JP2549484B2 - シアター装置 - Google Patents
シアター装置Info
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- JP2549484B2 JP2549484B2 JP4120858A JP12085892A JP2549484B2 JP 2549484 B2 JP2549484 B2 JP 2549484B2 JP 4120858 A JP4120858 A JP 4120858A JP 12085892 A JP12085892 A JP 12085892A JP 2549484 B2 JP2549484 B2 JP 2549484B2
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- JP
- Japan
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- screen
- theater
- space
- room
- speaker
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅内の壁部に配設さ
れて可撓性を有するスクリーンを引き出してセットする
シアター装置に関し、スクリーンの配された部分に収納
空間が形成されているものに関する。
れて可撓性を有するスクリーンを引き出してセットする
シアター装置に関し、スクリーンの配された部分に収納
空間が形成されているものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅においては、多様なニーズに
合わせて室内及び室外の外装デザインも様々なバリエー
ションのものが開発されている。また、住宅の室内に
は、それぞれの部屋空間の独自の快適性を高めるために
種々の室内備え付け設備が設けられている。
合わせて室内及び室外の外装デザインも様々なバリエー
ションのものが開発されている。また、住宅の室内に
は、それぞれの部屋空間の独自の快適性を高めるために
種々の室内備え付け設備が設けられている。
【0003】これら室内備え付け設備の中で、投射型オ
ーディオビジュアル(以下AVと略す)用のシアター装
置がある。このシアター装置は、居間等の天井近くの壁
部に、装置内部からビーズ製またはマット製の可撓性を
有するスクリーンが引き下ろされて画面としてセットさ
れるものであり、このスクリーンに投射型AV用シアタ
ー装置から臨場感あふれる映像が映しだされることによ
り、家族全員で充分にホームシアターが楽しめるもので
ある。
ーディオビジュアル(以下AVと略す)用のシアター装
置がある。このシアター装置は、居間等の天井近くの壁
部に、装置内部からビーズ製またはマット製の可撓性を
有するスクリーンが引き下ろされて画面としてセットさ
れるものであり、このスクリーンに投射型AV用シアタ
ー装置から臨場感あふれる映像が映しだされることによ
り、家族全員で充分にホームシアターが楽しめるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
AV用シアター装置をセットするには、そのスクリーン
装置やスピーカー装置のセットのために、ある程度の広
さのシアタールームが必要であり、従って、一般家庭に
おいて上記のようなシアター装置を設置するためには、
その部屋空間の確保が、このホームシアターシステムを
利用できる最低条件とされていた。
AV用シアター装置をセットするには、そのスクリーン
装置やスピーカー装置のセットのために、ある程度の広
さのシアタールームが必要であり、従って、一般家庭に
おいて上記のようなシアター装置を設置するためには、
その部屋空間の確保が、このホームシアターシステムを
利用できる最低条件とされていた。
【0005】しかし、一般家庭の住まいの空間は狭くな
る一方であり、逆にAV機器、AV装置は急速な発展を
とげ、大画面、高画質等のシアター装置の本格化指向は
加熱する傾向にある。従って、限られた空間でシアター
装置の機能を充分発揮できる部屋空間の設計の工夫が注
目されている。
る一方であり、逆にAV機器、AV装置は急速な発展を
とげ、大画面、高画質等のシアター装置の本格化指向は
加熱する傾向にある。従って、限られた空間でシアター
装置の機能を充分発揮できる部屋空間の設計の工夫が注
目されている。
【0006】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、シアター装置のスクリーンの配された部分に
収納空間を設けることによって限られた空間を有効に利
用して本格的なシアター装置を設置することによって、
