JP2550275Y2 - オーディオ再生通話装置 - Google Patents
オーディオ再生通話装置Info
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オーディオ装置のコー
ドレスヘッドホン機能とコードレス電話機などを複合さ
せたオーディオ再生通話装置に関する。
ドレスヘッドホン機能とコードレス電話機などを複合さ
せたオーディオ再生通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置のコードレスヘッドホン
機能としては、たとえば図3(A)に示すものがある。
同図において、CD,テープ,ラジオなどのオーディオ
装置100の再生信号は、FM送信回路102に供給さ
れる。FM送信回路102では、入力信号によるFM変
調が行われ、電波がFM受信回路104に対して発射さ
れる。
機能としては、たとえば図3(A)に示すものがある。
同図において、CD,テープ,ラジオなどのオーディオ
装置100の再生信号は、FM送信回路102に供給さ
れる。FM送信回路102では、入力信号によるFM変
調が行われ、電波がFM受信回路104に対して発射さ
れる。
【0003】FM受信回路104で受信された電波は、
FM復調回路106に供給され、ここで復調が行われて
音声信号が再生される。この音声信号がスピーカドライ
ブ回路108に入力されると、信号に基づいてヘッドホ
ン(図示せず)に設けられたスピーカ110が駆動され
る。なお、この例は、FM電波式であるが、赤外線式の
ものもある。
FM復調回路106に供給され、ここで復調が行われて
音声信号が再生される。この音声信号がスピーカドライ
ブ回路108に入力されると、信号に基づいてヘッドホ
ン(図示せず)に設けられたスピーカ110が駆動され
る。なお、この例は、FM電波式であるが、赤外線式の
ものもある。
【0004】次に、コードレス電話機としては、たとえ
ば同図(B)に示すものがある。同図において、電話回
線には、親機200が接続されている。この親機200
と子機210とは、双方向無線通信回路202,212
によって相互に接続されており、子機210はいわゆる
ハンドセットとしての機能を有している。子機210に
おけるフックスイッチやダイヤル操作などは双方向無線
通信回路212,202を介して親機200側に伝送さ
れて、発信,着信の処理が行われ、また相手側との通話
も双方向無線通信回路202,212により行われる。
ば同図(B)に示すものがある。同図において、電話回
線には、親機200が接続されている。この親機200
と子機210とは、双方向無線通信回路202,212
によって相互に接続されており、子機210はいわゆる
ハンドセットとしての機能を有している。子機210に
おけるフックスイッチやダイヤル操作などは双方向無線
通信回路212,202を介して親機200側に伝送さ
れて、発信,着信の処理が行われ、また相手側との通話
も双方向無線通信回路202,212により行われる。
【0005】ところで、これらの例は、いずれもオーデ
ィオ装置,電話機の機能の一部を単独でコードレス化し
たものである。しかし、最近では、これらの機能を複合
化したものとして電話機接続用ヘッドホンがある。これ
は、コードレス電話機の子機側を、ヘッドホンとマイク
ロホン,あるいはインナーイヤ式のイヤホンとマイクロ
ホンで構成されている。そして、電話の子機としてのみ
ならずオーディオ用ヘッドホンとしても使用できるよう
にオーディオ再生信号用入力端子が設けられている。
ィオ装置,電話機の機能の一部を単独でコードレス化し
たものである。しかし、最近では、これらの機能を複合
化したものとして電話機接続用ヘッドホンがある。これ
は、コードレス電話機の子機側を、ヘッドホンとマイク
ロホン,あるいはインナーイヤ式のイヤホンとマイクロ
ホンで構成されている。そして、電話の子機としてのみ
ならずオーディオ用ヘッドホンとしても使用できるよう
にオーディオ再生信号用入力端子が設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電話機接続用ヘッドホンでは、オーディオ信
号の再生と電話機による通話を同時に行うことができ
ず、使用者はいずれか一方の機能を選択しなければなら
ないという不都合がある。たとえば、オーディオ信号の
再生中に電話に着信があったとすると、オーディオ再生
を中断しなければならない。
うな従来の電話機接続用ヘッドホンでは、オーディオ信
号の再生と電話機による通話を同時に行うことができ
ず、使用者はいずれか一方の機能を選択しなければなら
ないという不都合がある。たとえば、オーディオ信号の
再生中に電話に着信があったとすると、オーディオ再生
を中断しなければならない。
【0007】本考案は、これらの点に着目したもので、
