JP2555056Y2 - 宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器 - Google Patents

宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器

Info

Publication number
JP2555056Y2
JP2555056Y2 JP1991059511U JP5951191U JP2555056Y2 JP 2555056 Y2 JP2555056 Y2 JP 2555056Y2 JP 1991059511 U JP1991059511 U JP 1991059511U JP 5951191 U JP5951191 U JP 5951191U JP 2555056 Y2 JP2555056 Y2 JP 2555056Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
cooling medium
plate
flowing
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991059511U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0512400U (ja
Inventor
紘一 千葉
歳和 矢野
正人 小熊
省吾 泉
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP1991059511U priority Critical patent/JP2555056Y2/ja
Publication of JPH0512400U publication Critical patent/JPH0512400U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555056Y2 publication Critical patent/JP2555056Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は宇宙機の熱制御系排熱用
プレートフィン型フラッシュ式蒸発器に係り、特に、冷
却媒体流通用フィンプレートのフィン部の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、温度変化が過激な宇宙空間を航
行するスペースシャトル等の宇宙機には宇宙飛行士の居
住区やコンピュータ等の精密電子機器等が多数設けられ
ており、これら内部の温度は熱制御系によって高い精度
で制御されている。
【0003】この熱制御系の一つには、宇宙機内で発生
した熱を水蒸気と共に外部に排熱するためのフラッシュ
式蒸発器が設けられているが、従来のフラッシュ式蒸発
器では冷却媒体が完全に気化せずミスト状のまま通過し
てしまうキャリーオーバが頻繁に発生して冷却効率が低
下したり、このミストが宇宙機の排出ダクト等に凍結し
たり、さらに装置が大きいため、宇宙機の占有スペース
が増加するといった種々の欠点があった。そこで、本考
案者はこれらの欠点を有効に解決するために宇宙機の熱
制御系排熱用フラッシュ式蒸発器を先に提案している
(実願平1−132147号)。
【0004】この宇宙機の熱制御系排熱用フラッシュ式
蒸発器は図9に示すように、高温の水やアンモニア等の
冷却媒体Rを流通させて蒸気化Sする冷却媒体Rの流路
1 が多数設けられた冷却媒体流通用フィンプレートb
と、加熱媒体Kを流通させて冷却する流路a2 が多数形
成された加熱媒体流通用フィンプレートcとが交互に積
層して形成されたフィンプレート型熱交換部dと、この
フィンプレート熱交換部dを収納するケーシングeと、
このケーシングe内であって、各冷却媒体流通用フィン
プレートbの出入口側にそれぞれ形成されたフラッシュ
ヘッダf、排出ヘッダgと、加熱媒体流通用フィンプレ
ートcの出入口側に対角状にそれぞれ形成された入口ヘ
ッダh、出口ヘッダiとから主に構成されている。そし
て、液体状の冷却媒体Rをフラッシュヘッダfに設けら
れたノズルjによって減圧してフラッシングし、フラッ
シュヘッダf内で略、蒸気1:ミスト9の混合気体とし
た後、この混合気体を各冷却媒体流通用フィンプレート
bの複数の流路a1 にそれぞれに分流して通過させる際
に、冷却媒体流通用フィンプレートbの上下に位置する
加熱媒体流通用フィンプレートcを流れる加熱流体Kに
よって混合気体中のミストを全て蒸発させて、排出ヘッ
