JP2701341B2 - ポジトロンctのスキャン方法 - Google Patents

ポジトロンctのスキャン方法

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JP2701341B2 JP63191909A JP19190988A JP2701341B2 JP 2701341 B2 JP2701341 B2 JP 2701341B2 JP 63191909 A JP63191909 A JP 63191909A JP 19190988 A JP19190988 A JP 19190988A JP 2701341 B2 JP2701341 B2 JP 2701341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ポジトロンCT(ポジトロン放出性核種を
用いたエミッション型のコンピュータトモグラフィ)に
おけるスライス厚さ方向でのスキャン方法に関する。
【従来の技術】
ポジトロンCTを行なうには放射線を検出する検出器を
リング型に配列した検出器リングが必要である。このよ
うな検出器リングを、ポジトロン放出性核種の投与され
た被検者の周囲に配置し、検出器リングの中の2つの検
出器への放射線の同時入射を検出し、この同時計数デー
タを収集して、コンピュータにより処理することによ
り、ポジトロン放出性核種の濃度分布像を作成するの
が、ポジトロンCTの概略である。 通常、このような検出器リングは多層に配置され、一
度に複数のスライスに関するデータを収集することがで
きるようにされている。たとえば第3図に示すように4
層の検出器リング1〜4を有するものでは、その層方向
(スライス厚さ方向)をZ方向とすると、検出器リング
1〜4での同時計数データはZ方向のZ1,Z3,Z5,Z7に位
置する4つのスライスに関するものとして収集される
が、隣接する検出器リングの間での同時計数データの収
集によりそれらの中間に位置するスライスでのデータも
収集できる(たとえば検出器リング1、2の間での同時
計数データにより、位置Z2のスライスでのデータが収集
できる)。このため、このような4層の検出器リング1
〜4を有するものでは、Z1,Z2,…、Z7に位置する7つの
スライスのデータ収集ができる。そして、これらスライ
スの間隔(スライス厚さ方向つまりZ方向の間隔)は、
検出器リングの間の間隔をDとするとき、D/2となって
おり、Z方向での全体の検出幅は3Dとなる。 たとえば、第4図のように被検者5の頭部の撮影を行
なう場合、スライス厚さ方向での全体の検出幅3D内で7
つのスライスの断層像が得られる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第4図に示すように、スライス厚さ方向での
全体の検出幅が被写体の全体をカバーしていない場合、
被写体端部の病変が見落とされる危険がある。また、特
に多数のトランスバース像(Z方向に直角なスライスで
の断層像)からサジタル像やコロナル像を作成する場
合、第5図(サジタル像)、第6図(コロナル像)の点
線のように端部が欠け、情報のロスが大きく、且つ画像
の見栄えが悪いという問題がある。 多層の検出器リングをその層方向に、層方向での検出
器リング間隔の整数分の1ずつずらして補間スキャンを
行なうこともあるが、その場合でも層方向での全検出幅
はあまり変わらず、上記の問題は残る。 もちろん、層方向での全検出幅(上記の例で言えば3
D)だけ多層の検出器リングを全体として、層方向にず
らしてスキャンすれば、情報が欠ける部分は生じない
が、そうすると被検体が全く存在しない無駄な位置もス
キャンしてしまうことになり、時間等のロスが大きくな
る。 この発明は、多層の検出器リングの層方向(スライス
厚さ方向)でのデータ収集スライス間隔を細かくすると
ともに、層方向での全検出幅を必要なだけ拡大すること
ができ、しかも感度を層方向において均一にできる、ポ
ジトロンCTのスキャン方法を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明によるポジトロン
CTのスキャン方法においては、多層の検出器リングを、
その層方向間隔の整数分の1の幅ごとに、データ収集ス
ライスが重ならない範囲で層方向にずらしてスキャンす
るとともに、データ収集スライスが重なるようになって
もさらに上記の幅で、層方向での必要な全体の検出幅が
カバーできるまで、層方向にずらしてスキャンし、かつ
上記の重なって収集されたスライスでのデータ量をその
重なった数に反比例して減少させることが特徴となって
いる。
【作用】
多層の検出器リングを、その層方向間隔の整数分の1
の幅ごとに、データ収集スライスが重ならない範囲で、
層方向にずらしてスキャンすると、いわゆる補間スキャ
ンを行なうことができ、層方向でのデータ収集スライス
間隔を細かくすることができる。 さらに、多層の検出器リングを、データ収集スライス
が重なるようになっても、上記の幅で、層方向にずらし
てスキャンすると、細かいスライス間隔のまま、多層の
検出器リングによる層方向の全検出幅を拡大することが
でき、層方向での必要な全体の検出幅がカバーできるこ
とになる。 そして、この場合、重なってデータ収集したスライス
と、重ならないスライスが生じ、重なって収集したスラ
イスでのデータ量は重ならないスライスでのデータ量よ
りも、その重なった数の倍数だけ多いものとなり、これ
らのスライスの間で感度差が生じることになる。そこ
で、重なって収集したスライスでのデータ量をその重な
った数に反比例して減少させることにより、この感度差
をなくして、感度を層方向において均一にすることがで
きる。 したがって、層方向でのデータ収集スライス間隔を細
かくするとともに、層方向での全検出幅を必要なだけ拡
