JP2552458B2 - 印刷機のインキ装置 - Google Patents
印刷機のインキ装置Info
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- JP2552458B2 JP2552458B2 JP61224989A JP22498986A JP2552458B2 JP 2552458 B2 JP2552458 B2 JP 2552458B2 JP 61224989 A JP61224989 A JP 61224989A JP 22498986 A JP22498986 A JP 22498986A JP 2552458 B2 JP2552458 B2 JP 2552458B2
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- roller
- fountain
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷機においてインキ壷内に蓄えられたイン
キを版胴上の版面へ供給するインキ装置に関するもので
ある。
キを版胴上の版面へ供給するインキ装置に関するもので
ある。
印刷機のインキ装置は、左右のフレームに軸支されて
回転する壷ローラと、この壷ローラの周面と両端部のせ
き、およびインキブレードで形成される断面三角形状の
インキ壷とを備えており、インキ壷内に蓄えられたイン
キは、壷ローラの回転によりその周面とインキブレード
先端とのすき間から流出して壷ローラの周面に付着す
る。壷ローラの近傍には、これと平行する練りローラが
軸架されており、壷ローラの周面に付着したインキは、
アームに支持されてその揺動により壷ローラと練りロー
ラとの間を往復動する移しローラによつて練りローラに
転移し、このあと多数のローラ群間で転移する間に各方
向へ均一にならされたのち、インキ着ローラで版胴上の
版面に供給される。
回転する壷ローラと、この壷ローラの周面と両端部のせ
き、およびインキブレードで形成される断面三角形状の
インキ壷とを備えており、インキ壷内に蓄えられたイン
キは、壷ローラの回転によりその周面とインキブレード
先端とのすき間から流出して壷ローラの周面に付着す
る。壷ローラの近傍には、これと平行する練りローラが
軸架されており、壷ローラの周面に付着したインキは、
アームに支持されてその揺動により壷ローラと練りロー
ラとの間を往復動する移しローラによつて練りローラに
転移し、このあと多数のローラ群間で転移する間に各方
向へ均一にならされたのち、インキ着ローラで版胴上の
版面に供給される。
このように構成されたインキ装置は、多色刷機の場
合、各色の印刷ユニットに１組ずつ設けられており、例
えば４色印刷の場合、４組の印刷ユニットの各インキ壷
には、通常、赤，青，黄，黒の各色のインキが蓄えら
れ、印刷物の絵柄にしたがつて各色のインキ濃度が設定
される。
合、各色の印刷ユニットに１組ずつ設けられており、例
えば４色印刷の場合、４組の印刷ユニットの各インキ壷
には、通常、赤，青，黄，黒の各色のインキが蓄えら
れ、印刷物の絵柄にしたがつて各色のインキ濃度が設定
される。
しかしながらこのような従来の印刷機においては、上
記のように１色のつき１組のインキ壷とローラ群としか
保有していないために、色替え時には機械を停止してイ
ンキ壷やローラの洗浄を行なわなければならず、休転時
間が長くなつて生産性が低下するという問題があった。
また、レインボー印刷と称して１つのインキ壷に多色の
インキを入れて各色間の境界部をほがしながら印刷を行
なう場合には、インキ壷内をせきで仕切つて異なつた色
のインキを入れていたので、せきからインキが隣りへ洩
れて混色し良好な印刷物が得られないばかりでなく、イ
ンキの容量が制約されるという問題があつた。
記のように１色のつき１組のインキ壷とローラ群としか
保有していないために、色替え時には機械を停止してイ
ンキ壷やローラの洗浄を行なわなければならず、休転時
間が長くなつて生産性が低下するという問題があった。
また、レインボー印刷と称して１つのインキ壷に多色の
インキを入れて各色間の境界部をほがしながら印刷を行
なう場合には、インキ壷内をせきで仕切つて異なつた色
のインキを入れていたので、せきからインキが隣りへ洩
れて混色し良好な印刷物が得られないばかりでなく、イ
ンキの容量が制約されるという問題があつた。
このような問題点を解決するために本発明では、壷ロ
ーラを有するインキ壷装置と移しローラとからなる２組
のインキ移し装置をローラ群中のローラに対して放射状
に配設し、前記２個の壷ローラをそれぞれクランクレバ
ーを介して駆動する１個の偏心回転部材と、前記２個の
移しローラをそれぞれカムレバーを介して駆動する１個
の回転カムを同一駆動軸上に一体的に設けた。
ーラを有するインキ壷装置と移しローラとからなる２組
のインキ移し装置をローラ群中のローラに対して放射状
に配設し、前記２個の壷ローラをそれぞれクランクレバ
ーを介して駆動する１個の偏心回転部材と、前記２個の
移しローラをそれぞれカムレバーを介して駆動する１個
の回転カムを同一駆動軸上に一体的に設けた。
原動側から駆動されて回転体が回転すると、これと駆
動連結された複数組のインキ移し装置が連動し、レイン
ボー印刷の場合には複数色のインキが１個の先頭ローラ
の左右異なつた箇所に供給される。また、１組のインキ
移し装置のみを使用する場合には、遊休となつている他
のインキ移し装置を機械の運転中に洗浄しておけば、色
替え時の準備休転時間が短縮される。
動連結された複数組のインキ移し装置が連動し、レイン
ボー印刷の場合には複数色のインキが１個の先頭ローラ
の左右異なつた箇所に供給される。また、１組のインキ
移し装置のみを使用する場合には、遊休となつている他
のインキ移し装置を機械の運転中に洗浄しておけば、色
替え時の準備休転時間が短縮される。
第１図ないし第３図は本発明に係る印刷機のインキ装
置の実施例を示し、第１図はそのフレーム外側駆動部の
正面図、第２図はフレーム内側における正面図、第３図
は展開・縦断面図である。これらの図において、インキ
装置１は、左右のフレーム２に軸支されるかあるいは揺
動アーム等に支持された多数のローラ群を備えており、
第２図においては、ローラ群中の先頭ローラである練り
ローラ３と、これに続いて互に対接するローラ4,5との
３個のローラのみを示している。そして、練りローラ３
の周囲には、２組のインキ移し装置6,7が放射状に配設
されている。各インキ移し装置6,7は、フレーム２に軸
支されたインキ壷ローラ８と、その周面に先端を添接さ
せてローラ全長にわたつて延びるインキブレード９と、
その両端に密着する３角形板状のせき10とを備えてお
り、インキ壷ローラ８の周面と、インキブレード９およ
び両端のせきとで、樋状のインキ壷11が形成されてい
る。上下のインキ壷ローラ８間には、各インキ移し装置
6,7のアーム軸12が上下に位置して左右のフレーム２に
軸支されており、各アーム軸12は、フレーム２の内側に
隣接して軸着された１対のローラアーム13によつて軸方
向への移動を規制されている。各ローラアーム13の遊端
軸受部には、移しローラ14が、インキ壷ローラ８と練り
ローラ３との間に位置して回動自在に軸支されている。
そして、移しローラ14の径は、両ローラ8,3の周面間の
間隔よりもやゝ小さく形成されている。
置の実施例を示し、第１図はそのフレーム外側駆動部の
正面図、第２図はフレーム内側における正面図、第３図
は展開・縦断面図である。これらの図において、インキ
装置１は、左右のフレーム２に軸支されるかあるいは揺
動アーム等に支持された多数のローラ群を備えており、
第２図においては、ローラ群中の先頭ローラである練り
ローラ３と、これに続いて互に対接するローラ4,5との
３個のローラのみを示している。そして、練りローラ３
の周囲には、２組のインキ移し装置6,7が放射状に配設
されている。各インキ移し装置6,7は、フレーム２に軸
支されたインキ壷ローラ８と、その周面に先端を添接さ
せてローラ全長にわたつて延びるインキブレード９と、
その両端に密着する３角形板状のせき10とを備えてお
り、インキ壷ローラ８の周面と、インキブレード９およ
び両端のせきとで、樋状のインキ壷11が形成されてい
る。上下のインキ壷ローラ８間には、各インキ移し装置
6,7のアーム軸12が上下に位置して左右のフレーム２に
軸支されており、各アーム軸12は、フレーム２の内側に
隣接して軸着された１対のローラアーム13によつて軸方
向への移動を規制されている。各ローラアーム13の遊端
軸受部には、移しローラ14が、インキ壷ローラ８と練り
ローラ３との間に位置して回動自在に軸支されている。
そして、移しローラ14の径は、両ローラ8,3の周面間の
間隔よりもやゝ小さく形成されている。
このような２組のインキ移し装置6,7には、共通の駆
動装置が設けられており、以下、この駆動装置について
説明する。フレーム２の軸孔には、偏心回転部材として
の駆動ギア15が練りローラ３の端軸3aに近接してその真
横に軸支されており、自らの段部とスナツプリング16と
で軸方向への移動を規制されている。この駆動ギア15
は、フレーム２に枢着された中間ギア17との噛合を介し
て原動側と駆動連結されているとともに、端軸3a上のギ
ア18とも噛合っていて練りローラ３を駆動されている。
19は各インキ壷ローラ８の軸端部に固定され一方向への
み回転を伝達する従来周知のワンウエイクラツチであつ
て、本実施例においては、外輪部が第１図に矢印で示す
反時計方向へ回動したときのみこの回動が中心部のロー
ラ端軸8aに伝達されるように構成されている。20は一端
を各ワンウエイクラツチ19の外輪部にピン21で枢着され
た一対のクランクレバーであつて、その他端は、駆動ギ
ア15の軸芯Ｆに対して図に符号ｔで示すだけ偏心した箇
所に重なつてピ22で枢着されており、駆動ギア15の１回
転でピン22が軸芯Ｆを中心に１回周回することにより、
上下のピン21がそれぞれ１回円弧状に往復動するように
構成されている。したがつて駆動ギア15が連続して回転
すると、クランクレバー20とワンウエイクラツチ19とを
介して上下のインキ壷ローラ８が互に位相を違えて所定
角度ずつ矢印方向へ間欠回動する。さらに駆動ギア15の
ボス部には、大径部23aと小径部23bとからなるカム面を
有する移しカム23が嵌合されてボルト24で固定されてお
り、そのカム面には、前記各アーム軸12に基端部を固定
支持されたカムレバー25遊端部のカムフオロア26が対接
している。さらに、各カムフオロア26の軸に一端を枢支
されたばね軸27の他端は、フレーム２に植設されたスタ
ツド28の軸孔に摺動自在に挿通されており、このばね軸
27上には、カムフオロア26をカム面に圧接させる方向の
回動力をカムレバー25に付与する圧縮コイルばね29が介
装されている。なお、第２図において30はインキ壷11内
に蓄えられたインキである。
動装置が設けられており、以下、この駆動装置について
説明する。フレーム２の軸孔には、偏心回転部材として
の駆動ギア15が練りローラ３の端軸3aに近接してその真
横に軸支されており、自らの段部とスナツプリング16と
で軸方向への移動を規制されている。この駆動ギア15
は、フレーム２に枢着された中間ギア17との噛合を介し
て原動側と駆動連結されているとともに、端軸3a上のギ
ア18とも噛合っていて練りローラ３を駆動されている。
19は各インキ壷ローラ８の軸端部に固定され一方向への
み回転を伝達する従来周知のワンウエイクラツチであつ
て、本実施例においては、外輪部が第１図に矢印で示す
反時計方向へ回動したときのみこの回動が中心部のロー
ラ端軸8aに伝達されるように構成されている。20は一端
を各ワンウエイクラツチ19の外輪部にピン21で枢着され
た一対のクランクレバーであつて、その他端は、駆動ギ
ア15の軸芯Ｆに対して図に符号ｔで示すだけ偏心した箇
所に重なつてピ22で枢着されており、駆動ギア15の１回
転でピン22が軸芯Ｆを中心に１回周回することにより、
上下のピン21がそれぞれ１回円弧状に往復動するように
構成されている。したがつて駆動ギア15が連続して回転
すると、クランクレバー20とワンウエイクラツチ19とを
介して上下のインキ壷ローラ８が互に位相を違えて所定
角度ずつ矢印方向へ間欠回動する。さらに駆動ギア15の
ボス部には、大径部23aと小径部23bとからなるカム面を
有する移しカム23が嵌合されてボルト24で固定されてお
り、そのカム面には、前記各アーム軸12に基端部を固定
支持されたカムレバー25遊端部のカムフオロア26が対接
している。さらに、各カムフオロア26の軸に一端を枢支
されたばね軸27の他端は、フレーム２に植設されたスタ
ツド28の軸孔に摺動自在に挿通されており、このばね軸
27上には、カムフオロア26をカム面に圧接させる方向の
回動力をカムレバー25に付与する圧縮コイルばね29が介
装されている。なお、第２図において30はインキ壷11内
に蓄えられたインキである。
以上のように構成されていることにより、例えばレイ
ンボー印刷の場合、各インキ壷11にそれぞれ異なつた色
のインキ30をいつぱい入れ、インキブレード９を分割式
のものにして必要箇所のみにすき間を形成したのち運転
を開始すると、原動側の回転は中間ギア17と駆動ギア15
およびギア18を介し練りローラ３に伝達されて回転する
とともに、その他のローラ群4,5……も回転する。駆動
ギア15が回転すると、ピン22が周回してクランクレバー
20が往復動し、ワンウエイクラツチ19を介し各インキ壷
ローラ８が互に位相を違えて同方向へ所定角度ずつ間欠
回転する。一方駆動ギア15と一体の移しカム23が回転す
ると、そのカム面と圧縮コイルばね29との協働によりカ
ムレバー25が揺動し、これとアーム軸12で一体化された
ローラアーム13が揺動して移しローラ14は、インキ壷ロ
ーラ８と練りローラ３との周面へ交互に接触するように
往復動する。インキ壷ローラ８の間欠回動によりインキ
壷11内のインキ30はインキ壷ローラ８の周面と、インキ
ブレード９の先端とのすき間から流出してインキ壷ロー
ラ８の周面に付着し、このインキは往復働動する移しロ
ーラ14によつて練りローラ３へ間欠的に供給されたの
ち、ローラ群4,5……を経て版胴上の版面に供給され
る。本実施例では各インキ壷11に互に異なつた色のイン
キ30が入れられていて、分割式のインキブレード９が、
一方のインキ壷11と他方のインキ壷11とでは互に機幅方
向に位相を違えた位置で開いているので、版面へは２色
