JP2547269Y2 - 遠心ポンプ - Google Patents

遠心ポンプ

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JP2547269Y2
JP2547269Y2 JP1991002318U JP231891U JP2547269Y2 JP 2547269 Y2 JP2547269 Y2 JP 2547269Y2 JP 1991002318 U JP1991002318 U JP 1991002318U JP 231891 U JP231891 U JP 231891U JP 2547269 Y2 JP2547269 Y2 JP 2547269Y2
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JP
Japan
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impeller
centrifugal pump
gas
liquid
ejector
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修一 福地
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、溶存ガスを多量に含
む液を圧送するための遠心ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶存ガスを多量に含む液を遠心ポンプで
圧送する場合、液中に溶存するガスが液から分離し、こ
のガスがインペラの羽根入口部分に集積するため、ポン
プ作用が阻害されて遠心ポンプの振動や揚水不能等のト
ラブルを惹起することが知られている。そこで、従来
は、遠心ポンプのインペラの後方に真空ポンプを設け、
この真空ポンプで液から分離したガスを吸い込み、外部
へ排出するよう構成した遠心ポンプが使用されていた
(特開昭64─24197号参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような遠
心ポンプは、液から分離したガスを吸込むとき、真空ポ
ンプがガスだけでなく液中に含まれる固形物まで吸込ん
で故障し、ガスを排出できなくなって、遠心ポンプの振
動や揚水不能を生ずるおそれがある。この考案は、溶存
ガスを含む液を圧送する遠心ポンプにおけるかかる問題
を解決するものであって、分離したガスを真空ポンプを
通さずに排出することができ、液中の固形物による真空
ポンプの故障や遠心ポンプのトラブルを防止して安定し
た運転を行うことのできる遠心ポンプを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案では、溶存ガス
を含む液を圧送する遠心ポンプのインペラにインペラの
前部と後部の間を連絡する通過孔を設け、ケーシングに
は一端がインペラの後部に開口するガス通路を設け、該
ガス通路の他端に、液から分離したガスを排出するエジ
ェクタを設け、インペラの駆動軸に前記エジェクタにエ
ジェクト用の空気を供給する送風機設けている。送風
機から昇圧されたエジェクト用の空気がエジェクタに送
られると、エジェクタの作用により、液から分離したガ
スが遠心ポンプから外部へ排出される。
【0005】
【実施例】図1は、この考案の一実施例である遠心ポン
プの構成を示す縦断面図である。ここでポンプ本体1
は、ケーシング2とインペラ3と、このインペラ3を前
端に取付けた駆動軸4と、駆動軸4を支持する軸受5
と、軸封部6で構成されている。
【0006】インペラ3には、羽根8とインペラ3の後
部9を減圧する裏羽根10と、インペラ3の前部11と
後部9の間を連絡する通過孔12とが設けられている。
ケーシング2には、一端がインペラ3の後部9に開口す
るガス通路16が設けられており、このガス通路16の
他端にはエジェクタ15が取付けられている。また、軸
受5の後方には、送風機17が設けられており、この送
風機17からエジェクタ15に送風管24が接続されて
いる。送風機17の送風インペラ14は駆動軸4に固定
されている。この遠心ポンプの吸込口18には、給水槽
19から吸込管20が接続されており、吐出口21には
吐出管22が接続されている。
【0007】駆動軸4の後端は図示しないモータに連結
されており、このモータの回転により、駆動軸4がイン
ペラ3と送風インペラ14を回転させる。インペラ3が
回転すると、給水槽19に貯留されている溶存ガスを含
む液23は、吸込管20を通って吸込口18から吸込ま
れ、インペラ3で加圧されて吐出口21から吐出管22
へ吐出される。
【0008】このとき、液23は給水槽19からインペ
ラ3に到るまでの間、圧力が低下し、インペラ3の羽根
8でエネルギーが与えられて所定の値まで圧力が上昇す
る。従って、液23に溶存するガスは、羽根8に達する
までの間圧力の低下とともに液23から分離し、インペ
ラ3の前部11に集積する。インペラ3の裏羽根9は、
インペラ3の後部9を減圧し、前部11より圧力を低く
するため、集積したガスは通過孔12を通って後部11
へ移動する前述の如く、インペラ3が回転すると同時に
送風機17の送風インペラ14も回転するため、送風機
17からは、送風インペラ14で昇圧されたエジェクト
用の空気が送風管24を経て、エジェクタ15へ送られ
る。従って、後部11に移動したガスはエジェクタ15
の作用により吸引され、ガス通路16を通って外部へ排
出される。
【0009】
【考案の効果】この考案の遠心ポンプは、エジェクタを
用いて液から分離したガスを真空ポンプを通さずに排出
するため、液中の固形物による真空ポンプの故障や遠心
ポンプのトラブルを防止し、安定した運転を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である遠心ポンプの構成を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ本体 2 ケーシング 3 インペラ 4 駆動軸 5 軸受 6 軸封部 8 羽根 10 裏羽根 12 通過孔 14 送風インペラ 15 エジェクタ 16 ガス通路 17 送風機 19 給水槽 23 液

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶存ガスを含む液を圧送するための遠心
    ポンプであって、インペラにインペラの前部と後部の間
    を連絡する通過孔を設け、ケーシングには一端がインペ
    ラの後部に開口するガス通路を設け、該ガス通路の他端
    に、液から分離したガスを排出するエジェクタを設け、
    インペラの駆動軸に前記エジェクタにエジェクト用の空
    気を供給する送風機を設けたことを特徴とする遠心ポン
    プ。
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JPS52140407U (ja) * 1976-04-20 1977-10-25
JPS5840317Y2 (ja) * 1980-01-24 1983-09-10 株式会社 日阪製作所 遠心ポンプに於ける流量変動防止機構
US4776758A (en) * 1987-07-06 1988-10-11 Kamyr Ab Combined fluidizing and vacuum pump

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