JP2549702Y2 - 液体噴霧装置のノズル構造 - Google Patents

液体噴霧装置のノズル構造

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JP2549702Y2
JP2549702Y2 JP2622592U JP2622592U JP2549702Y2 JP 2549702 Y2 JP2549702 Y2 JP 2549702Y2 JP 2622592 U JP2622592 U JP 2622592U JP 2622592 U JP2622592 U JP 2622592U JP 2549702 Y2 JP2549702 Y2 JP 2549702Y2
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nozzle
liquid
vapor
spraying
nozzle structure
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崇 紀國
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蒸気用液体の蒸気を吹
き出すための第1ノズルと噴霧用液体を吸い上げるため
の第2ノズルとを具備した2流体噴霧式の液体噴霧装置
におけるノズル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2にはこの種の液体噴霧装置の概略構
成を示してある。同図において21は蒸気用液体を収容
する第1タンク、22は第1タンク21内に一端を挿入
された給液パイプ、23は給液パイプ22の途中に介装
されたポンプ、24は給液パイプ22の他端に接続され
た気化器、25は気化器24の出口に接続された第1ノ
ズル、26は噴霧用液体を収容する第2タンク、27は
第2タンク26内に一端を挿入された吸液パイプ、28
は吸液パイプ27の他端に接続された第2ノズルであ
る。
【0003】気化器24は図示省略の入口及び出口とこ
れらと連通する気化空間を具備しており、また気化空間
内に焼結金属等から成る多孔質の気化素子を、また気化
空間及び気化素子を加熱するヒ−タを備えている。ま
た、第1,第2ノズル25,28は夫々小径の金属パイ
プ材から成り、第2ノズル28は第1ノズル25の前方
に該第1ノズル25の中心線と直交する向きで配置され
ている。
【0004】上述の液体噴霧装置では、気化器24をヒ
−タによって所定温度に加熱した状態でポンプ23を作
動すると、給液パイプ22を介して気化器24の気化空
間に送り込まれた蒸気用液体が気化され、その蒸気が第
1ノズル25から吹き出される。これと同時に、吹き出
し蒸気によって第2ノズル28の先端部分に負圧が発生
し、該負圧によって第2タンク26内の噴霧用液体が吸
液パイプ27を介して第2ノズル28の先端に吸い上げ
られ、該噴霧用液体が吹き出し蒸気と衝突して霧化され
蒸気と共に噴霧ガスとして吹き出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで上述の液体噴
霧装置では、所定径のパイプ材を切断してこれをノズル
として使用しているため、第2ノズル28に対する吹き
出し蒸気の衝突面積が大きく該吹き出し蒸気に流速低下
や乱れを生じ易く、これを原因として第2ノズル28の
先端部分に所期の負圧が得られなくなり、噴霧用液体の
吸い上げ効率が大きく低下すると共に噴霧が不安定にな
る難点がある。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、噴霧用液体の吸い上げを
効率よく行なえ、しかも噴霧を安定して行なえる液体噴
霧装置のノズル構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案では、蒸気用液体の蒸気を吹き出すための第
1ノズルの前方に、該第1ノズルの中心線と直交する向
きで噴霧用液体を吸い上げるための第2ノズルを配置し
て成り、第1ノズルの先端から蒸気用液体の蒸気を吹き
出した際に、該吹き出し蒸気で発生した負圧によって噴
霧用液体を第2ノズルの先端に吸い上げ、該噴霧用液体
を吹き出し蒸気に衝突させて霧化するようにした2流体
噴霧式液体噴霧装置のノズル構造において、第2ノズル
を先鋭に形成すると共に、上端面の外輪に曲面仕上げを
施している。
【0008】
【作用】本考案に係るノズル構造では、第2ノズルを先
鋭に形成し、しかもその上端面の外輪に曲面仕上げを施
してあるので、第2ノズルに対する吹き出し蒸気の衝突
面積を低減でき、吹き出し蒸気の流れへの影響を抑える
ことができる。これにより吹き出し蒸気の流速低下及び
乱れを防止して、第2ノズルの先端部分に所期の負圧を
得られる。
【0009】
【実施例】図1には本考案を適用したノズル構造を示し
てある。同図において1は第1ノズル、2は第2ノズ
ル、3は保持具である。
【0010】第1,第2ノズル1,2は、管径約1.6
mmで長さ約20mmのステンレス(SUS316)製
パイプ材から成り、内径約0.4mmの円部通路を有し
ている。
【0011】第2ノズル2は、図2にも示すように上端
部外面を先鋭に加工されている。詳しくは、第2ノズル
2の上端部外面が第2ノズル2の中心線S2と10〜3
5°の角度θを成すように切削或いは研磨加工し、円錐
台状の先鋭部分2aを第2ノズル2の上端部に形成して
ある。また、第2ノズル2の先端面2bの外輪には、研
磨或いはエッチングによってR0.15前後の曲面仕上
げを施こしてある。
【0012】保持具3は、PPS(ポリフェニレンサル
ファイド),PES(ポリエ−テルサルホン),PS
(ポリサルホン)等の非晶性の熱可塑性エンプラからL
字形に形成され、両端部で第1,第2ノズル1,2の略
中間部を保持している。
【0013】上記の第1,第2ノズル1,2は相互に所
定の位置関係を成すように保持具3と共にインサ−ト成
形されている。詳しくは、第1ノズル1の中心線S1と
第2ノズル2の中心線S2は直交しており、第1ノズル
1の先端面1aと第2ノズル中心線S2との間隔Xは約
5mmに設定されている。また、第2ノズル2の先端面
2bは第1ノズル1の中心線S1よりも僅かに突出して
おり、該突出量Yは約0.07mmに設定されている。
【0014】上述のノズル構造における第1ノズル1の
後端部1bは図3に示した気化器24の出口に、一方、
第2ノズル2の後端部2cは図3に示した吸液パイプ2
7に夫々接続して使用される。従来と同様に、蒸気用液
体の蒸気が第1ノズル1から吹き出されると、第2ノズ
ル2の先端部分に生じる負圧によって噴霧用液体が吸い
上げられ、該噴霧用液体が吹き出し蒸気と衝突して霧化
され蒸気と共に噴霧ガスとして吹き出される。
【0015】上述のノズル構造では、第2ノズル2の上
端部を先鋭に形成し、しかもその上端面2bの外輪に曲
面仕上げを施してあるので、第2ノズル2に対する吹き
出し蒸気の衝突面積を低減することができ、また吹き出
し蒸気の流れに対する影響も抑えることができる。つま
り、第1ノズル1からの吹き出し蒸気を流速低下や乱れ
を生じることなく前方に吹き出すことが可能であり、第
2ノズル2の先端部分に所期の負圧を得て吸い上げ効率
を大きく向上させ、また噴霧を安定に行なうことができ
る。
【0016】尚、上記実施例で例示した両ノズルの位置
関係はノズル径や吹き出し蒸気圧に応じて適宜変更して
よい。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
第1ノズルからの吹き出し蒸気を流速低下や乱れを生じ
ることなく前方に吹き出すことが可能であり、第2ノズ
ルの先端部分に所期の負圧を得て吸い上げ効率を大きく
向上させ、また噴霧を安定に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したノズル構造の側面図
【図2】第2ノズルの要部断面図
【図3】2流体噴霧式の液体噴霧装置の概略構成図
【符号の説明】
1…第1ノズル、1a…先端面、2…第2ノズル、2a
…先鋭部分、2b…先端面、S1,S2…中心線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気用液体の蒸気を吹き出すための第1
    ノズルの前方に、該第1ノズルの中心線と直交する向き
    で噴霧用液体を吸い上げるための第2ノズルを配置して
    成り、第1ノズルから蒸気用液体の蒸気を吹き出した際
    に第2ノズルの先端部分に生じる負圧によって噴霧用液
    体を吸い上げ、該噴霧用液体を吹き出し蒸気に衝突させ
    て霧化するようにした2流体噴霧式液体噴霧装置のノズ
    ル構造において、 第2ノズルを先鋭に形成すると共に、上端面の外輪に曲
    面仕上げを施した、 ことを特徴とする液体噴霧装置のノズル構造。
JP2622592U 1992-04-22 1992-04-22 液体噴霧装置のノズル構造 Expired - Lifetime JP2549702Y2 (ja)

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JPH0585451U JPH0585451U (ja) 1993-11-19
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