JP2558253Y2 - 駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構造 - Google Patents
駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構造Info
- Publication number
- JP2558253Y2 JP2558253Y2 JP1992091514U JP9151492U JP2558253Y2 JP 2558253 Y2 JP2558253 Y2 JP 2558253Y2 JP 1992091514 U JP1992091514 U JP 1992091514U JP 9151492 U JP9151492 U JP 9151492U JP 2558253 Y2 JP2558253 Y2 JP 2558253Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- drive belt
- outer shell
- introduction port
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駆動ベルトを巻回する
プ−リを収納するハウジングの構造に関するものであ
る。
プ−リを収納するハウジングの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のカ−テンの開閉装置などには、
図2に示すような駆動ベルトを用いた構造のものがあ
る。この装置は、エンドレスの駆動ベルトaをカ−テン
レ−ルb内に収納し、かつその両端をプ−リcに巻回
し、またカ−テンレ−ルbには、ランナ−dと、駆動ベ
ルトaに接合した先頭ランナ−eとを装着し、カ−テン
fをそれらのランナ−に掛止する構造である。カ−テン
fの開閉は、プ−リcをモ−タにより回転させることに
よって、駆動ベルトaを回転させ、先頭ランナ−eを移
動させることによって行なわれる。
図2に示すような駆動ベルトを用いた構造のものがあ
る。この装置は、エンドレスの駆動ベルトaをカ−テン
レ−ルb内に収納し、かつその両端をプ−リcに巻回
し、またカ−テンレ−ルbには、ランナ−dと、駆動ベ
ルトaに接合した先頭ランナ−eとを装着し、カ−テン
fをそれらのランナ−に掛止する構造である。カ−テン
fの開閉は、プ−リcをモ−タにより回転させることに
よって、駆動ベルトaを回転させ、先頭ランナ−eを移
動させることによって行なわれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
次のような問題点が存在する。 <イ>カ−テンfの開閉をスム−ズに行うためには、駆
動ベルトaとプ−リcとの密着性を維持させ、プ−リc
が空回りしないように構成することが重要である。 そ
こで従来は、プ−リcの他にテンションロ−ラgを複数
設けて、駆動ベルトaにテンションをかけてプ−リcと
の密着性を高める方法がとられている。しかし、このよ
うにテンションロ−ラgを設けることによって装置が複
雑化すると共に、それらを収納するハウジングhが大き
くなり、装置の大型化を招くことになる。
次のような問題点が存在する。 <イ>カ−テンfの開閉をスム−ズに行うためには、駆
動ベルトaとプ−リcとの密着性を維持させ、プ−リc
が空回りしないように構成することが重要である。 そ
こで従来は、プ−リcの他にテンションロ−ラgを複数
設けて、駆動ベルトaにテンションをかけてプ−リcと
の密着性を高める方法がとられている。しかし、このよ
うにテンションロ−ラgを設けることによって装置が複
雑化すると共に、それらを収納するハウジングhが大き
くなり、装置の大型化を招くことになる。
【0004】<ロ>また、駆動ベルトaとプ−リcとの
密着性を維持させるために、駆動ベルトa自体のテンシ
ョンを高める方法もある。しかしこの場合は、駆動ベル
トaの耐久性が問題となり、またプ−リcの取付軸の強
度も大きくする必要があるため、構造が複雑になる。
密着性を維持させるために、駆動ベルトa自体のテンシ
ョンを高める方法もある。しかしこの場合は、駆動ベル
トaの耐久性が問題となり、またプ−リcの取付軸の強
度も大きくする必要があるため、構造が複雑になる。
【0005】
【本考案の目的】本考案は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、装置の複雑化及び大型化を
招くことなく、駆動ベルトとプ−リとの密着性を確保す
ることができる駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構
造を提供することを目的とする。
するためになされたもので、装置の複雑化及び大型化を
招くことなく、駆動ベルトとプ−リとの密着性を確保す
ることができる駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構
造を提供することを目的とする。
【0006】この外殻1の一端側には、カーテンレール
2を装着するための筒状等のレール装着部11を設け
る。レール装着部11の奥側には、外殻1内のスペース
と連通するベルト導入口12を開設する。このベルト導
入口12はプーリ3の外径より小さい寸法とし、駆動ベ
ルト32を押え付けてテンションを与えることができ
る。従って、従来のテンションローラが不要であるため
構造が簡単であり、小型化及び低コスト化を図ることが
できる。
2を装着するための筒状等のレール装着部11を設け
る。レール装着部11の奥側には、外殻1内のスペース
と連通するベルト導入口12を開設する。このベルト導
入口12はプーリ3の外径より小さい寸法とし、駆動ベ
ルト32を押え付けてテンションを与えることができ
る。従って、従来のテンションローラが不要であるため
構造が簡単であり、小型化及び低コスト化を図ることが
できる。
【0005】
【実施例】図1に本考案のプ−リのハウジング構造の一
実施例を示す。1は分割構造のハウジング外殻であり、
内部にプ−リ等を組み付けるためのスペ−スを有してい
る。
実施例を示す。1は分割構造のハウジング外殻であり、
内部にプ−リ等を組み付けるためのスペ−スを有してい
る。
【0006】この外殻1の一端側には、カ−テンレ−ル
2を装着するための筒状等のレ−ル装着部11を設け
る。レ−ル装着部11の奥側には、外殻1内のスペ−ス
と連通するベルト導入口12を開設する。
2を装着するための筒状等のレ−ル装着部11を設け
る。レ−ル装着部11の奥側には、外殻1内のスペ−ス
と連通するベルト導入口12を開設する。
【0007】また、外殻1のレ−ル装着部11の反対側
の端部には、調整ネジを挿入するための挿入孔13を開
設する。そして、外殻1内のスペ−スに取付軸31を介
してプ−リ3を装着する。このプ−リ3には、ベルト導
入口12から導入した駆動ベルト32を装着する。
の端部には、調整ネジを挿入するための挿入孔13を開
設する。そして、外殻1内のスペ−スに取付軸31を介
してプ−リ3を装着する。このプ−リ3には、ベルト導
入口12から導入した駆動ベルト32を装着する。
【0008】押え部材4はハウジングの一部であり、プ
−リ3の周面に沿って、かつ所定の間隔をおいて形成し
た押え面41を有している。この押え面41により、プ
−リ3に巻回した駆動ベルト32の外面を押さえること
ができるため、常に駆動ベルト32とプ−リ3とを密着
させておくことができる。押え面41を形成する曲折加
工部42は略C字状をしており、かつ組み立て性を考慮
して分割可能に構成する。
−リ3の周面に沿って、かつ所定の間隔をおいて形成し
た押え面41を有している。この押え面41により、プ
−リ3に巻回した駆動ベルト32の外面を押さえること
ができるため、常に駆動ベルト32とプ−リ3とを密着
させておくことができる。押え面41を形成する曲折加
工部42は略C字状をしており、かつ組み立て性を考慮
して分割可能に構成する。
【0009】また、曲折加工部42の後部には、外殻1
内面に着底する逆L字状の着底部43を一体に形成す
る。この着底部42にはネジ孔44を設け、外殻1の挿
入穴13とこのネジ孔44内に調整ネジ5を装着する。
これによって、調整ネジ5を回転させると、押え部材4
がプ−リ3に対して前進及び後退するため、押え面41
とプ−リ3周面との間の距離を調整することができる。
内面に着底する逆L字状の着底部43を一体に形成す
る。この着底部42にはネジ孔44を設け、外殻1の挿
入穴13とこのネジ孔44内に調整ネジ5を装着する。
これによって、調整ネジ5を回転させると、押え部材4
がプ−リ3に対して前進及び後退するため、押え面41
とプ−リ3周面との間の距離を調整することができる。
【0010】
【本考案の効果】本考案は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>押え部材によってプ−リに巻回した駆動ベルトの
外面を押さえることができるため、プ−リが空回りする
ことがなく、常に駆動ベルトとプ−リとを密着させてお
くことができる。従って、カ−テンの開閉装置などに本
装置を用いた場合には、スム−ズなカ−テンの開閉が可
能となる。
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>押え部材によってプ−リに巻回した駆動ベルトの
外面を押さえることができるため、プ−リが空回りする
ことがなく、常に駆動ベルトとプ−リとを密着させてお
くことができる。従って、カ−テンの開閉装置などに本
装置を用いた場合には、スム−ズなカ−テンの開閉が可
能となる。
【0011】<ロ>押え部材はハウジングの一部である
ため、従来のようなテンションロ−ラを別途に設けた装
置と比較すると、構造が簡単であり、小型化を図ること
ができる。