ダgから外部に排出している。すなわち、図10に示す
ように各冷却媒体流通用フィンプレートbは平行に設け
られた二枚のプレートk1 ,k2 の間に複数の流路a1
を区画形成するストレートフィンlが設けられており、
このストレートフィンlがプレートk1 ,k2 の表面積
を増加させると共に、混合気体中のミストを捕捉し、捕
捉したミストをプレートk1 ,k2 からの伝熱によって
蒸発させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このストレ
ートフィンlは比較的入手が容易であり、多くのフィン
プレート熱交換部のフィンとして用いられているが、図
示するように、プレートk1 ,k2 側に交互にコ字形に
折り曲げて形成されており、その流路a1 の断面は略長
方形に形成されているため、冷却媒体Rの混合気体中の
ミストの捕捉能力は充分とはいい難く、上述したキャリ
ーオーバや冷却効率の低下等を招く虞がある。そのた
め、ストレートフィンlの折り曲げ間隔を狭くして表面
積を増加させたり、図11に示すようにストレートフィ
ンlを冷却媒体Rの混合気体の流れ方向に複数に分割さ
せて交互に配設させたオフセット型フィンl1 にするこ
とによって、混合気体中のミストの捕捉能力を向上させ
ることも考えられるが、反対に圧力損失が増大し、冷却
媒体Rの流通が妨げられるといった欠点がある。
【0006】そこで本考案はこれらの欠点を有効に解決
するために案出されたものであり、その目的は冷却媒体
Rを流通させる冷却媒体流通用フィンプレートのフィン
の形状を改良することで、圧力損失を減らしてミストの
捕捉能力を向上させる宇宙機の熱制御系排熱用プレート
フィン型フラッシュ式蒸発器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第一の考案は、蒸気とミストの混合気体からなる冷却
媒体を流す冷却媒体流通用フィンプレートと、加熱媒体
が流れる加熱媒体流通用フィンプレートとを交互に積層
した宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシ
ュ式蒸発器において、上記冷却媒体流通用フィンプレー
ト内に、その冷却媒体中のミストを捕捉すべく幅狭の断
面コ字形をしたトラップ部と、冷却媒体中の蒸気をその
まま通過すべく上記トラップ部からテーパ状に広がった
幅広の通過部とからなる断面略フラスコ状をしたフィン
を、そのトラップ部が上記加熱媒体流通用フィンプレー
ト近傍に位置するようにその冷却媒体流通用フィンプレ
ートの幅方向に複数連続して配置したものであり、第二
の考案は、上記フィンを冷却媒体の流れ方向に複数に分
割した分割フィンで形成すると共に、各分割フィンを
記冷却媒体流通用フィンプレートの幅方向にずらして交
互に配設したものであり、さらに第三の考案は上記第一
及び第二の考案で示したフィンの通過部に、これを流れ
冷却媒体を乱流させるスワラを配設したものである。
【0008】
【作用】本考案は以上のように構成したため、先ず第一
の考案はフィンを構成する断面コ字形をした幅狭のトラ
ップ部が冷却媒体流通用フィンプレートを流通する冷却
媒体中のミストを効果的に捕捉すると共に蒸発を促進
し、また、幅広の通過部が蒸気を効率的に流すことにな
る。従って、冷却媒体中のミストの捕捉能力と蒸気化能
力が向上してキャリーオーバ等の不都合を防止し、適当
な過熱度の蒸気を発生させると同時に冷却媒体の圧力損
失の増大を防止することができる。 次に、第二の考案で
は分割フィンの位置を上記冷却媒体流通用フィンプレー
トの幅方向にずらして配設したため、圧力損失は第一の
考案に比較して多少増加するが、冷却媒体とフィンとの
接触頻度が増大するため、冷却媒体中の捕捉能力は第一
の考案以上に向上する。 また、第三の考案では、冷却媒
体流通用フィンプレートを流通する際に冷却媒体が乱流
を発生してフィンへの接触頻度が増大するため、トラッ
プ部による冷却媒体中のミストの捕捉がより促進され
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を説明する。
【0010】図1は本考案の宇宙機の熱制御系排熱用プ
レートフィン型フラッシュ式蒸発器の一実施例を示す一
部破断斜視図である。図示するように、この宇宙機の熱
制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器1
(以下、フラッシュ式蒸発器1とする)は冷却媒体Rを
流通させる冷却媒体流通用フィンプレート3と、この冷
却媒体Rと略クロスフローさせるように加熱媒体Kを流
通させる加熱媒体流通用フィンプレート4とを交互に積
層したフィンプレート型熱交換部5と、このフィンプレ
ート型熱交換部5を収納する箱形状のケーシング6と、
このケーシング6内であって上記フィンプレート熱交換
部5の各冷却媒体流通用フィンプレート3の入口側に設
けられ、冷却媒体Rをフラッシュさせて供給するフラッ
シュヘッダ7と、各冷却媒体流通用フィンプレート3の
出口側に設けられ、各冷却媒体流通用フィンプレート3
を通過した冷却媒体Rを混合して集合させる排出ヘッダ
8と、ケーシング6の両側面であって対角状に設けられ
た各加熱媒体流通用フィンプレート4の各出入口に設け
られ、加熱媒体Kを供給すると共に熱交換して排出する
出入口ヘッダ9,10とから主に構成されている。
【0011】フラッシュヘッダ7の冷却媒体R入口には
スプレノズル11が設けられており、図示しないポンプ
などによって高温高圧の液体状の冷却媒体Rをフラッシ
ュヘッダ7に供給する際に、このスプレノズル11によ
ってこれを減圧してフラッシングし、約蒸気10%、ミ
スト90%の混合気体状にしている。また、排出ヘッダ
8の冷却媒体R出口には排出管12が接続されており、
各冷却媒体流通用フィンプレート3を通過することによ
って気化し、排出ヘッダ8内に集められた冷却媒体Rを
宇宙空間に排出している。
【0012】各冷却媒体流通用フィンプレート3は図2
に示すように、上下に位置する各加熱媒体流通用フィン
プレート4と、この冷却媒体流通用フィンプレート3と
を区画する2枚のプレート13a,13bが平行に所定
の間隔を隔てて設けられており、さらに、このプレート
13a,13b間には冷却媒体Rの流路14をその幅方
向に区画形成するフィン2が冷却媒体Rの流れ方向に沿
って複数設けられている。図示するように、このフィン
2は、その冷却媒体中のミストを捕捉すべく幅狭の断面
コ字形をしたトラップ部16と冷却媒体中の蒸気をその
まま通過すべく上記トラップ部16からテーパ状に広が
った幅広の断面略三角形状をした通過部17とからなる
断面略フラスコ状に形成されており、これらフィン2の
トラップ部16がプレート13a及びプレート13b間
に上下逆になるように冷却媒体流路14の幅方向に沿っ
て交互にろう付け又は溶接されることで冷却媒体流路1
4の略中央部に幅広の通過部17が形成され、プレート
13a,13b近傍に、幅狭の断面コ字形をしたトラッ
プ部16が形成されるようになっている。そして、図3
に示すように、これらフィン2で区画形成された多数の
冷却媒体流路14を通過するフラッシングされた冷却媒
体R中の約90%のミストMがフィン2に触れ、そのV
字形状により、その表面張力によってフィン2のトラッ
プ部16に捕捉された後、後述する加熱媒体流通用フィ
ンプレート4を流れる高温の加熱媒体Kからの熱によっ
て蒸発して、通過部17を流れる蒸気と共に流れて排出
されるようになっている。尚、このフィン2のトラップ
部16は近傍の各プレート13a,13bにそれぞれろ
う付けされており、簡単にずれたり、外れたりしないよ
うになっている。
【0013】一方、図1に示すように、加熱媒体流通用
フィンプレート4にも略四角形状に形成された加熱媒体
Kの加熱媒体流路17を多数区画形成する断面四角形状
のフィン部18が冷却媒体流通用フィンプレート3のフ
ィン部2と立体交差するように設けられており、入口ヘ
ッダ9から流入した加熱媒体Kを通過させる際に、冷却
媒体流通用フィンプレート3を流れる冷却媒体Rと熱交
換させるようになっている。
【0014】この加熱媒体流通用フィンプレート4は図
4に示すように、冷却媒体Rの流れ方向と交差するよう
に加熱媒体Kを流す交差流路4aと、冷却媒体Rの流れ
方向に沿って加熱媒体を流すディストリビュータ4bと
から構成されており、図示矢印に示すように、交差流路
4aを流れる加熱媒体をディストリビュータ4bで交互
に180 °反転させながら蛇行させて流している。
【0015】次に、本考案の作用を説明する。
【0016】宇宙機内の宇宙機器(図示せず)などを冷
却して加熱されたフロンガス等の加熱媒体Kは図1に示
すように、本考案のフラッシュ式蒸発器1の入口ヘッダ
9から各加熱媒体流通用フィンプレート4に分流され蛇
行しながら、各加熱媒体流路17を通過する際に各冷却
媒体流通用フィンプレート3を流れる冷却媒体Rと熱交
換して冷却され、出口ヘッダ10からフラッシュ式蒸発
器1外へ排出されて再び宇宙機器などを冷却することに
なる。