本格的な映画が手軽に楽しめるシアター装置を提供する
ものである。
たもので、シアター装置のスクリーンの配された部分に
収納空間を設けることによって限られた空間を有効に利
用して本格的なシアター装置を設置することによって、
本格的な映画が手軽に楽しめるシアター装置を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシアター装置は
上記課題を解決するために、建物の居住空間を構成する
壁の一部を外方に突出させて室内に開口する収納スペー
スが形成され、この収納スペースに収納ユニットが収納
され、収納ユニットの左右に一対の縦長のスピーカーボ
ックスが配設され、収納ユニットの上部にスクリーンが
引き出し自在に吊下げられるとともに、左右のスピーカ
ーボックスの間であって、吊下げられたスクリーンの後
方には、スクリーンによって開閉される収納空間が形成
され、前記一対の縦長のスピーカーボックスの側板に、
前記スクリーンの反り返りを防止するための反り返り防
止部材が設けられてなることを特徴とするシアター装置
である。
上記課題を解決するために、建物の居住空間を構成する
壁の一部を外方に突出させて室内に開口する収納スペー
スが形成され、この収納スペースに収納ユニットが収納
され、収納ユニットの左右に一対の縦長のスピーカーボ
ックスが配設され、収納ユニットの上部にスクリーンが
引き出し自在に吊下げられるとともに、左右のスピーカ
ーボックスの間であって、吊下げられたスクリーンの後
方には、スクリーンによって開閉される収納空間が形成
され、前記一対の縦長のスピーカーボックスの側板に、
前記スクリーンの反り返りを防止するための反り返り防
止部材が設けられてなることを特徴とするシアター装置
である。
【0008】
【作用】本発明のシアター装置によれば、建物の居住空
間を構成する壁の一部に外方に突出する収納スペースを
設け、そこに収納した収納ユニット内に収納空間を設け
ることによって、スクリーンを吊下げてシアタールーム
の空間を有効に使用できるとともに、前記シアター装置
を使用しない時はスクリーンを収納して収納空間をあけ
ることによってシアタールームの多目的な利用が可能で
ある。さらに、限られた空間を利用する家庭用のシアタ
ールームであっても、その室内空間の有効な活用によ
り、本格的なシアターシステムを取り入れることも可能
となり、一般家庭においても手軽で本格的な映画鑑賞を
楽しむことができる。
間を構成する壁の一部に外方に突出する収納スペースを
設け、そこに収納した収納ユニット内に収納空間を設け
ることによって、スクリーンを吊下げてシアタールーム
の空間を有効に使用できるとともに、前記シアター装置
を使用しない時はスクリーンを収納して収納空間をあけ
ることによってシアタールームの多目的な利用が可能で
ある。さらに、限られた空間を利用する家庭用のシアタ
ールームであっても、その室内空間の有効な活用によ
り、本格的なシアターシステムを取り入れることも可能
となり、一般家庭においても手軽で本格的な映画鑑賞を
楽しむことができる。
【0009】また、前記収納空間の設計変更によって、
様々な様態の収納が可能であって、シアタールームとし
て使用するのみならず、一般的な部屋空間として独創的
な部屋の設計が可能である。
様々な様態の収納が可能であって、シアタールームとし
て使用するのみならず、一般的な部屋空間として独創的
な部屋の設計が可能である。
【0010】
【実施例】本発明のシアター装置の実施例について図を
参照しながら以下に説明する。本実施例におけるシアタ
ー装置は、図1に示すようにホームシアタールームに収
納スペースが形成され、この収納スペースにユニット化
された収納ユニット2が配設された構造とされ、中高音
用の一対の縦長スピーカーボックス4、5とセンタース
ピーカー9と低音用スピーカーボックス7、8とが、前
記収納ユニット2に組み込まれたものである。
参照しながら以下に説明する。本実施例におけるシアタ
ー装置は、図1に示すようにホームシアタールームに収
納スペースが形成され、この収納スペースにユニット化
された収納ユニット2が配設された構造とされ、中高音
用の一対の縦長スピーカーボックス4、5とセンタース
ピーカー9と低音用スピーカーボックス7、8とが、前
記収納ユニット2に組み込まれたものである。
【0011】前記シアター装置を室内側から見ると図1
に示すように、前記収納ユニット2の左右に配設された
中高音用の一対の縦長スピーカーボックス4、5と、こ
れら縦長スピーカーボックス4、5の上部に架け渡され
た状態で配設されたスクリーン装置3と、縦長スピーカ
ーボックス4、5間の下部に配設された載置板6と、こ
の載置板6の下方中央に配設されたセンタースピーカー
