JP2547055B2 - 廃棄物貯蔵用容器システム - Google Patents

廃棄物貯蔵用容器システム

Info

Publication number
JP2547055B2
JP2547055B2 JP62505610A JP50561087A JP2547055B2 JP 2547055 B2 JP2547055 B2 JP 2547055B2 JP 62505610 A JP62505610 A JP 62505610A JP 50561087 A JP50561087 A JP 50561087A JP 2547055 B2 JP2547055 B2 JP 2547055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
waste
waste storage
elements
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62505610A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01500808A (ja
Inventor
ボンハード,ヘルムート
フィッシャー,イアンスト
ルダット,ディーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Walter Bau AG
Original Assignee
Dyckerhoff and Widmann AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dyckerhoff and Widmann AG filed Critical Dyckerhoff and Widmann AG
Publication of JPH01500808A publication Critical patent/JPH01500808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547055B2 publication Critical patent/JP2547055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H7/00Construction or assembling of bulk storage containers employing civil engineering techniques in situ or off the site
    • E04H7/22Containers for fluent solids, e.g. silos, bunkers; Supports therefor
    • E04H7/24Constructions, with or without perforated walls, depending on the use of specified materials
    • E04H7/26Constructions, with or without perforated walls, depending on the use of specified materials mainly of concrete, e.g. reinforced concrete or other stone-like materials
    • E04H7/28Constructions, with or without perforated walls, depending on the use of specified materials mainly of concrete, e.g. reinforced concrete or other stone-like materials composed of special building elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE
    • B09B1/00Dumping solid waste

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、廃棄物の貯蔵所の設営とその貯蔵所の長
期間の運営に関し、特に、こうした目的のための容器シ
ステムに関する。
背景技術 廃棄物を貯蔵するための容器の構造としては、次のよ
うに特徴づけられるものが周知である。
[1]地下の貯蔵所で従来用いられているような漏れ止
め用土台の上に、円形又は六角形又は長方形の外形を持
つ1個ないし数個の鉄筋コンクリート製の容器が建てら
れている。一般にはその容器は、鉄筋コンクリート製の
単一の枠組の壁を持ち、雨水の侵入を避けるために耐候
性のカバーで覆われている。コンクリート製の壁と、こ
の構造物の鉱物質の又は緻密な固体の床には、検査用の
平らな面(いわゆる漏れ表示用膜)を間に設けた一層ま
たは多層の漏れ止め用膜も貼られている。こうしたタイ
プの廃棄物貯蔵所には、次のように幾つかの根本的な欠
点がある。
(a)廃棄物を貯蔵する前提として、予備的な処理(固
化処理や、多くの場合には乾燥処理さえも)が必要であ
る。
(b)容器の漏れ止め状態の検査結果は、いわゆる漏れ
表示用膜上に、非常な広範囲にわたって表わされる。こ
のような自動的な検査には、貯蔵所の耐用年数の間じゅ
う、検査機能の停止を生じる危険が伴っている。せいぜ
い、容器の外壁の外面についてだけは、用意に近付いて
繰り返し無制限に視覚検査を行なうことができる。
(c)多層構造の漏れ止めシステムによっても、(b)
で述べた欠点はなくならない。せいぜい、機能停止を生
じる時期を遅らせるだけである。何故なら、廃棄物の構
造物質は様々な化学的、生物学的性質を持っており、こ
うした様々な化学的、生物学的攻撃に対して無制限に耐
えて腐食しない廃棄物包装用材料は今日まで出現してい
ないからである。
(d)仮りに腐食の発生時に漏れ表示システムが依然と
して機能していると仮定しても、容器が廃棄物でいっぱ
いの間は、腐食箇所を修理することはできない。修理の
目的のために貯蔵所を全部又は一部空にすることは、貯
蔵上及び環境上の新たな問題を招来する。何故なら、廃
棄物の組成については一般に何もわかっていないからで
ある。
