JP2553912Y2 - 溶接用ワークの固定治具 - Google Patents

溶接用ワークの固定治具

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JP2553912Y2
JP2553912Y2 JP5472391U JP5472391U JP2553912Y2 JP 2553912 Y2 JP2553912 Y2 JP 2553912Y2 JP 5472391 U JP5472391 U JP 5472391U JP 5472391 U JP5472391 U JP 5472391U JP 2553912 Y2 JP2553912 Y2 JP 2553912Y2
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和良 国塩
清 沖田
延明 町原
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溶接用ワークの固定治
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば柱体(コラムともいう)
の端部に端板(ダイヤフラムともいう)を溶接する場
合、柱体の端部に端板を仮溶接した仮組立部材(以下、
ワークという)を、固定治具により固定した状態で、本
溶接が行われていた。
【0003】従来、この本溶接に使用される固定治具
は、図6および図7に示すように、正方形の取付板51
と、この取付板51の対角線上に、すなわち放射状に配
置されてワーク71を載置支持する4個の支持部材52
と、これら各支持部材52に放射方向に沿って形成され
たガイド溝53内に配置されるとともに支持部52aに
回転自在に支持されたねじ軸体54と、このねじ軸体5
4に螺合されるとともに支持部材52のガイド溝53に
案内される固定用金具55ととから構成されていた。
【0004】そして、上記固定用金具55は、ねじ軸体
54に螺合する金具本体61と、この金具本体61に取
付ボルト62により取り付けられるとともにその先端部
にワーク71の端板72を保持するための爪部63aが
設けられた保持具63と、この保持具63の爪部63a
と金具本体61との間に挿入されて爪部63aと金具本
体61との距離を端板72の厚みに等しく調節するため
の調節板64とから構成されていた。
【0005】したがって、固定治具にワーク71を固定
する場合、保持爪63aと金具本体61との間の距離が
ワーク71の端板72の厚みに等しくなるように、金具
本体61と保持具63との間に調節板64を挿入した
後、取付ボルト62により保持具63が金具本体61に
取り付けられていた。
【0006】そして、この後、支持部材52の表面にワ
ーク71を載置支持した後、各ねじ軸体54を回転させ
て四方の固定用金具55を移動させて、端板72の縁部
を保持爪63aと金具本体61との間に挿入させること
により挟持していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の溶接用ワークの固定治具は、柱体の端面に
外周側に突出する端板を有する溶接用ワーク固定治具
であって、取付板の表面に、支持部材を介して取付板の
中心から放射方向に配置されて回転自在な複数個のねじ
軸体と、これら各ねじ軸体にそれぞれ螺合されて移動自
在で、かつ端板の外周側への移動を規制するとともに爪
部により端板の縁部を係止して抜け止めする押さえ金具
と、上記取付板の中央部に配置されて端板を柱体側に押
圧することにより、端板の縁部を押さえ金具の爪部に押
し付けるためのジャッキ部材とを具備したものである。
【0008】そこで、本考案は上記問題を解消し得る溶
接用ワークの固定治具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の溶接用ワークの固定治具は、端板を有する
溶接用ワークを固定するための固定治具であって、取付
板の表面に端板を載置する支持部材を複数個設けるとと
もに、放射方向に複数個のねじ軸体を回転自在に配置
し、これら各ねじ軸体に、先端部に端板の縁部に係脱自
在な爪部を有する押さえ金具を螺合させ、上記取付板の
中央部に、端板を押圧することにより、端板の縁部を押
さえ金具の爪部に押し付けるためのジャッキ部材を設け
たものである。
【0010】
【作用】上記の構成によると、溶接用ワークを固定する
際、端板の中央部をジャッキ部材で押圧することによ
り、端板の縁部を押さえ金具の爪部に一方から押し付け
て固定する。したがって、従来のように、端板の縁部を
両側からしっかりと挟持する場合と異なり、本溶接時に
端板が溶接熱により膨らんだ場合でも、押さえ金具自体
には無理な力が作用しない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。図1に示すように、本実施例における固定
治具11は、柱体1の端部に端板2が仮溶接されてなる
仮組立部材(以下、ワークという)3の端板2を固定保
持して、本溶接を行うためのものである。
【0012】この固定治具11は、図1および図2に示
すように、正方形の取付板12と、この取付板12で
ーク3の端板2の中心に対応する対角線の交点(中心)
から放射状に配置されてワーク3を載置支持する4個の
支持部材13と、これら各支持部材13に放射方向に沿
って形成されたガイド溝14内に配置されるとともに支
持部13aに回転自在に支持された第1ねじ軸体15
と、下部がこの第1ねじ軸体15のねじ部15aに螺合
されるとともにガイド溝14に案内されて移動自在で、
端板2の外周側への移動を規制し、かつ端板2の縁部2
aを係止し抜け止め可能な爪部16aが形成された押さ
え金具16と、上記第1ねじ軸体15の端部に取り付け
られる第1回転用ハンドル17と、上記取付板12の中
心部に配置されて端板2を柱体1側に押圧することによ
り、押さえ金具16の爪部16aに係合される端板2の
縁部2aを、爪部16aに押し付けるためのジャッキ部
材18とから構成されている。
【0013】また、上記ジャッキ部材18は、図1〜図
3に示すように、取付板12側の中央部に設けられた凹
部12aに取付ボルト21を介して配置された支持板2
2と、この支持板22の表面に立設された左右のガイド
板23と、これら両ガイド板23の間にかつ支持板22
表面側に固定配置されるとともに中央部が突出するよう
に両側部に傾斜面24aが形成された固定部材24と、
同じく両ガイド板23の間にかつ端板2側に移動可能に
配置されるとともに中央部が突出するように両側部に傾
斜面25aが形成された可動部材25と、これら固定部
材24と可動部材25との両側に構成されるくさび状凹
部26に配置された一対のくさび部材27と、これら両
くさび部材27に螺合挿通されるとともにその回転によ
り両くさび部材27を互いに接近離間自在にさせる第2
ねじ軸体28と、この第2ねじ軸体28を回転させる回
転軸体29および第2回転用ハンドル30とから構成さ
れている。なお、両側のくさび部材27に螺合する第2
ねじ軸体28のねじ部28aは、互いに逆方向のねじ部
とされている。
【0014】したがって、回転軸体29を介して第2ね
じ軸体28を回転させることにより、両くさび部材27
を互いに接近離間させると、可動部材25は端板2側に
向かって出退移動することになる。
【0015】さらに、上記取付板12側の中央部には、
円形の穴部12bが形成されるとともに、この穴部12
bには、上記ジャッキ部材18の支持板22を支持する
筒状のクッション部材(例えば、ウレタンゴムで構成さ
れたもの)31が挿入されている。
【0016】次に、ワーク3を固定する動作について説
明する。まず、第1回転用ハンドル17を回転させ、互
いに隣接する一対の押さえ金具16を所定の正しい位置
に移動させておき、そして一対の押さえ金具16の爪部
16aにワーク3の端板2を挿入して位置決めを行うと
ともに、各支持部材13の表面にワーク3を載置支持さ
せる。
【0017】次に、同様に第1回転用ハンドル17を回
転させ、残りの一対の押さえ金具16を移動させて、端
板2の他方の縁部2aに係合させる。次に、第2回転用
ハンドル30を回転させ、ジャッキ部材18の可動部材
25を端板2側に向かって突出させて、図4および図5
に示すように、端板2を爪部16aに押し付ける。勿
論、この時、クッション部材31により、端板2には与
圧が付加されてしっかりと固定される。
【0018】このように、端板2の中央部を押圧して、
端板2の縁部2aを爪部16aに一方から押し付けて固
定するようにしているので、従来のように、端板2の縁
部2を両側からしっかりと挟持する場合と異なり、本溶
接時に端板2が溶接熱により膨らんだ場合でも、押さえ
金具16自体には無理な力が作用しない。
【0019】また、ジャッキ部材18もクッション部材
31により支持されているため、端板2が溶接熱により
膨らんだ場合、その膨らみがスムースに吸収されるた
め、端板2自体も保護されることになる。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案の構成によると、溶
接用ワークを固定する際、端板の中央部をジャッキ部材
で押圧することにより、端板の縁部を押さえ金具の爪部
に一方から押し付けて固定するようにしているので、従
来のように、端板の縁部を両側からしっかりと挟持する
場合と異なり、本溶接時に端板が溶接熱により膨らんだ
場合でも、押さえ金具自体には無理な力が作用しなくな
り、したがって押さえ金具自体の寿命を延ばすことがで
きる。
【0021】また、従来のように、調節板を使用しない
ので、ワークの固定作業が非常に容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における溶接用ワークの固定
治具の断面図である。
【図2】同実施例における溶接用ワークの固定治具の平
面図である。
【図3】同実施例における固定治具のジャッキ部材の断
面図である。
【図4】同実施例における固定治具の押さえ金具の平面
図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】従来例の固定治具の一部切欠側面図である。
【図7】従来例の固定治具の要部平面図である。
【符号の説明】
1 柱体 2 端板 3 ワーク 11 固定治具 12 取付板 13 支持部材 15 第1ねじ軸体 16 押さえ金具 16a 爪部 18 ジャッキ部材 22 支持板 23 ガイド板 24 固定部材 25 可動部材 26 くさび状凹部 27 くさび部材 28 第2ねじ軸体 31 クッション部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱体の端面に外周側に突出する端板を有す
    る溶接用ワーク固定治具であって、取付板の表面に、支持部材を介して取付板の中心から放
    射方向に配置されて回転自在な複数個のねじ軸体と、 これら各ねじ軸体にそれぞれ螺合されて移動自在で、か
    つ端板の外周側への移動を規制するとともに爪部により
    端板の縁部を係止して抜け止めする押さえ金具と、 上記取付板の中央部に配置されて端板を柱体側に押圧す
    ることにより、端板の縁部を押さえ金具の爪部に押し付
    けるためのジャッキ部材とを具備したことを特徴とする
    溶接用ワークの固定治具。
JP5472391U 1991-07-16 1991-07-16 溶接用ワークの固定治具 Expired - Lifetime JP2553912Y2 (ja)

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CN114102023B (zh) * 2021-12-15 2024-02-27 苏州庆隆机电有限公司 一种电池组焊接用定位治具

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