JP2554151B2 - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

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JP2554151B2
JP2554151B2 JP63335651A JP33565188A JP2554151B2 JP 2554151 B2 JP2554151 B2 JP 2554151B2 JP 63335651 A JP63335651 A JP 63335651A JP 33565188 A JP33565188 A JP 33565188A JP 2554151 B2 JP2554151 B2 JP 2554151B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、いわゆるセキユリテイが要求される用途な
どにおいて有利に実施することができる磁気記録媒体お
よび磁気検出装置に関する。
従来の技術 典型的な先行技術では、強磁性材料の磁化の方向を変
化させて、2値上方の記録を行つている。
発明が解決すべき課題 このような先行技術では、磁気ヘツドなどのような磁
電変換素子を用いて、情報の書込み、読取りが可逆的に
容易であるという利点があるけれども、この反面、偽
造、情報の改竄が容易であり、高度のセキユリテイを達
成することができないという問題がある。
本発明の目的は、磁気記録情報の偽造などの改変を確
実に防ぐことができるようにした磁気記録媒体および磁
気検出装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、ビームの照射によつて3次元的な磁気変態
を生じて記録された領域を有する磁気記録媒体と、 磁電変換素子と、 磁気記録媒体と磁電変換素子とを相対的に変位する手
段とを含み、 磁電変換素子の出力によつて、記録領域の3次元的な
磁気変態を検出することを特徴とする磁気検出装置であ
る。
また本発明は、磁気記録媒体は、強磁性材料から成
り、 前記ビームはレーザビームであることを特徴とする。
また本発明は、前記ビームはイオンビームであること
を特徴とする。
作 用 本発明に従えば、磁気記録媒体にレーザまたはイオン
であるビームを照射することによつて、磁気変態を生じ
て情報を記録する。
このビームのエネルギを変化調節することによつて、
磁気変態を生じる部分の深さを、変化して、3次元で記
録領域を達成することができる。
磁気記録媒体と磁電変換素子とを相対的に変位して、
前記記録領域への磁気変態を3次元的に生じている情報
を検出する。このようにして磁気変態を生じている部分
の深さを磁電変換素子によつて検出して、情報を読取る
ことができる。このような構成を有する磁気記録媒体
は、前述の先行技術におけるように磁化方向を変化して
記録を行う構成とは全く異なつており、その記録情報の
偽造などの改変が困難である。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の簡略化した斜視図であ
る。磁気記録媒体1は、たとえば薄い平板状のカードま
たは帯などであつてもよく、このような磁気記録媒体
は、強磁性材料から成る。このような磁気記録媒体とし
ては、たとえばステンレス鋼などの材料が好適する。
磁気記録媒体1が強化鋼、たとえば圧延を施されたス
テンレス鋼SUS304はマルテンサイト組織を持つ強磁性体
である。このような平板状の磁気記録媒体1上に、レー
ザ2を照射する。このレーザ2によつて、磁気記録媒体
1上に、参照符号3で示す部分に照射し、その部分3を
変態温度以上に加熱して磁気変態を生じさせる。これに
よつてレーザ2が照射された部分3において結晶構造が
オーステナイト構造に変化し、強磁性から強磁性でな
い、たとえば常磁性に変化する。このようにして生じる
照射部分3の2次元平面の大きさは、レーザ2のビーム
径を絞ることによつて制御することができる。その磁気
変態を生じる部分3の深さは、レーザ2のエネルギを変
化することによつて、たとえば1μm程度以内の範囲で
制御することができる。こうしてレーザ2の径とエネル
ギとを変化して、部分3を3次元で形成することができ
る。
レーザ2としては、Arレーザ、Krレーザ、Nd:YAGレー
ザ、グラスレーザ、CO2レーザ、半導体レーザ、および
エキシマレーザなどを用いることができる。このように
して、第2図に示すように、磁気変態を生じた部分4,5,
6,7を形成することができる。磁気変態を生じた部分4
は、長さL1、幅W1および最大深さD1を有しており、その
深さは、長さL1に沿つて変化させることができる。磁気
変態を生じた部分5は、その長さ方向が前記部分4とは
異なつている。また磁気変態を生じた部分6,7の深さD2,
D3を調節することができる。こうして磁気変態を生じた
部分4,5,6,7と、そのような磁気変態が生じていない部
分とによつて、2値情報が記録された領域8が形成され
る。また深さに対応した情報の記録を行うことができ
る。
第3図を参照して、磁気記録媒体1の情報が記録され
た領域8を走査方向9または9aに移動させ、固定位置に
は磁電変換素子10を設け、こうして磁気記録媒体1と磁
電変換素子10とを相対的に変位させる。磁気記録媒体1
は、たとえばローラおよびベルトなどを用いて走査方向
9に駆動することができる。磁気変態を生じた部分4に
おいて、その深さD1に対応して、磁電変換素子10からは
第4図(1)に示されるように出力が変化する。レベル
弁別回路11は、磁電変換素子10の出力を、弁別レベルl
1,l2でレベル弁別を行い、第4図(2)および第4図
(3)で示される出力を導出する。こうして磁気変態を
生じた部分4の深さに対応した情報を読取つて再生する
ことが可能となる。
磁電変換素子10としては、磁気抵抗(略称MR)素子、
ホール素子、およびコアにコイルを巻回して構成される
磁気ヘツドなどを用いることができる。このような磁電
変換素子10は、磁気変態部分4の表面形状よりも小さい
分解能を有し、その検出可能な深さがたとえば数μm程
度であるものを用いる。
磁気記録媒体1をX−Yステージを用いて2次元走査
することによつて、磁気変態を生じている部分4および
その他の部分の3次元パターン情報を読取ることができ
る。
本発明の他の実施例として、磁気変態を生じるため
に、イオンビームを用いてもよく、その加速電圧を変化
させて磁気変態の深さを変化させることができる。イオ
ン種としてH,He,Ar,Xe,N,C,P,O,B,As,Feなどを用いるこ
とができる。製造にあたつては、情報を記録すべき磁性
材料から成る磁気記録媒体上に、希望するパターンにの
みイオンビームが通過する窓を有するマスクを作成して
配置し、そのマスクの各窓から、加速されたイオンを磁
気記録媒体に注入する。これによつて磁気記録媒体の表
面および深さ方向に希望する磁気変態を生じさせて、希
望する情報を記録することができる。
前記マスクを用いる代わりに、集束されたイオンビー
ムを用いて、3次元の磁気変態を生じる部分を描くよう
にしてもよい。この集束イオンビームに用いるイオン種
としては、Ga,B,Si,Auなどを用いることができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、磁気記録媒体にレーザ
またはイオンのビームを照射して磁気変態を生じて情報
を記録するようにしたので、その記録情報の改変を行う
ことは困難であり、偽造が防止され、高度のセキユリテ
イを要求される技術分野において、広範囲に実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図はその磁気
記録媒体1の斜視図、第3図は磁気記録媒体1の読取り
状態を示す斜視図、第4図は第3図に示される実施例の
動作を説明するための波形図である。 1……磁気記録媒体、2……レーザ、3,4,5,6,7……磁
気変態部分、8……記録領域、9……走査方向、10……
磁電変換素子、11……処理回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビームの照射によつて3次元的な磁気変態
    を生じて記録された領域を有する磁気記録媒体と、 磁電変換素子と、 磁気記録媒体と磁電変換素子とを相対的に変位する手段
    とを含み、 磁電変換素子の出力によつて、記録領域の3次元的な磁
    気変態を検出することを特徴とする磁気検出装置。
  2. 【請求項2】磁気記録媒体は、強磁性材料から成り、 前記ビームはレーザビームであることを特徴とする請求
    項1記載の磁気検出装置。
  3. 【請求項3】前記ビームはイオンビームであることを特
    徴とする請求項1記載の磁気検出装置。
JP63335651A 1988-12-31 1988-12-31 磁気検出装置 Expired - Fee Related JP2554151B2 (ja)

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