U JP 400992 U JP400992 U JP 400992U JP 2558503 Y2 JP2558503 Y2 JP 2558503Y2
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magnet
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vibration feeder
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聖二 山野
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Yamato Scale Co Ltd
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Yamato Scale Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として組合せ秤にお
いて用いられる板ばねとマグネットを用いた電磁振動式
のフィーダに係るものであって、供給特性のよくない物
品を取り扱うのに適した組合せ秤における供給用の振動
フィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、組合せ秤において採用されている
板ばねを用いた電磁振動式のフィーダは、例えば図3に
よって示されるように、トレイ1は下面のほぼ中央に定
着されている取付片の下端を上部フレーム2に取り付け
られて支持されており、その上部フレーム2は下端部を
ベッド4に固定着されている複数の板ばね3によって連
結されて支持されている。マグネットコイル6はベッド
4上に設けられ、可動コア5は前記上部フレーム2にギ
ャップtをおいて取り付けられている。そして、前記板
ばね3は垂直方向に対して20°の傾斜で配され、マグ
ネットコイル6の吸引方向は水平方向になるように、そ
れぞれ組み立てられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の電
磁振動式のフィーダでは、被搬送物として供給特性の悪
いもの、例えばブロイラ肉、漬物、梅干し、生蛎、カッ
ト野菜、ガミーキャンデーなどを取り扱う場合、振動の
振幅を強大にする必要がある。そのために駆動用の電磁
石が大型化し、それに伴いフィーダ全体も大型化するこ
とになり、比較的小容量で小型サイズの組合せ秤に組み
合わせるには、適応させることが困難である。
【0004】すなわち、図4に例示されるように組合せ
秤Aは中央に配される分散フィーダBの周囲に、計量部
へのフィーダ1Aが放射状に複数個配置され、その各フィ
ーダ1Aの外側下部に図示されない供給ホッパ及び図示さ
れない計量ホッパがそれぞれ付設され、この図で示めさ
れる最大外形さし渡し径Dがほぼ円形状の組合せ秤Aの
本体部の直径となるので、この組合せ秤Aの本体部の直
径は各フィーダ1Aの数とそのフィーダ1Aのトレイの幅と
によって、制限を受ける。そのためにマグネットコイル
2Aが大きくなると組合せ秤Aの直径も大型化することに
なる。
【0005】また、振動の振幅が大きくなるので板ばね
の振動時の撓みが大となり、その結果、板ばねの耐久性
について問題がある。さらに、振動時の振幅が大きくな
るためマグネットコイルと可動コアとのギャップが大に
なって電流値が大きくなり、電源制御部の容量の大きな
ものが必要となる。またさらに、マグネットコイルの発
熱容量についても問題がある。
【0006】本考案では、前記のような問題点のある組
合せ秤における供給用の振動フィーダにおいて、供給特
性の悪い被処理物に対して、トレイの振幅の増大とその
振動成分の上下方向の成分をマグネットコイルが大型化
されることなく増大できる組合せ秤における供給用の振
動フィーダの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、組合せ秤における供給用の振動フィー
ダにおいて、トレイを支える上部フレームとベッドとを
連結している板ばねがトレイ支持部を通る垂直線に対し
て送り出し反対側へ傾斜され、2個のマグネットが前記
上部フレームの両端部における前記板ばね取付部に近い
位置で吸引方向をトレイ支持部を通る垂直線に対して前
記板ばねの傾斜角度より小さい角度で対向する作用方向
