JP2546499Y2 - 油圧打撃工具 - Google Patents

油圧打撃工具

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JP2546499Y2
JP2546499Y2 JP874591U JP874591U JP2546499Y2 JP 2546499 Y2 JP2546499 Y2 JP 2546499Y2 JP 874591 U JP874591 U JP 874591U JP 874591 U JP874591 U JP 874591U JP 2546499 Y2 JP2546499 Y2 JP 2546499Y2
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striking
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幸三 藤川
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マツダアステック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば岩盤等をさく孔
するさく岩機に用いられる油圧打撃工具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の油圧打撃工具とし
て、前後方向に動かされる打撃工具本体と、この打撃工
具本体のシリンダ内に進退可能に配置された打撃ピスト
ンと、この打撃ピストンの前方に進退可能に配置され、
打撃ピストンの前進動作により打撃されるシャンクロッ
ドとを備え、前記シリンダと打撃ピストンとの間に形成
された前部作動室および後部作動室の各内部油圧をそれ
ぞれ変動させることにより、前記打撃ピストンをシリン
ダ内で進退させて前記シャンクロッドを打撃するように
構成されたものが知られている。
【0003】この油圧打撃工具によるさく孔作業は、シ
ャンクロッドを打撃しながら打撃工具本体を前進させ
て、シャンクロッド前端のビットを岩盤に打ち突けるよ
うにする。このさく孔作業の際、例えば岩盤に空洞部が
ある等、岩盤の状態が悪いと、さく孔部でいわゆるジャ
ミングと呼ばれる砂詰りを生じ、この結果、さく孔後に
打撃工具本体を後退させてシャンクロッドをさく孔部よ
り引き抜こうとしても、シャンクロッドが引き抜けなく
なるということが起こっていた。
【0004】そこで、油圧打撃工具として、例えば特開
昭61−204496号公報等に示されるものが開発さ
れている。すなわち、この油圧打撃工具は、打撃工具本
体の前端部に副ピストンを設け、この副ピストンの前側
に形成された緩衝室にアキュムレータを接続し、このア
キュムレータに圧油を供給するアキュムレータ作動制御
用油圧回路を打撃ピストン作動用油圧回路とは別に設け
るようにしている。そして、ジャミング発生時に上記油
圧回路を開いてアキュムレータに圧油を蓄積させ、その
蓄積された圧油を緩衝室に送り込んで副ピストンを瞬間
的に後退させることにより、シャンクロッドに後退方向
の衝撃力を与えてシャンクロッドを挙動させ、これによ
り、さく孔部に詰った砂等をばらしてシャンクロッドを
引き抜けるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報例のものでは、アキュムレータとアキュムレータ作動
制御用油圧回路とを設ける必要があるために、その分だ
け全体の構造が複雑化し、かつ全体が大型化するという
問題があった。しかも、ジャミング発生時にアキューム
レータ作動制御用油圧回路を開く操作を作業者が行わな
ければならず、手間が掛るという問題があった。
【0006】以上の事情に鑑みて、本考案は、小型で、
構造が簡単で、かつ作業者の手間を省くことができる油
圧打撃工具を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる油圧打撃
工具は、前後方向に動かされる打撃工具本体と、この打
撃工具本体のシリンダ内に進退可能に配置された打撃ピ
ストンと、この打撃ピストンの前方に進退可能に配置さ
れ、打撃ピストンの前進動作により打撃されるシャンク
ロッドとを備え、前記シリンダと打撃ピストンとの間に
形成された前部作動室および後部作動室の少なくとも一
方の内部油圧を変動させることにより、前記打撃ピスト
