JP2549772B2 - 筒状押出発泡用金型 - Google Patents

筒状押出発泡用金型

Info

Publication number
JP2549772B2
JP2549772B2 JP3067461A JP6746191A JP2549772B2 JP 2549772 B2 JP2549772 B2 JP 2549772B2 JP 3067461 A JP3067461 A JP 3067461A JP 6746191 A JP6746191 A JP 6746191A JP 2549772 B2 JP2549772 B2 JP 2549772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
plate
mold
foam
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3067461A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06166084A (ja
Inventor
良郎 高羽
紳一郎 横井
弘樹 池原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3067461A priority Critical patent/JP2549772B2/ja
Publication of JPH06166084A publication Critical patent/JPH06166084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549772B2 publication Critical patent/JP2549772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発泡性樹脂組成物を押出
機から開放雰囲気中に押出して筒状に発泡体を成形する
のに用いられる筒状押出発泡用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】押出発泡の成形方式には種々の方式が知
られているが、例えば、特公昭58−50184公報
には、発泡性樹脂組成物を押出機から開放雰囲気中に押
出して発泡させる成形法が示されている。
【0003】この種の発泡体の成形に用いられる従来の
金型11は図9〜図12に示すように金型本体12とコ
ア14がブリッジ13を介して一体的に結合された構造
とされ、その先のノズル部7がそれぞれ別体のノズル外
型15とト−ピ−ド16とからなり、金型本体12にそ
れぞれ着脱自在に取付けられている。
【0004】ト−ピ−ド16は筒状押出発泡体の内径を
規制するコア部18とネジ部17とを有し、コア14に
螺合され、ノズル外型15は筒状押出発泡体の外径を規
制するノズル孔19と取付用孔20とを有し、金型本体
12に周知の方法で固定されている。
【0005】また金型11に取りつけたノズル外型1
5、ト−ピ−ド16は製品の品種や形状(例えば棒状
体、板状体、シ−ト、筒状体など)、サイズ等に適合し
た必要数が製作され、目的の製品に合わせて、サイズ替
えの都度交換されている。
【0006】またサイズ変更等の簡素化のために、例え
ば棒状押出発泡体においては、金型リップ部を回転させ
たり、スライドさせたりすることにより、口径を変更さ
せることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の金型の場合、必
要とする形状、サイズによって、その都度押出機をスト
ップさせ、目的、形状、サイズにあった金型に変更しな
ければならない。
【0008】従って形状、サイズの変更のたびに、押出
機のスタ−ト、ストップが必要であり、作業時間、作業
工数、原料のロス等の損失が大きい。また後者の金型リ
ップ部を回転させたり、スライドさせたりする方法は、
棒状の押出発泡体のサイズ変更には有効であるが、筒状
押出発泡体においては、棒状押出発泡体と異なり、外径
と内径の双方を変更する必要があるのに、この方法では
外径の変更はできてもコアの先端径は変更できない。
【0009】本発明は、上記の点に鑑み、機械等を停止
させずに、連続的に、筒状押出発泡体のサイズ変更が可
能な、筒状押出発泡用金型および押出発泡装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、発泡性樹脂組
成物を押出機から開放囲気中に押出して筒状発泡体を
成形するのに用いられる筒状押出発泡用金型において、
ノズル部が、内径を規制するト−ピ−ドと外径を規制す
るノズル外型とからなり、両者が一体に構成され、該ノ
ズル部が、このノズル部を装脱着する複数のノズル装着
部を備えたプレ −ト板と、該プレ−ト板を摺動可能とす
る押え部材とにより、金型本体部に装着されていること
を特徴とするものである。
【0012】本発明において、ノズル部は、ト−ピ−ド
が等間隔に配置された複数個の円柱状あるいはそろばん
玉状のブリッジを介してノズル外型と一体化されること
により構成される。
【0013】本発明の場合、上記ブリッジの形状と大き
さは重要で、ブリッジの大きさは円柱状の場合、直径1
0mm以下(望ましくは5mm以下)、そろばん玉のよ
うに樹脂の流れ方向に断面形状を長くさせた形状の場合
は、その厚みを5mm以下(望ましくは3mm以下)と
するのが良い。
【0014】ブリッジの大きさを上記のようにすれば、
ブリッジによる樹脂の流れの不均一が防止され、ブリッ
ジメモリ−が製品に出たり、形状不良、表面不良、さら
にブリッジ割れの恐れがなくなる。
【0015】ブリッジの大きさを例えば円柱状で、直径
10mm以上とした場合、樹脂の流れが不均一になり、
ブリッジメモリ−として製品に出たり、形状不良をおこ
したり、表面不良となったり、製品がブリッジの部分で
割れて発泡したりする。
【0016】プレ−ト板には、口径の相違する複数のノ
ズル部装着部が設けられ、ノズル部装着部の相互の間隔
は等間隔とされる。押え部材は取付けボルトにより、押
出機本体に固定され、内部にプレ−ト板が摺動するため
の摺動空間が形成される。
【0017】プレ−ト板の摺動手段としては、金型内の
樹脂圧が高い場合には油圧式ポンプが望ましいが、比較
的樹脂圧が低い場合にはモ−タ−動力でも良い。
【0018】
【作用】ト−ピ−ドとノズルとを一体化したことによ
り、筒状押出発泡体の内径を規制するト−ピ−ドと外径
を規制するノズル外型とが同時に一体で摺動できる。
【0019】この一体化されたノズル部を数種類、摺動
可能なプレ−ト板に装着し、プレ−ト板を押え部材内に
摺動可能なように装着する。次いでこのプレ−ト板を、
押出成形中のサイズ替え必要時に、適宜の摺動手段によ
り、押え部材内で摺動させれば、瞬時に新旧口金の位置
が変わり、口金が新たに交換され、押出成形中に、機械
を停止させずに、筒状発泡体のサイズ替えが連続してで
きる。
【0020】
【実施例】以下図面の実施例により詳細に説明する。図
1は本発明の筒状押出発泡体用金型を使用した筒状押出
発泡体成形装置の一実施例で、本発明の筒状押出発泡体
用金型はノズル外型2とト−ピ−ド3を一体化した筒状
押出発泡体用ノズル部1と、筒状押出発泡体用ノズル部
1を装着し摺動可能なプレ−ト板8と、プレ−ト板8を
摺動可能とさせる押え部材9とで構成される。
【0021】図2、図3は本発明の一体化された筒状押
出発泡体用ノズル部1の断面図で、ノズル外型2とト−
ピ−ド3とブリッジ4とが一体化された構造とされてい
る。ノズル外型2は図4に示すように中央に筒状押出発
泡体の外径を規制するノズル孔5が穿孔され、ト−ピ−
ド3には筒状押出発泡体の内径を規制するコア部6が設
けられている。
【0022】ブリッジ4は、図5に示すように円柱
1またはそろばん玉形状42とされ、等間隔に配分され
て複数個設けられている。ブリッジ4の大きさは円柱状
の場合直径D10mm以下(望ましくは5mm以下)、
そろばん玉のように樹脂の流れ方向に断面形状を長くさ
せた形状の場合はその厚みtを5mm以下(望ましくは
3mm以下)とするのが良い。
【0023】ブリッジ4の本数については、2〜3本が
望ましいが樹脂の流れを阻害しなければ本数については
特に限定しない。図6に示す移動可能なプレ−ト板8は
長方形板で、等間隔に3か所ノズル部装着部81が設け
られ、ノズル部装着部81に3種類の筒状押出発泡体用
ノズル部1が装着される。
【0024】図7に示す押え部材9はプレ−ト板8を左
右に摺動可能とするように、プレ−ト板8を挿入して摺
動させるための凹部92が設けられている。図8は図1
の正面図で、ノズル外型2はプレ−ト板8に装着され、
プレ−ト板8は左右に摺動可能なように、押え部材9に
挿入されている。押え部材9は金型本体12に取付け用
ボルト91で固定されている。
【0025】従ってプレ−ト板8の3か所のノズル部装
着部81に、あらかじめ必要な3種類の筒状押出発泡体
用ノズル部1を装着し、押出成形中のサイズ替え必要時
に適宜手段でプレ−ト板8を摺動させれば、目的、形
状、サイズにあった口金が所要個所に瞬間に摺動し、連
続的に押出成形中に筒状発泡体のサイズ替えをすること
ができる。
【0026】プレ−ト板8の摺動手段としては、金型内
の樹脂圧が高い場合には油圧式ポンプが望ましいが、比
較的樹脂圧が低い場合にはモ−タ−動力でも良い。また
金型本体12とプレ−ト板8間71は、通常の場合(樹
脂圧50Kg/cm2 以下の場合)この部分での樹脂温
は低下しており、樹脂粘度が高いので、樹脂漏れが大幅
に発生することはなく、特別なシ−ルを施す必要はな
い。
【0027】
【発明の効果】以上により、本発明の筒状発泡体用金型
は次の効果がある。ノズル部が一体化されているので、
口径等を異にするノズル部の移動、交換が容易にできる
ようになる。また筒状押出発泡体のサイズ変更が、この
ノズル部を装着したプレ−ト板の摺動によって、機械を
停止させずに、押出成形中に可能となるので、サイズ替
え時の作業工数、作業時間、およびスタ−ト、ストップ
の際に生じる原料ロスを大幅に減少させることができ
る。
【0028】またサイズ変更等が容易なことから、急な
オ−ダ−にも簡単に対応でき、ユ−ザ−対応力を大幅に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒状発泡体用ノズル部を使用した筒状
発泡体成形装置の一実施例の断面図である。
【図2】図1の筒状発泡体用ノズル部の断面図である。
【図3】図2のA−A線図による筒状発泡体用ノズル部
の断面図である。
【図4】図2のB−B線図による筒状発泡体用ノズル部
の断面図である。
【図5】図2のC−C線図によるブリッジの断面図であ
る。
【図6】図1のプレ−ト板の断面図である。
【図7】図1の押え部材の断面図である。
【図8】図8は図1の正面図である。
【図9】従来の筒状発泡体用ノズル部を使用した筒状発
泡体成形装置の断面図である。
【図10】図9のD−D線図による金型の断面図であ
る。
【図11】図9のE−E線図による断面図である。
【図12】図9のト−ピ−ドの断面図である。
【図13】図9のノズルの断面図である。
【図14】図9のノズルの正面図である。
【符号の説明】
1,7 ノズル部 2,15 ノズル外型 3,16 ト−ピ−ド 4,41,42 ブリッジ 5,19 ノズル孔 6,18 コア部 8 プレ−ト板 9 押え部材 12 金型本体 14 コア 81 ノズル装着部 92 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性樹脂組成物を押出機から開放
    気中に押出して筒状発泡体を成形するのに用いられる筒
    状押出発泡用金型において、ノズル部が、内径を規制す
    るト−ピ−ドと外径を規制するノズル外型とからなり、
    両者が一体に構成され、該ノズル部が、このノズル部を
    装脱着する複数のノズル装着部を備えたプレ−ト板と、
    該プレ−ト板を摺動可能とする押え部材とにより、金型
    本体部に装着されていることを特徴とする筒状押出発泡
    用金型。
JP3067461A 1991-03-30 1991-03-30 筒状押出発泡用金型 Expired - Lifetime JP2549772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3067461A JP2549772B2 (ja) 1991-03-30 1991-03-30 筒状押出発泡用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3067461A JP2549772B2 (ja) 1991-03-30 1991-03-30 筒状押出発泡用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06166084A JPH06166084A (ja) 1994-06-14
JP2549772B2 true JP2549772B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=13345614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3067461A Expired - Lifetime JP2549772B2 (ja) 1991-03-30 1991-03-30 筒状押出発泡用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549772B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092823A (ja) * 1983-10-26 1985-05-24 Sekisui Chem Co Ltd 断面異型の発泡体の製造方法
JPS60161129A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 Sekisui Chem Co Ltd 内面に複数個の空洞を有する発泡体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06166084A (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW323982B (en) The manufacturing method for air-pad and its assisting device
JPH0521051B2 (ja)
EP1190841A1 (en) Reactive injection molding process for manufacturing a two-colored molded product of polyurethanes
CA2154249A1 (en) Extrusion of thermally cross-linkable materials
JP2549772B2 (ja) 筒状押出発泡用金型
FI980800A (fi) Menetelmä ja laitteisto muovikalvon valmistamiseksi ja muovikalvo
US5000670A (en) Air discharge device for extrusion head
US3752627A (en) Device for manufacturing a hollow article of plastic material
US3209400A (en) Apparatus for manufacturing hollow thermoplastic articles
US4550008A (en) Method for molding plastic products
EP0399174A3 (en) Method and apparatus for injection molding
US2980955A (en) Apparatus for forming hollow articles from thermoplastic material
JPH07507731A (ja) 輪郭を有する管を成形するためのマルチキャビティ移動モールドトンネルおよびモールドブロックトンネル
JP3224347B2 (ja) ディスク基板成形用型
CN101913069A (zh) 门窗幕墙密封胶条成型模具制造方法
JPS5845341B2 (ja) 押出しヘツド
CN113146960A (zh) 一种内撑型气囊式柔性夹具的制作模具及其制作方法
KR20170035236A (ko) 타일의 연속 성형장치
JPH01206013A (ja) 射出成形方法
US1281462A (en) Device for molding sheet-rubber.
JP2529339B2 (ja) 周長の異なる中空成形品の製造方法
JPH08169042A (ja) 押出機の固定方法およびその装置
JPS61171321A (ja) プラスチツクタンクの製造方法
JP3117484B2 (ja) 熱可塑性樹脂シートの製造方法及びその装置
JPH04173123A (ja) 樹脂パイプのブロー成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 15