JP2547713B2 - ジオールを製造する培養物および混合物 - Google Patents
ジオールを製造する培養物および混合物Info
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- JP2547713B2 JP2547713B2 JP34282493A JP34282493A JP2547713B2 JP 2547713 B2 JP2547713 B2 JP 2547713B2 JP 34282493 A JP34282493 A JP 34282493A JP 34282493 A JP34282493 A JP 34282493A JP 2547713 B2 JP2547713 B2 JP 2547713B2
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- roseoniger
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Description
【0001】
【従来の技術】ドデカハイドロ−3a,6,6,9a−
テトラメチルナフト〔2,1−b〕フラン(1) は重要な
芳香性化学製品である(米国特許第3,029,255 号参
照)。それは例えば化粧品、家庭用品のような高級香料
組成物や官能性製品において持続的な龍涎香効果が望ま
れる場合に用いられて来た。化合物(1) はまた龍涎香チ
ンキの成分であり(ビー.デー.ムークハージーとアー
ル.アール.パーテル,第7回精油国際会議,日本,京
都,論文番号136参照)、そして化合物(1) は人工龍
涎香処方において用いられて来た。化合物(1) はサルビ
アセージ(サルビア・スクラレア(Salvia Sclarea))か
ら得られるスクラレオールとして一般に言われている2
−エテニルデカハイドロ−2−ハイドロキシ−α−2,
5,5,8a−ペンタメチル−1−ナフタレンプロパノ
ール(4) から製造されるであろう。米国特許第3,050,53
2 号は二段階酸化過程を用いて化合物(4) をドデカハイ
ドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト〔2,
1−b〕フラン−2(1H)−オン(2) に変換する方法
を開示している。第1段階ではスクラレオールの水性分
散物がアルカリ条件下において過マンガン酸アルカリ金
属塩酸化試薬と密接に接触せられて該スクラレオールが
部分的に酸化せられる。第2段階において、第1段階で
得られた水性反応混合物は酸性にされそして酸性条件下
で過マンガン酸塩またはクロム酸酸化試薬と密接に接触
せられることにより酸化を完全に行なう。化合物(2) は
既知の方法によって化合物(1) に容易に変換されるであ
ろう。例えば水素化物試薬による化合物(2) の還元は環
化によって化合物(1) に容易に変換されるデカハイドロ
−2−ハイドロキシ−2,5,5,8a−テトラメチル
ナフタレンエタノール(3) を与える(例えばヘルベチ
カ.ヒミア.アクタ1950年,第33巻, 第1308
頁参照)。米国特許第3,029,255 号は200〜225℃
においてAl2O3 で化合物(3) を脱水し、次いでβ−ナ
フタレンスルホン酸の存在で真空下に加熱することによ
り(130℃から160℃まで)化合物(1) に環化せし
める化合物(1) の製造方法を開示している。それに代え
て、キャンビー等によって開示されるように(オースト
ラリア,ジャーナル オブ ケミカル,1971年,第
24巻,第591頁参照)、化合物(1) はピリジン中で
トルエン−パラ−スルホニルクロライドを用いて化合物
(3)を環化することによって得られるであろう。
テトラメチルナフト〔2,1−b〕フラン(1) は重要な
芳香性化学製品である(米国特許第3,029,255 号参
照)。それは例えば化粧品、家庭用品のような高級香料
組成物や官能性製品において持続的な龍涎香効果が望ま
れる場合に用いられて来た。化合物(1) はまた龍涎香チ
ンキの成分であり(ビー.デー.ムークハージーとアー
ル.アール.パーテル,第7回精油国際会議,日本,京
都,論文番号136参照)、そして化合物(1) は人工龍
涎香処方において用いられて来た。化合物(1) はサルビ
アセージ(サルビア・スクラレア(Salvia Sclarea))か
ら得られるスクラレオールとして一般に言われている2
−エテニルデカハイドロ−2−ハイドロキシ−α−2,
5,5,8a−ペンタメチル−1−ナフタレンプロパノ
ール(4) から製造されるであろう。米国特許第3,050,53
2 号は二段階酸化過程を用いて化合物(4) をドデカハイ
ドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト〔2,
1−b〕フラン−2(1H)−オン(2) に変換する方法
を開示している。第1段階ではスクラレオールの水性分
散物がアルカリ条件下において過マンガン酸アルカリ金
属塩酸化試薬と密接に接触せられて該スクラレオールが
部分的に酸化せられる。第2段階において、第1段階で
得られた水性反応混合物は酸性にされそして酸性条件下
で過マンガン酸塩またはクロム酸酸化試薬と密接に接触
せられることにより酸化を完全に行なう。化合物(2) は
既知の方法によって化合物(1) に容易に変換されるであ
ろう。例えば水素化物試薬による化合物(2) の還元は環
化によって化合物(1) に容易に変換されるデカハイドロ
−2−ハイドロキシ−2,5,5,8a−テトラメチル
ナフタレンエタノール(3) を与える(例えばヘルベチ
カ.ヒミア.アクタ1950年,第33巻, 第1308
頁参照)。米国特許第3,029,255 号は200〜225℃
においてAl2O3 で化合物(3) を脱水し、次いでβ−ナ
フタレンスルホン酸の存在で真空下に加熱することによ
り(130℃から160℃まで)化合物(1) に環化せし
める化合物(1) の製造方法を開示している。それに代え
て、キャンビー等によって開示されるように(オースト
ラリア,ジャーナル オブ ケミカル,1971年,第
24巻,第591頁参照)、化合物(1) はピリジン中で
トルエン−パラ−スルホニルクロライドを用いて化合物
(3)を環化することによって得られるであろう。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では目的とする化合物(1) の前駆物質である化合
物(3) を営利効果をともなって製造することが困難であ
った。
の方法では目的とする化合物(1) の前駆物質である化合
物(3) を営利効果をともなって製造することが困難であ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、
を解決するための手段として、
【化10】 を有するジオールを
【化11】 ここにRは
【化12】 である。からなるグループからの化合物の水性栄養培地
中での好気性下における変換によって回収可能な量で製
造することが出来る寄託番号ATCC20624の微生
物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseonige
r)を水性栄養培地中で好気性下に培養した培養物を提
供するものであり、更に該培養物は凍結乾燥状態である
請求項1に記載の培養物を提供するものであり、更に該
微生物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphzima roseoni
ge)を該ジオールを含む水性培地中で好気的に培養する
ことによって調整された混合物を提供するものであり、
更に上記培養は(i)pHは約2.5から約9.0の間
で(ii)温度は約12℃から約30℃の間で行われる
請求項3に記載の混合物を提供するものである。
中での好気性下における変換によって回収可能な量で製
造することが出来る寄託番号ATCC20624の微生
物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseonige
r)を水性栄養培地中で好気性下に培養した培養物を提
供するものであり、更に該培養物は凍結乾燥状態である
請求項1に記載の培養物を提供するものであり、更に該
微生物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphzima roseoni
ge)を該ジオールを含む水性培地中で好気的に培養する
ことによって調整された混合物を提供するものであり、
更に上記培養は(i)pHは約2.5から約9.0の間
で(ii)温度は約12℃から約30℃の間で行われる
請求項3に記載の混合物を提供するものである。
【0004】〔詳細な説明〕図1には本発明にかかる化
合物のいくつかのものの構造が示される。本発明の培養
物は化合物(4) から(14)を所望の製造物を製造するため
の基質として用いて培養された。化合物(6),(11)および
(13)は本発明の培養物を培養した際スクラレオールの変
態過程での中間物質として観察されている。本発明の培
養物は化合物(4) から(14)を含む水性栄養培地中で微生
物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseonige
r)、CBS214.83およびATCC20624を
好気性下に培養することによってジオールを(3) の生成
を伴って形成される。これらの化合物は単一でもしくは
該化合物の任意の数を含む混合物として用いられるであ
ろう。
合物のいくつかのものの構造が示される。本発明の培養
物は化合物(4) から(14)を所望の製造物を製造するため
の基質として用いて培養された。化合物(6),(11)および
(13)は本発明の培養物を培養した際スクラレオールの変