のインキが版幅方向へ位相を違えて供給され、その境界
部がぼかされてレインボー印刷の画像が形成される。こ
の場合、１つのインキ壷を仕切つて２色のインキを入れ
ていた従来のインキ壷と比較して容量が倍増し、また混
色のおそれがない。各インキ壷11をせきで仕切れば多色
のレインボー印刷が可能であるが、この場合も２つのイ
ンキ壷に多色を千鳥状に配列すれば隣接するインキ間の
間隔が大きく開き混色のおそれが少ない。
ンボー印刷の場合、各インキ壷11にそれぞれ異なつた色
のインキ30をいつぱい入れ、インキブレード９を分割式
のものにして必要箇所のみにすき間を形成したのち運転
を開始すると、原動側の回転は中間ギア17と駆動ギア15
およびギア18を介し練りローラ３に伝達されて回転する
とともに、その他のローラ群4,5……も回転する。駆動
ギア15が回転すると、ピン22が周回してクランクレバー
20が往復動し、ワンウエイクラツチ19を介し各インキ壷
ローラ８が互に位相を違えて同方向へ所定角度ずつ間欠
回転する。一方駆動ギア15と一体の移しカム23が回転す
ると、そのカム面と圧縮コイルばね29との協働によりカ
ムレバー25が揺動し、これとアーム軸12で一体化された
ローラアーム13が揺動して移しローラ14は、インキ壷ロ
ーラ８と練りローラ３との周面へ交互に接触するように
往復動する。インキ壷ローラ８の間欠回動によりインキ
壷11内のインキ30はインキ壷ローラ８の周面と、インキ
ブレード９の先端とのすき間から流出してインキ壷ロー
ラ８の周面に付着し、このインキは往復働動する移しロ
ーラ14によつて練りローラ３へ間欠的に供給されたの
ち、ローラ群4,5……を経て版胴上の版面に供給され
る。本実施例では各インキ壷11に互に異なつた色のイン
キ30が入れられていて、分割式のインキブレード９が、
一方のインキ壷11と他方のインキ壷11とでは互に機幅方
向に位相を違えた位置で開いているので、版面へは２色
のインキが版幅方向へ位相を違えて供給され、その境界
部がぼかされてレインボー印刷の画像が形成される。こ
の場合、１つのインキ壷を仕切つて２色のインキを入れ
ていた従来のインキ壷と比較して容量が倍増し、また混
色のおそれがない。各インキ壷11をせきで仕切れば多色
のレインボー印刷が可能であるが、この場合も２つのイ
ンキ壷に多色を千鳥状に配列すれば隣接するインキ間の
間隔が大きく開き混色のおそれが少ない。
次に通常の印刷の場合には、２組のインキ壷11のう
ち、一方のインキ壷11にのみインキを入れて印刷を行な
うが、この場合、移しカム23とカムフォロア26との対接
を解除して遊休となつている他方のインキ壷11を印刷作
業中に洗浄して次の色を入れておけば、色替え時におけ
る準備時間が大幅に短縮される。
ち、一方のインキ壷11にのみインキを入れて印刷を行な
うが、この場合、移しカム23とカムフォロア26との対接
を解除して遊休となつている他方のインキ壷11を印刷作
業中に洗浄して次の色を入れておけば、色替え時におけ
る準備時間が大幅に短縮される。
〔発明の効果〕 以上の説明により明らかなように、本発明によれば印
刷機のインキ装置において、壷ローラを有するインキ壷
装置と移しローラとからなる２組のインキ移し装置をロ
ーラ群中のローラに対して放射状に配設し、前記２個の
壷ローラをそれぞれクランクレバーを介して駆動する１
個の偏心回転部材と、前記２個の移しローラをそれぞれ
カムレバーを介して駆動する１個の回転カムとを同一駆
動軸上に一体的に設けたことにより、一方のインキ壷に
インキを入れて印刷中に他方のインキ壷と移しローラと
を洗浄して色替え準備をすることができるので、色替え
時の休転時間が大幅に短縮され、生産性が短縮される。
またレインボー印刷のときには２組のインキ壷に互に異
なつた色のインキを入れて印刷を行なえば、混色のおそ
れがなくて印刷物の品質が向上し、従来と比べてインキ
壷に蓄えられるインキ容量が増大して生産性が向上す
る。また、２組のインキ移し装置が駆動源を共用して放
射状に配設されていることにより、構造が簡単で占有ス
ペースが小さく全体をコンパクトに構成することができ
る。
刷機のインキ装置において、壷ローラを有するインキ壷
装置と移しローラとからなる２組のインキ移し装置をロ
ーラ群中のローラに対して放射状に配設し、前記２個の
壷ローラをそれぞれクランクレバーを介して駆動する１
個の偏心回転部材と、前記２個の移しローラをそれぞれ
カムレバーを介して駆動する１個の回転カムとを同一駆
動軸上に一体的に設けたことにより、一方のインキ壷に
インキを入れて印刷中に他方のインキ壷と移しローラと
を洗浄して色替え準備をすることができるので、色替え
時の休転時間が大幅に短縮され、生産性が短縮される。
またレインボー印刷のときには２組のインキ壷に互に異
なつた色のインキを入れて印刷を行なえば、混色のおそ