【0017】一方、宇宙機内に設けられた燃料電池(図
示せず)等で発生した水等の高温の冷却媒体Rは加圧ポ
ンプ(図示せず)によって加圧されて図1に示すよう
に、フラッシュヘッダ7側に送られる際に、その冷却媒
体R入口に設けられたスプレノズル11によって減圧さ
れ、フラッシュヘッダ7内で蒸気10%、ミスト90%
の混合気体にフラッシングされる。フラッシュヘッダ7
内でフラッシングされた混合気体状の冷却媒体Rは各冷
却媒体流通用フィンプレート3に分流され、さらに各冷
却媒体流通用フィンプレート3の冷却媒体流路14を流
れる際に、図3に示すように、含まれているミストM
その表面張力によってフィン2の各トラップ部16に捕
捉され、残りの蒸気は幅広の通過部17をそのまま通過
して図1に示すように、排出ヘッダ8に集められ、排出
管12から宇宙空間へ放出される。他方、フィン2の各
トラップ部16に捕捉されたミストMはプレート13
a,13bの外側を流れる高温の加熱媒体Kの熱を奪っ
て蒸発して蒸気となり、幅広の通過部17を流れる蒸気
と共にこの通過部17を通過して排出ヘッダ8に集めら
れ、排出管12から宇宙空間へ放出される。この通過部
17は上述したように冷却媒体流路14の中央部に略三
角形状に開口するように形成されているため、冷却媒体
Rの流路が充分確保され、冷却媒体流路14の蒸気化し
た冷却媒体Rの流通は良好に行われることになる。ま
た、このフラッシュ蒸発器1が使用される宇宙空間は無
重力であるため、図3に示すようにミストMはトラップ
部16の方向に拘わらず、均一にトラップ部16に捕捉
されることになり、加熱媒体流通用フィンプレート4の
伝熱面及びフィン2からの熱により加熱され蒸発し、蒸
気はトラップ部16から離れる。従って、下流になるに
従い、ミスト量は徐々に減少し、そのままトラップ部1
6を伝わって流れ出してしまうことはない。
【0018】このように本考案ではフィン2を幅狭なト
ラップ部16と幅広の通過部17とからなる断面略フラ
スコ形状に形成したため、冷却媒体Rの圧力損失を増加
させずにミストMの捕捉能力を向上させることが可能と
なり、上述したような熱交換効率の低下やキャリーオー
バといった欠点を解消することが達成される。
【0019】また、第二の実施例として図5に示すよう
に、上記フィン2を冷却媒体Rの流れ方向に所定の長さ
ずつ複数に分割した分割フィン19で形成すると共に、
これら各分割フィン19を、そのトラップ部16の位置
が前後と異なるようにずらして冷却媒体Rの流れ方向に
交互に配設すれば、上記の実施例に比較して圧力損失は
多少増加するが、ミストMの捕捉能力は上記の実施例以
上の効果を得ることが可能となる。また、第三の実施例
として図6に示すように、上記フィン部2の冷却媒体R
の冷却媒体流路14内、具体的にはフィン2の各通過部
17にそれぞれスワラ20を配置し、冷却媒体流路14
を流れる冷却媒体Rを旋回させて乱流を発生させること
によってミストMをフィン2の壁面に向けて飛散させ
ようにすれば、第二の実施例と同様に圧力損失は多少増
加するが、ミストMの捕捉能力は第二の実施例以上の効
果を得ることが可能となる。特に、無重力状態の宇宙空
間においては、ミストが分散した状態でそのまま通過部
17を通過してしまうことが考えられるが、本実施例の
ように構成すれば、そのような不都合を効果的に防止す
ることができる。また、第四の実施例として図7に示す
ように、フィン21の断面形状を上記フィン2とは反対
に断面ワイングラス形状に形成しても上述した実施例
と同様にコ字形状をした幅狭のトラップ部16と断面略
三角形状をした幅広の通過部17を形成することが可能
となり、上記実施例と同様の作用効果を発揮することが
できる。尚、このフィン部21では図示するように、断
面ワイングラス形状の根元部上述したトラップ部16と
なる。また、この形状ではフィン部21の底面と各プレ
ート13a,13bとの接触面積が大きくなり、ろう付
けが確実となって加熱側からフィン部21への熱伝達性
を向上させることができる。また、さらに、第五の実施
例として図8に示すように第二の実施例で示した分割フ
ィン19の間隙にミストを壁面に向けて飛散するスワラ
20を設けるようにしてもよい
【0020】
【考案の効果】以上、要するに本考案によれば、冷却媒
体流路を通過する冷却媒体の圧力損失の増加を抑えると
共に、冷却媒体中のミストの捕捉能力が向上するため、
キャリーオーバや熱交換効率の低下を防止することが可
能となって装置の信頼性が向上するといった優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部破断全体斜視図で
