JP2549229Y2 - 排気用ミキシング・チャンバー - Google Patents
排気用ミキシング・チャンバーInfo
- Publication number
- JP2549229Y2 JP2549229Y2 JP3533691U JP3533691U JP2549229Y2 JP 2549229 Y2 JP2549229 Y2 JP 2549229Y2 JP 3533691 U JP3533691 U JP 3533691U JP 3533691 U JP3533691 U JP 3533691U JP 2549229 Y2 JP2549229 Y2 JP 2549229Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- mixing chamber
- pipe
- space
- exhaust mixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は漁船、クルーザーなどに
於ける湿式艫出し排気管系統の一構成部材として用いら
れる排気用ミキシングチャンバーに関する。
於ける湿式艫出し排気管系統の一構成部材として用いら
れる排気用ミキシングチャンバーに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は実開平1−141318号で本出
願人が提案した湿式艫出し排気管系統を示すものであっ
て、1はエンジン、2は上流側排気管、3はミキシング
チャンバー、4は下流側排気管、5は消音器である。
願人が提案した湿式艫出し排気管系統を示すものであっ
て、1はエンジン、2は上流側排気管、3はミキシング
チャンバー、4は下流側排気管、5は消音器である。
【0003】図4は上記に於けるミキシングチャンバー
3部分の断面図であって、6は給水管口、7は逆止弁体
である。上記構成に於てエンジン1の始動に先立って給
水管口6から海水などの冷却水が供給されるのであり、
これにより高温な排気がミキシングチャンバー3を通過
することにより冷却水との混合で冷却の行われるものと
なるのであるが、その全周で均一な冷却効果が得られ
ず、ともするとミキシングチャンバー上部が高温に焼け
る問題がある。
3部分の断面図であって、6は給水管口、7は逆止弁体
である。上記構成に於てエンジン1の始動に先立って給
水管口6から海水などの冷却水が供給されるのであり、
これにより高温な排気がミキシングチャンバー3を通過
することにより冷却水との混合で冷却の行われるものと
なるのであるが、その全周で均一な冷却効果が得られ
ず、ともするとミキシングチャンバー上部が高温に焼け
る問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はミキシングチ
ャンバーの全周で排気ガスと冷却水との斑の無い均一な
混合作用が行われ、且つ均一な冷却効果の得られるよう
に工夫したものである。
ャンバーの全周で排気ガスと冷却水との斑の無い均一な
混合作用が行われ、且つ均一な冷却効果の得られるよう
に工夫したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のミキシングチャ
ンバーは通水スペースを形成する外管と内管の間隙部の
長さ方向へ左右対称する状態となして直線状の突出リブ
を設け、又排気スペースを形成する内管内には複数の螺
旋翼を設けたことを特徴とする。
ンバーは通水スペースを形成する外管と内管の間隙部の
長さ方向へ左右対称する状態となして直線状の突出リブ
を設け、又排気スペースを形成する内管内には複数の螺
旋翼を設けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係るミキシングチャンバー3
の縦断面図、図2は図1のX−X線矢視正面図である。
本考案に於て通水スペースmを形成する外管3aと内管
3bの間隙部の長さ方向には、左右対称する状態となし
て直線状の突出リブ8a,8bを形成するのであり、ま
た排気スペースnを形成する内管3bには複数の螺旋翼
9a,9b,9cが設けてある。
の縦断面図、図2は図1のX−X線矢視正面図である。
本考案に於て通水スペースmを形成する外管3aと内管
3bの間隙部の長さ方向には、左右対称する状態となし
て直線状の突出リブ8a,8bを形成するのであり、ま
た排気スペースnを形成する内管3bには複数の螺旋翼
9a,9b,9cが設けてある。
【0007】図示例で突出リブ8a,8bは内管3bの
外周面に設けたものについて図示しているが、外管3a
の内周面に対して設けるようになしてもよい。ここに突
出リブ8a,8bの突出寸法hは通水スペースを形成す
る間際tの凡そ3/4となる寸法である。又各螺旋翼9
a,9b,9cの捩れ角θは凡そ15゜で、且つその突
出寸法Hは内径Rの凡そ1/5となる寸法に設計され
る。尚、螺旋翼の数は3箇〜5箇の範囲で設定すること
が好ましい。
外周面に設けたものについて図示しているが、外管3a
の内周面に対して設けるようになしてもよい。ここに突
出リブ8a,8bの突出寸法hは通水スペースを形成す
る間際tの凡そ3/4となる寸法である。又各螺旋翼9
a,9b,9cの捩れ角θは凡そ15゜で、且つその突
出寸法Hは内径Rの凡そ1/5となる寸法に設計され
る。尚、螺旋翼の数は3箇〜5箇の範囲で設定すること
が好ましい。
【0008】
【考案の効果】上記に於て冷却水が給水管口6から流入
し、この時エンジン1からの排気が上流側排気管から矢
印F方向へ流入することは従来の使用と変わりがない
が、本考案のミキシングチャンバー3では給水管口6か
ら流入する冷却水の一定量が突出リブ8a,8bに堰止
められて通水スペースmの上方部分へ一時的に滞留しな
がら降下することから、従来のものの如く該部分が特別
高温に焼けたりする問題のないものである。又エンジン
からの排気は螺旋翼9a,9b,9cにより旋流を形成
して、その出口端に於ける冷却水との混合が効果的に行
われるものとなるのである。
し、この時エンジン1からの排気が上流側排気管から矢
印F方向へ流入することは従来の使用と変わりがない
が、本考案のミキシングチャンバー3では給水管口6か
ら流入する冷却水の一定量が突出リブ8a,8bに堰止
められて通水スペースmの上方部分へ一時的に滞留しな
がら降下することから、従来のものの如く該部分が特別
高温に焼けたりする問題のないものである。又エンジン
からの排気は螺旋翼9a,9b,9cにより旋流を形成
して、その出口端に於ける冷却水との混合が効果的に行
われるものとなるのである。
【図1】本考案に係るミキシングチャンバーの縦断面図
である。
である。
【図2】図1のX−X線矢視正面図である。
【図3】湿式艫出し排気管系統図である。
【図4】従来構造のミキシングチャンバー断面図であ
る。
る。
1 エンジン 3 ミキシングチャンバー 8a,8c 突出リブ 9a,9b,9c 螺旋翼 m 通水スペース n 排気スペース
Claims (1)
- 【請求項1】 上流側排気管に対し連設させる排気短管
の外周を輪状の通水スペースとなした二重管構造の排気
用ミキシングチャンバーに於て、通水スペースを形成す
る外管と内管の間隙部分の長さ方向へ左右対称する状態
となして直線状の突出リブを設け、且つ排気スペースを
形成する内管内には複数の螺旋翼を設けたことを特徴と
する排気用ミキシングチャンバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3533691U JP2549229Y2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 排気用ミキシング・チャンバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3533691U JP2549229Y2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 排気用ミキシング・チャンバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744550U JPH0744550U (ja) | 1995-11-21 |
JP2549229Y2 true JP2549229Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12439000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3533691U Expired - Lifetime JP2549229Y2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 排気用ミキシング・チャンバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549229Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009168381A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Hitachi Zosen Corp | 排ガス冷却促進装置 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP3533691U patent/JP2549229Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744550U (ja) | 1995-11-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |