JP2547081Y2 - 処理液浄化装置 - Google Patents

処理液浄化装置

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JP2547081Y2
JP2547081Y2 JP9594390U JP9594390U JP2547081Y2 JP 2547081 Y2 JP2547081 Y2 JP 2547081Y2 JP 9594390 U JP9594390 U JP 9594390U JP 9594390 U JP9594390 U JP 9594390U JP 2547081 Y2 JP2547081 Y2 JP 2547081Y2
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清 中川
務 本多
寿 広瀬
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Honda Motor Co Ltd
Three Bond Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Three Bond Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は洗浄液等の処理液を再生させるための浄化装
置に関する。
(従来技術) 例えばワークの塗装工程では、塗装に先立ってワーク
を洗浄液中に浸漬させ、その表面に付着した溶接スパッ
タや研削粉などを洗落す前処理が行われる。この種の洗
浄に使用される処理液は浄化して再利用するのが一般的
であるが、洗浄液中に含まれるスラッジの量が1次的に
増大したり、あるいは塊状になったスラッジが混入した
ような場合には、通常のサイクロン式の浄化装置では容
量的に処理し切れなくなったり濾過できなくなったりし
て、スラッジが残留したままの洗浄液を処理液槽に戻し
てしまうといった不都合が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、スラッジの量あるいはスラッジ
の大きさの如何にかかわりなくこれらを確実に除去して
処理液を循環して再使用することのできる改良された処
理液浄化装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するための処理
液浄化装置として、底部にスラッジを滞留させる凹部
(2)を設けた洗浄液槽(1)と、この洗浄液槽(1)
からの洗浄液を当てて含有するスラッジを分離する遮板
(14)及び凹部(2)からのスラッジを受入れる筒部
(13)を設けた1次浄化器(10)と、1次浄化器(10)
と洗浄液槽(1)との間に配設されかつ1次浄化器(1
0)からの洗浄液を旋回させてスラッジを分離する下方
が円錐状をなす筒部及び洗浄液を殺菌する紫外線灯(2
5)を設けたサイクロン式の2次浄化器(20)と、分離
除去したスラッジを収容する収容室(31)及びスラッジ
中の洗浄液を分離して収容する収容室(32)を設けた回
収槽(30)と、回収槽(30)と洗浄液槽(1)との間に
配設されかつ回収槽(1)内の洗浄液を旋回させてスラ
ッジを分離する下方が円錐状をなす筒部及び処理液を殺
菌する紫外線灯を設けたサイクロン式の第3の浄化器
(40)と、によって構成したものである。
(作用) このように構成したことにより、洗浄液槽(1)内の
洗浄液を1次浄化器(10)から2次浄化器(20)へと通
して洗浄液中に含有するスラッジを段階的に分離除去す
るとともに、洗浄液に殺菌処理を施してこれを洗浄液槽
(1)に還流させる一方、除去したスラッジを回収槽
(30)へ回収し、さらに、スラッジ中の洗浄液を第3の
浄化器(40)によりスラッジの除去と殺菌処理を施して
洗浄液槽(1)へ還流させるようにする。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
図面は本考案の一実施例を示したもので、この装置
は、大別して洗浄液槽1と、この洗浄液槽1に接続した
1次浄化器10と、この1次浄化器10に直列的に接続して
1次的に浄化した洗浄液をさらに浄化し殺菌して洗浄液
槽1へ還流させるサイクロン式の2次浄化器20と、除去
したスラッジを回収する回収槽30と、この回収槽30内の
上澄み洗浄液を浄化し殺菌して洗浄液槽1へ還流させる
第3のサイクロン式浄化器40とによって構成されてい
る。
つぎにこれらの詳細について説明すると、ワークを浸
漬させて洗浄処理する洗浄液槽1には、その底部にスラ
ッジを沈降集積させるための漏斗状凹部2が形成されて
いて、その下端には、手動弁V1を備えたスラッジ排出管
5が後述する1次浄化器10へと延びている。
一方、上記した1次浄化器10は有底筒状をなしてい
て、その上部に設けた取入れ口11には、ポンプ6及び手
動弁V2を介して洗浄液槽1の上部に開口する給液管7が
接続しており、また上部の他側に開口した排出管12は後
述するサイクロン式の2次浄化器20に連通している。こ
の1次浄化器10には、その軸心部分に上記したスラッジ
排出管5と連通する中心筒13が設けられ、またその外側
には、取入れ口11と排出口12に対向するようにして口14
a付きの筒状遮板14が設けられており、さらにこの筒状
遮板14の下方には、下広がりと漏斗状をなす上下2段の
スラッジ用流下案内板15a、15bが設けられていて、筒状
遮板14により分離されたスラッジを中心筒13を経て送ら
れてきたスラッジとともに浄化器10の下部に集積させた
上、排出口17からスラッジ排出管19を介して後述する回
収槽30のスラッジ収容室31内へ排出するように構成され
ている。
他方、サイクロン式の2次浄化器20は、円筒状部分と
円錐状部分を有していて、上部の円周状部分には、1次
浄化器10に接続した流入管21が接線方向に接続してい
る。この浄化器20には、その内部に下端が開口した内筒
23がモータ24に駆動されて回転するよう取付けられてお
り、さらにこの軸心部には紫外線灯25が配設されてい
て、流入管21を経て流入してきた洗浄液を浄化器20内で
螺旋状に旋回させつつこれを下端部から内筒12内に流入
させて紫外線灯25により殺菌処理を施したのち、上部筒
状部分に設けた流出管26よりつぎの2次浄化器20へ流入
させ、そこからさらに還流管28を経て洗浄液槽1へ回収
するように構成されており、また内部で分離したスラッ
ジは、浄化器20の下端排出口22からスラッジ排出管29を
介して回収槽30のスラッジ収容室31へ排出するように構
成されている。
これに対して回収槽30は、スラッジ収容室31と洗浄液
収容室32との2層構造をなしていて、上部に設けたスラ
ッジ収容室31には、1次浄化器10と二次浄化器20からの
スラッジが排出管19、29を介して流入するように構成さ
れ、またこのスラッジ収容室31と濾過網33を介して連通
した洗浄液収容室32は、溢流壁34を間にして前後2室に
区画されていて、この液面近くに開口した給液管37は、
ポンプ36を介して洗浄液を第3のサイクロン式浄化器40
に送り込み、ここで2次浄化器20と同様に、スラッジを
除去し殺菌処理を施した上、還流管48を介して洗浄液槽
1へと還流させるように構成されている。
なお図中符号3及び18は、洗浄槽1の漏斗状凹部2と
1次浄化器10の内底部近傍に配設したスラッジ攪拌用の
ノズルで、ポンプ6から圧送されてきた洗浄液をこれら
のノズル2、18から吐出させて、沈澱したスラッジを攪
拌しつつ流下させるように構成されている。また図中符
号4は、スラッジの拡散を抑えるべく洗浄液槽1内のノ
ズル配設位置上方に設けたバッフルプレート、16は1次
浄化器10の底部近傍に設けたのぞき窓、27は内筒23とと
もに回転して2次浄化器20の底部に沈殿したスラッジを
攪拌するアジテータ、35は洗浄液収容室32内の液位を検
出して給液ポンプMを作動させる液位検出センサをそれ
ぞれ示している。
このように構成された装置において、いま洗浄液槽1
内の洗浄液を浄化する必要が生じた場合には、この槽1
から延びる給液管7の弁V3を開放するとともにポンプ6
を始動させる。これにより、洗浄液槽1の液面近くに開
口した給液管7により吸引された洗浄液は1次浄化器10
内に流入し、ここで筒状遮板14に衝当たって攪拌されつ
つ塊状に凝縮したスラッジを分離して、これらをその下
方に配設した2段のスラッジ用流下案内板15a、15bに案
内させつつ槽底部へ落下させる一方、洗浄液は排出口12
からつぎの二次浄化器20内にに流入する。そしてここに
流入した洗浄液は、旋回しつつ槽内底部へと流下し、そ
の過程でさらに残りのスラッジを分離除去した上、下端
から内筒23内に流入して紫外線の照射を受けて滅菌さ
れ、さらにつぎの2次浄化器20内で同じ浄化と殺菌処理
を施された上、ここから還流管28を経て洗浄液槽1へと
戻される。また一方、これらの2次浄化器20、20内で分
離除去されたスラッジは、内筒23と一体的に回転するア
ジテータ27により攪拌されつつこれら浄化器20、20の底
部からスラッジ排出管29を経て回収槽30のスラッジ収容
室31内に収容される。
一方、のぞき窓16からの内部監視により1次浄化器10
の底部にスラッジが堆積してきたことが視認されたよう
な場合には、1次浄化槽10のスラッジ排出管19内の電磁
弁V4と各ノズル2、18に連通する管路内の電磁弁V5、V6
に通電してこれらの管路を開放する。これにより、洗浄
液槽1の漏斗状凹部2内に滞留していたスラッジは、ノ
ズル3から吐出した液流により攪拌されつつスラッジ排
出管5から1次浄化器10の中心筒13内に流下し、また同
時に、1次浄化槽10の底部に堆積したスラッジもノズル
18からの噴流により攪拌されてそれぞれスラッジ排出管
19から回収槽30のスラッジ収容室31へと排出される。
他方、このようにしてスラッジ収容室31内に回収され
たスラッジとともに回収された洗浄液は、ここで濾過網
33を通って下部の洗浄液収容室32内に流下し、さらにこ
こに流下した洗浄液の上澄みはここから溢流壁34を超え
て他方の室内に流入する。そしてここでの液位がある高
さに達すると、液位検知センサ35からの出力信号により
動作したポンプ36によりここの上澄み液はさらにいま1
つのサイクロン式浄化器40に送り込まれ、ここで2次浄
化器20と同様にスラッジの除去と殺菌処理を施された
上、洗浄液槽1へ戻される。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、洗浄液槽内の処理
すべき洗浄液を1次浄化器と2次浄化器を通して含有す
るスラッジを段階的に分離除去した上でこの洗浄液を洗
浄液槽に還流させるようにしたので、洗浄液中のスラッ
ジの量が1次的に増大したりあるいは洗浄液中に塊状の
スラッジが混入しているような場合でも、余力をもって
こn洗浄液を浄化することができるとともに、2次浄化
器内に配設した殺菌手段により洗浄液を殺菌処理して、
腐敗を生じさせることなくこれを長期にわたって使用す
ることができる。
しかも、回収槽に洗浄液の分離手段を受けるととも
に、この洗浄液を第3の浄化器によりさらに浄化し殺菌
して洗浄液槽へ還流させるようにしたので、多量の洗浄
液を必要とする装置においても、必要最小限の洗浄液を
循環させることにより、その消費量を抑えてワークの洗
浄処理コスト等を大巾に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す装置の構成図である。 1……洗浄液槽 2……スラッジ収容凹部、10……1次浄化器 13……中心筒、20……2次浄化器 23……内筒、25……紫外線灯 30……回収槽 31……スラッジ収容室 32……洗浄液収容室、40……第3の浄化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 広瀬 寿 三重県伊勢市二俣3丁目1番23号

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部にスラッジを滞留させる凹部(2)を
    設けた洗浄液槽(1)と、該洗浄液槽(1)からの洗浄
    液を当てて含有するスラッジを分離する遮板(14)及び
    上記凹部(2)からのスラッジを受入れる筒部(13)を
    設けた1次浄化器(10)と、該1次浄化器(10)と上記
    洗浄液槽(1)との間に配設されかつ該1次浄化器(1
    0)からの洗浄液を旋回させてスラッジを分離する下方
    が円錐状をなす筒部及び該洗浄液を殺菌する紫外線灯
    (25)を設けたサイクロン式の2次浄化器(20)と、分
    離除去したスラッジを収容する収容室(31)及びスラッ
    ジ中の洗浄液を分離して収容する収容室(32)を設けた
    回収槽(30)と、該回収槽(30)と上記洗浄液槽(1)
    との間に配設されかつ該回収槽(1)内の洗浄液を旋回
    させてスラッジを分離する下方が円錐状をなす筒部及び
    処理液を殺菌する紫外線灯を設けたサイクロン式の第3
    の浄化器(40)と、からなる処理液浄化装置。
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JP2008062203A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp 水処理システム
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