JP2557256Y2 - ファスナー付袋 - Google Patents
ファスナー付袋Info
- Publication number
- JP2557256Y2 JP2557256Y2 JP1991081841U JP8184191U JP2557256Y2 JP 2557256 Y2 JP2557256 Y2 JP 2557256Y2 JP 1991081841 U JP1991081841 U JP 1991081841U JP 8184191 U JP8184191 U JP 8184191U JP 2557256 Y2 JP2557256 Y2 JP 2557256Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- open
- ridges
- opening
- ridge
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、包装袋、好適にはプラ
スチックフィルム製であって開口部付近の内面に開閉可
能なファスナーを有する袋に関する。
スチックフィルム製であって開口部付近の内面に開閉可
能なファスナーを有する袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】プラスチックフィルム製袋であって、開
口部付近の内面に開閉自在に係合する雌雄条からなるフ
ァスナーが形成され、このファスナーを袋外側から押圧
係合させて開口部を閉止することにより、略密閉化可能
とした袋が好便に使用されている。
口部付近の内面に開閉自在に係合する雌雄条からなるフ
ァスナーが形成され、このファスナーを袋外側から押圧
係合させて開口部を閉止することにより、略密閉化可能
とした袋が好便に使用されている。
【０００３】しかし、この種の袋はファスナーから開口
端に至る適度な長さの開放面が形成されており、この開
放面同士が密着してしまって開口部を広げにくい欠点が
あった。この点を改善するために、開放面の内面に多数
条の隆起部を互いに突き合うように並列形成した考案が
開示されており、また、開放端が食い違うように開放面
の長さを異ならせた考案が開示されている。
端に至る適度な長さの開放面が形成されており、この開
放面同士が密着してしまって開口部を広げにくい欠点が
あった。この点を改善するために、開放面の内面に多数
条の隆起部を互いに突き合うように並列形成した考案が
開示されており、また、開放端が食い違うように開放面
の長さを異ならせた考案が開示されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記多数条の隆起部を
並列した袋の場合、袋の軽量性に比して開放面が嵩んで
重量が増し、開放面の薄さが損なわれてしまう傾向があ
った。
並列した袋の場合、袋の軽量性に比して開放面が嵩んで
重量が増し、開放面の薄さが損なわれてしまう傾向があ
った。
【０００５】開放面の長さを異ならせた袋の場合は、開
放面同士の密着を阻止するものではないから、仮に開放
面同士が密着してしまった時には、両開放面を剥離させ
るための指掛かりが得にくい傾向があった。
放面同士の密着を阻止するものではないから、仮に開放
面同士が密着してしまった時には、両開放面を剥離させ
るための指掛かりが得にくい傾向があった。
【０００６】本考案は、上記の点に着眼し、従来開示さ
れたものとは異なる技術思想に基づいて、ファスナー付
袋の開放面を、軽量性を維持しつつ、嵩張らせず、開放
面の薄さを損なわせることなく、開口しやすいように構
成せんとするものである。
れたものとは異なる技術思想に基づいて、ファスナー付
袋の開放面を、軽量性を維持しつつ、嵩張らせず、開放
面の薄さを損なわせることなく、開口しやすいように構
成せんとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、袋内面の開口端付近の対向位置に雌雄係
合する開閉可能なファスナーを一体形成した袋におい
て、該ファスナーよりも開口端寄りの袋内面の対向位置
に互いに食い違う各１条の突条を一体形成したことを特
徴とするものである。
に、本考案は、袋内面の開口端付近の対向位置に雌雄係
合する開閉可能なファスナーを一体形成した袋におい
て、該ファスナーよりも開口端寄りの袋内面の対向位置
に互いに食い違う各１条の突条を一体形成したことを特
徴とするものである。
【０００８】
【作用】互いに食い違う各１条の突条によってファスナ
ーよりも開口端寄りの開放面が密着することなく遊離
し、しかも嵩張らず、収まりがよい。
ーよりも開口端寄りの開放面が密着することなく遊離
し、しかも嵩張らず、収まりがよい。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面によって説明
する。袋１は、任意素材例えば熱可塑性プラスチックフ
ィルム（シートであってもよい）により、少なくとも一
辺が開口として形成され、開口端２，３よりも適度に内
方位置の袋内面に、一方が雄突条５で他方がこれと係合
する断面略Ｃ形状の雌突条６からなる一対のファスナー
４が開口端２，３と略平行状に一体形成され、このファ
スナー４の開口側袋部分が開放面７，８となり、この開
放面７，８内の開口端寄り位置に、若干間隔を置いた食
い違い差Ａを持って互に近接並列した各１条の突条９，
１０が、開口端２，３と略平行状に一体形成されてなっ
ている。
する。袋１は、任意素材例えば熱可塑性プラスチックフ
ィルム（シートであってもよい）により、少なくとも一
辺が開口として形成され、開口端２，３よりも適度に内
方位置の袋内面に、一方が雄突条５で他方がこれと係合