オーディオ再生を停止することなく良好にオーディオ再
生と通話の双方を聞くことができるオーディオ再生通話
装置を提供することを、その目的とする。
オーディオ再生を停止することなく良好にオーディオ再
生と通話の双方を聞くことができるオーディオ再生通話
装置を提供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によるオーディオ
再生通話装置は、通話接続手段によって通話回線と親機
側とが接続されており、双方向通信手段によって親機側
と子機側とがコードレスで接続されており、前記親機側
は、フッキング信号を検出するフッキング検出手段と、
オーディオ再生手段の出力オーディオ信号と通話信号と
を重畳して子機側に出力する信号重畳手段と、前記フッ
キング検出手段によるフッキング検出時に、前記オーデ
ィオ再生手段の出力オーディオ信号レベルを抑制するレ
ベル調整手段とを含み、前記子機側は、オーディオ再生
と通話の両方が可能な電気音響変換手段と、通話時のフ
ッキング信号の出力操作を行うフッキング送出手段とを
各々含むことを特徴とするものである。
再生通話装置は、通話接続手段によって通話回線と親機
側とが接続されており、双方向通信手段によって親機側
と子機側とがコードレスで接続されており、前記親機側
は、フッキング信号を検出するフッキング検出手段と、
オーディオ再生手段の出力オーディオ信号と通話信号と
を重畳して子機側に出力する信号重畳手段と、前記フッ
キング検出手段によるフッキング検出時に、前記オーデ
ィオ再生手段の出力オーディオ信号レベルを抑制するレ
ベル調整手段とを含み、前記子機側は、オーディオ再生
と通話の両方が可能な電気音響変換手段と、通話時のフ
ッキング信号の出力操作を行うフッキング送出手段とを
各々含むことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案によれば、子機側は、親機側及びオーデ
ィオ再生手段からコードレスとなっている。オーディオ
信号は、親機側で通話信号に重畳されて子機側に送信さ
れる。子機側では、通話とオーディオ再生が同時に行わ
れる。このとき、フッキング検出によるレベル調整が実
行され、オーディオ信号のレベルが所定値に抑制され
る。このため、オーディオ信号によって通話が邪魔され
ることはない。
ィオ再生手段からコードレスとなっている。オーディオ
信号は、親機側で通話信号に重畳されて子機側に送信さ
れる。子機側では、通話とオーディオ再生が同時に行わ
れる。このとき、フッキング検出によるレベル調整が実
行され、オーディオ信号のレベルが所定値に抑制され
る。このため、オーディオ信号によって通話が邪魔され
ることはない。
【0010】
【実施例】以下、本考案によるオーディオ再生通話装置
の一実施例について、添付図面を参照しながら説明す
る。最初に、図1を参照しながら、本実施例の構成につ
いて説明する。本実施例の装置は、コードレス電話機に
対応させると親機側と子機側に大きく分けられる。ま
ず、親機側10から説明すると、電話回線はスピーチネ
ットワーク(電話回線接続回路)12の一方の入出力側
に接続されている。
の一実施例について、添付図面を参照しながら説明す
る。最初に、図1を参照しながら、本実施例の構成につ
いて説明する。本実施例の装置は、コードレス電話機に
対応させると親機側と子機側に大きく分けられる。ま
ず、親機側10から説明すると、電話回線はスピーチネ
ットワーク(電話回線接続回路)12の一方の入出力側
に接続されている。
【0011】このスピーチネットワーク12の他方の入
出力側には、双方向無線通信回路14の有線入出力側が
接続されている。また、スピーチネットワーク12の他
方の入力側には、フッキング検出回路16の入力側が接
続されており、フッキング検出回路16の出力側は、ス
ピーチネットワーク12の制御入力側に各々接続されて
いる。また、親機側10には、電源回路18が設けられ
ている。
出力側には、双方向無線通信回路14の有線入出力側が
接続されている。また、スピーチネットワーク12の他
方の入力側には、フッキング検出回路16の入力側が接
続されており、フッキング検出回路16の出力側は、ス
ピーチネットワーク12の制御入力側に各々接続されて
いる。また、親機側10には、電源回路18が設けられ
ている。
【0012】更に、CD,テープ,ラジオ,テレビジョ
ン音声などの所望のオーディオ装置20の再生出力側
は、親機側10のレベル調整回路22の入力側に接続さ
れている。このレベル調整回路22の再生出力側は、上
述したスピーチネットワーク12の他方の出力側に接続
されている。また、フッキング検出回路16の検出出力
側がレベル調整回路22の制御入力側に接続されてい
る。
ン音声などの所望のオーディオ装置20の再生出力側
は、親機側10のレベル調整回路22の入力側に接続さ