態過程での中間物質として観察されている。本発明の培
養物は化合物(4) から(14)を含む水性栄養培地中で微生
物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseonige
r)、CBS214.83およびATCC20624を
好気性下に培養することによってジオールを(3) の生成
を伴って形成される。これらの化合物は単一でもしくは
該化合物の任意の数を含む混合物として用いられるであ
ろう。
【0005】懸濁された培養混合物は微生物の存在する
適当な水性栄養培地の接種によって調製される。適当な
栄養培地は窒素源、無機塩、成長因子、所望の基質、お
よび所望なれば他の炭素源を含むものである。本発明の
培養物の培養に用いられたいくらかの炭素源は、例えば
グルコース、ガラクトース、L−ソルボース、マルトー
ス、蔗糖、セロビオース、トレハロース、L−アラビノ
ース、L−ラムノース、エタノール、グリセロール、L
−エリスリトール、D−マンニトール、ラクトース、メ
リビオース、ラフィノース、メレチトース、澱粉、D−
キシロース、D−ソルビトール、α−メチル−D−グル
コシド、乳酸、クエン酸、およびコハク酸を含む。適当
な窒素源は例えばペプトン、肉抽出物、イースト抽出
物、コーン浸漬液、カゼイン、尿素、アミノ酸のような
窒素含有有機物質、または硝酸塩、亜硝酸塩、および無
機アンモニウム塩のような窒素含有無機化合物を含む。
適当な無機塩は例えばマグネシウム、カリウム、カルシ
ウム、またはナトリウムの燐酸塩を含む。上記培養基栄
養素は例えば所望なればBグループのビタミン類の1種
もしくはそれ以上、および(または)Fe,Mo,C
u,Mn、およびBのような痕跡ミネラルの1種もしく
はそれ以上によって補強されるであろう。クロロアンフ
イニカルまたはクロロテトラサイクリンのような抗生物
質の添加はバクテリア汚染が問題である時には望ましい
ものである。
適当な水性栄養培地の接種によって調製される。適当な
栄養培地は窒素源、無機塩、成長因子、所望の基質、お
よび所望なれば他の炭素源を含むものである。本発明の
培養物の培養に用いられたいくらかの炭素源は、例えば
グルコース、ガラクトース、L−ソルボース、マルトー
ス、蔗糖、セロビオース、トレハロース、L−アラビノ
ース、L−ラムノース、エタノール、グリセロール、L
−エリスリトール、D−マンニトール、ラクトース、メ
リビオース、ラフィノース、メレチトース、澱粉、D−
キシロース、D−ソルビトール、α−メチル−D−グル
コシド、乳酸、クエン酸、およびコハク酸を含む。適当
な窒素源は例えばペプトン、肉抽出物、イースト抽出
物、コーン浸漬液、カゼイン、尿素、アミノ酸のような
窒素含有有機物質、または硝酸塩、亜硝酸塩、および無
機アンモニウム塩のような窒素含有無機化合物を含む。
適当な無機塩は例えばマグネシウム、カリウム、カルシ
ウム、またはナトリウムの燐酸塩を含む。上記培養基栄
養素は例えば所望なればBグループのビタミン類の1種
もしくはそれ以上、および(または)Fe,Mo,C
u,Mn、およびBのような痕跡ミネラルの1種もしく
はそれ以上によって補強されるであろう。クロロアンフ
イニカルまたはクロロテトラサイクリンのような抗生物
質の添加はバクテリア汚染が問題である時には望ましい
ものである。
【0006】本発明の培養物は好気性条件下において固
定培養もしくは水中培養(例えば振盪培養、動揺培養)
された。約2.5から約9.0のpH範囲、望ましくは
約3.0から約7.5の範囲、更に望ましくは約3.0
から約6.5の範囲において本発明の培養物の培養は好
適に行われた。該pHは例えば塩酸、酢酸、修酸のよう
な無機もしくは有機酸の添加、または例えば苛性ソー
ダ、水酸化アンモニウムのような塩基の添加、または例
えば燐酸塩、フタラートのようなバッファーの添加によ
って調節されるであろう。孵置温度は約12℃から約3
3℃の間、更に望ましくは約15℃から約30℃の間、
最も望ましくは約18℃から約28℃の間に維持される
のが適当であろう。
定培養もしくは水中培養(例えば振盪培養、動揺培養)
された。約2.5から約9.0のpH範囲、望ましくは
約3.0から約7.5の範囲、更に望ましくは約3.0
から約6.5の範囲において本発明の培養物の培養は好
適に行われた。該pHは例えば塩酸、酢酸、修酸のよう
な無機もしくは有機酸の添加、または例えば苛性ソー
ダ、水酸化アンモニウムのような塩基の添加、または例
えば燐酸塩、フタラートのようなバッファーの添加によ
って調節されるであろう。孵置温度は約12℃から約3
3℃の間、更に望ましくは約15℃から約30℃の間、
最も望ましくは約18℃から約28℃の間に維持される
のが適当であろう。
【0007】本発明の培養物は単一の炭素源として培養
の初めに栄養培地に化合物(4) から(14)までの基質の一
種またはそれ以上を与えられた。また、該基質は例えば
デキストローズのような他の炭素源と組み合わせて培養
の間もしくは炭素源がなくなってしまった時のいづれか
に添加されるであろう。培養中の基質の濃度に関する唯
一の限定は効果的に曝気することが出来ることである。
しかしながら基質濃度は望ましくは約0.1g/lから
約100g/lの間の範囲、更に望ましくは約0.5g
/lから約50g/lの間の範囲、最も望ましくは約
1.5g/lから約30g/lの範囲である。変態は上
記のいかなる濃度下においても好適に行われる。全変態
時間(最初の培養期の後)は栄養培地の組成と基質濃度
とに大幅に依存するであろう。一般に振盪フラスコ培養
は約12時間から約24時間を要する。しかしながら、
動揺器が用いられた場合には培養時間は約48時間かそ
れ以下に減小せしめられるであろう。変態は培養溶液か
ら単離された微生物の細胞を用いるか周知の方法で該細
胞から単離された酵素によって行われるであろう。この
場合、変態は例えばバッファー溶液、生理学的食塩溶
液、新鮮な栄養溶液、または水のような種々の水性栄養
培地中で好都合に行われることが出来る。単離された細
胞または酵素抽出物は固形支持体に固定されそして所望
の変態が行われる。また基質の変態はこの生物の変種に
よってももたらせられるであろう。このような変種は例
えば細胞をUVまたはX線に曝露することのような周知
の方法、または例えばアクリジンオレンジのような公知
の突然変異を起こす物質によって容易に得ることが出来
る。
の初めに栄養培地に化合物(4) から(14)までの基質の一
種またはそれ以上を与えられた。また、該基質は例えば
デキストローズのような他の炭素源と組み合わせて培養
の間もしくは炭素源がなくなってしまった時のいづれか
に添加されるであろう。培養中の基質の濃度に関する唯
一の限定は効果的に曝気することが出来ることである。
しかしながら基質濃度は望ましくは約0.1g/lから
約100g/lの間の範囲、更に望ましくは約0.5g
/lから約50g/lの間の範囲、最も望ましくは約
1.5g/lから約30g/lの範囲である。変態は上
記のいかなる濃度下においても好適に行われる。全変態
時間(最初の培養期の後)は栄養培地の組成と基質濃度
とに大幅に依存するであろう。一般に振盪フラスコ培養
は約12時間から約24時間を要する。しかしながら、
動揺器が用いられた場合には培養時間は約48時間かそ
れ以下に減小せしめられるであろう。変態は培養溶液か
ら単離された微生物の細胞を用いるか周知の方法で該細
胞から単離された酵素によって行われるであろう。この
場合、変態は例えばバッファー溶液、生理学的食塩溶
液、新鮮な栄養溶液、または水のような種々の水性栄養
培地中で好都合に行われることが出来る。単離された細
胞または酵素抽出物は固形支持体に固定されそして所望
の変態が行われる。また基質の変態はこの生物の変種に
よってももたらせられるであろう。このような変種は例
えば細胞をUVまたはX線に曝露することのような周知
の方法、または例えばアクリジンオレンジのような公知
の突然変異を起こす物質によって容易に得ることが出来
る。
【0008】基質は粉末、またはツイーン80(ポリオ
キシエチレンソルビタンモノステアレート)のような乳
化剤中でのスラリーとして、または乳化剤中での溶液と
して、または例えばアセトン、メタノール、エタノー
ル、エチレングリコール、あるいはジオキサンのような
親水性溶媒中の溶液として培地に添加され得る。界面活
性剤または分散剤はまた基質の水性懸濁液に添加される
ことが出来、あるいは基質は超音波を用いて乳化せられ
ることも出来る。例えばシリコンオイル(例えばUCO
N)、ポリアルキレングリコール誘導体、トウモロコシ
油、または大豆油のような一般的な消泡剤は泡の調整に
用いられ得る。基質の変態は例えばGLC,TLC,H
PLC,IR,そしてNMRのような標準分析手法を用
いて監視されることが出来る。もし基質の急速な消失が
観測されたならば微生物の変態能力を最大にするために
更に基質が添加され得る。該過程は通常基質の殆どが培
地から消失した時に終了する。化合物(3) は水性栄養培
地から回収されるかまたは水性栄養培地中か回収後かい
ずれかにおいてフラン化合物(2) に環化されるであろ
う。動揺肉汁から化合物(1) または(3) を単離し精製す
ることは濾過または遠心分離、溶媒抽出、蒸溜、結晶化
等の通常の手法によって達成されるであろう。化合物
(3) は周知の一般的環化方法によってフラン化合物(1)
に変換されるであろう。例えば、キャンビー等によって
記載されている方法(オーストラリア ジャーナル オ
ブ ケミカル,1971年,第24巻,第591頁参
照)によるピリジン中0℃でジオール(3) とトルエン−
p−スルホニルクロライドとの反応はここに参照として
取り入れられる。この方法は変態混合物または回収され
たジオール化合物(3) のいづれかにおいて任意に用いら
れるであろう。他の環化方法の例は「有機合成化学」ジ
