JP2553176Y2 - コロナ騒音防止型架空送電線 - Google Patents

コロナ騒音防止型架空送電線

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JP2553176Y2
JP2553176Y2 JP1989108667U JP10866789U JP2553176Y2 JP 2553176 Y2 JP2553176 Y2 JP 2553176Y2 JP 1989108667 U JP1989108667 U JP 1989108667U JP 10866789 U JP10866789 U JP 10866789U JP 2553176 Y2 JP2553176 Y2 JP 2553176Y2
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JP
Japan
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transmission line
spiral rod
corona
overhead transmission
ring
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JP1989108667U
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武男 宗像
隆夫 池谷
純一 佐々木
秀樹 神山
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコロナ騒音を防止したコロナ騒音防止型架空
送電線に関するものである。
〔従来技術〕
一般に架空送電線に10〜15m/secの強風が吹き付ける
と、その架空送電線の風下側にカルマン渦が生じ、この
カルマン渦の剥離によって可聴騒音が発生する。架空送
電線が民家の近くを通る場合は、この可聴騒音が公害と
なる懸念がある。
従来、可聴騒音を防止した架空送電線として図−3に
示すものがある。この騒音防止型架空送電線は、架空送
電線1の外周にアルミ合金で作った直径2〜2.5mmのス
パイラルロッド(らせん状の線状体)2を、その端部が
一部ラップするように全径間にわたって巻き付けたもの
である。
上記構成の騒音防止型架空送電線は、スパイラルロッ
ドによってカルマン渦の形状を不安定化させ、これによ
って可聴騒音を防止するものである。
〔課題〕
しかし従来の騒音防止型架空送電線は、スパイラルロ
ッドの端部の電界強度が強く、このため軽雨時などに当
該位置からコロナが発生し、このコロナに伴う可聴騒
音、すなわちコロナ騒音が生じるという問題があった。
〔課題の解決手段とその作用〕
本考案は、上記のような課題を解決したコロナ騒音防
止型架空送電線を提供するもので、その構成は、架空送
電線の外周に巻き付けた半導電性または導電性のスパイ
ラルロッドの端部に、該端部と電気的に導通させると共
に該端部を覆って半導電性または導電性のリングを取付
けたことを特徴とするものである。
このように、スパイラルロッドの端部と電気的に導通
させると共に該端部を覆った状態でリングを取付けてお
くと、スパイラルロッドの端部の電界強度を弱くするこ
とができるので、その位置からのコロナの発生を抑制で
き、したがってコロナ発生に伴うコロナ騒音を有効に防
止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図−1ないし図−3を参照し
て詳細に説明する。
図−1および図−2は本考案の一実施例を示す。
このコロナ騒音防止型架空送電線は、架空送電線1の
外周に半導電性または導電性のスパイラルロッド2と半
導電性または導電性のリング3とが交互に取付けられて
おり、スパイラルロッド2の端部には、該端部と電気的
に導通させると共に該端部を覆ってリング3が取付けて
ある。すなわち、リング3には孔6が形成されており、
その孔6にスパイラルロッド2の端部を挿入して、スパ
イラルロッド2の端部とリング3とを導通させると共に
スパイラルロッド2の端部をリング3で覆ったものであ
る。
リング3は取付け前はほぼC字状になっており、その
開口端部に凹部と凸部が形成されていて、この凹部と凸
部を嵌合させることにより、架空送電線1に固着できる
ようになっている。
なおスパイラルロッド2の材質としては、アルミ合金
線等の金属線のほかに半導電性のエンジニアリングプラ
スチックや低キューリー点磁性線材等も使用可能であ
る。
上記のように、スパイラルロッド2の端部に、該端部
と電気的に導通させると共に該端部を覆ってリング3を
取付けると、リング3によってスパイラルロッド2の端
部の電界が緩和されるので、スパイラルロッド2の端部
からのコロナ発生を抑制できる。したがって、コロナに
伴うコロナ騒音を有効に防止することができる。
上記のように、リング3の孔6にスパイラルロッド2
の端部を挿入すると、両者の電気的導通が確実になるば
かりでなく、スパイラルロッドとして巻付け把持力の弱
い細径のものやプラスチック系のもの等を使用した場合
でも、スパイラルロッドの移動を防止できるという利点
がある。また従来のスパイラルロッドはその端部を球面
状に加工してコロナを出にくくしてあるが、リングの孔
にスパイラルロッドの端部を挿入すると、球面加工をし
なくても済むという利点もある。
なお上記実施例においては、断面円形のスパイラルロ
ッドの端部をリングの孔に挿入したが、スパイラルロッ
ドの端部を偏平に圧潰し、その部分にリングを取付ける
ようにしてもよい。この場合はリングの孔を省略するこ
とも可能である。
また、本考案で用いるリングの形状はコロナが出にく
い形状であればよく、特に限定されない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るコロナ騒音防止型架
空送電線は、半導電性又は導電性のスパイラルロッドの
端部に、該端部と電気的に導通させると共に該端部を覆
って半導電性または導電性のリングを取付けたので、ス
パイラルロッドの端部からのコロナの発生を抑制でき
る。したがってコロナ発生に伴うコロナ騒音を有効に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
図−1および図−2は本考案の一実施例に係るコロナ騒
音防止型架空送電線の正面図および断面図、図−3は従
来の騒音防止型架空送電線の正面図である。 1:架空送電線 2:スパイラルロッド 3:リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 浜 勇 審判官 鈴木 泰彦 審判官 小池 正利 (56)参考文献 特開 昭63−97334(JP,A) 特開 昭64−34827(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架空送電線の外周に巻き付けた半導電性ま
    たは導電性のスパイラルロッドの端部に、該端部と電気
    的に導通させると共に該端部を覆って半導電性または導
    電性のリングを取付けたことを特徴とするコロナ騒音防
    止型架空送電線。
JP1989108667U 1989-09-19 1989-09-19 コロナ騒音防止型架空送電線 Expired - Lifetime JP2553176Y2 (ja)

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JPH0348326U JPH0348326U (ja) 1991-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6397334U (ja) * 1986-12-16 1988-06-23
JPS6434827U (ja) * 1987-08-27 1989-03-03

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JPH0348326U (ja) 1991-05-09

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