JP2552148B2 - 火災検知方法及び装置 - Google Patents

火災検知方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、赤外線検出方式に基づく火災検知方法及び
装置に関するものであり、特には入射赤外線を複数の波
長帯に分離し、それぞれの波長帯での出力比較により温
度を求め、かつ、その温度における一つ又は幾つかの出
力をあらかじめ設定した値と比較して発熱面積を求め、
該温度及び発熱面積がある一定時間以上増加傾向にあれ
ば、火災と判断することを特徴とする火災検知方法及び
装置に関する。
本発明は、電熱器、ガスコンロ、ストーブ等の非火災
源による誤報を無くし、信頼性の高い且つ高感度の火災
検知を可能ならしめ、一般住宅、ビルディング、倉庫等
における火災防止システムにおいて好適に利用すること
ができる。
(従来技術とその問題点) 従来より火災発生を自動的に検出する火災検知方法及
び装置が多数提唱されている。これらは一定の監視範囲
内で火災の発生の有無を検知することが目的であり、非
火災熱源に基づく誤動作が少なく、火災を高感度で検知
することが重要である。
これまで例えば、光電管やバイメタルを利用する火災
検知器が多く用いられたが、光電管の場合紫外線領域の
波長に敏感に感応し、太陽光や電灯等からの光線によっ
て誤動作しやすく、他方バイメタル型のものは感度が低
すぎて実用性に乏しかった。テレビジョンカメラにて監
視する方式も使用されたが、状況判断がしづらく、テレ
ビカメラの設置台数も多くなりすぎ、加えて常時監視す
ることを必要とするので、所期程の成果が得られていな
い。
こうした状況において、近頃では、炎から発せられる
赤外線を検知する赤外線検知方式に大きな関心と期待が
寄せられている。こうした赤外線検知方式においても、
単に一定水準の赤外線出力信号を検知する単純なものか
ら進んで、赤外線検出器の出力信号レベルがある時間以
上増加傾向にあるか否かを識別する識別回路を組込んだ
火災検知器が提唱された(特公昭56−7196号)。
しかし、信頼性向上のため、火炎からの赤外線放射を
2種以上の波長帯で別々に検知し、それらの情報に基い
て火災か否かを判断する方式の開発に努力が注がれてき
た。その一つは、可視又は近赤外域を検知するセンサと
赤外線を検知するセンサという2種類のセンサを利用し
て、電灯等赤外域の輻射強度に比較して可視又は近赤外
域の輻射強度が大きい場合は非火災と判断する方式であ
る。この方式は、通常的な電灯による誤報を少なくはし
たが、火災以外の発熱体であっても、可視又は近赤外線
を放射しないもの或いはそれが弱いものであれば火災と
判断し、誤報を発する。即ち、電熱器等では誤報を発
し、その適用に制約が大きい。
もう一つの方式は、炎に特有なスペクトル分布を検知
するものである。一般に炎を伴わない赤外線放射源から
放射される赤外線のスペクトル分布はプランクの法則に
従う(第2図参照)。物体ピーク温度が高くなる程スペ
クトルのピーク値は短波長側にシフトする。他方、炎を
伴う赤外線放射物体は別の特有の特性を示す。即ち、同
じく第2図に示すように、凹凸のあるスペクトル分布を
持つ。これは、CO2共鳴放射として知られる現象により
起るものであり、4.3μ付近で高いピークを示す。従っ
て、原理的には、このCO2共鳴放射による4.3μ付近のピ
ークを検知することにより炎を検知することが出来る。
そこで、従来、この4.3μピークをとらえる為の幾つか
の試みが提案されている。例えば、特開昭50−2497号
は、4.3μとその前後の2波長における放射線量を検出
し、4.3μと他の2波長における放射線量が一定値以上
になった場合に炎として判断している。特開昭57−6949
2号は、2つの凸部間に谷間が存在するか否かを判別し