ョン ウィリー,1965年,第838〜839頁にお
いてアール.ビー.ワグナーとエッチ.デー.ツックに
よって記載されており、それらはここに参照によって取
り入れられる。
キシエチレンソルビタンモノステアレート)のような乳
化剤中でのスラリーとして、または乳化剤中での溶液と
して、または例えばアセトン、メタノール、エタノー
ル、エチレングリコール、あるいはジオキサンのような
親水性溶媒中の溶液として培地に添加され得る。界面活
性剤または分散剤はまた基質の水性懸濁液に添加される
ことが出来、あるいは基質は超音波を用いて乳化せられ
ることも出来る。例えばシリコンオイル(例えばUCO
N)、ポリアルキレングリコール誘導体、トウモロコシ
油、または大豆油のような一般的な消泡剤は泡の調整に
用いられ得る。基質の変態は例えばGLC,TLC,H
PLC,IR,そしてNMRのような標準分析手法を用
いて監視されることが出来る。もし基質の急速な消失が
観測されたならば微生物の変態能力を最大にするために
更に基質が添加され得る。該過程は通常基質の殆どが培
地から消失した時に終了する。化合物(3) は水性栄養培
地から回収されるかまたは水性栄養培地中か回収後かい
ずれかにおいてフラン化合物(2) に環化されるであろ
う。動揺肉汁から化合物(1) または(3) を単離し精製す
ることは濾過または遠心分離、溶媒抽出、蒸溜、結晶化
等の通常の手法によって達成されるであろう。化合物
(3) は周知の一般的環化方法によってフラン化合物(1)
に変換されるであろう。例えば、キャンビー等によって
記載されている方法(オーストラリア ジャーナル オ
ブ ケミカル,1971年,第24巻,第591頁参
照)によるピリジン中0℃でジオール(3) とトルエン−
p−スルホニルクロライドとの反応はここに参照として
取り入れられる。この方法は変態混合物または回収され
たジオール化合物(3) のいづれかにおいて任意に用いら
れるであろう。他の環化方法の例は「有機合成化学」ジ
ョン ウィリー,1965年,第838〜839頁にお
いてアール.ビー.ワグナーとエッチ.デー.ツックに
よって記載されており、それらはここに参照によって取
り入れられる。
【0009】本発明において得られる培養物中の微生物
はセントラルニュージャージィ,米国から得られた土壌
サンプルから単離された。この種族は加入番号CBS2
14.83およびATCC20624としてセントラル
ビューロー ブア シンメルカルチャーとアメリカン
タイプ カルチャー コレクションに寄託されている。
該生物はセントラルビューロー ブア シンメルカルチ
ャーによって研究され特徴づけられた。その集団のピン
ク色と形態学上そして物理化学的に特有な性質を有する
ために、CBSは本発明の微生物をハイホジーマ・ロセ
オニガー(Hyphozyma roseoniger)と命名した。この生
物は明瞭なイースト形状と糸状形状とを有する。両方の
形状とも同様な生物学的性質を示しそしてここに記載さ
れる変態を行なう。該微生物のイースト相の性質は下記
に記述される。
はセントラルニュージャージィ,米国から得られた土壌
サンプルから単離された。この種族は加入番号CBS2
14.83およびATCC20624としてセントラル
ビューロー ブア シンメルカルチャーとアメリカン
タイプ カルチャー コレクションに寄託されている。
該生物はセントラルビューロー ブア シンメルカルチ
ャーによって研究され特徴づけられた。その集団のピン
ク色と形態学上そして物理化学的に特有な性質を有する
ために、CBSは本発明の微生物をハイホジーマ・ロセ
オニガー(Hyphozyma roseoniger)と命名した。この生
物は明瞭なイースト形状と糸状形状とを有する。両方の
形状とも同様な生物学的性質を示しそしてここに記載さ
れる変態を行なう。該微生物のイースト相の性質は下記
に記述される。
【0010】1 形と寸法 YMアガー上の成長物: ピンク,光輝を有し滑らかな
集団。現在の糸状成長細胞は発芽しかけておりおよそ2
×7μmまたは時にはそれより大きい円形または円筒
状。 麦芽抽出アガー上の成長物: 2ないし3週間後真菌糸
の形成をともないからまりあった固まりのない光輝ある
ピンク、時々茶色がかかる。 コーンミールアガー上の成長物: 明るいオレンジ−ピ
ンク,光輝を有する、菌糸体で縁取られた滑らかな集
団。 ポテトデキストロースアガーとディフコ麦芽アガー上の
成長物: 室温で2〜3週間後ピンク、滑らかな光輝あ
るそして時々黒色に変化する。 YPCAアガー上の成長物: 10日以内で8mm径に
達し、平坦なぬるぬるした淡いオレンジ色(6A3;コ
ーネラップス ワンシャー,1978年)、シャープな
いくらか分裂した縁を有する。 ChAアガー上の成長物: 10日以内に4mm径にな
る。3週間後中央部が明るい茶色(6D6)から濃い茶
色までのオリーブ色になり、最後に粘液集団から延び、
濃いオリーブブラウン(4F4)集団,局部的に薄いく
すんだ白色の中央斑点を有する、もっと先へ行って淡い
菌糸体の密集した束になる。 該生物はポテトおよび米スライド上で観察される吻合を
有する真菌糸を生産する。そのライフサイクルにおいて
明瞭なイースト相を有するヒホミセット菌であると思わ
れる。 2 糖での発酵(表1参照)
集団。現在の糸状成長細胞は発芽しかけておりおよそ2
×7μmまたは時にはそれより大きい円形または円筒
状。 麦芽抽出アガー上の成長物: 2ないし3週間後真菌糸
の形成をともないからまりあった固まりのない光輝ある
ピンク、時々茶色がかかる。 コーンミールアガー上の成長物: 明るいオレンジ−ピ
ンク,光輝を有する、菌糸体で縁取られた滑らかな集
団。 ポテトデキストロースアガーとディフコ麦芽アガー上の
成長物: 室温で2〜3週間後ピンク、滑らかな光輝あ
るそして時々黒色に変化する。 YPCAアガー上の成長物: 10日以内で8mm径に
達し、平坦なぬるぬるした淡いオレンジ色(6A3;コ
ーネラップス ワンシャー,1978年)、シャープな
いくらか分裂した縁を有する。 ChAアガー上の成長物: 10日以内に4mm径にな
る。3週間後中央部が明るい茶色(6D6)から濃い茶
色までのオリーブ色になり、最後に粘液集団から延び、
濃いオリーブブラウン(4F4)集団,局部的に薄いく
すんだ白色の中央斑点を有する、もっと先へ行って淡い
菌糸体の密集した束になる。 該生物はポテトおよび米スライド上で観察される吻合を
有する真菌糸を生産する。そのライフサイクルにおいて
明瞭なイースト相を有するヒホミセット菌であると思わ
れる。 2 糖での発酵(表1参照)
【表1】 3.炭素化合物の消化吸収(表2参照)
【表2】 4 分裂アルブチン: 正 5 NH4 NO3 の消化吸収: 正 6 KNO3 の消化吸収: 正 7 KNO2 の消化吸収: 正 8 エチルアミン上の成長物: 正 9 ビタミン- フリー培地上の成長物: 正 10 12℃における成長物: 正 11 26℃における成長物: 正 12 30℃における成長物: 正 13 37℃における成長物: 負 14 45℃における成長物: 負 該生物の糸状形状の性質は下記の例外を除いてはイース
ト相と同一である。 YMアガー上の成長物: ピンクの粗な集団真菌糸を有
する糸状成長を示す。 麦芽アガーまたはポテトデキストロースアガー上の成長
物: ピンクの粗な集団、室温で2週間後糸状成長を示
し集団は黒色に変化する。 ポテトおよび米スライド上の成長物: 吻合を有する真
菌糸を生産する。 YM肉汁のような液状培地中の成長物:ピンクでイース
ト様成長および時々菌糸体を示す。 ポテト蔗糖アガー上の成長物: イースト相の証拠であ
る糸状 下記の実施例は本発明を実施するためにここに選択され
た本発明の実施の態様を説明するために役立つものであ
るが、本発明の範囲を限定するためのものではない。特
に記述のない場合は重量はグラム、温度は摂氏、圧力は
mmHgで表される。
ト相と同一である。 YMアガー上の成長物: ピンクの粗な集団真菌糸を有
する糸状成長を示す。 麦芽アガーまたはポテトデキストロースアガー上の成長
物: ピンクの粗な集団、室温で2週間後糸状成長を示
し集団は黒色に変化する。 ポテトおよび米スライド上の成長物: 吻合を有する真
菌糸を生産する。 YM肉汁のような液状培地中の成長物:ピンクでイース
ト様成長および時々菌糸体を示す。 ポテト蔗糖アガー上の成長物: イースト相の証拠であ
る糸状 下記の実施例は本発明を実施するためにここに選択され
た本発明の実施の態様を説明するために役立つものであ
るが、本発明の範囲を限定するためのものではない。特
に記述のない場合は重量はグラム、温度は摂氏、圧力は
mmHgで表される。
【0011】
【作用】本発明の寄託番号ATCC20624の微生物
ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseoniger)
は水性栄養培地中で
ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseoniger)
は水性栄養培地中で
【化13】 ここにRは
【化14】 からなるグループからの化合物を好気性下において、下
記の構造
記の構造
【化15】 を有するジオールに変換させる。
【0012】
〔実施例1〕基質として2−エテニルデカハイドロ−2
−ハイドロキシ−α,2,5,5,8a−ペンタメチル
−1−ナフタレンプロパノール(4) を用いることによっ
て水性栄養培地中で好気性条件下にハイホジーマ・ロセ
オニガー(Hyphozima roseonigerを培養することによっ
て、該基質がデカハイドロ−2−ハイドロキシ−2,
5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール(3)
に変換され、該化合物(3) を含む本発明の培養物が得ら
