JP2558440B2 - 白色原毛におけるカシミア混率を判別する方法とカシミア染色装置 - Google Patents

白色原毛におけるカシミア混率を判別する方法とカシミア染色装置

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JP2558440B2 JP6240907A JP24090794A JP2558440B2 JP 2558440 B2 JP2558440 B2 JP 2558440B2 JP 6240907 A JP6240907 A JP 6240907A JP 24090794 A JP24090794 A JP 24090794A JP 2558440 B2 JP2558440 B2 JP 2558440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の染色剤で染色さ
れたカシミアの染色濃度によって、白色原毛におけるカ
シミア混率を判別する方法とカシミア染色装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般市場におけるカシミア白色原毛(以
下「白色原毛」という。)のカシミア混率は、必ずしも
100%ではなく、故意に他の繊維(羊毛、兎毛、ナイ
ロン等)が混入されていることが多い。
【0003】この白色原毛は、1袋15kgを最小単位
として、通常1トン単位で取引されているが、その品質
を確認するため、白色原毛0.5gを微細切断して日本
工業規格(JIS−1030法)によってカシミア混率
を、繊維のスケール表面の差によって各繊維を選り分け
カシミア混率を判別している。
【0004】従来の白色原毛の判別結果を平均すると、
カシミア混率70%〜95%程度が現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来方
法で判別できるのは、大量の白色原毛のうち微細に切断
した一部分にすぎないため、1トンの白色原毛全体を判
別するのは時間及び労力の点できわめて困難である。ま
た、この一部分のカシミア混率判別結果に基づいて白色
原毛全体のカシミア混率を代表させることも不適当であ
る。
【0006】そこで、本願発明者は、あるまとまった量
の白色原毛中のカシミア混入率を短時間で、しかも高精
度で判別できる方法及び装置は考えられないかと様々な
試行錯誤を繰り返した結果、特定の染色剤を特定範囲の
pH及び温度で用いることにより、カシミアだけが染色
されて他の繊維は染色されないという事実を発見した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、同一の染色
剤を使用してもすべての繊維が一緒に同様に染まるとは
限らないという繊維の特性を利用している。特に、本願
発明は、所定温度に加熱された所定pH濃度のアルカリ
性の炭酸ナトリウム水溶液だけが、カシミアを特定色に
染色するところに技術的特徴がある。
【0008】この技術的特徴を生かして前述した目的を
達成するため、本発明に係る方法は、炭酸ナトリウム水
溶液のpH濃度を8.5〜9.0に、温度を60〜70
℃にそれぞれ維持し、この水溶液にカシミアを含む白色
原毛を所定時間浸してカシミアだけを染色させ、白色原
毛の染色濃度によって白色原毛におけるカシミア混率を
判別することを特徴としている。
【0009】また、本発明に係る装置は、pH濃度が
8.5〜9.0の炭酸ナトリウム水溶液を貯留するタン
クと、前記タンク内に配設され、内部にカシミアを含む
白色原毛を収容可能な容器と、前記タンク内の炭酸ナト
リウム水溶液の温度を60〜70℃に維持する温度調整
手段とを具備してなることを特徴としている。
【0010】さらに、本発明に係る装置は、前記タンク
内を仕切る少なくとも1枚の透孔付仕切板と、前記透孔
に嵌合され、カシミアを含む白色原毛を収容可能な容器
と前記仕切板の両側に臨んで前記容器の両端に形成され
た通液口と、前記仕切板の両側のタンク内を相互に連通
する通路と、前記通路に配設された循環ポンプとを具備
してなることを特徴としている。
【0011】
【作用】本願発明は、炭酸ナトリウム水溶液を染色材と
した場合に、カシミアとカシミア以外の繊維との間で、
pH濃度及び温度条件によって染色濃度が著しく異なる
という性質を利用している。
【0012】すなわち、炭酸ナトリウム水溶液で繊維を
染色する場合、pHが10以上では発色が悪くなり、p
Hが8程度では全ての繊維が赤色に発色する。しかし、
炭酸ナトリウム水溶液のpH濃度を8.5〜9.0の間
の例えば、8.7程度でかつ炭酸ナトリウム水溶液の温
度を60〜70℃に設定することにより、炭酸ナトリウ
ムはカシミアの繊維だけを赤く染色する。一方、カシミ
ア以外の他の繊維は、ほとんど染色されず、この結果、
白色原毛のうち、カシミアの量によって白色原毛全体の
染色濃度が決まってくる。
【0013】カシミア混率が例えば95%以上であれ
ば、白色原毛は全体として見ると濃い桃色となり、異種
繊維の混入が多くカシミア混率が例えば70%以下であ
る場合は薄い桃色となる。
【0014】この染色濃度の差は肉眼でもほぼ確認でき
るが、スペクトロフォトメータを使用すれば、さらに正
確に濃度差すなわちカシミア混率を判別できる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は図2のI−I線断面図で白色原毛に
おけるカシミア混率を判別する装置の側面図を示し、図
2は白色原毛におけるカシミア混率を判別する装置の平
面図及び図3は容器の拡大断面図を示す。
【0016】本実施例を概略的に説明すると、この白色
原毛におけるカシミア混率を判別する装置1は、図1に
示すように、炭酸ナトリウム水溶液W1を貯留するタン
ク2と、このタンク2内に位置決めリング5によって上
下2段に取り外し可能に載置される透孔付仕切板7と、
この透孔付仕切板7に掛止され且つ内部に白色原毛のサ
ンプルSを収容可能な容器9と、前記炭酸ナトリウム水
溶液W1の温度を60〜70℃に維持する温度調整手段
11等を備える。これらの構成を以下にさらに詳細に説
明する。
【0017】タンク2は立形円筒形状をなし、上面全体
に開口部2aを有し、底面中央部に排出孔2bが形成さ
れている。タンク2の内底には、スペーサ3を介して簀
子4が固定されている。
【0018】位置決めリング5は、タンク2の内周面に
隣接して配置されるもので、L字形状断面を有する。
【0019】透孔付仕切板7は、タンク2内に収納でき
る立形円筒形状をなし、隔板7aと胴部7cとから構成
される。隔板7aには後述する容器9を掛止するための
透孔7bが複数形成されている。この透孔7bは、図2
に示すように、上面の外周部に沿ってほぼ等間隔に12
個、その内側に90度間隔で4個、中央部に1個の合計
17個穿設される。
【0020】また、容器9は、図3のように、容器本体
9aと網付蓋板9e,9gとから構成される。容器本体
9aは、上下にそれぞれ両端開口部9b,9dを有し上
方の開口部9bの外周に雌螺子9cが形成されている。
網付蓋板9eは容器本体9aの上方の開口部9bに着脱
自在に取り付けられるもので、その下面に前記雌螺子9
cと螺合する雄螺子9fが形成されている。また、網付
蓋板9gは、白色原毛のサンプルSを載置するもので、
その上面を容器本体9a下方の開口部9dに固定してあ
る。各網付蓋板9e,9gには、炭酸ナトリウム水溶液
W1を通過させるための網Nが取り付けられている。な
お、これらの網付蓋板9e,9gに代えて、小孔付蓋板
(網に代えてフランジに小孔を穿設している蓋板)を使
用してもよい。要は容器9の上下両端に通路口が実質的
に確保されればよい。
【0021】温度調整手段11は、サーモスタット11
a及びヒータ11dから構成されている。サーモスタッ