ンをシリンダ内で進退させて前記シャンクロッドを打撃
するように構成した油圧打撃工具において、前記打撃工
具本体の前端側に進退可能に配置され、打撃工具本体が
シャンクロッドに対して相対的に後退したときにシャン
クロッドが当接するリバースピストンと、前記打撃工具
本体とリバースピストンとの間に形成され、内部油圧に
よってリバースピストンを後方に付勢するリバース圧室
と、前記リバースピストンの後方に配設され、リバース
ピストンの後方への移動を阻止するストッパと、前記打
撃工具本体のリバースピストンとの摺接面に開口し、前
記前部作動室および後部作動室のうちで、内部油圧が変
動する作動室に連通されたリバース圧導入用ポートと、
前記リバースピストンに形成され、このリバースピスト
ンの前記リバース圧室との接触面と前記打撃工具本体と
の摺接面とにそれぞれ開口するリバース圧用開閉通路と
を備え、このリバース圧用開閉通路の打撃工具本体との
摺接面側の開口部は、前記リバースピストンが前記スト
ッパによって移動阻止された状態のときに前記リバース
圧導入用ポートの後方に位置し、前記リバースピストン
が前記移動阻止される位置よりも所定ストローク前進し
たときに前記リバース圧導入用ポートと対面する位置に
形成されたものである。
【0008】
【作用】上記構成により、シャンクロッドをさく孔部か
ら引き抜くために、打撃工具本体を後退させると、シャ
ンクロッドがさく孔部に砂詰まりによって引掛かってい
ることによってシャンクロッドがさく孔部に残され、打
撃工具本体のみが後退し、シャンクロッドがリバースピ
ストンに当接して、打撃工具本体を後退させる力がリバ
ースピストンを介してシャンクロッドに掛るようにな
る。このとき、ジャミングが発生していると、シャンク
ロッドが打撃工具本体と共に後退しないために、打撃工
具本体のみが後退し続け、シャンクロッドと共にリバー
スピストンが打撃工具本体に対し相対的に前方に移動さ
せられ、リバース圧用開閉通路の打撃工具本体との摺接
面側の開口部がリバース圧導入用ポートと対面してリバ
ース圧用開閉通路とリバース圧導入用ポートとが連通
し、前部または後部作動室から圧力変動のある圧油がリ
バース圧導入用ポートおよびリバース圧用開閉通路を通
ってリバース圧室に導入されるようになる。これによ
り、リバースピストンが前後に往復動して、シャンクロ
ッドに後退方向の衝撃力が加えられ、シャンクロッドが
引き抜き可能となる。
【0009】
【実施例】図1および図2は、本考案にかかる油圧打撃
工具の一実施例を示している。この油圧打撃工具は、打
撃工具本体1と打撃ピストン2とシャンクロッド3とを
備えている。打撃工具本体1は、シリンダ11と、この
シリンダ11の前端に一体的に結合された筒状のフロン
トヘッド12とからなっている。上記打撃ピストン2は
シリンダ11内に軸方向(前後方向)に進退可能に設け
られ、上記シャンクロッド3はフロントヘッド12内の
上記打撃ピストン2の前方にそれと同軸上に位置するよ
うに軸方向に進退可能に設けられている。また、シャン
クロッド3は、打撃ピストン2が前進したときに打撃ピ
ストン2によって打撃される位置に配置されている。
【0010】シリンダ11およびフロントヘッド12内
にはこれら両部材11,12に跨るようにして筒状のロ
ーテンションチャック4が設けられ、このローテンショ
ンチャック4内にはシャンクロッド3の後端部および打
撃ピストン2の前端部が前後方向に摺動可能に嵌挿され
ている。ローテンションチャック4の外周には従動ギヤ
41が一体的に形成され、この従動ギヤ41には駆動ギ
ヤ51が噛み合わされ、この駆動ギヤ51はシャンクロ
ッド回転用油圧モータ(図示省略)の駆動軸5に固定さ
れている。また、ローテンションチャック4の内周面前
端部にはチャックジョー43が一体的に嵌め込まれ、こ
のチャックジョー43の内周にはスプライン溝42が複
数本形成されている。このチャックジョー43のスプラ
イン溝42にはシャンクロッド3の外周に複数本形成さ
れたスプライン歯31がスプライン結合され、これによ
り上記シャンクロッド回転用油圧モータの駆動トルクを
駆動軸5、駆動ギヤ51およびローテンションチャック
4を介してシャンクロッド3に伝達し、シャンクロッド
3を回転させることができるようになっている。さら
に、ローテンションチャック4の内周面の略中央部に
は、シャンクロッド3が後退したときにスプライン歯3
1の後端面に当接してシャンクロッド3の後退動作を阻
