JP2546410Y2 - バイアス磁界発生装置 - Google Patents

バイアス磁界発生装置

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JP2546410Y2
JP2546410Y2 JP1592991U JP1592991U JP2546410Y2 JP 2546410 Y2 JP2546410 Y2 JP 2546410Y2 JP 1592991 U JP1592991 U JP 1592991U JP 1592991 U JP1592991 U JP 1592991U JP 2546410 Y2 JP2546410 Y2 JP 2546410Y2
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寿一 林
克範 熊井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気記録媒体に磁界を
与えつつ光ビ−ムを照射して情報を記録する光磁気記録
装置に使用するバイアス磁界発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録装置に使用する磁気記録媒体
は、媒体面に磁性膜が蒸着等の方法で形成され、この磁
性膜は膜面に垂直な方向の磁気異方性を持ち媒体面は垂
直な方向で予め一方向に磁化されている。そして磁気記
録媒体に逆方向の磁界を印加しつつ光ビ−ムを照射する
と、磁化の方向が反転する。情報を記録するには、磁化
の向きを反転させて行う。また、最初の磁化方向を印加
しつつ光ビ−ムを照射すると、記録した情報を消去する
ことができる。記録した情報を再生するには、先ず磁気
記録媒体に光ビ−ムを照射する。磁気記録媒体からの反
射光はカ−効果を受け、光の偏光面が磁気記録媒体に入
射した時に対し回転する。そして回転角の回転方向を検
出することにより情報を再生するのである。
【0003】このように情報の記録、消去をするには磁
気記録媒体面に磁界を印加するためバイアス磁界発生装
置を使用する。バイアス磁界発生装置に関してはこれま
でに種々提案されており、例えば特開平2-50302 号公報
には、主磁極を磁気記録媒体の記録領域全域に対向する
ようにし、さらに主磁極をコイル巻装部と記録媒体対向
部とで構成し、コイル巻線の長さを短くすることにより
直流抵抗を小さくし、発熱と無駄な電流消費を抑えると
ともに磁界分布を一様にする内容が開示されている。ま
た特開平2-12677 号公報には、磁気バイアス手段がカ−
トリッジホルダ上に固定され、この磁気バイアス手段は
有底円筒状のヨ−ク内にコイルが巻回され、コイルが巻
回されているセンタ−ヨ−クの軸方向先端に磁気ディス
クの記録領域に対応する長さの先端ヨ−クが固着され、
小型でかつ薄型に構成されるようにした内容が開示され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のものはバイアス磁界発生装置を光磁気記録装置に
取りつける場合、カ−トリッジホルダの外カバ−に固定
したり、他の部材に固定することとなる。したがって、
バイアス磁界発生装置の外ヨ−クの厚みと外カバ−ある
いは他の部材の厚みが重なり、光磁気記録装置の薄型化
に不都合を生じさせてしまう。また、外ヨ−クを外カバ
−等に取りつけるための作業工程を要するとともに、異
なる部材を結合するため部品点数の減少を図れないとい
う不具合がある。
【0005】また、従来のバイアス磁界発生装置は、駆
動により発熱した場合の放熱が十分に行われないため、
光磁気記録装置内部の温度上昇を引き起こし情報の適正
な記録、再生の支障となる不具合があった。この不具合
を解決すべくセンタ−ヨ−クに巻装するコイルのタ−ン
数を増加して、発熱量の減少を図ったものがあるが、こ
のように構成するとバイアス磁界発生装置が大型化して
しまうという問題を生じさせてしまう。
【0006】本考案は上記不具合を解決すべく提案され
るもので、光磁気記録装置の小型化および簡素化を図
り、さらに内部温度の上昇を抑制できるバイアス磁界発
生装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために光磁気ディスクを収納したディスクカ−ト
リッジが装着されるカ−トリッジホルダと、光磁気ディ
スクとともにカ−トリッジホルダを少なくとも垂直方向
に移動させるロ−ディング装置とを設け、光磁気ディス
クに磁界を印加しつつ光ビ−ムを照射して情報の記録を
する光磁気記録装置に使用するバイアス磁界発生装置に
おいて、バイアス界磁ホルダを磁性材で形成し、バイア
ス界磁ホルダの一部を折曲して主磁極に対向するように