大することができ、しかも感度を層方向において均一に
できる。
【実 施 例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。この実施例は、第1図に示すように4層の
検出器リング1〜4を有し、その層方向(スライス厚さ
方向、Z方向)での各検出器リングの間隔がDである場
合に適用したものである。第1図(イ)に示すように、
検出器リング1〜4は実線のような位置(Z方向位置)
に置かれ、このときのスキャンで同図(ロ)に示すよう
にZ1,Z2,Z3,Z4,Z5,Z6,Z7に位置する7つのスライスにつ
いてのデータ収集が行なわれる。つぎに第1図(イ)の
点線のように検出器リング1〜4を全体としてZ方向に
D/4だけずらすと、同図(ハ)のようにZ1,Z2,…,Z7から
それぞれD/4だけずれた位置の7つのスライスでのデー
タ収集ができる。これは従来補間スキャンと呼ばれてい
るものであり、さらにD/4だけずらすとデータ収集位置
が重なってしまうため補間スキャンはこれだけにとどめ
られているのが従来のスキャン方法であるが、この発明
では、さらにD/4ずつ多数回ずらしてデータ収集するよ
うにしている。つまり、この第1図に示す実施例ではさ
らにD/4だけずらして同図(ニ)に示すようにZ2,Z3,Z4,
…,Z8の位置のスライスに関してデータ収集し、再びD/4
だけずらして同図(ホ)に示すようにZ2,Z3,Z4,…,Z8か
らD/4だけずれた位置のスライスに関してデータ収集し
ている。これにより、Z方向での検出幅は、従来の補間
スキャンを行なった場合の3 1/4Dから3 3/4Dに拡大され
ることになる。ただし、スライスによっては2回データ
収集が行なわれる所もあり、感度は同図(ヘ)に示すよ
うに端の部分に対して中央部が2倍になっているので、
感度の高い部分は収集データを1/2倍する必要がある。
なお、このように中央部の感度が高いことは中央部でS/
N比が高くなることを意味し、通常この中央部に最も必
要な部位が位置することが多いことを考えると好ましい
ことである。 第2図の実施例では、Z方向の検出幅をさらに拡大し
て4 1/4Dとしている。すなわち、この第2図の実施例で
は、最初の第2図(イ)の実線で示す検出器リング1〜
4の位置よりD/4ずつ5回ずらし(第1図の実施例では
3回ずらしていたが)、それぞれで同図(ロ)、
(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)、(ト)に示す位置の
スライスに関するデータ収集を行なっている。この場合
は、感度は同図(チ)に示すように3段階となり中央部
が高くなるので、データを1/2または1/3として均一にす
る必要がある。 なお、上記では検出器リング1〜4の間隔Dの1/4つ
まりデータ収集スライス間隔D/2の半分ずつずらしてい
るが、データ収集スライス間隔D/2の1/3つまりD/6など
他の整数分の1ずつずらすこともできる。 また、上記では特に説明しなかったが、多層検出器リ
ングの全体としての層方向での移動は、被検者が横たえ
られているベッドの移動によっても、多層検出器リング
が納められたガントリのベッドに対する移動によって
も、あるいはこれら両方を組み合わせてもよい。
【発明の効果】 この発明のポジトロンCTのスキャン方法によれば、多
層の検出器リングの層方向でのスライス間隔を細かくす
ることができるとともに、多層の検出器リングの全体と
しての層方向の検出幅が狭い場合でも、その幅を実質的
に拡大でき、欠けることのないサジタル像やコロナル像
を得ることが可能になる。さらに多数スライスのうち中
央に位置するスライスでは重ねてデータ収集されるため
データ量が多くなり感度が高くなるが、そのデータ量が
重なった数に比例して減少させられるので、感度を層方
向に均一にすることができる。この重ねてデータ収集さ
れるスライスではデータ量が多くなっているので、上記
のようにデータ量を減少させてもS/N比は高いままとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の方法を説明するための図
で、同図(イ)は検出器リングの位置を表わす図、同図
(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)はデータ収集スライス
の位置を表わす図、同図(ヘ)はZ方向の感度分布を表
わす図、第2図はこの発明の第2の実施例の方法を説明
するための図で、同図(イ)は検出器リングの位置を表
わす図、同図(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、
(ヘ)、(ト)はデータ収集スライスの位置を表わす
図、同図(チ)はZ方向の感度分布を表わす図、第3図
は検出器リングの位置に対するデータ収集スライス位置
を表わす図、第4図は頭部のポジトロンCTを行なう場合
を示す図、第5図は頭部のサジタル像を示す図、第6図
は頭部のコロナル像を示す図である。 1〜4……検出器リング、5……被検者。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層の検出器リングを、その層方向間隔の
    整数分の1の幅ごとに、データ収集スライスが重ならな
    い範囲で層方向にずらしてスキャンするとともに、デー
    タ収集スライスが重なるようになってもさらに上記の幅
    で、層方向での必要な全体の検出幅がカバーできるま
    で、層方向にずらしてスキャンし、かつ上記の重なって
    収集されたスライスでのデータ量をその重なった数に反
    比例して減少させることを特徴とするポジトロンCTのス
    キャン方法。
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