れている。このレベル調整回路22の再生出力側は、上
述したスピーチネットワーク12の他方の出力側に接続
されている。また、フッキング検出回路16の検出出力
側がレベル調整回路22の制御入力側に接続されてい
る。
【0013】次に、子機側30について説明する。親機
側10の双方向無線通信回路14による無線入出力は、
子機側30の双方向無線通信回路32によって行われる
ようになっている。この双方向無線通信回路32の有線
出力側はヘッドホン34の入力側に接続されており、有
線入力側はマイクロホン36,フッキング信号送出回路
38の出力側に各々接続されている。この子機側にも、
適宜の電源回路40が設けられている。また、子機側3
0には、コードレス電話機の子機に設けられているハン
ドセットとしての一般的な機能も設けられている。
側10の双方向無線通信回路14による無線入出力は、
子機側30の双方向無線通信回路32によって行われる
ようになっている。この双方向無線通信回路32の有線
出力側はヘッドホン34の入力側に接続されており、有
線入力側はマイクロホン36,フッキング信号送出回路
38の出力側に各々接続されている。この子機側にも、
適宜の電源回路40が設けられている。また、子機側3
0には、コードレス電話機の子機に設けられているハン
ドセットとしての一般的な機能も設けられている。
【0014】以上の各部のうち、スピーチネットワーク
12は、フッキング検出回路16からの検出指示に基づ
いて電話回線を子機側30に接続するための制御を行う
ためのものである。双方向無線通信回路14,32は、
親機側10と子機側30の間における双方向の通信を電
波を利用して無線で行うためのものである。また、フッ
キング検出回路16は、子機側30のフッキング信号送
出回路38から送出されるフッキング信号を親機側10
で検出するためのものである。電源回路18は、親機側
10の各部あるいはレベル調整回路22に、必要な駆動
電力を供給するためのものである。
12は、フッキング検出回路16からの検出指示に基づ
いて電話回線を子機側30に接続するための制御を行う
ためのものである。双方向無線通信回路14,32は、
親機側10と子機側30の間における双方向の通信を電
波を利用して無線で行うためのものである。また、フッ
キング検出回路16は、子機側30のフッキング信号送
出回路38から送出されるフッキング信号を親機側10
で検出するためのものである。電源回路18は、親機側
10の各部あるいはレベル調整回路22に、必要な駆動
電力を供給するためのものである。
【0015】次に、オーディオ装置20には、たとえば
CDプレーヤ,レコードプレーヤ,カセットテーププレ
ーヤ,ラジオ受信機などや、あるいはそれらの組み合わ
せによるステレオ装置などが該当する。レベル調整回路
22は、フッキング検出回路16における検出指示に基
づいて入力オーディオ信号のレベル調整を行うためのも
のである。なお、フッキング検出回路16による検出指
示がないときは、入力オーディオ信号がそのままレベル
調整されることなく出力されるようになっている。
CDプレーヤ,レコードプレーヤ,カセットテーププレ
ーヤ,ラジオ受信機などや、あるいはそれらの組み合わ
せによるステレオ装置などが該当する。レベル調整回路
22は、フッキング検出回路16における検出指示に基
づいて入力オーディオ信号のレベル調整を行うためのも
のである。なお、フッキング検出回路16による検出指
示がないときは、入力オーディオ信号がそのままレベル
調整されることなく出力されるようになっている。
【0016】次に、子機側30において、ヘッドホン3
4としては、通常の形態のものの他、インナーイヤ式の
ものでもよい。また、マイクロホン36はヘッドホン3
4に一体に取り付けられた構成となっている。フッキン
グ信号送出回路38は、着信又は発信の場合にフックス
イッチ(図示せず)が操作されたときに、フッキング信
号を出力するためのものである。また、電源回路40
は、子機側30の各部に、必要な駆動電力を供給するた
めのものである。
4としては、通常の形態のものの他、インナーイヤ式の
ものでもよい。また、マイクロホン36はヘッドホン3
4に一体に取り付けられた構成となっている。フッキン
グ信号送出回路38は、着信又は発信の場合にフックス
イッチ(図示せず)が操作されたときに、フッキング信
号を出力するためのものである。また、電源回路40
は、子機側30の各部に、必要な駆動電力を供給するた
めのものである。
【0017】なお、子機側30には、他に通常のコード
レス電話機の子機と同様にリンガ回路やダイヤル回路な
どが設けられている(いずれも図示せず)。次に、以上
のように構成された本実施例の作用について説明する。
レス電話機の子機と同様にリンガ回路やダイヤル回路な
どが設けられている(いずれも図示せず)。次に、以上
のように構成された本実施例の作用について説明する。