れる。各々に0.1%NH4 NO3 ,0.1%H2 KP
O4 ,0.05%MgSO4・7H2 O、痕跡ミネラル
およびビタミンB複合体の水性溶液(100ml)が入
っている4個のフラスコは120℃,20分間殺菌され
た。デキストロースの50%水性溶液(5ml)とスク
ラレオール(4) (10mg)を含むツィーン−80
(0.1ml)が各々のフラスコに添加された。各々の
フラスコは3日間成長細胞CBS214.83(ATC
C20624)の5容量%により接種された。該夫々の
フラスコはそれから3〜4日間回転振盪器(200rp
m)上で25±1℃で孵置された。初期孵置期間の後、
ツィーン80(8.0g)中に溶解されているスクラレ
オールの混合物が次の5日間にわたって少しずつ添加さ
れ、その後更に4日間孵置が継続された。孵置期間の終
わりに4個のフラスコの内容物は一緒にされ酢酸エチル
(3×100ml)によって抽出されそしてNa2 SO
4 により乾燥される。溶媒を蒸発して粗抽出物(4.0
g)を得、該粗抽出物はヘキサン/クロロホルムから結
晶化せられて下記のデカハイドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) (2.4g)を得る。融点130.5−131.5
℃(文献値132−133℃)、GLC純度100%、
H−NMR(CDCl3)δ0.79(6H,2S),
0.87(3H,2),(3H,2),0.9−20
(16H,m),3.41−3.49(1H,m),
3.72−3.79(1H,m)、IR(CHCl3)ν
max 3580,3360,2950,1460,138
0cm-1、MS,m/e236,221,117,1
37,109、〔α〕22 D =−16.8°(CHC
l3)、〔文献値132−133℃,〔α〕22.5 D =−1
7.3°(CHCl3)〕〔M.StollとM.Hin
der、ヘルベチカ,ヒミア,アクタ,1953年,第
36巻,第1955頁〜2008頁参照)。
−ハイドロキシ−α,2,5,5,8a−ペンタメチル
−1−ナフタレンプロパノール(4) を用いることによっ
て水性栄養培地中で好気性条件下にハイホジーマ・ロセ
オニガー(Hyphozima roseonigerを培養することによっ
て、該基質がデカハイドロ−2−ハイドロキシ−2,
5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール(3)
に変換され、該化合物(3) を含む本発明の培養物が得ら
れる。各々に0.1%NH4 NO3 ,0.1%H2 KP
O4 ,0.05%MgSO4・7H2 O、痕跡ミネラル
およびビタミンB複合体の水性溶液(100ml)が入
っている4個のフラスコは120℃,20分間殺菌され
た。デキストロースの50%水性溶液(5ml)とスク
ラレオール(4) (10mg)を含むツィーン−80
(0.1ml)が各々のフラスコに添加された。各々の
フラスコは3日間成長細胞CBS214.83(ATC
C20624)の5容量%により接種された。該夫々の
フラスコはそれから3〜4日間回転振盪器(200rp
m)上で25±1℃で孵置された。初期孵置期間の後、
ツィーン80(8.0g)中に溶解されているスクラレ
オールの混合物が次の5日間にわたって少しずつ添加さ
れ、その後更に4日間孵置が継続された。孵置期間の終
わりに4個のフラスコの内容物は一緒にされ酢酸エチル
(3×100ml)によって抽出されそしてNa2 SO
4 により乾燥される。溶媒を蒸発して粗抽出物(4.0
g)を得、該粗抽出物はヘキサン/クロロホルムから結
晶化せられて下記のデカハイドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) (2.4g)を得る。融点130.5−131.5
℃(文献値132−133℃)、GLC純度100%、
H−NMR(CDCl3)δ0.79(6H,2S),
0.87(3H,2),(3H,2),0.9−20
(16H,m),3.41−3.49(1H,m),
3.72−3.79(1H,m)、IR(CHCl3)ν
max 3580,3360,2950,1460,138
0cm-1、MS,m/e236,221,117,1
37,109、〔α〕22 D =−16.8°(CHC
l3)、〔文献値132−133℃,〔α〕22.5 D =−1
7.3°(CHCl3)〕〔M.StollとM.Hin
der、ヘルベチカ,ヒミア,アクタ,1953年,第
36巻,第1955頁〜2008頁参照)。
【0013】〔実施例2〕この実施例においては基質と
して実施例1と異なった水準のスクラレオール(4) を用
いて該培養物が得られたイースト抽出物(0.1g)が
痕跡ミネラルとビタミンに対して置き換えられたこと、
およびスクラレオール(4) がヘキサンから抽出され、粉
末にされ、50−メッシュの篩を通され、その後ツィー
ン−80の等量と混合されたこと以外は実施例1に記載
されたと同様な方法が用いられた。4日間の初期孵置期
間の後、スクラレオール(4) とツィーン−80の混合物
は5日間の期間にわたって次第に量を増やしつつ各々の
フラスコに添加され、その後更に4日間孵置された。下
記の表3は各々のフラスコに添加されたスクラレオール
(4) の量と単離されたジオール(3) の収率とを示す。各
々の生成物は実施例1において報告されたと同一のスペ
クトルデーターを示した。
して実施例1と異なった水準のスクラレオール(4) を用
いて該培養物が得られたイースト抽出物(0.1g)が
痕跡ミネラルとビタミンに対して置き換えられたこと、
およびスクラレオール(4) がヘキサンから抽出され、粉
末にされ、50−メッシュの篩を通され、その後ツィー
ン−80の等量と混合されたこと以外は実施例1に記載
されたと同様な方法が用いられた。4日間の初期孵置期
間の後、スクラレオール(4) とツィーン−80の混合物
は5日間の期間にわたって次第に量を増やしつつ各々の
フラスコに添加され、その後更に4日間孵置された。下
記の表3は各々のフラスコに添加されたスクラレオール
(4) の量と単離されたジオール(3) の収率とを示す。各
々の生成物は実施例1において報告されたと同一のスペ
クトルデーターを示した。
【0014】
【表3】
【0015】〔実施例3〕この実施例においては微生物
としてハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozymaroseoni
ger)の休止細胞(洗浄された)をもちいて該培養物が
得られた この実施例は培養する細胞を休止細胞とした場合の2−
エテニルデカハイドロ−2−ハイドロキシ−α,2,
5,5,8a−ペンタメチル−1−ナフタレンプロパノ
ール(4) を用いて水性栄養培地中で好気性条件下に培養
することによって、デカハイドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) に変換された該化合物(3) を含む本発明の培養物を
説明するものである。3日間の初期孵置期間の後、培地
肉汁の100mlからの細胞が収穫されそして0.3×
10-4M燐酸バッファー(pH=7.2)(3×25m
l)で洗浄されそして遠心分離されたこと以外は実施例
1において記述されたと同様な方法が用いられた。洗浄
された細胞は上記バッファー(100ml)中に分散さ
れそして7日間回転振盪器(200rpm)上で25±
1℃で孵置された。ツィーン−80(5g)中に溶解さ
れたスクラレオール(0.5g)が孵置の最初の4日間
において細胞の懸濁液に次第に量を増やしつつ添加され
た。孵置期間の終わりにおいてTLC監視は該スクラレ
オール(4) のすべてがジオール(3) に変わったことを示
した。通常の方法において、浮上物は98%収率でそし
て99%GLC純度でジオールを提供した。この生成物
のスぺクトルデーターは実施例1で報告されたものと同
一である。
としてハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozymaroseoni
ger)の休止細胞(洗浄された)をもちいて該培養物が
得られた この実施例は培養する細胞を休止細胞とした場合の2−
エテニルデカハイドロ−2−ハイドロキシ−α,2,
5,5,8a−ペンタメチル−1−ナフタレンプロパノ
ール(4) を用いて水性栄養培地中で好気性条件下に培養
することによって、デカハイドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) に変換された該化合物(3) を含む本発明の培養物を
説明するものである。3日間の初期孵置期間の後、培地
肉汁の100mlからの細胞が収穫されそして0.3×
10-4M燐酸バッファー(pH=7.2)(3×25m
l)で洗浄されそして遠心分離されたこと以外は実施例
1において記述されたと同様な方法が用いられた。洗浄
された細胞は上記バッファー(100ml)中に分散さ
れそして7日間回転振盪器(200rpm)上で25±
1℃で孵置された。ツィーン−80(5g)中に溶解さ
れたスクラレオール(0.5g)が孵置の最初の4日間
において細胞の懸濁液に次第に量を増やしつつ添加され
た。孵置期間の終わりにおいてTLC監視は該スクラレ
オール(4) のすべてがジオール(3) に変わったことを示
した。通常の方法において、浮上物は98%収率でそし
て99%GLC純度でジオールを提供した。この生成物
のスぺクトルデーターは実施例1で報告されたものと同
一である。
【0016】〔実施例4〕この実施例においては基質と
して化合物(4) から(14)までを用いて該培養物が得られ
た。実施例2において記述された培地の水性溶液(10
0ml)が各々に入っている11個のフラスコは120
℃,20分間殺菌された。各基質の10mgを含むデキ