止するブッシング44が一体的に嵌め込まれている。
【0011】シリンダ11の内周面には、後端側から前
端側に向かって順に、第1油圧流入ポート13a、第1
油圧流出ポート14a、第1連通ポート15aおよび第
2油圧流入ポート16aが開口されている。第1および
第2油圧流入ポート13a,16aは、それぞれ第1お
よび第2油圧供給通路13,16を介して打撃用油圧ポ
ンプ17に接続されている。また、第1油圧流出ポート
14aは第1油圧排出通路14を介してタンク17aに
接続され、第1連通ポート15aはバルブ切換通路15
および第2連通ポート15bを介してシリンダ11の後
端部に配設された切換バルブ18に接続されている。さ
らに、上記第1油圧供給通路13は切換バルブ18を介
して第2油圧排出通路19に接続され、この第2油圧排
出通路19はタンク17aに接続されている。
【0012】打撃ピストン2の軸方向略中央部には周溝
21が形成され、この周溝21によりシリンダ11の内
周面と打撃ピストン2の外周面との間に前部作動室22
が形成されている。また、打撃ピストン2の後端部は上
記周溝21形成部の外径よりも小径に形成されていて、
これによりシリンダ11の内周面と打撃ピストン2の外
周面との間に後部作動室23が形成されている。このた
め、打撃ピストン2の後部作動室23側の受圧面積が前
部作動室22側の受圧面積よりも大きくなるようになさ
れている。
【0013】そして、上記打撃ピストン2が所定位置ま
で後退すると、バルブ切換通路15が第1油圧排出通路
14に連通され、これにより切換バルブ18が後退し
て、後部作動室23と第2油圧排出通路19との間が遮
断されるとともに、第1油圧供給通路13が後部作動室
23に対して開放され、打撃用油圧ポンプ17から圧油
が後部作動室23に流入して打撃ピストン4が前進する
ようになっている。一方、打撃ピストン2が所定位置ま
で前進すると、第2油圧供給通路16が前部作動室22
およびバルブ切換通路15と連通されるとともに、バル
ブ切換通路15と第1油圧排出通路14との間が遮断さ
れ、これにより切換バルブ18が前進して、後部作動室
23と第1油圧供給通路13との間が遮断されるととも
に、第2油圧排出通路19が後部作動室23に対して開
放され、後部作動室23の圧油が第2油圧排出通路19
を通ってタンク17aに排出されて打撃ピストン2が後
退するようになっている。このようにこの油圧打撃工具
は、前部作動室22および後部作動室23に対して圧油
を交互に給排し、つまり後部作動室23の内部油圧を変
動させて、前部作動室22の内部油圧による力に対し後
部作動室23の内部油圧による力を交互に大小させるこ
とにより、打撃ピストン2をシリンダ11内で進退させ
てシャンクロッド3を打撃するように構成されている。
【0014】さらに、この油圧打撃工具には、フロント
ヘッド12の前端側にリバースピストン6が進退可能に
設けられている。このリバースピストン6はシャンクロ
ッド3と同軸上で、かつシャンクロッド2のスプライン
歯31の前方に配置され、これにより打撃工具本体1を
シャンクロッド3に対して相対的に後退させたときにシ
ャンクロッド3のスプライン歯31の前端面がリバース
ピストン6に当接するようにされている。リバースピス
トン6の前側であって、リバースピストン6とフロント
ヘッド12との間にはリバース圧室71が形成され、こ
のリバース圧室71の内部油圧によってリバースピスト
ン6は常に後方に付勢されている。また、リバースピス
トン6の後方には、リバースピストン6が後方に移動し
たときに当接してリバースピストン6の後方への移動を
阻止するストッパ72が設けられている。
【0015】図3にも示すように、フロントヘッド12
のリバースピストン6との摺接面には、リバース圧導入
用ポート73aが開口されている。このリバース圧導入
用ポート73aは、圧油が給排されることによって内部
油圧が変動する後部作動室23にリバース圧導入用通路
73を介して連通されている。また、リバースピストン
6には、リバース圧室71との摺接面とリバース圧室7
1とにそれぞれ開口するリバース圧用開閉通路61が形
成されている。このリバース圧用開閉通路61のリバー
ス圧室71との摺接面側の開口部61aは、リバースピ
ストン6がストッパ72に当接されストッパ72によっ
て移動阻止された状態(図1および図3に示す状態)の