ボックス9と、その両側の低音用スピーカーボックス
7、8と、スーパーウーハーなどの低音用スピーカー
7、8の下方に配設されたアンプ・ビデオ等が収納され
るキャビネット10とから概略構成されている。そし
て、縦長スピーカーボックス4、5、スクリーン装置3
及び載置板6とで区画された開口部11には、図2に示
されているようなTV(テレビジョン)台または本棚等
に活用できる収納空間12が設けられている。
に示すように、前記収納ユニット2の左右に配設された
中高音用の一対の縦長スピーカーボックス4、5と、こ
れら縦長スピーカーボックス4、5の上部に架け渡され
た状態で配設されたスクリーン装置3と、縦長スピーカ
ーボックス4、5間の下部に配設された載置板6と、こ
の載置板6の下方中央に配設されたセンタースピーカー
ボックス9と、その両側の低音用スピーカーボックス
7、8と、スーパーウーハーなどの低音用スピーカー
7、8の下方に配設されたアンプ・ビデオ等が収納され
るキャビネット10とから概略構成されている。そし
て、縦長スピーカーボックス4、5、スクリーン装置3
及び載置板6とで区画された開口部11には、図2に示
されているようなTV(テレビジョン)台または本棚等
に活用できる収納空間12が設けられている。
【0012】つまり、上述したシアター装置は、スクリ
ーン装置3と低音用スピーカー7、8とキャビネット1
0とを具備して構成されている。
ーン装置3と低音用スピーカー7、8とキャビネット1
0とを具備して構成されている。
【0013】前記スクリーン装置3は、図2に示されて
いるように合板等によって直方体箱状に形成され、かつ
底板13の長手方向に、内部14と開口部11側を連通
するスリット15が形成されたスクリーンボックス16
の内部に、軸回りに回転自在となるように配設された巻
き込みローラー17と、この巻き込みローラー17に巻
き込まれ、かつ巻き込みローラー17の回転によりスリ
ット15を通過して開口部11の下側、すなわち載置板
6に向かって引き下ろされるスクリーン20とから構成
されている。
いるように合板等によって直方体箱状に形成され、かつ
底板13の長手方向に、内部14と開口部11側を連通
するスリット15が形成されたスクリーンボックス16
の内部に、軸回りに回転自在となるように配設された巻
き込みローラー17と、この巻き込みローラー17に巻
き込まれ、かつ巻き込みローラー17の回転によりスリ
ット15を通過して開口部11の下側、すなわち載置板
6に向かって引き下ろされるスクリーン20とから構成
されている。
【0014】そして、前記巻き込みローラー17を正逆
方向(正方向はスクリーン20の引き下ろし方向であ
り、逆方向はスクリーン20の巻き込み方向である。)
に回転させる手段としては、図示しない駆動モーターを
巻き込みローラー17に連設して設けている。従って、
スクリーン20をスクリーンボックス16の内部に収納
するには、駆動モーターにより巻き込みローラー17を
逆回転させることにより、前記動作と逆の動作でスクリ
ーン20を移動させて巻き込みローラー17に巻き込む
ことができる。一方、スクリーン20の下部位置には、
棒部材29が固定されており、この棒部材29は前記ス
クリーン20が巻き上げられた状態では、スクリーンボ
ックス16のスリット15部分で停止する仕組みとなっ
ている。なお、本実施例ではスクリーン20のセット方
法として巻き込みローラー17を駆動モーターにより正
逆方向に回転させる方法を採用したが、ラチェット機構
等の手動作によりスクリーンをセットする手段でも可能
である。
方向(正方向はスクリーン20の引き下ろし方向であ
り、逆方向はスクリーン20の巻き込み方向である。)
に回転させる手段としては、図示しない駆動モーターを
巻き込みローラー17に連設して設けている。従って、
スクリーン20をスクリーンボックス16の内部に収納
するには、駆動モーターにより巻き込みローラー17を
逆回転させることにより、前記動作と逆の動作でスクリ
ーン20を移動させて巻き込みローラー17に巻き込む
ことができる。一方、スクリーン20の下部位置には、
棒部材29が固定されており、この棒部材29は前記ス
クリーン20が巻き上げられた状態では、スクリーンボ
ックス16のスリット15部分で停止する仕組みとなっ
ている。なお、本実施例ではスクリーン20のセット方
法として巻き込みローラー17を駆動モーターにより正
逆方向に回転させる方法を採用したが、ラチェット機構
等の手動作によりスクリーンをセットする手段でも可能
である。
【0015】また、図5に示す縦長スピーカーボックス
4、5の開口部側の側板(ボックス板)23、24に
は、スクリーン装置3の底板13に形成されたスリット
15の両端部と平面視において対応するように、図5に
示すような上下方向の溝部25が形成されており、この
溝部25には、アルミニウム板等によりコ字状に形成さ
れた長尺なフレーム部材26が開放部11側に向けて配
設されている。そして、このフレーム部材26の内部に
はスクリーン装置3から引き下ろされてきたスクリーン
20の上下方向の縁部20cと、棒部材29の端部が通
過するようになっている。
4、5の開口部側の側板(ボックス板)23、24に
は、スクリーン装置3の底板13に形成されたスリット
15の両端部と平面視において対応するように、図5に
示すような上下方向の溝部25が形成されており、この
溝部25には、アルミニウム板等によりコ字状に形成さ
れた長尺なフレーム部材26が開放部11側に向けて配
設されている。そして、このフレーム部材26の内部に
はスクリーン装置3から引き下ろされてきたスクリーン
20の上下方向の縁部20cと、棒部材29の端部が通
過するようになっている。
【0016】そして、図6に示されるようにフレーム部
材26の対向する片部内面26a、26bには長手方向
に連続してブラシ(反り返り防止部材)27が設けられ
ている。そして、このブラシ27は繊維状のナイロン等
からなる硬質な材料であり、長尺な基板状に設けられ、
かつ、図5に示されるように、この基板を保持する保持
部材28が片部内面26a、26bにスポット溶接によ
り接合され、それによりフレーム部材26の上下方向
に、ブラシ27が対向配置された状態で配設されてい
る。ここで、ブラシ27の長さは対向するブラシ27間
をスクリーン20が移動する際に、ブラシ27の先端部
がスクリーン20の上下方向の縁部20cの表面20
a、若しくは裏面20bを均等に押圧しながら弾性変形
する程度に設定されている。
材26の対向する片部内面26a、26bには長手方向
に連続してブラシ(反り返り防止部材)27が設けられ
ている。そして、このブラシ27は繊維状のナイロン等
からなる硬質な材料であり、長尺な基板状に設けられ、
かつ、図5に示されるように、この基板を保持する保持
部材28が片部内面26a、26bにスポット溶接によ
り接合され、それによりフレーム部材26の上下方向
に、ブラシ27が対向配置された状態で配設されてい
る。ここで、ブラシ27の長さは対向するブラシ27間
をスクリーン20が移動する際に、ブラシ27の先端部
がスクリーン20の上下方向の縁部20cの表面20
a、若しくは裏面20bを均等に押圧しながら弾性変形
する程度に設定されている。
【0017】このように本実施例では、スクリーン20
の縁部20cの表面側と裏面側を規制する反り返り防止
部材としてブラシ27を使用したが、スクリーン20の
縁部20cの反り返りを防止するものであれば他の規制
部材を使用しても同様の効果を得ることができる。
の縁部20cの表面側と裏面側を規制する反り返り防止
部材としてブラシ27を使用したが、スクリーン20の
縁部20cの反り返りを防止するものであれば他の規制
部材を使用しても同様の効果を得ることができる。
【0018】また、フレーム部材26片部26a、26
bに取り付けられたブラシ27はまず、棒部材29が通
過すると押し上げられ、さらにスクリーン20の縁部2
0cが通過すると、ブラシ27の先端部が弾性変形しな
がら縁部20cを表面20a側と裏面20b側から均等
に押圧していく。この状態でスクリーン20の載置板6
側まで引き下ろされてセットされると、スクリーン20
の縁部20cの上下方向全域がブラシ27により表面側
20aと裏面側20bから規制される。それにより、ス
クリーン20の縁部20cの反り返りが防止されスクリ
ーン20全体が平板状にセットされる。そして、プロジ
ェクター1からスクリーン20に映像を映し出しても、
スクリーン20の縁部20cのゆがみ(ピントのずれ)
等がなくなり、スクリーン20が大画面仕様であっても
正常な映画鑑賞を行なうことができる。
bに取り付けられたブラシ27はまず、棒部材29が通
過すると押し上げられ、さらにスクリーン20の縁部2
0cが通過すると、ブラシ27の先端部が弾性変形しな
がら縁部20cを表面20a側と裏面20b側から均等
に押圧していく。この状態でスクリーン20の載置板6
側まで引き下ろされてセットされると、スクリーン20
の縁部20cの上下方向全域がブラシ27により表面側
20aと裏面側20bから規制される。それにより、ス
クリーン20の縁部20cの反り返りが防止されスクリ
ーン20全体が平板状にセットされる。そして、プロジ
ェクター1からスクリーン20に映像を映し出しても、
スクリーン20の縁部20cのゆがみ(ピントのずれ)
等がなくなり、スクリーン20が大画面仕様であっても
