JP2550950Y2 - ワンウェーバッグ - Google Patents

ワンウェーバッグ

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JP2550950Y2 JP1992082915U JP8291592U JP2550950Y2 JP 2550950 Y2 JP2550950 Y2 JP 2550950Y2 JP 1992082915 U JP1992082915 U JP 1992082915U JP 8291592 U JP8291592 U JP 8291592U JP 2550950 Y2 JP2550950 Y2 JP 2550950Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、重量物を大量に搬送す
る大形袋であって、例えば工業用化学製品、農産物、飼
料、穀類などの搬送に使用する分野において、1回だけ
の使用を証明するためのワンウェーバッグに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている大形袋は、底蓋
が角形、丸形に拘らず、底蓋の中央部にクロス状の切込
みを入れて、この部分を外側に押開き、この押開かれた
4つの直角3角形の頂部を内側に折返して底口締めの紐
通し口を形成し、これに口締め紐を通しておき、クロス
状切込み部より稍大きめの円筒状排出口を切込み口の内
側から縫着していた。従って、内容物の排出操作の手順
としては、4つの直角3角形の頂部に通した口締め紐を
解き、次に円筒状の排出口の口締め紐を解き内容物を排
出するというものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような構成から
なる底蓋の排出装置では、排出操作に手数がかかって煩
しいものであり、コスト的にも高くつくという欠点があ
った。一般的にはワンウェーバッグと言いながら、再使
用するケースが多くなり、これが事故発生の要因となる
ことがままあった。また、底蓋に1枚の平原反を取付け
た大形袋も知られ、普及されているが、排出作業時に刃
物で切開して使用させているケースも一部にはあるとこ
ろから、刃物を準備しなければならないこと、刃物の取
扱い自体に問題があり、開封時に袋体にくっついている
ごみ等が内容物に混入するおそれがあった。本考案は、
このような点に鑑みて実験し研究した結果案出されたも
ので、その目的とするところは、ワンウェーバッグにお
いて、簡単な構成にもかからわず、内容物の保持に合理
的で安全性を確保し、内容物の排出操作に手数かかから
ず、1回だけの使用を保証し、しかもこのような構成機
能を有するものを安価に提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案にあっては、熱可塑性合成樹脂のフラット
ヤーンクロスから構成される大形袋のワンウェーバッグ
において、その底蓋の中央部に設けた切込み線部を、環
縫いミシンの縫製による閉鎖にて問題点の解決を図って
いる。すなわち、本考案のワンウェーバッグは、熱可塑
性合成樹脂からなるフラットヤーンのエンドレス原反、
若しくはフラットヤーンクロスシートを筒状にした原反
を使用した大形袋において、その底蓋に設ける排出部を
して、底蓋を2等分割する位置の中央の内側に、稜線部
を突設するとともに、この稜線部にそって排出用の切込
み線部を設け、この突設した稜線部を外部よりの環縫い
ミシンで縫製して閉鎖した構成をとっており、またその
さらに具体的な構成として、底蓋を2等分割する位置の
中央に、両端部を残して切込み線部を設けるとともに、
この切込み線部の両側に縫代部を設け、この両側の縫代
部をもって切込み線部が内側にして突出するようにW形
状に折畳み、この折畳み部を、切込み線部が閉鎖するよ
うに外部から縫代部の中央に相当する位置に対して環縫
いミシンで縫製している。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案のワンウェーバッグは、簡単な構成をもっ
て、1回だけの使用を保証することを主目的とするもの
で、合理的で安全性を確保し、しかも安価に提供するた
めに開発したものであり、使用される資材としては、既
に普及されているポリオレフィン系の合成樹脂フラット
ヤーンからなるエンドルス原反、若しくは平織原反を筒
状に構成した原反を使用するものであって、大形袋の充
填物の重量は0.5〜1.5ton程度のものである
が、一般的には標準重量として約1tonを基準とした
搬送用のワンウェーバッグである。ポリオレフィン系の