れがなくて印刷物の品質が向上し、従来と比べてインキ
壷に蓄えられるインキ容量が増大して生産性が向上す
る。また、２組のインキ移し装置が駆動源を共用して放
射状に配設されていることにより、構造が簡単で占有ス
ペースが小さく全体をコンパクトに構成することができ
る。
第１図ないし第３図は本発明に係る印刷機のインキ装置
の実施例を示し、第１図はそのフレーム外側駆動部の正
面図、第２図はフレーム内側における正面図、第３図は
展開縦断面図である。 １……インキ装置、３……練りローラ、6,7……インキ
移し装置、８……インキ壷ローラ、９……インキブレー
ド、10……せき、11……インキ壷、12……アーム軸、13
……ローラアーム、14……移しローラ、15……駆動ギ
ア、17……中間ギア、19……ワンウエイクラツチ、20…
…クランクレバー、21,22……ピン、23……移しカム、2
5……カムレバー、30……インキ。
の実施例を示し、第１図はそのフレーム外側駆動部の正
面図、第２図はフレーム内側における正面図、第３図は
展開縦断面図である。 １……インキ装置、３……練りローラ、6,7……インキ
移し装置、８……インキ壷ローラ、９……インキブレー
ド、10……せき、11……インキ壷、12……アーム軸、13
……ローラアーム、14……移しローラ、15……駆動ギ
ア、17……中間ギア、19……ワンウエイクラツチ、20…
…クランクレバー、21,22……ピン、23……移しカム、2
5……カムレバー、30……インキ。
Claims (1)
- 【請求項１】壷ローラを有するインキ壷装置と移しロー
ラとからなる２組のインキ移し装置をローラ群中のロー
ラに対して放射状に配設し、前記２個の壷ローラをそれ
ぞれクランクレバーを介して駆動する１個の偏心回転部
材と、前記２個の移しローラをそれぞれカムレバーを介
して駆動する１個の回転カムとを同一駆動軸上に一体的
に設けたことを特徴とする印刷機のインキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61224989A JP2552458B2 (ja) | 1986-09-25 | 1986-09-25 | 印刷機のインキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61224989A JP2552458B2 (ja) | 1986-09-25 | 1986-09-25 | 印刷機のインキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6381045A JPS6381045A (ja) | 1988-04-11 |
| JP2552458B2 true JP2552458B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16822348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61224989A Expired - Fee Related JP2552458B2 (ja) | 1986-09-25 | 1986-09-25 | 印刷機のインキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2552458B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2998117A1 (en) | 2014-09-19 | 2016-03-23 | KBA-NotaSys SA | Inking apparatus of a printing press, printing press comprising the same and method of producing a vibrator roller |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5759762A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-10 | Ricoh Co Ltd | Inking device in printing press |
| JPS59222356A (ja) * | 1983-06-01 | 1984-12-14 | Komori Printing Mach Co Ltd | 輪転印刷機のインキ装置 |
-
1986
- 1986-09-25 JP JP61224989A patent/JP2552458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6381045A (ja) | 1988-04-11 |
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