に配置され、前記2個のマグネットの駆動タイミングが
相互に駆動周期の1/2ずれるようにされている構成で
ある。
【0008】
【作用】このような構成の本考案の振動フィーダによれ
ば、2個に分かれたマグネットを起振用の板ばねとトレ
イを支える上部フレームとの連結個所に近い位置に配設
して、その両マグネットの作用方向が相反するようにし
て往復で作用力が働くようにされているので、上部フレ
ームを比較的軽くて剛性を高めないで有効な振動成分が
トレイに付与されることになる。しかも各マグネットの
容量が小さくできて、マグネットの容量が小さいわりに
比べて振幅が大きくて供給特性の悪い被処理物であって
も円滑に供給できることになる。また、マグネットが従
来のものに比較して小型化できるので、組合せ秤として
小容量、小サイズのものにも無理なく適用できることに
なる。
【0009】
【実施例】以下本考案の振動フィーダを一実施例につい
て図面を参照しつつ説明する。図1に示されるのは本考
案の組合せ秤における供給用の振動フィーダの正面図で
ある。
【0010】この図において、トレイ10は、その下面の
ほぼ中央に定着されている取付片11の下端を上部フレー
ム13に固着され、ベッド15に下端部を固着される2組の
板ばね14の上端部をその上部フレーム13両端に連結され
て、当該板ばね14によって所要高さに支持されている。
前記上部フレーム13にはマグネットの可動コア16,16'が
下面と上面とにそれぞれ1個づつこの上部フレーム13の
端部に近寄せて固着されている。その下向きの可動コア
16に対向させてベッド15上に一方のマグネットコイル17
が、また上向きの可動コア16' に対向させてベッド15上
部に他方のマグネットコイル17' が、それぞれ所要の間
隔tを隔てるようにされてベッド15に設けられた支持片
18,18' によって固着されている。なお、図中符号19は
緩衝用のコイルばねで、図上右側のものは1個、左側の
ものは2個配されている。
【0011】前記一方のマグネットコイル17と可動コア
16、及び前記他方のマグネットコイル17' と可動コア1
6' との吸引方向は、図1で示されるように垂直方向に
対して所要角度、例えば15°トレイ10の被処理物搬送
方向aと逆方向に傾斜させて取り付けられる。また、前
記板ばね14は、前記マグネットコイル17,17' と同様の
方向で垂直方向に対して所要角度、例えば45°傾斜さ
せて組み立てられている。このようにすれば、マグネッ
トコイル17(17') の吸引方向とトレイ10の振動方向とは
60°の交差角になっている。
【0012】このような構成にすることで、マグネット
コイル17(17') とそれぞれに対応する可動コア16(16')
との各間隔t(両方のマグネットコイル17,17'と可動コ
ア16,16'とは同一条件になるように設けられている)に
対し、 トレイの振幅γ=t1/cos 60°=2t 上下振動成分h=γ cos45°=1.414t となり、前記のような従来の方式に比較して、マグネッ
トコイル17,17'と可動コア16,16'とのギャップtが同一
の場合におけるトレイ10の可動振幅は約2倍、上下方向
の振幅成分は約4倍となる。
【0013】上下方向の振動成分が大きいことは、柔
らかくて振動が吸収される、かさ密度が小さくて振動
が吸収される、トレイに付着される、というような被
処理物の取扱には特に有効である。また、被処理物を遠
投させる場合(大きく前進させようとする場合)には、
その振動方向が水平方向に対して45°が理論的に最大
の傾斜角度であり、従来の方式での20°に比較して搬
送効率としてより有効である。これは、水分が多くてト
レイ面で滑る被処理物にも有利に作用する。
【0014】また、上記のような構成にすることで、特
に各マグネット(マグネットコイル17,17'とそれぞれに
対応する可動コア16,16')を上部フレーム13の板ばね14
との連結部に近い位置に配設することにより、その上部
フレーム13の振動に伴う撓み量が小さくて済む。したが
って、この上部フレーム13を比較的小さなメンバーで形
成できて比較的軽量なものにでき、しかも振幅を大きく
できることになる。とりわけ、長いトレイの場合、その
上部フレームも長くして前記同様に2個のマグネットを
配設すれば、そのトレイの安定性を保たせるのに効果的
である。
【0015】さらに、上部フレーム13に対するマグネッ
