JP2546256Y2 - 積層板型熱交換器 - Google Patents

積層板型熱交換器

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JP2546256Y2
JP2546256Y2 JP5120492U JP5120492U JP2546256Y2 JP 2546256 Y2 JP2546256 Y2 JP 2546256Y2 JP 5120492 U JP5120492 U JP 5120492U JP 5120492 U JP5120492 U JP 5120492U JP 2546256 Y2 JP2546256 Y2 JP 2546256Y2
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heat exchanger
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temperature
plate
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忍 松尾
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、He液化装置等に使用
される積層板型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の積層板型熱交換器の一例を
示す。1は多孔伝熱板(アルミニウム製など)と断熱板
(FRP製など)を交互に接着シートを介して接着した
積層体、2は積層体1に設けられた高温流体を通すため
の高温流路、3は同じく低温流体を通すための低温流
路、4は上記高温流路2、低温流路3に高温流体、低温
流体をそれぞれ分配するためのヘッダであり、図中の矢
印の様に低温流体、高温流体が流入、流出する。5は積
層体1及びヘッダ4を保持するためのステンレス製など
の外殻、6は積層体1を組み立てる際、伝熱板や断熱板
の位置合せを行うための心棒である。
【0003】図5に図4の積層体1の構造を示す。11
は高温流路2、低温流路3を穿設した断熱板であり、通
常断熱性の高いFRPなどが用いられる。12は微小な
孔を多数個穿設した伝熱板であり、伝熱性の良好なアル
ミニウムなどが用いられる。断熱板11と伝熱板12は
接着シート13を介して交互に接着される。
【0004】高温流体と低温流体はそれぞれ高温流路
2、低温流路3を通り、伝熱板12を介して熱交換す
る。また、伝熱板12と交互に積層された断熱板11の
働きにより積層方向の伝熱はしゃ断される。
【0005】図6に、図4に示す従来の積層板型熱交換
器を用いたHe液化/冷凍装置の一例を示す。本He液
化/冷凍装置はJ−T(ジュール−トムソン)サイクル
と蓄冷器式小型冷凍機から構成される。20,21,2
2はそれぞれJ−Tサイクルの第1熱交換器、第3熱交
換器、第5熱交換器であり、Heコンプレッサ29で圧
縮された高温、高圧のHeガスと低温、低圧の戻りガス
との間で熱交換を行う。これら第1熱交換器20、第3
熱交換器21、第5熱交換器22として従来型の積層板
型熱交換器が用いられる。23,24はそれぞれJ−T
サイクルの第2熱交換器、第4熱交換器であり、J−T
サイクル側の高温、高圧のヘリウムガスと蓄冷器式小型
冷凍機30の寒冷発生部32,33との間で熱交換を行
う。25はJ−T弁であり、この弁の入口に至るまでに
第1熱交換器20、第3熱交換器21、第5熱交換器2
2、第2熱交換器23、第4熱交換器24にて予冷され
た高圧のHeガスはこの弁に設けられた細孔を通って断
熱膨張を行うことで液化温度まで冷却され、その全部、
或いは一部が液化する。26は液化したHeを真空容器
34の外部へ導くための配管、27は被冷却体を冷却し
た後のHeガスを真空容器34の外部より内部のJ−T
サイクルへ導くための配管、28はトランスファチュー
ブであり、本He液化/冷凍装置と被冷却体との間で液
体Heと戻りのHeガスの移送を行う。29はJ−Tサ
イクル用Heコンプレッサである。Heガスに混入した
油分などを分離する不純物分離器もここに含まれている
(図示せず)。30は蓄冷器式小型冷凍機であり、例え
ばG−M(ギフォード−マクマホン)サイクルや逆スタ
ーリングサイクルなどが用いられる。本蓄冷器式小型冷
凍機30の寒冷発生部32、33にてJ−Tサイクル側
の高圧ヘリウムガスを冷却する。31は蓄冷器式小型冷
凍機30用のHeコンプレッサである。J−Tサイクル
用Heコンプレッサ29と同様に本Heコンプレッサ3
1にも不純物分離器が含まれている(図示せず)。34
は真空断熱容器であり、内部を真空に保つことにより外
部からの侵入熱を断熱する。35は輻射熱シールド板
(銅製など)であり、寒冷発生部32に熱的に良好に接
触され、例えば温度70K程度に冷却されている。本輻
射熱シールド35により真空断熱容器34等から第3熱
交換器21、第5熱交換器22、第4熱交換器24及び
J−T弁25などの相対的に低温となる機器への輻射熱
を低減する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の積層板型熱
交換器を用いたHe液化/冷凍装置には解決すべき次の
課題があった。
【0007】即ち、従来の積層板型熱交換器を用いたH
e液化/冷凍装置では、常温部から低温部への輻射侵入
熱を低減するために銅製などの輻射熱シールド板35を
設置する必要があり、コスト及び重量が増加するという
問題があった。
【0008】本考案は上記課題解決のため、内部積層方
向に空洞を設け、同空洞内に相対的に低温となる他の熱
交換器やJ−T弁等を設置可能にした、冷凍装置に輻射
熱シールド板を必要としない積層板型熱交換器を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題の解決
手段として、複数枚の多孔伝熱板と断熱板を交互に積層
した積層体に積層方向に2系統の流体通路を形成した積
層板型熱交換器において、積層方向に連通して設けられ
た空洞と、この空洞中に設けられた上記積層板型熱交換
器に対して相対的に低温となる機器とを具備してなるこ
とを特徴とする積層板型熱交換器を提供しようとするも
のである。
【0010】
【作用】本考案は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0011】即ち、本考案による積層板型熱交換器を用
いたHe液化/冷凍機では積層方向に連通した、内部空
間に相対的に低温となる他の機器、たとえば熱交換器や
J−T弁等を設置するため、積層板型熱交換器自体が輻
射熱シールドとしての機能も合わせ持ち、内部空間に設
置した機器への輻射熱を低減することができる。従っ
て、銅製等の輻射熱シールド板を別途設ける必要がなく
なる。
【0012】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図3により説明す
る。なお、従来例と同様の構成部材または同機能の構成
部材には同符号を付し、必要ある場合以外は説明を省略
する。
【0013】図1は本実施例の積層板型熱交換器を一部
破断して示した斜視図(但し、内部の機器は省略して示
す)、図2は図1の積層体1を構成する断熱板11及び
多孔伝熱板12の平面図で、(a)は断熱板11、
(b)は多孔伝熱板12の各図、図3は図1の積層板型
熱交換器を用いたHe液化/冷凍装置の縦断面図であ
る。
【0014】図1において、積層体1、高温流体通路
2、低温流体通路3、ヘッダ4、外殻5は図4に示す従
来例と同様であり、説明は省略する。7は積層体1及び
ヘッダ4の中央部に積層方向に連通させた比較的大径の
空間であり、本空間7に他の熱交換器やJ−T弁等を設
置する。
【0015】図2において、11は積層体1を構成する
断熱板で従来同様FRPよりなり、12は多孔伝熱板で
従来同様アルミニウムよりなっている。積層体1は断熱
板11と多孔伝熱板12を、図示を省略した接着剤で接
合し、構成されている。断熱板11と多孔伝熱板12に
は、図1の空間7を形成するため、中央付近に円形の刳
貫き36を設けてある。
【0016】図3は上述の通り、図1に示す積層板型熱
交換器を使用したHe液化/冷凍装置の図であるが、積
層板型熱交換器は用途に応じて縦横比を変え、第1熱交
換器20等として示されている。なお、図3の各機器の
機能は従来例の図6と全く同様であり、説明は省略す
る。即ち、本実施例では、本He液化/冷凍機の構成機
器の内、最も低温となるJ−T弁25及び第5熱交換器
22が装置の中心付近に設置され、これを取り囲むよう
に第3熱交換器21が設置され、さらに最も温度が高く
なる第1熱交換器20が最外部に、上記の第3熱交換器
21を取り囲むように設置される。また図の第1熱交換
器20、第3熱交換器21の上面及び下面には空洞を塞
ぐ様に図示を省略した銅製等の蓋板を設置する。
【0017】本He液化/冷凍装置では、第1熱交換器
20が常温から温度70K程度に冷却され、この内部に
設置された第3熱交換器21、第2熱交換器23への輻
射熱をシールドする。また、第3熱交換器21は温度6
0Kから20K程度に冷却され、この内部に設置された
第5熱交換器22、第4熱交換器24及びJ−T弁25
への輻射熱をシールドする。
【0018】従って従来例の図6に示したような輻射熱
シールド板35を必要とせず、重量が軽減し、かつ、コ
ストが低減するという利点がある。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0020】即ち、本考案による積層板型熱交換器を用
いたHe液化/冷凍機では銅製等の輻射熱シールド板を
別途設けることなく、輻射熱を低減することができるた
め、コスト及び重量を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る積層板型熱交換器の斜
視図、
【図2】図1に示す積層体の構成材の平面図で(a)は
断熱板、(b)は多孔伝熱板の図、
【図3】上記実施例の積層板型熱交換器を使用したHe
液化/冷凍機の縦断面図、
【図4】従来の積層板型熱交換器の斜視図、
【図5】従来例の積層体の構造を示す分解斜視図、
【図6】従来の積層板型熱交換器を使用したHe液化/
冷凍機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 積層体 2 高温流体通路 3 低温流体通路 4 ヘッダ 5 外殻 7 空間 11 断熱板 12 多孔伝熱板 20 第1熱交換器 21 第3熱交換器 22 第5熱交換器 23 第2熱交換器 24 第4熱交換器 25 J−T弁 26,27 配管 28 トランスファチューブ 29 Heコンプレッサ 30 蓄冷器式小型冷凍機 31 Heコンプレッサ 32,33 寒冷発生部 34 真空断熱容器 36 刳り貫き

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の多孔伝熱板と断熱板を交互に積
    層した積層体に積層方向に2系統の流体通路を形成した
    積層板型熱交換器において、積層方向に連通して設けら
    れた空洞と、この空洞中に設けられた上記積層板型熱交
    換器に対して相対的に低温となる機器とを具備してなる
    ことを特徴とする積層板型熱交換器。
JP5120492U 1992-07-21 1992-07-21 積層板型熱交換器 Expired - Lifetime JP2546256Y2 (ja)

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JPH0614773U JPH0614773U (ja) 1994-02-25
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