【0018】a,オーディオ再生のみの場合 まず、オーディオ装置20における再生動作を楽しむ場
合について説明する。この場合には、電話機として機能
する部分,すなわちスピーチネットワーク12,フッキ
ング検出回路16,マイクロホン36,フッキング信号
送出回路38は動作ない。また、レベル調整回路22で
は、入力信号がそのまま出力される。
合について説明する。この場合には、電話機として機能
する部分,すなわちスピーチネットワーク12,フッキ
ング検出回路16,マイクロホン36,フッキング信号
送出回路38は動作ない。また、レベル調整回路22で
は、入力信号がそのまま出力される。
【0019】このため、オーディオ装置20から出力さ
れたオーディオ信号は、そのまま双方向無線通信回路1
4に入力され、子機側30に電波が送信される。子機側
30では、親機側10からの電波が双方向無線通信回路
32で受信され、復調などの処理が必要に応じて行われ
る。そして、オーディオ信号はヘッドホン34に供給さ
れ、ここで音声に変換される。このように、子機側30
は、オーディオ装置20のコードレスヘッドホンとして
作用する。
れたオーディオ信号は、そのまま双方向無線通信回路1
4に入力され、子機側30に電波が送信される。子機側
30では、親機側10からの電波が双方向無線通信回路
32で受信され、復調などの処理が必要に応じて行われ
る。そして、オーディオ信号はヘッドホン34に供給さ
れ、ここで音声に変換される。このように、子機側30
は、オーディオ装置20のコードレスヘッドホンとして
作用する。
【0020】b,電話機としてのみ機能する場合 次に、電話機としての通話のみを行う場合は、オーディ
オ装置20は動作せず、レベル調整回路22からのオー
ディオ信号出力はない。このため、図3(B)に示した
従来技術と同様の動作が親機側10,子機側30によっ
て行われる。
オ装置20は動作せず、レベル調整回路22からのオー
ディオ信号出力はない。このため、図3(B)に示した
従来技術と同様の動作が親機側10,子機側30によっ
て行われる。
【0021】c,オーディオ再生中に通話を行う場合 次に、本実施例の最も特徴的な動作であるオーディオ再
生中における通話の動作について説明する。まず、オー
ディオ再生自体は、上述(a)で説明したようにして実
行される。
生中における通話の動作について説明する。まず、オー
ディオ再生自体は、上述(a)で説明したようにして実
行される。
【0022】この状態で、すなわちオーディオ再生を楽
しんでいる状態で着信があったとすると、スピーチネッ
トワーク12によってその旨が出力され、これが双方向
無線通信回路14,32によって子機側30に送信され
る。このため、子機側ではリンガ回路によるベルの鳴動
がオーディオ信号の再生と重畳してヘッドホン34で行
われる。使用者が着信があったことを知ってフッキング
信号送出回路38を操作すると、フッキング信号が送出
される。
しんでいる状態で着信があったとすると、スピーチネッ
トワーク12によってその旨が出力され、これが双方向
無線通信回路14,32によって子機側30に送信され
る。このため、子機側ではリンガ回路によるベルの鳴動
がオーディオ信号の再生と重畳してヘッドホン34で行
われる。使用者が着信があったことを知ってフッキング
信号送出回路38を操作すると、フッキング信号が送出
される。
【0023】このフッキング信号は、双方向無線通信回
路32,14を介して親機側10に送信される。親機側
10では、このフッキング信号がフッキング検出回路1
6で検出され、その旨がスピーチネットワーク12,レ
ベル調整回路22に各々出力される。スピーチネットワ
ーク12では、フッキング検出に基づいて電話回線が双
方向無線通信回路14に接続される。
路32,14を介して親機側10に送信される。親機側
10では、このフッキング信号がフッキング検出回路1
6で検出され、その旨がスピーチネットワーク12,レ
ベル調整回路22に各々出力される。スピーチネットワ
ーク12では、フッキング検出に基づいて電話回線が双
方向無線通信回路14に接続される。
【0024】これによって、子機側30のヘッドホン3
4及びマイクロホン36による通話が可能となる。すな
わち、マイクロホン36からの送話信号は、双方向無線
通信回路32,14,スピーチネットワーク12を各々
経て電話回線に送出される。また、電話回線からの受話
信号は、スピーチネットワーク12を経た後にオーディ
オ信号と合成され、その後双方向無線通信回路14,3
2を経てヘッドホン34で音声に変換される。
4及びマイクロホン36による通話が可能となる。すな
わち、マイクロホン36からの送話信号は、双方向無線
通信回路32,14,スピーチネットワーク12を各々
経て電話回線に送出される。また、電話回線からの受話
