JP2546383Y2 - 消火栓用補助工具 - Google Patents

消火栓用補助工具

Info

Publication number
JP2546383Y2
JP2546383Y2 JP1991050954U JP5095491U JP2546383Y2 JP 2546383 Y2 JP2546383 Y2 JP 2546383Y2 JP 1991050954 U JP1991050954 U JP 1991050954U JP 5095491 U JP5095491 U JP 5095491U JP 2546383 Y2 JP2546383 Y2 JP 2546383Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
socket
tool
nuts
fixing pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991050954U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH055361U (ja
Inventor
繁 坂田
俊裕 久保
豊 井須
敏朗 藤井
吉宏 高辻
昭紀 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Tokyo Metropolitan Government
Original Assignee
Kubota Corp
Tokyo Metropolitan Government
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp, Tokyo Metropolitan Government filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1991050954U priority Critical patent/JP2546383Y2/ja
Publication of JPH055361U publication Critical patent/JPH055361U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546383Y2 publication Critical patent/JP2546383Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、消火栓用補助工具に関
する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された水道管に取り付けられ
た消火栓は、この水道管に向けて地表から開削形成され
た消火栓室の内部に設置されることが多く、水道管から
の分岐管に副弁を介して接続されるのが一般的である。
この消火栓自体は、フランジ結合された構造体にて構成
されるのが通例で、その内部の点検や修理のためには、
そのフランジ部の分解、再組立のためにボルト・ナット
の締め付けや緩めの操作が必要となる。
【0003】これら消火栓や副弁は、消火栓室におい
て、地表からたとえば50センチメートルほど入り込んだ
場所に位置するため、前述のボルト・ナットの操作や、
副弁の開閉操作の際には、作業者が消火栓室の内部に入
らなければならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、消火栓室の内
部は狭く、しかも雨水などが溜まることが多いことか
ら、これらボルト・ナットの操作や副弁の開閉操作のた
めの作業性が悪く、またボルトやナットを消火栓室内に
落としてしまうおそれもあるという問題点がある。
【0005】そこで本考案はこのような問題点を解決
し、作業者が消火栓内に入ることなしに、地上から副弁
やボルト・ナットの操作を行えるようにすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、消火栓室に設置された消火栓のフランジのボ
ルト・ナットを締め付けたり緩めたりするための工具
が、フランジの一方の面側から他方の面側にわたって設
けられるC字形の本体部と、この本体部における前記フ
ランジの一方の面側に取り付けられて、このフランジの
一方の面におけるボルト・ナットにはまり合う第1のソ
ケットと、前記本体部におけるフランジの他方の面に対
応した部分を、このフランジの他方の面に向けて通過す
るように配置されることで、前記第1のソケットとの間
でフランジを挟み付け可能な工具固定用パイプと、前記
工具固定用パイプを前記本体部に固定させることで、こ
の工具固定用パイプを前記第1のソケットとによるフラ
ンジの挟み付け状態に保持させる押しねじと、前記工具
固定用パイプの内部を通ってフランジの他方の面におけ
るボルト・ナットに接近可能であるとともに、この工具
固定用パイプの外部において回転操作ハンドルを備えた
操作ロッドと、前記操作ロッドの先端に取り付けられて
前記フランジの他方の面におけるボルト・ナットにはま
り合う第2のソケットとを有するようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】このような構成において、たとえばボルト・ナ
ットを緩める場合には、まず第1のソケットをフランジ
の一方の面のボルト・ナットにはまり合わせた状態で、
本体部をフランジの一方の面側から他方の面側にわたっ
て配置する。そして、工具固定用パイプをフランジに接
近させて、この工具固定用パイプと第1のソケットとの
間でフランジを挟み付け、押しねじにより工具固定用パ
イプを本体部に固定させる。すると、この工具固定用パ
イプが第1のソケットとによるフランジの挟み付け状態
に保持されることになって、本工具がフランジに固定さ
れることになる。そこで、操作ロッドの先端をフランジ
の他方の面のボルト・ナットに近づけ、第2のソケット
をこの他方の面のボルト・ナットにはまり合わせる。こ
の状態でフランジの両面のボルト・ナットが第1および
第2のソケットにはまり合うことになるため、操作ロッ
ドの回転操作ハンドルを操作することで、ボルト・ナッ
トの緩め操作が行われる。このとき、操作ロッドや工具
固定用パイプの長さを適宜のものとすることで、回転操
作ハンドルが地上もしくはその近傍に導かれるため、消
化栓室に作業者が入ることなしに操作可能である。また
両面のボルト・ナットを第1および第2のソケットには
まり合わせるため、これらボルト・ナットの消火栓室内
への落下が防止される。
【0008】
【実施例】図1において、1は水道管であり、地中に埋
設されている。この水道管1の管路における消火栓の設
置場所には、地表から、ピット状の消火栓室2が設けら
れている。すなわち、この部分では、地中の基礎砂利部
3の上にコンクリート部4が設けられ、このコンクリー
ト部4のさらに上側に、消化栓室2を形成するためのコ
ンクリートブロック5が複数段に積み上げられている。
6は地表面における鉄蓋で、7はその据付部である。水
道管1は、コンクリート部4によって支持されている。
【0009】消火栓室2の内部において水道管1を構成
する管体8には分岐管9が形成され、この分岐管9に
は、副弁10を介して消火栓11が取り付けられている。副
弁10には、この副弁10を開閉させるための開閉レバー12
が設けられている。また消火栓11は一対のケーシング1
3、14を有し、これらケーシング13、14がフランジ15に
よりボルト・ナットで結合された構成となっている。図
1の実施例では、フランジ15は水平方向に配置されてい
る。
【0010】16は、フランジ15のボルト・ナットを締め
付けたり緩めたりするための補助工具であり、図2はこ
の補助工具16の詳細構造を示す。この図2において、17
はフレームであり、図3にも示すように、フランジ15の
下面側から上面側にわたるC字形の本体部28と、この本
体部28の一端側に取り付けられて、フランジ15の下面側
に存在するボルト頭部Aにはまり合い可能なソケット18
と、本体部28の他端側に取り付けられたガイドパイプ19
とを有している。ガイドパイプ19は、その軸心がソケッ
ト18に向かうように配置されている。ガイドパイプ19に
は、押しねじ20が設けられている。
【0011】図2に示すように、ガイドパイプ19には、
工具固定用パイプ21が軸心方向に移動自在に通されてい
る。この工具固定用パイプ21は、図4にも示すように、
ガイドパイプ19に通される小径パイプ22と、ガイドパイ
プ19よりもソケット18に近い位置に配置される大径パイ
プ23とが一体化された構成となっていてる。この工具固
定用パイプ21は、大径パイプ23をソケット18に接近させ
てこの大径パイプ23とソケット18とでフランジ15を挟み
付け、その状態で押しねじ20によってガイドパイプ19に
固定されることで、補助工具16をフランジ15に保持させ
ることが可能である。このとき、大径パイプ23は、図示
のようにフランジ15の上面側に存在するナットBに被さ
ることになる。
【0012】また図2に示すように、工具固定用パイプ
21の内部には、さらに操作ロッド24が、軸心方向および
周方向に移動自在に通されている。この操作ロッド24
は、図5にも示すように、工具固定用パイプ21に通され
る本体軸25と、同パイプ21の大径パイプ23に収容されか
つ本体軸25の一端側に取り付けられたソケット26と、同
パイプ21の小径パイプ22から突出した本体軸25の他端側
に取り付けられた回転操作ハンドル27とを有している。
ソケット26は、操作ロッド24を軸心方向に移動させてフ
ランジ15に接近させることで、大径パイプ23の内部でナ
ットBにはまり合い可能である。またソケット26には磁
石が取り付けられており、ナットBを吸着可能である。
【0013】このような構成において、消火栓11の点
検、修理などのためにフランジ15のボルト・ナットを緩
めるときには、鉄蓋6を取り外して補助工具16を消火栓
室2の内部に挿入し、そのフレーム17のソケット18を、
フランジ15の下面側のボルト頭部Aにはめ合わせる。次
にガイドパイプ19の内部において工具固定用パイプ21を
フランジ15に接近する方向へ移動させ、その大径パイプ
23とソケット18とでフランジ15を挟み付ける。この状態
で押しねじ20により工具固定用パイプ21を固定すれば、
補助工具16は、このフランジ15を挟み付けた状態でこの
フランジ15に保持される。
【0014】この補助工具16が保持された状態において
は、大径パイプ23がナットBに被さっているため、操作
ロッド24をフランジ15に接近させてソケット26をナット
Bにはめ合わせる。そして、回転操作ハンドル27を回せ
ば、ボルト・ナットを緩めることかでき、押しねじ20を
緩めて大径パイプ23をフランジ15から遠ざければ、この