合成樹脂のフラットヤーンクロスの織製密度としては、
例えばポリプロピレン又はポリエチレンの1500〜1
700Dr位のフラットヤーンを用い、これを13〜1
7本/吋(経)×13〜17本/吋(緯)にて織製した
ものが望ましい。
【0006】本考案の実施品としてのワンウェーバッグ
は、その底蓋が角形のものにあっては、一辺が80〜1
00cm位、また丸形のものにあっては、直径が90〜
130cm程度のものである。排出口となるヒートカッ
トによる切込み線部の長さは70〜90cm位に設定さ
れている。図4に示すポリオレフィン系の合成樹脂のフ
ラットヤーンクロスからなる底蓋(a)は、その寸法は
上記したところであるか、その構成は、(イ)に示すよ
うに、底蓋(a)の2等分割する位置の中央部に、ヒー
トカットによる切込み線部(1)を設けるとともに、こ
の切込み線部(1)の両端部には、底蓋(a)の辺縁と
の間に未切込み部(2)、(2)を残す。(ロ)に示す
ように、切込み線部(1)の両側には、4〜5cm程度
の縫代部(3)、(3)を設け、切込み線部(1)が上
方に突出するように縫代部(3)、(3)より折曲け
る。(ロ)の状態より、縫代部(3)、(3)の両側部
(4)、(4)を(ハ)に示すように上方に折曲げて切
込み線部(1)が内側になるようにW形状に折畳む。こ
のような状態において、この折畳み部を外部より環縫い
ミシンで縫製(5)するのであるが、その縫製部(5)
は、縫代部(3)、(3)の中央部にして、切込み線部
(1)の長さに相当するものである。
【0007】この環縫いミシン糸は、先端部が2〜4c
mの余尺部(6)があるから、糸ほつれを起す心配はな
く、また、糸解除は環縫い糸の一方の側端のみからしか
行うことができないから、この糸解除口側を明示するた
めに、標識片(7)を底蓋(a)と胴部(b)との接合
部に一緒に縫着する。(ハ)に示すように、環縫いミシ
ンで縫製(5)した状態から(ニ)に示す用に、両側部
(4)、(4)を押開いた状態で、図2に示すように、
大形袋(A)の胴部(b)の下端に縫着(8)する。
この際、(イ)に示す未切込み部(2)、(2)は、両
側部(4)、(4)のいずれかの面に折畳まれた状態で
胴部(b)に縫着されるから、この部分は、実質的に4
枚重ね縫い組織となり、内容物を切込み線部(1)より
排出する際に力が加わっても綻びるおそれはない。な
お、図1に示す大形袋(A)において、(c)は角筒状
の投入口であり、これには口締め紐(9)が設けられて
いる。胴部(b)の各隅角部となる位置には、吊りベル
ト(10)、(10)、(10)、(10)が縫着され
ており、その先端部にはフック(11)、(11)、
(11)、(11)が設けられていて、これには吊り上
げ用のロープ(12)が挿通されている。図3に示すも
のは、丸形の底蓋(a’)を有する円筒状の大形袋
(A’)であって、底蓋(a’)における切込み線部
(1’)による排出部は、角筒状の大形袋(A)のそれ
と全く同様な構成のものである。(b’)は胴部、
(c’)は全開形の投入口であり、投入口(c’)には
口締め紐(9’)が、また胴部(b’)にはその周方向
の4等分の位置に、吊りベルト(10’)、(1
0’)、(10’)、(10’)が縫着されており、そ
の先端部に設けられたフック(11’)、(11’)、
(11’)、(11’)には、吊り上げ用ロープ(1
2’)が挿通されている。
【0008】以上述べたところでは、開口部となる切込
み線部(1)は1個所であるが、需要者の要望によって
は、特例として開口部となる切込み線部(1)を2個所
併設することがある。排出のための閉鎖部の解除の位置
を、現場における解除作業がし易いように大形袋の対称
の位置にあることが望ましいような場合にあっては、排
出解除の糸の引出し口を、大形袋本体の対称の位置に設
けることが必要となるから、排出のための切込み線部も
2本平行に設けることになる。作業者は、排出の現場に
おいて、作業し易いようにいずれか1個所の排出解除の
糸を選択すればよい。基本的には、より安全で使用し易
いものを低価格で提供することから、原則は1個所に設
けるものである。さきに、環縫いミシン糸の糸解除口の
標識片(7)について述べたが、環縫いミシン糸は上
糸、下糸の2本のうち、例えば一方には白、他方には赤
を採用すれば、縫製について目飛び縫いミスの発見など
の検査がし易く、排出の作業時においても色別にされた
ミシン糸は解除が簡単に判別できるものである。
【0009】環縫いミシン糸は、一般的にはナイロンま
たはポリエステルの4番のものが使用されているが、本
考案のような大形袋における底蓋(a)の中央縫いのミ
