JP2555673B2 - 楽譜版下作成装置 - Google Patents

楽譜版下作成装置

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JP2555673B2 JP5329688A JP5329688A JP2555673B2 JP 2555673 B2 JP2555673 B2 JP 2555673B2 JP 5329688 A JP5329688 A JP 5329688A JP 5329688 A JP5329688 A JP 5329688A JP 2555673 B2 JP2555673 B2 JP 2555673B2
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浩樹 笹野
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は楽譜構成データを入力し、この入力されたデ
ータに基づいて楽譜の版下を作成する楽譜版下作成装置
に係わり、特に曲の移調を自動的にしかも容易に行ない
得るようにした楽譜版下作成装置に関する。
<従来の技術> 従来から、楽譜構成データを入力し、この入力された
データに基づいて楽譜の版下を作成する楽譜版下作成装
置の開発には、種種の試みがなされてきている。一般
に、楽譜構成データは重要な地位を占めており、この音
符データをどのように入力し、処理するかに関して、過
去にヨーロッパ特許公開公報第53393号にその例が開示
されている。
この公報に開示された発明によれば、音符データは音
の高さのデータ(音高データ)と音の長さの(音長デー
タ)とは共にファンクションキーボードとから入力さ
れ、更に音符にシャープ”#”やフラット”♭”等の臨
時記号を付ける必要のある場合には、更に臨時記号を意
味するファンクションキーを押すことにより、臨時記号
の入力が行われている。しかし、このような入力方法に
おいては、音符データの入力は音の高さおよび音の長さ
の両方のデータを共にファンクションキーボードで行う
ために、操作をスムーズに行えないという問題があっ
た。すなわち、例えば三つあるいはそれ以上の音を同時
に演奏することを表す和音の入力などは、それぞれ別に
入力しなければならなかった。
一方、印刷すべき楽譜の原稿は通常手書きによる楽譜
であり、この原稿を見ながらピアノなどの演奏を行う如
くしてピアノキーボードから音の高さデータが入力でき
れば、入力のスピード化が図れる。このような考えか
ら、音の高さのデータをピアノキーボードタイプの入力
装置から入力する方法に関しては、英国特許第1337201
号公報に開示されている。この英国特許に開示された発
明によれば、音符データはファンクションキーボードに
よる入力にるもスムーズに行われ、また臨時記号の入力
はピアノキーの黒鍵を押すことにより行われることが好
ましいと考えられる。しかし、このようなシステムで
は、編集された楽譜構成データは一度ホストコンピュー
タへ転送されて、グラフィックプリンタでプリントアウ
トされるので、システムが大掛かりになっていた。
そこで近年になって、楽譜版下作成装置をホストコン
ピュータと切断して、パソコンタイプで楽譜を作成する
装置が開発されてきている。これは、版下作成のための
出力装置をパソコンに接続することにより、容易に版下
を作成するものである。
また、入力した楽譜構成データは表示画面上で原稿ど
おりに楽譜を作成できるので、従来のようにコードで表
示された楽譜版下作成装置に比較して格段の進歩を成す
に至っている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような楽譜版下作成装置にも、次
のような問題がある。
すなわち、ピアノキーボードとファンクショクキーボ
ードにより入力作成された楽譜構成データに対して、移
調された楽譜構成データを作成しようとした場合、音楽
的にかなり高度な知識が必要であり、素人にとって移調
を適切に行うことが非常に困難である。更に計算機によ
って移調されたとしても、特にナチュラル ダブルシャープ ダブルフラット をどのように換するかが十分に対応できていないのが現
状である。この場合、移調とは、ある曲を、曲の各音の
相対的な音程関係を変えずに、そっくり別な高さに移す
ことをいう。本発明は上述のような問題点を解決するた
めに成されたもので、ナチュラル ダブルシャープ ダブルフラット 等が複雑に絡み合った楽譜においても、移調を音楽的知
識の乏しい素人でも容易にかつ自動的に行うことが可能
な楽譜版下作成装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するために本発明では、演算制御手
段が移調前の個々の主音と移調後の調の主音との音程差
を算出し、その音程差だけ平行移動する手段、及び移調
前の個々の音譜に付された臨時記号と調号との関係が移
調後の臨時記号と調号との関係が等しくなるように移調
後の臨時記号を決定する手段とを含み、自動的に移調す
ることを可能にしたものである。
<作用> 本発明によれば、以上のような手段を用いていること
により、音楽キーボード手段から入力されたデータと楽
譜作成演算に必要なデータに基づいて、演算制御手段で
移調が自動的に行なわれる。これにより、一度作成した
楽譜の版下に対して、移調された版下を必要とする場合
も、音楽的知識に乏しいオペレータでも簡単な操作でし
かも短時間で作成することが可能となる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第1図は、本発明による楽譜版下作成装置
の構成例を示す概略図である。第1図において、1は複
数の音符を同時に押すことができ、更に臨時記号の付さ
れた音符を押すことのできる全音階キー群と半音階キー
群とを有する第1の音楽キーボード手段としてのピアノ
キーボードであり、原稿の音符データに従ってキー操作
を行うことにより、それに対応した音高データ(音の高
さデータ)を入力するものである。2は複数のファンク
ションキーおよび英数字キーを有する第2の音楽キーボ
ード手段としてのファンクションキーボードであり、原
稿の音符データに従ってキー操作を行うことにより、そ
れに対応した音長データ(音の長さのデータ)、および
コード化された歌詞等のその他の楽譜構成データを入力
するものである。
また、3はピアノキーボード1、ファンクションキー
ボード2から入力されたデータ、および楽譜作成演算に
必要なデータを記憶するメモリと、このメモリに記憶さ
れたデータに対して所定の演算を行ない、かつこの演算
結果に基づいて楽譜を作成する演算制御部とを備えてな
るパーソナルコンピュータである。ここで演算制御部に
は、楽譜内の音符を自動的に移調する機能、すなわち後
述する自動移調機能を持たせている。また、メモリに記
憶されるデータとしては、楽譜の段データ、五線デー
タ、音符データ(音高データ、音長データ)、記号デー
タ、歌詞データ等がある。
更に、4はパーソナルコンピュータの演算制御部によ
り作成された音譜を画面表示する表示部、また5はこの
表示部4により表示された楽譜の版下を印刷する出力手
段としてのプリンタである。なお、6は表示部4上のデ
ータの入力位置を指示する指示手段としてのマウスであ
る。
次に、演算制御部の有している自動移調機能について
説明する。
まず始めに、移調の条件としては、以下の項目が挙げ
られる。
楽譜上の音符の位置は、移調前と移調後において、平
行移動の関係にある。
移調前に臨時記号が付いていた音符には、移調後も必
ず臨時記号が付く。
移調前に臨時記号が付いていなかった音符には、移調
後も必ず臨時記号が付かない。
転調も平行移動する。
次に、楽譜上での移調の方法について述べる。調号を
数値で表すために、第2図のように調号の値を決める。
また、長調での各調号とその主音については第3図のよ
うに決定されている。調号と主音の関係により移調が行
われた場合に音符の高さをどれだけ変更させるべきかが
決定される。第4図にホ長調がから変イ長調への移調例
を示す。第3図よりホ長調とハ長調との差は長3度、さ
らにハ長調と変イ長調との差は短6度であることより音
符の位置は移調後、第4間に表示されている。このよう
に、音符の移動を先に行う。
次に、移調の際の各音符に付く臨時記号の処理につい
て述べる。臨時記号を処理する場合はその意味を明確に
させて行う。つまり、移調前の五線内で当該の臨時記号
を調号と比較することにより、「#なら半音上げる」、
「♭なら半音下げる」などというように意味を与え、移
調後の五線内でもそれと同じ意味を持たせて、更に移調
された調号と比較することにより正確な移調を行うこと
ができる。
臨時記号の処理について第5図に例を表示する。第5
図は変ロ長調からト長調に移調した例である。(1)で
は変ロ長調での#の意味が「半音上げる」である。移調
後のト長調でも「ニ音」を「半音上げる」ためそのまま
#が表示される。(2)では変ロ長調での♭の意味が
「半音下げる」である。移調後のト長調では調号により
「半音上げ」られた「ヘ音」を「半音下げる」ため が表示される(3)では変ロ長調での#の意味が「半音
上げる」である。移調後のト長調では調号により「半音
上げ」られた「ヘ音」をさらに「半音上げる」ため が表示される。
ここで臨時記号の値をそれぞれ #=(+1) ♭=(−1) と定義すると第5図の例に関して次の式が成り立つ。左
辺の第1項は移調前の音符に表示されている臨時記号の
意味であり、第2項は移調後の音符と調号との関係を意
味する。右辺には移調後の五線上で実際に表示される臨
時記号が求められる。
(1)(+1)+(0)=(+1) (2)(−1)+(+1)=(0) (3)(+1)+(+1)=(+2) 臨時記号の処理で注意しなげればならないものに がある。
を移調後の五線上で表現するためには、移調前の五線上
での意味を明確にさせて行なう。
は#、♭などの臨時記号の意味を取り消すために使われ
るため、同一小節内の同じ高さの音符をも参考にしなけ
ればならない。第6図に を含む移調の例を示す。第6図の例では「ハ音」の#が
移調後「ロ音」の に変更されている。その変位は、 (0)−(+1)=(−1) である。「ハ音」の に対して同じ変位だけ移動させると、 (0)+(−1)=(−1) である。
従って移調後の「ロ音」には♭が表示されている。こ
のように、移調の変位を数値で表すことにより。
を含んだ複雑な場合にも対応することができる。
次に、第7図に示すフロー図に基づいて、本楽譜版下
作成装置における自動移調機能の作用について説明す
る。
まず、オペレータがどの五線に対してどのような移調
を行うか初期値を指示する。(S1) 次に、音符の高さの移動を第3図の調号と主音の関係
を基に行う。すなわち、移調前の調の主音と移調後の調
の主音との音程を計算し、S1により指示された五線上の
すべての音符について、その音程分だけ平行移動する。
(S2) 次に、 以外の臨時記号が付いている音符について処理を行う。
すなわり、移調前の五線において、個々の臨時記号が調
号との関係においてどのような意味を持っているかを計
算し、その意味を移調後の五線においても調号との関係
において反映するように計算して、実際に表示する臨時
記号を決定する。(S3) 次に、 が付いている音符について処理を行う。すなわち移調前
の五線において、個々の がどのような意味を持っているかを、同一小節内で前方
にある同じ高さの直近の音符を探し、それを参考にして
計算するか、または、そのような音符がなければ、調号
との関係において計算し、その意味を移調後の五線にお
いても調号との関係において反映するようにして計算し
て、実際に表示する臨時記号を決定する。(S4) 指示された五線のすべての音符に対して移調の処理を
行なって終了する。(S5) <発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、自動移調機能を
持たせるようにしたので、臨時記号が複雑に絡み合った
楽譜においても、音楽的知識の少ない素人でも容易にか
つ自動的に移調できる楽譜版下作成装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による楽譜版下作成装置の一実施例を示
す全体構成図、第2図は、調号・調名と調号の値との関
係を示す図、第3図は調合と主音の関係を示す図、第4
図乃至第6図は実施例における作用をそれぞれ説明する
ための図、第7図は実施例における作用を説明するため
のフロー図である。 1……ピアノキーボード(第1キーボード手段) 2……ファンクションキーボード(第2キーボード手
段) 3……パーソナルコンピュータ 4……画面表示部 5……プリンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の音譜を同時に押すことができ更に臨
    時記号の付された音譜を押すことのできる全音階キー群
    と半音階キー群とを有し、キー操作に対応した音高デー
    タを入力する第1の音楽キーボード手段と、複数のファ
    ンクションキーおよび英数字キーを有し、キー操作のデ
    ータを音長データおよびその他の楽譜構成データとして
    入力する第2の音楽キーボード手段と、前記第1および
    第2の音楽キーボード手段から入力されたデータ、およ
    び楽譜作成演算に必要なデータを記憶するメモリ手段
    と、このメモリ手段に記憶されたデータに対しての所定
    の演算を行ない、かつこの演算結果に基づいて楽譜を作
    成する演算制御手段と、この演算制御手段により作成さ
    れた楽譜を画面表示する表示手段と、この表示手段によ
    り表示された楽譜の版下を作成する出力手段とを備えた
    楽譜版下作成装置において、前記演算制御手段は移調前
    の調の主音と移調後の調の主音との音程差を算出し、そ
    の音程差だけ平行移動する手段、及び移調前の個々の音
    譜に付された臨時記号と調号との関係が移調後の臨時記
    号と調号との関係と等しくなるように移調後の臨時記号
    を決定する手段とを含むことを特徴とする楽譜版下作成
    装置。
  2. 【請求項2】該演算制御手段は、移調の前後にナチュラ
    ダブルシャープ ダブルフラット を変換する機能を有するものである特許請求の範囲第1
    項記載の楽譜版下作成装置。
JP5329688A 1988-03-07 1988-03-07 楽譜版下作成装置 Expired - Lifetime JP2555673B2 (ja)

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JPH01225955A JPH01225955A (ja) 1989-09-08
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