正常な映画鑑賞を行なうことができる。
【0019】そして、本実施例のシアター装置における
スピーカー装置は、上述した構成に加え、さらに高い音
響効果及び臨場感を得るために、図4に示されるように
リアスピーカー19、19が、シアタールームの天井部
に設けられた構造となっている。従って、上記構成から
なるシアター装置におけるスピーカー装置によって、中
高音の音響効果に加え、従来では難しかった低音域での
効果を引き出すとともに、音像定位の安定化を図った、
音と映像が一体化した映画鑑賞を楽しむことができる。
スピーカー装置は、上述した構成に加え、さらに高い音
響効果及び臨場感を得るために、図4に示されるように
リアスピーカー19、19が、シアタールームの天井部
に設けられた構造となっている。従って、上記構成から
なるシアター装置におけるスピーカー装置によって、中
高音の音響効果に加え、従来では難しかった低音域での
効果を引き出すとともに、音像定位の安定化を図った、
音と映像が一体化した映画鑑賞を楽しむことができる。
【0020】また、前記スピーカー装置は、収納ユニッ
ト2に組み込まれた構造とされ、室内Rの床にはスピー
カーボックス配置のための空間を必要としていないので
室内空間の有効な利用が可能となる。
ト2に組み込まれた構造とされ、室内Rの床にはスピー
カーボックス配置のための空間を必要としていないので
室内空間の有効な利用が可能となる。
【0021】さらに、前記スクリーン装置3とスピーカ
ー装置の配線機構は、図7に示されるように壁パネル5
1内に配設された構造となっている。なお、この壁パネ
ル51の構造は、縦横の芯材51aによって矩形枠状に
組まれた枠体と、該枠体の少なくとも外装側に貼設され
た面板51bとから構成されたものであって、本発明で
は、この壁パネル51の内部の空間部分を利用して前記
配線32を配設したものである。従って、前記シアター
装置の配線32を前記のような壁パネル51の内部に配
設させることによって各配線32の混乱を招くおそれを
軽減することができ、さらにその配線32を室内にむき
出しにすることがないために、室内の美観を乱すことな
く、複雑な配線機構を設けることができる。
ー装置の配線機構は、図7に示されるように壁パネル5
1内に配設された構造となっている。なお、この壁パネ
ル51の構造は、縦横の芯材51aによって矩形枠状に
組まれた枠体と、該枠体の少なくとも外装側に貼設され
た面板51bとから構成されたものであって、本発明で
は、この壁パネル51の内部の空間部分を利用して前記
配線32を配設したものである。従って、前記シアター
装置の配線32を前記のような壁パネル51の内部に配
設させることによって各配線32の混乱を招くおそれを
軽減することができ、さらにその配線32を室内にむき
出しにすることがないために、室内の美観を乱すことな
く、複雑な配線機構を設けることができる。
【0022】そして、本格的なAV装置になればなるほ
ど、その配線機構は複雑化するが、この配線32を、す
でに壁パネル51内部に配設した機構をとることによっ
て、一般家庭においても、本格的なAV装置を設置する
ことが可能になり、本格的な映画鑑賞を楽しむことがで
きる。
ど、その配線機構は複雑化するが、この配線32を、す
でに壁パネル51内部に配設した機構をとることによっ
て、一般家庭においても、本格的なAV装置を設置する
ことが可能になり、本格的な映画鑑賞を楽しむことがで
きる。
【0023】また、上述したようなシアター装置の配線
32を接続する中継端子盤40は、センタースピーカー
9の下部収納棚の背面板50裏面に図8に示されるよう
に設けられている。そして、この中継端子盤40は、図
9に示すような構造となっており、その中央には、プロ
ジェクター用の端子34とTVアンテナ用の端子35が
設けられ、その片側にはコンセント端子33、そしても
う片側にはフロントスピーカー用の端子36とリアスピ
ーカー用の端子37、及びセンタースピーカー用の端子
38が形成されている。
32を接続する中継端子盤40は、センタースピーカー
9の下部収納棚の背面板50裏面に図8に示されるよう
に設けられている。そして、この中継端子盤40は、図
9に示すような構造となっており、その中央には、プロ
ジェクター用の端子34とTVアンテナ用の端子35が
設けられ、その片側にはコンセント端子33、そしても
う片側にはフロントスピーカー用の端子36とリアスピ
ーカー用の端子37、及びセンタースピーカー用の端子
38が形成されている。
【0024】従って、上述した各スピーカー装置の端子
は、図2及び図8に示されるように、前記キャビネット
10の背面板及び載置板6等に設けられた通穴30を通