信号は、スピーチネットワーク12を経た後にオーディ
オ信号と合成され、その後双方向無線通信回路14,3
2を経てヘッドホン34で音声に変換される。
【0025】このとき、レベル調整回路22では、フッ
キング検出に基づいて入力オーディオ信号のレベルが所
定値に制限される。このため、ヘッドホン34では、オ
ーディオ信号の再生音が所定値の低いレベルとなり、こ
れに電話の音声が重畳して聞こえることになる。従っ
て、着信後にオーディオ装置20を操作して音量を下げ
るなどの処理を行うことなく、良好に通話を楽しむこと
ができる。なお、オーディオ再生中に子機側30から発
呼を行う場合も同様の動作が行われ、レベル調整回路2
2によるオーディオ信号のレベル調整が行われる。
キング検出に基づいて入力オーディオ信号のレベルが所
定値に制限される。このため、ヘッドホン34では、オ
ーディオ信号の再生音が所定値の低いレベルとなり、こ
れに電話の音声が重畳して聞こえることになる。従っ
て、着信後にオーディオ装置20を操作して音量を下げ
るなどの処理を行うことなく、良好に通話を楽しむこと
ができる。なお、オーディオ再生中に子機側30から発
呼を行う場合も同様の動作が行われ、レベル調整回路2
2によるオーディオ信号のレベル調整が行われる。
【0026】次に、図2を参照しながら、前記実施例の
具体例について説明する。同図において、コードレス電
話機の親機50には、フック回路52,スピーチネット
ワーク54,電源回路56が各々設けられている。ま
た、アダプタユニット60には、FM受信回路62,F
M送信回路64が各々設けられており、FM受信回路6
2にはチューニング検出部62Aが含まれている。
具体例について説明する。同図において、コードレス電
話機の親機50には、フック回路52,スピーチネット
ワーク54,電源回路56が各々設けられている。ま
た、アダプタユニット60には、FM受信回路62,F
M送信回路64が各々設けられており、FM受信回路6
2にはチューニング検出部62Aが含まれている。
【0027】これらの各部の接続を説明すると、電話回
線はスピーチネットワーク54の一方の入出力側に接続
されている。スピーチネットワーク54の他方の出力側
はFM送信回路64のL,Rの各入力側に各々接続され
ており、他方の入力側はFM受信回路62の出力側に接
続されている。また、フック回路52の入力側にはFM
受信回路62のチューニング検出部62Aの出力側が接
続されており、電源回路56はアダプタユニット60に
も接続されている。
線はスピーチネットワーク54の一方の入出力側に接続
されている。スピーチネットワーク54の他方の出力側
はFM送信回路64のL,Rの各入力側に各々接続され
ており、他方の入力側はFM受信回路62の出力側に接
続されている。また、フック回路52の入力側にはFM
受信回路62のチューニング検出部62Aの出力側が接
続されており、電源回路56はアダプタユニット60に
も接続されている。
【0028】他方、オーディオ装置66におけるL,R
のステレオ再生出力側にはレベル調整回路68が接続さ
れており、レベル調整装置68のL,Rの各出力側は、
FM送信回路64におけるL,Rの入力側に各々接続さ
れている。また、チューニング検出部62Aの出力側が
レベル調整回路68の制御入力側に接続されている。
のステレオ再生出力側にはレベル調整回路68が接続さ
れており、レベル調整装置68のL,Rの各出力側は、
FM送信回路64におけるL,Rの入力側に各々接続さ
れている。また、チューニング検出部62Aの出力側が
レベル調整回路68の制御入力側に接続されている。
【0029】次に、コードレス電話機の子機70には、
FM送信回路72,FM受信回路74,フッキング信号
送出回路76,コンデンサマイク78,スピーカ80,
82,電源回路84が各々設けられている。フッキング
信号送出回路76は、FM送信回路72によるパルス的
な信号送信を行うためのスイッチとして構成されてい
る。また、コンデンサマイク78の出力側はFM送信回
路72の入力側に接続されており、FM受信回路74の
出力側はスピーカ80,82の入力側に各々接続されて
いる。
FM送信回路72,FM受信回路74,フッキング信号
送出回路76,コンデンサマイク78,スピーカ80,
82,電源回路84が各々設けられている。フッキング
信号送出回路76は、FM送信回路72によるパルス的
な信号送信を行うためのスイッチとして構成されてい
る。また、コンデンサマイク78の出力側はFM送信回
路72の入力側に接続されており、FM受信回路74の
出力側はスピーカ80,82の入力側に各々接続されて
いる。
【0030】これらのうち、アダプタユニット60のF
M受信回路62,FM送信回路64は、子機70のFM
送信回路72,FM受信回路74との間で電波による双
方向の無線通信を行うためのもので、図1の実施例にお