ストロース(4ml)とツィーン−80(0.1ml)
の50%水性溶液が各々のフラスコに添加された。各々
のフラスコはその後CBS214.83(ATCC20
624)の3日間成長細胞の5容量%によって接種さ
れ、その後培養物は3日間、回転振盪器(200rp
m)上で24±1℃で孵置された。初期孵置期間の後ツ
ィーン−80中に溶解された基質の混合物(1:7重量
比)が孵置が数日間継続されたあと各々フラスコに添加
された。変態の進行はTLCによって監視された。孵置
期間の終わりにおいて、各々のフラスコの内容物は酢酸
エチル(3×75ml)で抽出され、該抽出物はNa2S
O4 で乾燥され、そして溶媒は蒸発された。残渣は溶媒
としてヘキサン/イソプロパン(95/5)を用いてシ
リカゲル上カラムクロマトグラフィーによって別々に精
製されそしてジオール(3) の収率が測定された。該11
個の実験のデーターは表4に要約される。
して化合物(4) から(14)までを用いて該培養物が得られ
た。実施例2において記述された培地の水性溶液(10
0ml)が各々に入っている11個のフラスコは120
℃,20分間殺菌された。各基質の10mgを含むデキ
ストロース(4ml)とツィーン−80(0.1ml)
の50%水性溶液が各々のフラスコに添加された。各々
のフラスコはその後CBS214.83(ATCC20
624)の3日間成長細胞の5容量%によって接種さ
れ、その後培養物は3日間、回転振盪器(200rp
m)上で24±1℃で孵置された。初期孵置期間の後ツ
ィーン−80中に溶解された基質の混合物(1:7重量
比)が孵置が数日間継続されたあと各々フラスコに添加
された。変態の進行はTLCによって監視された。孵置
期間の終わりにおいて、各々のフラスコの内容物は酢酸
エチル(3×75ml)で抽出され、該抽出物はNa2S
O4 で乾燥され、そして溶媒は蒸発された。残渣は溶媒
としてヘキサン/イソプロパン(95/5)を用いてシ
リカゲル上カラムクロマトグラフィーによって別々に精
製されそしてジオール(3) の収率が測定された。該11
個の実験のデーターは表4に要約される。
【0017】
【表4】
【0018】〔実施例5〕この実施例は基質として使用
される化合物(7),(8) および(9)を調製するための方法
を説明するものである。メチレンクロライド(40m
l) 中のスクラレオール(9.24g,0.03モル)
の溶液はピリジニウムクロロクロメート(12.93g
0.06モル)、酢酸ソーダ(2.46g.0.03
モル)、およびメチレンクロライド(100ml)の混
合物に少しずつ添加された。該混合物は4時間25℃攪
拌された。エーテル(200ml)が添加されそして上
澄はゴム状沈澱物から分離された。該沈澱物はエーテル
(3×50ml)で洗浄された。該エーテル溶液はシリ
カゲル60(40g)に通されそして溶媒は蒸発され
た。該残渣はエタノール(2ml)およびエーテル(4
ml)中に溶解されそして水(60ml)中重亜硫酸ソ
ーダ(15g)の溶液とともに25℃、3時間攪拌され
た。該混合物はエーテル(2×30ml)によって抽出
された。水層は10%カセイソーダで塩基性にせられそ
してエーテル(4×50ml)で抽出された。該エーテ
ル抽出物はNa2SO4 で乾燥されそして溶媒は蒸発せら
れて残渣の2.72g を得た。シリカゲル60上のクロ
マトグラフィー(70g 流出液、ヘキサン:酢酸エチ
ル;4:1)は下記の0.74g のトランス−アルデヒ
ド(7) 、0.69gのシス−アルデヒド(8) 、および
0.64gの環状アルデヒ ド(9) を与えた。
〔(E) −1R−(1α,2β,4aβ,−8aα)〕−
5−(デカハイドロ−2−ヒドロキシ−2,5,5,8
a−テトラメチル−1−ナフタレニル)−3−メチル−
2−ペンテナール(7) 融点83−85℃、〔α〕D +1
4.2°(c,5.76,CHCl3); 1H−NMR
(CDCl3)δ0.78(6H,s),0.86(3
H,s),1.17(3H,s),2.15(3H,ブ
ロードs),0.8−2.5(17H,m),5.82
(1H,d,J=8Hz ),9.98(1H,d,J=
8Hz);IR(CHCl3)νmax 3570,3440,
2940,2850,1670,1630,1460,
1440,1390cm-1;MS,m/e306,29
1,273,109,95,84;UVνmax (95%
エタノール)241nm(計算値231nm)(ε, 1
7,300)。元素分析、C20H34O2 :計算値C,7
8.37;H,11.18。実測値C,77.92,
H,11.02。〔(Z) −1R−(1α,2β,4a
β,8aα)〕−5−(デカハイドロ−2−ヒドロキシ
−2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフタレニ
ル)−3−メチル−2−ペンタナール(8) 、融点91−
93.5℃、〔α〕D +8.9(c,3.13,CHC
l3); 1H−NMR(CDCl3)δ0.78(6H,
s),0.87(3H,S),1.14(3H,S)
1.98(3H,ブロードs),0.9−2.8(17
H,m),5.75(1H,d,J=8Hz );10,
0(1H,d,J=8Hz ),IR(CHCl3) 35
70,3450,2940,2840,1670,16
30,1460,1440,1390cm-1;MS,m
/e306,273,109,95,84;UVλmax
(95%エタノール) 242nm(計算値231n
m)(ε,13,000)。元素分析,C20H34O2 :
計算値C,78.37;H,11.18。実測値C,7
8.34;H,11.02。〔4aR−(4aα,6a
β,10bβ)〕−ドデカハイドロ−3,4a,7,
7,7,10a−ペンタチメチル−1H−ナフト〔2,
1−b〕ピラン−1−アセトアルデヒド(9) 、 1H−N
MR(CDCl3)δ0.78(6H,s),0.85
(3H,s),1.25(3H,s),1.27(3
H,s)。0.9−2.6(18H,m),9.8−1
0.0(1H,m);IR(フィルム)νmax 294
0,2850,1720,1460,1440,138
0,1370cm-1;MS,m/e(類似質量の2本の
ピーク)291,273,262,245,109,4
3。
される化合物(7),(8) および(9)を調製するための方法
を説明するものである。メチレンクロライド(40m
l) 中のスクラレオール(9.24g,0.03モル)
の溶液はピリジニウムクロロクロメート(12.93g
0.06モル)、酢酸ソーダ(2.46g.0.03
モル)、およびメチレンクロライド(100ml)の混
合物に少しずつ添加された。該混合物は4時間25℃攪
拌された。エーテル(200ml)が添加されそして上
澄はゴム状沈澱物から分離された。該沈澱物はエーテル
(3×50ml)で洗浄された。該エーテル溶液はシリ
カゲル60(40g)に通されそして溶媒は蒸発され
た。該残渣はエタノール(2ml)およびエーテル(4
ml)中に溶解されそして水(60ml)中重亜硫酸ソ
ーダ(15g)の溶液とともに25℃、3時間攪拌され
た。該混合物はエーテル(2×30ml)によって抽出
された。水層は10%カセイソーダで塩基性にせられそ
してエーテル(4×50ml)で抽出された。該エーテ
ル抽出物はNa2SO4 で乾燥されそして溶媒は蒸発せら
れて残渣の2.72g を得た。シリカゲル60上のクロ
マトグラフィー(70g 流出液、ヘキサン:酢酸エチ
ル;4:1)は下記の0.74g のトランス−アルデヒ
ド(7) 、0.69gのシス−アルデヒド(8) 、および
0.64gの環状アルデヒ ド(9) を与えた。
〔(E) −1R−(1α,2β,4aβ,−8aα)〕−
5−(デカハイドロ−2−ヒドロキシ−2,5,5,8
a−テトラメチル−1−ナフタレニル)−3−メチル−
2−ペンテナール(7) 融点83−85℃、〔α〕D +1
4.2°(c,5.76,CHCl3); 1H−NMR
(CDCl3)δ0.78(6H,s),0.86(3
H,s),1.17(3H,s),2.15(3H,ブ
ロードs),0.8−2.5(17H,m),5.82
(1H,d,J=8Hz ),9.98(1H,d,J=
8Hz);IR(CHCl3)νmax 3570,3440,
2940,2850,1670,1630,1460,
1440,1390cm-1;MS,m/e306,29
1,273,109,95,84;UVνmax (95%
エタノール)241nm(計算値231nm)(ε, 1
7,300)。元素分析、C20H34O2 :計算値C,7
8.37;H,11.18。実測値C,77.92,
H,11.02。〔(Z) −1R−(1α,2β,4a
β,8aα)〕−5−(デカハイドロ−2−ヒドロキシ
−2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフタレニ
ル)−3−メチル−2−ペンタナール(8) 、融点91−
93.5℃、〔α〕D +8.9(c,3.13,CHC
l3); 1H−NMR(CDCl3)δ0.78(6H,
s),0.87(3H,S),1.14(3H,S)
1.98(3H,ブロードs),0.9−2.8(17
H,m),5.75(1H,d,J=8Hz );10,
0(1H,d,J=8Hz ),IR(CHCl3) 35
70,3450,2940,2840,1670,16
30,1460,1440,1390cm-1;MS,m
/e306,273,109,95,84;UVλmax
(95%エタノール) 242nm(計算値231n
m)(ε,13,000)。元素分析,C20H34O2 :
計算値C,78.37;H,11.18。実測値C,7
8.34;H,11.02。〔4aR−(4aα,6a
β,10bβ)〕−ドデカハイドロ−3,4a,7,
7,7,10a−ペンタチメチル−1H−ナフト〔2,