ボルト・ナットをフランジ15から取り外すことができ
る。
【0015】このとき、補助工具16特に回転操作ハンド
ル27は、地上またはその近傍で操作できるため、消火栓
室2の中に作業者が入って操作する必要がなく、能率良
く作業できる。またフランジ15への補助工具16の保持を
工具固定用パイプ21によって行うとともに、ボルト・ナ
ットの緩め作業をこの工具固定用パイプ21とは別の部材
である操作ロッド24によって行うようにしたため、これ
ら補助工具16の保持作業とボルト・ナットの緩め作業と
をそれぞれ安定に行うことができ、特に回転操作ハンド
ル27の操作による力を伝達しやすくなる。しかもフラン
ジ15への補助工具16の保持に際しては、ソケット18をボ
ルト頭部Aにはめ合わせるとともに工具固定用パイプ21
をフランジ15に接近させて押しねじ20を操作するだけで
よいため、容易にしかも確実に作業を行うことができ
る。またボルトとナットはいずれもソケット18、26には
め合わされており、特にナットは磁石によってソケット
26に吸着されているため、これらボルトやナットが消化
栓室2内に落下することが防止される。
【0016】なお、ボルト・ナットでフランジ15を締め
付けるときには、上記と逆の操作を実行すればよい。図
6は、本考案にもとづく補助工具16の他の例を示す。こ
こではガイドパイプ19が省略され、フレーム17の本体部
28に対して工具固定用パイプ21を移動自在として、この
本体部28に押しねじ20が設けられている。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように本考案によると、工具
をフランジに保持させた状態で、地上からボルト・ナッ
トの締め付けや緩めを行うことができるため、消火栓室
に作業者が入ることなしに、能率良く作業することがで
きる。またフランジへの工具の保持は工具固定用パイプ
によって行うとともに、ボルト・ナットの締め付けや緩
めの作業をこの工具固定用パイプとは別の部材である操
作ロッドによって行うことができるため、これら工具を
保持するための作業とボルト・ナットを操作する作業と
をそれぞれ安定に行うことができ、特に回転操作ハンド
ルの操作による力を伝達しやすくすることができる。し
かも工具の保持に際しては、第1のソケットをボルト・
ナットにはめ合わせるとともに工具固定用パイプをフラ
ンジに接近させて押しねじを操作するだけでよいため、
容易にしかも確実に保持作業を行うことができる。また
ボルト・ナットをソケットにはまり合わせるものである
ため、これらが消火栓室内に落下してしまうことを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の補助工具の消火栓室内での
使用状態を示す図である。
【図2】図1の補助工具の詳細図である。
【図3】図2の補助工具におけるフレームの詳細図であ
る。
【図4】図2の補助工具における工具固定用パイプの詳
細図である。
【図5】図2の補助工具における操作ロッドの詳細図で
ある。
【図6】本考案の他の実施例の補助工具を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 水道管 2 消火栓室 10 副弁 11 消火栓 12 開閉レバー 16 補助工具 18 ソケット 24 操作ロッド 26 ソケット 27 回転操作ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井須 豊 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)考案者 藤井 敏朗 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)考案者 高辻 吉宏 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)考案者 野島 昭紀 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (56)参考文献 実開 昭58−121668(JP,U) 実公 昭36−31096(JP,Y1) 実公 昭59−34624(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火栓室に設置された消火栓のフランジ
    のボルト・ナットを締め付けたり緩めたりするための工
    具であって、 フランジの一方の面側から他方の面側にわたって設けら
    れるC字形の本体部と、 この本体部における前記フランジの一方の面側に取り付
    けられて、このフランジの一方の面におけるボルト・ナ
    ットにはまり合う第1のソケットと、 前記本体部におけるフランジの他方の面に対応した部分
    を、このフランジの他方の面に向けて通過するように配
    置されることで、前記第1のソケットとの間でフランジ
    を挟み付け可能な工具固定用パイプと、 前記工具固定用パイプを前記本体部に固定させること
    で、この工具固定用パイプを前記第1のソケットとによ
    るフランジの挟み付け状態に保持させる押しねじと、 前記工具固定用パイプの内部を通ってフランジの他方の
    面におけるボルト・ナットに接近可能であるとともに、
    この工具固定用パイプの外部において回転操作ハンドル
    を備えた操作ロッドと、 前記操作ロッドの先端に取り付けられて前記フランジの
    他方の面におけるボルト・ナットにはまり合う第2のソ
    ケットとを有することを特徴とする消火栓用補助工具。
JP1991050954U 1991-07-03 1991-07-03 消火栓用補助工具 Expired - Fee Related JP2546383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991050954U JP2546383Y2 (ja) 1991-07-03 1991-07-03 消火栓用補助工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991050954U JP2546383Y2 (ja) 1991-07-03 1991-07-03 消火栓用補助工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH055361U JPH055361U (ja) 1993-01-26
JP2546383Y2 true JP2546383Y2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=12873221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991050954U Expired - Fee Related JP2546383Y2 (ja) 1991-07-03 1991-07-03 消火栓用補助工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546383Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200480853Y1 (ko) * 2014-12-18 2016-07-14 주식회사 한국가스기술공사 회전체를 조립 및 분리하기 위한 회전체의 회전기구
JP7068020B2 (ja) * 2018-04-24 2022-05-16 コスモ工機株式会社 フランジ補強具の装着方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934624U (ja) * 1982-08-27 1984-03-03 恵木 博 折り畳式手本入れ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH055361U (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4473244A (en) Freeze resistant hose bib receptacle
US8984727B2 (en) Actuators, levers, collets, and collet removers
JP4993977B2 (ja) 管接続部材を分岐部から取り外すための弁装置及びその取外方法
EP0870968B1 (en) Connecting construction of a branch pipe and connecting method thereof
CN210860018U (zh) 核电厂阀门远传机构穿墙组件
JP2546383Y2 (ja) 消火栓用補助工具
US5287874A (en) Anti-use cap for exterior water faucet and method of using
JP5520788B2 (ja) 流体配管系の開閉弁撤去工法と流体配管用フランジ蓋及び流体配管系の開閉弁取付け構造
US5547164A (en) Motorized water hydrant with manual override
EP2562457B1 (en) System and process for intercepting and bypassing gases on risers
JP5325046B2 (ja) 管内清掃装置
JPH08121641A (ja) 地中埋設管遮断バルブ開閉装置
US6227234B1 (en) Tapping sleeve with a mechanical joint adaptor
JP2022103207A (ja) フランジ補強具の装着方法
JP5944705B2 (ja) 分岐開口連通方法
US4806170A (en) Method for providing access to underground valve stems and tool
JP2574311Y2 (ja) 消火栓用補助工具
CN111716069A (zh) 管道外对口器及其对口焊接方法
CN217683517U (zh) 一种用于检查井内阀门开闭的工具
JPH0253674B2 (ja)
JP2004232744A (ja)
KR200451386Y1 (ko) 급수밸브 후크너트 조임용 체결공구
JPH0429696A (ja) 都市ガス配管の活管分岐工法
JPS6242099A (ja) 特に放射能プラントの高温域で用いる遠隔制御・遠隔操作付属品
JPH0654977U (ja) 回旋式弁の回旋ソケット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees