JP2546698Y2 - 冷蔵ショーケースの引扉 - Google Patents

冷蔵ショーケースの引扉

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JP2546698Y2
JP2546698Y2 JP1992013757U JP1375792U JP2546698Y2 JP 2546698 Y2 JP2546698 Y2 JP 2546698Y2 JP 1992013757 U JP1992013757 U JP 1992013757U JP 1375792 U JP1375792 U JP 1375792U JP 2546698 Y2 JP2546698 Y2 JP 2546698Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は冷蔵ショーケースの引扉
に関し、特に、引扉とこれを摺動案内する扉レールとの
間をシール部材を介して密閉することによりショーケー
ス本体の庫内側と庫外側との間の気密性を向上した冷蔵
ショーケースの引扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引扉式の冷蔵ショーケースについ
ては各種のものが提案されており、かかる冷蔵ショーケ
ースにおいては少なくとも引扉の閉扉時にショーケース
本体と引扉との気密性を保持して冷蔵効率を低下させな
いようにする必要がある。
【0003】かかる要請を解決するため、従来から種々
の引扉構造が提案されている。例えば、実開昭59−1
05987号公報、実開昭61−71890号公報に
は、下レールにシール部材を設け引扉の閉扉時にシール
部材を引扉の下部又は引扉の下端部に嵌合された下枠部
材に当接させることによりショーケース本体と引扉との
間の気密性を保持してショーケース本体内の冷気が外部
に漏出することを防止する引扉構造が記載されている。
【0004】また、実開昭61−66779号公報に
は、引扉の下端部に嵌合された下枠部材にフィンを設
け、かかるフィンを下レールの液留部内の液体に接触さ
せることによりショーケース本体と引扉との間の気密性
を保持するようにした引扉構造が記載されている。更
に、実開昭62−83179号公報には、引扉の下端部
に嵌合された下枠部材に突部を設け、引扉の閉扉時にそ
の突部を下レールの上端部に当接させることによりショ
ーケース本体と引扉との間の気密性を保持するようにし
た引扉構造が記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
公報に記載された引扉構造においては、いずれも下レー
ルと引扉の下端部に嵌合された下枠部材との間にフィン
等のシール部材を配設した構成を有するものであり、従
って、確実に気密性を保持するためには下レールと下枠
部材間及びこれらとシール部材間に極めて厳密な寸法関
係が要求され、かかる要求を具備しない場合にはシール
部材によるショーケース本体と引扉間における気密性の
保持はできなくなるという問題がある。また、このよう
な寸法関係の要求を満たすためには、下レール等の製造
コスト、加工コスト、組立コストが高くなり、これより
冷蔵ショーケースのコストアップを招来してしまうとい
う問題も存する。
【0006】また、前記各公報に記載されたショーケー
スにおける下レールは、一般的にショーケース本体に固
設されショーケース本体に対して着脱可能にされていな
いので、シール部材等に損傷が生じて交換の必要性のあ
る等の場合、特に、下レールにシール部材が設けられて
いる場合にはシール部材等の交換が容易でなく、また、
下レール近辺の掃除が極めて困難になるという問題があ
った。この結果、下レール内に侵入した汚水、ゴミ等が
残存する虞が多分にあり、従って、冷蔵ショーケースに
は一般的に食品等が貯蔵されることを勘案すれば、かか
る食品等が不衛生になる虞があるという問題があった。
【0007】本考案は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、下レール、下枠部材及びシ
ール部材間にそれ程厳密な寸法関係を要求されることな
く低いコストでショーケース本体と引扉間の気密性を保
持できるとともに、シール部材等の交換作業や下レール
近辺の掃除作業を簡単に行い得る冷蔵ショーケースの引
扉を提供することを目的とする。
【0008】前記目的を達成するため請求項1に係る冷
蔵ショーケースは、冷蔵ショーケース本体の前面開口部
の上下端部に設けられた上下ガイドレールと、両ガイド
レールに沿って摺動自在に配設された引扉と、引扉の下
端部に設けられた下枠部材と、下枠部材に取り付けられ
た車輪と、下ガイドレールに設けられるとともに前記下
枠部材の下方に配設され、前記車輪を摺動案内する扉レ
ールとを有する冷蔵ショーケースにおいて、前記扉レー
ルは、その中央位置に車輪案内用凹部、及び、車輪案内
用凹部の両側に傾斜面を有するM字状の形状を有し、前
記下枠部材の一対の側壁の下端部にて、可撓性を有する
軟質材からなるシール用フィンを形成し、各シール用フ
ィンの自由端部を前記M字状の扉レールにおける傾斜面
に弾性的に密着したことを特徴とするまた、請求項2
に係る冷蔵ショーケースは、請求項1の冷蔵ショーケー
スにおいて、前記各シール用フィンは、前記下枠部材の
各側壁の内側から内方に向かって延出されていることを
特徴とする。更に、請求項3に係る冷蔵ショーケースの
引扉は、冷蔵ショーケース本体の前面開口部の上下端部
に設けられた上下ガイドレールと、両ガイドレールに沿
って摺動自在に配設された引扉と、引扉の下端部に設け
られた下枠部材と、下枠部材に取り付けられた車輪と、
下ガイドレールに設けられるとともに前記下枠部材の下
方に配設され、前記車輪を摺動案内する扉レールとを有
する冷蔵ショーケースにおいて、前記扉レールは、その
中央位置に車輪案内用凹部、及び、車輪案内用凹部の両
側に傾斜面を有するM字状の形状を有し、前記下枠部材
の一対の側壁の下端部から可撓性を有する軟質材からな
るシール用フィンを下方に延出し、各シール用フィンの
自由端部を前記M字状の扉レールにおける傾斜面上端の
頂点部分に弾性的に密着したことを特徴とする。また、
請求項4に係る冷蔵ショーケースの引き扉は、冷蔵ショ
ーケース本体の前面開口部の上下端部に設けられた上下
ガイドレールと、両ガイドレールに沿って摺動自在に配
設された引扉と、引扉の下端部に設けられた下枠部材
と、下枠部材 に取り付けられた車輪と、下ガイドレール
に設けられるとともに前記下枠部材の下方に配設され、
前記車輪を摺動案内する扉レールとを有する冷蔵ショー
ケースにおいて、前記扉レールは、その中央位置に車輪
案内用凹部、及び、車輪案内用凹部の両側に傾斜面を有
するM字状の形状を有し、前記M字状の扉レールにおけ
る各傾斜面から上方且つ外側に向かって可撓性を有する
軟質材からなるシール用フィンを形成し、各シール用フ
ィンの自由端部を前記下枠部材の一対の側壁に対して内
側から弾性的に密着したことを特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成を有する請求項1の冷蔵ショーケース
の引扉では、下枠部材の一対の側壁の下端部にて可撓性
を有する軟質材からなるシール用フィンを形成し、各シ
ール用フィンの自由端部をM字状の扉レールの傾斜面に
弾性的に密着したので、引扉の開閉時にシール用フィン
を介して下枠部材と扉レールとの間が密閉される。これ
により、冷蔵ショーケース本体の庫内側と庫外側との間
の気密性が保持される。このとき、シール用フィンは可
撓性を有する軟質材から形成されているので、引扉の開
閉摺動時においてもその可撓性により下枠部材と扉レー
ル間の気密性が保持される。特に、引扉の開閉時に、各
シール用フィンの自由端部が扉レールの傾斜面上を摺動
する際、自由端部はその可撓性に基づく弾性力を介して
傾斜面との間で良好な密着力を保持しつつ摺動され得
る。 また、請求項2の冷蔵ショーケースの引扉では、各
シール用フィンが、下枠部材の各側壁から内方に向かっ
て延出されているので、各シール用フィンを下枠部材の
内部に収納することが可能となり、これによりシール用
フィンを外部から見えなくして見栄えを良好にすること
が可能となる。 更に、請求項3の冷蔵ショーケースの引
扉では、下枠部材の一対の側壁の下端部から可撓性を有