1−b〕ピラン−1−アセトアルデヒド(9) 、 1H−N
MR(CDCl3)δ0.78(6H,s),0.85
(3H,s),1.25(3H,s),1.27(3
H,s)。0.9−2.6(18H,m),9.8−1
0.0(1H,m);IR(フィルム)νmax 294
0,2850,1720,1460,1440,138
0,1370cm-1;MS,m/e(類似質量の2本の
ピーク)291,273,262,245,109,4
3。
【0019】〔実施例6〕この実施例は基質として使用
される化合物(10)を調製するための方法を説明するもの
である。水素化ソーダの懸濁液(50%懸濁液の0.7
2g,0.015モル,ヘキサンによって洗浄してミネ
ラルオイルを除去された)に対して、10分間にわたっ
てエチルジイソプロピルホスホノノアセテート(3.7
8g,0.015モル)のジメトキシエタン(30m
l)中溶液が添加された。水素の発生が終わった後〔1
R−(1α,2β,4aβ,8aα)〕−4−(2−
アセチロキシ−デカヒドロ−2,5,5,8a−テトラ
メチル−1−ナフタレニル)−2−ブタノン(3.22
g,0.01モル,ジェー.エー.バートロップ等によ
りジャーナルオブ ケミカルソサエティー,1960
年,4613中に記述されるようにして調製される)が
一度に全部添加された。該混合物は21時間加熱還流さ
れその後冷却されそして氷水(100ml)上に満たさ
れた。該混合物は6N塩酸で酸性化され、ヘキサン/酢
酸エチル(4:1,4×10ml)で抽出された。該有
機抽出物は水(2×10ml)、重炭酸ソーダ飽和溶液
(2×15ml)で洗浄され、そしてNa2SO4 で乾燥
された。溶媒は蒸発せられそして残渣はクロマトグラフ
ィー(シリカゲル60;流出液,ヘキサン:酢酸エチ
ル,9:1)にかけられて無色粘濶油として3.02g
のエチル〔(E,Z)−1R−(1α,2β,4aβ,
8aα)〕−5−(2−アセチロキシ−デカヒドロ−
2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフタレニル)
−3−メチル−2−ペンタノエートが得られた。
される化合物(10)を調製するための方法を説明するもの
である。水素化ソーダの懸濁液(50%懸濁液の0.7
2g,0.015モル,ヘキサンによって洗浄してミネ
ラルオイルを除去された)に対して、10分間にわたっ
てエチルジイソプロピルホスホノノアセテート(3.7
8g,0.015モル)のジメトキシエタン(30m
l)中溶液が添加された。水素の発生が終わった後〔1
R−(1α,2β,4aβ,8aα)〕−4−(2−
アセチロキシ−デカヒドロ−2,5,5,8a−テトラ
メチル−1−ナフタレニル)−2−ブタノン(3.22
g,0.01モル,ジェー.エー.バートロップ等によ
りジャーナルオブ ケミカルソサエティー,1960
年,4613中に記述されるようにして調製される)が
一度に全部添加された。該混合物は21時間加熱還流さ
れその後冷却されそして氷水(100ml)上に満たさ
れた。該混合物は6N塩酸で酸性化され、ヘキサン/酢
酸エチル(4:1,4×10ml)で抽出された。該有
機抽出物は水(2×10ml)、重炭酸ソーダ飽和溶液
(2×15ml)で洗浄され、そしてNa2SO4 で乾燥
された。溶媒は蒸発せられそして残渣はクロマトグラフ
ィー(シリカゲル60;流出液,ヘキサン:酢酸エチ
ル,9:1)にかけられて無色粘濶油として3.02g
のエチル〔(E,Z)−1R−(1α,2β,4aβ,
8aα)〕−5−(2−アセチロキシ−デカヒドロ−
2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフタレニル)
−3−メチル−2−ペンタノエートが得られた。
【0020】エチル〔(E,Z)−1R−(1α,2
β,4aβ,8aα)〕−5−(2−アセチロキシ−デ
カヒドロ−2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフ
タレニル)−3−メチル−2−ペンタノエート(2.1
9g,0,00557モル),イソプロパノール(65
ml),水(10ml)およびカセイカリ(1.47
g,0.0223モル)の混合物は24時間加熱還流さ
れた。該混合物は20mlに濃縮され、水(50ml)
が添加され、そして該混合物はエーテルで抽出された。
水相は6NHClで酸性化されそしてエーテル(5×2
0ml)で抽出された。該エーテル抽出物はブラインで
洗浄されNa2 SO4 で乾燥せられ、そして溶媒が蒸発
せられて1.781gの粗生成物が得られた。シリカゲ
ル60上のクロマトグラフィー(展開溶媒、ヘキサン:
イソプロパノール,9:1)はシス−イソマーの0.4
55gとトランスイソマー(10)の1.223gを与え
た。ヘキサン/酢酸エチルからの再結晶は〔(Z) −1R
−(1α,2β,4aβ,8aα)〕−5−(デカヒド
ロ−2−ハイドロキシ−2,5,5,8a−テトラメチ
ル−1−ナフタレニル)−3−メチル−2−ペンテノイ
ックアシドの下記の分析化学的試料を与えた。融点14
7−149℃;〔α〕D +62.96°(c,4.6
6,CHCl3); 1H−NMR(CHCl3)δ0.81
(6H,s),0.88(3H,S),1.21(3
H,S),1.92(3H,ブロードS),0.9−
2.4(17H,m),5.72(1H,ブロード
S),6.8−7.3(1H,V.ブロードs);IR
(CHCl3)νmax 3500,3400,2940,2
550,1690,1640,1460,1440cm
-1;MS,m/e322,304,289,276,1
09;UVλmax (95%Et OH)228nm(計算
値217nm)(ε,7300);元素分析、 C20H
34O3 :計算値 C,74.49,H,10.63,実
測値C.74.20,H,10.40。〔(E)-1R−
(1α,2β,4aβ,8aα)〕−5−(デカハイド
ロ−2−ヒドロキシ−2,5,5,8a−テトラメチル
−1−ナフタレニル)−3−メチル−2−ペンテノイッ
クアシド、融点151−153℃、〔α〕D 9.44°
(c,4.83,CHCl3) ; 1H−NMR(CDC
l3)δ0.79(6H,s),0.87(3H,s),
1.15(3H,s),2.17 (3H,ブロード
s),0.9−2.4(17H,m),5.70(1
H,ブロードS),5.8−6.1(1H,ブロード
S);IR(CHCl3)νmax 3650,3400,2
940,2550,1690,1640,1460,1
440cm-1;MS,m/e322,304,289,
276,109;UVλmax (95% EtOH)23
0nm(計算値217nm)(ε,5700);元素分
析、C20H34O3 :計算値C,74.49,H,10.
63、実測値C,74.12,H,10.52
β,4aβ,8aα)〕−5−(2−アセチロキシ−デ
カヒドロ−2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフ
タレニル)−3−メチル−2−ペンタノエート(2.1
9g,0,00557モル),イソプロパノール(65
ml),水(10ml)およびカセイカリ(1.47
g,0.0223モル)の混合物は24時間加熱還流さ
れた。該混合物は20mlに濃縮され、水(50ml)
が添加され、そして該混合物はエーテルで抽出された。
水相は6NHClで酸性化されそしてエーテル(5×2
0ml)で抽出された。該エーテル抽出物はブラインで
洗浄されNa2 SO4 で乾燥せられ、そして溶媒が蒸発
せられて1.781gの粗生成物が得られた。シリカゲ
ル60上のクロマトグラフィー(展開溶媒、ヘキサン:
イソプロパノール,9:1)はシス−イソマーの0.4
55gとトランスイソマー(10)の1.223gを与え
た。ヘキサン/酢酸エチルからの再結晶は〔(Z) −1R
−(1α,2β,4aβ,8aα)〕−5−(デカヒド
ロ−2−ハイドロキシ−2,5,5,8a−テトラメチ
ル−1−ナフタレニル)−3−メチル−2−ペンテノイ
ックアシドの下記の分析化学的試料を与えた。融点14
7−149℃;〔α〕D +62.96°(c,4.6
6,CHCl3); 1H−NMR(CHCl3)δ0.81
(6H,s),0.88(3H,S),1.21(3
H,S),1.92(3H,ブロードS),0.9−
2.4(17H,m),5.72(1H,ブロード
S),6.8−7.3(1H,V.ブロードs);IR
(CHCl3)νmax 3500,3400,2940,2
550,1690,1640,1460,1440cm
-1;MS,m/e322,304,289,276,1
09;UVλmax (95%Et OH)228nm(計算
値217nm)(ε,7300);元素分析、 C20H
34O3 :計算値 C,74.49,H,10.63,実
測値C.74.20,H,10.40。〔(E)-1R−
(1α,2β,4aβ,8aα)〕−5−(デカハイド
ロ−2−ヒドロキシ−2,5,5,8a−テトラメチル
−1−ナフタレニル)−3−メチル−2−ペンテノイッ
クアシド、融点151−153℃、〔α〕D 9.44°
(c,4.83,CHCl3) ; 1H−NMR(CDC
l3)δ0.79(6H,s),0.87(3H,s),
1.15(3H,s),2.17 (3H,ブロード
s),0.9−2.4(17H,m),5.70(1
H,ブロードS),5.8−6.1(1H,ブロード
S);IR(CHCl3)νmax 3650,3400,2
940,2550,1690,1640,1460,1
440cm-1;MS,m/e322,304,289,
276,109;UVλmax (95% EtOH)23
0nm(計算値217nm)(ε,5700);元素分
析、C20H34O3 :計算値C,74.49,H,10.