ト17,17'の配置に際して、前記のようにこれらのマグネ
ットが板ばね14との連結部に近い位置に設けるようにさ
れているので、一方のマグネット17はベッド15の下部か
ら立ち上がる支持片18によって、また他方のマグネット
17' はベッド15の上部から突き出す支持片18' によっ
て、それぞれ支持されるように構成して無理なくコンパ
クトに組み込むことができる。
【0016】前記両マグネットコイル17及び17' に対す
る駆動電流(電圧)を与えるに際し、その両マグネット
コイル17及び17' に対し図2で示されるように周期T秒
の間隔で所要の電圧V1=V2をそれぞれΔt秒間交互に
与える。ただし、マグネットコイル17とマグネットコイ
ル17' では、それぞれの動作開始時間にT/2 秒のずれを
与える。なお、この両マグネットコイル17,17'の励磁電
流は矩形波で説明しているが半波の正弦波であってもよ
い。
【0017】前記マグネットコイル17とマグネットコイ
ル17' との作用方向は、図1で示すように逆方向に作用
し、いずれも吸引方向にのみ作用するが、トレイ10が支
持される上部フレーム13に対しての作用力は往復で働く
ことになる。その結果、マグネットコイル17,17'の容量
としては、一方にのみマグネットコイルと可動コアとが
配される方式のものに比較して、ほぼ1/2のもので足
りることになる。
【0018】また、板ばね14と可動コア16(16') はいず
れも静止(平衡)点を中心にして振動するので、用いら
れる板ばね14は従来のものに比較して最大撓み量が小さ
く、したがって耐久性が向上することになる。さらに、
マグネットコイル17,17'と可動コア16,16'とのギャップ
tも小さくなるので、電流値が小さくなり、そのマグネ
ットコイルの発熱も少なくなる。
【0019】
【考案の効果】本考案の振動フィーダによれば、従来の
振動フィーダに比べてトレイの振幅を増大させるととも
に、上下方向の振動成分をも増大させて全体の構造が小
さく纏められて被処理物の移動性能が向上され、供給特
性の悪い被処理物を取り扱って有用なものとなった。し
かも振動用板ばねの耐久性を高め、運転コストの低減が
でき経済性を高め得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組合せ秤における供給用の振動フィー
ダの正面図である。
【図2】マグネットコイルに対する駆動電流の付与態様
を表す図である。
【図3】従来の組合せ秤における振動フィーダの1具体
例を示す正面図である。
【図4】組合せ秤における供給用の振動フィーダの配置
要領を表す図である。
【符号の説明】
10 トレイ 11 取付片 13 上部フレーム 14 板ばね 15 ベッド 16,16’ 可動コア 17,17’ マグネットコイル 18,18’ マグネットコイルの支持片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組合せ秤における供給用の振動フィーダ
    において、トレイを支える上部フレームとベッドとを連
    結している板ばねがトレイ支持部を通る垂直線に対して
    送り出し反対側へ傾斜され、2個のマグネットが前記上
    部フレームの両端部における前記板ばね取付部に近い位
    置で吸引方向をトレイ支持部を通る垂直線に対して前記
    板ばねの傾斜角度より小さい角度で対向する作用方向に
    配置され、前記2個のマグネットの駆動タイミングが相
    互に駆動周期の1/2ずれるようにされていることを特
    徴とする組合せ秤における供給用の振動フィーダ。
  2. 【請求項2】 前記2個のマグネットは、その一方のマ
    グネットがベッドの下部から上向きに設けられる支持片
    にマグネットコイルを支持され、他方のマグネットがベ
    ッドの上部に突設される支持片にマグネットコイルを支
    持され、それぞれの可動コアが所要の間隔をおいて上部
    フレームに取り付けられている請求項1に記載の組合せ
    秤における供給用の振動フィーダ。
JP400992U 1992-02-05 1992-02-05 組合せ秤における供給用の振動フィーダ Expired - Lifetime JP2558503Y2 (ja)

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