JP2556954Y2 - 玩具における弾丸の発射装置 - Google Patents

玩具における弾丸の発射装置

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JP2556954Y2
JP2556954Y2 JP1993007379U JP737993U JP2556954Y2 JP 2556954 Y2 JP2556954 Y2 JP 2556954Y2 JP 1993007379 U JP1993007379 U JP 1993007379U JP 737993 U JP737993 U JP 737993U JP 2556954 Y2 JP2556954 Y2 JP 2556954Y2
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toy
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宏樹 篠原
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Takara Co Ltd
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Takara Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は玩具体の内部に弾性挟持
された弾丸をその弾性に抗して該玩具体の外部に弾き出
すことができる玩具における弾丸の発射装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、玩具における弾丸の発射装置として
は各種のものが考案され実用に供されている。例えば弾
丸をバネの弾発力に抗して収納部内に収納係止させ、玩
具の外部の係止解除手段によってその係止状態を解除す
ることにより上記バネの弾発力によって弾丸を弾き出す
構成のものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな玩具における弾丸の発射装置は構造が複雑になると
ともに、小さな玩具に採用することには無理があった。
【0004】本考案は上述の事情に鑑みてなされたもの
であって、特に簡単な構造で弾丸を弾き出すことができ
るとともに、小さな玩具にも採用することができる玩具
における弾丸の発射装置を提案することをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本考案に係る玩具における弾丸の発射装
置は、下記要件を備えることを特徴とする。 (イ)玩具体には球体の弾丸を収納する前端が開口し
た収納部が形成され、該収納部には上記弾丸を弾性挟持
する弾性部材が設けられていること (ロ)上記弾性部材は2つの挟持片の基部が円弧状に連
結され、挟持片の前端間の距離は弾丸の直径よりも小さ
く形成されていること (ハ)上記収納部に弾性部材の弾性に抗して上記弾丸を
前方に押し出す押圧部材が設けられるとともに、該押圧
部材の後端は玩具体の外側から押し操作可能に突出して
いること (ニ)上記押出し部材に形成された平行な2個の押出し
片は、その先端が弾丸の後方から弾丸の上記弾性部材を
はさんで互いに反対側の面に当接して弾丸を前方に押し
出すように形成されていること
【0006】
【考案の作用、効果】上記構成のように、本考案に係る
玩具における弾丸の発射装置によれば、押圧部材を押し
操作することによって弾性部材によって弾性挟持された
球体状の弾丸は、弾性部材を拡開しながら前方に押し出
され、弾性部材の先端を通過した瞬間に弾性部材の弾性
復元力で弾かれて前方に簡単に発射することができる。
【0007】 また、弾性部材は弾丸を挟持する2つの挟
持片の基部が円弧状に連結されているので、弾性部材の
弾性復元力が強力になりビー玉等の重量のある弾丸を勢
いよく発射することができる。
【0008】 さらに、弾性部材と押圧部材との先端はそ
れぞれ弾丸の互いに相反する面に係合しながら弾丸を発
射するので、弾丸が球体状であるにもかかわらず弾丸を
支持したり、発射口まで案内する銃身等のガイド部材を
用意する必要がなく構造を簡単且つ小型化することがで
小さな玩具にも採用することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面によって本考案の実施態様の一例
について説明する。
【0010】 図1及び図2において、符号1は本考案に
係る玩具における弾丸の発射装置aが設けられた玩具体
を示し、該玩具体1は外観がロボット様に形成されてい
る。そして、上記弾丸の発射装置aは玩具体1の胴体部
2に設けられ球体状の弾丸10を収納する前端が開口し
た収納部3内に配設された弾性部材4と、2個の平行な
押し出し片5aからなるコ字状の押圧部材5とによって
構成されている。
【0011】 収納部3は内部の両側面中央に前部から後
部に亘って嵌合凹溝6、6が形成されるとともに、上記
嵌合凹溝6、6には弾性部材4が嵌合されている。ま
た、上記収納部3の底面前部よりの横方向には所定間隔
を以って半球のストッパ−部材7、7が設けられてい
る。
【0012】 弾性部材4は板状を有するとともに、その
中央部には円形の貫通孔8が形成されている。また、上
記弾性部材4の前端は上記貫通孔8に連接される弾丸の
直径よりも小さい開口部9が形成され、2つの挟持片4
aの基部が円弧状に連結されて略U字状に形成されてい
(図4参照)。そして、弾性部材4の両側は収納部3
に設けた嵌合凹溝6、6遊嵌されている。
【0013】 弾性部材4の貫通孔8にはビー玉等の球体
の弾丸10が弾性挟持されるとともに、上記弾性部材
4の弾性に抗して弾丸10が貫通孔8から開口部9を通
過し外部に弾き出されるときには上記開口部9は拡開す
る。
【0014】 収納部3に弾性部材4を介して弾性挟持さ
れた弾丸10の後部には該弾性部材4を挟むようにして
コ字状の押圧部材5が前後動可能に配置されるととも
に、該押圧部材5の2個の押し出し片5aの先端は上記
弾丸10の後方から弾丸10の上記弾性部材4をはさん
で互いに反対の面に当接され、後端は上記胴体部2の裏
側から押し操作可能に突出されている。押圧部材5を胴
体部2の裏側から押圧することによって弾性部材4に弾
性挟持されている弾丸10をその弾性に抗して開口部9
を拡開し、弾丸がその先端を通過した瞬間弾性復元力で
弾いて胴体部2から前方に発射させることができる。
【0015】 玩具における弾丸の発射装置aが設けられ
た玩具体1は上述のように構成されているので、その使
用にあたっては、胴体部2に設けた収納部3内に弾丸1
0を収納した状態において、上記胴体部2の裏側から突
出している押圧部材5を押し操作することによって上記
収納部3内において弾性部材4の貫通孔8に弾性挟持さ
れている弾丸10はその弾性に抗して前方におされ拡開
された開口部9を通過し、且つ上記開口部9の弾性復帰
と上記押圧部材5の押圧との作用によって収納部3の開
口から前方に発射される。
【0016】 上述のように玩具における弾丸の発射装置
aによれば、発射装置は玩具体1の胴体部2に設けられ
た前端が開口した収納部3内に配設された弾丸10を弾
性挟持する挟持片4aの基部が円弧状に連結された弾性
部材4と、該弾性部材4に弾性挟持された弾丸10を上
記収納部3から外部に弾き出すためのコ字状の押圧部材
5とによって構成されている。したがって、上記弾丸1
0を弾き出す弾き力を強くすることができるとともに、
図3及び図5に示すように、弾性部材4と押し出し片5
aとの先端がそれぞれ弾丸10の互いに相反する面に係
合しながら弾丸を発射させるので、弾丸が球体状である
にもかかわらず弾丸を支持したり、発射口まで案内する
銃身等のガイド部材を設ける必要がなく構造を簡単且つ
小型にすることができ、小型の玩具にも採用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る玩具における弾丸の発射装置が設
けられたロボット様の玩具体を表から見た状態の斜視図
である。
【図2】上記玩具体を裏から見た状態の斜視図である。
【図3】上記玩具体の胴体部分の縦断面図である。
【図4】上記玩具体の胴体部分の横断面図である。
【図5】図4に示す玩具体の胴体部分の横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 玩具体 3 収納部 4 弾性部材 4a 挟持片 5 押圧部材 5a 押し出し片 10 弾丸 a 弾丸の発射装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記要件を備えることを特徴とする玩具
    における弾丸の発射装置。 (イ)玩具体には球体の弾丸を収納する前端が開口し
    た収納部が形成され、該収納部には上記弾丸を弾性挟持
    する弾性部材が設けられていること (ロ)上記弾性部材は2つの挟持片の基部が円弧状に連
    結され、挟持片の前端間の距離は弾丸の直径よりも小さ
    く形成されていること (ハ)上記収納部に弾性部材の弾性に抗して上記弾丸を
    前方に押し出す押圧部材が設けられるとともに、該押圧
    部材の後端は玩具体の外側から押し操作可能に突出して
    いること (ニ)上記押出し部材に形成された平行な2個の押出し
    片は、その先端が弾丸の後方から弾丸の上記弾性部材を
    はさんで互いに反対側の面に当接して弾丸を前方に押し
    出すように形成されていること
JP1993007379U 1993-02-02 1993-02-02 玩具における弾丸の発射装置 Expired - Lifetime JP2556954Y2 (ja)

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JPH0658999U JPH0658999U (ja) 1994-08-16
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JPS59232572A (ja) * 1983-06-15 1984-12-27 株式会社タカラ 銃砲玩具

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