て炎の発生を関知することを提唱している。しかしなが
ら、この方式の場合、炎を検知することはできても、そ
の炎が火災に由来するものか或いは有益な熱源に由来す
るものかは検知できない。即ち、ガスレンジ、ガススト
ーブ等の炎で誤報を発する欠点がある。
その他、特開昭61−32195号は、近赤外線域の波長の
放射線を検出する第1の放射線検出手段と、写真赤外線
域の波長の放射線を検出する第2の放射線検出手段と、
前記第1及び第2放射線検出手段からの出力信号を受信
し、これらの出力信号のレベル差と同期性とにより出力
信号の理論的組合せを演算する演算手段と、演算手段か
らの組合せ出力信号により火災信号とノイズ信号とを判
別する検出手段を具備する火災感知装置を開示する。こ
れは、発炎火災と可視光ノイズが2.3μmと0.9μmとの
相関関係に同期性を有し、燻焼火災は同期性を示さず、
また発炎火災と燻焼火災が近赤外線強度が写真赤外線強
度より大きく、可視光ノイズは近赤外線強度が写真赤外
線強度より小さいことを利用し、上記2種の放射線を比
較して、火災と可視光ノイズの区別、及び発炎火災と燻
焼火災を区別するものである。しかしながら、火災の種
類、燃え方によっては必ずしも、ここで言う同期性が見
られるとの保証はなく、信頼性を欠く。
(発明の目的) 本発明は、上述したような欠点を排除し、電熱器、ガ
スコンロ、ストーブ等での誤報を極力無くし、且つ高感
度な火災検知技術の開発を目的とする。
(発明の概要) 本発明者等は、火災と非火災との原理的差異に基いて
考察を進めた。
火災以外の熱源の場合、発熱面積は一定ないしは数分
間で定常に至る。また、温度も一定ないしは数分間で定
常に至る。例えば、暖房器具などでは、発熱面積は一定
であり、温度は数分間で定常に至る。また、マッチ、ラ
イター等は、温度、発熱面積が一定であるだけでなく、
数秒ないしは数分で消える。
これに対し、火災では、発熱面積、温度ともに増加
し、しかも数分間経過しても増加傾向を示すといった特
徴がある。第3図に、燻焼状態から火災に至る過程での
温度変化、第4図に発熱面積の変化を示す。ここでTF
発炎時刻である。
火災の場合、既燃焼部での高温化と延焼部での新たな
炎の発生が併発するため、炎からの赤外線を短〜長にわ
たる複数の波長帯に分離すると、それぞれの波長帯の検
出出力は時間と共に増大し、しかもその検知出力の比の
時間的変化も特有の挙動を示す。各波長帯での検知出力
の増加/時間の比は概略一定である。非火災の場合、定
常状態に至った後は、こうした時間的変化は見られな
い。従って、この差異に基いて、赤外線源が火災か否か
を判断することが可能となる。
上記の知見に基いて、本発明は、赤外線源から放射さ
れる赤外線を2〜6の波長帯に分離し、それぞれの波長
帯での赤外線検知出力比較により温度を求め、かつ、そ
の温度における一つ又は幾つかの出力をあらかじめ設定
した値と比較して発熱面積を求め、該温度及び発熱面積
がある一定時間以上増加傾向にあれば、火災と判断する
ことを特徴とする火災検知方法を提供する。
上記方法を実施するための装置として、本発明はま
た、赤外線源から放射される赤外線を2〜6の波長帯に
分離するバンドパスフィルタと、各バンドパスフィルタ
を透過した赤外線を検出する赤外線検出器と、赤外線源
から放射される赤外線を周期的に分断して、各バンドパ
スフィルタに入射せしめるチョッパとを備える赤外線検
出部並びにそれぞれの波長帯での赤外線検知出力比較に
より温度を求め、かつ、その温度における一つ又は幾つ
かの出力をあらかじめ設定した値と比較して発熱面積を
求め、該温度及び発熱面積がある一定時間以上増加傾向
にあるか否かを判断する信号処理回路を具備することを
特徴とする火災検知装置を提供する。
