JP2550978B2 - ポジトロンct装置 - Google Patents

ポジトロンct装置

Info

Publication number
JP2550978B2
JP2550978B2 JP62072630A JP7263087A JP2550978B2 JP 2550978 B2 JP2550978 B2 JP 2550978B2 JP 62072630 A JP62072630 A JP 62072630A JP 7263087 A JP7263087 A JP 7263087A JP 2550978 B2 JP2550978 B2 JP 2550978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
data
ring
detector ring
detectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62072630A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63238487A (ja
Inventor
誠一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP62072630A priority Critical patent/JP2550978B2/ja
Publication of JPS63238487A publication Critical patent/JPS63238487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550978B2 publication Critical patent/JP2550978B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nuclear Medicine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ポジトロン放出性核種を被検者の体内に
投与し、その分布状態を表す断層像を得るポジトロンCT
装置の改良に関する。
【従来の技術】
ポジトロンCT装置では、被検者のある断面上において
体内から周囲に放射される放射線を検出し、収集したデ
ータを画像再構成処理することによってその断面におけ
る放射性物質の分布画像を再構成するため、被検者の周
囲360゜において放射線を検出する必要があり、そのた
め、多数の放射線検出器をリング型に配置してなる検出
器リングを用いる。 このような検出器リングを用いるポジトロンCT装置に
あっては、画像の空間分解能が検出器リングを形成する
各検出器の大きさ(配列密度)により制約される。すな
わち、第5図に示すようにこの検出器リングにおける各
検出器5の円周方向の幅をDとすると、対向する検出器
5間での同時計数により得たデータは図の実線上に放射
性物質が位置しているということを表すものであるか
ら、中心部分でD/2のサンプリング間隔ということにな
って、それ以上にサンプリング間隔を細かくできない。 そのため、サンプリング間隔をより細かくして画像の
空間分解能を向上させるため、従来より、いわゆるウォ
ブル(wobble、ゆすり運動)が行われている。これは、
検出器リングの全体を被検体に対して小さな半径の回転
運動をさせて被検体に対する各検出器の位置を相対的に
往復移動させ、その回転運動のある角度毎にサンプリン
グを行うことによりサンプリング位置を増やし、サンプ
リング間隔を細かくするというものである。
【発明が解決しようとする問題点】
しかし、上記のようなウォブルでは、機械的に検出器
リングを運動させる機構が必要である上に記憶容量の大
きなメモリが必要となり、また、サンプリング間隔が不
均一になるのでその等間隔化のためなどに複雑な演算処
理が必要となる。 この発明は、機械的な運動機構などが不要で、しかも
複雑な演算処理の必要もなく、画像の空間分解能を高め
ることができる、ポジトロンCT装置を提供することを目
的とする。
【問題点を解決するための手段】
この発明によるポジトロンCT装置では、多数の放射線
検出器をリング型に配列してなる、複数個の積層された
検出器リングを有し、各検出器リングの検出器の円周方
向配列位置が、各検出器リング毎にずれている検出器リ
ング積層体と、該検出器リング積層体を、その積層方向
に、各検出器リング間隔の実質的に半分だけ移動させる
手段と、積層方向に移動させる前において各検出器リン
グ内で得られるデータと、積層方向に移動させた後にお
いて隣接する検出器リング間で得られるデータとを、対
応する位置の1つのスライス面に関するデータとして収
集する手段とを備えることが特徴となっている。
【作用】
ポジトロンが消滅するとき、180゜方向に2つのγ線
を放出するので、検出器リングの2つの検出器にγ線が
同時入射したことを検出すれば、その同時入射した2つ
の検出器を結ぶ線上に核種が存在していることが分か
り、放射性物質の位置に関するデータが得られる。1つ
の検出器リングによりこのデータを収集したとすれば、
データのサンプリング間隔は上に説明したようにD/2
(Dは検出器の円周方向の幅)である。ところが、上記
のように検出器の円周方向位置がずれた2つの検出器リ
ングを用いてデータ収集すれば、スライス面内でのサン
プリング間隔を細かくすることができる。 すなわち、1つの検出器リングにおける検出器の位置
とそれに隣接する1つの検出器リングにおける検出器の
位置とを、たとえばD/2だけ円周方向にずらしたとする
と、この2つの検出器リング間での同時計数を求めた場
合、サンプリング間隔は同じくD/2であるが、サンプリ
ング位置が一方の検出器リングだけで求めたデータに対
してD/4だけずれる。このようにして求めたデータは、
一方の検出器リングだけで求めたデータに対して、検出
器リングの積層方向(スライス厚さ方向)に、L/2(L
は検出器のスライス厚さ方向の幅)だけ異なった位置の
ものであるため、まず一方の検出器リングでデータ収集
した後、被検体に対して2つの検出器リングをスライス
厚さ方向にL/2だけ移動させて2つの検出器リング間で
の同時計数によるデータを収集する。こうすれば、この
スライス厚さ方向での位置ずれが避けられ、同一スライ
ス厚さ方向位置のスライス面に関して、サンプリング間
隔D/4の密度の高いデータを収集することができ、この
スライス面に関する画像の空間分解能を向上させること
ができる。