ける双方向無線通信回路14,32に該当する。FM送
信回路72,FM受信回路62間はたとえば90MH
z,FM送信回路64,FM受信回路74間はたとえば
76MHzに周波数が設定される。
M受信回路62,FM送信回路64は、子機70のFM
送信回路72,FM受信回路74との間で電波による双
方向の無線通信を行うためのもので、図1の実施例にお
ける双方向無線通信回路14,32に該当する。FM送
信回路72,FM受信回路62間はたとえば90MH
z,FM送信回路64,FM受信回路74間はたとえば
76MHzに周波数が設定される。
【0031】また、アダプタユニット60のチューニン
グ検出部62Aは、図1の実施例のフッキング信号検出
回路16に該当する。すなわち、フッキング信号送出回
路76のスイッチ操作によってFM送信回路72から出
力されたパルス状の信号がFM受信回路62で受信され
るとともに、チューニング検出部62Aで検出されてフ
ッキング検出が行われるようになっている。更に、子機
70におけるスピーカ80,82は、図1の実施例のヘ
ッドホン34に該当する。
グ検出部62Aは、図1の実施例のフッキング信号検出
回路16に該当する。すなわち、フッキング信号送出回
路76のスイッチ操作によってFM送信回路72から出
力されたパルス状の信号がFM受信回路62で受信され
るとともに、チューニング検出部62Aで検出されてフ
ッキング検出が行われるようになっている。更に、子機
70におけるスピーカ80,82は、図1の実施例のヘ
ッドホン34に該当する。
【0032】なお、本考案は、何ら上記実施例に限定さ
れるものではなく、たとえば次のものも含まれる。 (1)子機側におけるマイクロホンやスピーカ(あるい
はイヤホン)の構成,形状は任意であり、いわゆるヘッ
ドホンタイプやインナーイヤタイプのいずれであっても
よい。 (2)前記実施例では、無線方式でコードレスを実現し
たが、その他赤外線方式を用いてもよい。また、オーデ
ィオ装置とコードレス電話機をコードで接続している
が、それらの間もコードレスで構成するようにしてもよ
い。
れるものではなく、たとえば次のものも含まれる。 (1)子機側におけるマイクロホンやスピーカ(あるい
はイヤホン)の構成,形状は任意であり、いわゆるヘッ
ドホンタイプやインナーイヤタイプのいずれであっても
よい。 (2)前記実施例では、無線方式でコードレスを実現し
たが、その他赤外線方式を用いてもよい。また、オーデ
ィオ装置とコードレス電話機をコードで接続している
が、それらの間もコードレスで構成するようにしてもよ
い。
【0033】(3)子機を複数有するようなコードレス
電話機に対しては、すべての子機に本考案を適用しても
よいし、いずれか一部の子機に適用するようにしてもよ
い。このとき、子機側の軽量化を図るために、着信時の
フッキング操作のみが可能な構成,すなわち図1又は図
2に示した構成要素で子機側を構成するようにしてもよ
い。 (4)前記実施例では、通話対象が電話の場合を示した
が、その他の通話,たとえばインターホンなどにも同様
に適用可能である。 (5)その他、たとえばレベル調整回路を親機側に含め
るなど、同様の作用を奏するように種々設計変更が可能
である。
電話機に対しては、すべての子機に本考案を適用しても
よいし、いずれか一部の子機に適用するようにしてもよ
い。このとき、子機側の軽量化を図るために、着信時の
フッキング操作のみが可能な構成,すなわち図1又は図
2に示した構成要素で子機側を構成するようにしてもよ
い。 (4)前記実施例では、通話対象が電話の場合を示した
が、その他の通話,たとえばインターホンなどにも同様
に適用可能である。 (5)その他、たとえばレベル調整回路を親機側に含め
るなど、同様の作用を奏するように種々設計変更が可能
である。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によるオー
ディオ再生通話装置によれば、次のような効果がある。 (1)オーディオ音声に通話音声を重畳することとした
ので、オーディオ再生を中断することなく通話を行うこ
とができる。 (2)通話時には、オーディオ音声を抑制するようにレ
ベル調整が行われるので、オーディオ音声に邪魔される
ことなく良好に通話を行うことができる。
ディオ再生通話装置によれば、次のような効果がある。 (1)オーディオ音声に通話音声を重畳することとした
ので、オーディオ再生を中断することなく通話を行うこ
とができる。 (2)通話時には、オーディオ音声を抑制するようにレ
ベル調整が行われるので、オーディオ音声に邪魔される
ことなく良好に通話を行うことができる。
【図1】本考案によるオーディオ再生通話装置の一実施
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【図2】前記実施例の一具体例を示す構成図である。
【図3】一般的なオーディオ装置におけるコードレスヘ
ッドホンとコードレス電話機を示す説明図である。
ッドホンとコードレス電話機を示す説明図である。
10…親機側、12,54…スピーチネットワーク(通
話接続手段)、14,32…双方向無線通信回路(双方
向通信手段)、16…フッキング検出回路(フッキング
検出手段)、18,40,56,84…電源回路、2
0,66…オーディオ装置(オーディオ再生手段)、2
2,68…レベル調整回路(レベル調整手段)、30…
子機側、34…ヘッドホン(電気音響変換手段)、36
…マイクロホン(電気音響変換手段)、38,76…フ
ッキング信号送出回路(フッキング送出手段)、50…
親機、52…フック回路、60…アダプタユニット、6
2,74…FM受信回路、62A…チューニング検出
部、64,72…FM送信回路、70…子機、78…コ
ンデンサマイク、80,82…スピーカ。
話接続手段)、14,32…双方向無線通信回路(双方
向通信手段)、16…フッキング検出回路(フッキング
検出手段)、18,40,56,84…電源回路、2
0,66…オーディオ装置(オーディオ再生手段)、2
2,68…レベル調整回路(レベル調整手段)、30…
子機側、34…ヘッドホン(電気音響変換手段)、36
…マイクロホン(電気音響変換手段)、38,76…フ
ッキング信号送出回路(フッキング送出手段)、50…
親機、52…フック回路、60…アダプタユニット、6
2,74…FM受信回路、62A…チューニング検出
部、64,72…FM送信回路、70…子機、78…コ
ンデンサマイク、80,82…スピーカ。
Claims (1)
- 【請求項1】 通話接続手段によって通話回線と親機側
とが接続されており、双方向通信手段によって親機側と
子機側とがコードレスで接続されており, 前記親機側は、フッキング信号を検出するフッキング検
出手段と、オーディオ再生手段の出力オーディオ信号と
通信信号とを重畳して子機側に出力する信号重畳手段
と、前記フッキング検出手段によるフッキング検出時
に、前記オーディオ再生手段の出力オーディオ信号レベ
ルを抑制するレベル調整手段とを含み, 前記子機側は、オーディオ再生と通話の両方が可能な電
気音響変換手段と、通話時のフッキング信号の出力操作
を行うフッキング送出手段とを各々含む, ことを特徴とするオーディオ再生通話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991085909U JP2550275Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | オーディオ再生通話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991085909U JP2550275Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | オーディオ再生通話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531432U JPH0531432U (ja) | 1993-04-23 |
JP2550275Y2 true JP2550275Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13871952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991085909U Expired - Lifetime JP2550275Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | オーディオ再生通話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550275Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0787535B2 (ja) * | 1985-06-25 | 1995-09-20 | ソニー株式会社 | テレビ機能付電話装置 |
JPH03195169A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-26 | Fujitsu Ltd | 録音端子付き自動車電話 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP1991085909U patent/JP2550275Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0531432U (ja) | 1993-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |