JP2549432Y2 - ホルダー付き穀類収納袋 - Google Patents

ホルダー付き穀類収納袋

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JP2549432Y2
JP2549432Y2 JP1990041897U JP4189790U JP2549432Y2 JP 2549432 Y2 JP2549432 Y2 JP 2549432Y2 JP 1990041897 U JP1990041897 U JP 1990041897U JP 4189790 U JP4189790 U JP 4189790U JP 2549432 Y2 JP2549432 Y2 JP 2549432Y2
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満範 谷口
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田中産業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主としてコンバインによって刈り取られ
た生籾をダクトから直接収納するようにした大型のホル
ダー付き穀類収納袋に関する。
〔従来の技術〕
従来、生籾等の収穫には、通気性の良好な網地によっ
て構成した大型の穀類収納袋(以下単に「収納袋」とい
う)が使用されていたが、このような収納袋は生地自体
が延び易く生籾の重量で中膨れを生ずるため、これに生
籾を収容する際、該収納袋を開口状に支持すると同時に
中膨れを規制する手段としては、コンバインと伴走する
小型トラック等の荷台に第7図に例示したように、縦横
の金属管(イ)・(ロ)で概ね直方体の枠体を組成し、
その上方四隅に設けたフック(ハ)に収納袋(ニ)を吊
り下げて起立・開口せしめて風送ダクト(図示せず)か
ら排出される生籾等を収納するようにしたホルダーが知
られている(実開昭62−42594号公報等参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上記ホルダーは、何れも重量が大きく、不使用
時の保管に広いスペースを必要とした上、生籾が満杯と
なった収納袋は、中間部が横方向に膨張して縦の金属管
(イ)を圧迫する結果、収納袋の取り外しに多大の労力
を要するものであった。
又、かかる直方形状のホルダーは、部材数も多く、全
体の構造が複雑でコスト高となる等、猶改善すべき課題
が残されていたものである。
本考案は、上述したような大掛りなホルダーを必要と
せず、自立可能な収納袋を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、収納袋の側周
面の3箇所以上に、垂直方向に互いに連通する少なくと
も上下2個の帯環からなる帯環列を縫着し、該各列の帯
環に収納袋の全高よりも僅かに短く、且つ弾力的に撓曲
可能な棒材を挿通して、収納袋の上縁部分を外方に折り
返し可能にするという手段を用いた。
又、上記収納袋の各帯環列に挿通された各棒材の下端
に脚台を着脱可能に取付けるという手段も用いた。
更に、上記収納袋の上縁開口部に保持帯を縫着し、該
保持帯内に弾性材からなる口杆を上縁開口に沿って湾曲
状態で挿着せしめるという手段をも採用した。
〔作用〕
本考案の収納袋は、投入される穀類の重みで収納袋の
中間部が横方向に膨張した場合、各列の帯環に挿通され
た高弾性棒材が支えとなって、袋が自立すると同時に、
各棒材の上端を跨いで折り返される収納袋の上縁によ
り、その開口状態が維持されるという作用を奏する。
又、上記棒材に脚台を取付けたものは、特に腰の弱い
柔軟な収納袋の自立性を一層確実にするという作用を有
するものである。
更に、収納袋の上縁開口に沿って口杆を挿着したもの
は、口杆の弾性により袋の上縁が外側へ拡開される結
果、上縁開口は常時略全開の状態を維持し得るという作
用を奏する。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて更
に具体的に述べると、第1図において1は例えば500〜1
000kgの生籾を収納可能とした大型の穀類収納袋で、比
較的剛直なメッシュ地で円筒乃至は直方形状に縫製さ
れ、その上縁にファスナー等で開閉自在な開口1aを設け
ると共に、垂直方向の四辺の上下端に近い部分を含む複
数箇所に帯環2を縫着したものである。
又、3は撓曲性を有する高弾性素材、例えば強化プラ
スチック、グラスファイバー等で構成された4本の棒材
であって、上記収納袋1の全高よりも少しく短い長さを
有し、上下方向の各列の帯環2に挿通可能なものであ
る。
尚、上記収納袋1は必要に応じて上縁部に懸吊用のロ
ープを取付け、又、下面には穀類排出用の中筒を設ける
ことは自由である。
而して、上記大型の収納袋1は比較的剛直な生地で縫
成されているから、該収納袋の各帯環列に棒材3を挿通
するだけで、該袋は起立状態を維持し、又その上部開口
縁1aを各棒材3の上縁を跨いで外方に折り返すことによ
り、該収納袋の開口縁1aを全開状態に保ち得るのであ
る。
このような状態の収納袋をコンバインと伴走する小型
トラックの荷台上にセットし、上記収納袋1内に風送ダ
クト(D)を介して生籾(M)を投入すれば、その重み
で収納袋1は、底部から次第に横方向に拡張するが、袋
の膨張に伴って該袋と強く密接してしなりを生ずる各棒
材3によってより強固に袋が支持されるから、風送され
る生籾(M)を確実に収納することができるのである。
又、上記収納袋1が満杯になれば、その垂直四辺に取
り付けられた各棒材3を引き抜いても良いが、該各棒材
を抜き取らずにそのまま残しておけば、棒材3が収納袋
1の胴部の膨張量を規制するから、運搬・保管等に型崩
れが少なく好都合である。
又、第2図は上記収納袋の素材として、比較的柔軟な
メッシュ地を使用した場合の他の実施例を示すものであ
って、四辺に帯環列を縫着した袋の構造並びに棒材の長
さ及び材質等は、上記第1実施例と同様であるが、収納
袋1′の柔軟性、即ち腰の弱さによっては上記各棒材3
の下端にスタンド用の脚台4を着脱可能に取付けて該棒
材自体に一層の自立性を持たせたものである。
尚、上記何れの実施例においても、収納袋の上縁開口
部は既述したようにその開口縁1bを棒材3の上端を跨い
で折り曲げて係止するか(第1図参照)、或いは第2図
に2aとして示したように最上段の各帯環の上縁を閉止し
て逆袋状とし、これに押入される各棒材の上端を係止す
ることにより、開口状態を確保することも亦任意であ
る。又、上記収納袋1・1′の形状は、上述した直方形
に限らず多角筒ないしは円筒形でも良いが、この場合、
袋の側周面の上下方向に少なくとも3箇所の帯環列を等
間隔に設けるものである。
さらに、第3・4図に示したものは、主として円筒形
状の収納袋における本考案の他の実施例であって、収納
袋1″の側周面に帯環2を縫着し、各帯環列に棒材3を
挿通することは上記各実施例と同様であるが、本実施例
では収納袋1″の上縁開口部の内面1cに第5図に見られ
るような、上下縁と中心を縫合してなる保持帯5・5′
を袋の直径上に複数対対設する。一方、収納袋の周長の
1/2余りの長さを有する弾性材料からなる口杆6・6′
を二本用意し、その一本の口杆6を袋の上縁開口の内側
半周部に沿わせつつ、両端を上記保持帯5・5′の一側
に挿入し他方の口杆6′も同様に、他側の半周部に沿わ
せて、その両端を保持帯5・5′に挿入することで上記
二本の口杆を収納袋1″の上縁開口に沿って湾曲した状
態で挿着するのである(第4図参照)。又上記二個の保
持帯5・5′間には必要に応じて一乃至複数の止環7を
縫着し、該止環内に口杆6・6′を挿通することによ
り、該口杆が開口縁からずれることなく、より安定的に
支持できるのである。又、このように開口部に口杆6・
6′を周設した収納袋でも、上記各弾性棒材3の上端を
跨いで外方に折り返すと更に開口部の保形効果が高まる
のである。
尚、図中8はファスナー8aを介して収納袋の開口部を
開閉自在とする蓋体である。
而して、上記実施例の本案収納袋の使用に当たって
は、上述した他の実施例のものと同様に、側周面に各棒
材3を挿着して収納袋1″を自立させる。更に、本実施
例では袋の上縁開口に予め保持帯5・5′を介して口杆
6・6′を挿着すれば、袋の上縁開口は口杆の弾性によ
り略全開の状態となり、該袋内に風送ダクトを介して穀
類を一層容易に投入できるものである。
又、第6図は収納袋の上縁開口の図示を省略して該部
に縫着される保持帯の配置と口杆の挿着構造のみを表し
た図であって、収納袋の上縁開口部内面において、四方
に等間隔で前記実施例と同様の形態の保持帯5a・5b・5c
・5dを縫着し、同じく袋の周長の1/2余りの長さとした
四本の口杆6a・6b・6c・6dを用意する。この場合、口杆
6aの一端を保持帯5aに挿入した後、開口縁に沿わせつ
つ、保持帯5bを跨いでその他端を保持帯5cに挿入係止す
る。同様に口杆6bは両端を保持帯5b・5dに挿入し、中間
の保持帯5cを跨いだ状態とする。更に、残る口杆6c・6d
についても同様に、中間の保持帯5c又は5aを跨いでそれ
ぞれ保持帯5c・5a乃至は5d・5b間に挿着するものであ
る。この結果、各口杆は袋の開口縁の全周に亘って二本
が湾曲した状態で挿着されることとなるから、特に、上
縁開口の開放形状をより確実に維持し得るものである。
この他、本考案の収納袋は上記各実施例のように、口
杆を二本乃至は四本用いることに限定されるものではな
く、使用する口杆の長さや上記保持帯或いは止環の数及
び縫着位置を変更することによって、口杆の挿着数は多
様に組み換えられるのである。更に又、保持帯は上述し
たように口杆挿入長が比較的短いものを用いる他、例え
ば、袋の開口周長の1/2〜3/4程度の長いものを用いても
良いし、又保持帯等の縫着位置は収納袋の開口縁の表裏
どちらの面であっても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本案ホルダー付き穀類収納袋は、袋
側面の複数箇所に取付けられた棒材によって、穀類投入
中に袋の自重でその開口部が降縮したり、或いは穀類の
重みで袋の中間部が横方向に膨張してその開口部が閉止
されるのを防止できるため、穀類の収納作業が順調に行
えるのである。しかも、本考案は収納袋の側面に3〜4
本の棒材を各帯環列に挿着するだけの簡単な構成である
から、従来の直方形のホルダーを使用するものに比べて
組立・解体の手間がなく、また不使用時の保管スペース
が少なくて済む上、極めて安価に提供できる等、多くの
優れた実用的効果を発揮するものである。
この他、上記棒材に脚台を取付けたものは、それ自体
が自立性を有するため、特に保形性の悪い柔軟な収納袋
を使用した場合に極めて有効である。
更に、収納袋の上縁開口部に保持帯を介して弾性材か
らなる口杆をその開口縁に沿って湾曲した状態で挿着し
たものは、特に穀類の投入時に袋が底部から膨張してゆ
く際にも、常に上縁開口を略全開状態に維持することが
できるため、穀類の収納作業が一層確実且つ容易に行え
るという格別の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案収納袋の右半部に穀類を収納して示す一部
切欠正面図、第2図は本案袋の他の実施例を示す一部切
欠正面図、第3図は本案袋の上縁開口に口杆を挿着した
一実施例を示す斜視図、第4図はその平面図、第5図は
保持帯の一実施例を示す拡大正面図、第6図は収納袋を
省略して保持帯の配置と口杆の挿着形態のみを表わす説
明図、又第7図はホルダーの従来例を示す斜視図であ
る。 尚、図中1……収納袋、1a……上縁開口部、2……帯
環、3……棒材、4……脚台、5……保持帯、6……口
杆。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀類収納袋1の側周面の3箇所以上に、垂
    直方向に互いに連通する少なくとも上下2個の帯環2を
    縫着して帯環列を形成し、該各列の帯環2に収納袋の全
    高よりも少し短い長さの高弾性棒材3を挿通可能とし、
    又各棒材の上端を跨いで収納袋の上縁開口部を外方に折
    り返すようにしたことを特徴とするホルダー付き穀類収
    納袋。
  2. 【請求項2】穀類収納袋1の各帯環列に挿通された各棒
    材3の下端に脚台4を着脱可能に取付けた請求項1記載
    のホルダー付き穀類収納袋。
  3. 【請求項3】穀類収納袋1の上縁開口部1aの複数箇所に
    保持帯5若しくは止環7を縫着し、該保持帯内に弾性材
    からなり、収納品の開口周長の少なくとも1/2の長さを
    有する複数本の口杆を上縁開口に沿って挿着した請求項
    1又は2記載のホルダー付き穀類収納袋。
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