ときにリバース圧導入用ポート73aの後方に位置し、
リバースピストン6が上記移動阻止される位置よりも所
定ストローク前進したときにリバース圧導入用ポート7
3aと対面する位置に形成されている。また、リバース
ピストン6のリバース圧室71との摺接面には、微小断
面積の溝部62が形成されている。この溝部62は、上
記開口部61aから前方に延ばされ、リバースピストン
6がストッパ72で移動阻止された状態のときにリバー
ス圧導入用ポート73aの縁に掛かる位置まで形成され
ている。なお、リバース圧室71とリバース圧導入用ポ
ート73aとの間のリバースピストン6とリバース圧室
71との摺接部分にはシールを設けないようにして、リ
バース圧室71からリバース圧導入用ポート73aへ、
およびリバース圧導入用ポート73aからリバース圧室
71へ圧油が僅かに漏れるようにされている。
【0016】次に、この油圧打撃工具におけるシャンク
ロッド3の引き抜き時の動作を説明する。さく孔後(こ
の時は、図1に示す状態となっている。)、シャンクロ
ッド3をさく孔部から引き抜くために、打撃工具本体1
をさく孔部に対し後退させると、シャンクロッド3がさ
く孔部に引掛っているため、シャンクロッド3がさく孔
部に残され、打撃工具本体1のみが後退し、図5に示す
ように、シャンクロッド3のスプライン歯31の前端面
がリバースピストン6に当接して、打撃工具本体1を後
退させる力がリバースピストン6を介してシャンクロッ
ド3に掛るようになる。通常は、これによりシャンクロ
ッド3が打撃工具本体1と共に後退してシャンクロッド
3がさく孔部から引き抜かれるようになる。
【0017】一方、ジャミングが発生していると、打撃
工具本体1を後退させてもシャンクロッド3が後退しな
いために、打撃工具本体1のみが後退し続け、シャンク
ロッド3と共にリバースピストン6が打撃工具本体1に
対し相対的に前方に移動させられるようになる。この結
果、図6に示すように、リバース圧用開閉通路61のリ
バース圧室71との摺接面側の開口部61aがリバース
圧導入用ポート73aと対面してリバース圧用開閉通路
61とリバース圧導入用ポート73aとが連通し、後部
作動室23から圧力変動のある圧油がリバース圧導入用
通路73、リバース圧導入用ポート73aおよびリバー
ス圧用開閉通路61を通ってリバース圧室71に導入さ
れるようになる。これにより、リバースピストン6がリ
バース圧室71内に導入された圧油の圧力変動に伴って
前後に往復動して、シャンクロッド3に後退方向の衝撃
力が加えられ、このときのシャンクロッド3の挙動によ
り、ジャミングが解消されてシャンクロッド3が引き抜
けるようなる。
【0018】このようにこの油圧打撃工具は、シャンク
ロッド3を後退方向に叩くリバースピストン6を設け、
打撃工具本体1およびリバースピストン6に、リバース
ピストン6を作動させる圧油が供給されるリバース圧室
71と、このリバース圧室71に後部作動室23から圧
力変動のある圧油を導入するためのリバース圧導入用ポ
ート73aおよびリバース圧用開閉通路61とを形成す
ることにより、ジャミングが発生した場合にシャンクロ
ッド3の引き抜き動作に伴って後部作動室23から圧力
変動のある圧油がリバース圧室71に導入されるように
し、これによりリバースピストン6を前後に往復動させ
て、シャンクロッド3に後退方向の衝撃力を加え、ジャ
ミングを解消するようにしている。このため、アキュム
レータやアキュムレータ作動制御用油圧回路等を別途設
ける必要がなく、これにより全体の構造を簡素化し、か
つ全体を小型化することができる。しかも、ジャミング
が発生した場合に、シャンクロッド3の引き抜き動作に
伴い自動的にシャンクロッド3に後退方向の衝撃力が加
えられるようになるため、作業者がジャミング解消のた
めの操作を行う必要がなく、作業者の手間を省くことが
できる。
【0019】しかも、この実施例では、リバースピスト
ン6のリバース圧室71との摺接面に微小断面積の溝部
62を形成しているために、シャンクロッド3の引き抜
き時にシャンクロッド3がリバースピストン6に当接し
たときに、リバース圧室71内の圧油がリバース圧用開
閉通路61および上記溝部62を通ってリバース圧導入
用ポート73aに逃げるようになり、リバースピストン
6を前進させ易くなる。また、シャンクロッド3の引き
抜き時以外の時には、リバース圧導入用ポート73aか