ト11aは、タンク2内に配置されたセンサ部11b
と、このセンサ部11bからの信号によりヒータ11d
を制御する変換器11cとから構成されている。ヒータ
11dは、コイル11eを防水体11fで被覆したもの
で、タンク2の簀子4と底面との間に平行状態でかつ排
出孔2bを囲むように鉤状に屈曲して配置されている。
【0022】さらに本実施例では、上記透孔付仕切板7
を境として上下両側に分割されたタンク2内を相互に連
通するように通路13を設けている。すなわち、この通
路13は、タンク2の排出孔2bに接続管13eを介し
てL字形状の短管13fを取り付け、この短管13fに
接続管13g、接続管13h及び連結管13iを取り付
けて循環ポンプ13bまで延ばし、この循環ポンプ13
bから上方に管路13cを立ち上げて管路13cの上端
に逆U字形状の短管13dを固定して構成される。この
循環ポンプ13bには、貯留源R1から炭酸ナトリウム
水溶液W1をポンプPにより循環ポンプ13bまで導く
管路13aを取り付ける。
【0023】なお、管路13aには、炭酸ナトリウム水
溶液W1の導入時と循環時とを切り替えるための開閉バ
ルブV1が配設され、接続管13gには、炭酸ナトリウ
ム水溶液W1を排出する排出バルブV2が取り付けられ
ている。
【0024】次に、この装置1を使用して、図1乃至図
3を参照しながら白色原毛におけるカシミア混率を判別
する方法を説明する。
【0025】15kg詰めの袋から試料として無作為に
抽出した5gの白色原毛のサンプルSを容器本体9a内
にやや膨らみをもたせながら詰めた後、網付蓋板9eの
雄螺子9fと容器本体9aの雌螺子9cとを螺合させ、
34個のサンプル入り容器9・・を準備する。
【0026】次に、位置決めリング5をタンク2の簀子
4の上面に落とし込み、この位置決めリング5に1段目
の透孔付仕切板7の胴部7cの下端を掛止させる。この
透孔付仕切板7の各透孔7bにサンプルSが詰められた
17個の容器9を網付蓋板9g側から落とし込み、反対
側の網付蓋板9eを透孔付仕切板7の隔板7aに掛止さ
せる。
【0027】次に、1段目の透孔付仕切板7の上面に位
置決めリング5を落とし込み、この位置決めリング5に
2段目の透孔付仕切板7の胴部7cの下端を掛止させ
て、サンプルSが詰められている17個の容器9を前記
場合と同様に掛止させる。(図3において、1段目及び
2段目の透孔付仕切板7の透孔7bの箇所は説明の便宜
上、容器9を省略している。)
【0028】このように透孔付仕切板7に掛止させる容
器9の数を全部で34個としたのは、白色原毛の取引が
通常、15kg袋67個の1トン単位(正確には100
5kg)であるため、各袋からサンプルSを1つずつ取
り出して、その品質をできるだけ素早く確認するには、
少なくとも67個の容器9が必要となるが、2回に分け
て品質確認すれば、その半分の34個が必要数となるか
らである。
【0029】こうして容器9を34個(1回目の処理)
あるいは33個(2回目の処理)配設したタンク2内
に、予め65℃まで温められ、かつ、8.5〜9.0p
Hに設定された炭酸ナトリウム水溶液W1をポンプPを
作動させることにより、炭酸ナトリウム水溶液W1の貯
留源R1から管路13a〜短管13dを介してタンク2
内に供給する。タンク2内の34個(あるいは33個)
の容器9がすべて炭酸ナトリウム水溶液W1に浸ったと
きに、ポンプPを停止させると共に開閉バルブV1を閉
じる。
【0030】この状態で、循環ポンプ13bを駆動させ
ることにより、タンク2内の炭酸ナトリウム水溶液W1
を排出孔2bから循環ポンプ13bに戻し、再び管路1
3c及び短管13dを通過させてタンク2内に供給す
る。再供給された炭酸ナトリウム水溶液W1は、2段目
の透孔付仕切板7の上方からこの透孔付仕切板7に掛止
されている17個の容器9の網付蓋板9eの網Nを通過
する。この網Nを通過した炭酸ナトリウム水溶液W1
は、各容器9内のカシミアだけを赤く染色し、網付蓋板
9gの網Nを通過して1段目の透孔付仕切板7の真上に
排出される。この排出された炭酸ナトリウム水溶液W1
は、1段目の透孔付仕切板7に掛止されている17個の
容器9の網付蓋板9eの網Nを通過する。この網Nを通
過した炭酸ナトリウム水溶液W1は、1段目の各容器9
内のカシミアだけを前記場合と同じように赤く染色し、
網付蓋板9gの網Nを通過して簀子4下方に排出され
る。 簀子4の下方に排出された炭酸ナトリウム水溶液
W1は、センサ部11bでその温度がモニタされてい
る。炭酸ナトリウム水溶液W1の温度が、設定温度(6
5℃)よりも低くなった時に、変換器11cによってコ
イル11eを通電させて、炭酸ナトリウム水溶液W1を
設定温度まで加熱する。加熱された炭酸ナトリウム水溶
液W1は、短管13f〜連結管13iを通じて循環ポン
プ13bに戻されて撹拌され、再び管路13c及び短管
13dを通過してタンク2内にほぼ65℃で供給され
る。
【0031】本実施例では、循環ポンプ13bの3分間
作動・1分間停止を4回繰り返して、15分間だけ白色
原毛のサンプルSを炭酸ナトリウム水溶液W1内に浸し
ている。
【0032】このように間欠循環方式を採用する理由
は、1分間停止を入れないで炭酸ナトリウム水溶液W1
を連続的に循環させると、水溶液W1の流体圧によって
サンプルSが網付蓋板9gに押しつけられて圧縮され、
サンプルS内に均等に炭酸ナトリウム水溶液W1が流れ
ないからである。また、サンプルSを15分間、炭酸ナ
トリウム水溶液W1にさらさないと、カシミアをムラな
く染色できない。
【0033】以上の染色工程が終了した段階で排出バル
ブV2を開放させて炭酸ナトリウム水溶液W1をタンク
2から排出させる。
【0034】以上の排出工程の後、貯留源R1を貯水源
R2に切換えて管路13a〜短管13dを通じて洗浄水
W2をタンク2内に送り込み、前記炭酸ナトリウム水溶
液W1の場合と同様に、この洗浄水W2をタンク2から
短管13f〜連結管13iを介して再び循環ポンプ13
bに戻し、管路13c及び短管13dから再びタンク2
へと循環させて、各容器9内のサンプルSを水洗する。
【0035】この水洗浄工程の後、各容器9からサンプ
ルSを取り出して乾燥させる。こうして取り出されたサ
ンプルS中の全体としての染色濃度は、サンプルSに占
めるカシミアの量が多い程(すなわちカシミア混率が高
い程)サンプルSは濃くなり、全体として見ると比較的
濃い桃色となり、サンプルSに占めるカシミアの量が少
ない程(すなわちカシミア混率が低い程)サンプルSは
淡くなり、全体として見ると薄い桃色となっている。
【0036】この桃色の濃さすなわち染色濃度は、カシ
ミア混率が極端に高い場合と極端に低い場合には肉眼で
も確認できるほど明確である。しかし、必要に応じてス
ペクトロフォトメータを使用することにより、カシミア
混率が近似しているサンプルSの染色濃度を一層客観的
に計測することができる。
【0037】さらに、カビや過度の加工によって損傷し
ているカシミア(以下「損傷カシミア」という)が部分
的に含まれている場合、これら損傷カシミアは、図3中
符号S’に示すように、斑点状に特に赤く染色されるた
め、この赤く染まった箇所の分布によって白色原毛にお
けるカシミアの損傷度も同時に判別することができる。
【0038】以上説明したように、この白色原毛におけ
るカシミア混率を判別する装置1を使用すれば、サンプ
ルSを5gずつ最大34個の各容器9にそれぞれ詰める
ことができるため、一般的な取引単位である白色原毛1
トン(白色原毛15kg袋が約67個)の品質を2回の
処理で判別することができる。
【0039】ただし、検査対象となるサンプルSを取り
出す袋数は、1袋から34袋まで自由に選択でき、前述
したように5gのサンプルSを取り出す袋数を多くすれ
ばする程、判別精度がさらに向上しカシミア混率のより