する軟質材からなるシール用フィンを下方に延出し、各
シール用フィンの自由端部をM字状の扉レールにおける
傾斜面上端の頂点部分に弾性的に密着したので、引扉の
開閉時に各シール用フィンの自由端部はその可撓性に基
づく弾性力を介して頂点部分に密着されつつ摺動し、こ
のとき、シール用フィンは頂点部分に密着しているだけ
であることから、引扉は低い摺動力をもって開閉するこ
とが可能となる。 また、請求項4の冷蔵ショーケースの
引扉では、M字状の扉レールにおける各傾斜面から上方
且つ外側に向かって可撓性を有する軟質材からなるシー
ル用フィンを形成し、各シール用フィンの自由端部を下
枠部材の一対の側壁に対して内側から弾性的に密着した
ので、前記請求項2の場合と同様、各シール用フィンを
下枠部材の内部に収納することが可能となり、シール用
フィンを外部から見えなくして見栄えを良好にすること
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を具体化した第1実施例乃至第
4実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は冷蔵ショーケースの斜視図を示すものであり、シ
ョーケース本体1は断熱材等から形成された箱体からな
る。かかるショーケース本体1の前面には開口部2が設
けられ、この前面開口部2の上端部2A及び下端部2B
には、それぞれ上ガイドレール3及び下ガイドレール4
(図2参照)が取り付けられている。これら両ガイドレ
ール3、4には一対の引扉5、6がガイドレール3、4
に沿って摺動可能に嵌合されている。
【0011】引扉5及び6には、後述する扉枠13、1
4を介してそれぞれ透明ガラス7、8が嵌め込まれてお
り、かかるガラス7、8を介してショーケース本体1内
に収納された食品等を透視できるようにされている。ま
た、引扉5、6の左右側端部には、それぞれ把持部9、
10が取り付けられており、これら把持部9、10は引
扉5、6の開閉を行う際に手指を掛けて扉5、6を開閉
するためのものである。
【0012】次に、図2及び図3を参照して第1実施例
に係る引扉5、6について説明する。図2は引扉5、6
の一部を省略して断面にて示す説明図であり、図3は引
扉5、6の下部を部分的に拡大して模式的に示す断面図
である。
【0013】図2、図3において、上ガイドレール3に
は2つの案内部3A、3Bが設けられ、案内部3Aは引
扉5の扉枠13の上端部に嵌合された上枠部材11を摺
動案内し、また、案内部3Bは引扉6の扉枠14の上端
部に嵌合された上枠部材12を摺動案内するものであ
る。
【0014】また、下ガイドレール4には、前記上ガイ
ドレール3と同様、2つの案内部4A、4Bが設けら
れ、各案内部4A、4Bには中央に後述する車輪21、
22を摺動案内するための車輪案内部15A、16Aを
有し側面視M字状の扉レール15、16がそれぞれ配設
されている。
【0015】扉枠13及び扉枠14のそれぞれの下端部
には、側面視H字状の下枠部材17、18が嵌着されて
いる。これらの各下枠部材17、18は硬質塩化ビニル
と軟質塩化ビニルとの2色押出成型法により成型されて
おり、各下枠部材17、18において互いに対向する下
部内側壁には、それぞれ一対のシール用フィン19、2
0が一体に形成されている。これらのシール用フィン1
9、20の長さは、扉レール15、16の斜面15B、
16Bと密着するに十分な長さに形成されている。尚、
図3におけるAはショーケース本体1の庫内側を、Bは
庫外側を示すものである。
【0016】ここに、各シール用フィン19、20は軟
質塩化ビニルよりなり、従って、十分な可撓性を有する
ものである。これらの各シール用フィン19、20の自
由端部は、図3に示すようにM字状の扉レール15、1
6において車輪案内部15A、16Aを形成する2つの
斜面15B、16B上に弾性的に密着されている。この
ように、各シール用フィン19、20は下枠部材17、
18と扉レール15、16とを密閉する作用をなすもの
である。従って、ショーケース本体1における庫内側A
と庫外側Bとは、各シール用フィン19、20により気
密性が保持されることとなる。
【0017】下枠部材17、18の扉枠13、14の下
端面に対応する位置には、車輪21、22がそれぞれ固
着されており、これらの車輪21、22は 引扉5、6
の開閉時に前記扉レール15、16の車輪案内部15
A、16Aに沿って摺動案内されるものである。尚、図
2、図3において、各扉レール15、16には1個の車
輪21、22しか図示されていないが、かかる車輪2
1、22は下枠部材17、18に沿って更に1個の車輪
21、22が設けられている。
【0018】前記のような構成を有する冷蔵ショーケー
スにおいて引扉5、6を開閉する場合、その開閉ととも
に各車輪21、22が扉レール15、16の車輪案内部
15A、16Bに沿って摺動案内されるが、このとき各
シール用フィン19、20は斜面15B、16B上を摺
動される。かかる摺動時、各シール用フィン19、20
はその可撓性に基づく弾性力により各斜面15B、16
Bと離れることなく密着状態を保持しながら摺動される
ものである。
【0019】このように、シール用フィン19、20は
斜面15B、16Bと密着するに十分な長さを有するこ
ととも相まって、その可撓性に基づく弾性力を有してい
るので、下枠部材17、18、扉レール15、16及び
これらの間における寸法関係が多少変化した場合でも、
これらの間の寸法関係の調整を必要とすることなく、常
にシール用フィン19、20を扉レール15、16の斜
面15B、16Bに密着させた状態で引扉5、6の開閉
を行うことができる。
【0020】これにより、ショーケース本体1における
庫内側Aと庫外側Bとの間の気密性を確実に保持するこ
とが可能となる。また、かかる構成からして、扉レール
15、16がショーケース本体1の前面開口部2の左右
端部に向かって傾斜している場合でも、殆ど問題なく庫
内側Aと庫外側Bとの間の気密性を保持することができ
るものである。
【0021】また、シール用フィン19、20の損傷等
により交換の必要が生じた場合には、引扉5、6を扉レ
ール15、16から取り外すとともに、枠部材13、1
4から下枠部材17、18を取り外して新たな下枠部材
17、18を枠部材13、14に装着すれば簡単にシー
ル用フィン19、20の交換を行うことができる。
【0022】更に、このように引扉5、6を扉レール1
5、16から取り外した状態で扉レール15、16近辺
に溜った汚水、ゴミ等の掃除を行えばよいので、掃除が
極めて簡単になるものである。
【0023】次に、図4に基づいて第2実施例に係る引
扉5、6について説明する。図4は引扉5、6の下部を
拡大して模式的に示す断面図である。尚、図4におい
て、図2、図3に示された第1実施例の部材と同一の部
材については同一の符号を付して説明するものとし、第
1実施例と相違する点に主眼をおいて説明する。
【0024】前記第1実施例においてはシール用フィン
19、20が下枠部材17、18の互いに対向する下部
内側壁に形成されていたが、かかる第1実施例と比較し
て第2実施例では、シール用フィン30、31が下枠部
材17、18の各側壁の下端部に連続して一体に形成さ
れている。ここに、下枠部材17、18は前記第1実施
例におけると同様、硬質塩化ビニルと軟質塩化ビニルと
の2色押出成型法により成型されており、シール用フィ
ン30、31は軟質塩化ビニルからなる。従って、シー
ル用フィン30、31はその材質からして十分な可撓性
を有するものである。
【0025】また、扉レール32、33は斜面32B、
33Bを有し、側面視で下方に拡がったM字状の形状を
しており、その中央部を車輪案内部32A、33Aとし
てなるものである。そして、前記シール用フィン30、
31の自由端部は扉レール32、33の各斜面32B、
33Bに対して弾性的に密着されている。
【0026】これより、シール用フィン30、31を介
してショーケース本体1の庫内側Aと庫外側Bとの間の
気密性が保持されるものである。
【0027】続いて、図5に基づいて第3実施例に係る
引扉について説明する。図5は引扉の下部を拡大して模
式的に示す断面図である。尚、図5においても、図2、
図3、図4に示された第1実施例、第2実施例の部材と
同一の部材については同一の符号を付して説明するもの
とし、第1実施例、第2実施例と相違する点に主眼をお
いて説明する。
【0028】前記第1実施例においてはシール用フィン
19、20が下枠部材17、18の互いに対向する下部
内側壁に形成されており、また、第2実施例ではシール
用フィン30、31を下枠部材17、18の各側壁の下
端部に一体に形成しその自由端部を扉レール32、33
の斜面32B、33Bに密着させているが、第3実施例
ではシール用フィン40、41を下枠部材17、18の
各側壁の下端部に一体に形成している点については第2
実施例と同様であるものの、シール用フィン40、41
の各自由端部がM字状扉レール15、16の頂点部分に
弾性的に密着されている点で相違する。
【0029】ここに、シール用フィン40、41は第1
実施例のシール用フィン19、20、第2実施例のシー
ル用フィン30、31と同様、硬質塩化ビニルと軟質塩
化ビニルとの2色押出成型法により成型された下枠部材
17、18と一体に成型されているとともに、軟質塩化
ビニルからなる点で同じである。
【0030】更に、図6に基づいて第4実施例に係る引
扉について説明する。図6は引扉の下部を拡大して模式
的に示す断面図である。尚、図6においても、前記第1
実施例、第2実施例、第3実施例の部材と同一の部材に
ついては同一の符号を付して説明するものとし、第1実
施例等と相違する点に主眼をおいて説明する。
【0031】前記各実施例においては、各シール用フィ
ン19、20、30、31、40、41が下枠部材1
7、18と一体に成型されていたが、第4実施例ではシ
ール用フィン50、51が扉レール15、16に形成さ
れている点で相違する。
【0032】扉レール15、16において各車輪案内部
15A、16Aの両側に設けられた斜面15B、16B
にはシール用フィン50、51が扉レール15、16と
一体に成型されている。ここに、扉レール15、16は
前記各実施例における下枠部材17、18と同様、硬質
塩化ビニルと軟質塩化ビニルとの2色押出成型法により
成型されており、シール用フィン50、51は軟質ビニ
ルからなる。
【0033】また、シール用フィン50、51はその材
質からして十分な可撓性を有し、更に、その自由端部は
斜面15B、16Bから扉レール15、16の外方に向
かって円弧状に伸びるとともに下枠部材17、18の内
壁面に対して弾性的に密着されている。これより、各シ
ール用フィン50、51はショーケース本体1の庫内側
Aと庫外側Bとの間の気密性を保持するものである。
【0034】前記した各第2実施例、第3実施例、第4
実施例によっても第1実施例と同様に、引扉5、6の開
閉時に各シール用フィン30、31、40、41、5
0、51を介してショーケース本体1の庫内側Aと庫外
側Bとの間の気密性を確実に保持し得る効果、下枠部材
17、18、扉レール15、16及びこれらの間におけ
る寸法関係が多少変化した場合でも、これらの部材間の
寸法関係の調整を必要とすることなく庫内側Aと庫外側
Bとの間の気密性を保持しつつ引扉5、6の開閉を行う
ことができる効果、及び、扉レール15、16近辺の汚
水、ゴミ等を簡単に掃除することができる効果が得られ
ることは前記説明より明かである。
【0035】以上詳細に説明した通り前記各実施例に係
る引扉5、6によれば、下ガイドレール4、下枠部材1
7、18及びシール用フィン19、20、30、31、
40、41、50、51間にそれ程厳密な寸法関係を要
求されることなく低いコストでショーケース本体1と各
引扉5、6間の気密性を保持できるとともに、シール用
フィン19、20、30、31、40、41、50、5
1等の交換作業や下ガイドレール4、扉レール15、1
6近辺の掃除作業を簡単に行い得る冷蔵ショーケースの
引扉5、6を提供することができる。
【0036】
【考案の効果】以上説明した通り本考案は、下レール、
下枠部材及びシール部材間にそれ程厳密な寸法関係を要
求されることなく低いコストでショーケース本体と引扉
間の気密性を保持できるとともに、シール部材等の交換
作業や下レール近辺の掃除作業を簡単に行い得る冷蔵シ
ョーケースの引扉を提供することができ、その産業上奏
する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵ショーケースの斜視図である。
【図2】第1実施例に係る引扉の一部を省略して断面に
て示す説明図である。
【図3】第1実施例に係る引扉の下部を部分的に拡大し
て模式的に示す断面図である。
【図4】第2実施例に係る引扉の下部を部分的に拡大し
て模式的に示す断面図である。
【図5】第3実施例に係る引扉の下部を部分的に拡大し
て模式的に示す断面図である。
【図6】第4実施例に係る引扉の下部を部分的に拡大し
て模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース本体 2 前面開口部 2A 上端部 2B 下端部 3 上ガイドレール 4 下ガイドレール 5、6 引扉 17、18 下枠部材 21、22 車輪 15、16 扉レール 19、20 シール用フィン A 庫内側 B 庫外側

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵ショーケース本体の前面開口部の
    上下端部に設けられた上下ガイドレールと、両ガイドレ
    ールに沿って摺動自在に配設された引扉と、引扉の下端
    部に設けられた下枠部材と、下枠部材に取り付けられた
    車輪と、下ガイドレールに設けられるとともに前記下枠
    部材の下方に配設され、前記車輪を摺動案内する扉レー
    ルとを有する冷蔵ショーケースにおいて、前記扉レールは、その中央位置に車輪案内用凹部、及
    び、車輪案内用凹部の両側に傾斜面を有するM字状の形
    状を有し、 前記下枠部材の一対の側壁の下端部にて、可撓性を有す
    る軟質材からなるシール用フィンを形成し、各シール用
    フィンの自由端部を前記M字状の扉レールにおける傾斜
    面に弾性的に密着したことを特徴とする 冷蔵ショーケー
    スの引扉。
  2. 【請求項2】 前記各シール用フィンは、前記下枠部
    材の各側壁の内側から内方に向かって延出されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケースの引
    扉。
  3. 【請求項3】 冷蔵ショーケース本体の前面開口部の
    上下端部に設けられた上下ガイドレールと、両ガイドレ
    ールに沿って摺動自在に配設された引扉と、引扉の下端
    部に設けられた下枠部材と、下枠部材に取り付けられた
    車輪と、下ガイドレールに設けられるとともに前記下枠
    部材の下方に配設され、前記車輪を摺動案内する扉レー
    ルとを有する冷蔵ショーケースにおいて、 前記扉レールは、その中央位置に車輪案内用凹部、及
    び、車輪案内用凹部の両側に傾斜面を有するM字状の形
    状を有し、 前記下枠部材の一対の側壁の下端部から可撓性を有する
    軟質材からなるシール用フィンを下方に延出し、各シー
    ル用フィンの自由端部を前記M字状の扉レールにおける
    傾斜面上端の頂点部分に弾性的に密着したことを特徴と
    する冷蔵ショーケースの引扉。
  4. 【請求項4】 冷蔵ショーケース本体の前面開口部の
    上下端部に設けられた上下ガイドレールと、両ガイドレ
    ールに沿って摺動自在に配設された引扉と、引扉の下端
    部に設けられた下枠部材と、下枠部材に取り付けられた
    車輪と、下ガイドレールに設けられるとともに前記下枠
    部材の下方に配設され、前記車輪を摺 動案内する扉レー
    ルとを有する冷蔵ショーケースにおいて、 前記扉レールは、その中央位置に車輪案内用凹部、及
    び、車輪案内用凹部の両側に傾斜面を有するM字状の形
    状を有し、 前記M字状の扉レールにおける各傾斜面から上方且つ外
    側に向かって可撓性を有する軟質材からなるシール用フ
    ィンを形成し、各シール用フィンの自由端部を前記下枠
    部材の一対の側壁に対して内側から弾性的に密着したこ
    とを特徴とする冷蔵ショーケースの引扉。
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