JP2548934Y2 - チェーンソー - Google Patents

チェーンソー

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JP2548934Y2
JP2548934Y2 JP233192U JP233192U JP2548934Y2 JP 2548934 Y2 JP2548934 Y2 JP 2548934Y2 JP 233192 U JP233192 U JP 233192U JP 233192 U JP233192 U JP 233192U JP 2548934 Y2 JP2548934 Y2 JP 2548934Y2
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JP
Japan
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chainsaw
gas turbine
chain
compressed air
compressor
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JP233192U
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Inventor
小谷修一
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に動力源をガスター
ビンエンジンとなしたチェーンソーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】林業等において使用される従来のチェー
ンソーの概略構造は、図1に示す如き構造であって、1
はチェーンソー本体であって、このチェーンソー本体1
にはチェーンガイド板2が一体に固定されており、この
チェーンガイド板2の周縁には、刃付きチェーン3が回
動自在に支持されている。またチェーンソー本体1の内
部には、例えば2サイクルのレシプロエンジン4が内装
されていて、このレシプロエンジンの駆動力で刃付きチ
ェーン3が回動されるものである。なお5,6は把持用
の取手を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構成の従来
のチェーンソーにあっては、主として2サイクルのレシ
プロエンジンの駆動力で刃付きチェーンソー3を回動せ
しめるエンジン駆動であるために、そのチェーンソーに
は20〜30Gの振動が発生し、従ってこのチェーンソ
ーを使用する森林伐採、作業者には、その振動を受ける
こととなり、その結果、作業者は、白蝋病(振動を強く
受ける身体部分の毛細血管が切断し、患部が白化した
り、筋肉の動きが阻害される)等の職業病になりやすい
という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、振動発生の小さいガス
タービンを駆動源とするチェーンソーを開発し、これに
よって上記したような職業病を未然に防止することがで
きるチェーンソーを提供することにある。
【0005】
【実施例】以下に本考案を図2に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0006】11はチェーンソーフレームであって、こ
のフレーム11にはガスタービン12、チェーンガイド
板13が一体に固定されており、そのチェーンガイド板
13の周縁には、刃付きチェーン14が回動可能に案内
保持されている。ガスタービン12は、燃焼機15、こ
の燃焼機15により発生する燃焼ガス16エネルギーで
回動するガスタービン羽車17を有し、このタービン羽
車17にはガスタービンシャフト18、ギヤ19が固定
され、さらにこのギヤ19には、減速ギヤ20が噛合さ
れている。この減速ギヤ20には、スプロケット21を
有する遠心クラッチ22が連結されている。このスプロ
ケット21には前記の刃付きチェーン14がガイドされ
る。23は圧縮機羽根24の駆動力により圧縮された圧
縮空気25をガイドする圧縮空気管てあって、この圧縮
空気管23を案内された圧縮空気25は、熱交換機26
を経た後、排気管27を通して外部へ排出される。28
は燃料パイプ、29は点火プラグ、30は圧縮機ケー
ス、31は取手32を有するチェーンソーカバー、33
は高温圧縮空気、34は外気取入口35から導入される
導入空気を示す。
【0007】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、外気取入口35より取り入れら
れた導入空気34は、圧縮機羽車24により圧縮されて
圧縮空気36となり、この圧縮空気36は、圧縮空気管
23に案内されて熱交換機26に導入される。この熱交
換機26は、燃焼ガス16の熱によって加熱されている
ため、上記圧縮空気36は加熱吸収し高温圧縮空気33
となり、燃焼機15内に吹き込まれる。燃焼機15内で
燃料パイプ28から供給された燃料(ケロシン又は灯
油)は、高温圧縮空気33と混合し混合気となる。混合
気は点火プラグ29により着火され高温高圧の燃焼ガス
16となり、ガスタービン羽車17を高速回転(約10
〜12万回/分)させる。
【0008】ガスタービン羽車17の軸と、圧縮機24
の軸、及びガスタービンシャフト18は同軸であるの
で、ガスタービン羽車17の回転力は圧縮機24を回転
せしめる。
【0009】一方、ガスタービンシャフト18を駆動す
る仕事をした燃焼ガス16は、熱交換機26に導びか
れ、残りの熱エネルギーを圧縮空気25に与え、人体が
やけどをしない程度のガス温度となり排気として大気に
放出される。
【0010】動力としてとり出されたガスタービンシャ
フト18の回転力は、タービンシャフトギヤ19を介し
て減速ギヤ20を駆動する。減速ギヤ20の上面に取付
けられている遠心クラッチ22の作用によってガスター
ビンがアイドリング状態の時は回転がスプロケット21
に伝わらない様になっている。そしてガスタービンの回
転を上げ減速ギヤ20の回転が上昇すると、遠心クラッ
チ22を介しスプロケット21が回転されて、刃付チェ
ーン14が回転移動され木等を伐採することができる。
【0011】このように本実施例のチェーンソーにあっ
ては、その動力源が、ガスタービン機関を用いているこ
とから、従来の2サイクルのレシプロエンジン使用のチ
ェーンソーに比して発生振動が大幅に緩和されるので、
この考案のチェーンソー使用によって前記した職業病を
未然に防止することができる。またこの考案のチェーン
ソーによれば、外部へ放出される前の排気は熱交換機2
6より熱回収をして、排気温度を低下させた状態で排出
せしめるものであるから、作業者が排出ガスにより火傷
するという事故を未然に防止することもできる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案は、ガイド板13の
周縁に回転可能に案内保持された刃付チェーン14と、
該刃付チェーン14に出力軸が回転結合された遠心クラ
ッチ22と、該遠心クラッチ22の入力軸に連結された
タービン12、圧縮機23及び燃焼機15からなるガス
タービン機関と、前記タービン12の排気と前記圧縮機
23の吸気との間に設けられた熱交換機26とを備えた
チェーンソーであるから、これによれば、その動力源
が、ガスタービン機関を用いていることから、従来の2
サイクルのレシプロエンジン使用のチェーンソーに比し
て発生振動が大幅に緩和されるので、この考案のチェー
ンソー使用によって前記した職業病を未然に防止するこ
とができる。またこの考案のチェーンソーによれば、外
部へ放出される前の排気は熱交換機26より熱回収をし
て、排気温度を低下させた状態で排出せしめるものであ
るから、作業者が排出ガスにより火傷するという事故を
未然に防止することもできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図。
【図2】本考案実施例のチェーンソーを示した構造説明
図。
【符号の説明】 11…チェーンソーフレーム 12…ガスタービン 13…チェーンガイド板 14…チェーン 15…燃焼機 16…燃焼ガス 17…ガスタービン羽車 18…ガスタービン
シャフト 19…ギヤ 20…減速ギヤ 21…スプロケット 22…遠心クラッチ 23…圧縮空気管 24…圧縮機羽根 25…圧縮空気 26…熱交換機 27…排気管 28…燃料パイプ 29…点火プラグ 30…圧縮ケース 31…チェーンソーカバー 32…取手 33…高温圧縮空気 34…導入空気 35…外気取入口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド板(13)の周縁に回転可能に案
    内保持された刃付チェーン(14)と、該刃付チェーン
    (14)に出力軸が回転結合された遠心クラッチ(2
    2)と、該遠心クラッチ(22)の入力軸に連結された
    タービン(12)、圧縮機(23)及び燃焼機(15)
    からなるガスタービン機関と、前記タービン(12)の
    排気と前記圧縮機(23)の吸気との間に設けられた熱
    交換機(26)とを備えたことを特徴とするチェーンソ
    ー。
JP233192U 1992-01-27 1992-01-27 チェーンソー Expired - Lifetime JP2548934Y2 (ja)

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JPH0616002U JPH0616002U (ja) 1994-03-01
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JPH0616002U (ja) 1994-03-01

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