(e)貯蔵所が廃棄物でいっぱいのときに用いることの
できる唯一の修理方法は、一定の範囲の漏れ表示用膜を
グラウトすることにより、漏れの生じた範囲に詰めをし
てしまうことである。どんな物質を詰めるかという未解
決の問題を別にしても、この工程には、多くの問題があ
る。腐食した膜と望むらくはまだ腐食していない膜との
間の全ての空間に詰めがされたかどうかを調べること
は、不可能である。詰めた物質に隣接している漏れ止め
用膜のうち少なくとも1つの膜には漏れが生じているの
で、詰めた物質のうち測定不能の量の物質が、詰めをす
るつもりでなかった近隣の領域に流入してしまう。薄い
膜への詰めを有効に行なうためには高圧力下で詰めをし
なければならないので、膜と膜との境に新たな破損が生
じる危険がある。更に、貯蔵所の建設時に取り付けられ
た詰め用のパイプまたはホースが、腐食の発生時に依然
として機能するかどうかは、そもそも疑わしい。最後
に、詰めた物質による漏れ止めの効果もまた疑わしい。
何故なら、漏れ表示用膜を包む漏れ止め用膜は一般にポ
リエチレンやそれに類するものから成っているが、これ
らプラスチックは粘着性がないので、漏れ止め用膜には
他の物質がくっつかないからである。このようにして、
漏れ止め用膜と詰めた物質との間には、必要とされる接
合が生じない。その結果、詰めをされた膜が浮きあがっ
たり垂れ下がったりする虞れがある。
[2]廃棄物貯蔵のための他のシステムは、[1]で述
べたシステムの修正または補充として、次のような床を
有している。即ち、上を歩くことができ、多重に支えら
れた鉄筋コンクリート板から成り、そして、廃棄物に面
した側はやはり漏れ表示用膜を間に設けた一層または多
層の漏れ止め用膜によって覆われている床である。ここ
では、[1]の(b)で述べた視覚検査は、もちろん、
廃棄物から離れた床の側から行なうことができる。荷重
を支えている床をそのままにした状態で漏れ止め用膜の
腐食を修理する場合には、[1]の(b)〜(e)で述
べたのと同じ欠点がある。
[3][2]のような上を歩くことのできる床の特殊な
具体例に、次のような荷重を支える多数の部材から成る
ものがある。即ち、固定して取り付けられ、互いに継ぎ
目によって隔てられ、廃棄物に面した側はやはり一層ま
たは多層の漏れ止め用膜で覆われた部材である。この構
造では、腐食の被害を、腐食が生じた部材だけに局地的
にくい止めることは不可能である。荷重を支えられた床
の部分に目に見える腐食が発生した時にのみ、漏れ止め
用膜の腐食が明らかになるが、そのときにも、腐食の正
確な位置を決定することは不可能である。
漏れ止め用膜に対する大規模な修理を行なうために
は、荷重を支える個々の部材を撤去することが必要であ
る。この撤去は、その上に載った廃棄物を何らかの方法
でぐらつかないように安定させ、撤去の間廃棄物が崩れ
ないようにすることによってのみ可能である。このこと
は、技術的にはたぶん可能である。それでもやはり、漏
れ止め用膜は元の取り付け位置にある。従って、例えば
廃棄物に面した漏れ止め膜を修理するためには、その真
下の膜はたぶん腐食していないにもかかわらずそれも取
り除かなければならないのである。ごみや砂利やその他
の不純物から成る土台にじかに接して置かれた漏れ止め
用膜の修理は、少なくとも技術的に困難であろう。つま
り、修理の質に関して限られた要求しかしないもののみ
が実行可能である。
[4]貯蔵所を覆う膜のための材料の分野では、様々の
タイプのプラスチック又は鉱物質の膜が使用されあるい
は有用性を研究されている。有用な材料は、たぶん常
に、周囲の膜を腐食させる物質が正確に決定された場合
に発見することができるのだが、廃棄物に関しては、事
態は根本的により複雑である。一方では、廃棄物を個々
の構成物質に分けることは少なくとも現在は技術的に不
可能であり、他方では、多くの物質が混合された廃棄物
からの全ての周知の腐食作用に長期間耐えられる材料は
存在しないので、将来作られるであろうが今日はまだ知
られていない材料はいうまでもなく、貯蔵前に何らの処
理をされていない廃棄物の貯蔵の問題を、材料のみによ
って解決することは不可能である。
[5]現在の知識の段階では、廃棄物の処分に関し、3
つの処分概念を呈示することができる。
(a)廃棄物に予備的な処理(例えば、化学的、物理
的、熱的、又は生物学的処理)を施し、処理後の残留物
には何ら新たな処理を必要としないようにする。
(b)廃棄物を或るタイプの予備的な処理によって高い
温度で固化させる。すると、鉱物化し乾燥した残留物
は、その堅さを維持している限り、腐食性を持たない。
(c)廃棄物を個々の構成物質に分けることも、廃棄物
に適切な事前処理を施すこともしない。これらの3つの
概念に係る廃棄物又は残留物を確実に貯蔵するため、あ
らゆる環境上の危険を避ける考慮をした3つの廃棄物貯
蔵所がある。
(aa)概念(a)に応じた廃棄物貯蔵所 この貯蔵所は、何らの問題をももたらさない。何故な
ら、一方では、それは何も必要とすることなく確実な貯
蔵を行なえるからであり、他方では、このような予備的
処理を行なう技術は今日まで存在していないからであ
る。
廃棄物を焼却することでは、概念(a)の要求はどう
しても満たされない。何故なら、近年の実験により、焼
却後の残留物を貯蔵した場合でさえ、煙道ガスの浄化処
理をしなければ確実な貯蔵は行なえないことがわかって
きたからである。
(bb)概念(b)に応じた廃棄物貯蔵所 全ての有機体の物質を燃やし、その残留物を鉱化及び
乾燥させることにより固化させるような予備的な熱処理
は、現在まだ存在していない。しかし、こうした燃焼技
術は開発されつつあるので、近い将来には実現すること
が考えられる。貯蔵所は、残留物の固化状態の維持を保
証しなければならない。この保証とは、廃棄物を乾燥し
たままにさせることと、検査をいつでも繰り返し行なえ
ることと、そしした乾燥や検査を可能にさせる部分の修
理ができることと、廃棄物の再生利用が可能であること
とを意味している。
(cc)概念(c)に応じた廃棄物貯蔵所 予備的な処理を施されず、再利用可能な構成物質をで
きる範囲で分類して取り除かれた(リサイクル)だけの
廃棄物は、今日の廃棄物の圧倒的多数を占めている。現
在存在する焼却装置の容量は、産み出される廃棄物の量
を処理するのに十分な状態からは程遠い。また、これら
の焼却装置での残留物は汚染物質を含んでいるので、残
留物は確実に貯蔵しなければならない。
この処理されていない廃棄物のための貯蔵所は、環境
上の観点及び確実な貯蔵の保証という観点から、次のよ
うな最低限の要求を満たすものでなければならない。即
ち、定期的な検査が可能であること。いつでも繰り返し
修理ができること。場合によっては再び新品のようにす
ることが可能であること。そして、廃棄物の再生利用が
可能であること、である。
発明の開示 この発明は、第1にそして主に概念(c)に関するも
のであり、上述のような性質の廃棄物を、環境にたいし
て何ら負担や危険を及ぼすことなく、技術的に可能で経
済的に妥当な手段によって長期間貯蔵することを目的と
するものである。
この目的のため、この発明は、次のような容器システ
ムを提案する。則ち、システムの構成材料を腐食させか
つ腐食メカニズムが多岐にわたる廃棄物を、それ自体で
完備し外界から切り離されたシステム内に無期限にわた
って確実に貯蔵できるように構成され、その目的のた
め、廃棄物を囲む材料が破壊されたときにも貯蔵状態が
確実に保証され、環境を汚染する事なくいつでも廃棄物
を再生利用することができるように、間にエアスペース
を設けた内側の容器と外側の容器とからなる二重壁式の
システムとして構成された廃棄物貯蔵用容器システムで
あって、内側の容器が、外側の容器に対して油圧式又は
機械式の支持要素に取り替えることのできる支持要素に
より支持され、それによって個別に移動されることがで
きる要素よりなる容器システムである。
今日の技術的可能性と周知の材料を考慮すれば、廃棄
物処理の分野での状況は、検査及び修理が可能であり且
つより詳細に表わされた容器システムに係る廃棄物貯蔵
所の必要性を招来する。既に述べた理由から、この必要
性は、材料によっては満たされず、容器システムによっ
て満たされる。これは、今日まで一般的であった解決法
とは異なる全体的な解決法を要求する、新しい技術概念
である。
この容器システムは、技術的に実行可能であり且つ経
済的に妥当な手段によって作製され、しかも、環境と貯
蔵の確実性に対する要求を考慮に入れつつ、何ら処理さ
れていない廃棄物の長期間の貯蔵を可能にするものであ
る。
また、この発明の容器システムは、間にエアスペース
を設けた内側の容器と外側の容器とからなる二重壁式に
構成されているとともに、内側の容器が外側の容器に対
して油圧式又は機械式の支持要素に取り替えることので
きる支持要素により支持されかつそれにより個別に移動
されることのできる要素により構成されているので、複
雑かつ高価な油圧式又は機械的な支持要素が少なくて済
む。
さらに、この発明に係る容器システムの概念は、以下
の記述から明らかなように有利に展開されることができ
る。
すなわち、まず、内側の容器が、廃棄物でいっぱいの
間、いつでもどこからでも視覚的、物理的、化学的、生
物学的に検査でき、修理でき、再生できるように構成さ
れているのである。貯蔵した廃棄物の未知の構成物質に
よる攻撃のせいで、容器に使用した材料の寿命は予測不
可能であるが、それにも拘わらず、一定水準での貯蔵の
確実性は確保しなければならないという要請がある。こ
の概念は、その要請を満たすものである。
内側の容器をこのような構造にするためのひとつの具
体的な解決法は、内側の容器を、何層かの層構造に設計
し、荷重を支える外側の枠組みと、その内側表面に配さ
れた裏地膜と、内側のフィルター膜とにより構成すると
いうものである。
壁の厚さを適切にすることと壁に適切な材料を使うこ
とによって荷重を具合よく支えるため、そして内側の容
器を容易に検査及び修理できるようにするために、内側
の容器の枠組を、壁の部分で、壁と同じ高さの細い要素
により構成し、床の部分で、細長い要素により構成し、
これらの要素を、外側の容器の枠組みに対し、互いに離
れた支持要素により支持するようにすれば、さらに有益
である。
この発明に係る解決法に関する他の有益な概念は,内
側の壁及び(又は)床の要素を、油圧式又は機械式な支
持要素に取り替えることのできる支持要素を、油圧式又
は機械式な支持要素に取り替えかつそれまで要素を支持
していた支持要素を取り外すことにより、油圧式又は機
械式な支持要素を作動させて、それぞれ個別に独立して
検査兼作業用室内に引き又は降ろして、そこで修理又は
再生するというものである。その結果、上述した高価な
油圧式又は機械式な支持手段は、上述の作業の必要があ
る箇所においてのみ使用されることになる。
廃棄物の投入、取り出し、換気、室内の空気の測定、
ガスと浸み出した水との収集及び除去、のための作業シ
ステムを検査兼作業用室内に設け、場合によってはガス
と浸み出した水との収集及び除去のための作業システム
を内側の容器の内部にも設けるというのも、この発明に
係る概念の一部である。
これに関連し、内側の容器の枠組には、裏地膜に達す
る検査用覗き穴をあけるようにするとよい。
さらにこの発明によれば、廃棄物貯蔵用容器システム
が廃棄物搬送塔の周囲に設けられてグループを形成し、
このグループが複数設けられて、廃棄物貯蔵プラントを
形成しても良い。
最後に、この発明に係る容器システムは、概念(b)
に従い、予備的に処理され鉱物化された廃棄物の貯蔵の
ために設計してもよい。この場合には、湿気の侵入から
廃棄物を守る手段を無期限の間いつでも検査及び修理で
きる事が重要である。
図面の簡単な説明 第1図はこの発明に係る容器システムの主要部を示す
概略図、 第2図は第3図のII-II断面図、 第3図は第1図のIII-III断面図、 第4図は修理工程を描写した概略水平断面図、 第5図はこの発明に係る容器システムの簡略化された
実施例の主要部を示す概略図である。
発明を実施するための最良の形態 この発明の更なる詳細と長所を、図面に示された実施
例を参照しつつ以下に説明する。
何らの処理をしていない廃棄物を貯蔵するためのこの
容器システムは、2つの容器1、2を、容器2が容器1
の内側になるようにして備えている。(第1図) 外側の容器1は、一体式構造に作られた、単一の枠組
を持つ綱弦(プレストレスト)コンクリート製の構築物
である。この容器1の目的は、次の通りである。則ち、
風や降水のような外界の影響を内側の室に及ぼさせない
こと。地震等の状況下で起こりうる外界からの構築物へ
の異常な攻撃を抑制すること。検査兼作業室4を外界か
ら切り離すこと。内側の容器2から支持部材6を介して
与えられる荷重を支え、その荷重を土台に伝えること。
そして、廃棄物から発生する環境汚染源(とりわけガス
や臭気)をシステム内に閉じ込めること、である。
この外側の容器1の内面にはコンクリート保護用の塗
装5を施すとよく、その塗装5は全てのコンクリート上
を検査兼作業室4まで広げるようにしてもよい。(第3
図) 内側の容器2は、次のような目的を持っている。即
ち、廃棄物の入った廃棄物室7を囲むこと。廃棄物から
の化学的、生物学的、物理的攻撃を、漏れ止め板10によ
り、システムの他の構成部分に近付けないこと。廃棄物
からの局所的な荷重を受け、その荷重を支持部材6に伝
えること。そして、廃棄物から浸み出た水や廃棄物から
発生したガスを集めて包囲し、それらをパイプ8、9か
ら外に導くこと、である。
これらの目的のため、内側の容器2は、多層構造にな
っており、荷重を支えるための鉄筋コンクリート製の壁
要素16及び床要素12と、前述の漏れ止めつまり裏地(裏
地膜)を形成する漏れ止め板10と、フィルター板11(フ
ィルター層)とから成っている。(第2図及び第3図) 内側の容器の壁を、壁と同じ高さを持つ個々の要素16
に分割し、内側の容器の床を、夫々等しい幅を持つ長い
要素12に分割することは、内側の容器の検査及び修理を
頻繁且つ無期限に行なうことができなければならないと
いう要請を満たすために必要な措置である。修理の工程
は以下に述べる通りである。
内側の容器2と外側の容器1との間の空間つまり検査
兼作業室4は、この廃棄物貯蔵所における確実な貯蔵の
保証のために不可欠な部分である。検査作業室4は作業
システムを含んでいる。この作業システムは、廃棄物の
投入、廃棄物の取り出し、換気、室内の空気の測定、廃
棄物から浸み出した水の排出、廃棄物から発生したガス
の排出、である。
それらを詳細に説明する。
「廃棄物の投入」 任意の梱包材に包まれた廃棄物がこの施設に届くと、
その廃棄物は、一般に次のようなステーション(図示せ
ず)を次々に通る。即ち、記録簿への記録。重量測定。
利用できる構成物質の抽出。廃棄物の分析。必要であれ
ば、別の廃棄物を混ぜることによる湿気の付与及び固
化。必要であれば、他の貯蔵所への移送。グループを成
した幾つかの容器に廃棄物を供給することのできる投入
塔3(第1図)による運搬。そして、廃棄物散布用クレ
ーン13又はそれに類したものによる受け継ぎと、予め与
えられ且つ記録されたパターンでの廃棄物室7への貯
蔵。
廃棄物の梱包材は、例えば、コンテナ車により構成し
てその中身を廃棄物室7に空けるようにしてもよいし、
あるいは袋または樽により構成してもよい。
「廃棄物の取り出し」 技術開発がもっと進めば、経済的利益や廃棄物の量の
減少のために、廃棄物の再生利用を行なうことが望まし
い。再生利用は、廃棄物の投入と反対の工程で実行され
る。
それ自体で完備したプラントシステムによれば、廃棄
物の受け入れ時からその貯蔵時及び再生利用時に至るま
で、ガスや臭気や液体による環境汚染が全く発生しなく
なる。
「換気」 廃棄物の投入または取り出しの間、検査兼作業室4
は、ガスの発生に応じ、爆発の危険を排除するような仕
方で人為的に換気しなければならない。もし廃棄物の投
入または取り出しの間作業員が検査兼作業室4内に居合
わせることが必要であれば、そうした事情も換気に際し
て考慮される。取り除くべき量の空気は、浄化システム
内を通過し、その後、現行法規に従って浄化された空気
が外界に出ていく。浄化によってできた残留物は、再び
捨てられるか、又は焼却される。この浄化を行うために
必要な装置は、容器の外に位置しているので図示してい
ない。しかし、この装置は、プラントにおいて、確実な
貯蔵の保証のための一部を成している。
「室内の空気の測定」 室内の空気の測定結果に従い、空気の供給(換気)が
制御される。特に、内側の容器2への廃棄物の投入が終
了しそれからガスの漏れ止め用の上面カバー15(第1
図)がかぶせられた後は、漏れ止め板10及び15が無傷で
ある限り、もはや容器2から有害なガスが検査権作業室
4に入ってこない。この時点では、室内は不活性であり
容易に化学反応が起こらない(例えば室内にチッ素が含
まれている)と考えられる。ともかく、室内の空気の測
定によって空気の組成の変化が見つかれば、それは、漏
れ止めシステム(10または15)に漏れが生じていること
を表示するものなのである。この結果、漏れを定期的に
視覚検査することは不要になる。
「浸み出した水の排出」 廃棄物から浸み出す水の量は、雨水が入らないため少
ないのであるが、その水は、内側の容器2の床(床要素
12で形成されている)の低くなった地点で、穴のあいた
管(漏れ止め板10と同じ材質でできている)内に入る。
水の流れは、漏れ止め板10と同じ材質のフィルター板11
を、漏れ止め板10との間に十分な間隔をあけつつ壁と床
の漏れ止め板10に面して張り渡すことにより、可能とな
り且つ長期間保証される。フィルター板11と漏れ止め板
10との間のこの間隔の部分を定期的に洗浄することも、
水の流れを保証するために必要な処置である。尚、壁に
ついては、場合によっては、フィルター板11を周囲に張
り渡すかわりに、漏れ止め板10の垂直の継ぎ目を細片状
のフィルターで覆えば十分である。
このようにして管に入った水は、パイプ8に集めら
れ、容器の外の別の処理装置に送られる。そこでは、浄
化後の水を普通の浄水場か又は排水路に送ることができ
るような仕方で、水の浄化が行なわれる。残留物は、熱
処理されそして(または)再び貯蔵される。
「廃棄物から出たガスの排出」 廃棄物を投入する間、容器2の上部は開いている。こ
のとき発生したガスは、換気装置によって除去すべき空
気と一緒に外に出され、適当な処理装置に送られる。廃
棄物の投入の終了後、ガスに対して透過性のあるフィル
ター層14(第1図)が廃棄物の上方にかぶせられ、それ
からフィルター層14は、ガスが漏れないように、上面カ
バー15によって密封される。カバー15の上のほうの地点
では、発生したガスが、パイプ9の中に集められ、検査
兼作業室4及び外側の容器1を経て外に排出される。排
出されたガスには加熱処理または普通の燃焼処理が施さ
れ、続いて、この処理により発生した煙道ガスの浄化が
行なわれる。
「修理工程」 上述した操業システムのほか、廃棄物の確実な貯蔵を
保証するもうひとつの要素は、検査兼作業室4から内側
の容器2の壁を定期的に視覚検査できようにすることで
ある。この目的のために、作業員が登るための適宜の手
段と足場とが検査兼作業室4内に取り付けられている。
鉄筋コンクリート12及び16には視覚検査用の覗き穴17が
規則的なパターンであけられており、この覗き穴17によ
り、鉄筋コンクリートに甚大な損傷が発生する前に裏地
10の漏れ止め状態を検査することが可能になる。
裏地10に漏れが発見された場合には、修理工程が遂行
される。(第4図)まず第1段階として、修理すべき要
素18の付近の廃棄物を、要素18の隣の修理不要な要素19
にアーチ25を架けるような仕方で固化させる。この固化
は、冷凍か又は化学物質の注入によって成し遂げること
ができる。それから、検査兼作業室4内に引き入れられ
た漏れ止め板10を、要素18のまわりから離す。要素18と
外側の容器1の壁との間に油圧式支持要素22を取り付け
た後、支持フレーム20を容器1の壁に向けて折り返す。
更に、正規の場所に残っている部品19から支持要素6が
一部取り除かれているので、そのかわりに新たな支持部
材26を備え付ける。油圧式支持要素22と一緒に押し揚げ
用ケーブル23を用いることにより、要素18を修理のため
の位置に運ぶ。そして、鋼鉄性のガイド27を使って要素
18の位置を固定する。
こうした記述は、第4図の壁の要素(16又は18)につ
いてあてはまる。床の要素12についても同様の原理で修
理が行われる。
要素18が修理のために位置に運ばれると、腐食の程度
を正確に決定するために、徹底的な検査が行なわれる。
腐食の大きさの段階としては、次のように様々な段階が
考えられる。
フィルター板11が腐食した段階。この段階の場合に
は、フィルターを交換することにより問題なく修理でき
る。
裏地板21に小さな腐食が生じている段階。裏地板21の
材質は、普通に用いられている厚さ5ミリメートルのHD
PEであり、この厚さは目的によく合致しているとみなさ
れているものであるので、腐食した部分を取り除き、適
宜の材料で溶接することによりその部分を補充すること
によって修理できる。
裏地板21に広い範囲にわたって腐食が生じている段
階。この段階の場合には、要素18を新しい裏地で完全に
覆うことにより修理できる。
定期的に検査をしているので、要素18までが巻き添え
になって重大な腐食を生じるという段階に至る事態は起
こりそうにないのだが、しかしそうした万一の事態も考
慮に入れておかなければならない。全ての要素を分解し
て検査兼作業室4から取り出し、裏地板21及び覗き穴17
を有する新しい部品を作って取り付けることには、構造
上何の困難もない。
上述した全ての処理は安全な検査兼作業室4内で行わ
れ、そしてこの検査兼作業室4には至る所から入ること
ができ、従っていつでも質の高い管理を行うことができ
ることは、強調すべきことである。
アーチ25又はフィルター板11と検査兼作業室4との間
には、必要ならば、隔絶または防護用の層24を取り付け
てもよい。
裏地板10または21の材質についてはつぎのような点も
指摘しなければならない。即ち、厚さ5ミリメートルの
HDPEを用いることは勿論好ましいが、より厚いHDPE板や
より耐久性のあるPVDF(Polyvinylidenefluoride=ポリ
フッ化ビニリデン)を用いることも考えられる。その場
合にも、修理のための上述の処置はまったくかわらな
い。
修理が終わると、層24を取り除き、油圧式支持要素22
を用いて要素18を元の位置に戻す。それから、元の支持
フレーム20を正規の位置に折り返し、修理済みの要素18
の漏れ止め板21と隣の要素19の漏れ止め板との溶接を検
査兼作業室4内で行なう。修理工程は、この溶接の継ぎ
目を検査することで、終了する。各要素の一時的な支持
や転置のために用いた補助具は、取り外すか、あるいは
修理の必要な他の箇所に移す。廃棄物を固化していた装
置のスチッチは切ってよい。
上述の修理工程は、複数箇所の要素に対して同時に又
は順次行なうことができる。全ての検査及び修理は望む
だけ頻繁に繰返すことができ、最後には内側の容器2全
体がこのようにして再生されるので、このシステムは、
廃棄物の確実な貯蔵を保証するための技術に関して高度
の代理機能性を持っている。
修理が可能であることに関連し、更に幾つかの点に注
目しなければならない。上面カバー15には容易に近付く
ことができるので、上面カバー15の修理については特別
な説明は不要である。ガスを集めるためのパイプ9につ
いても、このことはあてはまる。浸み出した水を集める
ために容器の床12に埋め込んだ管は、床の要素を動かす
ことなく検査兼作業室4から交換することができる。そ
れどころか、切り替え用のフランジを取り付けることに
より、腐食した管を取り除いて新しい管を取り付けるこ
とができる。
最後に、第5図は、概念(b)に従って予備的に処理
された廃棄物を貯蔵するための容器システムを示してい
る。予備的処理をされた廃棄物のための容器についての
既述の要請は、必然的に、絶えず侵入する湿気から廃棄
物31を確実に保護するとともにいつでも検査をできるよ
うにした、より簡単な構造物に帰着する。鉱物化した廃
棄物に湿気が侵入すると廃棄物の固定状態の悪化を招く
ことにも、言及しておかなければならない。
この問題を解決するためにも、2つの壁を持つ容器が
ふさわしい。ここでは、容器の壁32、33は両方とも一体
式構造になっている。外側の容器33は、天候による外界
からの影響を内側の室に及ぼさせず且つ容器33上に落ち
てくる荷重を支えることにより、基本的な保護機能を果
たす。内側の容器32は、鋼弦コンクリート製の壁36と、
円筒状の壁35に支持された床37とで容器内の廃棄物の荷
重を好適に支えることにより、主に荷重に耐える機能を
持っている。廃棄物31は固化されているので、内側の容
器32には漏れ止め用膜は不要である。廃棄物の投入は、
ここでは空気圧によって行なうことが好適であるが、予
備的処理をしていない廃棄物のためのシステムにおける
のと同様の仕方で行なってもよい。廃棄物の再生利用
も、該システムにおけるのと同様の仕方で行なえる。
検査兼作業室34には、この場合には内側の壁36と外側
の壁33との間の支持部材は不要である。この検査兼作業
室34には、基本的な付加的作業システムとして、自然の
空気を循環させるシステムが設けられている。この循環
システムにより、内部の空気の湿気の含有量が、一定の
上限の範囲内に維持される。
外側の壁33の密閉材の検査は、内側の容器の上部の縁
に固定された適宜の高さの位置の検査用台車(図示せ
ず)を用いて行なわれる。外側の容器33の修理は、合成
樹脂製の接合材で裂け目に詰めをするという一般的な仕
方で行なわれる。確実な貯蔵を保証するための付加的措
置として、廃棄物31の表面はHDPEのシートで覆われてい
る。
仮りに以上の容器システムが地上に構築されている
(そのことは技術的に好適である)としても、総体的な
概念に結果として基本的変更を加えることなく、地下に
構築したり又は部分的に地下に構築したりすることも実
行可能であることは、強調されなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルダット,ディーター ドイツ連邦共和国 8000 ミュンヘン 80 スタンバートストラッセ 17 (56)参考文献 特開 昭63−6500(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムの構成材料を腐食させかつ腐食メ
    カニズムが多岐にわたる廃棄物を、それ自体が独立して
    外界から切り離されたシステム内に無期限にわたって確
    実に貯蔵できるように構成され、この目的のために、容
    器の構成材料が腐食されたときにも貯蔵状態を確実に保
    証され、環境を汚染する事なくいつでも廃棄物を再生利
    用できるように、間にエアスペース(4)を設けた内側
    の容器(2)と外側の容器(1)とからなる二重壁式の
    システムとして構成された廃棄物貯蔵用容器システムで
    あって、 内側の容器(2)が、取り外し可能な支持要素(6)に
    より外側の容器(1)に対して支持される複数の要素
    (12,16)よりなるとともに、油圧式又は機械式支持要
    素(22)に取り替えられることのできる支持要素(6)
    により、要素(12,16)が、それぞれ個別に独立してエ
    アスペース内に引かれ又は降ろされて、そこで、修理又
    は再生されることを特徴とする廃棄物貯蔵用容器システ
    ム。
  2. 【請求項2】内側の容器(2)が、廃棄物の囲いとして
    構成され、外側の容器(1)が、防護用容器として構成
    され、エアスペース(4)が、検査兼作業用室として設
    けられ、更に、内側の容器(2)が、廃棄物でいっぱい
    の間、いつでもどこからでも視覚的、物理的、化学的、
    生物学的に検査でき、修理でき、再生できるように構成
    された請求の範囲第1項記載の廃棄物貯蔵用容器システ
    ム。
  3. 【請求項3】内側の容器(2)が、何層かの層構造を成
    し、荷重を支える外側の壁(16)及び床(12)と、その
    内側表面に配された裏地層(10)と、内側のフィルター
    層(11)とから構成されていることを特徴とする請求の
    範囲第1項又は第2項記載の廃棄物貯蔵用容器システ
    ム。
  4. 【請求項4】内側の容器(2)の枠組は、壁の部分で、
    壁と同じ高さの細い要素(16)から成り、床の部分で、
    細長い要素(12)から成り、要素(12,16)は、外側の
    容器(1)の枠組に対し、互いに離れた支持要素(6)
    により支持される請求の範囲第3項記載の廃棄物貯蔵用
    容器システム。
  5. 【請求項5】廃棄物の取入れ、取り出し、換気、室内の
    空気の測定、ガス及び滲み出した水の収集及び除去のた
    めの作業システムが、検査兼作業用室(4)内に設けら
    れ、ガス及び滲み出した水の収集及び除去のための作業
    システムは、場合によっては内側の容器(2)の内側に
    も設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項か
    ら第4項までのいずれかに記載の廃棄物貯蔵用容器シス
    テム。
  6. 【請求項6】内側の容器(2)の枠組には、裏地層(1
    0)に達する検査用覗き穴があいていることを特徴とす
    る請求の範囲第1項から第5項までのいずれかに記載の
    廃棄物貯蔵用容器システム。
  7. 【請求項7】湿気の侵入から廃棄物を守る手段を無期限
    の間いつでも検査及び修理できる、予備的な処理(例え
    ば乾燥や鉱物化)をした廃棄物のための請求の範囲第1
    項から第6項までのいずれかに記載の廃棄物貯蔵用容器
    システム。
  8. 【請求項8】システムの構成材料を腐食させかつ腐食メ
    カニズムが多岐にわたる廃棄物を、それ自体が独立して
    外界から切り離されたシステム内に無期限にわたって確
    実に貯蔵できるように構成され、この目的のために、容
    器の構成材料が腐食されたときにも貯蔵状態を確実に保
    証され、環境を汚染する事なくいつでも廃棄物を再生利
    用できるように、間にエアスペース(4)を設けた内側
    の容器(2)と外側の容器(1)とからなる二重壁式の
    システムとして構成された廃棄物貯蔵用容器システムで
    あって、 廃棄物貯蔵用容器システムは、内側の容器(2)が、取
    り外し可能な支持要素(6)により外側の容器(1)に
    対して支持される複数の要素(12,16)よりなるととも
    に、油圧式又は機械式支持要素(22)に取り替えられる
    ことのできる支持要素(6)により、要素(12,16)
    が、それぞれ個別に独立してエアスペース内に引かれ又
    は降ろされて、そこで、修理又は再生されてなり、 複数の前記廃棄物貯蔵用容器システムが、廃棄物搬送塔
    の周囲に設けられてグループを形成し、このグループが
    複数設けられてなることを特徴とする廃棄物貯蔵用プラ
    ント。
JP62505610A 1986-09-18 1987-09-16 廃棄物貯蔵用容器システム Expired - Lifetime JP2547055B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3631807.8 1986-09-18