する断面略Ｃ形状の雌突条６からなる一対のファスナー
４が開口端２，３と略平行状に一体形成され、このファ
スナー４の開口側袋部分が開放面７，８となり、この開
放面７，８内の開口端寄り位置に、若干間隔を置いた食
い違い差Ａを持って互に近接並列した各１条の突条９，
１０が、開口端２，３と略平行状に一体形成されてなっ
ている。
【００１０】突条９，１０は、開放面７，８内の任意位
置に形成してよいが、ファスナー４と開口端２，３との
中間よりも開口端寄り位置に形成した方が、開口端２，
３を遊離状態に維持しやすいと共に、開封の際に親指と
人差し指乃至中指とで両外面を摘み擦るようにして開放
面７，８を一層広げやすくするので好ましい。
置に形成してよいが、ファスナー４と開口端２，３との
中間よりも開口端寄り位置に形成した方が、開口端２，
３を遊離状態に維持しやすいと共に、開封の際に親指と
人差し指乃至中指とで両外面を摘み擦るようにして開放
面７，８を一層広げやすくするので好ましい。
【００１１】食い違い差Ａの間隔は任意でよいが、１〜
２ｍｍ程度の間隔を置くことにより、上記擦り作用の際
に互いの突条９，１０が滑りやすく、開放面を一層広げ
やすくする。
２ｍｍ程度の間隔を置くことにより、上記擦り作用の際
に互いの突条９，１０が滑りやすく、開放面を一層広げ
やすくする。
【００１２】また、突条９，１０は、食い違い状に形成
してあると共に、ファスナー４の雄突条５よりも小さい
突起形状とした方が開放面７，８の収まりをよくし、必
要以上に開口端の遊離状態が大きくならずにすみ、袋１
多数枚を積層収納した際にもその安定性と収納効率をよ
くする。
してあると共に、ファスナー４の雄突条５よりも小さい
突起形状とした方が開放面７，８の収まりをよくし、必
要以上に開口端の遊離状態が大きくならずにすみ、袋１
多数枚を積層収納した際にもその安定性と収納効率をよ
くする。
【００１３】開口端２，３は、図２の如く同高に形成し
てよいが、図３の如く高さを食い違わせて段差Ｂが生じ
るように形成してもよい。この場合、突条９，１０と対
応し、ファスナー４に近い方の突条９が形成されている
開放面７の開口端２を低く、遠い方の突条１０が形成さ
れている開放面８の開口端３を高くして形成してあれ
ば、突条９，１０と連動して開放面が一層広げやすくな
る。
てよいが、図３の如く高さを食い違わせて段差Ｂが生じ
るように形成してもよい。この場合、突条９，１０と対
応し、ファスナー４に近い方の突条９が形成されている
開放面７の開口端２を低く、遠い方の突条１０が形成さ
れている開放面８の開口端３を高くして形成してあれ
ば、突条９，１０と連動して開放面が一層広げやすくな
る。
【００１４】上記袋１の成形は一例として次のように行
われる。即ち、二つ折りの折り目が袋の底となるような
幅の連続状フィルムの長手両側縁付近の内側に雄突条
５、雌突条６を、またその外側に突条９、突条１０をそ
れぞれ平行して形成してなる袋素材を用い、該袋素材を
二つ折りして雌雄突条５，６を係止し、この状態で幅方
向に所定間隔ごとにヒートシール機によって袋素材を溶
断シールすれば、一辺が開口し他の三辺が封止された袋
１が形成される。
われる。即ち、二つ折りの折り目が袋の底となるような
幅の連続状フィルムの長手両側縁付近の内側に雄突条
５、雌突条６を、またその外側に突条９、突条１０をそ
れぞれ平行して形成してなる袋素材を用い、該袋素材を
二つ折りして雌雄突条５，６を係止し、この状態で幅方
向に所定間隔ごとにヒートシール機によって袋素材を溶
断シールすれば、一辺が開口し他の三辺が封止された袋
１が形成される。
【００１５】なお、上記袋１の素材は、異種プラスチッ
クフィルムの積層体、或いはプラスチックフィルムにア
ルミ蒸着乃至アルミ重合した複合素材、その他ファスナ
ー４と突条９，１０が一体成形可能な任意素材でよい。
クフィルムの積層体、或いはプラスチックフィルムにア
ルミ蒸着乃至アルミ重合した複合素材、その他ファスナ
ー４と突条９，１０が一体成形可能な任意素材でよい。
【００１６】
【考案の効果】以上のようにして、本考案の袋は、開口
端近くに食い違い状に各１条の突条が形成されているの
で、開放面が密着することなく遊離し、開放面を広げる
のに極めて便利である。該突条はフィルムの開口端部付
近に適度な腰の強さを与え、食い違い状に形成されてい
ることと合わせて、片手指で摘むようにして擦ることに
より、指に馴染んで容易に開放面が広がり、そのまま両
開放面をそれぞれ両手指で摘みやすいものとする。
端近くに食い違い状に各１条の突条が形成されているの
で、開放面が密着することなく遊離し、開放面を広げる
のに極めて便利である。該突条はフィルムの開口端部付
近に適度な腰の強さを与え、食い違い状に形成されてい
ることと合わせて、片手指で摘むようにして擦ることに
より、指に馴染んで容易に開放面が広がり、そのまま両
開放面をそれぞれ両手指で摘みやすいものとする。
【００１７】各１条の突条であるので、袋の開放面は嵩
張らず、薄さと軽量性が維持でき、食い違い状に形成し
たことと合わせて、袋の開放面は必要以上に大きな遊離
状態の開口端とならず、安定した適度の重なり状態を維
持できると共に、ファスナーと合わせて多数枚を積層収
納しても積層安定性を高めることができ、かつ収納効率
を損なわせることがない。
張らず、薄さと軽量性が維持でき、食い違い状に形成し
たことと合わせて、袋の開放面は必要以上に大きな遊離
状態の開口端とならず、安定した適度の重なり状態を維
持できると共に、ファスナーと合わせて多数枚を積層収
納しても積層安定性を高めることができ、かつ収納効率
を損なわせることがない。
【図１】本考案に係る一実施例の袋を示す一部切断斜視
図である。
図である。
【図２】図１の袋の要部を示す縦断面拡大図である。
【図３】別の一実施例を示す図２と対応する要部縦断面
拡大図である。
拡大図である。
１ 袋 ２，３ 開口端 ４ ファスナー ５，６ 雌雄突条 ７，８ 開放面 ９，１０ 突条 Ａ 食い違い差 Ｂ 段差
Claims (1)
- 【請求項１】 袋内面の開口端付近の対向位置に雌雄係
合する開閉可能なファスナーを一体形成した袋におい
て、該ファスナーよりも開口端寄りの袋内面の対向位置
に互いに食い違う各１条の突条を一体形成したことを特
徴とするファスナー付袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991081841U JP2557256Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | ファスナー付袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991081841U JP2557256Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | ファスナー付袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526840U JPH0526840U (ja) | 1993-04-06 |
| JP2557256Y2 true JP2557256Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13757698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991081841U Expired - Lifetime JP2557256Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | ファスナー付袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557256Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1418131A1 (en) | 2002-11-07 | 2004-05-12 | Daiwa Gravure Co., Ltd. | Packaging bag with zipper |
| JP2007513021A (ja) * | 2003-12-03 | 2007-05-24 | エス２エフ・フレクシコ | 小袋の閉鎖アセンブリ、得られた小袋、ならびに製造方法及び装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08282688A (ja) * | 1995-04-10 | 1996-10-29 | Fukusuke Kogyo Kk | 袋口部封入用ファスナおよびファスナ付き袋 |
| JP2002360313A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-17 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 咬合具及び咬合具付き包装用袋 |
| JP5591452B2 (ja) * | 2008-02-20 | 2014-09-17 | 株式会社生産日本社 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
| WO2013069112A1 (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-16 | 有限会社セブンバーズ | チャック付袋 |
| JP5591985B2 (ja) * | 2013-07-22 | 2014-09-17 | 株式会社生産日本社 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT240663Y1 (it) * | 1996-05-16 | 2001-04-02 | Salmoiraghi S R L Ora Salmoira | Dispositivo per il prelievo automatico di bobine di filo testurizzatoall'interno di una macchina testurizzatrice e per il loro caricamento |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP1991081841U patent/JP2557256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1418131A1 (en) | 2002-11-07 | 2004-05-12 | Daiwa Gravure Co., Ltd. | Packaging bag with zipper |
| JP2007513021A (ja) * | 2003-12-03 | 2007-05-24 | エス２エフ・フレクシコ | 小袋の閉鎖アセンブリ、得られた小袋、ならびに製造方法及び装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0526840U (ja) | 1993-04-06 |
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