【実 施 例】
検出器リングが4層に積層されている実施例について
説明することにする。第1図において、4層に積層され
ている検出器リング1〜4の各々は、検出器5を多数リ
ング型に配列したものからなる。ここで、説明の便宜の
ため、検出器リング1〜4の積層方向をZ方向、Z方向
と直角な方向をX方向、Y方向とする。すなわち、検出
器リング1〜4の各々はX−Y平面に平行に配置されて
おり、断層像が作られるスライス面はこのX−Y平面に
平行となり、Z方向がスライス厚さ方向となる。通常、
このZ方向が被検体の体軸方向となる。また、説明の便
宜のため、1つの検出器5の円周方向の幅をD、Z方向
の幅をLとする。 まず、これら4つの検出器リング1〜4のそれぞれに
属する検出器5の間での同時計数データを収集する。す
ると、この各データは第2図Aに示すように、それぞれ
検出器リング1〜4のZ方向位置Z1,Z2,Z3,Z4に対応し
ているスライス面に関するものとなる。 つぎに検出器リング1〜4に対して被検体を乗せたベ
ッドを移動させるか逆に検出器リング1〜4の方を移動
させて、検出器リング1〜4の被検体に対するZ方向位
置を第2図Aの矢印に示すようにL/2だけ動かす。する
と、位置関係は第2図Bのようになる。この状態のと
き、隣接する検出器リング1と2、2と3、3と4の間
で同時計数データを収集する。すると、中心位置では、
先と同じZ方向位置Z1,Z2等でのデータが収集できる。 第2図A、Bの各場合に得られるデータはX−Y平面
方向ではどのようなものであるかを第3図を参照しなが
ら考えてみる。ここでは、Z1で収集されたデータに限っ
て考える。第2図Aの場合は、Z1に関しては検出器リン
グ1でデータを得ることになるので、実線で描かれた検
出器5の間を結ぶ第3図の実線のようなものとなる。こ
れに対して、第2図Bの場合は、検出器リング1と2と
の間の同時計数が求められるので、実線で描かれた検出
器リング1の検出器5と点線で描かれた検出器リング2
の検出器5との間を結ぶ点線で示した方向・位置を表す
データが得られる。実線のみのデータの中心付近におけ
るサンプリング間隔はD/2となっており、また、点線の
みのデータの中心付近におけるサンプリング間隔も実線
のみの場合と同様に、D/2となっているが、サンプリン
グ位置がD/4だけずれている。これは、検出器リング1
の検出器5の位置と検出器リング2の検出器5の位置と
は、円周方向にD/2だけずれているからである。 これらのデータは上記したようにいずれもZ方向のZ1
に位置するスライス面に関して得たものであるから、結
局、同一のスライス面に関してD/4という細かなサンプ
リング間隔のデータが得られたことになり、ナイキスト
のサンプリング定理からサンプリング間隔をD/4にした
ことにより検出器5の固有分解能D/2が実現できたこと
になる。 そしてこれらのデータはZ1に位置する1つのスライス
面に関して収集するだけでよいので、1つのスライス面
に対応するデータ収集メモリに蓄えていけばよく、メモ
リを大きくする必要はない。 第4図は検出器リング1〜4を被検体に対し、Z方向
にL/4ずつ移動させて、その各々の位置でデータ収集す
る場合を示すものである。この場合は、同一検出器リン
グ内での同時計数データ(実線)も、隣接する検出器リ
ング間での同時計数データ(点線)もZ方向にはL/4の
間隔で得られ、ある実線のデータと、これとL/2だけ離
れた点線のデータとを同一スライス面に関するデータと
して収集すれば、第3図で説明したと同じにスライス面
内ではサンプリング間隔がD/4となったデータを得るこ
とができる。したがって、スライス面内方向にサンプリ
ング間隔を細かくするとともに、スライス面に直角な方
向にもサンプリング間隔を細かくしてデータ収集するこ
とができる。そのため、Z方向に平行な面、たとえば、
サジタル面、コロナル面の空間分解能の高い画像を得る
ことができるなど、3次元的に画像作成する際にサンプ
リング間隔が1つの方向で粗いことによる不都合を避け
ることができる。 なお、上記では検出器リングは円周方向に連続のもの
として説明したが、必ずしも連続でなくてもよく、ブロ
ックに分割されたようなものでもよい。
【発明の効果】
この発明のポジトロンCT装置によれば、隣接する検出
器リングにおいて各検出器の円周方向配列位置をずらす
とともに、各検出器リング間隔の実質的に半分だけ検出
器リング積層体を積層方向に移動させて各検出器リング
内で得られるデータと隣接する検出器リング間で得られ
るデータとを、対応する1つのスライス面に関するデー
タとして収集するというきわめて簡単な構成により、ス
ライス面内でのデータサンプリング間隔を細かくでき、
画像の空間分解能を高めることができる。さらに、デー
タ集収用のメモリも少なくできるとともにサンプリング
間隔が均等であるため複雑な演算処理も不要である。ま
た、スライス厚さ方向でのサンプリング間隔を細かくす
ることも容易であるから、3次元的な画像作成やサジタ
ル像やコロナル像などの作成に効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の模式的な斜視図、第2図
A、Bはスライス厚さ方向のサンプリング位置を説明す
るための模式的な断面図、第3図はスライス面内方向の
サンプリング位置を説明するための模式的な平面図、第
4図はスライス厚さ方向の移動距離を細かくした場合の
スライス厚さ方向のサンプリング位置を説明するための
模式的な断面図、第5図は従来でのスライス面内方向の
サンプリング位置を説明するための模式的な平面図であ
る。 1〜4……検出器リング、5……検出器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の放射線検出器をリング型に配列して
    なる、複数個の積層された検出器リングを有し、各検出
    器リングの検出器の円周方向配列位置が、各検出器リン
    グ毎にずれている検出器リング積層体と、該検出器リン
    グ積層体を、その積層方向に、各検出器リング間隔の実
    質的に半分だけ移動させる手段と、積層方向に移動させ
    る前において各検出器リング内で得られるデータと、積
    層方向に移動させた後において隣接する検出器リング間
    で得られるデータとを、対応する位置の1つのスライス
    面に関するデータとして収集する手段とを備えることを
    特徴とするポジトロンCT装置。
  2. 【請求項2】上記の各検出器リングの検出器の円周方向
    配列位置のずれ量は各検出器の円周方向の幅の1/2であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のポジト
    ロンCT装置。
JP62072630A 1987-03-26 1987-03-26 ポジトロンct装置 Expired - Lifetime JP2550978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62072630A JP2550978B2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 ポジトロンct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62072630A JP2550978B2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 ポジトロンct装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63238487A JPS63238487A (ja) 1988-10-04
JP2550978B2 true JP2550978B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=13494896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62072630A Expired - Lifetime JP2550978B2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 ポジトロンct装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2550978B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3315513B2 (ja) * 1994-03-15 2002-08-19 浜松ホトニクス株式会社 ポジトロンエミッションct装置
JP5218145B2 (ja) * 2009-02-23 2013-06-26 株式会社島津製作所 放射線断層撮影装置
US8558181B2 (en) * 2010-10-29 2013-10-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Positron emission tomography system with hybrid detection geometries and sampling

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1117228A (en) * 1979-08-27 1982-01-26 Montreal Neurological Institute Positron annihilation imaging device using multiple offset rings of detectors
US4259578A (en) * 1979-08-27 1981-03-31 Thompson Christopher J Movable collimator for positron annihilation imaging device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63238487A (ja) 1988-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4980552A (en) High resolution PET scanner using rotating ring array of enlarged detectors having successively offset collimation apertures
CN101223553B (zh) 带有粗疏角和层重排的三维飞行时间pet
CN102004111B (zh) 一种倾斜多锥束直线轨迹ct成像方法
JP2550978B2 (ja) ポジトロンct装置
CA1121072A (en) Movable collimator for positron annihilation imaging device
JPH0511053A (ja) ポジトロンct装置
CA1117228A (en) Positron annihilation imaging device using multiple offset rings of detectors
US6774370B1 (en) Positron imaging device
EP0014339B1 (en) Emission computed tomograph
JP4784649B2 (ja) ポジトロンct装置
JPS6183984A (ja) Ect装置
McAfee et al. Longitudinal tomographic radioisotopic imaging with a scintillation camera: theoretical considerations of a new method
JP2701341B2 (ja) ポジトロンctのスキャン方法
JP2723130B2 (ja) リング型ポジトロンct装置
JP4238534B2 (ja) ポジトロンct装置の3次元画像再構成方法及びその装置
Matthews Triple-head coincidence imaging
JPH0533985Y2 (ja)
JPS6252479A (ja) リングspect装置
JPS61159179A (ja) Ectコリメ−タ
JP3555276B2 (ja) ポジトロン映像装置
CN212008953U (zh) 一种实现三维位置放射性检测的立体编码结构
JPS63234183A (ja) ポジトロンct装置
JPH04140686A (ja) ポジトロンct装置
JPS63122428A (ja) X線ct用検出器
Brechner et al. Comparison of an electronically collimated system and a mechanical cone-beam system for imaging single photons