シン糸にあっては、強力な大番手ナイロン又はポリエス
テルの0番のものを採用して安全性を見込んでいる。内
容物の排出時に当たっては、標識片(7)のある側の環
縫いミシン糸を解除することにより内容物は切込み線
(1)よりバランスよくスムーズに流出する。本考案の
ワンウェーバッグは、1回だけの使用を保証するもので
あるが、業者によって再度使用することがある場合にあ
っては、製造メーカーにおいて指定された色別のミシン
糸の使用を禁止し、再度、環縫いミシンで縫製したもの
は検査によって使用を中止させる。これは、再度の使用
に関し、別用途向けの場合は、製造メーカー側に無関係
であることを明確にするためのものである。
【0010】
【考案の効果】本考案の大形袋本体に取付けた底蓋は、
その形状が角形、丸形の何れの場合においても、2等分
割の位置の中央に、両端部を残して内側に突出した稜線
部に切込線部を設けるとともに、これを外部より環縫い
ミシンで縫製することにより閉鎖したものであるから、
袋体内の充填内容物の保持の安全を確保して、内容物を
排出するにあっては、排出部が環縫いミシンの縫製のた
め、その作業が容易であり、排出部となる切込み線部は
底蓋の中央にあって、その両端部に非切込み部を残して
いることにより、環縫いミシンを解除しての内容物の排
出は、非切込み部より内側となるため、外側に散ること
なく、常に中心に向う状態となって、バランスのとれた
スムースな流れとなり、良好な排出ができる。さらに、
具体的な構成として、底蓋の2等分割の位置の中央に設
けた切込み線部は、これが内側に突出するように、その
両側に設けた縫代部をもって、その両側部をW形に折畳
み、その折畳み部を外部より縫代部の中央部に対し環縫
いミシンで縫製して切込み線部を閉鎖したものであるか
ら、切込み線部は、縫代部が補強材の代役効果をもたら
し、実質的には4枚重ね縫いの組織となり、内容物の加
重に加え、縫製部の目開きの現象はなく、安全性の富む
ものである。底蓋の中央部の排出物は、結果的に4枚重
ねにて環縫いされているのであるから、内容物の加重に
よる伸びが防止され、ミシン糸にかかる強度を補助する
ものとなる。また、底蓋と袋本体とを縫着する場合にお
いても、切込み線部の両端部の未切込み部分が襞折り状
態となって縫い込まれるので、この部分が補強され、内
容物の排出的に力が加わっても、綻びるおそれはない。
その反面において、環縫いミシンの縫製部は外部に露出
しているので、例えば袋体の引き摺り等で底部のミシン
糸の糸切れが懸念されるか、縫製部分には下方に突出し
て2つの山形部があるので、他物に触れることか少く、
ミシン糸は簡単に切れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】角筒状のワンウェーバッグの斜視図である。
【図2】底蓋部の拡大断面図である。
【図3】円筒状のワンウェーバッグの斜視図である。
【図4】(イ)、(ロ)、(ハ)は底蓋の製造順序の平
面図及び斜視図である。
【符号の説明】
A 大形袋 a 底蓋 b 胴部 c 投入口 1 切込み線部 2 非切込み部 3 縫代部 4 側部 5 環縫い糸による縫製部 6 余尺部 7 標識片 8 縫着部 9 口締め紐 10 吊りベルト 11 フック 12 吊り上げロープ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂からなるフラットヤー
    ンのエンドレス原反、若しくはフラットヤーンクロスシ
    ートを筒状にした原反を使用した大形袋において、その
    底蓋に設ける排出部をして、底蓋を2等分割する位置の
    中央内側に稜線部を突設するとともに、この稜線部
    にそって排出用の切込み線部を設け、この突設した稜線
    を外部よりの環縫いミシンによる縫製にて閉鎖したこ
    とを特徴とするワンウェーバッグ。
  2. 【請求項2】 底蓋を2等分割する位置の中央に、両端
    部を残して切込み線部を設けるとともに、この切込み線
    部の両側に縫代部を設け、この両側の縫代部をもって切
    込み線部が内側にして突出するようにW形状に折畳み、
    この折畳み部を、切込み線部が閉鎖するように外側から
    縫代部の中央に相当する位置に対して環縫いミシンで縫
    製したことを特徴とする請求項1に記載のワンウェーバ
    ッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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