複数のバンドパスフィルタ及び赤外線検出器は単一ユ
ニットとして集合されたパッケージ型とすることもでき
る。赤外線検出器は焦電型であることが好ましい。信号
処理回路にマイクロコンピュータを用いることが好まし
い。
更には、Si−フォトトランジスタ又はSi−フォトダイ
オードを用いる近赤外域検出器を設置することもでき
る。
(周辺技術との比較) これまでにも、複数の赤外線放射を検知する技術は存
在する。特開昭53−44937号には、赤外線源から放射さ
れる赤外線を複数の波長帯に分離し、それぞれの波長帯
での赤外線検知出力の絶対量及び相対比により該赤外線
源が火災か否かを判断することが記載されているが、赤
外線出力の絶対量の時間的変化に関する記憶はない。特
開昭56−7196号は、火災の熱源からの放射エネルギーが
ある時間を経過してもなお増加傾向にあることを着目し
て、赤外線検出器と該検出器からの出力レベルがある時
間以上増加傾向にあるか否かを識別する識別回路とから
成る火災検知器を記載する。出力の絶対量の時間的変化
により該赤外線源が火災か否かを判断することだけしか
記載されていない。赤外線源からは放射される赤外線を
2〜6の波長帯に分離し、それぞれの波長帯での赤外線
検知出力比較により温度を求め、かつ、その温度におけ
る一つ又は幾つかの出力をあらかじめ設定した値と比較
して発熱面積を求め、該温度及び発熱面積がある一定時
間以上増加傾向にあれば、火災と判断することを記載若
しくは示唆するものではない。
(実施例の説明) 第1図は、本発明の基本構成図である。赤外線源Sか
ら放射される赤外線および可視光線は、赤外線検出部D
に入射する。赤外線検出部Dにおいて、赤外線は複数の
波長帯に分離されそしてそれぞれの波長帯での赤外線強
度が検出される。
赤外線検出部Dは、赤外線を周期的に分断するチョッ
パ1と、ここでは4つとして示す、それぞれ異なる透過
帯域を持つバンドパスフィルタ2、3、4、5と、各バ
ンドパスフィルタと関連してその透過赤外線を検出する
赤外線検出器6、7、8、9を備えている。火炎から放
射された赤外線は、チョッパ1で周期的に分断された
後、透過波長帯の異なるバンドパスフィルタ2、3、
4、5を通過しそして赤外線検出器6、7、8、9に入
射する。バンドパスフィルタの透過帯の中心波長は、こ
こに示した4分割方式の場合では例えばフィルタ2が1
〜2μm、フィルタ3が2〜3μm、フィルタ4が3〜
4μmそしてフィルタ5が4〜5μmと適宜選択され、
透過帯域巾はそれぞれ0.3〜1μmとされる。分割波長
帯の数は4分割に限られるものでなく、2〜6分割まで
できる。
光学フィルタは、ZnSe或いはZnS或いはGeその他の誘
電帯をSi等基板上に交互に真空蒸着して多層膜としたも
のであり、目標とする透過波長帯に応じて適宜選択され
る。
赤外線検出器としては、半導体赤外線検出器、焦電型
赤外線検出器等いずれも使用しうるが、特に好ましいも
のは焦電型のものである。焦電型検出器は温度の変化分
にのみ応答する微分型の検出器であり、温度増加を測定
する本発明目的に好適である。焦電型検出器は、タンタ
ル酸リチウムに代表される焦電体の薄板の表及び裏面に
蒸着等により電極を形成した既知構造のものである。
第1図の実施例においては、精度向上のために、0.8
〜1.0μmの波長帯域の近赤外線をも検知するためSi−
フォトダイオード10が配置されている。Si−フォトトラ
ンジスタを使用することもできる。Si−フォトダイオー
ド10の直前には、可視光をカットするためのフィルタ11
が配置されている。フィルタ11は、ガラス光学フィル
タ、有機色素着色の薄膜光学フィルタ等である。
チョッパ1の回転を検出するために、フォトインタラ
プタ12が配置される。
赤外線検出器6、7、8、9、からの出力信号並びに