ある。
【図2】本考案の第一の実施例のフィンを示す一部拡大
断面斜視図である。
【図3】本考案の第一の実施例のフィンの作用を示す一
部拡大断面図である。
【図4】本考案の熱交換器の加熱媒体流通用フィンプレ
ート構造を示す一部破断平面図である。
【図5】本考案の第二の実施例を示すフィンの一部拡大
断面図である。
【図6】本考案の第三の実施例を示すフィンの一部拡大
断面図である。
【図7】本考案の第四の実施例を示すフィンの一部拡大
断面図である。
【図8】本考案の第の実施例を示すフィンの一部拡大
断面図である。
【図9】従来のプレートフィン型フラッシュ蒸発器を示
す一部破断全体斜視図である。
【図10】従来のプレートフィン型フラッシュ蒸発器の
フィンを示す一部拡大断面図である。
【図11】従来のプレートフィン型フラッシュ蒸発器の
他のフィンを示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
2,21 フィン 3 冷却媒体流通用フィンプレート 4 加熱媒体流通用フィンプレート 5 フィンプレート型熱交換器 7 フラッシュヘッダ 8 排出ヘッダ 9,10 出入口ヘッダ 14 冷却媒体流路 16 トラップ部17 通過部 19 分割フィン 20 スワラ R 冷却媒体 K 加熱媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 泉 省吾 東京都千代田区丸の内一丁目6番2号 石川島播磨重工業株式会社 本社別館内 (56)参考文献 実開 平3−70599(JP,U) 実開 昭59−87582(JP,U) 実開 昭61−115874(JP,U) 実開 平1−151082(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気とミストの混合気体からなる冷却媒
    体を流す冷却媒体流通用フィンプレートと、加熱媒体が
    流れる加熱媒体流通用フィンプレートとを交互に積層し
    た宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ
    式蒸発器において、上記冷却媒体流通用フィンプレート
    内に、その冷却媒体中のミストを捕捉すべく幅狭の断面
    コ字形をしたトラップ部と冷却媒体中の蒸気をそのまま
    通過すべく上記トラップ部からテーパ状に広がった幅広
    の通過部とからなる断面略フラスコ状をしたフィンを、
    そのトラップ部が上記加熱媒体流通用フィンプレート近
    傍に位置するようにその冷却媒体流通用フィンプレート
    の幅方向に複数連続して配置したことを特徴とする宇宙
    機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発
    器。
  2. 【請求項2】 上記フィンを冷却媒体の流れ方向に複数
    に分割した分割フィンで形成すると共に、各分割フィン
    を上記冷却媒体流通用フィンプレートの幅方向にずらし
    て交互に配設したことを特徴とする請求項1記載の宇宙
    機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発
    器。
  3. 【請求項3】 上記フィンの通過部に、これを流れる
    却媒体を乱流させるスワラを配設したことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の宇宙機の熱制御系排熱用プ
    レートフィン型フラッシュ式蒸発器。
JP1991059511U 1991-07-30 1991-07-30 宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器 Expired - Lifetime JP2555056Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059511U JP2555056Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059511U JP2555056Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512400U JPH0512400U (ja) 1993-02-19