63、実測値C,74.12,H,10.52
【0021】〔実施例7〕この実施例は基質として使用
される化合物(11)を調製するための方法を説明するもの
である。テトラヒドロフラン(90ml)中ジイソプロ
ピルアミン(8.484g,0.084モル)の溶液に
0℃においてn−ブチルリチウム(2.2Mヘキサン溶
液の38. 2ml,0.084モル)が20分間にわた
って滴下された。テトラヒドロフラン(20ml)中の
酢酸(2.52g,0.042モル)溶液が15分間に
わたって添加された。該混合物はその後50℃,45分
間加熱された。該混合物は25℃に冷却されそしてテト
ラヒドロフラン(35ml)中の〔1R−(1α,2
β,4αβ,8aα)−4−(2−アセチロキシ−デカ
ヒドロ−2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフタ
レニル)−2−ブタノン(4.508g,0.014モ
ル,ジェー.エー.バールトロップ等によりジャーナル
オブケミカル ソサエティー,1960年,4613
中に記述されるようにして調製される)が10分間にわ
たって添加された。該混合物は25℃,17時間攪拌さ
れそしてその後30分間加熱還流された。該混合物は2
5℃に冷却されその後水(40ml)とカセイカリ(5
g)が添加された。該混合物は4時間加熱還流されその
後冷却され水(100ml)に添加され、そしてヘキサ
ン・酢酸エチル(4:1)(3×30ml)によって抽
出された。水層は0℃に冷却され、6NHCl により酸
性化され、そしてヘキサン/酢酸エチル(4:1)(4
×50ml)によって抽出された。合一された抽出物は
ブラインによって洗浄され、Na2SO4 により乾燥さ
れ、その後溶媒は蒸発されて粗生成物の2.071gを
得た。シリカゲル60上のクロマトグラフ(展開溶媒,
ヘキサン:酢酸エチル:酢酸,10:10:0.1)は
酸(11)の1.434gを与えた。ヘキサン/酢酸エチル
からの結晶化は下記の分析化学的試料を与えた。融点1
36−137.5℃,1H−NMR(CDCl3)δ0.
76(6H,S),0.85(3H,S),1.16と
1.19(3H,2S),1.28(3H,S),0.
8−1.9(16H,m),2.4−2.8(2H,
m),6.1−6.6(2H,ブロードS);IR(C
HCl3)νmax 3550,2930,2700,171
0,1455,1385cm-1;MS, m/e340,3
04,289,109,95,43、元素分析、C20H
36O4 :計算値C,70.54,H,10.66,実測
値C,70.99,H,10.63。
される化合物(11)を調製するための方法を説明するもの
である。テトラヒドロフラン(90ml)中ジイソプロ
ピルアミン(8.484g,0.084モル)の溶液に
0℃においてn−ブチルリチウム(2.2Mヘキサン溶
液の38. 2ml,0.084モル)が20分間にわた
って滴下された。テトラヒドロフラン(20ml)中の
酢酸(2.52g,0.042モル)溶液が15分間に
わたって添加された。該混合物はその後50℃,45分
間加熱された。該混合物は25℃に冷却されそしてテト
ラヒドロフラン(35ml)中の〔1R−(1α,2
β,4αβ,8aα)−4−(2−アセチロキシ−デカ
ヒドロ−2,5,5,8a−テトラメチル−1−ナフタ
レニル)−2−ブタノン(4.508g,0.014モ
ル,ジェー.エー.バールトロップ等によりジャーナル
オブケミカル ソサエティー,1960年,4613
中に記述されるようにして調製される)が10分間にわ
たって添加された。該混合物は25℃,17時間攪拌さ
れそしてその後30分間加熱還流された。該混合物は2
5℃に冷却されその後水(40ml)とカセイカリ(5
g)が添加された。該混合物は4時間加熱還流されその
後冷却され水(100ml)に添加され、そしてヘキサ
ン・酢酸エチル(4:1)(3×30ml)によって抽
出された。水層は0℃に冷却され、6NHCl により酸
性化され、そしてヘキサン/酢酸エチル(4:1)(4
×50ml)によって抽出された。合一された抽出物は
ブラインによって洗浄され、Na2SO4 により乾燥さ
れ、その後溶媒は蒸発されて粗生成物の2.071gを
得た。シリカゲル60上のクロマトグラフ(展開溶媒,
ヘキサン:酢酸エチル:酢酸,10:10:0.1)は
酸(11)の1.434gを与えた。ヘキサン/酢酸エチル
からの結晶化は下記の分析化学的試料を与えた。融点1
36−137.5℃,1H−NMR(CDCl3)δ0.
76(6H,S),0.85(3H,S),1.16と
1.19(3H,2S),1.28(3H,S),0.
8−1.9(16H,m),2.4−2.8(2H,
m),6.1−6.6(2H,ブロードS);IR(C
HCl3)νmax 3550,2930,2700,171
0,1455,1385cm-1;MS, m/e340,3
04,289,109,95,43、元素分析、C20H
36O4 :計算値C,70.54,H,10.66,実測
値C,70.99,H,10.63。
【0022】〔実施例8〕この実施例はα−エテニル−
デカヒドロ−2−ハイドロキシ−α,2,5,5,8a
−ペンタメチル−1−ナフタレンプロパノール(4) のド
デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト
〔2,1−b〕フラン(1) への2段階工程を用いた変換
を説明するものである。7個のフラスコが用いられたこ
と、各フラスコにはスクラレオール(4) の総計が添加さ
れそして孵置期間が変えられたこと(表5をみよ)を除
いては実施例2において記述されたと同様な方法が用い
られた。孵置が完了した時、フラスコは別々に浮遊せら
れて粗ジオール(3) の7個のサンプルが得られた。各サ
ンプルは別々にキャンビー等の方法(オーストラリア
ジャーナル オブ ケミカル,1971年,第24巻,
第591頁をみよ)によってピリジン中でトルエン−p
−スルホニルクロライドと反応せられ、そして各反応生
成物はクゲルロール蒸留されてフラン(1) を与えた。 1
H−NMR(CDCl3)δ0.83(6H,2S),
0.88(3H,s ),0.9−1.8(13H,
m),1.9−2.0(1H,m),3.77−3.9
2(2H,m);IR(メルト)νmax 2940,14
60,1385,1365cm-1;MS,m/e23
6,221,204,177,137,97。該7個の
実験のデータは表5に要約される。
デカヒドロ−2−ハイドロキシ−α,2,5,5,8a
−ペンタメチル−1−ナフタレンプロパノール(4) のド
デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト
〔2,1−b〕フラン(1) への2段階工程を用いた変換
を説明するものである。7個のフラスコが用いられたこ
と、各フラスコにはスクラレオール(4) の総計が添加さ
れそして孵置期間が変えられたこと(表5をみよ)を除
いては実施例2において記述されたと同様な方法が用い
られた。孵置が完了した時、フラスコは別々に浮遊せら
れて粗ジオール(3) の7個のサンプルが得られた。各サ
ンプルは別々にキャンビー等の方法(オーストラリア
ジャーナル オブ ケミカル,1971年,第24巻,
第591頁をみよ)によってピリジン中でトルエン−p
−スルホニルクロライドと反応せられ、そして各反応生
成物はクゲルロール蒸留されてフラン(1) を与えた。 1
H−NMR(CDCl3)δ0.83(6H,2S),
0.88(3H,s ),0.9−1.8(13H,
m),1.9−2.0(1H,m),3.77−3.9
2(2H,m);IR(メルト)νmax 2940,14
60,1385,1365cm-1;MS,m/e23
6,221,204,177,137,97。該7個の
実験のデータは表5に要約される。
【0023】
【表5】
【0024】〔実施例9〕この実施例は培養することに
よって調整された混合物は水性栄養培地から分離される
ことなく変態生成物デカヒドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) をドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フラン(1) へ直接環化されるこ
とが可能であることを示すものである 発酵肉汁の100ml中の基質としてスクラレオール
(2.0g)を用いて実施例2に記述されたと同様な方
法が用いられた。14日の全孵置時間の後、フラスコの
内容物は反応容器に移されそして攪拌、加熱還流せられ
た。トルエン−p−スルホニルクロライド(2.48
g)、カセイソーダペレット(25g)およびテトラヒ
ドロフラン(200ml)が添加されそして混合物は2
0℃で攪拌された。5時間後トルエン−p−スルホニル
クロライド(1.50g)が更に添加せられそして該反
応混合物は一晩攪拌された。次の日、該混合物は30分
間加熱還流され、冷却され、そして酢酸エチル(3×1
00ml)で抽出された。合一された抽出物はNa2SO
4 により乾燥された。該溶媒は蒸発されそして残渣はク
ーゲルロール蒸溜されて固形分の1.38gを与え、該
固形分は機器分析によれば85%のドデカヒドロ−3
a,6,6,9a−テトラメチルナフト〔2,1−b〕
フラン(1) を含んでいた。
よって調整された混合物は水性栄養培地から分離される
ことなく変態生成物デカヒドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) をドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フラン(1) へ直接環化されるこ
とが可能であることを示すものである 発酵肉汁の100ml中の基質としてスクラレオール
(2.0g)を用いて実施例2に記述されたと同様な方
法が用いられた。14日の全孵置時間の後、フラスコの
内容物は反応容器に移されそして攪拌、加熱還流せられ
た。トルエン−p−スルホニルクロライド(2.48
g)、カセイソーダペレット(25g)およびテトラヒ
ドロフラン(200ml)が添加されそして混合物は2
0℃で攪拌された。5時間後トルエン−p−スルホニル
クロライド(1.50g)が更に添加せられそして該反
応混合物は一晩攪拌された。次の日、該混合物は30分
間加熱還流され、冷却され、そして酢酸エチル(3×1
00ml)で抽出された。合一された抽出物はNa2SO
4 により乾燥された。該溶媒は蒸発されそして残渣はク
ーゲルロール蒸溜されて固形分の1.38gを与え、該
固形分は機器分析によれば85%のドデカヒドロ−3
a,6,6,9a−テトラメチルナフト〔2,1−b〕
フラン(1) を含んでいた。
【0025】〔実施例10〕この実施例は培養すること
によって調整された混合物は水性栄養培地から分離され
ることなく変態生成物デカヒドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) をドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フラン(1) に直接環化されるこ
とが可能であることを示す実施例10とは別の態様のも
のである。発酵肉汁の100ml中の基質としてスクラ
レオール(2.0g)を用いて実施例2に記述されたと
同様な方法が用いられた。14日間の全孵置時間の後、