フォトダイオード10及びフォトインタラプタ12からの出
力信号は、信号処理回路13で処理される。信号処理回路
13は、各赤外線検出器からの出力の大きさ、それらの出
力の相対比並びにそれらの時間的変化から対象赤外線源
が火災か否かを判別する。
第5図は信号処理の構成例を示す。赤外線検出器6、
7、8、9からの出力信号及びフォトダイオード10から
の出力信号は、増巾回路14〜18に送られ、必要なレベル
まで増巾される。増巾回路15〜18からの出力は、フォト
インタラプタ12の出力信号を同期信号として同期検波回
路19〜22において検波される。これらは、A−D変換回
路24〜27にてディジタル信号に変換される。フォトダイ
オード10からの増巾出力もA−D変換回路23にてディジ
タル変換される。
上記出力信号は、時系列コンパレータ28及びコンパレ
ータ29を経て演算回路にて火災か否かの判断に必要な情
報を与える。これらは、マイクロコンピュータCにおい
て処理されることが好ましい。
マイクロコンピュータCは、対象となる赤外線源を火
災と判断するとき、リレードライブ及びリレーを経由し
て警報器を作動させるか或いは制御器を介して防火シャ
ッター、スプリンクラー等を作動させる。
マイクロコンピュータにおいては、数秒おきに演算を
行い、赤外線源の温度と発熱面積の増大の様相を数分に
わたりデータ蓄積している。前述したように、温度と発
熱面積とが常に増加している場合火災と判断する。
例えば、火災の場合、赤外線検出器6、7、8、9の
出力は、第6図に示すようになる。赤外線検出器6、
7、8、9の出力は温度上昇と延焼に伴って9、8、
7、6の順で増加する。非火災の場合、赤外線源は所定
時間で定常状態或いは消滅状態となるので、各波長帯す
べてが増加傾向を示すことはない。こうして、赤外線検
出器6、7、8、9の出力の時間的変化或いはそれらの
相対比の時間的変化を知ることにより火災を検知するこ
とができる。
こうして、温度及び発熱面積がある一定時間以上(数
分間)増加傾向にあれば、火災と判断できるのである。
本発明は、温度及び発熱面積に基づいて、きわめて実
際的な火災原理に立脚しているので従来技術と異なり誤
報を著しく低減する。
第7〜9図は、パッケージ型のバンドパスフィルタ−
赤外線検出器の構造例を示す。第10図はその回路を示
す。ここでは、先の具体例において別々に設けられた4
つの赤外線検出器が単一のユニットとして集合された形
となっている。このパッケージ型バンドパスフィルタ−
赤外線検出器Pは、第9図に示されるように円板状の端
板42の各象現に焦電体6′、7′、8′、9′を形成
し、それに対面する窓44が各焦電体に対応する4分割型
バンドパスフィルタとして構成され、端板と窓とがシー
ルカン46により接合され、全体として4種の赤外波長帯
を検知しうるパッケージ構造となっている。窓を4分割
したバンドパスフィルタ2′、3′、4′、5′は、例
えばその透過中心波長を2′が1.6μm、3′が2.4μ
m、4′が3.3μそして5′が5.0μとするものであり、
透過波長帯域巾はいずれも0.4μmである。この4分割
フィルタは、1枚の基板上に誘電体多層膜を4回に分け
て蒸着するか或いは4枚のバンドパスフィルタを貼合わ
せて作製される。フィルタ2′、3′、4′、5′、を
透過した赤外線は焦電体6′、7′、8′、9′で別々
に検知され、先と同様に信号処理回路13により処理され
る。筒内の空間を4つに仕切る区画壁を設けることが好
ましい。
パッケージ型バンドパスフィルタ−赤外線検出器は、
取扱い及び設置を容易ならしめる。
(試験例) 第1図に示したようにチョッパの回転軸を中心とした
同一円周上に焦電型赤外線センサを4つ配置した。バン
ドパスフィルタの中心透過波長は1.6μm、2.4μm、3.