ら上記溝部62およびリバース圧用開閉通路61を通っ
てリバース圧室71に圧油が僅かに導入されるようにな
り、リバースピストン6をストッパ72に当接させた状
態で確実に保持できるようになる。
【0020】なお、前記実施例では、後部作動室23か
らリバース圧室71に圧油を導入するようにしている
が、前部作動室22の内部油圧に圧力変動を与えるよう
にしたものにおいては、前部作動室22から圧油を導入
するようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】本考案の油圧打撃工具は、アキュムレー
タやアキュムレータ作動制御用油圧回路等を別途設ける
ことなく、ジャミングが発生した場合に、シャンクロッ
ドの引き抜き動作に伴い自動的にシャンクロッドに後退
方向の衝撃力が加えられ、ジャミングが解消されるよう
にしているため、構造の簡素化および小型化ができ、作
業者の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる油圧打撃工具の一実施例の前側
部分のシャンクロッド打撃時の状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】上記実施例の後側部分のシャンクロッド打撃時
の状態を示す縦断面図である。
【図3】上記実施例のリバース圧用開閉通路形成部分の
拡大断面図である。
【図4】図3のiv−iv線断面図である。
【図5】上記実施例の前側部分のシャンクロッド引き抜
き途中の状態を示す縦断面図である。
【図6】上記実施例の前側部分のジャミング発生時の状
態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 打撃工具本体 2 打撃ピストン 3 シャンクロッド 6 リバースピストン 11 シリンダ 22 前部作動室 23 後部作動室 61 リバース圧用開閉通路 61a リバース圧用開閉通路の打撃工具本体との摺接
面側の開口部 71 リバース圧室 72 ストッパ 73a リバース圧導入用ポート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に動かされる打撃工具本体と、
    この打撃工具本体のシリンダ内に進退可能に配置された
    打撃ピストンと、この打撃ピストンの前方に進退可能に
    配置され、打撃ピストンの前進動作により打撃されるシ
    ャンクロッドとを備え、前記シリンダと打撃ピストンと
    の間に形成された前部作動室および後部作動室の少なく
    とも一方の内部油圧を変動させることにより、前記打撃
    ピストンをシリンダ内で進退させて前記シャンクロッド
    を打撃するように構成した油圧打撃工具において、前記
    打撃工具本体の前端側に進退可能に配置され、打撃工具
    本体がシャンクロッドに対して相対的に後退したときに
    シャンクロッドが当接するリバースピストンと、前記打
    撃工具本体とリバースピストンとの間に形成され、内部
    油圧によってリバースピストンを後方に付勢するリバー
    ス圧室と、前記リバースピストンの後方に配設され、リ
    バースピストンの後方への移動を阻止するストッパと、
    前記打撃工具本体のリバースピストンとの摺接面に開口
    し、前記前部作動室および後部作動室のうちで、内部油
    圧が変動する作動室に連通されたリバース圧導入用ポー
    トと、前記リバースピストンに形成され、このリバース
    ピストンの前記リバース圧室との接触面と前記打撃工具
    本体との摺接面とにそれぞれ開口するリバース圧用開閉
    通路とを備え、このリバース圧用開閉通路の打撃工具本
    体との摺接面側の開口部は、前記リバースピストンが前
    記ストッパによって移動阻止された状態のときに前記リ
    バース圧導入用ポートの後方に位置し、前記リバースピ
    ストンが前記移動阻止される位置よりも所定ストローク
    前進したときに前記リバース圧導入用ポートと対面する
    位置に形成されていることを特徴とする油圧打撃工具。
JP874591U 1991-02-25 1991-02-25 油圧打撃工具 Expired - Lifetime JP2546499Y2 (ja)

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