フラスコの内容物は反応容器に移され攪拌および加熱還
流せられた。発酵肉汁は6N塩酸で酸性化され(約pH
1)、酢酸エチル(100ml)が添加され、そして該
混合物は6時間攪拌、加熱還流された。冷却後、酢酸エ
チル層は分離され、中性になるまで洗浄され、そして乾
燥された。該溶媒は蒸発されそして残渣はクーゲルロー
レル蒸留されて1.4gの固形分を与え、該固形分は機
器分析によれば38%のドデカヒドロ−3a,6,6,
9a−テトラメチルナフト〔2,1−b〕フラン(1) を
含んでいた。
によって調整された混合物は水性栄養培地から分離され
ることなく変態生成物デカヒドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) をドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フラン(1) に直接環化されるこ
とが可能であることを示す実施例10とは別の態様のも
のである。発酵肉汁の100ml中の基質としてスクラ
レオール(2.0g)を用いて実施例2に記述されたと
同様な方法が用いられた。14日間の全孵置時間の後、
フラスコの内容物は反応容器に移され攪拌および加熱還
流せられた。発酵肉汁は6N塩酸で酸性化され(約pH
1)、酢酸エチル(100ml)が添加され、そして該
混合物は6時間攪拌、加熱還流された。冷却後、酢酸エ
チル層は分離され、中性になるまで洗浄され、そして乾
燥された。該溶媒は蒸発されそして残渣はクーゲルロー
レル蒸留されて1.4gの固形分を与え、該固形分は機
器分析によれば38%のドデカヒドロ−3a,6,6,
9a−テトラメチルナフト〔2,1−b〕フラン(1) を
含んでいた。
【0026】〔実施例11〕この実施例は培養すること
によって調整された混合物は水性栄養培地から分離され
ることなく変態生成物デカヒドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) をドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フラン(1) に直接環化されるこ
とが可能であることを示す更に別の態様のものである。
イオン交換樹脂ドウェックス50×2400(10g)
が6N塩酸の代わりに発酵肉汁へ添加されたことを除い
ては実施例8において記述されたと同様な方法が用いら
れた。浮遊、そしてクーゲルロール蒸留は1.32gの
固形分を与え、該固形分は化合物(1) の37%を含んで
いた。
によって調整された混合物は水性栄養培地から分離され
ることなく変態生成物デカヒドロ−2−ハイドロキシ−
2,5,5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール
(3) をドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フラン(1) に直接環化されるこ
とが可能であることを示す更に別の態様のものである。
イオン交換樹脂ドウェックス50×2400(10g)
が6N塩酸の代わりに発酵肉汁へ添加されたことを除い
ては実施例8において記述されたと同様な方法が用いら
れた。浮遊、そしてクーゲルロール蒸留は1.32gの
固形分を与え、該固形分は化合物(1) の37%を含んで
いた。
【0027】
【発明の効果】したがって本発明では芳香性化学製品で
あるドデカハイドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フランに変換するための前駆物
質であるデカハイドロ−2−ハイドロキシ−2,5,
5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール(3) を営
利的に製造することができる。
あるドデカハイドロ−3a,6,6,9a−テトラメチ
ルナフト〔2,1−b〕フランに変換するための前駆物
質であるデカハイドロ−2−ハイドロキシ−2,5,
5,8a−テトラメチルナフタレンエタノール(3) を営
利的に製造することができる。
【図1】本発明における重要な化合物のいくつかのもの
の構造を示すものである。
の構造を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645) (72)発明者 フィリップ エイ.クリステンソン アメリカ合衆国 07432 ニュージャー ジー,ミドランド パーク,バスティー ド ドライブ 118
Claims (4)
- 【請求項1】下記の構造 【化1】 を有するジオールを 【化2】 ここにRは 【化3】 である。からなるグループからの化合物の水性栄養培地
中での、好気性下における変換によって回収可能な量で
製造することが出来る寄託番号ATCC20624の微
生物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseonig
er)と、該微生物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphoz
yma roseoniger)が好 気性下で培養されている水性栄養
培地とからなることを特徴とする培養物 - 【請求項2】該培養物は凍結乾燥形態である請求項1に
記載の培養物 - 【請求項3】下記の構造 【化4】 を有するジオールを 【化5】 ここにRは 【化6】 からなるグループから選抜された化合物の水性栄養培地
中での好気性下における変換によって回収可能な量で製
造するための寄託番号ATCC20624の微生物ハイ
ホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma roseoniger)と、
該微生物ハイホジーマ・ロセオニガー(Hyphozyma rose
oniger)が好 気性下に培養されている水性栄養培地と、
該微生物ハイホジーマ・ロセオ ニガー(Hyphozyma rose
oniger)を好気性下に培養することによって該化 合物か
ら変換されたジオールとからなることを特徴とする混合
物 - 【請求項4】下記の構造 【化7】 を有するジオールを 【化8】 ここにRは 【化9】 である。からなるグループから選択された化合物の水性
栄養培地中で(i)pHは約2.5から約9.0の間で
(ii)温度は約12℃から約30℃の間の条件で好気
性下における変換によって回収可能な量で製造するため
の寄託番号ATCC20624の微生物ハイホジーマ・
ロセオニガー(Hyphozyma roseoniger)を培養すること
によって調整された請求項3に記載の混合物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34282493A JP2547713B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | ジオールを製造する培養物および混合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34282493A JP2547713B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | ジオールを製造する培養物および混合物 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60213605A Division JPH0634704B2 (ja) | 1983-07-13 | 1985-09-26 | 微生物ハイホジーマ・ロセオニガー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132082A JPH07132082A (ja) | 1995-05-23 |
JP2547713B2 true JP2547713B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=18356777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34282493A Expired - Lifetime JP2547713B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | ジオールを製造する培養物および混合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547713B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097106A1 (ja) | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Kao Corporation | 新規微生物、当該新規微生物を用いたドデカヒドロ-3a,6,6,9a-テトラメチルナフト[2,1-b]フラン中間体の製造方法 |
WO2010095399A1 (ja) | 2009-02-20 | 2010-08-26 | 花王株式会社 | 微生物醗酵生産物の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5294901B2 (ja) * | 2008-04-09 | 2013-09-18 | 花王株式会社 | 微生物醗酵生産物の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP34282493A patent/JP2547713B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2007097106A1 (ja) | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Kao Corporation | 新規微生物、当該新規微生物を用いたドデカヒドロ-3a,6,6,9a-テトラメチルナフト[2,1-b]フラン中間体の製造方法 |
US8084237B2 (en) | 2006-02-24 | 2011-12-27 | Kao Corporation | Microorganism and method for producing dodecahydro-3a,6,6,9a-tetramethylnaphtho[2,1-b]furan intermediate using the novel microorganism |
US8293518B2 (en) | 2006-02-24 | 2012-10-23 | Kao Corporation | Microorganism and method for producing dodecahydro-3a,6,6,9a-tetramethylnaphtho[2,1-b]furan intermediate using the novel microorganism |
WO2010095399A1 (ja) | 2009-02-20 | 2010-08-26 | 花王株式会社 | 微生物醗酵生産物の製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH07132082A (ja) | 1995-05-23 |
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