って配線され、前記中継端子盤40に接続されている。
は、図2及び図8に示されるように、前記キャビネット
10の背面板及び載置板6等に設けられた通穴30を通
って配線され、前記中継端子盤40に接続されている。
【0025】よって、上記のような中継端子盤40をシ
アター装置のセンタースピーカー9の下部に形成された
収納棚の背面板50の裏側に設けることによって、シア
ター装置の複雑な配線機構を単一化し、配線機構の構成
の把握が容易になる。従って、複雑な配線機構を有する
本格指向のシアター装置を一般家庭に設置し、これを家
庭内で楽しむことができるのは勿論の事、さらに、こう
したシアター装置に各家庭においてAV機器の付属品を
増設し、その機能を拡張することも手軽に楽しむことが
可能になる。
アター装置のセンタースピーカー9の下部に形成された
収納棚の背面板50の裏側に設けることによって、シア
ター装置の複雑な配線機構を単一化し、配線機構の構成
の把握が容易になる。従って、複雑な配線機構を有する
本格指向のシアター装置を一般家庭に設置し、これを家
庭内で楽しむことができるのは勿論の事、さらに、こう
したシアター装置に各家庭においてAV機器の付属品を
増設し、その機能を拡張することも手軽に楽しむことが
可能になる。
【0026】さらに、上述したスクリーン装置3及びス
ピーカー装置、そして前記両者の配線機構に加え、本発
明によるシアター装置は、前記スクリーン20を配する
部分に収納空間12を形成し、これに収納棚等を設ける
ことにより、シアタールームの空間を有効に利用するこ
とが可能となる。
ピーカー装置、そして前記両者の配線機構に加え、本発
明によるシアター装置は、前記スクリーン20を配する
部分に収納空間12を形成し、これに収納棚等を設ける
ことにより、シアタールームの空間を有効に利用するこ
とが可能となる。
【0027】近年において、一般家庭における住宅事情
の現実を見ると、一家庭における部屋数、各部屋の面積
は縮小する一方であり、このような現状の中で、精神的
な安らぎの空間を、いかに自然な形で効率よく作り出す
かという部屋空間の設計は注目されている課題でもあ
る。そして、こうした精神衛生面での充足感の欲求を反
映したように、最近では趣味、趣向を満たすためのAV
機器製品やAV装置の本格化指向は、さらに加熱化する
傾向にある。
の現実を見ると、一家庭における部屋数、各部屋の面積
は縮小する一方であり、このような現状の中で、精神的
な安らぎの空間を、いかに自然な形で効率よく作り出す
かという部屋空間の設計は注目されている課題でもあ
る。そして、こうした精神衛生面での充足感の欲求を反
映したように、最近では趣味、趣向を満たすためのAV
機器製品やAV装置の本格化指向は、さらに加熱化する
傾向にある。
【0028】従って、本発明のシアター装置は、スクリ
ーン装置、スピーカー装置の使用時における映画上映中
に、その環境効果を大切にするため、ゆえに、その室内
の美観を壊さないように配慮して、その収納空間をスク
リーンの配される部分に形成したものである。一方、こ
のシアター装置を使用しない時は、部屋空間を多目的に
使用できるように収納空間を多機能に変形できるように
設計してある。つまり、スクリーンの配された部分に設
けられた収納空間12は、図1に示されているように、
本棚等とTV台としての使用に限らず、仕切り盤18の
置き換えによって、全面を本棚として使用する事も可能
であり、また、全面を大きな収納空間または、出窓等と
して燈取りを設けることなど独創的な収納空間の設計も
可能である。
ーン装置、スピーカー装置の使用時における映画上映中
に、その環境効果を大切にするため、ゆえに、その室内
の美観を壊さないように配慮して、その収納空間をスク
リーンの配される部分に形成したものである。一方、こ
のシアター装置を使用しない時は、部屋空間を多目的に
使用できるように収納空間を多機能に変形できるように
設計してある。つまり、スクリーンの配された部分に設
けられた収納空間12は、図1に示されているように、
本棚等とTV台としての使用に限らず、仕切り盤18の
置き換えによって、全面を本棚として使用する事も可能
であり、また、全面を大きな収納空間または、出窓等と
して燈取りを設けることなど独創的な収納空間の設計も
可能である。
【0029】そして、上記のような収納空間を利用し
て、AV機器の増設し、より幅広く本格指向の映画鑑賞
を楽しむことも可能である。
て、AV機器の増設し、より幅広く本格指向の映画鑑賞
を楽しむことも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるシア
ター装置は、建物の居住空間を構成する壁から外方に突
出させて形成した収納スペースに収納ユニットを設け、
そのスクリーンを配する部分に収納空間を設けることに
よって、シアタールームの空間を有効に使用できるとと
もに、前記シアター装置を使用しない時はシアタールー
ムの多目的な利用が可能である。また、前記収納空間の
変形設計によって、様々な様態の収納が可能であって、
シアタールームとして使用するのみならず、一般的な部
屋空間として独創的な部屋の設計が可能である。
ター装置は、建物の居住空間を構成する壁から外方に突
出させて形成した収納スペースに収納ユニットを設け、
そのスクリーンを配する部分に収納空間を設けることに
よって、シアタールームの空間を有効に使用できるとと
もに、前記シアター装置を使用しない時はシアタールー
ムの多目的な利用が可能である。また、前記収納空間の
変形設計によって、様々な様態の収納が可能であって、
シアタールームとして使用するのみならず、一般的な部
屋空間として独創的な部屋の設計が可能である。
【0031】また、従来の限られた空間を利用した家庭
用のシアタールームにおいては、その部屋空間内にAV
装置が散在し、部屋の広さによってAV装置の機能が必
然的に制限されることとなったが、本発明のシアター装
置のように、AV装置自体をユニット形式で配設し、さ
らに収納空間をスクリーンを配した壁面に有効に取り入
れることによって、その室内空間を有効に活用でき、室
内の美観を壊すことなく、適した環境の中で本格的な映
画鑑賞を楽しむことができる。
用のシアタールームにおいては、その部屋空間内にAV
装置が散在し、部屋の広さによってAV装置の機能が必
然的に制限されることとなったが、本発明のシアター装
置のように、AV装置自体をユニット形式で配設し、さ
らに収納空間をスクリーンを配した壁面に有効に取り入
れることによって、その室内空間を有効に活用でき、室
内の美観を壊すことなく、適した環境の中で本格的な映
画鑑賞を楽しむことができる。
【0032】そしてさらに、前記収納空間を利用するこ
とにより、AV機器の増設も可能であり、幅の広い本格
的なシアターシステムを取り入れ、一般家庭においても
手軽に本格的な映画鑑賞を楽しむことができる。また、
本発明のシアター装置にあっては、特に、前記一対の縦
長のスピーカーボックスの側板に、前記スクリーンの反
り返りを防止するための反り返り防止部材が設けたこと
によって、スクリーンを引き下ろして収納空間の前方に
セットすると、反り返り防止部材によりスクリーンの反
り返りが防止されるので、スクリーン全体が平板状にセ
ットされるので、スクリーンに映像を映し出しても、ス
クリーンのゆがみ(ピントのずれ)等がなくなり、スク
リーンが大画面仕様であっても正常な映画鑑賞を行なう
ことができるという利点がある。
とにより、AV機器の増設も可能であり、幅の広い本格
的なシアターシステムを取り入れ、一般家庭においても
手軽に本格的な映画鑑賞を楽しむことができる。また、
本発明のシアター装置にあっては、特に、前記一対の縦
長のスピーカーボックスの側板に、前記スクリーンの反
り返りを防止するための反り返り防止部材が設けたこと
によって、スクリーンを引き下ろして収納空間の前方に
セットすると、反り返り防止部材によりスクリーンの反
り返りが防止されるので、スクリーン全体が平板状にセ
ットされるので、スクリーンに映像を映し出しても、ス
クリーンのゆがみ(ピントのずれ)等がなくなり、スク
リーンが大画面仕様であっても正常な映画鑑賞を行なう
ことができるという利点がある。
【図1】本発明の実施例によるシアター装置のスクリー
ンを引き上げた状態を示す平面図である。
ンを引き上げた状態を示す平面図である。
【図2】本発明のボックス側板に設けられた規制手段を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例によるシアター装置のスクリー
ンを引き出した状態を示す平面図である。
ンを引き出した状態を示す平面図である。
【図4】本発明のシアターユニットが室内に配設された
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図5】図1におけるB−B’線に沿う断面図である。
【図6】図1におけるA−A’線に沿う断面図である。
【図7】本発明によるシアターユニットの配線機構を示
す図である。
す図である。
【図8】本発明によるシアターユニットの中継端子盤の
位置を示す断面図である。
位置を示す断面図である。
【図9】図8に示された中継端子盤の拡大平面図であ
る。
る。
2 収納ユニット 3 スクリーン装置 4 縦長スピーカーボックス(スピーカー装置) 5 縦長スピーカーボックス(スピーカー装置) 12 収納空間 20 スクリーン 20c スクリーンの上下方向の縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 21/58 G03B 21/58
Claims (1)
- 【請求項1】 建物の居住空間を構成する壁の一部を外
方に突出させて室内に開口する収納スペースが形成さ
れ、この収納スペースに収納ユニットが収納され、収納
ユニットの左右に一対の縦長のスピーカーボックスが配
設され、収納ユニットの上部にスクリーンが引き出し自
在に吊下げられるとともに、左右のスピーカーボックス
の間であって、吊下げられたスクリーンの後方には、ス
クリーンによって開閉される収納空間が形成され、前記
一対の縦長のスピーカーボックスの側板に、前記スクリ
ーンの反り返りを防止するための反り返り防止部材が設
けられてなることを特徴とするシアター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120858A JP2549484B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | シアター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120858A JP2549484B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | シアター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688440A JPH0688440A (ja) | 1994-03-29 |
JP2549484B2 true JP2549484B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=14796696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4120858A Expired - Lifetime JP2549484B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | シアター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549484B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4561300B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2010-10-13 | 船井電機株式会社 | テレビジョン |
US20080285778A1 (en) * | 2005-08-02 | 2008-11-20 | Teijin Fibers Limited | Screen-Integrated Speaker |
JP2007065482A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Teijin Fibers Ltd | スクリーン一体型スピーカ |
JP4597197B2 (ja) * | 2007-02-23 | 2010-12-15 | シャープ株式会社 | 壁材及び給湯システム並びに建築物 |
EP1961884A3 (en) | 2007-02-23 | 2016-07-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wall assembly and wall assembly with display screen |
CN110094013B (zh) * | 2019-04-19 | 2021-08-10 | 温州睿鹰建设工程有限公司 | 一种装配式墙板 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59117704U (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-08 | 松下電器産業株式会社 | 住宅ユニツト |
JPH0443660U (ja) * | 1990-08-20 | 1992-04-14 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP4120858A patent/JP2549484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0688440A (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960618 |