JP2555056Y2 true JP2555056Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=13115360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991059511U Expired - Lifetime JP2555056Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555056Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4735393B2 (ja) * 2006-04-24 2011-07-27 株式会社豊田中央研究所 熱交換器及び熱交換型改質器
JP5343511B2 (ja) * 2008-10-30 2013-11-13 株式会社島津製作所 熱交換器
US11808528B2 (en) 2020-02-03 2023-11-07 Hamilton Sundstrand Corporation Evaporator with grooved channels and orifice inserts
US11512908B2 (en) 2020-02-03 2022-11-29 Hamilton Sundstrand Corporation Evaporator with grooved channels

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5987582U (ja) * 1982-11-29 1984-06-13 三菱重工業株式会社 熱交換器
JPS61115874U (ja) * 1984-12-28 1986-07-22
JPH01151082U (ja) * 1988-04-06 1989-10-18
JP3070599U (ja) * 2000-01-28 2000-08-04 有限会社小桜商事 足場安全パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0512400U (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3010855C (en) Elliptically finned heat exchanger comprising indirect and direct heat exchange sections
JP3828482B2 (ja) 熱交換器
US20100317279A1 (en) Cooling systems and heat exchangers for cooling computer components
WO2011058924A1 (ja) 沸騰冷却式熱交換器
US20090056912A1 (en) Thermal device for heat exchange
KR101451791B1 (ko) 간접증발식 액체 냉각 장치
JP2001336896A (ja) 熱交換器および冷凍サイクル装置
WO2022152033A1 (zh) 蒸发器
JP2555056Y2 (ja) 宇宙機の熱制御系排熱用プレートフィン型フラッシュ式蒸発器
US5289871A (en) Evaporation heat exchanger, especially for a spacecraft
JP2000179989A (ja) 吸収式冷温水機の液散布装置
JP2006200852A (ja) 吸収式冷凍機における吸収器
US20090100854A1 (en) Evaporatively cooled condenser
CN117628741A (zh) 冷凝器及包括其的吸收式制冷机组
JP2007155183A (ja) 熱交換器
KR101480830B1 (ko) 간접증발식 액체 냉각기용 열교환기
EP3400412B1 (en) Improvement of thermal capacity of elliptically finned heat exchanger
JP2568769B2 (ja) 吸収冷凍機
JP2002060205A (ja) 燃料改質装置
JP6639959B2 (ja) 熱交換システム
WO2023080181A1 (ja) シェルアンドチューブ式熱交換器、その運転方法及びそれを備えた冷凍装置
JP6783369B2 (ja) 熱交換システム
JP2003294338A (ja) 熱交換器
JPH0539351Y2 (ja)
JPH04313686A (ja) 熱交換ユニット