DE19863631807 DE3631807A1 (de) 1986-09-18 1986-09-18 Behaeltersystem zur lagerung von abfaellen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01500808A JPH01500808A (ja) 1989-03-23
JP2547055B2 true JP2547055B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=6309869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62505610A Expired - Lifetime JP2547055B2 (ja) 1986-09-18 1987-09-16 廃棄物貯蔵用容器システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4884711A (ja)
EP (1) EP0283491B1 (ja)
JP (1) JP2547055B2 (ja)
KR (1) KR950006665B1 (ja)
AT (1) ATE69983T1 (ja)
DE (2) DE3631807A1 (ja)
NO (1) NO882153L (ja)
WO (1) WO1988001913A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3821788A1 (de) * 1988-06-28 1990-01-11 Merk Holzbau Gmbh & Co Deponieanlage
EP0626030A1 (de) * 1992-02-11 1994-11-30 Allo Assmann Lagereinrichtung für abfälle und stahlbetontragwerk für eine solche lagereinrichtung
AT398538B (de) * 1992-07-24 1994-12-27 Huebl Friedrich Ing Deponieanlage
DE4313482A1 (de) * 1993-04-24 1994-10-27 Detlef Windhausen Deponie für Müll und andere Abfälle
JPH06321301A (ja) * 1993-05-11 1994-11-22 Kankyo Kogaku Consultant:Kk 汚水の漏水を防止する廃棄物貯槽
US5417344A (en) * 1993-12-13 1995-05-23 Wells; William E. Secondary containment apparatus with support and clamp
US5971009A (en) * 1997-02-10 1999-10-26 Tanksafe Inc. Dual containment assembly
ES2389512T3 (es) * 2007-06-11 2012-10-26 Envac Ab Instalación de recogida y almacenamiento temporal de residuos
JP6127453B2 (ja) * 2012-11-06 2017-05-17 株式会社Ihi 円筒型タンクの構築方法
JP6127459B2 (ja) * 2012-11-12 2017-05-17 株式会社Ihi 円筒型タンクの構築方法
US9738441B2 (en) 2014-06-04 2017-08-22 Factory Mutual Insurance Company Containment device for intermediate bulk containers, and related methods
US10144583B2 (en) 2016-02-12 2018-12-04 D.T.B.B.J. Properties, Llc. Double-walled waste container

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH587389A5 (en) * 1974-10-30 1977-04-29 Spaeth Peter Underground toxic waste disposal in sealed containers - in excavation with watertight base compacted backfill and returned topsoil
GB1582850A (en) * 1977-06-01 1981-01-14 Sekisui Koji Kk Flanged panel for use in storage tank construction
DE2944734A1 (de) * 1979-11-06 1981-06-11 Reederei und Spedition Braunkohle GmbH, 5047 Wesseling Transportierbare vorrichtung fuer die aufnahme von gegenueber der umwelt abzuschirmenden substanzen
US4521372A (en) * 1981-08-26 1985-06-04 Nuclear Monitoring Systems & Management Corporation Apparatus and method for monitoring stored material
DE3303067C2 (de) * 1983-01-29 1986-02-20 Strabag Bau-AG, 5000 Köln Lagerstätte für Abfälle und Verfahren zu ihrem Füllen und Verschließen