3μm及び5.0μmとし、透過波長帯域巾はいずれも0.4
μmとした。人為的に火災を発生せしめる模擬試験にお
いて、4つのセンサの検出出力は発火後2分間にわたり
いずれも増加傾向を示し、しかもそれらの立上りは比較
的近似し、マイクロコンピュータは火災と判定した。
(発明の効果) 従来のような発光スペクトルのピークや同期性を検知
する方式と異なり、火災の基本的原理に基いて火災か否
かを判断するので、実用性が高く、電熱器やガスコン
ロ、ストーブ等での誤報を極力排除しうる火災検知方式
が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示す概略図、第2図は炎を
伴わない物体と炎を伴う物体のスペクトルを示すグラ
フ、第3図は火災の発熱温度と時間の関係を示すグラ
フ、第4図は火災の発熱面積と時間の関係を示すグラ
フ、第5図は信号処理回路の具体例を示すブロック図、
第6図は4つの赤外線検出器の時間に対する出力の傾向
を例示するグラフ、そして第7図はパッケージ型バンド
パスフィルタ−赤外線検出器の配置例を示す概略図、第
8図は同パッケージ型検出器の斜視図、第9図は第8図
の分解図そして第10図はパッケージ型検出器の回路図で
ある。 0……赤外線検出部 1……チョッパ 2、3、4、5:バンドパスフィルタ 6、7、8、9:赤外線検出器 10:フォトダイオード 11:フィルタ 12:フォトインタラプタ 13:信号処理回路 14〜18:増巾回路 19〜22:同期検波回路 23〜27:A−D変換回路 28:時系列コンパレータ 29:コンパレータ 30:演算回路 C:マイクロコンピュータ P:パッケージ型検出器 42:端板 44:窓 46:筒 2′、3′、4′、5′:分割バンドパスフィルタ 6′、7′、8′、9′:焦電体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線源から放射される赤外線を2〜6の
    波長帯に分離し、それぞれの波長帯での赤外線検知出力
    比較により温度を求め、かつ、その温度における一つ又
    は幾つかの出力をあらかじめ設定した値と比較して発熱
    面積を求め、該温度及び発熱面積がある一定時間以上増
    加傾向にあれば、火災と判断することを特徴とする火災
    検知方法。
  2. 【請求項2】赤外線源から放射される赤外線を2〜6の
    波長帯に分利するバンドパスフィルタと、各バンドパス
    フィルタを透過した赤外線を検出する赤外線検出器と、
    赤外線源から放射される赤外線を周期的に分断して、各
    バンドパスフィルタに入射せしめるチョッパとを備える
    赤外線検出部並びにそれぞれの波長帯での赤外線検知出
    力比較により温度を求め、かつ、その温度における一つ
    又は幾つかの出力をあらかじめ設定した値と比較して発
    熱面積を求め、該温度及び発熱面積がある一定時間以上
    増加傾向にあるか否かを判断する信号処理回路を具備す
    ることを特徴とする火災検知装置。
  3. 【請求項3】バンドパスフィルタ及び赤外線検出器がパ
    ッケージ型であり、複数のバンドパスフィルタ及び赤外
    線検出器が単一ユニットとして集合されている特許請求
    の範囲第2項記載の装置。
  4. 【請求項4】赤外線検出器が焦電型である特許請求の範
    囲第2項記載の装置。
  5. 【請求項5】信号処理回路にマイクロコンピュータを用
    いた特許請求の範囲第2項記載の装置。
  6. 【請求項6】赤外線源から放射される赤外線を複数の波
    長帯に分離するバンドパスフィルタと、各バンドパスフ
    ィルタを透過した赤外線を検出する赤外線検出器と、赤
    外線源から放射される赤外線を周期的に分断して、各バ
    ンドパスフィルタに入射せしめるチョッパとを備える赤
    外線検出部並びにそれぞれの波長帯での赤外線検知出力
    比較により温度を求め、かつ、その温度における一つ又
    は幾つかの出力をあらかじめ設定した値と比較して発熱
    面積を求め、該温度及び発熱面積がある一定時間以上増
    加傾向にあるか否かを判断する信号処理回路と、Si−フ
    ォトトランジスタ又はSi−フォトダイオードを用いる近
    赤外域検出器を具備することを特徴とする火災検知装
    置。
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