ヨ−クを形成し、該ヨ−ク近傍のバイアス界磁ホルダに
空気流出入用開口を形成したことを特徴とするバイアス
磁界発生装置としたものである。
【0008】
【作用】このようにバイアス界磁ホルダの一部を折曲し
てヨ−クを形成したので、バイアス界磁ホルダの厚みと
ヨ−クの厚みが重なることはなくなり、またバイアス界
磁ホルダに開口が形成されることになり十分な放熱がで
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の一実施例
を説明していく。図1は、本考案を用いたドライブ装置
の分解斜視図である。バイアス界磁ホルダ1の下面に
は、バイアス磁界発生装置2がX1方向端部寄り(光磁気
ディスクカ−トリッジ3挿入方向端部寄り)に設けら
れ、対応する上面個所のX1方向に対する両側に矩形状の
開口4が形成され、図示されていないが必要に応じてフ
ィルタが設けられている。また、バイアス界磁ホルダ1
のX方向に対する両側には、垂直に折り曲げた側壁が形
成され、この側壁の両端には内側に突出したガイドピン
5が片側に2本づつ付設されている。
【0010】バイアス界磁ホルダ1の下側にはカ−トリ
ッジホルダ6が配設されている。カ−トリッジホルダ6
の上面部には、光磁気ディスクカ−トリッジ3のシャッ
タ7を開閉するために、カ−トリッジホルダ6に形成さ
れたガイド溝8、9に沿って作動する係合ピン10、レバ
−11、ガイドピン12、捩じりコイルバネ13を有するシャ
ッタ開閉装置が設けられている。また、バイアス磁界発
生装置2に対応する個所には、この装置を受け入れるた
めの窓14が形成されている。また、カ−トリッジホルダ
6のX方向に対する両側には、垂直に折り曲げた側壁が
形成され、この側壁にはバイアス界磁ホルダ1のガイド
ピン5が係合するガイド溝15が片側に2個所づつ設けら
れ、さらに側壁中央には外側に突出したガイドピン16が
片側に1本づつ設けられている。
【0011】カ−トリッジホルダ6の下側には、仕切板
17が配設されている。仕切板17の上面にはドライブプレ
−ト18が載置され、仕切板17に設けてあるカ−トリッジ
ガイドピン19とプレ−トガイドピン20を介して、X方向
に移動できるようになっている。そして、ドライブプレ
−ト18が仕切板17に対して移動した後は、両者の間に設
けられているスプリング21により復帰できるようになっ
ている。また、スプリング21にはトリガ機構22が連結さ
れており、光磁気ディスクカ−トリッジ3の挿入前にお
いては、トリガ機構22の軸を介して回動自在に設けられ
ているトリガレバ−の係合レバ−が、ドライブプレ−ト
18に形成されている係合溝と係合することにより、光磁
気ディスクカ−トリッジ3の挿入方向に移動されたドラ
イブプレ−ト18が固定される。また、光磁気ディスクカ
−トリッジ3を挿入した後はトリガレバ−が回動し係合
レバ−が係合溝から外れドライブプレ−ト18の溝の端部
に係合し、光磁気ディスクカ−トリッジ3の排出方向に
移動されたドライブプレ−ト18が固定される。
【0012】また、仕切板17のほぼ中央で光磁気ディス
クカ−トリッジ3の挿入方向寄り位置には、後述する光
学ヘッドが移動してもそのカバ−が接触しないようにほ
ぼ長方形の孔23a 、そしてこれに連続しスピンドルモ−
タのタ−ンテ−ブルが接触しないようにほぼ円形の孔23
b が形成されている。また、仕切板17の下部にはロ−デ
ィング用モ−タ24、ウォ−ムギア25、カム26を有するロ
−ディング駆動装置が設けられている。
【0013】仕切板17の下側には、ドライブ機構部、光
学デッキ部が設けられている。光学デッキ部は、アルミ
ダイキャスト製のほぼ箱形状のベ−ス27に設けられ、こ
のベ−ス27には空気取り入れ用の開口28が形成され、こ
こにフィルタ29が取りつけられている。開口28の片側に
は前記ロ−ディング駆動装置が位置する他、書き込み検
出スイッチ30が設けられている。VCM(ボイスコイル
モ−タ)31は、内ヨ−ク、外ヨ−ク、マグネットを有
し、銅材のショ−トパイプが巻回されてコイル体を形成
し、磁気回路を形成している。そして、可動光学ヘッド
32を挟んで2つの磁気回路が対向して配設されており、
両磁気回路の間にガイドレ−ル33が平行に延設されてお
り、可動光学ヘッド32はこのガイドレ−ル33に沿ってX
方向に移動できるようになっている。
【0014】可動光学ヘッド32のX方向に対する両側に
はコイル体が接着剤により固定されており、その一部が
内ヨ−クと外ヨ−クとの間隙に接触しないように位置
し、このコイル体に電流を供給することにより推力が生
じ移動するのである。また、ベ−ス27の外側にはレ−ザ
ダイオ−ド、フォトディテクタ等を有する固定光学ヘッ
ド34が設けられている。そして、固定光学ヘッド34から
の光ビ−ムはベ−ス27に形成された開口35とこの開口35
のカバ−ガラスを通過し、可動光学ヘッド32内に設けら
れている反射プリズムにより反射され、アクチュエ−タ
によりフォ−カス方向、トラッキング方向に移動させら
れる対物レンズ36を通過し、光磁気ディスクに光スポッ
トとして収束され到達するようになっている。
【0015】図2はバイアス磁界発生装置2の縦断面図
であり、図3は図2におけるA矢視図である。バイアス
界磁ホルダ1は磁性材で形成されており、このバイアス
界磁ホルダ1に図1に示すようなX方向に対する両側に
一部を残した切り込みを形成し、下側に折り曲げこの折
り曲げ片の先端をさらに内側に折り曲げる。このように
して形成された折り曲げ片を外ヨ−ク37とするのであ
る。バイアス界磁ホルダ1の一部を折り曲げて外ヨ−ク
37を形成することにより、バイアス界磁ホルダ1には図
1に示すように矩形状の開口4が形成されることとな
る。この開口4をバイアス磁界発生装置2の発熱部の放
熱をする空気流出入用開口とするのである。
【0016】また、対向する開口4間のバイアス界磁ホ
ルダ1の下側に、3個のコイル巻装具39をX方向に離隔
して取りつける。このコイル巻装具39は先端部38が細径
に形成され胴部断面が円形状のほぼ円柱状に構成されて
おり、バイアス界磁ホルダ1に取りつけるにはバイアス
界磁ホルダ1に前記先端部38の径とほぼ同径の取りつけ
孔40を形成し、この孔40に先端部38を差し込みカシメに
よって行う。この取りつけ方法によると、バイアス界磁
ホルダ1に対するコイル巻装具39の位置決めが容易であ
るとともに、カシメによって安定した取りつけが可能と
なる。コイル巻装具39にはコイル41を巻装し、コイル巻
装具39の先端には該先端を連結するように主磁極42が固
定されている。そして主磁極42は、光磁気ディスクの記
録領域全域に対向するように形成されている。
【0017】このようにバイアス磁界発生装置2が構成
されているので、コイル41に記録信号に対応する高周波
電流を流すと、図2に示すように起磁力によって主磁極
42から外ヨ−ク37の先端に向かって磁界が生じ、これが
光磁気ディスクに印加される磁界となるのである。この
場合、外ヨ−ク37と主磁極とは対向しているので、効率
よい磁界の発生を実現できる。また、磁界発生時の発熱
は外ヨ−ク37近傍に形成されている大きな開口4から放
熱されていくようになっている。なお、本実施例ではコ
イル巻装具39を3個設けているが、これに限定されるも
のでないことはいうまでもなく、またコイル巻装具39の
断面形状は円形に限定されるものではなく、楕円形状と
することもよい。
【0018】
【考案の効果】以上のごとく本考案によれば、外ヨ−ク
をバイアス界磁ホルダの一部を折り曲げることによって
形成し、コイル巻装具をバイアス界磁ホルダに直接取り
つけるので、バイアス磁界発生装置を別部材に取りつけ
るということがなくなり、バイアス磁界発生装置の高さ
方向が偏平になり、小型化、簡素化、低コスト化を実現
できる。また、バイアス磁界発生装置の近傍に開口を形
成することによって、発熱部からの熱を効率よく放熱し
て光磁気記録装置内部の温度上昇を防止でき、情報の適
正な記録、再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を用いたドライブ装置の分解斜視図であ
る。
【図2】バイアス磁界発生装置の縦断面図である。
【図3】図2におけるA矢視図である。
【符号の説明】
1 バイアス界磁ホルダ 4 開口 37 外ヨ−ク 39 コイル巻装具 40 孔 41 コイル 42 主磁極

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクを収納したディスクカ−
    トリッジが装着されるカ−トリッジホルダと、光磁気デ
    ィスクとともにカ−トリッジホルダを少なくとも垂直方
    向に移動させるロ−ディング装置とを設け、光磁気ディ
    スクに磁界を印加しつつ光ビ−ムを照射して情報の記録
    をする光磁気記録装置に使用するバイアス磁界発生装置
    において、バイアス界磁ホルダを磁性材で形成し、バイ
    アス界磁ホルダの一部を折曲して主磁極に対向するよう
    にヨ−クを形成し、該ヨ−ク近傍のバイアス界磁ホルダ
    に空気流出入用開口を形成したことを特徴とするバイア
    ス磁界発生装置。
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Effective date: 19970408