US4638920A (en) * 1984-06-26 1987-01-27 Goodhues Jr George S Underground facility for storage of liquids
DE3423438A1 (de) * 1984-06-26 1986-04-30 Klaus Dr. 6242 Kronberg Wiemer Vorrichtung zur fassung von sickerwasser und gas aus deponien
DE3507240A1 (de) * 1985-03-01 1986-09-04 Schröder-Planung GmbH + Co. KG, 6100 Darmstadt Muelldeponie, insbesondere zur lagerung von sondermuell
US4715513A (en) * 1985-12-09 1987-12-29 Shelton Jr Amos H Toxic material storage vessel containment system
DE3611654A1 (de) * 1986-04-07 1987-10-15 Steuler Industriewerke Gmbh Doppelwandiger behaelter, insbesondere fuer sondermuelldeponien

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01500808A (ja) 1989-03-23
EP0283491A1 (de) 1988-09-28
WO1988001913A1 (en) 1988-03-24
ATE69983T1 (de) 1991-12-15
NO882153L (no) 1988-07-15
NO882153D0 (no) 1988-05-16
EP0283491B1 (de) 1991-12-04
DE3775042D1 (de) 1992-01-16
US4884711A (en) 1989-12-05
DE3631807A1 (de) 1988-04-07
KR950006665B1 (ko) 1995-06-21
KR880701675A (ko) 1988-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2547055B2 (ja) 廃棄物貯蔵用容器システム
US5037239A (en) Underground concrete vault structure for hazardous liquid storage tanks
EP0214191B1 (de) Abdichtungsschirm für deponien
US4825687A (en) Storage tanks having formed inner tank for primary containment
ES2038568A6 (es) Camara subterranea contenedora secundaria de hormigon premoldeado y pretensado
PT1247763E (pt) Reservatório para líquidos poluentes de água
US6004070A (en) Waste storage containment cell, method of operating, and apparatus therefore
US5269172A (en) Processes and apparatus for the prevention, detection and/or repair of leaks or avenues for leaks from above-ground storage tanks
US4973946A (en) Underground liquid storage tank leak containment, detection and alarm system
Shen et al. Assessment and control of VOC emissions from waste disposal facilities
US5072609A (en) Storage tank systems having in situ formed inner tank
JP3316017B2 (ja) 固体廃棄物の貯蔵方法および設備
CZ178398A3 (cs) Zařízení na odplynování skládky
US4811535A (en) Double-walled special refuse dump receptacle
JP2000189919A (ja) 廃棄物処理場
CN217141660U (zh) 可移动式顶蓬、刚性填埋场
HU195155B (en) Container for temporary and/or definite controlled storing wastes particularly granular materials, sludges contaminating the environment
CZ288317B6 (en) Waste disposal facility and container
Superseding USACE/NAVFAC/AFCESA/NASA UFGS-46 73 10 (February 2011)
RU3749U1 (ru) Герметичный контейнер для захоронения токсичных отходов
Zirker et al. Alternatives to reduce corrosion of carbon steel storage drums
CN115649681A (zh) 一种应用于危险废物暂存的设施
Zein GUIDELINES FOR CONCRETE BATCHING PLANTS
McShane Integrity assessment report of tanks TK-101 and TK-102
Maguire Environmental standards for primary and secondary containment systems and transfer stations