ため、従来のようなテンションロ−ラを別途に設けた装
置と比較すると、構造が簡単であり、小型化を図ること
ができる。
【0012】<ハ>調整ネジを回転させることによっ
て、押え面とプ−リ周面との間の距離を調整することが
できる。従って、駆動ベルトの厚さに応じて間隔を調節
することができ、汎用性に優れている。
て、押え面とプ−リ周面との間の距離を調整することが
できる。従って、駆動ベルトの厚さに応じて間隔を調節
することができ、汎用性に優れている。
【図1】 本考案の装置の説明図
【図2】 従来装置の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動ベルト巻回用プーリを収納する中空
ハウジングの本体外殻と、 前記本体外殻の一端側に開口し、前記プーリの外径より
も小さい寸法を有し、 駆動ベルトにテンションを与える 駆動ベルト導入口と、 前記駆動ベルト導入口と連通して設けられたカーテンレ
ールの装着部と、 前記本体外殻内に収納され、前記プーリに巻回した駆動
ベルトの外面を押さえるよう構成した押え部材とより構
成され、 前記押え部材は、前記プーリの周面に沿って湾曲する押
え面と、 その押え面の背面側に一体に設けた、前記本体外殻内面
に着定する着底部と、 この着定部に設けた 、前記プーリの回転軸と直交方向に
開設したネジ孔部と、 前記本体外殻の前記駆動ベルト導入口の反対側端部から
貫通して、前記ネジ孔部に螺合する調整ネジとよりな
り、 前記調整ネジを回転させることによって、前記押え面を
前記プーリの周面に対して前進後退可能とし、押え面と
プーリ周面との間隔を調整できるよう構成した、 駆動ベルト巻回用プーリのハウジング構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091514U JP2558253Y2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091514U JP2558253Y2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650923U JPH0650923U (ja) | 1994-07-12 |
JP2558253Y2 true JP2558253Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=14028520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992091514U Expired - Lifetime JP2558253Y2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 駆動ベルト巻回用プ−リのハウジング構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558253Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5465261A (en) * | 1977-11-01 | 1979-05-25 | Nitta Belt Kk | Wrapping transmission device |
JPS5613987U (ja) * | 1979-07-13 | 1981-02-05 | ||
JPS6048785U (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-05 | エスエム工業株式会社 | カ−テン開閉装置 |
DE3612165A1 (de) * | 1986-04-11 | 1987-10-22 | Baumeister & Ostler | Fuehrungsloses fensterrollo, insbesondere fuer kraftfahrzeuge |
JPS6369097U (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-10 | ||
JPH07148Y2 (ja) * | 1987-08-26 | 1995-01-11 | 松下電工株式会社 | 洗面化粧台のカウンタ−フィラ− |
JPH083335Y2 (ja) * | 1990-07-11 | 1996-01-31 | エスエム工業株式会社 | プーリのワイヤ巻回補助構造 |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP1992091514U patent/JP2558253Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650923U (ja) | 1994-07-12 |
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