正確な大量平均値が得られる。
【0040】なお、本実施例において、炭酸ナトリウム
W1は65℃で8.5〜9.0pHに設定したが、これ
に限定されず60〜70℃の所定温度で、かつ、8.5
〜9.0pHの所定濃度を適宜組み合わせることができ
る。
【0041】また、タンク2や容器9等の形状、数量等
は種々変更可能であり、例えばタンク2及び容器9の形
状を多角形形状に形成し、タンク2内に一度に67個の
サンプル入り容器9を配置するように構成してもよい。
また、炭酸ナトリウム水溶液W1をサンプルSの入った
各容器9に直接流入させてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る方法
によればpH濃度が8.5〜9.0で温度が60〜70
℃の炭酸ナトリウム水溶液にカシミアを含む白色原毛を
浸すことにより、その中のカシミアだけをむらなく染色
できる。この染色された白色原毛は、そのカシミア混率
に応じた所定の染色濃度を確実に示し、この染色濃度を
肉眼であるいはスペクトロフォトメータを使用して計測
することで、カシミア混率を迅速にかつ高い精度でほぼ
判別できる。また、損傷カシミアが通常のカシミアと比
べて濃く染色されるため、白色原毛自体の損傷度も肉眼
で確認できる。
【0043】また、本発明に係る装置によれば、白色原
毛を詰める容器の数を自由に調整でき、この各容器に詰
めた白色原毛染色濃度を平均することで、一層正確に全
体の品質(大量平均値)を大別することができる等の効
果を奏する。
【0044】さらに、本発明に係る装置は、タンクを仕
切る透孔付仕切板と、タンク内を相互に連通する通路を
設け、炭酸ナトリウム水溶液をこの通路内で循環させる
ようにしたため、白色原毛をムラなくしかも早く染色で
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】白色原毛におけるカシミア混率を判別する装置
の側面図。
【図2】白色原毛におけるカシミア混率を判別する装置
の平面図。
【図3】容器の拡大断面図。
【符号の説明】
1 カシミア混率を判別する装置 2 タンク 9 容器 9e,9g 網付蓋板 11 温度調整手段 7 透孔付仕切板 7b 透孔 9b,9d両端開口部 13 通路 13b 循環ポンプ S 白色原毛のサンプル N 網 W1 炭酸ナトリウム水溶液

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭酸ナトリウム水溶液のpH濃度を8.5
    〜9.0に、温度を60〜70℃にそれぞれ維持し、該
    水溶液にカシミアを含む白色原毛を所定時間浸してカシ
    ミアだけを染色させ、白色原毛の染色濃度によって白色
    原毛におけるカシミア混率を判別する方法。
  2. 【請求項2】pH濃度が8.5〜9.0の炭酸ナトリウ
    ム水溶液を貯留するタンクと、 前記タンク内に配設され、内部にカシミアを含む白色原
    毛を収容可能な容器と、前記タンク内の炭酸ナトリウム
    水溶液の温度を60〜70℃に維持する温度調整手段と
    を具備してなるカシミア染色装置。
  3. 【請求項3】前記タンク内を仕切る少なくとも1枚の透
    孔付仕切板と、 前記透孔に嵌合され、カシミアを含む白色原毛を収容可
    能な容器と、 前記仕切板の両側に臨んで前記容器の両端に形成された
    通液口と、 前記仕切板の両側のタンク内を相互に連通する通路と、 前記通路に配設された循環ポンプとを具備してなる請求
    項2記載のカシミア染色装置。
JP6240907A 1994-10-05 1994-10-05 白色原毛におけるカシミア混率を判別する方法とカシミア染色装置 Expired - Lifetime JP2558440B2 (ja)

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